JP2000281842A - 熱可塑性ポリオレフィン含有水素化ニトリルゴム組成物 - Google Patents

熱可塑性ポリオレフィン含有水素化ニトリルゴム組成物

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JP2000281842A
JP2000281842A JP11217617A JP21761799A JP2000281842A JP 2000281842 A JP2000281842 A JP 2000281842A JP 11217617 A JP11217617 A JP 11217617A JP 21761799 A JP21761799 A JP 21761799A JP 2000281842 A JP2000281842 A JP 2000281842A
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nitrile rubber
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rubber
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Paul Rau
ラウ ポール
Philippe Milazzo
ミラッツォ フィリッペ
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L23/00Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L23/02Compositions of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加硫品が、、水素化ニトリルゴム
の望ましい機械的特性ならびに耐熱性および耐化学薬品
性を保持したうえ、さらに改良された他の機械的性質を
具備する水素化ニトリルゴム組成物を提供する。 【解決手段】 少なくとも一種の水素化ニトリ
ルゴムと少なくとも一種の熱可塑性ポリオレフィンを含
み、水素化ニトリルゴムと熱可塑性ポリオレフィンとの
重量比が95:0.5〜50:50であるゴム組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱可塑性ポリオレ
フィンを含有する水素化ニトリルゴム組成物に関する。
このゴム組成物は、その加硫物が水素化ニトリルゴムの
望ましい機械的特性ならびに耐熱性および耐化学薬品性
を実質的に保持し、さらに改良された他の機械的特性を
有している。本発明は、さらに、加硫されたゴム組成
物、およびゴム製品に関する。
【0002】
【従来の技術】タイヤの他に、ゴムは、自動車のその他
の種々のパーツ、車両および機械に広く用いられてい
る。これらの使用環境下に、ゴム製品は、広い使用温度
範囲に亘って、意図する使用用途に要求される機械的特
性を低下することなく、オイル、水、空気またはオゾン
などの化学環境に耐えねばならない。良好な耐熱老化
性、耐化学薬品性および適当な機械的性質を有する水素
化ニトリルゴムは、自動車のように物理的環境下に性能
を発揮する機械的パーツとして用いられている。しかし
ながら、水素化ニトリルゴムは比較的高価であるため、
或る分野ではその使用が制約されている。
【0003】従って、水素化二トリルは、NBR,EC
O,CR,EPDM,CPEなどのような他のエラスト
マーとブレンドすることが考慮されている。例えば、米
国特許5,612,418には部分的に水素化したニト
リルゴムとポリアクリレートエラストマーとのブレンド
が記載されている。概して、エラストマーとのブレンド
では、物性、特に耐熱性はブレンド成分との中間値とな
る。これらのブレンドでは、各成分を共加硫して、熱硬
化特性、例えば、昇温下の耐圧縮永久歪を保持すること
が重要である。
【0004】従来技術においては、熱可塑性樹脂にゴム
を組み合せ用いる試みがなされているが、ゴムを熱可塑
性樹脂の変性剤として用いることに目が向けられてお
り、ゴムはバラバラの粒子として(ゴムは部分的に加硫
されていてもよい)熱可塑性樹脂のマトリックス中に分
散するような割合で用いられる。例えば、熱可塑性樹脂
を水素化ニトリルゴムで変性することが知られている。
しかしながら、その変性組成物は、ゴムが一般に用いら
れている分野には適当でない。換言すれば、そのような
ゴム変性熱可塑性樹脂組成物は十分なゴム状性質をもっ
ていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、熱可塑性ポリオレフィン、例えばポリエチレンを含
有する水素化ニトリルゴムの組成物であって、水素化ニ
トリルゴムの望ましい機械的特性ならびに耐熱性および
耐化学薬品性を保持したうえ、さらに改良された他の機
械的性質を有する水素化ニトリルゴム組成物を提供する
ことにある。本発明の他の目的は、上記のような水素化
ニトリルゴム組成物を加硫してなるゴム組成物、および
その製品を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かくして、本発明によれ
ば、少なくとも一種の水素化ニトリルゴムと少なくとも
一種の熱可塑性ポリオレフィンを含み、水素化ニトリル
ゴムと熱可塑性ポリオレフィンとの重量比が95:0.
