JP2000280414A - 積層体 - Google Patents
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Abstract
長期間の環境暴露によっても劣化することのない耐候性
を有する積層体を提供する。 【解決手段】 重合体主鎖中に珪素−炭素結合を介して
シロキサン構造単位を含有するポリカーボネート−シロ
キサン共重合体の層を少なくとも有してなる積層体。
Description
カーボネート−シロキサン系共重合体層を有する積層体
に関する。さらに詳しくは、耐候性と透明性および耐衝
撃性に優れ、自動車や構築物の窓ガラスや機械設備にお
ける覗き窓の透光板などに適した積層体に関する。
設備における覗き窓の透光板などの基材として、2枚の
ガラス板の間にポリビニルブチラールやポリウレタンな
どの接着剤からなる中間層を挟むことにより耐衝撃性を
高めた合わせガラスが用いられてきた。また、このよう
な合わせガラスよりもさらに耐衝撃性を高めるため、透
明性と耐衝撃性に優れたポリカーボネート樹脂板と、ガ
ラス板をポリビニルブチラールやポリウレタンなどの接
着剤からなる中間層を介して積層してなる透明性と耐衝
撃性を兼ね備えた透明基材が知られている。
や耐衝撃性さらには層間剥離強度などにおいて優れた性
能を有しているのであるが、長期使用している間に、中
間層に用いられているポリビニルブチラールやポリウレ
タンなどの接着剤に含有される可塑剤がポリカーボネー
ト樹脂層に移行して、このポリカーボネート樹脂層が白
化し、透明性の低下を招くという難点がある。
層とガラス層を含む積層体であって、しかも中間層とし
て可塑剤を含有しないポリシロキサン−ポリカーボネー
トブロック共重合体の層を有する積層体が提案(特開昭
50−69182号公報、特開平8−252897号公
報)されている。このような構成からなる積層体におい
ては、可塑剤のポリカーボネート樹脂層への移行による
透明性の低下を抑制することはできるのであるが、ここ
で用いられているポリシロキサン−ポリカーボネートブ
ロック共重合体は、その共重合体鎖を構成するポリシロ
キサンブロック単位が、加水分解性の結合様式である
「珪素−酸素−炭素」を介して、ポリマー主鎖と結合し
ている。そのため、この結合部位が大気中の水分により
加水分解を受けて劣化し、黄色に変色したり、その機械
的強度の著しい低下を招くという問題がある。
脂層やガラス層などの複数の層からなり、透明性と耐衝
撃性を兼ね備えるとともに、長期間の環境暴露によって
も劣化することのない耐候性を有する積層体の開発が望
まれていた。
に基づいてなされてものであり、高い透明性と耐衝撃性
を兼ね備えるとともに、長期間の環境暴露によっても劣
化することのない耐候性を有する積層体を提供すること
を目的とするものである。
を解決するために鋭意研究を重ねた結果、重合体主鎖に
珪素−炭素結合を介してシロキサン単位を含有するポリ
カーボネート−シロキサン系共重合体層を、少なくとも
有する積層体が、高い透明性と耐衝撃性を備え、かつ長
期間の環境暴露に耐え得る優れた耐候性を有することを
見出し、これら知見に基づいて本発明をするに至った。
である。 (1)主鎖中に珪素−炭素結合を介してシロキサン単位
を含有するポリカーボネート−シロキサン系共重合体層
を少なくとも有する積層体。 (2)ポリカーボネート−シロキサン系共重合体が、下
記一般式〔1〕および〔2〕、
ハロゲン原子、炭素数1〜6の置換もしくは無置換のア
ルキル基、炭素数1〜6の置換もしくは無置換のアルケ
ニル基、炭素数1〜6の置換もしくは無置換のアルキニ
ル基、炭素数6〜12の置換もしくは無置換のアリール
基または炭素数1〜6の置換もしくは無置換のアルキル
オキシ基であり、R2 は、炭素数1〜6の置換もしくは
無置換のアルキル基、炭素数1〜6の置換もしくは無置
換のアルケニル基、炭素数6〜12の置換もしくは無置
換のアリール基または炭素数1〜6の置換もしくは無置
換のアルキルオキシ基であり、また、Xは、単結合、−
O−、−S−、−SO−、−SO2 −、−CO−、−C
R3 R4 −(ただし、R3 、R4 は、水素原子、炭素数
1〜6の置換もしくは無置換のアルキル基、炭素数1〜
6の置換もしくは無置換のアルケニル基、炭素数6〜1
2の置換もしくは無置換のアリール基または炭素数1〜
6の置換もしくは無置換のアルキルオキシ基である)、
炭素数5〜11の置換もしくは無置換のシクロアルキリ
デン基、炭素数2〜12の置換もしくは無置換のα、ω
−アルキレン基、9,9−フルオレニリデン基、1,8
−メンタンジイル基、2,8−メンタンジイル基、置換
もしくは無置換のピラジリデン基または炭素数6〜24
の置換もしくは無置換のアリーレン基である。そして、
aは1〜6の整数、bは0〜200の整数であり、sお
よびtは、各繰返し単位のモル分率を示し、〔s/(s
+t)〕=0.0001〜0.5の関係を満足する。〕
で表される繰返し単位を有する共重合体である前記
(1)に記載の積層体。 (3)ポリカーボネート−シロキサン系共重合体が、下
記一般式〔3〕および〔4〕、
a,b,s,tは、上記一般式〔1〕,〔2〕における
R1 ,R2 ,X,a,b,s,tと同一の意味を有す
る。また、cは、1〜6の整数であり、dは、0〜20
0の整数である〕で表される繰返し単位を有する共重合
体である前記(1)に記載の積層体。 (4)ポリカーボネート−シロキサン系共重合体が、下
記一般式〔5〕および〔6〕、
a,b,s,tは、上記一般式〔1〕,〔2〕における
R1 ,R2 ,X,a,b,s,tと同一の意味を有す
る〕で表される繰返し単位を有する共重合体である前記
(1)に記載の積層体。 (5)前記(1)〜(4)のいずかに記載のポリカーボ
ネート−シロキサン系共重合体層と、無機ガラス層およ
び/またはポリカーボネート樹脂層を少なくとも有する
積層体。 (6)前記(1)〜(4)のいずかに記載のポリカーボ
ネート−シロキサン系共重合体層を中間層とし、無機ガ
ラス層および/またはポリカーボネート樹脂層を有する
積層体。
炭素結合を介してシロキサン単位を含有するポリカーボ
ネート−シロキサン系共重合体の層を、少なくとも1つ
の層として有する積層体である。そして、ここで用いる
ポリカーボネート−シロキサン系共重合体は、その主鎖
の形態が直鎖状であっても環状であってもよく、さら
に、このものの製造時に末端停止剤や分岐剤を加えて、
特殊な末端構造や分岐構造が導入されているものであっ
てもよい。
合体は、その主鎖の化学構造において、この主鎖に含ま
れるシロキサン単位が、珪素−炭素結合を介して主鎖に
結合することによって構成されている。さらに具体的に
