JP3942322B2 - 太陽電池モジュール及び屋根 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数枚並べて使用される太陽電池モジュール、及びこれら太陽電池モジュールを屋根葺き材として用いて葺かれた建物の屋根に関する。
【0002】
【従来の技術】
屋根等に多数の太陽電池モジュールを設置する場合において、各太陽電池モジュールを電気的に接続するには、一般的に、各太陽電池モジュールの裏面に設けた端子ボックスから引出した出力取出し線同士を接続して行っている。しかし、各出力取出し線を配線間違いがないように太陽電池モジュールの裏側で接続する作業は煩雑であり、したがって、屋根等に多数の太陽電池モジュールを設置して形成される太陽電池発電装置の施工性がよくないという問題がある。
【0003】
そこで、太陽電池モジュールを屋根葺き材として使用するとともに、その施工において隣接する太陽電池モジュール相互の機械的連結と電気的接続とを同時に行って、連結された各太陽電池モジュールを電気的に直列に接続できる太陽電池モジュールが、特開平10−46772号公報で知られている。
【0004】
この太陽電池パネル(太陽電池モジュール)は、太陽光発電をするパネル本体(モジュール本体)を挟んで対向位置されたフレームの一方に、パネル本体の裏面側から外側に延出する第1延出部を形成するとともに、フレームの他方にパネル本体の表面側から外側に延出する第2延出部を形成し、第1延出部に正又は負の電極を設け、第2延出部に負又は正の電極を設けてなり、隣接する太陽電池パネルの第1延出部と第2延出部とを重ね合わせるとともに、これら両延出部の正負の電極を互いに嵌合させるように構成されている。
【0005】
前記のように隣接する太陽電池モジュール同士の第1、第2の延出部が上下方向に重なり、それらの間に電極が位置されている構成では、第2延出部とこの下側に重なり合う第1延出部を有したパネル本体の第1延出部側の縁との間に、電極の嵌合方向と同じ上下方向の合わせ部が形成される。ところで、太陽電池モジュールをなす各部品の寸法がばらつくことは不可避であり、又、前記合わせ部で競ることを防止して電極同士の嵌合を容易にするための設計上の配慮から、前記合わせ部には多少なりとも隙間が発生する。
【0006】
この隙間は太陽電池モジュールの表面に達しているとともに前記正負の電極の嵌合部に通じているから、太陽電池モジュールの表面を流下する雨水の一部が前記電極の嵌合部に浸入し易い。そのため、正負の電極に錆を発生する恐れが高く、長期間にわたり電気的接続の信頼性を保証できないおそれがあり、その改善が求められている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明が解決しようとする課題は、隣接する太陽電池モジュール同士の機械的連結と電気的接続とが同時に可能であって施工性に優れる点を維持しつつ、長期間にわたり電気的接続の信頼性を維持できる太陽電池モジュール及び屋根を得ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、請求項1の発明に係る太陽電池モジュールは、複数並設して使用される太陽電池モジュールであって、直列に接続された多数のセル及びこれらセル群に接続された正負の電極を有して太陽光発電をするとともに四角形状をなしその対をなす一辺部及び他辺部に前記正負の電極が設けられたモジュール本体と、電気絶縁性の第1接続部、及びこの接続部外に一部を臨ませて前記第1接続部に埋め込まれかつ前記正又は負のうちの一方の電極に接続される第1端子を有して、前記モジュール本体の前記他辺部にこの他端部の全長にわたり装着された端子カバーと、隣接する他の太陽電池モジュールの前記他辺部が挿入され密に嵌り込んで保持される断面コの字状の嵌合部を有した電気絶縁性の第2接続部、及び前記隣接する他の太陽電池モジュールの第1端子と接触する部分を前記嵌合部の内側に臨ませて前記第2接続部に埋め込まれかつ前記正又は負のうちの他方の電極に接続される第2端子を有して、前記モジュール本体の前記一辺部裏面にこの一辺部の端面の近くでかつ前記他辺部側に後退して前記一辺部の全長にわたって装着された端子接続フレームと、を具備することを特徴としている。
【0009】
