JP2000114578A - 太陽電池モジュール - Google Patents
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- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
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Abstract
供する。 【解決手段】 金属屋根材2に、端子ボックス53を収
納する収納凹部12が設けられている。また、金属屋根
材2に端子ボックス53を挿通する挿通窓が設けられ、
金属屋根材2の挿通窓の棟側に水抜き孔が設けられ、金
属屋根材2の下方に、水切りが、端子ボックスを収納す
ると共に挿通窓及び水抜き孔の下方に位置するように設
けられている。また、金属屋根材2に、端子ボックス5
3を挿通する挿通窓が設けられ、金属屋根材2の挿通窓
の開口縁部に、防水シールが、挿通窓の開口縁部と太陽
電池4の下面との間を塞ぐように設けられている。
Description
される太陽電池モジュールに関する。
根材の設置と太陽電池の設置とを別個に行なうと、金属
屋根材を設置した後に太陽電池を設置しなければなら
ず、金属屋根材及び太陽電池の設置作業が非常に面倒に
なる。また、設置した金属屋根材から太陽電池が浮いた
状態になり、太陽電池は金属屋根材に比べて風雨等の影
響を受け易くなるし、浮いた状態の太陽電池があるため
に屋根全体の外観上の体裁も悪くなるという問題も生じ
る。
太陽電池を金属屋根材の上面に添って配置した太陽電池
モジュールを構成し、この太陽電池モジュールを建物の
野地板上に配置するようにすることが考えられる。この
場合、金属屋根材と共に太陽電池を簡単に設置でき、し
かも太陽電池が金属屋根材の上面に添うため、太陽電池
によって屋根全体の外観上の体裁も悪くならない。しか
し、太陽電池の下面には、下方突出した端子ボックスが
あるため、太陽電池を金属屋根材の上面に添って配置す
るには、金属屋根材に端子ボックスを挿通するたの挿通
窓を金属屋根材に設ける必要があり、このため金属屋根
材に設けた挿通窓から金属屋根材の下面側に雨水が漏水
し、防水上の問題が生じることとなる。
に鑑み、漏水のおそれのない太陽電池モジュールを提供
することを目的とする。
るための本発明の技術的手段は、端子ボックス53が下
方突設された太陽電池4を、金属屋根材2の上面に添っ
て配置するようにした太陽電池モジュールにおいて、金
属屋根材2に、端子ボックス53を収納する収納凹部1
2が設けられている点にある。従って、金属屋根材2に
収納凹部12があるため、太陽電池4の端子ボックス5
3を収納凹部12に収納することにより、金属屋根材2
に端子ボックス挿入窓を形成することなく、太陽電池4
を金属屋根材2の上面に添って配置することができて、
端子ボックス挿入窓が不要になり、このため従来のよう
に端子ボックス挿入窓から雨水が漏水するようなことが
なくなる。
ス53が下方突設された太陽電池4を、金属屋根材2の
上面に添って配置するようにした太陽電池モジュールに
おいて、金属屋根材2に、端子ボックス53を挿通する
開口部81が設けられ、端子ボックス53を収納する収
納凹部12が金属屋根材2とは別体に構成されて、前記
開口部81を塞ぐように金属屋根材2に取り付けられて
いる点にある。従って、金属屋根材2に収納凹部12が
あるため、太陽電池4の端子ボックス53を収納凹部1
2に収納することにより、太陽電池4を金属屋根材2の
上面に添って配置することができる。また、金属屋根材
2に端子ボックス53を挿通する開口部81が設けられ
ているにも拘わらず、端子ボックス53を収納する収納
凹部12で開口部81を塞ぐことができ、このため端子
ボックス53を挿通する開口部81等から雨水が漏水す
るようなことがなくなり、確実な防水をすることができ
る。
部12は、底壁14を備えると共に、底壁14の軒側端
部から金属屋根材2の屋根材本体11に向けて傾斜した
軒側傾斜壁15bを備え、金属屋根材2を野地板9上に
