JP2000281255A - 記録装置 - Google Patents

記録装置

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JP2000281255A
JP2000281255A JP11090490A JP9049099A JP2000281255A JP 2000281255 A JP2000281255 A JP 2000281255A JP 11090490 A JP11090490 A JP 11090490A JP 9049099 A JP9049099 A JP 9049099A JP 2000281255 A JP2000281255 A JP 2000281255A
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roller
recording
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feed roller
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JP11090490A
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Toru Fukushima
透 福島
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Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ローラの製作上の公差による撓み、ローラ自
体の重みよる撓みが生じている状態で被記録材送りロー
ラを中支えをし、従動ローラの荷重による撓みを抑える
こと。 【解決手段】 記録ヘッドの近傍に長尺の被記録材送り
ローラ4Aと従動ローラ4Bを配置し、この従動ローラ
が被記録材を送りローラ4Aに押し付けて搬送する。サ
イドフレーム100,101の軸受け部15,16に両
端を支持した送りローラを中支えする中支え部20を、
従動ローラの荷重が加えられる反対側に配置して従動ロ
ーラの荷重を受け止め、送りローラの撓みを防止する。
ばね37,38のばね力を当接部22を介して送りロー
ラに作用させることにより送りローラ自体の重みによる
撓みも抑える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録ヘッドにより被記
録材へ記録を行う記録装置に関し、特に、記録ヘッドの
近傍に配置され、横幅の大きい被記録材を記録ヘッドの
ある記録域に搬送する長尺の被記録材送りローラの自
重、従動ローラの押付け力などによる撓みを抑えるため
のローラ中支え機構を有する記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】パーソナルコンピュータやワードプロセ
ッサの出力端末として、用紙などの被記録材に記録を行
う記録装置にはインクジェット式、ワイヤドット式、熱
転写式、レーザービーム式などの各種の記録方式が採用
されている。
【0003】これらの記録方式においては、被記録材ロ
ールまたは被記録材シートよりなる被記録材が供給さ
れ、キャリッジに搭載されて往復運動する記録ヘッドに
より記録が行われる。
【0004】被記録材送り部は、モータにより回転駆動
される被記録材送りローラと、この被記録材送りローラ
に従動回転する従動ローラから成り、記録ヘッドに近い
位置に配置され、被記録材送りローラに対して従動ロー
ラが被記録材を押し付けるよう作用して被記録材を記録
ヘッドのある記録域に向けて搬送するよう構成されてい
る。
【0005】横幅の広い被記録材に対応させた大型記録
装置は、被記録材送りローラも被記録材の幅に見合った
長尺を必要とする為、被記録材送り部は長尺の被記録材
送りローラに従動ローラが多数並設された構造を採用し
ている。被記録材送り部に精度の良い被記録材の送りを
行わせる為、従動ローラ毎にばね手段が設けられ、所定
の押圧力を被記録材の全幅へ均等に作用させて被記録材
送りローラに押し付けている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】被記録材送りローラが