この発明及び以下の各発明において、モジュール本体は、そのセルが、IV族半導体、例えば結晶系又は非晶質(薄膜)系で作られるもの、若しくは例えばGaAsに代表される化合物半導体で作られるもの、又は例えばフタロシアニン色素に代表される有機物半導体で作られるもの等を使用できる。更に、この発明及び以下の各発明において、端子カバーの第1接続部は、モジュール本体の光入射面となる表面、モジュール本体の裏面、これら表裏両面間のモジュール本体の端面の少なくとも一つの面に設けてあればよいが、前記3面に亘って断面コの字形状をなして設ける場合には、この第1接続部でモジュール本体の他辺部を機械的及び防水的に保護できる点で優れているとともに、第1接続部に埋め込まれた第1端子の一部は、第1接続部外に突出させて、或いは突出させることなく露出させる等により、第1接続部外に臨ませることができる。又、この発明及び以下の各発明において、端子接続フレームの第2接続部は、モジュール設置部に太陽電池モジュールを支持する架台を兼ねていてもいなくてもよいとともに、この第2接続部に埋め込まれた第2端子の一部は、第2接続部のコの字状をなす嵌合部の内側に突出させて、或いは突出させることなく露出させる等により、嵌合部の内側に臨ませることができる。更に、この発明及び以下の各発明において、端子接続フレームの第2接続部へのモジュール本体の他辺部の挿入保持に伴い互いに接触して電気的に接続される第1端子と第2端子とは、前記他辺部の裏面側で接続されるように設けるとよく、この場合には、前記他辺部の第2接続部への挿入保持状態において、電気的接続部に至る浸水経路を屈曲させて、かつ、長く確保できるので、前記接続部の防水性を向上できる点で好ましい。又、この発明及び以下の各発明の太陽電池モジュールは、建物外装材、特に屋根葺き材として、あるいは壁材等として使用できる。
【0010】
請求項1の発明に係る複数の太陽電池モジュールは、モジュール設置部において並設され、互いに直列に電気的に接続しつつ機械的に連結される。この連結及び接続は、隣接する太陽電池モジュールの内の一方の太陽電池モジュールの端子カバーが装着された他辺部を、他方の太陽電池モジュールに装着された端子接続フレームの第2接続部が有する嵌合部内に挿入し嵌め合わせることによりなされる。つまり、前記挿入による嵌め合い構造で隣接した太陽電池モジュール同士を機械的に連結するとともに、互いに嵌まり合っている前記他辺部の第1接続部外に臨んだ第1端子と、前記端子接続フレームの嵌合部の内側に臨んだ第2端子とが接触して、隣接した太陽電池モジュール同士を電気的に直列接続する。そして、既述の挿入に伴う嵌まり合いにより端子カバーと端子接続フレームとの間に水密構造を確保できるとともに、前記端子接続フレームはモジュール本体の裏面に装着されているので、互いに嵌まり合った端子カバーと端子接続フレームとが、モジュール本体の端子接続フレームが装着された一辺部で覆われて、雨水が第1、第2の両端子の接続部に回り込みづらくできる。そのため、前記第1、第2の両端子の接続部に太陽電池モジュールの表面を流下する雨水が浸入することを確実に抑制できる。この発明の実施においては、請求項2の発明のように、前記端子カバーが、前記他辺部の表面、裏面、及び端面を夫々覆っていて、前記第1端子を、前記第1接続部の前記他辺部裏面に回りこんだ下部の下面に露出させるとともに、前記第2端子を、前記嵌合部の下側部分の上面に露出させて、前記他辺部が隣接する他の太陽電池モジュールの前記第2接続部に挿入して保持された状態で、前記第1端子と第2端子との電気的接続部に至る浸水経路がコの字状に屈曲されるようにした構成とすることが好ましい。
【0011】
同様に、前記課題を解決するために、請求項3の発明に係る屋根は、前記請求項1又は2に記載の太陽電池モジュールを屋根葺き材として用い、前記端子カバーを棟側に位置させるとともに前記端子接続フレームを軒側に位置させて前記太陽電池モジュールを配置し、相対的に軒側に位置する太陽電池モジュールの棟側辺部を相対的に棟側に位置する太陽電池モジュールが備える前記端子接続フレームの嵌合部に挿入保持させて、これら各太陽電池モジュールを前記棟軒方向に隣接させて棟側から軒側に向って葺いたことを特徴としている。
【0012】
請求項3の発明において、屋根葺き材として使用される太陽電池モジュールは、棟軒方向に沿って棟側から軒側に向けて順次並べられて屋根を葺くものであり、それに伴い棟軒方向に互いに隣接する太陽電池モジュール同士は、電気的に直列接続されるとともに機械的に連結される。この場合の接続及び連結の手順は請求項1の発明と同様に行われる。そのため、端子カバーと端子接続フレームとの嵌まり合いによりこれら両者間に水密構造を確保できるとともに、互いに嵌まり合った端子カバーと端子接続フレームとは、相対的に棟側に配置された太陽電池モジュールのモジュール本体の端子接続フレームが装着された下辺部で覆われて、雨水が第1、第2の両端子の接続部に回り込みづらくできる。したがって、第1、第2の両端子の接続部に太陽電池モジュールの表面を流下する雨水が浸入することを確実に抑制できる。この発明の実施においては、請求項4の発明のように、前記軒棟方向と直角に交差する方向に延びるとともに前記軒棟方向に互いに平行でかつ所定ピッチで野地板上に固定された複数の架台を備え、前記第2接続部に前記嵌合部から下向きに突設された連結部を前記架台に固定して、前記太陽電池モジュールが葺かれている構成とすることが好ましい。