配置したとき、収納凹部12の底壁14が軒側下がりに
傾斜すると共に軒側傾斜壁15bが略水平状態又はやや
軒側下がりに傾斜するように構成されている点にある。
従って、収納凹部12に雨水が侵入しても、その侵入し
た雨水は底壁14から軒側傾斜壁15b側に流れて、端
子ボックス53が雨水によって濡れる恐れが非常に少な
くなり、端子ボックス53の防水をより確実なものにな
し得る。
斜壁15bの軒側端部に、水抜き孔88が設けられてい
る点にある。従って、侵入した雨水を水抜き孔88を通
して、下段の太陽電池モジュール1金属屋根材2の横樋
18にスムーズに排出することができる。また、本発明
の技術的手段は、金属屋根材2の軒側端部に、下方に折
曲された係止片21と、係止片21の下端から棟側に折
り返された折り返し片22とが設けられ、金属屋根材2
の前記開口部81の棟側開口縁に、取付片82が設けら
れ、前記金属屋根材2とは別体に構成した収納凹部12
に、屋根材本体11の軒側の下面に沿う軒側接当部84
bと、該軒側接当部84bの軒側端部から下方に折曲し
た係合片87とが設けられ、収納凹部12の棟側を金属
屋根材2の取付片82に締結具89により締結すると共
に、前記軒側接当部84bを屋根材本体11の軒側の下
面に沿わせかつ係合片87を前記係止片21の内面に沿
わせるように、収納凹部12の軒側を金属屋根材2の軒
側に嵌合することにより、前記金属屋根材2とは別体に
構成した収納凹部12が、金属屋根材2に固着されてい
る点にある。
収納凹部12を、金属屋根材2の開口部81を塞ぐよう
に簡単かつ確実に取り付けることができる。また、本発
明の技術的手段は、端子ボックス53が下方突設された
太陽電池4を、金属屋根材2の上面に添って配置するよ
うにした太陽電池モジュールにおいて、金属屋根材2に
端子ボックス53を挿通する挿通窓71が設けられ、金
属屋根材2の挿通窓71の棟側に水抜き孔72が設けら
れ、金属屋根材2の下方に、水切り72が、端子ボック
ス53を収納すると共に挿通窓71及び水抜き孔72の
下方に位置するように設けられている点にある。
るため、太陽電池4と金属屋根材2との間に雨水が侵入
しても、挿通窓71又は端子ボックス53に達する前に
水抜き孔72から金属屋根材2の下方に流れて、水切り
73により受けることができる。このため、挿入窓71
から雨水が漏水するようなことがなくなり、確実な防水
をすることができる。また、本発明の技術的手段は、端
子ボックス53が下方突設された太陽電池4を、金属屋
根材2の上面に添って配置するようにした太陽電池モジ
ュールにおいて、金属屋根材2に、端子ボックス53を
挿通する挿通窓71が設けられ、金属屋根材2の挿通窓
71の開口縁部に、防水シール75が、挿通窓71の開
口縁部と太陽電池4の下面との間を塞ぐように設けられ
ている点にある。
に雨水が侵入しても、防水シール75によって挿通窓7
1から雨水が漏水しないように確実に防水をすることが
できる。
に基づいて説明する。図1〜図3において、1は太陽電
池モジュールで、金属屋根材2とベース3と太陽電池4
と左右一対の吊り子5と左右一対の支持板6と縦樋7と
左右一対のストッパー8とを備える。この太陽電池モジ
ュール1(金属屋根材2)は、図5に示すように野地板
9上に多数配置され、例えば上段(棟側)の太陽電池モ
ジュール1(金属屋根材2)と下段(軒側)の太陽電池
モジュール1(金属屋根材2)とは左右方向に1/2モ
ジュールずらされ、多数の太陽電池モジュール1(金属
屋根材2)は千鳥状に配置される。なお、太陽電池モジ
ュール1の配置は千鳥状に限らず、ストレートの配置で
あってもよい。
を備え、屋根材本体11の中央部に長方形状の収納凹部
12が設けられている。各金属屋根材2の左右両端に、
屋根材本体11から下方に折曲した折曲縁部13が設け
られている。金属屋根材2の収納凹部12は、図1に示
すように底壁14と屋根材本体11から底壁14に向け
て下降傾斜した傾斜壁15とを備え、傾斜壁15は、棟
側傾斜壁と軒側傾斜壁15bと一対の左右傾斜壁とを矩
形状に有し、軒側傾斜壁15bは、底壁14の軒側に底
