JP2000274702A - 熱源装置 - Google Patents

熱源装置

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JP2000274702A
JP2000274702A JP11073761A JP7376199A JP2000274702A JP 2000274702 A JP2000274702 A JP 2000274702A JP 11073761 A JP11073761 A JP 11073761A JP 7376199 A JP7376199 A JP 7376199A JP 2000274702 A JP2000274702 A JP 2000274702A
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temperature
low
radiator
temperature radiator
heat
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Makoto Sano
真 佐野
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Harman Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 低温放熱器の放熱温度が過度に高くなること
を確実に防止しながら、装置構成の簡略化を可能にす
る。 【解決手段】 低温放熱器3及び高温放熱器4の夫々が
運転状態にあるか否かを判定する判定手段44を設け、
この判定手段44の判定結果に基づき、高温放熱器4が
停止状態で低温放熱器3が運転状態にある低温側単独運
転のときには、送給熱媒Waの温度taを予め設定され
ている低温度にし、低温放熱器3が停止状態で高温放熱
器4が運転状態にある高温側単独運転のときには、送給
熱媒Waの温度taを予め設定されている高温度にし、
両放熱器3,4がともに運転状態にある併行運転ときに
は、送給熱媒Waの温度taを予め設定されている低温
度にする切替手段45を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低温放熱器及び高
温放熱器に対し並列に循環させる熱媒を送給する熱源装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の熱源装置では、低温放熱
器に供給する低温の熱媒と高温放熱器に供給する高温の
熱媒との同時送給(すなわち、2温度熱媒の並列同時送
給)を可能にし、これにより、低温放熱器と高温放熱器
との併行運転においても、低温放熱器での放熱温度を適
切な温度に保ち得るようにして、低温放熱器の放熱温度
が過度に高くなる不都合が生じることを防止したものが
ある。
【0003】また、これとは別に、低温放熱器及び高温
放熱器に同一温度の熱媒を分配送給する形式において、
高温放熱器が停止状態で低温放熱器が運転状態にある低
温側単独運転のときには送給熱媒の温度を低温度にし、
一方、低温放熱器が停止状態で高温放熱器が運転状態に
ある高温側単独運転のとき、及び、両放熱器がともに運
転状態にある併行運転ときには送給熱媒の温度を高温度
にするようにし、これに対し、低温放熱器については、
センサによる放熱温度の検出に基づき低温放熱器への熱
媒供給流量を自動調整して放熱温度を設定温度に保つ制
御を行い、これにより、高温熱媒を両放熱器に供給する
併行運転において低温放熱器の放熱温度が過度に高くな
る不都合が生じることを防止したものもある(例えば、
特開平9−126479号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の従来装
置では、低温熱媒と高温熱媒との同時生成を可能にする
のに、装置構成が複雑になって装置コストがかなり高く
付く問題があった。
【0005】また、後者の従来装置では、低温熱媒と高
温熱媒を択一に送給することから低温熱媒と高温熱媒と
の同時生成は不要になるものの、低温放熱器について、
放熱温度検出に基づく熱媒流量制御を行う為、この制御
