JP2000282646A - 太陽電池モジュール - Google Patents

太陽電池モジュール

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JP2000282646A
JP2000282646A JP11089111A JP8911199A JP2000282646A JP 2000282646 A JP2000282646 A JP 2000282646A JP 11089111 A JP11089111 A JP 11089111A JP 8911199 A JP8911199 A JP 8911199A JP 2000282646 A JP2000282646 A JP 2000282646A
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solar cell
base
roofing material
eaves
ridge
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JP11089111A
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Masahiko Inuyama
昌彦 犬山
Kensuke Ishida
謙介 石田
Hiroshi Yamakawa
山川  洋
Seiji Omoto
誠司 大本
Takashi Fujiwara
隆 藤原
Koji Ito
孝司 伊藤
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Kubota Corp
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Kubota Corp
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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    • Y02B10/10Photovoltaic [PV]
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy

Abstract

(57)【要約】 【課題】 屋根の表面に葺かれる屋根葺き材としての太
陽電池モジュールに備えられた太陽電池の交換等を容易
に行えるよう考慮する。 【解決手段】 太陽電池モジュール1を、屋根の下地材
9に固定されるベース3に、太陽電池4を着脱自在に取
り付けることで構成する。具体的には、ベース3の棟側
に備えた差込部14に、太陽電池4の棟側に設けた被差
込部18が軒側から差し込まれると共に、太陽電池4の
軒側をベース3に止めネジ54によって着脱自在に固定
することで、太陽電池4がベース3に対して着脱自在に
取り付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、屋根の表面に葺か
れる屋根葺き材であって、太陽電池を備えた太陽電池モ
ジュールに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、屋根に太陽電池を設置する場合、
太陽電池を備えた屋根葺き材を製造し、この太陽電池付
き屋根葺き材を屋根の表面に葺くことで、屋根に太陽電
池を設置するようにしたものが考えられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来のものにあっ
ては、太陽電池が屋根葺き材に一体として備えられてい
ることから、太陽電池が破損したり、太陽電池の導電線
が断線したりした場合、太陽電池を正常なものと取り替
えるのに、屋根葺き材全部を取り替えなければならず、
また、屋根葺き材は屋根の下地材に取付固定されるので
屋根葺き材の取り替えに非常に手間がかかり、したがっ
て、太陽電池の取り替えに非常に手間がかかるという問
題があった。
【0004】そこで、本発明は、屋根の下地材に取り付
けられるベースに太陽電池を着脱自在に取り付けること
により、太陽電池の交換の容易な太陽電池モジュールを
提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明が前記目的を達成
するために講じた技術的手段は、屋根の表面に葺かれる
屋根葺き材であって、太陽電池を備えた太陽電池モジュ
ールにおいて、屋根の下地材に固定されるベースに、太
陽電池を着脱自在に取り付けることで太陽電池モジュー
ルが構成されていることを特徴とする。これによって、
