JP2002267259A - 温水供給システム - Google Patents
温水供給システムInfo
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- JP2002267259A JP2002267259A JP2001069807A JP2001069807A JP2002267259A JP 2002267259 A JP2002267259 A JP 2002267259A JP 2001069807 A JP2001069807 A JP 2001069807A JP 2001069807 A JP2001069807 A JP 2001069807A JP 2002267259 A JP2002267259 A JP 2002267259A
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- hot water
- temperature
- water supply
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/40—Solar thermal energy, e.g. solar towers
Landscapes
- Heat-Pump Type And Storage Water Heaters (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】太陽熱を利用して生成される湯の使用効率を高
効率なものとすることができ、さらには、システム構成
を安価で簡略なものとすることができる温水供給システ
ムを提供する。 【解決手段】太陽熱集熱器5を介して太陽熱により加熱
される湯と、ボイラ等の加熱装置12により加熱された
湯とを感熱式のミキシングバルブ3に供給して混合し、
その混合湯と水とを感熱式のミキシングバルブ4に供給
して混合し、あらかじめ定められた設定温度T0の湯を
得る。ミキシングバルブ4はその出湯温度の設定値が設
定温度T0に設定され、ミキシングバルブ3はその出湯
温度の設定値が設定温度T0よりも僅かに高い温度T0+
αに設定される。
効率なものとすることができ、さらには、システム構成
を安価で簡略なものとすることができる温水供給システ
ムを提供する。 【解決手段】太陽熱集熱器5を介して太陽熱により加熱
される湯と、ボイラ等の加熱装置12により加熱された
湯とを感熱式のミキシングバルブ3に供給して混合し、
その混合湯と水とを感熱式のミキシングバルブ4に供給
して混合し、あらかじめ定められた設定温度T0の湯を
得る。ミキシングバルブ4はその出湯温度の設定値が設
定温度T0に設定され、ミキシングバルブ3はその出湯
温度の設定値が設定温度T0よりも僅かに高い温度T0+
αに設定される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽熱を利用した
温水供給システムに関する。
温水供給システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のシステムとしては、太陽
熱集熱器により加熱された湯を貯湯槽に貯え、それを給
湯路を介して供給する第1給湯手段と、ボイラ等の加熱
装置により比較的高温(例えば80℃程度の温度)に加
熱された湯を給湯路を介して供給する第2給湯手段と、
これらの給湯手段の湯を選択的に出湯する三方弁等の弁
装置とを具備し、この弁装置から出力される湯に水(市
水)を混合して所望の温度の湯を台所や浴室のカラン等
に供給するようにしたものが知られている。この場合、
第1給湯手段側の湯温が所望の出湯温度(例えば40℃
前後の温度)よりも高い場合には、該第1給湯手段側の
湯と水とを混合して出湯し、第1給湯手段側の湯温が所
望の出湯温度よりも低い場合には、第2給湯手段側の湯
と水とを混合して出湯する。
熱集熱器により加熱された湯を貯湯槽に貯え、それを給