に要する制御構成の付加で、やはり装置コストが高く付
く問題があった。
【0006】この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、
合理的な制御方式を採ることにより、低温放熱器と高温
放熱器との併行運転において低温放熱器の放熱温度が過
度に高くなる不都合を確実に防止しながら、装置構成の
一層の簡略化を可能にする点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】〔1〕請求項1に係る発
明では、低温放熱器及び高温放熱器に対し並列に循環さ
せる熱媒を送給する熱源装置において、前記低温放熱器
及び前記高温放熱器の夫々が運転状態にあるか否かを判
定する判定手段を設け、この判定手段の判定結果に基づ
き、前記高温放熱器が停止状態で前記低温放熱器が運転
状態にある低温側単独運転のときには、送給熱媒の温度
を予め設定されている低温度にし、前記低温放熱器が停
止状態で前記高温放熱器が運転状態にある高温側単独運
転のときには、送給熱媒の温度を予め設定されている高
温度にし、前記低温放熱器及び前記高温放熱器がともに
運転状態にある併行運転ときには、送給熱媒の温度を予
め設定されている低温度にする切替手段を設ける。
【0008】つまり、この構成によれば、低温放熱器を
運転する低温側単独運転及び併行運転の夫々では低温の
熱媒を送給するから、これら低温側単独運転や併行運転
で低温放熱器の放熱温度が過度に高くなる不都合が生じ
ることを確実に防止でき、低温放熱器の運転においてそ
の放熱温度を常に適切な温度に保つことができる。
【0009】しかも、併行運転の際に高温側単独運転の
ときと同じ高温熱媒を小流量に絞って低温放熱器に供給
する形式に比べ、併行運転の際にも低温放熱器に対する
熱媒供給流量を大流量に保って、低温放熱器の各部に対
する熱媒の行き渡りを良好に保つことができ、これによ
り、低温側単独運転ないし併行運転での低温放熱器の運
転において低温放熱器の放熱機能(特に均一放熱性)も
常に高く維持することができる。
【0010】また一方、高温放熱器のみを運転する高温
側単独運転では、高温の熱媒を送給することから、高温
放熱器での放熱温度を高く確保することができ、高温放
熱器の高温放熱機能を最大限に発揮させることができ
る。
【0011】そして、このように高い機能を得ながら
も、低温熱媒と高温熱媒を択一に送給する形式におい
て、各放熱器が運転状態にあるか否かの判定に基づき送
給熱媒の温度を予め設定されている温度に切り替えるこ
とだけで各運転に対応するから、先述した前者の従来装
置に比べれば、低温熱媒と高温熱媒との同時生成を不要
にし得る点で、また、先述した後者の従来装置に比べれ
ば、低温放熱器についての放熱温度検出に基づく熱媒流
量制御を不要にし得る点で、これら従来装置に比べ装置
構成を一層簡略にすることができ、装置コストの一層の
低減が可能になる。
【0012】なお、予め設定しておく送給熱媒の温度に
ついて、低温側単独運転用の低温の設定温度と、併行運
転用の低温の設定温度とは、必ずしも等しい温度にする
必要はなく、併行運転用の低温の設定温度を、高温側単
独運転用の高温の設定温度より低い範囲で、低温側単独
運転用の低温の設定温度よりもある程度高い温度にし、
これにより、併行運転において低温放熱器の放熱温度が
過度に高くなる不都合が生じることを防止しながら、併
行運転の際の高温放熱器の高温放熱機能を極力高めるよ
うにしてもよい。
【0013】また、上記切替手段を、低温側単独運転や
併行運転のとき、送給熱媒の温度を予め設定されている
低温度にするのに加え、使用者による放熱出力の指定に
応じ低温放熱器に対する熱媒供給流量を予め設定されて
いる流量に段階的に変更する構成にし、これにより、低
温放熱器について放熱温度検出に基づく熱媒流量制御を
不要にすることは維持しながらも、低温側単独運転や併
行運転において低温放熱器の放熱出力を指定により段階
的に変更できるようにしてもよい。
【0014】〔2〕請求項2に係る発明では、低温放熱
器及び高温放熱器に対し並列に循環させる熱媒を送給す