壁14から軒側に向けて前上がりに緩やかに傾斜してお
り、図1に示すように金属屋根材2を野地板9上に配置
したとき、収納凹部12の底壁14が軒側下がりに傾斜
すると共に軒側傾斜壁15bが略水平状態又はやや軒側
下がりに傾斜するようになっている。軒側傾斜壁15b
にバーリング加工による通孔19が設けられ、通孔19
の開口縁部には上方突出した筒状突起19aが設けられ
ている。
11から上側にコの字状又はU字状に折り返された水返
し16が設けられ、水返し16の上側平坦部が棟側重合
片17とされている。また、各金属屋根材2の棟側端部
に、水返し16から棟側に断面U字状に延長した横樋1
8が設けられている。金属屋根材2の軒側端部に、係止
片21と折り返し片22と軒側重合片23とが設けられ
ている。係止片21は屋根材本体11の軒側端部から下
方に折曲され、折り返し片22は係止片21の下端から
棟側に折り返され、軒側重合片23は、折り返し片22
の先端側から下側に折り返して形成されている。従っ
て、折り返し片22は、下側に折り返して棟側に突出す
るように設けられ、軒側重合片23は棟側に突出しかつ
軒側重合片23の上方が折り返し片22で覆われてい
る。
部13同士は適当な接続手段によって互いに密着して接
続される。前記ベース3は金属屋根材2の踏み強度や断
熱性を保つためのもので、発砲樹脂等で構成され、各金
属屋根材2の下方に配置されている。ベース3は軒側端
部から棟側端部に向けて序々に肉厚が薄くなる楔形に形
成されている。ベース3の左右方向中央部に、金属屋根
材2の収納凹部12に対応して嵌合凹部27が設けられ
ている。ベース3上面の左右方向の一端部に樋収納凹部
30が水流れ方向に形成されている。
一対ずつ設けられている。各吊り子5は、野地板9に固
定するための固定部35と、ベース3の下面に配置され
る固着部36と、固定部35から立ち上がった前立ち上
がり部37と、固着部36から立ち上がった後立ち上が
り部38と、前立ち上がり部37と後立ち上がり部38
との間の受け部39とを有し、受け部39にネジ孔40
が左右一対設けられている。支持板6は、各ベース3の
上面に左右一対ずつ設けられている。各支持板6は、支
持板6の棟側端部に、下側にLの字状に折れ曲がった係
合片43と、上側にL字状に切り起こし形成した係止片
44とが設けられ、支持板6の軒側端部に、下方に折れ
曲がった折曲片45が設けられ、この折曲片45にネジ
孔46が設けられ、支持板6の軒側中途部に取付孔47
が前記ネジ孔40に対応して左右一対設けられている。
添うように配置されると共に、各支持板6の軒側中途部
が吊り子5の受け部39上に配置され、ネジ孔40に螺
合する止めネジ50により左右一対の支持板6の軒側中
途部が左右一対の吊り子5に対して夫々締め付け固定さ
れ、これにより左右一対の支持板6と左右一対の吊り子
5との間でベース3を挟持し、ベース3、左右一対の支
持板6及び左右一対の吊り子5が一体となるように組み
立てられている。太陽電池4は、ガラス51の下面に太
陽電池セル52を接着してなり、太陽電池4の下面中央
部に端子ボックス53が下方突出されている。
い場合は、金属屋根材2には収納凹部12は不要とな
り、金属屋根材2の収納凹部12は省略される。また、
ベース3の嵌合凹部27も省略してもよい。太陽電池4
の端子ボックス53が金属屋根材2の収納凹部12に収
納されて、収納凹部12はベース23の嵌合凹部27に
嵌合され、この状態で太陽電池4は金属屋根材2の屋根
材本体11の上面に夫々載置されて、屋根材本体11の
上面に図1に示す接着剤28により接着されている。太
陽電池4の端子ボックス53から突出した一対のリード
線55が収納凹部12の通孔19から金属屋根材2の下
面側に引き出されている。一対のリード線55の先端に
防水コネクタ55aが設けられており、通孔19はこの
防水コネクタ55aを挿通できるように直径20mm程
度の大きさに形成されている。この筒状突起19aの高
さは4mm程度であり、仮に収納凹部12に雨水が侵入
することがあっても、雨水を筒状突起19aで堰き止め