湯路を介して供給する第1給湯手段と、ボイラ等の加熱
装置により比較的高温(例えば80℃程度の温度)に加
熱された湯を給湯路を介して供給する第2給湯手段と、
これらの給湯手段の湯を選択的に出湯する三方弁等の弁
装置とを具備し、この弁装置から出力される湯に水(市
水)を混合して所望の温度の湯を台所や浴室のカラン等
に供給するようにしたものが知られている。この場合、
第1給湯手段側の湯温が所望の出湯温度(例えば40℃
前後の温度)よりも高い場合には、該第1給湯手段側の
湯と水とを混合して出湯し、第1給湯手段側の湯温が所
望の出湯温度よりも低い場合には、第2給湯手段側の湯
と水とを混合して出湯する。
【0003】このような温水供給システムでは、晴天時
等、第1給湯手段の太陽熱集熱器が太陽熱を十分に集熱
することができるような場合には、多くの場合、第1給
湯手段側の湯が所望の出湯温度よりも高くなるため、該
第1給湯手段側の湯が使用されることとなり、自然の太
陽熱エネルギーを有効に活用することができる。
等、第1給湯手段の太陽熱集熱器が太陽熱を十分に集熱
することができるような場合には、多くの場合、第1給
湯手段側の湯が所望の出湯温度よりも高くなるため、該
第1給湯手段側の湯が使用されることとなり、自然の太
陽熱エネルギーを有効に活用することができる。
【0004】しかし、太陽熱集熱器が太陽熱エネルギー
を十分に集熱することができない状態(例えば夜間や曇
天時等)では、第1給湯手段側の湯温が所望の出湯温度
よりも低くなる場合が多くなり、このような場合には、
第1給湯手段側の湯は使用されず、第2給湯手段側の湯
が使用される。このため、太陽熱を利用した第1給湯手
段側の湯の使用効率が悪く、太陽熱エネルギーを十分に
有効に活用することができないものとなっていた。
を十分に集熱することができない状態(例えば夜間や曇
天時等)では、第1給湯手段側の湯温が所望の出湯温度
よりも低くなる場合が多くなり、このような場合には、
第1給湯手段側の湯は使用されず、第2給湯手段側の湯
が使用される。このため、太陽熱を利用した第1給湯手
段側の湯の使用効率が悪く、太陽熱エネルギーを十分に
有効に活用することができないものとなっていた。
【0005】一方、このような不都合を解消するため
に、例えば特公平5−14183号公報に見られる温水
供給システムが提案されている。
に、例えば特公平5−14183号公報に見られる温水
供給システムが提案されている。
【0006】このシステムでは、前記第2給湯手段に相
当する高温側給湯機の湯と水とを三方弁に供給し、これ
らの湯と水とのいずれかを選択的に三方弁から出力する
ようにしている。そして、この三方弁の出力と前記第1
給湯手段に相当する中温側給湯機の湯とを比率制御弁で
混合して出湯するようにしている。
当する高温側給湯機の湯と水とを三方弁に供給し、これ
らの湯と水とのいずれかを選択的に三方弁から出力する
ようにしている。そして、この三方弁の出力と前記第1
給湯手段に相当する中温側給湯機の湯とを比率制御弁で
混合して出湯するようにしている。
【0007】この場合、比率制御弁は、その弁体がモー
タにより駆動されるようになっており、該制御弁の下流
側に設けた温度センサにより検出される出湯温度とあら
かじめ定められた設定温度との偏差に応じてモータを作
動させることにより、上記三方弁側の湯又は水と、中温
側給湯機(第1給湯手段)の湯との混合割合を、出湯温
度が設定温度に一致するように調整するようにしてい
る。
タにより駆動されるようになっており、該制御弁の下流
側に設けた温度センサにより検出される出湯温度とあら
かじめ定められた設定温度との偏差に応じてモータを作
動させることにより、上記三方弁側の湯又は水と、中温
側給湯機(第1給湯手段)の湯との混合割合を、出湯温
度が設定温度に一致するように調整するようにしてい
る。
【0008】そして、中温側給湯機の温度センサにより
検出される湯温が出湯温度の設定温度よりも高い場合に
は、上記三方弁から比率制御弁に水が供給されるように