太陽電池が破損等した場合に、太陽電池モジュール全体
を、屋根の下地材から取り外さなくてもよく、太陽電池
のみをベースから取り外せばよく、太陽電池の交換を容
易に行える。
【0006】また、本発明は、ベースの棟側に、太陽電
池の棟側に設けた被差込部が軒側から差し込まれる差込
部を備え、太陽電池の軒側をベースに固定具によって着
脱自在に固定するように構成することができる。これに
より、固定具による固定を解除すると共に、太陽電池を
軒側に移動させて、太陽電池の棟側に設けた被差込部を
差込部から離脱させることで、太陽電池がベースから容
易に取り外せ、また、太陽電池の取り付けも容易に行え
る。また、本発明は、水流れ方向に配置される縦樋をベ
ース側に固定するようにしてもよい。
【0007】これにより、縦樋はベースに載置して固定
するだけでよく、縦樋を太陽電池側に設けるものに比
べ、構造が簡素化される。また、本発明では、縦樋がベ
ースの桁方向端部に配置され、且つ該縦樋がベースから
桁方向外方に突出しないように配置されているのがよ
い。縦樋がベースから桁方向外方に突出していると、長
期使用によって、ベースの縦樋配置部分の、桁方向端部
側が縦樋の重みで、へたり、縦樋が傾くが、縦樋をベー
スから桁方向外方に突出しないように配置することで、
長期使用によって、縦樋が傾くようなことがない。
【0008】また、本発明では、ベースに取付ステーを
設け、この取付ステーに、ベースを屋根の下地材に取付
固定するための固定部と、太陽電池の棟側に設けた被差
込部が軒ら差し込まれる差込部と、太陽電池の軒側が固
定される固定部とを設けるのがよい。ベースに取り付け
られる取付ステーに、ベースを下地材に固定するための
部分や、太陽電池をベースに取り付けるための部分を、
まとめて設けることにより、これらを分散して設けるの
に比べ、構造が簡素化され、製造が容易となり、太陽電
池モジュールを安価に提供できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1〜図5において、1は太陽電
池モジュールで、金属屋根材2とベース3と太陽電池4
と左右一対の取付ステー10と縦樋7と左右一対のスト
ッパー8等とを備えてなる。また、取付ステー10は吊
り子5と支持板6とから構成されている。この太陽電池
モジュール1は、図6に示すように野地板9上に多数配
置されて、該野地板9上(屋根表面)に葺かれる。ま
た、この太陽電池モジュール1は、例えば上段(棟側)
の太陽電池モジュール1と下段(軒側)の太陽電池モジ
ュール1とは左右方向に1/2モジュールずらされ、多
数の太陽電池モジュール1は千鳥状に配置されている。
【0010】図9〜図12に示すように、各金属屋根材
2は平坦状の屋根材本体11を備え、屋根材本体11の
中央部に端子ボックス挿入窓12が設けられている。各
金属屋根材2の左右方向(桁方向)両端に、屋根材本体
11から下方に折曲した折曲縁部13が設けられてい
る。各金属屋根材2の棟側(水流れ方向上方側)端部
に、屋根材本体11から上側にコの字状又はU字状に折
り返された水返し16が設けられ、水返し16の上側平
坦部が棟側重合片17とされている。また、各金属屋根
材2の棟側端部に、水返し16から棟側に断面U字状に
延長した横樋18が設けられている。
【0011】金属屋根材2の軒側(水流れ方向下方側)
端部に、係止片21と折り返し片22と軒側重合片23
とが設けられている。係止片21は屋根材本体11の軒
側端部から下方に折曲され、折り返し片22は係止片2
1の下端から棟側に折り返され、軒側重合片23は、折
り返し片22の先端側から下側に折り返して形成されて
いる。従って、折り返し片22は、下側に折り返して棟
側に突出するように設けられ、軒側重合片23は軒側に
突出しかつ軒側重合片23の上方が折り返し片22で覆
われている。前記係止片21及び折り返し片22の左右
方向両端部に、図7、図10に示すように排水孔24が
設けられている。
【0012】なお、左右に隣合う金属屋根材2の折曲縁
部13同士は適当な接続手段等によって互いに密着して
接続される。前記ベース3は金属屋根材2の踏み強度や
断熱性を保つためのもので、発泡樹脂等で構成され、各
金属屋根材2の下方に配置されている。ベース3は、図
1、図4、図7、図13に示すように、軒側端部から棟
側端部に向けて序々に肉厚が薄くなる楔形に形成されて
いる。ベース3の左右方向中央部の軒側に、金属屋根材
2の端子ボックス挿入窓12に対応して収納凹部27が
設けられている。
【0013】ベース3の上面には左右一対の係止溝28
がベースの左右両側に夫々形成されている。ベース3上