【0013】
請求項5の発明は、請求項3又は4の発明において、前記棟軒方向に隣接した太陽電池モジュールのうち棟側太陽電池モジュールの下辺部で、これに隣接する軒側太陽電池モジュールの上辺部をひさし状に覆ったことを特徴としている。この請求項5の発明の実施においては、請求項6の発明のように、前記上辺部とこれを上方から覆った前記下片部との間にコーキング材を設けることが好ましい。
【0014】
この発明においては、嵌まり合った端子カバーと端子接続フレームとを相対的に棟側太陽電池モジュールの下辺部でひさし状に覆っているから、この下辺部で雨水を水切りして、雨水が第1、第2の両端子の接続部に回り込むことを、より少なくできる。したがって、第1、第2の両端子の接続部に太陽電池モジュールの表面を流下する雨水が浸入することを確実に抑制できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図4を参照しながら本発明の第1の実施の形態を説明する。
【0016】
図1中1は建物である。この建物1の屋根2は、棟軒方向に葺かれて縦横整列して設置された屋根葺き材として多数枚の太陽電池モジュール4とを備えている。なお、図2及び図3中5は棟木、6は棟木カバー、7はもや、8は鼻もや、9は鼻隠し、10は図示されない垂木で支えられる太陽電池モジュール設置面である屋根下地板としての野地板であり、これら屋根構造材上に所定数の太陽電池モジュール4を装着して屋根2が構成されている。野地板10上には必要に応じて図示しないルーフィング(防水シート)が葺き込まれることがある。
【0017】
各太陽電池モジュール4は、図1(B)、図3、及び図4に示されるようにモジュール本体21と、端子カバー22と、端子接続フレーム23と、裏受け部材24とを備えて形成されている。
【0018】
モジュール本体21は、ガラス製の透明基板25と、この透明基板25の裏面に形成されて互いに直列に接続されて太陽光発電をする複数のアモルファスシリコン製のセル26と、これらセル群を間に置いてその両側に配置されるとともにセル群に電気的に接続して設けられた正負電極としての一対のバスバー27、28と、透明基板25の裏側にセル26及びバスバー27、28を封止して設けられた図示しない充填材と、この充填材の裏面に積層された図示しない封止材とを備えて形成されている。
【0019】
モジュール本体21は長四角形状であって、互いに平行な各セル26及びバスバー27、28はモジュール本体21の長手(左右)方向に延びて設けられている。そして、モジュール本体21の軒側の一辺部(以下軒側辺部と称する。)21aに設けられた一方のバスバー27は正の電極として用いられ、軒側辺部21aと対をなすモジュール本体21の棟側の他辺部(以下棟側辺部と称する。)21bに設けられた他方のバスバー28は負の電極として用いられている。
【0020】
端子カバー22はモジュール本体21の棟側辺部21bに装着されている。図3(B)及び図4に示すように端子カバー22は、合成樹脂の成形品等の電気絶縁材料からなる第1接続部31と、この接続部31に埋め込まれた第1端子32とを有して形成されている。
【0021】
断面コの字状に成形された第1接続部31は、モジュール本体21の棟側辺部21bに、この辺部21bの表面、裏面、及び端面を夫々覆って嵌合し図示しない接着剤を介して接着されている。この接続部31は棟側辺部21bの全長にわたり延びている。棟側のバスバー28から一体に延出された、若しくはバスバー28に半田付け等により接続された出力線28aは、第1接続部31内において第1端子32の一端部に半田付けにより接続されている。なお、符号33は半田を示している。第1端子32の他端部は第1接続部31の外面に露出して第1接続部31外に臨んで設けられている。詳しくは、棟側辺部21bの裏面に回り込んでいる第1接続部31の下部の下面において、第1端子32の他端部が露出されている。又、第1接続部31の先端には後述の嵌合部への挿入を円滑に行わせるために、図4に示すように面取りを設けることが望ましい。
【0022】
端子接続フレーム23は、モジュール本体21の軒側辺部21aの裏面に装着されている。図3(B)及び図4に示すように端子接続フレーム23は、合成樹脂の成形品等の電気絶縁材料からなる第2接続部35と、この接続部35に埋め込まれた第2端子36とを有して形成されている。
【0023】