る熱源装置において、前記低温放熱器及び前記高温放熱
器の夫々が運転状態にあるか否かを判定する判定手段を
設け、この判定手段の判定結果に基づき、前記高温放熱
器が停止状態で前記低温放熱器が運転状態にある低温側
単独運転のときには、送給熱媒の温度を予め設定されて
いる低温度にするとともに、前記低温放熱器に対する熱
媒供給流量を予め設定されている大流量にし、前記低温
放熱器が停止状態で前記高温放熱器が運転状態にある高
温側単独運転のときには、送給熱媒の温度を予め設定さ
れている高温度にし、前記低温放熱器及び前記高温放熱
器がともに運転状態にある併行運転ときには、送給熱媒
の温度を予め設定されている高温度にするとともに、前
記低温放熱器に対する熱媒供給流量を予め設定されてい
る小流量にする切替手段を設ける。
【0015】つまり、この構成によれば、低温側単独運
転では低温の熱媒を送給し、また、併行運転では高温の
熱媒を送給するのに対し低温放熱器への熱媒供給流量を
小流量に制限することから、これら低温側単独運転や併
行運転で低温放熱器の放熱温度が過度に高くなる不都合
が生じることを確実に防止でき、低温放熱器の運転にお
いてその放熱温度を常に適切な温度に保つことができ
る。
【0016】また、高温放熱器を運転する高温側単独運
転及び併行運転の夫々では、高温の熱媒を送給するか
ら、これら高温側単独運転及び併行運転の夫々で高温放
熱器の放熱温度を高く確保することができ、高温放熱器
の運転においてその高温放熱機能を常に最大限に発揮さ
せることができる。
【0017】そして、このように高い機能を得ながら
も、低温熱媒と高温熱媒を択一に送給する形式におい
て、各放熱器が運転状態にあるか否かの判定に基づき送
給熱媒の温度を予め設定されている温度に切り替えるこ
とと、低温放熱器に対する熱媒供給流量を予め設定され
いる流量に切り替えることだけで各運転に対応するか
ら、上記した請求項1に係る発明と同様、先述した前者
の従来装置に比べれば、低温熱媒と高温熱媒との同時生
成を不要にし得る点で、また、先述した後者の従来装置
に比べれば、低温放熱器についての放熱温度検出に基づ
く熱媒流量制御を不要にし得る点で、これら従来装置に
比べ装置構成を一層簡略化することができ、装置コスト
の一層の低減が可能になる。
【0018】なお、予め設定しておく送給熱媒の温度に
ついて、高温側単独運転用の高温の設定温度と、併行運
転用の高温の設定温度とは、必ずしも等しい温度にする
必要はなく、併行運転用の高温の設定温度を、低温側単
独運転用の低温の設定温度より高い範囲で、高温側単独
運転用の高温の設定温度よりもある程度低い温度にし、
これにより、併行運転において低温放熱器の放熱温度が
過度に高くなる不都合が生じることを更に確実に防止す
るとともに、併行運転の際の低温放熱器に対する熱媒供
給流量の制限を小さくして、併行運転の際の低温放熱器
の放熱機能(特に均一放熱性)を極力高めるようにして
もよい。
【0019】また、上記切替手段を、低温側単独運転や
併行運転のとき、低温放熱器に対する熱媒供給流量を予
め設定されている流量にするのに、その設定流量を予め
設定されている候補群の中から使用者による放熱出力の
指定に応じ選択する構成にし、これにより、低温放熱器
について放熱温度検出に基づく熱媒流量制御を不要にす
ることは維持しながらも、低温側単独運転や併行運転に
おいて低温放熱器の放熱出力を指定により段階的に変更
できるようにしてもよい。
【0020】〔3〕請求項3に係る発明では、請求項2
に係る発明を実施するのに、前記切替手段を、前記低温
放熱器に対する熱媒供給の断続の繰り返しにおいて、熱
媒供給時間と熱媒供給停止時間との比を変更すること
で、低温側単独運転のときの前記低温放熱器に対する熱
媒供給流量と併行運転のときの前記低温放熱器に対する
熱媒供給流量との切り替えを行う構成にする。
【0021】つまり、この構成によれば、併行運転にお
いて低温放熱器に対する熱媒供給流量を小流量に制限す
るのに、熱媒供給時間に対する熱媒供給停止時間の比率
を大きくして、低温放熱器に対する平均の熱媒供給流量
を小さくする形態を採ることから、併行運転においても