面の左右方向の一端部に樋収納凹部30が水流れ方向に
形成されている。ベース3の棟側には左右方向に間隔を
おいて4個の切り欠き凹部31が設けられ、ベース3の
下面には水流れ方向の配線溝32が切り欠き凹部31に
対応して4条設けられている。この配線溝32は、後述
する太陽電池4のリード線71,72や接続線73(太
陽電池4の電線)を配線するためのもので、ベース3の
下面に水流れ方向に貫通するように形成され、各配線溝
32は、金属屋根材2の下方に位置して、左右方向に互
いに間隔をおいて平行に配置されている。
【0014】吊り子5は、各ベース3の軒側端部に左右
一対設けられている。各吊り子5は、野地板9に固定す
るための固定部35と、ベース3の下面に配置される固
着部36と、固着部36から立ち上がった立ち上がり部
38と、立ち上がり部38から軒側に突出した受け部3
9と、受け部39から折曲部37を介して軒側に突出し
た係合部41と、係合部41から上方に突出した取付部
42とを有し、受け部39にネジ孔40が左右一対設け
られ、取付部42にねじ孔46が形成されている。
【0015】支持板6は、各ベース3の上面に左右一対
設けられている。各支持板6は、図14〜図16に示す
ように、支持板6の棟側端部に、下側にLの字状に折れ
曲がった係合片43と、上側にL字状に切り起こし形成
した係止片44とが設けられ、支持板6の軒側中途部に
取付孔47が前記ネジ孔40に対応して左右一対設けら
れている。支持板6の左右両端に、下方に折曲した折曲
縁部48が設けられている。左右一対の支持板6の折曲
縁部48がベース3の係止溝28に挿入係合されて、各
支持板6は、ベース3の上面に添うように配置されると
共に、各支持板6の軒側中途部が吊り子5の受け部39
上に配置され、ネジ孔40に螺合する止めネジ50によ
り左右一対の支持板6の軒側中途部が左右一対の吊り子
5に対して夫々締め付け固定され、これにより左右一対
の支持板6と左右一対の吊り子5との間でベース3を挟
持し、ベース3と、左右一対の支持板6及び左右一対の
吊り子5(すなわち左右の取付ステー10)とが一体と
なるように組み立てられている。
【0016】太陽電池4は、ガラスに太陽電池セルを取
り付けて平板状に形成されてなり、下面の中央部に端子
ボックス53が下方突出されている。なお、この太陽電
池4は、野地板9上に葺かれる多数の屋根葺き材のうち
の一部の複数の屋根葺き材に設けられている。太陽電池
4を設けない屋根葺き材の場合は、端子ボックス挿入窓
12は不要となり、金属屋根材2の端子ボックス挿入窓
12は省略される。また、ベース3の収納凹部27も省
略してもよい。太陽電池4の端子ボックス53は端子ボ
ックス挿入窓12に挿入されて、ベース23の収納凹部
27に収納され、この状態で太陽電池4は金属屋根材2
の屋根材本体11の上面に載置されて、屋根材本体11
の上面に接着等により固定されている。
【0017】金属屋根材2の軒側端部には、金属屋根材
2に対して太陽電池4の軒側への移動を規制するストッ
パ−8が左右一対設けられている。前記太陽電池4の棟
側端部は金属屋根材2の屋根材本体11と前記棟側重合
片17との間で嵌合保持され、太陽電池4の軒側端部
は、前記ストッパー8と屋根材本体11との間で嵌合保
持されている。上記の如く太陽電池4を金属屋根材2の
屋根材本体11の上面に接着した理由は、取り付け強度
の向上、振動防止、金属屋根材2に設けた端子ボックス
挿入窓12等への浸水防止のためである。また、ストッ
パー8を設けたのは、太陽電池4を接着するための接着
剤の経年劣化や、防火性試験の際の太陽電池4の脱落防
止を図るためである。
【0018】前記ストッパー8は、図1〜図3に示すよ
うに、取付孔を有する取付部59と押さえ部60と取付
部59の下端から棟側に向けて斜め下方に突出した係止
部81とを有している。ストッパー8は、吊り子5の取
付部42のネジ孔46に螺合する止めネジ54(固定
具)によって金属屋根材2の係止片21と共に吊り子5
の取付部42に締め付け固定され、これにより金属屋根
材2の軒側端部が(太陽電池4の軒側端部が金属屋根材
2を介して)吊り子5に固定されている。また、吊り子
5の受け部39上に支持板6を介して金属屋根材2の軒
側端部が載せられ、これにより吊り子5で金属屋根材2
の軒側端部を野地板9から浮かせて、金属屋根材2を野
地板9上に配置する際に、上段の金属屋根材2の軒側端
部を持ち上げることなく、該上段の金属屋根材2の軒側
端部の下に、下段側の金属屋根材2及び太陽電池4の棟
側端部が挿入できるようになっている。
【0019】金属屋根材2の棟側端部は、横樋18が係
止片44に係合されて、係止片44により金属屋根材2