該三方弁をモータにより作動させ、中温側給湯機の検出
湯温が出湯温度の設定温度よりも低い場合には、上記三
方弁から比率制御弁に前記高温側給湯機(第2給湯手
段)の湯が供給されるように該三方弁をモータにより作
動させる。
検出される湯温が出湯温度の設定温度よりも高い場合に
は、上記三方弁から比率制御弁に水が供給されるように
該三方弁をモータにより作動させ、中温側給湯機の検出
湯温が出湯温度の設定温度よりも低い場合には、上記三
方弁から比率制御弁に前記高温側給湯機(第2給湯手
段)の湯が供給されるように該三方弁をモータにより作
動させる。
【0009】このような温水供給システムでは、出湯に
際して、太陽熱を利用した中温給湯機(第1給湯手段)
側の湯が常に使用されるため、該中温給湯機側の湯の使
用効率が先に説明した温水供給システムよりも高まり、
太陽熱エネルギーをより有効に活用することができる。
際して、太陽熱を利用した中温給湯機(第1給湯手段)
側の湯が常に使用されるため、該中温給湯機側の湯の使
用効率が先に説明した温水供給システムよりも高まり、
太陽熱エネルギーをより有効に活用することができる。
【0010】しかしながら、同公報の温水供給システム
では、前記三方弁の切換作動を行うための電動モータや
中温給湯機(第1給湯手段)の湯を検出する温度センサ
等が必要になる。また、三方弁から出力される湯又は水
と、中温給湯機の湯とは前者の温度が後者の温度よりも
高い場合(三方弁から高温側給湯機の湯が出力される場
合)と、これと逆の場合とがあるため、それらを混合し
て所望の設定温度の出湯を得るためには、ワックスペレ
ット等の感熱部材を内蔵した感熱式のミキシングバルブ
を使用することができず、前記比率制御弁のように弁体
を電動モータで駆動するような弁装置が必要となる。
では、前記三方弁の切換作動を行うための電動モータや
中温給湯機(第1給湯手段)の湯を検出する温度センサ
等が必要になる。また、三方弁から出力される湯又は水
と、中温給湯機の湯とは前者の温度が後者の温度よりも
高い場合(三方弁から高温側給湯機の湯が出力される場
合)と、これと逆の場合とがあるため、それらを混合し
て所望の設定温度の出湯を得るためには、ワックスペレ
ット等の感熱部材を内蔵した感熱式のミキシングバルブ
を使用することができず、前記比率制御弁のように弁体
を電動モータで駆動するような弁装置が必要となる。
【0011】このため、温水供給システムが高価なもの
となりやすく、コスト的に不利なものとなっていた。
となりやすく、コスト的に不利なものとなっていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる背景に
鑑みてなされたものであり、太陽熱を利用して生成され
る湯の使用効率を高効率なものとすることができ、さら
には、システム構成を安価で簡略なものとすることがで
きる温水供給システムを提供することを目的とする。
鑑みてなされたものであり、太陽熱を利用して生成され
る湯の使用効率を高効率なものとすることができ、さら
には、システム構成を安価で簡略なものとすることがで
きる温水供給システムを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の温水供給システ
ムはかかる目的を達成するために、太陽熱集熱器により
加熱された湯を供給する第1給湯手段と、加熱装置の作
動により所定温度に加熱された湯を供給する第2給湯手
段とを具備し、両給湯手段の湯と水とを混合して、第1
給湯手段又は第2給湯手段の少なくともいずれか一方よ
りも低い温度で定められた設定温度の湯を生成し、その
設定温度の湯を出湯する温水供給システムにおいて、一
対の入水口に供給される湯を混合して出湯すると共にそ
の出湯温度を設定可能な第1及び第2混合器を具備し、
前記第1混合器の一対の入水口にそれぞれ前記第1及び
第2給湯手段の湯を供給するように該第1混合器を両給
湯手段に接続すると共に、前記第2混合器の一対の入水