ることにより、通孔19から金属屋根材2の下面側には
雨水が侵入しないようになっている。
に対して太陽電池4の軒側への移動を規制するストッパ
−8が左右一対設けられている。前記太陽電池4の棟側
端部は金属屋根材2の屋根材本体11と前記棟側重合片
17との間で嵌合保持され、太陽電池4の軒側端部は、
前記ストッパー8と屋根材本体11との間で嵌合保持さ
れている。前記ストッパー8は、図3に示すように取付
孔を有する取付部59と押さえ部60とを有し、ネジ孔
46に螺合する止めネジ54によって金属屋根材2の係
止片21と共に支持板6の折曲片45に締め付け固定さ
れ、これにより金属屋根材2の軒側端部が支持板6に固
定されている。また、吊り子5の受け部39上に支持板
6を介して金属屋根材2の軒側端部が載せられ、これに
より吊り子5で金属屋根材2の軒側端部を野地板9から
浮かせて、金属屋根材2を野地板9上に配置する際に、
上段の金属屋根材2の軒側端部を持ち上げることなく、
該上段の金属屋根材2の軒側端部の下に、下段側の金属
屋根材2の棟側端部が挿入できるようになっている。金
属屋根材2の棟側端部は、横樋18が係止片44に係合
されて、係止片44により金属屋根材2の棟側端部が支
持板6乃至ベース3から上方に浮かないように規制され
ている。
嵌合保持され、両面接着テープ等により樋収納凹部30
の底面に接着固定されている。ベース3の樋収納凹部3
0は金属屋根材2の左右方向外端よりも左右方向外方に
突出され、縦樋7の左右方向の外端部は金属屋根材2の
左右方向外端よりも左右方向外方に突出されて、左右に
隣合う太陽電池モジュール1の金属屋根材2の対向端部
の下方に位置し、縦樋7が左右に隣合う金属屋根材2の
対向端部間に股がるようになっている。また、左右に隣
合う金属屋根材2の折曲縁部13が上側から縦樋7内に
挿入されている。
ル1の軒側端部の下方に、下段の太陽電池モジュール1
の棟側端部が挿入され、これにより下段の太陽電池モジ
ュール1の支持板6の係合片43及び係止片44が上段
の太陽電池モジュール1の吊り子5の前立ち上がり部3
7に接当され、上段の金属屋根材2の軒側重合片23と
下段の金属屋根材2の棟側重合片17とが、軒側重合片
23を上にし棟側重合片17を下にして上下に重合され
ている。重合された上段の金属屋根材2の軒側重合片2
3と下段の金属屋根材2の棟側重合片17とは結合部材
61によって上下に挟持されると共に、重合された軒側
重合片23と棟側重合片17との先端間が軒側から塞が
れている。
22が、上段の金属屋根材2の軒側重合片23と下段の
金属屋根材2の棟側重合片17との重合部分を結合部材
61を含めて、上方から覆っている。上記実施の形態に
よれば、太陽電池モジュール1を設置する場合、作業者
は棟側を向いた状態で、野地板9上に太陽電池モジュー
ル1(金属屋根材2)を棟側から順次配置し、吊り子5
の固定部35の取付孔を利用して、釘66で吊り子5の
固定部35を野地板9及び垂木67に固定する。
るため、太陽電池4の端子ボックス53を収納凹部12
に収納することにより、金属屋根材2に端子ボックス挿
入窓を形成することなく、太陽電池4を金属屋根材2の
上面に添って配置することができて、端子ボックス挿入
窓が不要になり、このため端子ボックス挿入窓から雨水
が漏水するようなことがなくなり、確実な防水をするこ
とができる。しかも、金属屋根材2を野地板9上に配置
したとき、収納凹部12の底壁14が軒側下がりに傾斜
すると共に、軒側傾斜壁15bが略水平状態又はやや軒
側下がりに傾斜するようになっているので、収納凹部1
2に雨水が侵入しても、その侵入した雨水は底壁14か
ら軒側傾斜壁15b側に流れるため、端子ボックス53
が雨水によって濡れる恐れが非常に少なくなる。また、
軒側傾斜壁15bに設けた通孔19の開口縁部には上方
突出した筒状突起19aが設けられているので、収納凹
部12に侵入した雨水を筒状突起19aで堰き止めるこ
とにより、通孔19から金属屋根材2の下面側に雨水が
不測に侵入しなくなるし、通孔19から端子ボックス5