は、このポリカーボネート−シロキサン系共重合体とし
ては、例えば、前記一般式〔1〕および〔2〕、または
前記一般式〔3〕および〔4〕、もしくは前記一般式
〔5〕および〔6〕で表される繰返し単位からなるも
の、あるいは、これら各2つの繰返し単位とさらに他の
カーボネート結合を有する繰返し単位からなるポリカー
ボネート−シロキサン系共重合体を好適に用いることが
できる。
いてR1 〜R4 が表わすハロゲン原子としては、フッ素
原子、塩素原子、臭素原子、沃素原子が挙げられ、炭素
数1〜6のアルキル基としては、メチル基、エチル基、
プロピル基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル
基、2−ブチル基、t−ブチル基、ペンチル基、ヘキシ
ル基などが挙げられ、炭素数6〜12のアリール基とし
ては、フェニル基、トリル基、スチリル基、ビフェニリ
ル基、ナフチル基などが挙げられ、炭素数1〜6のアル
コキシ基としては、メトキシ基、エトキシ基、プロポキ
シ基、イソプロポキシ基、ブトキシ基、イソブトキシ
基、2−ブトキシ基、t−ブトキシ基、ペンチルオキシ
基、ヘキシルオキシ基などが挙げられ、炭素数6〜12
の置換もしくは無置換のアリールオキシ基としては、フ
ェノキシ基、トリルオキシ基、スチリルオキシ基、ナフ
チルオキシ基、ビフェニルオキシ基などが挙げられる。
素数5〜11の置換もしくは無置換のシクロアルキリデ
ン基としては、1,1−シクロペンチリデン基、1,1
−シクロヘキシリデン基、3,3,5−トリメチルシク
ロヘキシリデン基などが挙げられ、炭素数2〜12の置
換もしくは無置換のα、ω−アルキレン基としては、エ
チレン基、トリメチレン基、テトラメチレン基、ペンタ
メチレン基、ヘキサメチレン基、ヘプタメチレン基、オ
クタメチレン基、ノナメチレン基、デカメチレン基、ウ
ンデカメチレン基、ドデカメチレン基などが挙げられ
る。
〔3〕と〔4〕および同〔5〕と〔6〕で表される繰返
し単位からなるポリカーボネート−シロキサン系共重合
体においては、これら2つの繰返し単位における前者の
モル比、すなわち、これら式中の〔s/(s+t)〕で
表されるモル比が、0.0001〜0.5であるものが
好適に用いられる。このモル比が0.0001未満であ
るものでは、このポリカーボネート−シロキサン系共重
合体層と積層するガラス板や合成樹脂板との間の接着性
の低下を招くようになる。また、このモル比が0.5を
超えるものでは、そのポリカーボネート−シロキサン系
共重合体自体の機械的強度に劣り、またこれを用いて形
成した層のガラス板や合成樹脂板との間の接着強度も低
いことから、上記の数値範囲のモル比を有するものを用
いるのである。そして、これら一般式〔1〕、〔3〕、
〔5〕の各繰返し単位のモル比は、いずれも0.001
〜0.3であるものがより好ましい。
シロキサン系共重合体は、上記のポリカーボネート構造
単位の他、上記繰返し単位とは異なる化学構造のポリカ
ーボネート構造や、ポリエステル構造、ポリウレタン構
造、ポリエーテル構造、ポリオレフィン構造、ポリアミ
ド構造、ポリスルホン構造、ポリスチレン構造、エポキ
シ樹脂構造、ポリシロキサン構造などの構造単位を、本
発明の目的達成を阻害しない範囲で含有するものであっ
てもよい。
−シロキサン系共重合体は、塩化メチレンを溶媒とする
濃度0.5g/デシリットルの溶液の20℃における還
元粘度〔ηsp/C〕が、0.1〜10.0デシリット
ル/gの範囲内であるものが好適に用いられる。ここ
で、ポリカーボネート−シロキサン系共重合体の還元粘
度が0.1デシリットル/g未満であると、機械的強度
が小さく、またこの還元粘度が10.0デシリットル/
gを超えるものでは、溶融粘度、溶液粘度のいずれも高
くなり、成形加工性が低下するからである。
リカーボネート樹脂を製造する方法については、例え
ば、炭酸エステル形成性化合物としてホスゲンなどを用
い、適当な酸結合剤の存在下に、二価フェノールとシロ
キサン構造単位を有するジヒドロキシ化合物とを反応さ
せる方法、あるいは、炭酸エステル形成性化合物として
ビスアリールカーボネートを用いてエステル交換法によ
り製造する方法などを採用すればよい。ここで用いる二
価フェノールは、1種単独でも2種以上を併用してもよ
く、またシロキサン構造単位を有するジヒドロキシ化合
物についても1種単独でも2種以上を併用してもよい。
これら反応は、必要に応じて末端停止剤および/または
分岐剤の存在下で行われる。
4,4’−ジヒドロキシビフェニル、3,3’−ジフル
オロ−4,4’−ジヒドロキシビフェニル、4,4’−
ジヒドロキシ−3,3’−ジメチルビフェニル、4,
4’−ジヒドロキシ−2,2’−ジメチルビフェニル、
4,4’−ジヒドロキシ−3,3’−ジシクロヘキシル
ビフェニル、3,3’−ジアリル−4,4’−ジヒドロ
キシビフェニルなどの4,4’−ジヒドロキシビフェニ
ル類;ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、ビス
(4−ヒドロキシフェニル)ジフェニルメタン、ビス
(4−ヒドロキシフェニル)フェニルメタン、ビス(3
−メチル−4−ヒドロキシフェニル)メタン、ビス(3
−ノニル−4−ヒドロキシフェニル)メタン、ビス
(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)メタ
ン、ビス(3,5−ジブロモ−4−ヒドロキシフェニ
ル)メタン、ビス(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニ
ル)メタン、ビス(3−フルオロ−4−ヒドロキシフェ
ニル)メタン、ビス(2−tert−ブチル−4−ヒド
ロキシフェニル)フェニルメタン、ビス(2−ヒドロキ
シフェニル)メタン、2−ヒドロキシフェニル−4−ヒ
ドロキシフェニル)メタン、ビス(2−ヒドロキシ−4
メチルフェニル)メタン、ビス(2−ヒドロキシ−4−
メチル−6−tert−ブチルフェニル)メタン、ビス
(2−ヒドロキシ−4,6−ジメチルフェニル)メタ
ン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、
1,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)エタン、1,
1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニルエ
タン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェ
ニル)−1−フェニルエタン、1,1−ビス(4−ヒド
ロキシ−3−フェニルフェニル)−1−フェニルエタ