熱媒供給期間中は低温側単独運転のときと同じ大きな瞬
間流量になり、このことから、低温放熱器に対する熱媒
供給流量を絞りにより定常的に低下させる流量制限形態
を採るに比べ、低温放熱器への熱媒供給量を小流量に制
限する併行運転においても、低温放熱器の各部への熱媒
の行き渡りを極力良好に保って低温放熱器に高い放熱機
能(特に均一放熱性)を発揮させることができ、低温放
熱器が床暖房装置などの大きな放熱面積を有する機器で
ある場合に特に有効となる。
【0022】〔4〕請求項4に係る発明では、請求項1
〜3のいずれか1項に係る発明を実施するのに、前記判
定手段を、前記低温放熱器の運転スイッチを備える低温
側操作器、及び、前記高温放熱器の運転スイッチを備え
る高温側操作器の夫々から付与される運転信号に基づ
き、前記低温放熱器及び前記高温放熱器の夫々が運転状
態にあるか否かを判定する構成にする。
【0023】つまり、低温放熱器及び高温放熱器に熱媒
を送給する熱源装置では、一般に、運転スイッチのON
・OFF操作による低温放熱器や高温放熱器の発停操作
に応じて熱源装置の起動や停止を行うために、各運転ス
イッチを備える低温側操作器及び高温側操作器の夫々か
ら熱源装置へ運転信号を送るが、上記構成によれば、こ
れら運転信号を利用して低温放熱器及び高温放熱器の夫
々が運転状態にあるか否かの判定を行わせることがで
き、これにより、装置構成の複雑化を回避することがで
きる。
【0024】〔5〕請求項5に係る発明では、請求項1
〜4のいずれか1項に係る発明を実施するのに、前記低
温放熱器として床暖房装置を接続する。
【0025】つまり、前述の請求項1ないし2に係る発
明によれば、簡略な装置構成にしながらも、併行運転に
おいて低温放熱器の放熱温度が過度に高くなる不都合が
生じることを確実に防止できて、低温側単独運転及び併
行運転で低温放熱器の放熱温度を常に適切な温度に維持
し得ることから、上記の如く低温放熱器として床暖房装
置を接続する構成にすれば、低温火傷等に対する安全性
はもとより快適性にも優れた床暖房設備を安価に構築す
ることができる。
【0026】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕図1は給湯機能
を備える温水式の熱源装置を示し、1は循環温水Waを
加熱する熱交換器であり、この循環温水用の熱交換器1
で加熱した温水Waを循環往路2を通じ低温放熱器3
(例えば床暖房装置)及び高温放熱器4(例えば浴室乾
燥装置)に並列に供給することで、これら放熱器3,4
において供給温水Waの保有熱を暖房目的などで放熱さ
せ、そして、これら放熱器3,4から送出される放熱後
の降温温水Waを循環復路5を通じ循環温水用の熱交換
器1に戻して再加熱する。
【0027】6は循環温水Waを熱交換器1の通過過程
で加熱する循環温水用のガスバーナ、7はこの循環温水
用ガスバーナ6に対する燃料ガスGの供給路、8は循環
温水用ガスバーナ6への燃料ガス供給を断続するガス
弁、9は循環温水用ガスバーナ6への燃料ガス供給量を
調整するガス量調整弁、10は循環温水用ガスバーナ6
に対する点火プラグ、11は循環温水用ガスバーナ6の
着火を検出するフレームロッドである。
【0028】12は循環ポンプ、13は循環温水Waの
最小循環量を確保するバイパス路、14は膨張タンクを
兼ねる補給水タンク、15はこの補給水タンク14に対
する補給水路、16は補給水弁であり、また、17は循
環温水用の熱交換器1から送出される加熱温水Waの温
度taを検出する温度センサである。
【0029】一方、18は給湯用の熱交換器であり、こ
の給湯用の熱交換器18で給水路19からの供給水Wb
を加熱して湯を生成し、この湯Wbを給湯路20を通じ
台所や浴室などの給湯栓21に送る。
【0030】22は給水路19からの供給水Wbを熱交
換器18の通過過程で加熱する給湯用のガスバーナ、2
3はこの給湯用ガスバーナ22に対する燃料ガスGの供
給路、24は給湯用ガスバーナ22への燃料ガス供給を
断続するガス弁、25は給湯用ガスバーナ22への燃料
ガス供給量を調整するガス量調整弁、26は給湯用ガス