5〜50:50であるゴム組成物が提供される。
【0007】さらに本発明によれば、少なくとも一種の
水素化ニトリルゴムと少なくとも一種の熱可塑性ポリオ
レフィンを含み、水素化ニトリルゴムと熱可塑性ポリオ
レフィンとの重量比が95:0.5〜50:50である
ゴム組成物を加硫することによって得られる、加硫され
たゴム組成物が提供される。さらに本発明によれば、そ
のような加硫されたゴム組成物から製造された物品が提
供される。
【0008】
【発明の実施の形態】水素化ニトリルゴムは、不飽和ニ
トリル/共役ジエン共重合体ゴムまたは不飽和ニトリル
/共役ジエン/エチレン系不飽和単量体・三元共重合体
を既知の方法で水素化することによって調製される。ニ
トリルゴムの調製に使用される不飽和ニトリル単量体の
具体例としてはアクリロニトリルおよびメタクリロニト
リルが挙げられ、また、共役ジエン単量体の具体例とし
ては1,3−ブタジエン、2,3,−ジメチルブタジエ
ン、イソプレンおよび1,3−ペンタジエンが挙げられ
る。
【0009】不飽和ニトリル単量体および共役ジエン単
量体と共重合することができるエチレン系不飽和単量体
の具体例としては、アクリル酸、メタクリル酸、イタコ
ン酸、マレイン酸などの不飽和カルボン酸、およびその
塩;メチルアクリレート、ブチルアクリレートなどの不
飽和カルボン酸のアルキルエステル;メトキシアクリレ
ート、エトキシエチルアクリレート、メトキシエチルア
クリレートなどの不飽和カルボン酸のアルコキシアルキ
ルエステル;アクリルアミド、メタクリルアミド;N−
メチロールアクリルアミド、N,N´−ジメチロールア
クリルアミドおよびN−エトキシメチロールアクリルア
ミドのようなN−置換アクリルアミド;N−メチロール
メタクリルアミド、N,N´−ジメチロールメタクリル
アミドおよびN−エトキシメチルメタクリルアミドのよ
うなN−置換メタクリルアミドが挙げられる。共重合可
能なエチレン系不飽和単量体に代えて、ビニルノルボル
ネン、ジシクロペンタジエンまたは1,4−ヘキサジエ
ンのような非共役ジエンをコモノマーとして用いること
ができる。
【0010】本発明で用いる水素化ニトリルゴムの例と
しては、ブタジエン/アクリロニトリル共重合体ゴム
(NBR)、イソプレン/アクリロニトリル共重合体ゴ
ム、イソプレン/ブタジエン/アクリロニトリル共重合
体ゴムおよびブタジエン/アクリル酸/アクリロニトリ
ル共重合体ゴムの水素化物が挙げられる。常用される水
素化ニトリルゴムは、アクリロニトリル15〜50重量
%とブタジエン85〜50重量%とのフリーラジカル開
始剤による溶液または乳化共重合により得られるHNB
Rである。共重合により得られるNBR中のブタジエン
に由来する不飽和結合単位は水素化されて、残留不飽和
結合単位(不飽和度)は0.1〜20%となる。不飽和
度が0.1%未満の水素化ニトリルゴムは過酸化物加硫
が容易でなく、不飽和度が20%を超える水素化ニトリ
ルゴムは耐熱老化性に劣り、オゾンに対する耐性も劣
る。本発明で用いる水素化ニトリルゴムは単一の水素化
ニトリルゴムであっても、または、所望のバランスされ
た特性を有するように選ばれた二種またはそれ以上の水
素化ニトリルゴムの混合物であってもよい。
【0011】熱可塑性ポリオレフィンは、ゴムではなく
熱可塑性樹脂である、すなわち、ある程度結晶性を示
し、室温より高い融点を有し、意図する使用温度範囲に
おいて通常ゴム状ではない。熱可塑性ポリオレフィン
は、一般に流延、成型または押出しなどの成形手段によ
ってコンテナー、種々の消費者用製品、パイプ、フィル
ム、およびケーブルなどの絶縁被覆材料として広く利用
される。熱可塑性ポリオレフィンは、コストが低く、耐
化学薬品性がよく、機械的特性の利用範囲が広く、例え
ば過酸化物で架橋可能なため、多岐に亘る利用が可能で
ある。
【0012】本発明で用いるのに適当な熱可塑性ポリオ
レフィンは、分子中に一つの二重結合を有する不飽和脂
肪族炭化水素単量体の重合体であり、最も常用される単
量体はエチレンおよびプロピレンである。イソブテン、
ブテン−1および4−メチルペンテン−1も適当な単量
体である。熱可塑性ポリオレフィンは、不飽和脂肪族炭
化水素単量体の単独重合体、不飽和脂肪族炭化水素単量
体と他の不飽和脂肪族炭化水素単量体との共重合体、不