及び太陽電池4の棟側端部が支持板6乃至ベース3から
上方に浮かないように規制されている。換言すれば、前
記係止片44等によって、軒側に向けて開放状のコ字形
に形成された差込部14が構成されており、この差込部
14に、太陽電池4の棟側端部(水流れ方向上端側)に
設けられた被差込部(本実施の形態では、横樋18が被
差込部とされている)が軒側(水流れ方向下方側)から
ベース3の上面に沿って差し込まれて、太陽電池4の棟
側の上方移動が規制されるようになっている。
【0020】また、前記構成のものにあっては、吊り子
5と支持板6とから取付ステー10が構成され、この取
付ステー10に、ベース3を屋根の下地材(野地板9)
に固定する固定部35と、太陽電池4の棟側端部に設け
られた被差込部18が軒側から差し込まれる差込部14
と、太陽電池4の軒側が固定される取付部42とがまと
めて設けられている。縦樋7は、図17〜図20に示す
ように、左右両端に上方に折曲された一対の立ち上がり
壁56が設けられ、縦樋7の棟側端部に上方にL字状に
折曲された水返し57が設けられ、縦樋7の下面には剥
離紙付の両面接着テープ58が添着されている。この縦
樋7は各太陽電池モジュール1のベース3の樋収納凹部
30に嵌合保持され、両面接着テープ58により樋収納
凹部30の底面に接着固定されている。
【0021】また、縦樋7は樋収納凹部30内に略完全
に収まっており、縦樋7はベース3から桁方向外方に突
出しないようになっている。ベース3の樋収納凹部30
は金属屋根材2の左右方向外端よりも左右方向外方に突
出され、図12に鎖線で示すように、縦樋7の左右方向
の外端部は金属屋根材2の左右方向外端よりも左右方向
外方に突出されて、左右に隣合う太陽電池モジュール1
の金属屋根材2及び太陽電池4の対向端部の下方に位置
し、縦樋7が左右に隣合う金属屋根材2及び太陽電池4
の対向端部間に股がるようになっている。また、左右に
隣合う金属屋根材2の折曲縁部13が上側から縦樋7内
に挿入されている。
【0022】そして、縦樋7の軒側端部は排水孔24に
臨まされており、縦樋7に入った雨水は縦樋7から排水
孔24を通って下段の太陽電池4又は金属屋根材2上に
排出されるようになっている。図1に示すように上段の
太陽電池モジュール1の軒側端部の下方に、下段の太陽
電池モジュール1の棟側端部が挿入され、これにより上
段の金属屋根材2の軒側重合片23と下段の金属屋根材
2の棟側重合片17とが、軒側重合片23を上にし棟側
重合片17を下にして上下に重合されている。
【0023】重合された上段の金属屋根材2の軒側重合
片23と下段の金属屋根材2の棟側重合片17とは結合
部材61によって上下に挟持されている。この結合部材
61は、図1〜図3に示すように、上挟持片62と下挟
持片63とこれら挟持片62,63を連結する連結部6
4とをコの字状又はU字状に有し、これにより結合部材
61が、重合された軒側重合片23と棟側重合片17と
を上下に挟持するように軒側重合片23及び棟側重合片
17に対して嵌合可能に構成されている。また、結合部
材61は、上挟持片62の棟側端部から上側に折り返し
た係合片83を有し、係合片83の端部に、上挟持片6
2から上側に徐々に大きく離間するように傾斜した係合
部84が形成されている。
【0024】従って、図3に示す如く結合部材61を矢
印方向に移動して、重合された軒側重合片23と棟側重
合片17とを上下に挟持するように軒側重合片23及び
棟側重合片17に対して結合部材61を嵌合してゆく
と、係合部84が下側に弾性変形して係止部81を乗り
越え、係止部81を乗り越えた後に図2に示すように係
合部84が係止部81に棟側から係合し、これにより軒
側重合片23及び棟側重合片17からの結合部材61の
抜脱を阻止するようになっている。従って、軒側重合片
23及び棟側重合片17に対して結合部材61を嵌合す
ることによって、結合部材61で重合された軒側重合片
23と棟側重合片17とを上下に簡単に挟持することが
でき、しかも軒側重合片23及び棟側重合片17に対し
て結合部材61を嵌合すると、軒側重合片23及び棟側
重合片17から結合部材61が不測に抜脱しないように
係止することができるため、特別に結合部材61が軒側
重合片23及び棟側重合片17から抜脱しないように抜
け止め操作等をする必要もなくなり、非常に便利であ
る。
【0025】結合部材61を軒側重合片23及び棟側重
合片17に対して嵌合することによって、結合部材61
の上挟持片62が上段側の金属屋根材2の軒側重合片2
3の上面に配置され、結合部材61の下挟持片63が下
段側の金属屋根材2の棟側重合片17の下面に配置さ