第2接続部35は、断面コの字状の嵌合部35aと、この嵌合部35aの開口縁から一体に突設された下向きの連結部35bと、嵌合部35aからその開口と反対向きに一体に突設された取付け部35cとを有し、取付け部35cは嵌合部35aの上面と面一に設けられている。この第2接続部35は、嵌合部35a及び取付け部35cの上面を軒側辺部21aの裏面に接着剤を介して接着することにより、軒側辺部21aの軒端より棟側に少し後退して装着されている。嵌合部35aの内側には端子カバー22が被着されたモジュール本体21の棟側辺部21bが密に挿入保持されるようになっている。この第2接続部35は軒側辺部21aの全長にわたり延びている。なお、嵌合部35bの入口には後述の嵌め合いを円滑に行わせるために、図4に示すように面取りを設けることが望ましい。
【0024】
軒側のバスバー27から一体に延出された、若しくはバスバー27に半田付け等により接続された出力線27aは、第2接続部35内において第2端子36の一端部に半田付けにより接続されている。なお、符号37は半田を示している。第2端子36の他端部は嵌合部35aの内側に露出して第2接続部35外に臨んで設けられている。詳しくは、前記第1接続部31の下辺部と接する嵌合部35aの下側部分の上面において、第2端子36の他端部が露出されている。この露出部分36aは逆V状をなして嵌合部35aの内側に突出され、前記第1端子32と接触するようになっている。
【0025】
前記裏受け部材24は、発泡スチレン等の弾性材料からなり、モジュール本体21における前記両辺部21a、21b間の中間部裏面全体に接着固定されていて、断熱作用を呈する。この裏受け部材24の下面は前記野地板10に接合されるように野地板10の傾斜に適合して傾斜されており、その接合によってモジュール本体21が撓むのを防止する緩衝作用を呈するようになっている。
【0026】
又、図1(B)、図3、及び図4中41は屋根2の横方向、つまり、軒棟方向と直角に交差する方向に沿って延びるアルミニューム合金の押出し型材製のレール状架台であって、野地板10上にねじ止めされる平板状の固定部42と、この上側に一体に形成された筒状部43とからなる。これらの架台41は互いに平行に所定ピッチで野地板10上に夫々取付けられ、その筒状部43の上壁で前記端子接続フレーム23を支持するとともに、筒状部43の前壁には端子接続フレーム23の連結部35bが被さってねじ止めされるようになっている。
【0027】
次に、前記構成の太陽電池モジュール4を多数枚用いて屋根2を葺く手順を説明する。
【0028】
まず、野地板10上に必要本数の架台41を屋根2の横方向に沿って互いに平行に所定間隔を置いて配置して夫々木ねじ44を介して固定する。次に、裏面に予め裏受け部材24が接着されている太陽電池モジュール4を、端子カバー22が装着されている他辺部21bを棟側に位置させるとともに、端子接続フレーム23が装着されている一辺部21aを軒側に位置させた姿勢で、最も棟側に配置して固定する。このセット作業において、端子接続フレーム23は、架台41の筒状部43上に載置され、その連結部35bを通って筒状部43の前壁にねじ込まれるねじ45を介して架台41に固定される。なお、棟側については、野地板10上に固定した図示しない台上に載置され、この台に固定されて端子カバー22を押さえる図示しない適当な押え部材を介して前記台に固定する。
【0029】
この後、以上のようにして野地板10上に固定した既設の太陽電池モジュール4に対して、軒側、つまり、軒棟方向の下方向側から他の太陽電池モジュール4を固定する。この固定は、既設の太陽電池モジュール4が備える端子接続フレーム23の第2接続部35の軒方向に開口している嵌合部35aに、新たに設置しようとする太陽電池モジュール4の端子カバー22が装着された棟側辺部21bを、圧入気味に挿入するとともに、この新たに設置しようとする太陽電池モジュール4の端子接続フレーム23を、一列下の架台41に載置して既述のようにねじ止めすることにより実施される。
【0030】
前記挿入に伴って、図3に示されるように新たに設置しようとする太陽電池モジュール4の棟側辺部21bが、既設の太陽電池モジュール4の端子接続フレーム23の嵌合部35aに密に嵌まり込んで、これら両モジュール4同士の機械的連結がなされる。同時に、嵌合部35aの内側において、既設の太陽電池モジュール4の端子接続フレーム23の第2端子36の露出部分36aに、新たに設置しようとする太陽電池モジュール4の端子カバー22に取付けられている第1端子32の露出している部分が圧接する。そのため、これら両端子32、36を介して、既設の太陽電池モジュール4の軒側に位置されている正極側バスバー27と新たに設置しようとする太陽電池モジュール4の軒側に位置されている負極側バスバー28とが電気的に接続される。
【0031】