飽和脂肪族炭化水素単量体と、酢酸ビニル、アクリル酸
エチル、不飽和カルボン酸(例えば、メタクリル酸)な
どの他の単量体との共重合体のいずれであってもよい。
【0013】本発明のゴム組成物に用いる熱可塑性ポリ
オレフィンは格別限定されることはなく、意図する用途
に望まれる特性に応じて選ぶことができる。本発明で用
いる熱可塑性ポリオレフィンは単一のポリオレフィンで
あっても、または、所望のバランスされた特性、特に機
械的特性を有するように選ばれた二種またはそれ以上の
ポリオレフィンの混合物であってもよい。所望の特性を
得るにはキュァが必要である、キュァには過酸化物加硫
剤が好適である。過酸化物加硫剤は、多くのポリオレフ
ィン、特にポリエチレン、および水素化ニトリルゴムの
両者に対して架橋材として作用するからである。換言す
れば、本発明のゴム組成物において、熱可塑性ポリオレ
フィンは架橋後では少なくとも部分的に架橋している。
【0014】ポリオレフィン重合体の詳細は、エンサイ
クロぺディア・オブ・ケミカル・テクノロジー、3版、
16巻、385−479頁(1981)に記載されてお
り、その内容に代えてここでは書名の引用にとどめる。
熱可塑性ポリオレフィンの中ではポリエチレンおよびポ
リプロピレンが広い範囲の特性を示し、最も広く用いら
れる。特にポリエチレンは密度に応じてASTM分類に
より区分されている。ASTM分類の他に、ポリエチレ
ンに対しては次の用語が用いられている。 LDPE: 初期のポリエチレン製造方法として開発さ
れた高圧重合法によって製造される分岐度の大きい低密
度ポリエチレン HDPE: 比較的新しいポリエチレン製造方法である
低圧重合法によって製造される分岐度の小さい線状の高
密度ポリエチレン LLDPE: 低圧重合により製造される線状の低密度
ポリエチレン ポリエチレンの性質、特に分岐度および物性は、エチレ
ンにα−オレフィンを共重合するか、または無水マレイ
ン酸などの他の官能性単量体をグラフトすることにより
変えることができる。従って、LLDPEとは、エチレ
ンと1−ブテン、1−ペンテンまたは1−オクテンなど
のα−オレフィンとの共重合体をも意味する。LLDP
Eは、LDPEと比較して、バランスされた靭性、剛
性、応力亀裂抵抗および電気的特性を有している。HD
PEは常温において高い耐溶剤性および耐化学薬品性を
有し、食品に触れても安全であるため広く用いられる。
従って、LLDPEおよびHDPEは、LDPEと比較
して、現在では広く用いられている。
【0015】本発明において、水素化ニトリルゴムと熱
可塑性ポリオレフィンとは、重量比として95:0.5
〜50:50、好ましくは95:5〜50:50、より
好ましくは85:15〜65:45、さらに好ましくは
80:20〜70:30の割合で混合される。本発明の
組成物中には、水素化ニトリルゴム/熱可塑性ポリオレ
フィン組成物の特性が実質的に損なわれない限り、少量
の他のエラストマーまたはゴムを配合することができ
る。本発明の組成物には、ゴム配合に用いられる添加
剤、および熱可塑性ポリオレフィンに用いられるUV保
護剤のような添加剤を配合することができる。添加剤は
格別限定されることはなく、その例としては、カーボン
ブラックその他の補強用充填材、抗酸化剤、軟化剤、エ
キステンダー、可塑剤、オゾン亀裂防止剤などが挙げら
れる。
【0016】さらに、本発明の組成物には、加硫剤ない
しキュア剤、および所望により、活性化剤のような加硫
助剤ないしキュア助剤が配合される。加硫剤ないしキュ
ア剤は格別限定されることはなく、多くの場合、過酸化
物が好ましく用いられるが、硫黄系加硫剤/キュア剤も
使用可能である。所望により、加硫剤ないしキュア剤
と、組み合わせ用いられる加硫助剤ないしキュア助剤は
格別限定されることはない。本発明の組成物は、ブラベ
ンダーミキサー、ロールミル、バンバリーミキサー、混
合押出機のような適当なゴムの加工装置を用いてポリオ
レフィンが溶融するに十分な温度において、水素化ニト
リルゴム、熱可塑性ポリオレフィンおよび加硫剤ないし
キュア剤、添加剤を混合することにより調製される。
【0017】本発明の組成物の形態的特性は水素化ニト
リルゴムと熱可塑性ポリオレフィンの性質および量に依
存する。最も普通の形態としては、熱可塑性ポリオレフ
ィンが水素化ニトリルゴム中に分散したものが挙げられ