れ、結合部材61の連結部64が重合された軒側重合片
23と棟側重合片17との先端間を軒側から塞ぐように
なっている。そして、上段の金属屋根材2の折り返し片
22が、上段の金属屋根材2の軒側重合片23と下段の
金属屋根材2の棟側重合片17との重合部分を結合部材
61を含めて、上方から覆っている。
【0026】なお、左右に隣合う結合部材61の対向端
部同士は適当な接続手段によって互いに密着して接続さ
れる。この場合、左右に隣合う金属屋根材2同士の接続
部と左右に隣合う結合部材61同士の接続部との位置を
互いにずらすようにすれば、防水性はさらによくなり、
また上下左右の金属屋根材2の締結も更に強固なものに
なし得る。図1〜図4、図8に示すように、金属屋根材
2の下方に、後述する太陽電池4のリード線71,72
及び接続線73(太陽電池4の電線)を配線する左右方
向の配線スペース69が、左右方向に貫通するように設
けられている。即ち、前記太陽電池モジュール1の各金
属屋根材2の軒側端部は、ベース3よりも軒側に突出さ
れて、野地板上に配置される上段のベース3の軒側端部
と下段のベース3の棟側端部とが、水流れ方向に互いに
離間するように構成されており、上段のベース3と下段
のベース3との間に、各太陽電池モジュール1のベース
3の軒側前方であって金属屋根材2の軒側端部の下方
に、前記配線スペース69が設けられている。そして、
前記ベース3に設けた4個の配線溝32と配線スペース
69とは、太陽電池モジュール1の軒側端部において互
いに連通され、また、前記収納凹部27は、ベース3の
軒側に開放状に形成されており、金属屋根材2の下方で
収納凹部27が配線スペース69に連通されている。
【0027】図8に示すように、各太陽電池モジュール
1の太陽電池4の端子ボックス53に、プラス側のリー
ド線(太陽電池4の電線)71とマイナス側のリード線
(太陽電池4の電線)72とが突設されている。この各
プラス側のリード線71とマイナス側のリード線72
は、例えば端子ボックス53の軒側端面から突出され、
各リード線71,72の先端に防水コネクタ71a,7
2aがそれぞれ設けられている。各プラス側のリード線
71及びマイナス側のリード線72は、ベース3の収納
凹部27から配線スペース69側に引き出されている。
【0028】そして、各太陽電池4のリード線71、7
2は、左右又は水流れ方向に隣り合う太陽電池4のリー
ド線72,71に対して、直接に又は防水コネクタを有
する別途の接続線を介して、防水コネクタ71a,72
aにより順次直列に接続され、これにより左右又は水流
れ方向に隣り合う複数個(例えば6個)の太陽電池4が
直列に接続される。このように接続してなる6個の太陽
電池4の直列回路が複数組形成され、この複数組の太陽
電池4の直列回路が、コネクタを有する接続線によって
順次並列に接続されて、例えば棟側から建物の内部等に
配線される。
【0029】太陽電池4のリード線71,72は、各太
陽電池モジュール1の配線スペース69内に配線にさ
れ、接続線73は、複数の太陽電池モジュール1の配線
スペース69及び配線溝32に亘って配線されている。
上記実施の形態によれば、太陽電池モジュール1を設置
する場合、左右一対の支持板6の折曲縁部48をベース
3の係止溝28に挿入係合して、各支持板6をベース3
の上面に添って配置すると共に、支持板6の係合片43
をベース3の棟側下面に係合して、ベース3の棟側でベ
ース3と支持板6とを一体化する。
【0030】また、止めネジ50により左右一対の支持
板6を左右一対の吊り子5に対して夫々締め付け固定
し、これにより左右一対の支持板6と左右一対の吊り子
5との間でベース3を挟持し、これらを一体のものに組
み立てておく。また、縦樋7をベース23の樋収納凹部
30に嵌合して、両面接着テープ58により縦樋7を樋
収納凹部30の底面に接着固定しておく。また、予め太
陽電池4を屋根材本体11の上面に接着しておき、横樋
18を係止片44に係合した(被差込部を差込部14に
差し込んだ)後、ストッパー8を、止めネジ54によっ
て金属屋根材2の係止片21と共に吊り子5の取付部4
2に締め付け固定し、これによりストッパ−8で太陽電
池4の軒側への移動を規制し、金属屋根材2及び太陽電
池4の軒側端部を吊り子5に固定し、金属屋根材2及び
太陽電池4の棟側端部を支持板6乃至ベース3から上方
に浮かないように規制しておく。
【0031】以上のようにして、金属屋根材2、ベース
3、太陽電池4、縦樋7等を備える太陽電池モジュール
1を予め組み立てておく。そして、多数の太陽電池モジ
ュール1を葺く場合、作業者は棟側を向いた状態で、野