長尺になると、さまざまな要因によって中央部分に撓み
を生ずる。製作時においては機械的な公差により僅かな
撓みを生じており、また、被記録材送りローラを両端支
持により横置き配置した場合にはローラ自体の重みによ
ってローラ中央部分に撓みを生ずる。更に、被記録材送
りローラの撓みは、薄肉管部材や中実部材からなるロー
ラ構造によっても異なり、例えば薄肉管部材の場合には
その肉厚が薄いより厚い方が撓み難くい性質を持ってい
る。
【0007】このような被記録材送りローラの撓みは、
被記録材の送り精度を悪くし、記録品質を低下させる要
因となる。この対策として被記録材送りローラの重みで
撓みを起こさない程度まで大径にすると、その為の設置
スペースを広く必要とし、軸受け部も大型化するなどの
問題があって実用的でない。
【0008】一方、被記録材送りローラには従動ローラ
による押付け力(荷重)が働く為、この荷重による撓み
も生ずる。前記ローラの製作上の公差による撓み、自重
による撓み(前者)と従動ローラの荷重による撓み(後
者)を比べると後者の撓みの方が大きい。特に、これら
の撓みの相乗作用により、更に大きな撓みが生ずるが、
この撓みは長尺になる程、またローラ径が小さくなる
程、大きくなり、被記録材の送り精度に影響が出てく
る。
【0009】本発明の目的は、ローラの製作上の公差に
よる撓み、ローラ自体の重みよる撓みが生じている状態
で被記録材送りローラを中支えをし、従動ローラの荷重
による撓みを抑えるようにしたローラ中支え機構を備え
た記録装置を提供することにある。
【0010】また本発明の他の目的は、ローラ自体の重
さにより生ずる撓みを抑える為のばね力を加えるように
したローラ中支え機構を備えた記録装置を提供すること
にある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1の発明は記録ヘッドにより被記録材へ記録
を行う記録装置において、サイドフレームと、該サイド
フレームに取着された軸受け部に支持されかつ記録ヘッ
ドの近傍に配置された長尺の被記録材送りローラと、該
被記録材送りローラに従動され、被記録材を被記録材送
りローラに押し付ける従動ローラと、被記録材送りロー
ラを中支えする中支え部とを備え、中支え部は従動ロー
ラの荷重が加えられる反対側に配置された構成にある。
【0012】上記請求項1の発明に関連した他の発明
は、次の構成に特徴を有する。 (1)中支え部の配置は従動ローラの荷重が加えられる
反対側であって、被記録材送りローラの自重による撓み
が生ずる場所であること。 (2)中支え部は被記録材送りローラの軸芯を通る直線
を対称基準線として被記録材送りローラの外周面に当接
する第1の当接部および第2の当接部と、該第1の当接
部と第2の当接部をそれぞれ独立して配設するための中
央支持部材とから成ること。 (3)中央支持部材を介して各当接部を被記録材送りロ
ーラの外周面に当接させる方向に位置調整する為に中央
支持部材を移動させる位置調整手段が設けられているこ
と。 (4)第1の当接部と第2の当接部が摺動部材を有する
こと。 (5)第1の当接部と第2の当接部が回転ローラを有す
ること。 (6)位置調整手段は第1の当接部と第2の当接部を被
記録材送りローラの外周面に押し付ける方向に付勢する
手段を有すること。 (7)位置調整手段は第1の当接部および第2の当接部
を支持する各当接部支持手段を被記録材送りローラの方
向に押すレバーと、各当接支持手段を被記録材送りロー
ラの方向に押すようレバーを付勢する手段と、位置調整
後の中央支持部材を固定する手段とを有すること。 (8)当接部固定手段はレバーを固定するよう構成され
ていること。
【0013】請求項1の発明によれば、従動ローラの荷
重が加えられる被記録材送りローラの反対側に中支え部
を配置することにより、長尺の被記録材送りローラに従
動ローラの荷重が加えられたとき、その荷重を被記録材
送りローラを介して中支え部が受けるので、被記録材送
りローラに撓みが生ずるのを抑えることができる。
【0014】また、請求項10の発明は記録ヘッドによ
り被記録材へ記録を行う記録装置において、サイドフレ
ームと、該サイドフレームに取着された軸受け部に支持
されかつ記録ヘッドの近傍に配置された長尺の被記録材