バーナ22に対する点火プラグ、27は給湯用ガスバー
ナ22の着火を検出するフレームロッドであり、また、
28は両バーナ6,22に対する燃料ガスGの主供給
路、29はこの主供給路28に介装したガス安全弁、3
0は両バーナ6,22に対する共通の燃焼用空気供給フ
ァンである。
【0031】31は給水フィルタ、32は給湯用熱交換
器18に対する給水圧を適正圧に保つ水ガバナ、33は
給湯用熱交換器18への供給水量(換言すれば給湯量)
を検出する水量センサ、34は給湯用熱交換器18から
送出される湯Wbの温度tbを検出する温度センサ、3
5は過圧逃がし弁である。
【0032】36は上記の各熱交換器1,18とともに
熱源装置の装置器体37に内蔵した制御器であり、38
は低温放熱器3の運転スイッチ39及び出力調整具40
を備える低温側操作器、41は高温放熱器4の運転スイ
ッチ42及び出力調整具43を備える高温側操作器であ
る。
【0033】この制御器36は、低温放熱器3の運転ス
イッチ39ないし高温放熱器4の運転スイッチ42がO
N操作されると、循環ポンプ12及びファン30を起動
するとともに循環温水用ガスバーナ6を点火して温水循
環運転を開始し、低温放熱器3の運転スイッチ39及び
高温放熱器4の運転スイッチ42がともにOFF操作さ
れると、循環温水用ガスバーナ6を消火するとともに循
環ポンプ12及びファン30を停止して温水循環運転を
終了する。
【0034】また、制御器36は、給湯栓21が開栓さ
れて水量センサ33による水量検出で通水が検知される
と、ファン30を起動するとともに給湯用ガスバーナ2
2を点火して給湯運転を開始し、そして、給湯運転中は
温度センサ34による検出湯温tbに基づきガス量調整
弁25を調整して給湯用熱交換器18からの送出湯温t
b(すなわち給湯温度)を設定温度tbsに調整し、そ
の後、給湯栓21が閉栓されて水量センサ33による水
量検出で通水停止が検知されると、給湯用ガスバーナ2
2を消火するとともにファン30を停止して給湯運転を
終了する。
【0035】この制御器36には、温水循環運転の上記
の如き発停や、各放熱器3,4への送給温水Wa(すな
わち、各放熱器3,4への送給熱媒)の温度調整の為の
情報として、図2に示す如く、低温放熱器3及び高温放
熱器4の夫々が運転状態にあるか否かを、低温側操作器
38及び高温側操作器41から付与される各放熱器3,
4の運転信号に基づき判定する判定手段44を装備し、
また、この判定手段44の判定結果に基づき送給温水W
aの温度taを切り替える切替手段45を装備してあ
る。
【0036】この切替手段45は、判定手段44の判定
結果に基づく温度切り替えとして、同図2に示す如く、
高温放熱器4が停止状態で低温放熱器3が運転状態にあ
る低温側単独運転のときには、温度センサ17の検出温
度taに基づきガス量調整弁9を調整して送給温水Wa
の温度taを予め設定されている低温度taLにする
「低温送給(1)」モードを実施し、また逆に、低温放
熱器3が停止状態で高温放熱器4が運転状態にある高温
側単独運転のときには、温度センサ17の検出温度ta
に基づきガス量調整弁9を調整して送給温水Waの温度
taを予め設定されている高温度taHにする「高温送
給」モードを実施し、さらに、低温放熱器3及び高温放
熱器4がともに運転状態にある併行運転のときには、温
度センサ17の検出温度taに基づきガス量調整弁9を
調整して送給温水Waの温度taを予め設定されている
低温度taL′(本例ではtaL=taL′<taH)
にする「低温送給(2)」モードを実施し、これによ
り、併行運転において低温放熱器3の放熱温度が過度に
高くなるのを防止する。
【0037】また、この切替手段45は、上記の温度切
り替えに加え、低温放熱器3を運転する低温側単独運転
(低温送給(1)モード)及び併行運転(低温送給
(2)モード)では、熱源装置の装置器体37に内蔵し
た熱動弁46の開閉で低温放熱器3に対する温水供給を
繰り返し断続することにおいて、熱動弁46の開時間
(温水供給時間)と、熱動弁46の閉時間(温水供給停
止時間)との比を変更することで、低温放熱器3に対す
る温水供給流量を調整し、この流量調整により低温放熱