ン、2−(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)−2
−(4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニルエタン、
1,1−ビス(2−tert−ブチル−4−ヒドロキシ
−3−メチルフェニル)エタン、1−フェニル−1,1
−ビス(3−フルオロ−4−ヒドロキシフェニル)エタ
ン、1,1−ビス(2−ヒドロキシ−4−メチルフェニ
ル)エタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
プロパン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プ
ロパン、2,2−ビス(2−メチル−4−ヒドロキシフ
ェニル)プロパン、2,2−ビス(3−メチル−4−ヒ
ドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3−イソ
プロピル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2
−ビス(3−アリル−4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン、2,2−ビス(3−sec−ブチル−4−ヒドロキ
シフェニル)プロパン、2,2−ビス(3−フェニル−
4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3
−シクロヘキシル−4−ヒドロキシフェニル)プロパ
ン、2,2−ビス(3−クロロ−4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン、2,2−ビス(3−フルオロ−4−ヒド
ロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス(3−ブロモ
−4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2,2−ビス
(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)プロパ
ン、1,1−ビス(2−tert−ブチル−4−ヒドロ
キシ−5−メチルフェニル)プロパン、2,2−ビス
(4−ヒドロキシ−3,5−ジクロロフェニル)プロパ
ン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジフルオ
ロフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ
−3,5−ジブロモフェニル)プロパン、2,2−ビス
(3−ブロモ−4−ヒドロキシ−5−クロロフェニル)
プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−
1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン、
2,2−ビス(2−ヒドロキシ−4−sec−ブチルフ
ェニル)プロパン、2,2−ビス(2−ヒドロキシ−
4,6−ジメチルフェニル)プロパン、2,2−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)ブタン、2,2−(3−メ
チル−4−ヒドロキシフェニル)ブタン1,1−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)−2−メチルプロパン、
1,1−ビス(2−tert−ブチル−4−ヒドロキシ
−5−メチルフェニル)−2−メチルプロパン、1,1
−ビス(2−ブチル−4−ヒドロキシ−5−メチルフェ
ニル)ブタン、1,1−ビス(2−tert−ブチル−
4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ブタン、1,1
−ビス(2−メチル−4−ヒドロキシ−5−tert−
ペンチルフェニル)ブタン、2,2−ビス(4−ヒドロ
キシ−3,5−ジクロロフェニル)ブタン、2,2−ビ
ス(4−ヒドロキシ−3,5−ジブロモフェニル)ブタ
ン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3−メ
チルブタン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
−3−メチルブタン、3,3−ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)ペンタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)ヘキサン、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)ヘプタン、2,2−ビス(2−tert−ブチル−
4−ヒドロキシ−5−メチルフェニル)ヘプタン、2,
2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)オクタン、2,2
−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ノナン、2,2−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)デカン、1,1−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)シクロペンタン、1,1−
ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン、1,
1−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)シク
ロヘキサン、1,1−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−
ジメチルフェニル)シクロヘキサン、1,1−ビス(3
−シクロヘキシル−4−ヒドロキシフェニル)シクロヘ
キサン、1,1−ビス(3−フェニル−4−ヒドロキシ
フェニル)シクロヘキサン、1,1−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサ
ン、1,1−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)−3,3,5−トリメチルシクロヘキサンなどのビ
ス(ヒドロキシフェニル)アルカン類;ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)エーテル、ビス(3−フルオロ−4−