送りローラと、該被記録材送りローラに従動され、被記
録材を被記録材送りローラに押し付ける従動ローラと、
被記録材送りローラを中支えする中支え部とを備え、中
支え部は被記録材送りローラの外周面に当接される当接
部と該当接部を支持する中央支持部材が一部品で構成さ
れていることを特徴とする。
【0015】上記請求項10の発明に関連した他の発明
は、次の構成に特徴を有する。 (1)当接部は被記録材送りローラの外周面の少なくと
も2箇所に当接されること。 (2)当接部は被記録材送りローラの外周面と同じ曲率
を持ち、該外周面に面接触するローラ支え面を有するこ
と。 (3)当接部は被記録材送りローラの外周面より大きい
曲率を持ったローラ支え面を有すること。 (4)当接部は被記録材送りローラの外周面に対してほ
ぼ線接触するローラ支え面を有すること。
【0016】請求項10の発明によれば、中支え部の当
接部と該当接部を支持する中央支持部材とを一部品によ
り構成することにより、構造が簡素化されたことによっ
て組付け性を向上させると共に、位置調整が不要となる
為、生産性を高めることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例について図面を
参照しながら説明する。図1は本発明を適用した記録装
置の要部を示す側面図、図2は記録装置のキャリッジ部
分を示す正面図である。
【0018】記録装置は、被記録材供給部1と、被記録
材供給部1から供給される被記録材2に記録を施す記録
ヘッド3と、記録ヘッド3の近傍に配置された被記録材
送り部4と、記録ヘッド3に対向配置され、被記録材と
のギャップを所定距離にして被記録材を案内する被記録
材案内部5と、記録後の被記録材を排出する被記録材排
出部6を備えている。
【0019】被記録材供給部1は、ロール状に巻回され
た被記録材2を装填し、この被記録材ロール1aが被記
録材送り部4の駆動に同期させて回転駆動される。被記
録材2の送り方向に直交して主軸7と副軸8が配設され
ており、この二つの軸7,8にはキャリッジ9が摺動可
能に軸支されている。キャリッジ9には記録ヘッド3、
インクカートリッジなどが組み込まれている。主軸7と
副軸8は装置本体を構成する左サイドフレーム100と
右サイドフレーム101に軸取付ブラケット(図示を省
略)を介して固定されている。両軸7,8は平行かつ上
下に配置されており、図1に示すようにキャリッジ9の
上下の軸支持点を結ぶ線が傾斜している。両軸7,8は
サイドフレーム100,101を貫通して突出され、そ
の軸端にはキャリッジ9を往復運動させるキャリッジ駆
動部(図示を省略)を組み付けるためのハウジング(図
示を省略)が取り付けられている。なお、符号102は
記録ヘッド3と記録制御部との間の電気信号を伝達する
フラットケーブル、103はキャリッジ9の移動範囲の
ほぼ中間位置にフラットケーブル102をケーブルフレ
ーム104に固定する為のケーブルホルダである。
【0020】被記録材送り部4は、被記録材2の非記録
面側に配置された、大径の被記録材送りローラ4Aと、
被記録材2の記録面側に配置され、被記録材送りローラ
4Aに押し当てられて従動する従動ローラ4Bとから成
っている。被記録材送りローラ4Aは、パイプ構造が採
用されており、図3に示すサイドフレーム100,10
1に設けられた軸受け部15A,15Bに回転可能に支
持され、モータ駆動装置16により変速ギアを介して駆
動される。軸受け部15A,15Bは、図4に示すよう
に一部が開放された軸受け用ブラケット11に軸受け1
8の凸部18aを嵌め込み位置決めして取り付ける。
【0021】一方側の軸受け部15Aについて説明する
と、被記録材送りローラ4Aの組み付けに際し、被記録
材送りローラ4Aをサイドフレーム100の軸穴を貫通
させ、その軸端から軸受け部15Aを挿入し、軸受けブ
ラケット11をサイドフレーム100に取り付ける。
【0022】図3において、サイドフレーム100,1
01に両端が取り付けられた従動ローラ支点軸10に
は、複数の従動ローラ4Bが並設されている。それぞれ
の従動ローラ4Bは同一構造であり、その一つについて
図5を参照して説明する。従動ローラ4Bは、従動ロー
ラ支点軸10に回動自在に設けられた従動ローラアーム