3から突出したリード線55にも流れなくなり、リード
線55の防水をより確実なものになし得る。
6〜図8の実施の形態の場合と同様に、収納凹部12の
軒側傾斜壁15bの軒側端部に、水抜き孔88を設ける
ようにしてもよい。図6〜図8は他の実施の形態を示
し、金属屋根材2の屋根材本体11に、端子ボックス5
3を挿通する開口部81が設けられ、端子ボックス53
を収納する収納凹部12が金属屋根材2とは別体に構成
され、収納凹部12が、前記開口部81を塞ぐように金
属屋根材2に取り付けられている。
態の場合と同様に屋根材本体11から下方に折曲された
係止片21と、係止片21の下端から棟側に折り返され
た折り返し片22と、折り返し片22の先端側から下側
に折り返された軒側重合片23とが設けられている。ま
た、金属屋根材2の前記開口部81の棟側開口縁に、下
方に傾斜突出した取付片82が設けられている。前記金
属屋根材2とは別体に構成した収納凹部12は、金属屋
根材2の前記開口部81の開口縁部の下面に接当される
接当部84と、該接当部84から下方に傾斜した傾斜壁
15と、金属屋根材2の屋根材本体11に略平行な底壁
14とを備え、接当部84の軒側端部に、下方に折曲し
た係合片87が設けられている。
当部84bと一対の左右接当部84cとを矩形状に有
し、傾斜壁15は、棟側傾斜壁15aと軒側傾斜壁15
bと一対の左右傾斜壁15cとを矩形状に有している。
軒側傾斜壁15bは、底壁14の軒側端部から金属屋根
材2の屋根材本体11に向けて緩やかに傾斜し、該軒側
傾斜壁15bに、前記実施の形態の場合と同様に、バー
リング加工による通孔19が設けられ、通孔19の開口
縁部には上方突出した筒状突起19aが設けられてい
る。また、軒側傾斜壁15bの軒側端部に、水抜き孔8
8が設けられている。この水抜き孔88は、図示省略し
ているが、例えば下段の太陽電池モジュール1(金属屋
根材2)の横樋18の上方に位置しており、収納凹部1
2に雨水が侵入した場合、この侵入した雨水を水抜き孔
88を通して下段の太陽電池モジュール1(金属屋根材
2)の横樋18にスムーズに排出できるようになってい
る。
前記開口部81の軒側開口縁部から屋根材本体11の軒
側端部に亘る下面に沿い、係合片87が金属屋根材2の
前記係止片21の内面に沿っており、収納凹部12の軒
側傾斜壁15bが金属屋根材2の取付片にビス等の締結
具89により締結されると共に、軒側接当部84bを屋
根材本体11の軒側の下面に沿わせかつ係合片87を金
属屋根材2の係止片21の内面に沿わせるように、収納
凹部12の軒側を金属屋根材2の軒側に嵌合させること
により、前記金属屋根材2とは別体に構成した収納凹部
12が、金属屋根材2に着脱自在に固着されている。
したとき、収納凹部12の底壁14が軒側下がりに傾斜
すると共に軒側傾斜壁15bが略水平状態又はやや軒側
下がりに傾斜するようになっている。その他の点は前記
実施の形態の場合と同様の構成である。上記実施の形態
によれば、金属屋根材2の屋根材本体11に、端子ボッ
クス53を挿通する開口部81が設けられ、端子ボック
ス53を収納する収納凹部12が金属屋根材2とは別体
に構成され、収納凹部12が、前記開口部81を塞ぐよ
うに金属屋根材2に取り付けられているため、太陽電池
4の端子ボックス53を収納凹部12に収納することに
より、太陽電池4を金属屋根材2の上面に添って配置す
ることができる。また、金属屋根材2に端子ボックス5
3を挿通する開口部81が設けられているにも拘わら
ず、端子ボックス53を収納する収納凹部12で開口部
81を塞ぐことができ、このため端子ボックス53を挿
通する開口部81等から雨水が漏水するようなことがな
くなり、確実な防水をすることができる。
したとき、収納凹部12の底壁14が軒側下がりに傾斜
すると共に傾斜壁15が略水平状態又はやや軒側下がり
に傾斜するようになっているので、収納凹部12に雨水
が侵入しても、その侵入した雨水は底壁14から軒側傾
斜壁15b側に流れて、端子ボックス53が雨水によっ
て濡れる恐れが非常に少なくなるし、侵入した雨水を水