口にそれぞれ前記第1混合器の出湯側と給水路とを接続
し、該第2混合器の出湯温度の設定値を前記設定温度に
略等しい温度に設定すると共に、前記第1混合器の出湯
温度の設定値を該第2混合器の設定値以上で且つ該設定
値の近傍の温度に設定するようにしたことを特徴とする
ものである。
ムはかかる目的を達成するために、太陽熱集熱器により
加熱された湯を供給する第1給湯手段と、加熱装置の作
動により所定温度に加熱された湯を供給する第2給湯手
段とを具備し、両給湯手段の湯と水とを混合して、第1
給湯手段又は第2給湯手段の少なくともいずれか一方よ
りも低い温度で定められた設定温度の湯を生成し、その
設定温度の湯を出湯する温水供給システムにおいて、一
対の入水口に供給される湯を混合して出湯すると共にそ
の出湯温度を設定可能な第1及び第2混合器を具備し、
前記第1混合器の一対の入水口にそれぞれ前記第1及び
第2給湯手段の湯を供給するように該第1混合器を両給
湯手段に接続すると共に、前記第2混合器の一対の入水
口にそれぞれ前記第1混合器の出湯側と給水路とを接続
し、該第2混合器の出湯温度の設定値を前記設定温度に
略等しい温度に設定すると共に、前記第1混合器の出湯
温度の設定値を該第2混合器の設定値以上で且つ該設定
値の近傍の温度に設定するようにしたことを特徴とする
ものである。
【0014】かかる本発明によれば、出湯に際しては、
まず、前記第1給湯手段の湯と前記第2給湯手段の湯と
が前記第1混合器を介して混合され、さらにその混合湯
が前記第2混合器を介して水と混合されて、出湯する。
まず、前記第1給湯手段の湯と前記第2給湯手段の湯と
が前記第1混合器を介して混合され、さらにその混合湯
が前記第2混合器を介して水と混合されて、出湯する。
【0015】このとき、第1給湯手段の湯温が前記第1
混合器の出湯温度の設定値よりも高い場合には、該第1
混合器から出力される湯の大部分は、第1給湯手段側の
湯となる。
混合器の出湯温度の設定値よりも高い場合には、該第1
混合器から出力される湯の大部分は、第1給湯手段側の
湯となる。
【0016】また、第1給湯手段の湯温が前記第1混合
器の出湯温度の設定値よりも低い場合には、第1混合器
から出力する湯中に占める第2給湯手段の湯の量が増加
することとなる。但し、このとき、第1混合器の出湯温
度の設定値は、最終的に第2混合器から得られる湯の温
度、すなわち、第2混合器の出湯温度の設定値以上で該
設定値の近傍の値であるため、第1混合器の出湯温度の
設定値は、第2混合器から前記設定温度の湯を得る上で
必要最低限に近い温度である。従って、第1混合器で第
1給湯手段の湯に混合される第2給湯手段の湯量は必要
最低限で済み、第1混合器から出力される湯中に占める
第1給湯手段の湯量が可能な限り多いものとなる。
器の出湯温度の設定値よりも低い場合には、第1混合器
から出力する湯中に占める第2給湯手段の湯の量が増加
することとなる。但し、このとき、第1混合器の出湯温
度の設定値は、最終的に第2混合器から得られる湯の温
度、すなわち、第2混合器の出湯温度の設定値以上で該
設定値の近傍の値であるため、第1混合器の出湯温度の
設定値は、第2混合器から前記設定温度の湯を得る上で
必要最低限に近い温度である。従って、第1混合器で第
1給湯手段の湯に混合される第2給湯手段の湯量は必要
最低限で済み、第1混合器から出力される湯中に占める
第1給湯手段の湯量が可能な限り多いものとなる。
【0017】尚、第1混合器から出力される湯は、出湯
温度の設定値が前記設定温度と略同一の温度に設定され
た前記第2混合器で水と混合されることにより、最終的
に前記設定温度の湯の出湯がなされる。
温度の設定値が前記設定温度と略同一の温度に設定され
た前記第2混合器で水と混合されることにより、最終的
に前記設定温度の湯の出湯がなされる。
【0018】以上のように、本発明の温水供給システム
では、第1給湯手段の湯をできるだけ使用して、設定温
度の出湯を行うことができる。従って、本発明によれ