11の先端部分に回転可能に支持されている。従動ロー
ラアーム11は、被記録材送り部4に向かって傾斜する
案内部材11aを有し、この案内部材11aを対向する
側に設けられた搬送路部材14との間に、被記録材送り
ローラ4Aに向かって狭くなる用紙搬送路を形成してい
る。搬送路部材14は、被記録材案内部4のダイヤモン
ド状のリブ5bとほぼ同一面の用紙搬送面を形成する。
従動ローラアーム11の案内部材11aとは反対側に固
定され、前述の用紙搬送路に被記録材を誘導する案内補
助部材19が設けられている。案内補助部材19は、後
述の従動レリース軸に連係され、従動ローラ支点軸10
を支点として従動ローラアーム11を回動させるときの
操作レバーとして機能する。
【0023】従動ローラ支点軸10には、図1および図
5に示した如く、コイルばね12が巻装されており、そ
のコイルばね12の一端側はアーム部材11を被記録材
送りローラ4Aの方向へばね力を作用させるよう係止さ
れると共に、コイルばね12の他端側は従動レリース軸
13に当接される。従動レリース軸13は、偏心軸で構
成され、図示の実線の位置に回動させると案内補助部材
19から離れ、コイルばね12のばね力をアーム部材1
1に作用させ、従動ローラ4Bを被記録材送りローラ4
Aに押し付け、この状態のとき被記録材が送られる。一
方、図示の破線の位置に従動レリース軸13を回動させ
ると、案内補助部材19を矢印方向に押し、従動ローラ
アーム11をローラ支点軸10に対して図5中右回りに
回動させ、被記録材送りローラ4Aへの従動ローラ4B
の押し付けを解除する。この状態においては被記録材の
紙通しがし易くなる。
【0024】被記録材案内部5は、記録ヘッド3の方向
に位置調整可能な案内本体5aを有し、この案内本体5
aには記録ヘッド3との対向面に被記録材2に接触する
リブ5bが一体成形されている。リブ5bは、被記録材
材2の幅方向に所定間隔で並設されている。インクによ
り被記録材2に記録を施すと、インクによって被記録材
2にしわが発生(コックリング)する。被記録材2に発
生したしわは、各リブ5b間において吸収される為、記
録ヘッド3と被記録材2とのギャップは所定距離に保た
れる。
【0025】被記録材排出部6は、被記録材案内部5の
下流側かつ近傍に排出ローラ6Aを配置し、更に排出ロ
ーラ6Aの下流側に所定間隔をおいて排出ローラ6Bが
配置されている。排出ローラ6A,6Bは、それぞれが
同軸上に設けられた複数個のローラにより構成されてお
り、被記録材送り部4の被記録材送りローラ4Aと同じ
駆動源を利用し、ギアにより変速して駆動される。ま
た、各排出ローラ6A,6Bを構成する各ローラには、
従動するギザローラ6a,6bが設けられている。
【0026】次に、被記録材送りローラの中支え部につ
いて詳しく説明する。図3は記録装置本体の背面側から
見た中支え部の正面図、図5は中支え部の側面図、図6
は中支え部を構成する部品の側面図である。サイドフレ
ーム100,101に固定されたベースフレーム110
には、被記録材送りローラ4Aのほぼ中間部分を支える
中支え部20が設けられている。ここで、ベースフレー
ム110は、記録装置の機構部全体の補強部材として機
能し、本実施例においては被記録材送りローラ4Aの中
央支持荷重を受ける。
【0027】中支え部20は、被記録材送りローラ4A
の外周面に当接する第1の当接部21および第2の当接
部22を有し、被記録材が通過する反対側(従動ローラ
とは反対側)に位置して、図5に示すように被記録材送
りローラ4Aの軸芯を通る直線を対称基準線としてV字
形に配置される。第1の当接部21および第2の当接部
22は、それぞれを独立して配設するための中央支持部
材23,24によって支持されている。各当接部21,
22は、耐摩耗性に優れた材料で摺動部材として作製さ
れ、図6に示すように中央支持部材23,24の上部を
斜めに折り曲げた部分に挿入し、ネジ止め25により装
着されている。ここで、被記録材送りローラ4Aの表面
は当接部21,22が当接されるローラ部分4aを摺動
し易い面に加工され、その他のローラ部分4bには被記
録材との摩擦を大きくする加工が施されている。
【0028】中央支持部材23,24は、図示の如く重