これ以降は必要な数の太陽電池モジュール4を、既述の手順にしたがい次々に軒側から野地板10上に設置して、縦方向(軒棟方向)に1列の施工を行った後、次の縦方向の2列目以降についても、同様の手順で棟側から軒側に向けて太陽電池モジュール4を順次野地板10上に設置することにより、屋根2を葺くことができる。なお、最も軒側の太陽電池モジュール4の軒側についての支持は、前記架台41又はこれと同様な支持部材を屋根の軒側に配置して、それに端子接続フレーム23をねじ止めして実施する。又、以上の施工において、最も棟側に位置する太陽電池モジュール4の端子カバー22が有する第1端子32には、屋内に引込まれる出力取出し線が接続され、同様に最も軒側に位置する太陽電池モジュール4の端子接続フレーム23が有する第2端子36には、屋内に引込まれる出力取出し線が接続される。なお、この場合に、第1、第2端子32、36については、出力取出し線が接続された部分を含めて絶縁性の接着剤等を被着して、漏電の恐れがないようにするとよい。
【0032】
前記のように野地板10上に太陽電池モジュール4を設置して屋根2を葺く場合には、作業者は前のめりにならない棟側を向いた楽な姿勢で各太陽電池モジュール4を棟側から軒側に向って葺くことができるとともに、棟軒方向の太陽電池モジュール4同士の連結は、軒側の太陽電池モジュール4の棟側辺部21bを棟側に既設の太陽電池モジュール4の端子接続フレーム23の嵌合部35aに挿入し保持させることで済むから、容易に施工できる。しかも、前記挿入作業により棟軒方向に隣接する太陽電池モジュール4同士を機械的に連結すると同時に、これらモジュール4同士を電気的に直列に接続できるので、各太陽電池モジュール4の裏側に引出された出力取出し線を用いて電気的接続を行う場合のように結線間違いをしないように気を配りながら配線接続作業をする手間を要することがなく、したがって、屋根2の施工作業性を更に向上できる。
【0033】
そして、以上のように施工された屋根2においては、縦方向に隣接した太陽電池モジュール4の互いに機械的に連結している棟側の端子カバー22と軒側の端子接続フレーム23との嵌まり合いにより水密構造を確保できるとともに、端子接続フレーム23はモジュール本体21の裏面に装着されているので、互いに嵌まり合った端子カバー22と端子接続フレーム23とが、モジュール本体21の端子接続フレーム23が装着された軒側辺部21aで覆われて、雨水が第1、第2の両端子32、36の電気的接続部に回り込みづらくできる。すなわち、隣接する太陽電池モジュール4の機械的連結部に通じて太陽電池モジュール4の表面に達する隙間を形成することなく、隣接する太陽電池モジュール4同士を機械的かつ電気的に連結ないし接続できる構成となっている。
【0034】
しかも、相対的に棟側に位置する太陽電池モジュール4の軒側辺部(下辺部)21aは、嵌まり合った端子カバー22と端子接続フレーム23とをひさし状に覆っているから、この軒側辺部21aで雨水を水切りして、雨水が第1、第2の両端子32、36の接続部に回り込むことを、より少なくできる。
【0035】
その上、本実施形態においては、図3に示すように第1、第2の両端子32、36の接続部に至る水の浸入経路がコの字状に屈曲されて、かつ、長いので、前記接続部への雨水の回り込みをより少なくできる。
【0036】
したがって、第1、第2の両端子32、36の接続部に太陽電池モジュール4の表面を流下する雨水が浸入することを確実に抑制でき、それにより、長期間にわたり電気的接続の信頼性を維持できる。
【0037】
なお、本実施形態においては、ひさし状の軒側辺部21aとこの下側の棟側辺部21bとの間に、必要により図3(B)中符号46で示すコーキング材を充填することもでき、この場合には、第1、第2の両端子32、36の接続部への雨水の浸入を一層確実に防止できる。
【0038】
又、前記第1実施形態において、架台41と端子接続フレーム23の第2接続部とを合成樹脂により一体に成形することもできる。この場合、架台41は太陽電池モジュール4の左右方向の幅と同じ長さにして実施すればよく、この実施により、部品点数を削減できるとともに、野地板10への架台41の固定と太陽電池モジュール4の固定とを同時に実現できるので、施工コストを低減することが可能である。
【0039】
図5〜図10は本発明の第2の実施の形態を示している。この第2実施形態では、野地板上への太陽電池モジュールの取付け構造が第1の実施の形態とは異なり、それ以外の構成は、第1実施形態と同じであるから、第1実施形態と同じ構成については同一符号を付して、その構成及び作用の説明は省略する。
【0040】
図中符号3はアルミニューム合金製のレール状の架台であり、これらは野地板10上に棟から軒にわたって縦方向に配置されている。この架台3は、図8に示されるように底壁3aと、この底壁3aの両側縁から夫々直角上向きに折れ曲がった一対の側壁3bとを有して例えば断面コの字状に形成されていて、その開放面を上にして底壁3aを通る木ねじや釘等を用いて野地板10に固定されている。