るが、水素化ニトリルゴムと熱可塑性ポリオレフィンの
両者の相は共連続相であってもよい。本発明の組成物
は、常法に従って、例えば、140〜220℃に30分
間以下、通常4〜10分間加熱することによって加硫な
いしキュアされる。本発明の組成物は、常法に従って、
すなわち、圧縮成形、トランスファー成形、射出成形な
どの後、加硫ないしキュアを行うことによって、自動車
用ベルトその他の製品にされる。
【0018】
【実施例】以下、実施例について本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれらの例に限定されるものではな
い。実施例において、特に断わらない限り、部、%およ
び比は重量基準である(なお、明細書中の実施例以外の
記載においても同様である)。実験用1.6リットル容
の内部接線回転子を有するバンバリーミキサーを用い
て、表1に示す配合成分を145℃においてバッチ当り
3〜5分間混合した。混合仕様は下記のとおりである。 RPM=70、冷却水35℃。 0分:全配合成分を加え、次いでZetpolとポリエ
チレンを加え、ラムを下げて混合する。 100℃:ラムを上げ、残りの成分を加え、ラムを下げ
て混合する。 120℃:ラムを上げ、清掃し、ラムを下げて混合す
る。 145℃:バッチを室温ロールミルに落とす。 処理したバッチはさらに実験用8″×16″2本ロール
ミルを用いて混合し、厚さ0.70″〜0.90″のシ
ートとした。標準ASTM6″×6″×0.070″試
験用サンプルを180℃で9〜10分間キュアした。
【0019】
【表1】
【0020】1 :ZETPOL 2010(ゼオンケ
ミカルズLP) 2 :PEPNDA 8320(ユニオンカーバイド) 3 :PEDMDA 8920(ユニオンカーバイド) 4 :STERLING NS N774 Black
(カボットコーポレーション) 5 :PLASTHALL TOTM(シー・ピー・ホ
ール・カンパニー) 6 :KODOX(ジンク・コーポレーション・オブ
・アメリカ) 7 :NAUGARD 445(ユニロイヤル・ケミカ
ル・カンパニー・インコーポレーテッド) 8 :VANOX(アール・ティ・バンダービルト・
カンパニー・インコーポレーテッド) 9 :SARET(サルトマー・カンパニー・インコ
ーポレーテッド) 10:VUL−CUP 40KE(ハーキュレス・イン
コーポレーテッド)。
【0021】サンプルの加工特性、加硫特性および加熱
老化特性を下記の方法によって評価した。効果は表2に
示す。 ムーニー粘度:ML(1+4)@100℃ ASTMD 1646 ムーニー・スコーチ:ML(1+30)@125℃ ASTMD 1646 ODR:弧3.0°、180℃ ASTMD 2084 MDR:弧0.5°、180℃ ASTMD 5289 硬さA: ASTMD 2240 応力100%: ASTMD 412 引張強さ: ASTMD 412 伸び: ASTMD 412 引裂強さ: ASTMD 624 圧縮永久歪:70h/150℃,プライド・ディスク: ASTMD 395、方法B 空気炉中で加熱老化: ASTMD 573、70h/150℃ 熱蒸留水中で加熱老化: ASTMD 471、70h/100℃ 低温脆化点: ASTMD 2137 ゲーマン低温捩り試験: ASTMD 1053 低温収縮率: ASTMD 1329、伸び50%
【0022】
【表2】
【0023】表2にみられるように、水素化ニトリルゴ
ムを混合したポリエチレンからなる本発明の組成物は引
裂強さが増大しており、圧縮永久歪がわずかに低減して
いる。圧縮永久歪の低減は驚くべきことであり、非常に
望ましいことでもある。最も重要なことは、水素化ニト
リルゴムを混合したポリエチレンからなる本発明の組成
物は未混合水素化ニトリルゴムと比較して種々の特性が
劣っていないことである。従って、本発明の組成物は未
混合水素化ニトリルゴムの代替物としてその好ましい特
性を犠牲にすることなく低コストで有利に用いることが
できる。本発明の範囲は、以上の実施例を含む発明の詳
細な説明に限定されることはなく、当業者であれば、以
上の実施例を含む発明の詳細な説明から他の実施形態を
容易に把握することができるであろう。
【0024】
【発明の効果】本発明の水素化ニトリルゴム組成物の加
硫物は、水素化ニトリルゴムの望ましい機械的特性なら