ね合わせてベースフレーム110に配置されるが、後述
の位置調整手段によって各当接部21,22を被記録材
送りローラ4Aの外周面に当接させる方向に位置調整可
能に構成されている。
【0029】位置調整手段の実施例を説明する。中央支
持部材23,24を被記録材送りローラ4Aの方向に移
動可能にする為、一方の中央支持部材23には被記録材
送りローラ4Aの方向に延びる長穴23aを形成すると
共に、他方の中央支持部材24には長穴23aに入る一
対のピン26,27が設けられている。それぞれのピン
26,27に対応させて中央支持部材の移動方向に直角
な方向に延びた取付け片28,29が一体に設けられて
いる。各取付け片28,29をベースフレーム110に
固定したとき、ピン26,27が突設された中央支持部
材24側とベースフレーム110との間に、中央支持部
材23の厚み分の間隙が形成されるよう折り曲げられて
いる。ピン26,27は、取付け片28,29の取付け
面より突出する長さに設けられ、ベースフレーム110
の長穴17aを貫通し、中央支持部材23,24をベー
スフレーム110に対して位置決めする。
【0030】中央支持押圧レバー31,32は、当接部
21,22とは反対側の中央支持部材23,24の端部
に作用する押圧部33,34を有し、その押圧部33,
34に近い位置にピン35,36が取り付けられてい
る。ピン35.36から離れたレバー端はL型に折り曲
げられ、ばね係止部39,40が形成され、ベースフレ
ーム110のばね係止部17b,17cとの間にレバー
押圧ばね37,38が懸けられる。レバー押圧ばね3
7,38は、押圧部33,34を介して中央支持部材2
3,24を被記録材送りローラ4Aの方向に押圧するよ
う中央支持押圧レバー31,32に作用する。
【0031】中央支持押圧レバー32の押圧部34は中
央支持押圧レバー31の押圧部33と重ね合わされるの
で、厚み分だけ段差を付けて設けられている。各中央支
持押圧レバー32,33のレバー端側には、長孔41,
42が形成されており、この長孔41,42を通してベ
ースフレーム110に固定ねじ43,44をねじ止めす
る。また、ピン35,36寄りにも同様のレバー固定用
の固定ねじ45,46が設けられており、この2箇所の
固定ねじにより、各中央支持押圧レバー32,33を固
定する。
【0032】中支え部の組付けおよび位置調整について
説明する。図7は図5においてベースフレームを取り除
いた側から被記録材送りローラと中支え部を見た図であ
る。尚、従動ローラ4Bは従動レリース軸13を操作し
てレリース状態、つまり従動ローラ4Bの被記録材送り
ローラへの押し付けを解除した状態にする。中央支持部
材23を内側に沿わせるようにしてその長穴23aに中
央支持部材24のピン26,27を貫通させ、更にベー
スフレーム110の長穴17aに貫通させた後、他方の
中央支持部材24の取付け片28,29をベースフレー
ム110にねじ止め31して仮固定する。続いて、中央
支持押圧レバー31,32、レバー押圧ばね37,38
を順次ベースフレーム110に組み付ける。組付け後の
中央支持押圧レバー31,32の押圧部33,34は中
央支持部材23,24の端部を図示において押し上げ、
当接部21,22を被記録材送りローラ4Aに押し付け
る。
【0033】図8に被記録材送りローラ4Aの撓みと中
支え部の位置調整の関係を示す。被記録材送りローラ4
Aに撓みが無い場合には、図8(a)に示すように中支
え部の当接部21,22が左右の対称に位置したV字形
となり、これが基準となる。被記録材送りローラ4Aに
撓みが有る場合には、図8(b)に示すように中支え部
の当接部21,22の片側に被記録材送りローラ4Aが
寄り、一方の当接部のみ、例えば図示の如く左の当接部
21に当たるので、被記録材送りローラ4Aの製作上の
撓みに応じて当接部21,22の位置を調節して被記録
材送りローラ4Aの外周に当接するようセットする。被
記録材送りローラ4Aに撓みがあると、中央支持押圧レ
バーにより押し上げられている中央支持部材23,24
は当接部21,22を被記録材送りローラ4Aの外周に
接触させた状態で図8(c)の7矢印方向に移動する。
図8(d)に示す移動後の中央支持部材23,24の位
置を保持させる為、図7の固定ねじ43と45,44と