【0041】
図5及び図9に示すように架台3の両側壁3bには、第1、第2の連結溝15、16が所定間隔毎に複数組み設けられている。各組の第1、第2の連結溝15、16において、第1連結溝15は棟側に位置し、第2連結溝16は軒側に位置している。両側壁3bの第1連結溝15同士、及び第2連結溝16同士は夫々対向している。第1、第2の連結溝15、16は、いずれも側壁3bの上端に開放されるともに、架台3の高さ方向に延びる縦溝部Aと、この溝部Aの下端から直角状に折れ曲がって架台3の長手方向に沿い棟方向に延びる横溝部Bと、この溝部Bの奥端部をなす落込み溝部Cとから略L字状に形成されている。両連結溝15、16の横溝部Bの長さは同じであり、同様に落込み溝部Cは後述の連結突起の直径分程度下がった溝部からなる。又、第1連結溝15の縦溝部Aは第2連結溝16の縦溝部Aよりも長く、それにより、棟側の第1連結溝15は軒側の第2連結溝16より深く形成されている。
【0042】
図5及び図6等に示されるように各太陽電池モジュール4は、太陽光発電をするモジュール本体21と、端子カバー22と、端子接続フレーム23と、フレーム51と、止水板52とを備えている。モジュール本体21は四角形状であって、その左右両端間の幅は各架台3の配設ピッチより僅かに短い。端子カバー22及び端子接続フレーム23は第1実施形態のものと同じである。
【0043】
アルミニューム合金の押出し型材製のL型アングル材を四角枠状に連結して形成されたフレーム51の縦横寸法は、いずれもモジュール本体21の縦横寸法より小さく、このフレーム51は、モジュール本体21の各辺からいずれも突出することなく内側に寄せてモジュール本体21の裏面に接着止めして取付けられている。フレーム51の左右両側の枠材51a、51bにはピン状の第1、第2の連結突起53、54が外向きに突設されている。
【0044】
止水板52は、モジュール本体21の棟軒方向の寸法(奥行き寸法)に略等しい長さの短冊状のステンレス板からなるものであって、図6及び図9に示されるように一端部に折れ曲がって一段下がる段差端部52aを有している。止水板52は、その段差端部52aを軒側に向けた姿勢で、モジュール本体21の例えば枠材51b側の一辺部21dに接着止めされている。こうして固定された止水板52の幅方向半分は前記一辺部21dよりも外に突き出して設けられている。
【0045】
次に、前記構成の太陽電池モジュール4を用いて屋根2を葺く手順を説明する。
【0046】
まず、棟から軒にわたって野地板10上に多数本の架台3を所定間隔毎に互いに平行にねじ止めする。次に、軒側から棟側に向けて隣接する架台3間に太陽電池モジュール4を夫々装着する。このモジュール4の装着手順は図10(A)〜(D)に示されている。
【0047】
すなわち、図10(A)に示すように装着すべき太陽電池モジュール4を端子カバー22が装着された棟側辺部21b側が前下がりとなる姿勢にして隣接した一対の架台3間に導き、このモジュール4の棟側の第1連結突起53を、前記一対の架台3の相対向する一方の側壁3bに設けられている棟側の第1連結溝15の縦溝部Aに夫々上方から嵌め込む。次に、図10(B)に示すように太陽電池モジュール4の軒側を下げて、その軒側の第2連結突起54を、一対の架台3の軒側の第2連結溝16の縦溝部Aに上方から嵌め込む。この後、太陽電池モジュール4全体を下げて、図10(C)に示すように第1連結突起53を第1連結溝15の縦溝部Aの底に当接させるとともに、第2連結突起54を第2連結溝16の縦溝部Aの底に当接させる。この時、両連結溝15、16の縦溝部Aの深さの差にしたがって太陽電池モジュール4はやや前下がりの姿勢となる。最後に、両連結溝15、16の横溝部Bに沿って図10(D)に示すように太陽電池モジュール4全体を棟側に押して移動させ、横溝部Bの奥で当て止まった状態で、図10(D)中矢印に示すように太陽電池モジュール4全体を必要により押し下げて、両連結突起53、54を夫々両連結溝15、16の落込み溝部Cに落とし込んで引掛ける。
【0048】
以上の手順により、隣接する架台3を利用してこれらにわたって太陽電池モジュール4が装着される。この取付け状態では、前記引っ掛りにより下方及び棟軒方向に動き止めできるとともに、横溝部Bの奥端部の上側縁により上方向の動きを抑制できる。前記装着により、図8に示されるようにモジュール本体21の左右両辺部21c、21dは、架台3の幅方向略中央位置に達するように突き出て架台3の真上に配置されるとともに、辺部21dの裏面に固定された止水板52は、架台3の幅全体を覆ってこの架台3の真上に配置される。
【0049】