びに耐熱性および耐化学薬品性を保持したうえ、さらに
改良された他の機械的性質を具備している。
【手続補正書】
【提出日】平成11年8月3日(1999.8.3)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0020
【補正方法】変更
【補正内容】
【0020】1 :ZETPOL 2010TM(ゼオン
ケミカルズLP) 2 :PEPNDA 8320TM(ユニオンカーバイ
ド) 3 :PEDMDA 8920TM(ユニオンカーバイ
ド) 4 :STERLING NSTM N774 Black
TM(カボットコーポレーション) 5 :PLASTHALL TOTMTM(シー・ピー・
ホール・カンパニー) 6 :KODOXTM(ジンク・コーポレーション・オブ
・アメリカ) 7 :NAUGARD 445TM(ユニロイヤル・ケミ
カル・カンパニー・インコーポレーテッド) 8 :VANOXTM(アール・ティ・バンダービルト・
カンパニー・インコーポレーテッド) 9 :SARETTM(サルトマー・カンパニー・インコ
ーポレーテッド) 10:VUL−CUP 40KETM(ハーキュレス・イ
ンコーポレーテッド)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J002 AC071 BB032 GM01 4J100 AA02P AA04Q AA07Q AA19Q CA04 JA28 JA29

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一種の水素化ニトリルゴムと
    少なくとも一種の熱可塑性ポリオレフィンを含み、水素
    化ニトリルゴムと熱可塑性ポリオレフィンとの重量比が
    95:0.5〜50:50であるゴム組成物。
  2. 【請求項2】 水素化ニトリルゴムと熱可塑性ポリオレ
    フィンとの重量比が95:5〜50:50である請求項
    1記載のゴム組成物。
  3. 【請求項3】 水素化ニトリルゴムと熱可塑性ポリオレ
    フィンとの重量比が85:15〜65:45である請求
    項1記載のゴム組成物。
  4. 【請求項4】 水素化ニトリルゴムと熱可塑性ポリオレ
    フィンとの重量比が80:20〜70:30である請求
    項1記載のゴム組成物。
  5. 【請求項5】 水素化ニトリルゴムがHNBRである請
    求項1記載のゴム組成物。
  6. 【請求項6】 熱可塑性ポリオレフィンがLLDPEで
    ある請求項1記載のゴム組成物。
  7. 【請求項7】 熱可塑性ポリオレフィンがHDPEであ
    る請求項1記載のゴム組成物。
  8. 【請求項8】 少なくとも一種の水素化ニトリルゴムと
    少なくとも一種の熱可塑性ポリオレフィンを含み、水素
    化ニトリルゴムと熱可塑性ポリオレフィンとの重量比が
    95:0.5〜50:50であるゴム組成物を加硫する
    ことによって得られる、加硫されたゴム組成物。
  9. 【請求項9】 水素化ニトリルゴムと熱可塑性ポリオレ
    フィンとの重量比が95:5〜50:50である請求項
    8記載の加硫されたゴム組成物。
  10. 【請求項10】 水素化ニトリルゴムと熱可塑性ポリオ
    レフィンとの重量比が80:20〜70:30である請
    求項8記載の加硫されたゴム組成物。
  11. 【請求項11】 水素化ニトリルゴムがHNBRである
    請求項8記載の加硫されたゴム組成物。
  12. 【請求項12】 熱可塑性ポリオレフィンがLLDPE
    である請求項8記載の加硫されたゴム組成物。
  13. 【請求項13】 熱可塑性ポリオレフィンがHDPEで
    ある請求項8記載の加硫されたゴム組成物。
  14. 【請求項14】 請求項1記載のゴム組成物から製造さ
    れた物品。
  15. 【請求項15】 自動車用ベルトである請求項14記載
    の物品。
JP11217617A 1999-03-26 1999-07-30 熱可塑性ポリオレフィン含有水素化ニトリルゴム組成物 Pending JP2000281842A (ja)

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