ヒドロキシフェニル)エーテルなどのビス(4−ヒドロ
キシフェニル)エーテル類;ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)スルフィド、ビス(3−メチル−4−ヒドロキシ
フェニル)スルフィドなどのビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)スルフィド類;ビス(4−ヒドロキシフェニル)
スルホキシド、ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)スルホキシドなどのビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)スルホキシド類;ビス(4−ヒドロキシフェニル)
スルホン、ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニ
ル)スルホン、ビス(3−フェニル−4−ヒドロキシフ
ェニル)スルホンなどのビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)スルホン類;4,4’−ジヒドロキシベンゾフェノ
ンなどのビス(4−ヒドロキシフェニル)ケトン類;
9,9−ビス(4−ヒドロキシフェニル)フルオレン、
9,9−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)
フルオレン、9,9−ビス(3−フェニル−4−ヒドロ
キシフェニル)フルオレンなどのビス(ヒドロキシフェ
ニル)フルオレン類;4,4”−ジヒドロキシ−p−タ
ーフェニルなどのジヒドロキシ−p−ターフェニル類;
4,4’’’−ジヒドロキシ−p−クォーターフェニル
などのジヒドロキシ−p−クォーターフェニル類;2,
5−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ピラジン、2,5
−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−3,6−ジメチル
ピラジン、2,5−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−
2,6−ジエチルピラジンなどのビス(ヒドロキシフェ
ニル)ピラジン類;1,8−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)メンタン、2,8−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)メンタン、1,8−ビス(3−メチル−4−ヒドロ
キシフェニル)メンタン、1,8−ビス(4−ヒドロキ
シ−3,5−ジメチルフェニル)メンタンなどのビス
(ヒドロキシフェニル)メンタン類;1,4−ビス〔2
−(4−ヒドロキシフェニル)−2−プロピル〕ベンゼ
ン、1,3−ビス〔2−(4−ヒドロキシフェニル)−
2−プロピル〕ベンゼンなどのビス〔2−(4−ヒドロ
キシフェニル)−2−プロピル〕ベンゼン類;1,3−
ジヒドロキシナフタレン、1,4−ジヒドロキシナフタ
レン、1,5−ジヒドロキシナフタレン、2,6−ジヒ
ドロキシナフタレン、2,7−ジヒドロキシナフタレン
などのジヒドロキシナフタレン類;レゾルシン、ヒドロ
キノン、カテコールなどのジヒドロキシベンゼン類;
1,1,8,8−テトラヒドロ−1,8−ジヒドロキシ
パーフルオロオクタン、1,1,6,6−テトラヒドロ
−1,6−ジヒドロキシパーフルオロヘキサンなどのジ
ヒドロパーフルオロアルカン類などが挙げられる。
2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、
1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサ
ン、ビス(4−ヒドロキシフェニル)ジフェニルメタ
ン、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1−フ
ェニルエタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−メ
チルフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキ
シ−3−フェニルフェニル)プロパン、4,4’−ジヒ
ドロキシビフェニル、ビス(4−ヒドロキシフェニル)
スルホン、2,2−ビス(3,5−ジブロモ−4−ヒド
ロキシフェニル)プロパン、3,3−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)ペンタン、9,9−ビス(4−ヒドロキ
シ−3−メチルフェニル)フルオレン、ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)エーテル、4,4’−ジヒドロキシベ
ンゾフェノン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−メ
トキシフェニル)1,1,1,3,3,3−ヘキサフル
オロプロパン、レゾルシン、2,7−ジヒドロキシナフ
タレンなどが好ましく、特に2,2−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)プロパンが好ましい。
共重合体の製造原料であるシロキサン構造単位を有する
ジヒドロキシ化合物としては、例えば、下記の化合物が
好適に用いられる。
る。〕つぎに、前記末端停止剤としては、一価のカルボ
ン酸とその誘導体や、一価のフェノールを用いることが
できる。例えば、p−tert−ブチル−フェノール、
p−フェニルフェノール、p−クミルフェノール、p−
パーフルオロノニルフェノール、p−(パーフルオロノ
ニルフェニル)フェノール、p−(パーフルオロキシル
フェニル)フェノール、p−tert−パーフルオロブ
チルフェノール、1−(P−ヒドロキシベンジル)パー
フルオロデカン、p−〔2−(1H,1H−パーフルオ
ロトリドデシルオキシ)−1,1,1,3,3,3−ヘ
キサフルオロプロピル〕フェノール、3,5−ビス(パ
ーフルオロヘキシルオキシカルボニル)フェノール、p
−ヒドロキシ安息香酸パーフルオロドデシル、p−(1
H,1H−パーフルオロオクチルオキシ)フェノール、
2H,2H,9H−パーフルオロノナン酸、1,1,
1,3,3,3−テトラフロロ−2−プロパノールなど
が好適に用いられる。これら末端停止剤の添加割合は、
共重合組成比として、0.05〜30モル%、さらに好
ましくは1〜10モル%であり、この割合が30モル%