46によりベースフレーム17に中央支持押圧レバー3
1,32を固定する。
【0034】次に、中支え部の他の実施形態について説
明する。
【0035】図9は当接部が回転ローラで構成された中
支え部の実施例を示す。本実施例は中央支持部材23,
24にローラ支持部材50,51を設け、このローラ支
持部材50,51に被記録材送りローラ4Aの外周に当
接し従動回転するローラ52,53を支持する。ローラ
支持部材50,51は、中央支持部材23,24に板金
加工などにより一体的に形成されたローラ軸受けに支持
する構造、或いはローラ軸受けを有するローラ支持部材
50,51を中央支持部材23,24とは別部品として
作製しこれを中央支持部材23,24に固定する構造な
どにより構成することができる。被記録材送りローラ4
Aに対するローラ52,53の位置調整は、前述の摺動
部材による実施例と同様である。
【0036】図10に一部品で構成された中支え部の実
施例を示す。中支え部は、当接部60と、該当接部60
を支持する中央支持部材61とは一体成形などにより一
部品で構成されており、中央支持部材61にはベースフ
レーム110の側面に沿わせて位置決めする為のリブ6
2が下方に延びている。このリブ62をベースフレーム
110の上隅部分の側面に当てて位置決めしてベースフ
レーム110にねじ等により固定する。当接部60は被
記録材送りローラ4Aの外周面と同じ曲率を持ち、ロー
ラ外周面に面接触するローラ支え面を有する構造であ
る。
【0037】図11に示す中支え部は、当接部60が被
記録材送りローラ4Aの外周面より大きい曲率を持った
ローラ支え面を有する構造である。
【0038】図12に示す中支え部は、当接部60が被
記録材送りローラ4Aの外周面に対してほぼ線接触する
ローラ支え面を有する構造である。
【0039】図13に示す中支え部は、当接部60がV
字形に形成されており、被記録材送りローラ4Aの外周
面に2箇所で当接して支える。
【0040】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、従動ローラの
荷重が加えられる被記録材送りローラの反対側に中支え
部を配置することにより、長尺の被記録材送りローラに
加えられる従動ローラの荷重を被記録材送りローラを介
して中支え部が受けるので、従動ローラの荷重による被
記録材送りローラの撓みの発生が抑えられ、被記録材の
送り精度を上げることができる。
【0041】請求項10の発明によれば、中支え部の当
接部と該当接部を支持する中央支持部材とを一部品によ
り構成することにより、構造が簡素化されたことによっ
て組付け性を向上させると共に、位置調整が不要となる
為、生産性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した記録装置の要部を示す側面図
である。
【図2】記録装置のキャリッジ部分を示す正面図であ
る。
【図3】記録装置本体の背面側から見た中支え部の正面
図である。
【図4】軸受け部の正面図である。
【図5】中支え部の要部側面図である。
【図6】中支え部の構成部品の側面図である。
【図7】図5においてベースフレームを取り除いた側か
ら被記録材送りローラと中支え部を見た図である。
【図8】被記録材送りローラの撓みと中支え部の位置調
整の関係を示す図である。
【図9】当接部が回転ローラで構成された中支え部の実
施例を示す要部側面図である。
【図10】一部品で構成された中支え部の実施例を示す
要部側面図である。
【図11】一部品で構成された中支え部の変形例を示す
側面図である。
【図12】一部品で構成された中支え部の他の変形例を
示す側面図である。
【図13】一部品で構成された中支え部の他の変形例を
示す側面図である。
【符号の説明】
1 被記録材供給部 2 被記録材 3 記録ヘッド 4 被記録材送り部 4A 被記録材送りローラ 4B 従動ローラ 5 被記録材案内部 6 被記録材排出部 9 キャリッジ 20 中支え部 21,22 当接部 23,24 中央支持部材 31,32 中央支持押圧レバー 37,38 レバー押圧ばね 43〜46 レバー用固定ねじ 100,101 サイドフレーム 110 ベースフレーム