この後、前記最も棟側の太陽電池モジュール4の下方側(軒側)に次に葺くべき2番目以降の他の太陽電池モジュール4を、図10(A)〜(D)で説明した前記手順を繰り返して順次取付ける。
【0050】
接続された複数の太陽電池モジュール4の軒側や棟側の一番端に配置された太陽電池モジュール4には、図示しないケーブル接続用部材、つまり、棟側にはケーブルが電気的・機械的に接続されているケーブル端子接続フレーム、軒側にはケーブルが電気的・機械的に接続されているケーブル端子カバーを接続する。これらのケーブル接続フレームやケーブル接続カバーのケーブルをそれぞれ軒側に集めて、並列または直列に接続し或いはそのまま屋内に引込みインバーターへ接続することで、電力の屋外への引込みを行う。
【0051】
この2番目以降の太陽電池モジュール4の装着の際、取付けようとする太陽電池モジュール4を、最後に棟方向へ移動させるに伴い、既設の太陽電池モジュール4の軒側辺部21aの裏側に、取付けようとする太陽電池モジュール4の棟側辺部21bが潜り込む。この時、取付けようとする太陽電池モジュール4の棟側辺部21bは、既設の太陽電池モジュール4の軒側辺部21aの裏側に装着されている端子接続フレーム23の嵌合部35aに挿入して密に嵌まり込むから、既設の太陽電池モジュール4と取付けようとする太陽電池モジュール4とが機械的に連結されると同時に、これらモジュール4同士が電気的に直列接続される。なお、この連結及び接続の詳細は前記第1実施形態と同じあるので、詳しい説明は省略するが、その状態は図5に示されている。
【0052】
又、以上の2番目以降の太陽電池モジュール4取付けにおいて、その止水板52の棟側端部は、図9に示すように既設の太陽電池モジュール4の軒側の段差端部52a上に重ねられる。この時、段差端部52aの先端縁は斜め下向きに曲がっているので、前記重ね合わせにおいて、引っ掛かる恐れが少ない。
【0053】
この後、既設の太陽電池モジュール4の軒側辺部21aと下方位置の太陽電池モジュール4の棟側辺部21bとの間に、必要に応じて図5(B)中2点鎖線で示すコーキング材46を挟み込むように介装して、棟軒方向に隣接した両太陽電池モジュール4相互間の雨仕舞をする。
【0054】
なお、実際の屋根葺きは棟軒方向の列毎に優先して行なうものではなく、図7に示すように左右方向に隣接する太陽電池モジュール4を葺きながら棟から軒側に向って葺かれるようになっている。そのため、左右方向に隣接する太陽電池モジュール4が葺かれた状態では、図8に示すようにモジュール本体21の左右の辺部21c、21dが夫々架台3の幅方向略中央位置に達するように突き出て架台3の真上に配置されて、後から装着された太陽電池モジュール4のモジュール本体21の辺部21cは、先行して装着された左右方向隣の太陽電池モジュール4のモジュール本体21の辺部21dよりせり出している止水板52の上面に重ね合わされる。
【0055】
最後に、以上の手順により、全ての太陽電池モジュール4を架台3に連結して野地板10上に取付けた後、左右方向に隣接する太陽電池モジュール4の互いに接近した辺部21c、21d間に、コーキング材55を充填する。このコーキング材55は棟軒方向に連続して装着される。それによって、左右方向に隣接した太陽電池モジュール4間の止水処理が行なわれる。以上により屋根葺き作業が全て完了する。
【0056】
そして、この第2実施形態においても、直列に接続された多数のセル及びこれらセル群に接続された正負のバスバーを有して太陽光発電をするモジュール本体21と、この本体21の棟側辺部21bに装着され、電気絶縁性の第1接続部31、及びこの接続部31外に一部を臨ませて第1接続部31に埋め込まれかつ負極側バスバーに接続された第1端子32を有する端子カバー22と、棟側辺部21bと対をなすモジュール本体21の軒側辺部21aの裏面に装着され、隣接する他の太陽電池モジュール4の棟側辺部21bが挿入保持される断面コの字状の嵌合部35bを有した電気絶縁性の第2接続部35、及び前記他の太陽電池モジュール4の第1端子32と接触する部分を第2接続部35の内側に臨ませて第2接続部35に埋め込まれかつ正極側バスバーに接続された第2端子36を有する端子接続フレーム23と、を具備する太陽電池モジュール4を用いて屋根を葺くから、第1実施形態と同様に本発明の課題を解決できる。
【0057】
【発明の効果】
請求項1〜6の発明によれば、端子カバーと端子接続フレームとの嵌まり合いによって、隣接する太陽電池モジュール同士の機械的連結と電気的接続とが同時に可能であるから、施工性に優れる。しかも、前記端子カバーと端子接続フレームとの嵌まり合いによって形成される水密構造の確保とあいまって、電気的接続を担う第1、第2の両端子の接続部に雨水が回り込みづらくなるように前記水密構造の部分をモジュール本体の裏面に設けて、前記両端子の接続部に太陽電池モジュールの表面を流下する雨水が浸入することを確実に抑制したので、長期間にわたり電気的接続の信頼性を維持できる太陽電池モジュール及び屋根を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の第1の実施の形態に係る太陽電池モジュールを用いて屋根が葺かれた建物の斜視図。