を超えると機械的強度の低下を招くことがあり、0.0
5モル%未満であると成形性の低下を招くことがある。
リシン、ピロガロール、4,6−ジメチル−2,4,6
−トリス(4−ヒドロキシフェニル)−2−ヘプテン、
2,6−ジメチル−2,4,6−トリス(4−ヒドロキ
シフェニル)−3−ヘプテン、2,4−ジメチル−2,
4,6−トリス(4−ヒドロキシフェニル)ヘプタン、
1,3,5−トリス(2−ヒドロキシフェニル)ベンゼ
ン、1,3,5−トリス(4−ヒドロキシフェニル)ベ
ンゼン、1,1,1−トリス(4−ヒドロキシフェニ
ル)エタン、トリス(4−ヒドロキシフェニル)フェニ
ルメタン、2,2−ビス〔4,4−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)シクロヘキシル〕プロパン、2,4−ビス
〔2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−2−プロピ
ル〕フェノール、2,6−ビス(2−ヒドロキシ−5−
メチルベンジル)−4−メチルフェノール、2−(4−
ヒドロキシフェニル)−2−(2,4−ジヒドロキシフ
ェニル)プロパン、テトラキス(4−ヒドロキシフェニ
ル)メタン、テトラキス〔4−(4−ヒドロキシフェニ
ルイソプロピル)フェノキシ〕メタン、2,4−ジヒド
ロキシ安息香酸、トリメシン酸、シアヌル酸、3,3−
ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)−2−オ
キソ−2,3−ジヒドロインドール、3,3−ビス(4
−ヒドロキシアリール)オキシインドール、5−クロロ
イサチン、5,7−ジクロロイサチン、5−ブロモイサ
チンなどが挙げられる。
30モル%以下、好ましくは5モル%以下であり、これ
が30モル%を超えると成形性の低下を招くことがあ
る。炭酸エステル形成性化合物としては、ホスゲンなど
の各種ジハロゲン化カルボニルや、クロロホーメートな
どのハロホーメート、炭酸エステル化合物などを用い、
酸結合剤の存在下に重縮合を行う反応は、通常、溶媒中
で行う。ホスゲンなどのガス状の炭酸エステル形成性化
合物を使用する場合、これを反応系に吹き込む方法が好
適に採用できる。この炭酸エステル形成性化合物の使用
割合は、反応の化学量論比(当量)を考慮して適宜調整
すればよい。
ム、水酸化カリウム、水酸化リチウム、水酸化セシウム
などのアルカリ金属水酸化物や、炭酸ナトリウム、炭酸
カリウムなどのアルカリ金属炭酸塩、ピリジンなどの有
機塩基、あるいはこれらの混合物を用いることができ
る。この酸結合剤の使用割合も反応の化学量論比(当
量)を考慮して適宜調整すればよい。具体的には、原料
の二価フェノールの水酸基1モル当たり、1当量もしく
はそれより過剰量、好ましくは1〜5当量の酸結合剤を
使用すればよい。
シレンなどの芳香族炭化水素や、塩化メチレン、クロロ
ホルム、1.1−ジクロロエタン、1,2−ジクロロエ
タン、1,1,1−トリクロロエタン、1,1,2−ト
リクロロエタン、1,1,1,2−テトラクロロエタ
ン、1,1,2,2−テトラクロロエタン、ペンタクロ
ロエタン、クロロベンゼンなどのハロゲン化炭化水素、
アセトフェノンなどが好適なものとして挙げられる。こ
れら溶媒は、1種単独で用いてもよいし、2種以上を組
み合わせて用いてもよい。さらに、互いに混ざり合わな
い2種の溶媒を用いて界面重縮合反応を行ってもよい。
ンや、トリエチルアミン、トリブチルアミン、N,N−
ジメチルシクロヘキシルアミン、ピリジン、ジメチルア
ニリンなどの三級アミン、トリメチルベンジルアンモニ
ウムクロライド、トリエチルベンジルアンモニウムクロ
ライド、トリブチルベンジルアンモニウムクロライド、
トリオクチルメチルアンモニウムクロライド、テトラブ
チルアンモニウムクロライド、テトラブチルアンモニウ
ムブロマイドなどの四級アンモニウム塩、テトラブチル
ホスホニウムクロライド、テトラブチルホスホニウムブ
ロマイドなどの四級ホスホニウム塩などが好適である。
ナトリウムやハイドロサルファイドなどの酸化防止剤を
少量添加してもよい。つぎに、前記重縮合反応を行う際
の反応条件については、反応温度は、通常、0〜150
℃、好ましくは5〜40℃であり、反応圧力は減圧、常
圧、加圧のいずれでもよいが、通常は常圧もしくは反応
系の自圧程度の加圧下に行うことができる。反応時間に
ついては、反応温度により左右されるが、0.5分間〜
10時間、好ましくは1分間〜2時間程度である。
るには、例えば前記反応条件の選択、前記末端停止剤や
分岐剤の使用量の増減などにより行うことができる。ま
た、場合によっては、得られた重合体に適宜物理的処理
(混合、分画など)および/または化学的処理(ポリマ
ー反応、部分分解処理など)を施して所望の分子量範囲
のものを得るようにしてもよい。
々な態様で実施可能であり、例えば前記二価フェノール
および/またはシロキサン構造単位を有するジヒドロキ
シ化合物とホスゲンなどを反応させて、ポリカーボネー
トオリゴマーを製造し、ついでこのポリカーボネートオ
リゴマーに、上記二価フェノールおよび/またはシロキ
サン構造単位を有するジヒドロキシ化合物を、前記溶媒
および酸結合剤のアルカリ水溶液の混合液の存在下に反
応させる方法を採用してもよい。また、前記二価フェノ
ールおよび/またはシロキサン構造単位を有するジヒド
ロキシ化合物とホスゲンを、前記溶媒とアルカリ水溶液
との混合液中で反応させる方法を採用してもよい。通常
は、前者の、予めポリカーボネートオリゴマーを製造す
る方法が効率的であることから好ましい。
は、まず、アルカリ水溶液に二価フェノールおよび/ま
たはシロキサン構造単位を有するジヒドロキシ化合物
(必要に応じて分岐剤を含めて)を溶解し、二価フェノ
ールのアルカリ水溶液を調製する。ついで、このアルカ
リ水溶液と塩化メチレンなどの有機溶媒との混合液に、
ホスゲンを導入して反応させ、二価フェノールおよび/
またはシロキサン構造単位を有するジヒドロキシ化合物
のポリカーボネートオリゴマーを合成する。ついで、反
応溶液を水相と有機相とに分離し、ポリカーボネートオ
リゴマーを含む有機相を得る。この際、アルカリ水溶液
のアルカリ濃度は、0.1〜10重量%の範囲が好まし
く、また有機相と水相との容積比は、10:1〜1:1
0、好ましくは5:1〜1:5の範囲である。反応温度
は、冷却下に通常0〜70℃、好ましくは5〜65℃で
あり、反応時間は15分間〜4時間、好ましくは30分
間〜3時間程度である。このようにして得られるポリカ
ーボネートオリゴマーの平均分子量は2000以下、重
合度は,通常20以下、好ましくは2〜10量体のもの
である。
オリゴマーを含む有機相に、前記二価フェノールおよび