ば、太陽熱を利用して生成される湯の使用効率を高効率
なものとすることができる。
では、第1給湯手段の湯をできるだけ使用して、設定温
度の出湯を行うことができる。従って、本発明によれ
ば、太陽熱を利用して生成される湯の使用効率を高効率
なものとすることができる。
【0019】尚、本発明では、前記第1混合器の出湯温
度の設定値は、該設定値に対する実際の出湯温度のばら
つき(誤差)等を考慮すると、第2混合器の出湯温度の
設定値(≒前記設定温度)よりも若干高めの温度に設定
することが好適である。
度の設定値は、該設定値に対する実際の出湯温度のばら
つき(誤差)等を考慮すると、第2混合器の出湯温度の
設定値(≒前記設定温度)よりも若干高めの温度に設定
することが好適である。
【0020】かかる本発明の温水供給システムでは、前
記第1及び第2混合器は、それぞれ低温側入水口及び高
温側入水口を有する感熱式のミキシングバルブであり、
該第1混合器側のミキシングバルブは、その低温側入水
口が前記第1給湯手段に接続されると共に、高温側入水
口が前記第2給湯手段に接続され、前記第2混合器とし
てのミキシングバルブは、その低温側入水口が前記給水
路に接続されると共に高温側入水口が前記第1混合器の
出湯側に接続されていることが好適である。
記第1及び第2混合器は、それぞれ低温側入水口及び高
温側入水口を有する感熱式のミキシングバルブであり、
該第1混合器側のミキシングバルブは、その低温側入水
口が前記第1給湯手段に接続されると共に、高温側入水
口が前記第2給湯手段に接続され、前記第2混合器とし
てのミキシングバルブは、その低温側入水口が前記給水
路に接続されると共に高温側入水口が前記第1混合器の
出湯側に接続されていることが好適である。
【0021】すなわち、感熱式のミキシングバルブは、
その出湯温が作用するワックス等の感熱材の作動により
弁体を動かして、該出湯温が弁体を付勢するバネの付勢
力の調整等により設定された設定値になるように入水湯
水の混合比を自動調整するバルブ(このようなミキシン
グバルブの構造自体は公知である)であり、このような
ミキシングバルブを前記第1混合器、第2混合器として
用いることにより、これらの混合器の出湯温度の制御を
温度センサや弁体を駆動するモータ等を用いずに、簡略
且つ安価な構成で行うことができる。
その出湯温が作用するワックス等の感熱材の作動により
弁体を動かして、該出湯温が弁体を付勢するバネの付勢
力の調整等により設定された設定値になるように入水湯
水の混合比を自動調整するバルブ(このようなミキシン
グバルブの構造自体は公知である)であり、このような
ミキシングバルブを前記第1混合器、第2混合器として
用いることにより、これらの混合器の出湯温度の制御を
温度センサや弁体を駆動するモータ等を用いずに、簡略
且つ安価な構成で行うことができる。
【0022】また、この種のミキシングバルブは、その
一対の入水口は、低温側入水口と高温側入水口とからな
り、出湯温度が設定値よりも大きい場合には、低温側入
水口の湯水の割合を多くし、逆に出湯温度が設定値より
も小さい場合には、高温側入水口の湯水の割合を多くす
るように両入水口に供給される湯水を混合する。このた
め、前記のように第1混合器としてのミキシングバルブ
の低温側入水口を第1給湯手段に接続すると共に、高温
側入水口を第2給湯手段に接続したとき、第1給湯手段
の湯温が前記第1混合器の出湯温度の設定値よりも高い
場合には、第1給湯手段の湯温が第2給湯手段の湯温よ
りも低い場合はもちろん、該第2給湯手段の湯温よりも
高い場合であっても、第1混合器から出力される湯の大
部分は、第1給湯手段の湯、すなわち、太陽熱を利用し
て加熱された湯となる。このため、太陽熱を利用して生
成された湯の使用効率を最適に高めることができる。
一対の入水口は、低温側入水口と高温側入水口とからな
り、出湯温度が設定値よりも大きい場合には、低温側入
水口の湯水の割合を多くし、逆に出湯温度が設定値より
も小さい場合には、高温側入水口の湯水の割合を多くす