地板9上に太陽電池モジュール1を棟側から順次配置
し、吊り子5の固定部35の取付孔を利用して、釘66
で吊り子5の固定部35を野地板9及び垂木67に固定
する。野地板9上に固定した上段(棟側)の太陽電池モ
ジュール1に対して下段(軒側)の太陽電池モジュール
1を左右方向に1/2モジュールずらした状態で、上段
の太陽電池モジュール1の軒側端部の下方に、下段の太
陽電池モジュール1の棟側端部を挿入し、これにより上
段の金属屋根材2の軒側重合片23と下段の金属屋根材
2の棟側重合片17とを、軒側重合片23を上にし棟側
重合片17を下にして上下に重合する。
【0032】重合された上段の金属屋根材2の軒側重合
片23と下段の金属屋根材2の棟側重合片17とに結合
部材61を嵌合して、これら軒側重合片23と棟側重合
片17とを結合部材61によって上下に挟持し、結合部
材61の連結部64で重合された軒側重合片23と棟側
重合片17との先端間を軒側から塞ぐ。以下、上記太陽
電池モジュール1の固定作業を棟側から軒側に向けて順
次繰り返せばよい。また、以上のような設置構造になっ
ているので、止めネジ54を外してストッパー8を取り
外し、上下の結合部材61を取り外してから、太陽電池
4を金属屋根材2と共に軒側(水流れ方向下方側)にス
ライドさせると、吊り子5、ベース3、縦樋7及び支持
板6を残して太陽電池4を金属屋根材2とともに簡単に
取り外すことができ、また逆の手順で太陽電池4を金属
屋根材2とともにを取り付けることも簡単にできる。
【0033】そして、太陽電池4を組付けた屋根葺き材
の場合は、交換時やメンテナンス時に任意の一枚の太陽
電池4を簡単に着脱することも可能となる。太陽電池4
の電線(リード線71,72)を配線する場合、金属屋
根材2の下方に、太陽電池4の電線を配線する水流れ方
向の配線溝32が、水流れ方向に貫通するように設けら
れているので、太陽電池モジュール1の設置部分にも、
配線溝32を通してリード線71,72又は接続線73
を水流れ方向に配線することができ、また金属屋根材2
の軒側端部は、ベース3よりも軒側に突出され、ベース
3の軒側前方であって屋根材2の軒側端部の下方に、前
記左右方向の配線スペース69が、左右方向に貫通する
ように設けられており、太陽電池4の電線を配線する左
右方向の配線スペース69が太陽電池モジュール1を左
右方向に貫通しているので、左右方向に対応する一列の
太陽電池モジュール1の設置が終了した後に、その左右
方向一列の太陽電池4のリード線71,72及び接続線
73をまとめて配線スペース69で左右方向に配線し
て、互いに簡単に接続することができる。従って、ある
程度の太陽電池モジュールの設置が終了した後に、各太
陽電池モジュール1の太陽電池4の電線の配線をまとめ
て行うことができるようになって、太陽電池モジュール
1の設置作業と太陽電池4の配線作業とを別工程で分け
て行うことができ、太陽電池モジュール1の施工作業を
簡単でかつ効率よくなし得る。
【0034】しかも、前記配線溝32と配線スペース6
9とが互いに連通されているから、リード線71,72
及び接続線73の水流れ方向の配線と左右方向の配線と
を連続してスムーズになし得る。さらに、収納凹部27
が前記配線スペース69に連通されているので、太陽電
池4のリード線71,72を収納凹部27から簡単に配
線スペース69側に導出でき、この点からも太陽電池4
の電線の配線がより簡単かつスムーズになって、太陽電
池モジュール1の施工作業がより一層効率よくなし得
る。
【0035】なお、太陽電池モジュール1の配置を千鳥
状に代えて、ストレートに配置することもできる。この
場合も、十分な防水性を確保することが可能であり、前
記構成のものと同様に、太陽電池モジュール1の設置部
分にも、配線溝32及び配線スペース69を通してリー
ド線71,72又は接続線73を水流れ方向に配線する
ことができ、また太陽電池モジュール1の設置作業と太
陽電池4の配線作業とを別工程で分けて行うことがで
き、太陽電池モジュール1の施工作業を簡単でかつ効率
よくなし得る。また、この場合、特に複数の太陽電池モ
ジュール1の配線溝32が水流れ方向に列状に並び太陽
電池4の電線の水流れ方向の配線がより簡単になる。
【0036】なお、前記実施の形態によれば、太陽電池
モジュール1の屋根材2を金属屋根材にて構成している
が、これに代え、屋根材2を合成樹脂材その他で構成す
るようにしてもよい。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、屋根の表面に葺かれる
屋根葺き材であって、太陽電池を備えた太陽電池モジュ