/またはシロキサン構造単位を有するジヒドロキシ化合
物を加えて反応させる。反応温度は、通常10〜50
℃、好ましくは20〜40℃であり、反応時間は、通常
30分間〜2時間程度である。この反応にあたって、二
価フェノールおよび/またはシロキサン構造単位を有す
るジヒドロキシ化合物は有機溶媒溶液および/またはア
ルカリ水溶液として添加するのが望ましい。その添加順
序については、特に制限はない。なお、触媒、末端停止
剤および分岐剤などは、上記の製造法において、必要に
応じ、ポリカーボネートオリゴマーの製造時、その後の
高分子量化の反応時のいずれか、またはその両方におい
て添加して用いることができる。
ボネート−シロキサン系共重合体を用いて成形した層を
有する積層体としては、上記ポリカーボネート−シロキ
サン系共重合体層のほか、ガラス層や、透明性と耐衝撃
性を兼ね備えた合成樹脂層が好適に用いられる。ガラス
としては、一般の無機ガラスでもよいし、強化ガラスで
あってもよい。また、合成樹脂層としては、ポリカーボ
ネート樹脂、ポリアクリル酸エステル樹脂、ポリメタク
リル酸エステル樹脂、ABS樹脂、ポリアセタール樹
脂、トリオキサンとエチレンオキサイドからのアセター
ル共重合樹脂、アクリル樹脂、ゴム変性アクリル樹脂、
エポキシ樹脂、ナイロン樹脂、フェノール樹脂、ポリフ
ェニレンオキシド樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリアリー
ルエーテル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリエチレン樹
脂、ポリフェニレンスルフィド樹脂、ポリプロピレン樹
脂、ポリスルホン樹脂、ポリウレタン樹脂、シリコーン
樹脂、エチレン−酢酸ビニル樹脂などが好適に用いられ
る。そして、これら合成樹脂層は、積層体の使途により
要求される特性、例えば耐熱性や透明性、耐衝撃性が個
別に要求される場合やこれら性質の2つ以上をともに満
足することが要求される場合などの各種要求特性に見合
った樹脂を選択使用すればよい。
は、2枚の無機ガラス層の間に上記ポリカーボネート−
シロキサン系共重合体からなる中間層を持つもの、無機
ガラス層と上記合成樹脂層との間に上記中間層を持つも
の、無機ガラス層の上に上記ポリカーボネート−シロキ
サン系共重合体層を持つもの、無機ガラス層/中間層/
合成樹脂層/中間層/無機ガラス層の5層からなるもの
など様々な形態に構成することができる。
積層体の使途やそこでの要求特性によって異なるので一
律に定めることはできないが、一般的な用途では、ガラ
ス層の厚みを1〜5mm、合成樹脂層の厚みを1〜20
mmとし、中間層の厚みを0.1〜2.0mmとしてあ
るものが好適である。一般的にはこのような構成とする
が、例えば自動車のウインドーガラスのように、格別に
高い安全性が要求される場合には、ガラス層として強化
ガラスを用い、合成樹脂層として耐衝撃性の高いポリカ
ーボネート樹脂を用いるとともに、ポリカーボネート樹
脂層の厚みを強化ガラス層の厚みに対して相対的に高め
て耐貫通性の向上をはかると同時に、中間層の厚みを大
きくして、衝撃によるガラス層や合成樹脂層の破砕片が
飛散するのを防止できるようにするのがよい。この場
合、ポリカーボネート樹脂層の厚みは、8mm以上と
し、中間層の厚みは0.2mm以上とするのがよい。
び合成樹脂層には、必要に応じて各種の添加剤を加えて
もよい。このような添加剤としては、熱安定剤、酸化防
止剤、紫外線吸収剤などがある。熱安定剤としては、例
えばステアリン酸カルシウム、ジアルカノール、脂肪族
第三級アミンなどが好適に用いられる。また、酸化防止
剤としては、t−ブチルヒドロキシトルエン、チバガイ
ギー社製の「イルガノックス1010」などが好適に用
いられる。紫外線吸収剤としては、ベンゾトリアゾール
系やヒンダードアミン系の紫外線吸収剤が好ましい。ベ
ンゾトリアゾール系の紫外線吸収剤としては、例えばチ
バガイギー社製の「チヌビンP」、「チヌビン32
0」、「チヌビン326」、「チヌビン328」などが
あり、ヒンダードアミン系の紫外線吸収剤としては、例
えばアデカアーガス社製の「LA−57」などが好適に
用いられる。
は、従来公知の任意の成形方法を採用することができ
る。すなわち、前記ポリカーボネート−シロキサン系共
重合体を押出機で溶融混練してシート状に押出す方法
や、ロールを用いて溶融混練してシート状に成形する方
法などによって得られる薄膜を、無機ガラス板の間に挟
み、あるいはこの無機ガラス板とポリカーボネート樹脂
シートなどとの間に挟み込んでサンドイッチ状に構成し
たのち、加熱加圧することにより製造することができ
る。さらに好ましくは、20torr以下の減圧下に脱
気し、加熱して各層間の接着を行うことによって、積層
体を得ることができる。
着強度を高めるために、ガラス板または合成樹脂シート
の表面をプライマー処理をしておいてもよい。ここで用
いるのに適したプライマーとしては、ビニルアルコキシ
シラン、アミノ−アルキルアルコキシシラン、アルコキ
シシラン、シリルパーオキシド、アミノ−アルコキシシ
ランなどである。
明性と耐衝撃性を備え、かつ長期間の環境暴露に耐え得
る優れた耐候性を有することから、例えば自動車などの
車輌におけるウインドーガラスや、建築物あるいは構築
物における窓、機械類の内部監視用の覗き窓など様々な
分野に使用することができる。
gを、6重量%濃度の水酸化ナトリウム水溶液550ミ
リリットルに溶解した溶液に、塩化メチレン250ミリ
リットルを加えて攪拌しながら、冷却下、該溶液にホス
ゲンガスを950ミリリットル/分の割合で15分間吹
き込んだ。ついで、この反応液を静置して有機層を分離
し、重合度が2〜4であり、分子末端がクロロホーメー
ト基であるポリカーボネートオリゴマーの塩化メチレン
溶液を得た。
チレン溶液200ミリリットルに、塩化メチレンを加え
て全量を450ミリリットルとした後、これに、下記式
ロキサン構造を有するジヒドロキシ化合物80g、およ
び2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ブロパン
6.0gを、8重量%濃度の水酸化ナトリウム水溶液1
50ミリリットルと混合し、さらに、分子量調節剤とし
てp−tertーブチルフェノール3.5gを加え、混
合液を激しく攪拌しながら、触媒として7重量%濃度の
トリエチルアミン水溶液を2ミリリットル加え、28℃
において、攪拌下に1.5時間反応させた。
リットルで希釈し、ついで、水1.5リットルで2回、
0.01規定濃度の塩酸1リットルで1回、さらに水1
リットルで2回の順で洗浄した後、有機層をメタノール