るように両入水口に供給される湯水を混合する。このた
め、前記のように第1混合器としてのミキシングバルブ
の低温側入水口を第1給湯手段に接続すると共に、高温
側入水口を第2給湯手段に接続したとき、第1給湯手段
の湯温が前記第1混合器の出湯温度の設定値よりも高い
場合には、第1給湯手段の湯温が第2給湯手段の湯温よ
りも低い場合はもちろん、該第2給湯手段の湯温よりも
高い場合であっても、第1混合器から出力される湯の大
部分は、第1給湯手段の湯、すなわち、太陽熱を利用し
て加熱された湯となる。このため、太陽熱を利用して生
成された湯の使用効率を最適に高めることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態を図1を参照
して説明する。図1は本実施形態の温水供給システムの
構成を示す図である。
して説明する。図1は本実施形態の温水供給システムの
構成を示す図である。
【0024】図1を参照して、1は第1給湯手段、2は
第2給湯手段、3,4はそれぞれ第1混合器、第2混合
器としてのミキシングバルブである。
第2給湯手段、3,4はそれぞれ第1混合器、第2混合
器としてのミキシングバルブである。
【0025】各ミキシングバルブ3,4は、詳細な図示
は省略するが、感熱材であるワックスを封入したワック
スペレット(サーモペレット)や、このワックスペレッ
トの感熱作動により駆動される弁体、該弁体を付勢する
スプリング等を内蔵すると共に、該スプリングの付勢力
を調整するための調整ネジを具備する公知の感熱式のも
のであり、低温側入水口3a,4a及び高温側入水口3
b,4bから供給される湯水を混合して出湯口3c,4
cから出湯すると共に、その出湯温度が上記スプリング
の付勢力の調整によってあらかじめ設定された設定値に
なるように、上記ワックスペレットによる弁体の駆動に
よって両入水口(3a,3b),(4a,4b)の湯水
の混合割合を自動的に調整するものである。このような
感熱式のミキシングバルブ3,4では、出湯温度が設定
値よりも低い場合には、高温側入水口3b,4bの湯水
を増加させ、且つ低温側入水口3a,4aの湯水を減少
させるように上記弁体が駆動され、逆に、出湯温度が設
定値よりも高い場合には、高温側入水口3b,4bの湯
水を減少させ、且つ低温側入水口3a,4aの湯水を増
加させるように上記弁体が駆動される。
は省略するが、感熱材であるワックスを封入したワック
スペレット(サーモペレット)や、このワックスペレッ
トの感熱作動により駆動される弁体、該弁体を付勢する
スプリング等を内蔵すると共に、該スプリングの付勢力
を調整するための調整ネジを具備する公知の感熱式のも
のであり、低温側入水口3a,4a及び高温側入水口3
b,4bから供給される湯水を混合して出湯口3c,4
cから出湯すると共に、その出湯温度が上記スプリング
の付勢力の調整によってあらかじめ設定された設定値に
なるように、上記ワックスペレットによる弁体の駆動に
よって両入水口(3a,3b),(4a,4b)の湯水
の混合割合を自動的に調整するものである。このような
感熱式のミキシングバルブ3,4では、出湯温度が設定
値よりも低い場合には、高温側入水口3b,4bの湯水
を増加させ、且つ低温側入水口3a,4aの湯水を減少
させるように上記弁体が駆動され、逆に、出湯温度が設
定値よりも高い場合には、高温側入水口3b,4bの湯
水を減少させ、且つ低温側入水口3a,4aの湯水を増
加させるように上記弁体が駆動される。
【0026】尚、本実施形態では、各ミキシングバルブ
3,4における前記スプリングの付勢力の調整(出湯温
度の設定値の調整)を行うためのネジの操作は、それぞ
れ後述のコントローラ18により制御されるモータ3
M,4Mの作動により行われるようになっている。
3,4における前記スプリングの付勢力の調整(出湯温
度の設定値の調整)を行うためのネジの操作は、それぞ
れ後述のコントローラ18により制御されるモータ3