器3の放熱出力を変更する。
【0038】具体的には、低温側操作器38の出力調整
具40は使用者が所望の放熱出力を9段階にわたって切
り替え指定する操作形式のものにしてあり、切替手段4
5は、この出力調整具40による指定に応じ、熱動弁4
6の開時間及び閉時間を図3に示す如く各指定段階毎に
予め設定されている時間に変更し、これにより、使用者
の所望に応じ低温放熱器3の放熱出力を変更する。
【0039】なお、高温放熱器4には、それ自身への温
水供給流量を調整する熱動弁を内蔵してあり、この熱動
弁の開時間及び閉時間を高温側操作器41の出力調整具
43による指定に応じ変更することで、高温放熱器4の
放熱出力を変更するようにしてある。
【0040】〔第2実施形態〕上述の第1実施形態で
は、併行運転のとき各放熱器3,4に対する送給温水W
aの温度taを予め設定されている低温度taLにする
装置例を示したが、本第2実施形態の熱源装置では、図
1に示す装置構成において、切替手段45は、判定手段
44の判定結果に基づき、図4に示す如く、低温側単独
運転のときには、温度センサ17の検出温度taに基づ
きガス量調整弁9を調整して送給温水Waの温度taを
予め設定されている低温度taLにする「低温送給」モ
ードを実施し、高温側単独運転のときには、温度センサ
17の検出温度taに基づきガス量調整弁9を調整して
送給温水Waの温度taを予め設定されている高温度t
aHにする「高温送給(1)」モードを実施し、併行運
転のときには、温度センサ17の検出温度taに基づき
ガス量調整弁9を調整して送給温水Waの温度taを予
め設定されている高温度taH′(本例ではtaL<t
aH′=taH)にする「高温送給(2)」モードを実
施する。
【0041】また、この温度切り替えに加え、切替手段
45は、低温側単独運転(低温送給モード)のとき、低
温放熱器3に対する温水供給流量を予め設定されている
大流量にし、これに対し、併行運転(高温送給(2)モ
ード)のとき、低温放熱器3に対する温水供給流量を予
め設定されている小流量にし、これにより、併行運転に
おいて、高温度taH′の温水Waを送給することに対
し、低温放熱器3の放熱温度が過度に高くなるのを防止
する。
【0042】この流量切り替えについて具体的には、切
替手段45は、低温側操作器38の出力調整具40によ
る指定に応じ熱動弁46の開時間及び閉時間を変更する
ことにおいて、図5に示す如く、低温側単独運転(低温
送給モード)では、低温送給モード用として9段階の各
指定段階毎に予め設定されている時間(図中左蘭の開時
間及び閉時間)から採用すべき熱動弁46の開時間及び
閉時間を指定に応じ選択し、一方、併行運転(高温送給
(2)モード)では、高温送給(2)モード用として9
段階の各指定段階毎に予め設定されている時間(図中右
蘭の開時間及び閉時間)から採用すべき熱動弁46の開
時間及び閉時間を指定に応じ選択し、このことで、併行
運転の際の低温放熱器3に対する温水供給流量を低温側
単独運転のときよりも少量に制限する。
【0043】〔その他の実施形態〕低温放熱器3は床暖
房装置あるいは加温機能を備えるベッドや椅子など、ど
のような用途のものであってもよく、また、高温放熱器
4も浴室乾燥装置やファンコンベクタあるいはサウナ装
置など、どのような用途のものであってもよい。
【0044】前述の各実施形態では送給熱媒Waに温水
を用いる例を示したが、放熱器3,4に対する送給熱媒
Waは温水に限定されるものではなく、蒸気や種々の水
溶液(ブライン)であってもよい。
【0045】前述の各実施形態では、熱媒供給の繰り返
しの断続において熱媒供給時間と熱媒供給停止時間との
比を変更することで、低温放熱器3に対する熱媒供給流
量を変更する例を示したが、場合によっては、弁による
絞りにより低温放熱器3に対する熱媒供給流量を変更す
る形式を採用しても良い。
【0046】低温放熱器3及び高温放熱器4の夫々が運
転状態にあるか否かを判定するための具体的判定方式及
び装置構成は、前述の実施形態で示した方式・構成に限
定されるものではなく、種々の変更が可能であり、ま