中に投入し、析出した固体を濾過し、乾燥して、ポリカ
ーボネート−シロキサン共重合体を得た。上記で得られ
たポリカーボネート−シロキサン共重合体につき、塩化
メチレンを溶媒とする濃度0.5g/デシリットルの溶
液の20℃で測定(以下の実施例も同一条件において測
定)した還元粘度〔ηsp/c〕は、0.42デシリッ
トル/gであった。還元粘度の測定は、離合社製の自動
粘度測定装置VMR−042を用い、自動粘度用ウッベ
ローデ改良型粘度計(RM型)で測定した。また、この
ポリカーボネート−シロキサン共重合樹脂について測定
した1 H−NMRスペクトルにおいては、0ppmにジ
メチルシロキサン構造単位に基づく吸収ピークが認めら
れ、また1.7ppmに2,2−ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)ブロパンのイソプロピリデン基に基づく吸収
ピークが認められ、これらの強度比より、〔a〕2,2
−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパンに由来する
繰返し単位と、〔b〕上記シリコーン化合物の残基に由
来する繰返し単位との共重合組成を算出した結果、
〔a〕:〔b〕=0.87:0.13であった。したが
って、この重合体は、下記化学構造を有するポリカーボ
ネート−シロキサン共重合樹脂であるものと認められ
た。
が3mmのガラス板と、一辺の長さが400mmの正方
形で厚みが5mmのポリカーボネート樹脂〔原料;2,
2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン:粘度平
均分子量;30,000〕板を用い、これらガラス板と
ポリカーボネート樹脂板の間に、上記(1)で得られた
ポリカーボネート−シロキサン系共重合体の厚さ1mm
のシートを挟み込んでプレス成形した。ここでの成形時
の温度は150℃、圧力は10kgf/cm2 (G)、
保持時間は5分間とした。ついで、1torrの減圧
下、120℃において、15分間熱処理をすることによ
り、ガラス層/ポリカーボネート−シロキサン系共重合
体からなる中間層/ポリカーボネート樹脂層の構成から
なる積層体を得た。 (3)積層体の評価 耐候性を評価するため、上記(2)で得られた積層体
を、温度50℃、湿度80%に設定された恒温室内に載
置し、その上方から紫外線を照射し、3ケ月放置した。
そして、その照射前後の積層体の外観および黄色度の変
化を観測した。この黄色度は、JIS K−7103に
従い、カラーメーターSM−3〔スガ試験機社製〕を用
い、かつ透過法によって測定をした。ここでの評価結果
を第1表に示す。
ドロキシフェニル)ブロパンに代えて、2,2−ビス
(3−フェニル−4−ヒドロキシフェニル)ブロパン
を、オリゴマー製造時に124g、重合時に9.9g用
い、かつシロキサン構造を有するジヒドロキシ化合物と
して、下記
ロキサン構造を有するジヒドロキシ化合物を用いた他
は、実施例1の(1)と同様にして、下記の式で表され
るポリカーボネート−シロキサン系共重合体を得た。
ロキサン系共重合体のシートに代えて、上記(1)で得
られたポリカーボネート−シロキサン系共重合体のシー
トを用いた他は、実施例1の(2)と同様にして、積層
体を得た。 (3)積層体の評価 上記(2)で得られた積層体につき、実施例1の(3)
と同様にして、積層体の耐候性の評価をした。ここでの
評価結果を第1表に示す。
ドロキシフェニル)ブロパンに代えて、1,1−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサン87gをオ
リゴマー製造時に、また9,9−ビス(4−ヒドロキシ
−3−メチルフェニル)フルオレン9.8gを重合時に
用い、かつシロキサン構造を有するジヒドロキシ化合物
として、下記、
ロキサン構造を有するジヒドロキシ化合物を用いた他
は、実施例1の(1)と同様にして、下記の式で表され
るポリカーボネート−シロキサン系共重合体を得た。
ロキサン系共重合体のシートに代えて、上記(1)で得
られたポリカーボネート−シロキサン系共重合体のシー
トを用いた他は、実施例1の(2)と同様にして、積層
体を得た。 (3)積層体の評価 上記(2)で得られた積層体につき、実施例1の(3)
と同様にして、積層体の耐候性の評価をした。ここでの
評価結果を第1表に示す。
ドロキシフェニル)ブロパンに代えて、1,1−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)−1−フェニルエタン90
gをオリゴマー製造時に、また4,4’−ビフェノール
4.8gを重合時に用い、かつシロキサン構造を有する
ジヒドロキシ化合物として、下記、
ロキシ化合物を用いた他は、実施例1の(1)と同様に
して、下記の式で表されるポリカーボネート−シロキサ
ン系共重合体を得た。
ロキサン系共重合体のシートに代えて、上記(1)で得
られたポリカーボネート−シロキサン系共重合体のシー
トを用いた他は、実施例1の(2)と同様にして、積層
体を得た。 (3)積層体の評価 上記(2)で得られた積層体につき、実施例1の(3)
と同様にして、積層体の耐候性の評価をした。ここでの
評価結果を第1表に示す。
板に代えて、1,1−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
シクロヘキサンを原料とし、粘度平均分子量が30,0
00であるポリカーボネート樹脂板〔400×400×
5mm〕を用いた他は、実施例1の(2)と同様にし
て、積層体を得た。 (2)積層体の評価 上記(1)で得られた積層体につき、実施例1の(3)
と同様にして、積層体の耐候性の評価をした。ここでの
評価結果を第1表に示す。
板に代えて、3,3,5−トリメチル−1,1−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)シクロヘキサンを原料と
し、粘度平均分子量が30,000であるポリカーボネ
ート樹脂板〔400×400×5mm〕を用いた他は、
実施例1の(2)と同様にして、積層体を得た。 (2)積層体の評価 上記(1)で得られた積層体につき、実施例1の(3)
と同様にして、積層体の耐候性の評価をした。ここでの
評価結果を第1表に示す。
板に代えて、2,2−ビス(3−メチル−4−ヒドロキ
シフェニル)プロパンと、1−フェニル−1,1−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)エタンを、前者と後者のモ
ル比=1:1の混合物を原料とし、粘度平均分子量が3
0,000であるポリカーボネート樹脂板〔400×4