ールにおいて、屋根の下地材に固定されるベースに、太
陽電池を着脱自在に取り付けることで、前記太陽電池モ
ジュールを構成したことにより、太陽電池が破損等した
場合に、太陽電池モジュール全体を、屋根の下地材から
取り外さなくてもよく、太陽電池のみをベースから取り
外せばよく、太陽電池の交換を容易に行えるという効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態を示す断面図である。
【図2】同太陽電池モジュール1の軒側端部部分の側面
断面図である。
【図3】同結合部材を装着する前の状態を示す側面断面
図である。
【図4】同分解斜視図である。
【図5】同構成部材の位置関係を示す平面図である。
【図6】同野地板上に配置した太陽電池モジュールの配
置状態を示す平面図である。
【図7】同太陽電池モジュールの正面図である。
【図8】同太陽電池モジュールの平面図である。
【図9】同金属屋根材の側面図である。
【図10】同金属屋根材の正面図である。
【図11】同図10のA−A線断面図である。
【図12】同金属屋根材の正面断面図である。
【図13】同ベースの正面図である。
【図14】同支持板の平面図である。
【図15】同支持板の側面図である。
【図16】同支持板の背面図である。
【図17】同縦樋の平面図である。
【図18】同縦樋の側面図である。
【図19】同縦樋の正面図である。
【図20】桁方向に隣り合う太陽電池モジュールの突き
合わせ部分の概略断面図である。
【符号の説明】
1 太陽電池モジュール 3 ベース 4 太陽電池 7 縦樋 9 野地板 10 取付ステー 14 差込部 18 横樋(被差込部) 35 固定部 42 取付部 54 止めネジ(固定具)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山川 洋 大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目2番47号 株式会社クボタ内 (72)発明者 大本 誠司 大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目2番47号 株式会社クボタ内 (72)発明者 藤原 隆 大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目2番47号 株式会社クボタ内 (72)発明者 伊藤 孝司 大阪府大阪市浪速区敷津東一丁目2番47号 株式会社クボタ内 Fターム(参考) 2E108 AZ01 BB01 BN02 DD01 GG16 KK01 LL01 MM04 NN07 5F051 BA03 JA02 JA06 JA09 KA07

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 屋根の表面に葺かれる屋根葺き材であっ
    て、太陽電池を備えた太陽電池モジュールにおいて、 屋根の下地材に固定されるベースに、太陽電池が着脱自
    在に取り付けられて構成されていることを特徴とする太
    陽電池モジュール。
  2. 【請求項2】 ベースの棟側に、太陽電池の棟側に設け
    た被差込部が軒側から差し込まれる差込部を備え、太陽
    電池の軒側をベースに固定具によって着脱自在に固定し
    たことを特徴とする請求項1記載の太陽電池モジュー
    ル。
  3. 【請求項3】 水流れ方向に配置される縦樋をベース側
    に固定したことを特徴とする請求項1又は2記載の太陽
    電池モジュール。
  4. 【請求項4】 縦樋がベースの桁方向端部に配置され、
    且つ該縦樋がベースから桁方向外方に突出しないように
    配置されていることを特徴とする請求項1、2又は3記
    載の太陽電池モジュール。
  5. 【請求項5】 ベースに取付ステーを設け、この取付ス
    テーに、ベースを屋根の下地材に取付固定するための固
    定部と、太陽電池の棟側に設けた被差込部が軒側から差
    し込まれる差込部と、太陽電池の軒側が固定される取付
    部とを設けたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか
    に記載の太陽電池モジュール。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003158286A (ja) * 2001-08-10 2003-05-30 Astrium Gmbh ソーラーパネルの修理方法

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