た、低温放熱器3の運転スイッチ39を備える低温側操
作器38及び高温放熱器4の運転スイッチ42を備える
高温側操作器41から付与される運転信号に基づき判定
を行わせる場合、その運転信号は各操作器38,41か
ら直接に判定手段44に伝送する信号、あるいは、放熱
器3,4の本体や他の装置部分を経由して判定手段44
に伝送する信号のいずれであってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1及び第2実施形態における熱源装置の構造
【図2】第1実施形態におけるモード選択のフローチャ
ート
【図3】第1実施形態における熱媒の供給時間と停止時
間との設定例を示す図表
【図4】第2実施形態におけるモード選択のフローチャ
ート
【図5】第2実施形態における熱媒の供給時間と停止時
間との設定例を示す図表
【符号の説明】
3 低温放熱器 4 高温放熱器 38 低温側操作器 39 低温放熱器の運転スイッチ 41 高温側操作器 42 高温放熱器の運転スイッチ 44 判定手段 45 切替手段 ta 送給熱媒の温度 Wa 熱媒

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 低温放熱器及び高温放熱器に対し並列に
    循環させる熱媒を送給する熱源装置であって、 前記低温放熱器及び前記高温放熱器の夫々が運転状態に
    あるか否かを判定する判定手段を設け、 この判定手段の判定結果に基づき、 前記高温放熱器が停止状態で前記低温放熱器が運転状態
    にある低温側単独運転のときには、送給熱媒の温度を予
    め設定されている低温度にし、 前記低温放熱器が停止状態で前記高温放熱器が運転状態
    にある高温側単独運転のときには、送給熱媒の温度を予
    め設定されている高温度にし、 前記低温放熱器及び前記高温放熱器がともに運転状態に
    ある併行運転ときには、送給熱媒の温度を予め設定され
    ている低温度にする切替手段を設けてある熱源装置。
  2. 【請求項2】 低温放熱器及び高温放熱器に対し並列に
    循環させる熱媒を送給する熱源装置であって、 前記低温放熱器及び前記高温放熱器の夫々が運転状態に
    あるか否かを判定する判定手段を設け、 この判定手段の判定結果に基づき、 前記高温放熱器が停止状態で前記低温放熱器が運転状態
    にある低温側単独運転のときには、送給熱媒の温度を予
    め設定されている低温度にするとともに、前記低温放熱
    器に対する熱媒供給流量を予め設定されている大流量に
    し、 前記低温放熱器が停止状態で前記高温放熱器が運転状態
    にある高温側単独運転のときには、送給熱媒の温度を予
    め設定されている高温度にし、 前記低温放熱器及び前記高温放熱器がともに運転状態に
    ある併行運転ときには、送給熱媒の温度を予め設定され
    ている高温度にするとともに、前記低温放熱器に対する
    熱媒供給流量を予め設定されている小流量にする切替手
    段を設けてある熱源装置。
  3. 【請求項3】 前記切替手段を、前記低温放熱器に対す
    る熱媒供給の断続の繰り返しにおいて、熱媒供給時間と
    熱媒供給停止時間との比を変更することで、低温側単独
    運転のときの前記低温放熱器に対する熱媒供給流量と併
    行運転のときの前記低温放熱器に対する熱媒供給流量と
    の切り替えを行う構成にしてある請求項2記載の熱源装
    置。
  4. 【請求項4】 前記判定手段を、前記低温放熱器の運転
    スイッチを備える低温側操作器、及び、前記高温放熱器
    の運転スイッチを備える高温側操作器の夫々から付与さ
    れる運転信号に基づき、前記低温放熱器及び前記高温放
    熱器の夫々が運転状態にあるか否かを判定する構成にし
    てある請求項1〜3のいずれか1項に記載の熱源装置。
  5. 【請求項5】 前記低温放熱器として床暖房装置を接続
    する請求項1〜4のいずれか1項に記載の熱源装置。
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