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録ヘッドにより被記録材へ記録を行う
    記録装置において、 サイドフレームと、 該サイドフレームに取着された軸受け部に支持されかつ
    前記記録ヘッドの近傍に配置された長尺の被記録材送り
    ローラと、 該被記録材送りローラに従動され、前記被記録材を被記
    録材送りローラに押し付ける従動ローラと、 前記被記録材送りローラを中支えする中支え部と、を備
    え、 前記中支え部は従動ローラの荷重が加えられる反対側に
    配置されていることを特徴とする記録装置。
  2. 【請求項2】 前記中支え部の配置は前記従動ローラの
    荷重が加えられる反対側であって、前記被記録材送りロ
    ーラの自重による撓みが生ずる場所であることを特徴と
    する請求項1記載の記録装置。
  3. 【請求項3】 前記中支え部は被記録材送りローラの軸
    芯を通る直線を対称基準線として前記被記録材送りロー
    ラの外周面に当接する第1の当接部および第2の当接部
    と、 該第1の当接部と第2の当接部をそれぞれ独立して配設
    するための中央支持部材とから成ることを特徴とする請
    求項1または2記載の記録装置。
  4. 【請求項4】 前記中央支持部材を介して各当接部を被
    記録材送りローラの外周面に当接させる方向に位置調整
    する為に前記中央支持部材を移動させる位置調整手段が
    設けられていることを特徴とする請求項3記載の記録装
    置。
  5. 【請求項5】 前記第1の当接部と第2の当接部が摺動
    部材を有することを特徴とする請求項3記載の記録装
    置。
  6. 【請求項6】 前記第1の当接部と第2の当接部が回転
    ローラを有することを特徴とする請求項3記載の記録装
    置。
  7. 【請求項7】 前記位置調整手段は第1の当接部と第2
    の当接部を被記録材送りローラの外周面に押し付ける方
    向に付勢する手段を有することを特徴とする請求項4記
    載の記録装置。
  8. 【請求項8】 前記位置調整手段は第1の当接部および
    第2の当接部を支持する各当接部支持手段を被記録材送
    りローラの方向に押すレバーと、 前記各当接支持手段を被記録材送りローラの方向に押す
    よう前記レバーを付勢する手段と、 位置調整後の中央支持部材を固定する手段とを有するこ
    とを特徴とする請求項4記載の記録装置。
  9. 【請求項9】 前記当接部固定手段は前記レバーを固定
    するよう構成されていることを特徴とする請求項8記載
    の記録装置。
  10. 【請求項10】 記録ヘッドにより被記録材へ記録を行
    う記録装置において、 サイドフレームと、 該サイドフレームに取着された軸受け部に支持されかつ
    前記記録ヘッドの近傍に配置された長尺の被記録材送り
    ローラと、 該被記録材送りローラに従動され、前記被記録材を被記
    録材送りローラに押し付ける従動ローラと、 前記被記録材送りローラを中支えする中支え部と、を備
    え、 前記中支え部は被記録材送りローラの外周面に当接され
    る当接部と該当接部を支持する中央支持部材が一部品で
    構成されていることを特徴とする記録装置。
  11. 【請求項11】 前記当接部は被記録材送りローラの外
    周面の少なくとも2箇所に当接されることを特徴とする
    請求項10記載の記録装置。
  12. 【請求項12】 前記当接部は被記録材送りローラの外
    周面と同じ曲率を持ち、該外周面に面接触するローラ支
    え面を有することを特徴とする請求項10記載の記録装
    置。
  13. 【請求項13】 前記当接部は被記録材送りローラの外
    周面より大きい曲率を持ったローラ支え面を有すること
    を特徴とする請求項10記載の記録装置。
  14. 【請求項14】 前記当接部は被記録材送りローラの外
    周面に対してほぼ線接触するローラ支え面を有すること
    を特徴とする請求項10記載の記録装置。
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