(B)は一枚の屋根葺き用太陽電池モジュールを示す斜視図。
【図2】図1に示された屋根の一部を示す略断面図。
【図3】(A)は図1(A)中Z−Z線に沿う断面図。
(B)は図3(A)中Y部の拡大図。
【図4】図1(B)中X−X線に沿う断面図。
【図5】(A)は本発明の第2の実施の形態に係る太陽電池モジュールの屋根への配置状態を示す断面図。
(B)は図5(A)中W部の拡大図。
【図6】第2の実施の形態に係る太陽電池モジュールを一部分解して示す斜視図。
【図7】第2の実施の形態に係る太陽電池モジュールで屋根を葺く手順を説明するための斜視図。
【図8】図7中V−V線に沿って示す断面図。
【図9】図7中U−U線に沿って示す断面図。
【図10】(A)〜(D)は第2の実施の形態に係る太陽電池モジューを設置レールに取付ける手順を順を追って示す説明図。
【符号の説明】
2…屋根
4…太陽電池モジュール
10…野地板(屋根下地材)
21…モジュール本体
21a…モジュール本体の軒側辺部(一辺部)
21b…モジュール本体の棟側辺部(他辺部)
22…端子カバー
23…端子接続フレーム
26…セル
27、28…バスバー(電極)
31…第1接続部
32…第1端子
35…第2接続部
35a…嵌合部
35b…連結部
36…第2端子
41…架台
46…コーキング材

Claims (6)

  1. 複数並設して使用される太陽電池モジュールであって、
    直列に接続された多数のセル及びこれらセル群に接続された正負の電極を有して太陽光発電をするとともに四角形状をなしその対をなす一辺部及び他辺部に前記正負の電極が設けられたモジュール本体と、
    電気絶縁性の第1接続部、及びこの接続部外に一部を臨ませて前記第1接続部に埋め込まれかつ前記正又は負のうちの一方の電極に接続される第1端子を有して、前記モジュール本体の前記他辺部にこの他端部の全長にわたり装着された端子カバーと、
    隣接する他の太陽電池モジュールの前記他辺部が挿入され密に嵌り込んで保持される断面コの字状の嵌合部を有した電気絶縁性の第2接続部、及び前記隣接する他の太陽電池モジュールの第1端子と接触する部分を前記嵌合部の内側に臨ませて前記第2接続部に埋め込まれかつ前記正又は負のうちの他方の電極に接続される第2端子を有して、前記モジュール本体の前記一辺部裏面にこの一辺部の端面の近くでかつ前記他辺部側に後退して前記一辺部の全長にわたって装着された端子接続フレームと、
    を具備することを特徴とする太陽電池モジュール。
  2. 前記端子カバーが、前記他辺部の表面、裏面、及び端面を夫々覆っていて、前記第1端子を、前記第1接続部の前記他辺部裏面に回りこんだ下部の下面に露出させるとともに、前記第2端子を、前記嵌合部の下側部分の上面に露出させて、前記他辺部が隣接する他の太陽電池モジュールの前記第2接続部の嵌合部に挿入して保持された状態で、前記第1端子と第2端子との電気的接続部に至る浸水経路がコの字状に屈曲されるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュール。
  3. 前記請求項1又は2に記載の太陽電池モジュールを屋根葺き材として用い、前記端子カバーを棟側に位置させるとともに前記端子接続フレームを軒側に位置させて前記太陽電池モジュールを配置し、相対的に軒側に位置する太陽電池モジュールの棟側辺部を相対的に棟側に位置する太陽電池モジュールが備える前記端子接続フレームの嵌合部に挿入保持させて、これら各太陽電池モジュールを前記棟軒方向に隣接させて棟側から軒側に向って葺いたことを特徴とする屋根。
  4. 前記軒棟方向と直角に交差する方向に延びるとともに互いに平行でかつ前記軒棟方向に所定ピッチで野地板上に固定された複数の架台を備え、前記第2接続部に前記嵌合部から下向きに突設された前記第2接続部の連結部を前記架台に固定したことを特徴とする請求項3に記載の屋根
  5. 前記棟軒方向に隣接した太陽電池モジュールのうち棟側太陽電池モジュールの下辺部で、これに隣接する軒側太陽電池モジュールの上辺部をひさし状に覆ったことを特徴とする請求項3又は4に記載の屋根。
  6. 前記上辺部とこれを上方から覆った前記下片部との間にコーキング材を設けたことを特徴とする請求項5に記載の屋根。
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