00×5mm〕を用いた他は、実施例1の(2)と同様
にして、積層体を得た。 (2)積層体の評価 上記(1)で得られた積層体につき、実施例1の(3)
と同様にして、積層体の耐候性の評価をした。ここでの
評価結果を第1表に示す。
板に代えて、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)
プロパンと、4,4’−ジヒドロキシビフェニルを、前
者と後者のモル比=0.85:0,15の混合物を原料
とし、粘度平均分子量が30,000であるポリカーボ
ネート樹脂板〔400×400×5mm〕を用いた他
は、実施例1の(2)と同様にして、積層体を得た。 (2)積層体の評価 上記(1)で得られた積層体につき、実施例1の(3)
と同様にして、積層体の耐候性の評価をした。ここでの
評価結果を第1表に示す。
ドロキシフェニル)プロパンに代えて、1,1−ビス
(4−ヒドロキシフェニル)−3,3,5−トリメチル
シクロヘキサン101gをオリゴマー製造時に用い、ま
たビス(4−ヒドロキシフェニル)ジフェニルメタン
9.2gを重合時に用い、シロキサン構造を有するジヒ
ドロキシ化合物として、下記、
ヒドロキシ化合物を用いた他は、実施例1の(1)と同
様にして、下記の式で表されるポリカーボネート−シロ
キサン系共重合体を得た。
ロキサン系共重合体のシートに代えて、上記(1)で得
られたポリカーボネート−シロキサン系共重合体のシー
トを用いた他は、実施例1の(2)と同様にして、積層
体を得た。 (3)積層体の評価 上記(2)で得られた積層体につき、実施例1の(3)
と同様にして、積層体の耐候性の評価をした。ここでの
評価結果を第1表に示す。
板〔400×400×3mm〕を2枚用い、これら2枚
のガラス板の間に、実施例1の(1)で製造したポリカ
ーボネート−シロキサン系共重合体のシートを挟み込ん
で構成した積層体を得た。この場合の積層成形条件は、
実施例1の(2)と同様にした。 (2)積層体の評価 上記(1)で得られた積層体につき、実施例1の(3)
と同様にして、積層体の耐候性の評価をした。ここでの
評価結果を第1表に示す。
板〔400×400×3mm〕2枚を表面材として用
い、実施例1の(2)において用いたポリカーボネート
樹脂板〔400×400×5mm〕1枚を中芯材として
用い、これらガラス板とポリカーボネート樹脂板との接
合面2ケ所に、実施例1の(1)で製造したポリカーボ
ネート−シロキサン系共重合体のシートを挟み込んで構
成した積層体を得た。この場合の積層成形条件は、実施
例1の(2)と同様にした。 (2)積層体の評価 上記(1)で得られた積層体につき、実施例1の(3)
と同様にして、積層体の耐候性の評価をした。その評価
結果を第1表に示す。
板〔400×400×3mm〕と、ポリカーボネート樹
脂板〔400×400×5mm〕を用い、これらガラス
板とポリカーボネート樹脂板との間に、特開昭50−6
9182号公報に開示された方法にしたがって製造した
下記、
度平均分子量が17,000であるポリカーボネート−
シロキサン系共重合体のシートを、挟み込んで構成した
積層体を得た。
と同様にして、積層体の耐候性の評価をした。その評価
結果を第1表に示す。
性を兼ね備えるとともに、長期間の環境暴露によっても
劣化することのない優れた耐候性を有するものである。
Claims (6)
- 【請求項1】 主鎖中に珪素−炭素結合を介してシロキ
サン単位を含有するポリカーボネート−シロキサン系共
重合体層を少なくとも有する積層体。 - 【請求項2】 ポリカーボネート−シロキサン系共重合
体が、下記一般式〔1〕および〔2〕、 【化1】 〔式〔1〕〔2〕中、R1 は、水素原子、ハロゲン原
子、炭素数1〜6の置換もしくは無置換のアルキル基、
炭素数1〜6の置換もしくは無置換のアルケニル基、炭
素数1〜6の置換もしくは無置換のアルキニル基、炭素
数6〜12の置換もしくは無置換のアリール基または炭
素数1〜6の置換もしくは無置換のアルキルオキシ基で
あり、R2 は、炭素数1〜6の置換もしくは無置換のア
ルキル基、炭素数1〜6の置換もしくは無置換のアルケ
ニル基、炭素数6〜12の置換もしくは無置換のアリー
ル基または炭素数1〜6の置換もしくは無置換のアルキ
ルオキシ基であり、また、Xは、単結合、−O−、−S
−、−SO−、−SO2 −、−CO−、−CR3 R4 −
(ただし、R3 R4 は、水素原子、炭素数1〜6の置換
もしくは無置換のアルキル基、炭素数1〜6の置換もし
くは無置換のアルケニル基、炭素数6〜12の置換もし
くは無置換のアリール基または炭素数1〜6の置換もし
くは無置換のアルキルオキシ基である)、炭素数5〜1
1の置換もしくは無置換のシクロアルキリデン基、炭素
数2〜12の置換もしくは無置換のα、ω−アルキレン
基、9,9−フルオレニリデン基、1,8−メンタンジ
イル基、2,8−メンタンジイル基、置換もしくは無置
換のピラジリデン基または炭素数6〜24の置換もしく
は無置換のアリーレン基である。そして、aは1〜6の
整数、bは0〜200の整数であり、sおよびtは、各
繰返し単位のモル分率を示し、〔s/(s+t)〕=
0.0001〜0.5の関係を満足する。〕で表される
繰返し単位を有する共重合体である請求項1に記載の積
層体。 - 【請求項3】 ポリカーボネート−シロキサン系共重合
体が、下記一般式〔3〕および〔4〕、 【化2】 〔式〔3〕〔4〕中、R1 ,R2 ,X,a,b,s,t
は、上記一般式〔1〕,〔2〕におけるR1 ,R2 ,
X,a,b,s,tと同一の意味を有する。また、c
は、1〜6の整数であり、dは、0〜200の整数であ
る〕で表される繰返し単位を有する共重合体である請求
項1に記載の積層体。 - 【請求項4】 ポリカーボネート−シロキサン系共重合
体が、下記一般式〔5〕および〔6〕、 【化3】 〔式〔5〕〔6〕中、R1 ,R2 ,X,a,b,s,t
は、上記一般式〔1〕,〔2〕におけるR1 ,R2 ,
X,a,b,s,tと同一の意味を有する〕で表される
繰返し単位を有する共重合体である請求項1に記載の積
層体。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のポリカ
ーボネート−シロキサン系共重合体層と、無機ガラス層
および/またはポリカーボネート樹脂層を少なくとも有
する積層体。 - 【請求項6】 請求項1〜4のいずれかに記載のポリカ
ーボネート−シロキサン系共重合体層を中間層とし、無
機ガラス層および/またはポリカーボネート樹脂層を有
する積層体。
Priority Applications (1)
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