抜き孔88を通して、下段の太陽電池モジュール1(金
属屋根材2)の横樋18にスムーズに排出することもで
きる。
2の左右方向の中央部に、端子ボックス53を収納する
収納凹部12を、水流れ方向に全長に亘って形成したも
のであり、図示省略しているが、収納凹部12の軒側端
部は下段の太陽電池4又は金属屋根材2上に開放されて
いる。従って、この場合も、金属屋根材2に収納凹部1
2があるため、太陽電池4の端子ボックス53を収納凹
部12に収納することにより、金属屋根材2に端子ボッ
クス挿入窓を形成することなく、太陽電池4を金属屋根
材2の上面に添って配置することができて、端子ボック
ス挿入窓が不要になり、このため端子ボックス挿入窓か
ら雨水が漏水するようなことがなくなり、より確実な防
水をすることができる。また、仮に金属屋根材2の収納
凹部12に雨水が侵入した場合には、侵入した雨水は収
納凹部12を軒側に向けて流れ、下段の太陽電池4又は
金属屋根材2上に排水される。
材2前後方向の中央部に、端子ボックス53を収納する
収納凹部12を、左右方向に全長に亘って形成したもの
であり、図示省略しているが、収納凹部12の左右方向
両端は図2に示す前記縦樋7に連通されている。従っ
て、この場合も、金属屋根材2に収納凹部があるため、
太陽電池4の端子ボックス53を収納凹部12に収納す
るこにより、金属屋根材2に端子ボックス挿入窓を形成
することなく、太陽電池4を金属屋根材2の上面にに添
って配置することができて、端子ボックス挿入窓が不要
になり、このため端子ボックス挿入窓から雨水が漏水す
るようなことがなくなり、より確実な防水をすることが
できる。また、金属屋根材2の収納凹部12に仮に雨水
が侵入した場合には、侵入した雨水は縦樋7に排水され
る。
金属屋根材2の中央部に、端子ボックス53を挿通する
挿通窓71が設けられると共に、該挿通窓71の棟側に
水抜き孔72が設けられ、金属屋根材2の下方に、水切
り73が設けられている。水切り72は挿通窓71及び
水抜き孔72の下方に位置し、水切り17に、挿通窓7
1から下方突出した端子ボックス53を収納しており、
挿通窓71及び水抜き孔72から漏水した雨水を水切り
73で受けて、下段の太陽電池モジュール1の金属屋根
材2上に排水するようになっている。
し、金属屋根材2の中央部に、端子ボックス53を挿通
する挿通窓71が設けられ、金属屋根材2の挿通窓71
の開口縁部に、円弧状の保持部76が設けられ、この保
持部76にOリングにより構成した防水シール75が嵌
合保持され、防水シール75は挿通窓71の開口縁部の
全長に亘って設けられ、防水シール75は太陽電池4の
下面に密着されて、金属屋根材2の挿通窓71の開口縁
部と太陽電池4の下面との間を塞いでいる。この場合、
防水シール75により金属屋根材2の挿通窓71の開口
縁部と太陽電池4の下面との間を塞いで、雨水が挿通窓
から金属屋根材2の下面側に漏れるのを防止する。
2に、端子ボックス53を挿通する挿通窓71が設けら
れ、金属屋根材2の挿通窓71の開口縁部に、防水シー
ル75が、金属屋根材2の挿通窓71の開口縁部と太陽
電池4の下面との間を塞ぐように設けられている。この
場合、防水シール75により金属屋根材2の挿通窓71
の開口縁部と太陽電池4の下面との間を塞いで、雨水が
挿通窓71から金属屋根材2の下面側に漏れるのを防止
する。
ら雨水が漏水するようなことがなくなり、漏水のおそれ
のない太陽電池モジュールを提供し得る。
側面断面図である。
置状態を示す平面図である。
図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 端子ボックス(53)が下方突設された
太陽電池(4)を、金属屋根材(2)の上面に添って配
置するようにした太陽電池モジュールにおいて、 金属屋根材(2)に、端子ボックス(53)を収納する
収納凹部(12)が設けられていることを特徴とする太
陽電池モジュール。 - 【請求項2】 端子ボックス(53)が下方突設された
太陽電池(4)を、金属屋根材(2)の上面に添って配
置するようにした太陽電池モジュールにおいて、 金属屋根材(2)に、端子ボックス(53)を挿通する
開口部(81)が設けられ、端子ボックス(53)を収
納する収納凹部(12)が金属屋根材(2)とは別体に
構成されて、前記開口部(81)を塞ぐように金属屋根
材(2)に取り付けられていることを特徴とする太陽電
池モジュール。 - 【請求項3】 前記収納凹部(12)は、底壁(14)
を備えると共に、底壁(14)の軒側端部から金属屋根
材(2)の屋根材本体(11)に向けて傾斜した軒側傾
斜壁(15b)を備え、金属屋根材(2)を野地板
(9)上に配置したとき、収納凹部(12)の底壁(1
4)が軒側下がりに傾斜すると共に軒側傾斜壁(15
b)が略水平状態又はやや軒側下がりに傾斜するように
構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載
の太陽電池モジュール。 - 【請求項4】 前記軒側傾斜壁(15b)の軒側端部
に、水抜き孔(88)が設けられていることを特徴とす
る請求項3に記載の太陽電池モジュール。 - 【請求項5】 金属屋根材(2)の軒側端部に、下方に
折曲された係止片(21)と、係止片(21)の下端か
ら棟側に折り返された折り返し片(22)とが設けら
れ、金属屋根材(2)の前記開口部(81)の棟側開口
縁に、取付片(82)が設けられ、前記金属屋根材
(2)とは別体に構成した収納凹部(12)に、屋根材
本体(11)の軒側の下面に沿う軒側接当部(84b)
と、該軒側接当部(84b)の軒側端部から下方に折曲
した係合片(87)とが設けられ、収納凹部(12)の
棟側を金属屋根材(2)の取付片(82)に締結具(8
9)により締結すると共に、前記軒側接当部(84b)
を屋根材本体(11)の軒側の下面に沿わせかつ係合片
(87)を前記係止片(21)の内面に沿わせるよう
に、収納凹部(12)の軒側を金属屋根材(2)の軒側
に嵌合することにより、前記金属屋根材(2)とは別体
に構成した収納凹部(12)が、金属屋根材(2)に固
着されていることを特徴とする請求項2に記載の太陽電
池モジュール。 - 【請求項6】 端子ボックス(53)が下方突設された
太陽電池(4)を、金属屋根材(2)の上面に添って配
置するようにした太陽電池モジュールにおいて、 金属屋根材(2)に端子ボックス(53)を挿通する挿
通窓(71)が設けられ、金属屋根材(2)の挿通窓
(71)の棟側に水抜き孔(72)が設けられ、金属屋
根材(2)の下方に、水切り(73)が、端子ボックス
(53)を収納すると共に挿通窓(71)及び水抜き孔
(72)の下方に位置するように設けられていることを
特徴とする太陽電池モジュール。 - 【請求項7】 端子ボックス(53)が下方突設された
太陽電池(4)を、金属屋根材(2)の上面に添って配
置するようにした太陽電池モジュールにおいて、 金属屋根材(2)に、端子ボックス(53)を挿通する
挿通窓(71)が設けられ、金属屋根材(2)の挿通窓
(71)の開口縁部に、防水シール(75)が、挿通窓
(71)の開口縁部と太陽電池(4)の下面との間を塞
ぐように設けられていること特徴とする太陽電池モジュ
ール。
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JP10-219094 | 1998-08-03 | ||
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Publications (2)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101336893B1 (ko) | 2007-01-15 | 2013-12-16 | 엘지전자 주식회사 | 냉장고용 단자하우징 장착구조 |
-
1999
- 1999-02-04 JP JP02776599A patent/JP3809289B2/ja not_active Expired - Fee Related
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