M,4Mの作動により行われるようになっている。
【0027】前記第1給湯手段1は、太陽熱集熱器5
と、給湯用の湯を貯蔵する貯湯槽6と、該貯湯槽6内の
湯を供給する給湯路7とを具備している。
と、給湯用の湯を貯蔵する貯湯槽6と、該貯湯槽6内の
湯を供給する給湯路7とを具備している。
【0028】前記太陽熱集熱器5には、それが集熱する
太陽熱を熱源として加熱される水(湯)をポンプ8によ
り循環させる循環路9が接続されている。この循環路9
は、貯湯槽6内に収容された熱交換部10を経由して配
設されており、太陽熱集熱器5で加熱されて該循環路9
を流れる湯は、熱交換部10における熱交換によって、
貯湯槽6内の湯を加熱する。そして、前記給湯路7は、
この貯湯槽6内の湯を供給すべく該貯湯槽6から導出さ
れ、その下流端が前記ミキシングバルブ3の低温側入水
口3aに接続されている。
太陽熱を熱源として加熱される水(湯)をポンプ8によ
り循環させる循環路9が接続されている。この循環路9
は、貯湯槽6内に収容された熱交換部10を経由して配
設されており、太陽熱集熱器5で加熱されて該循環路9
を流れる湯は、熱交換部10における熱交換によって、
貯湯槽6内の湯を加熱する。そして、前記給湯路7は、
この貯湯槽6内の湯を供給すべく該貯湯槽6から導出さ
れ、その下流端が前記ミキシングバルブ3の低温側入水
口3aに接続されている。
【0029】この構成により第1給湯手段1は、貯湯槽
6内の湯を、前記循環路9の湯を介して間接的に太陽熱
集熱器5により加熱し、それを貯湯槽6から給湯路7
(以下、上流給湯路7という)を介してミキシングバル
ブ3の低温側入水口3aに供給するようにしている。
6内の湯を、前記循環路9の湯を介して間接的に太陽熱
集熱器5により加熱し、それを貯湯槽6から給湯路7
(以下、上流給湯路7という)を介してミキシングバル
ブ3の低温側入水口3aに供給するようにしている。
【0030】尚、貯湯槽6には、図示しない水道管から
導出された給水路11が接続されており、該給水路11
から水(市水)が補充される。
導出された給水路11が接続されており、該給水路11
から水(市水)が補充される。
【0031】前記第2給湯手段2は、加熱装置としての
ボイラ12と、前記ミキシングバルブ3の上流側で前記
上流給湯路7から分岐された分岐給湯路13とを具備し
ており、ボイラ12の缶体12a内の水が灯油、ガス等
を燃料とするバーナ14の燃焼運転により加熱されるよ
うになっている。この場合、缶体12a内の水は、図示
しない制御装置によるバーナ14の運転制御によって、
例えば80℃程度の温度に加熱されて保温される。
ボイラ12と、前記ミキシングバルブ3の上流側で前記
上流給湯路7から分岐された分岐給湯路13とを具備し
ており、ボイラ12の缶体12a内の水が灯油、ガス等
を燃料とするバーナ14の燃焼運転により加熱されるよ
うになっている。この場合、缶体12a内の水は、図示
しない制御装置によるバーナ14の運転制御によって、
例えば80℃程度の温度に加熱されて保温される。
【0032】そして、前記ボイラ12の缶体12a内に
は、前記分岐給湯路13が導入され、この分岐給湯路1
3は、缶体12a内に収容された熱交換部15を経由し
て該缶体12a内から導出されている。そして、該分岐
給湯路13の下流端は、前記ミキシングバルブ3の高温
側入水口3bに接続されている。
は、前記分岐給湯路13が導入され、この分岐給湯路1
3は、缶体12a内に収容された熱交換部15を経由し
て該缶体12a内から導出されている。そして、該分岐
給湯路13の下流端は、前記ミキシングバルブ3の高温
側入水口3bに接続されている。
【0033】この構成により、第2給湯手段2は、第1
給湯手段1の貯湯槽6から上流給湯路7を介して供給さ
れる湯の一部を、熱交換部15におけるボイラ12の缶
体12a内の湯との熱交換によって加熱し、それを分岐
給湯路13を介してミキシングバルブ3の高温側入水口
3bに供給するようにしている。尚、分岐給湯路13か
らミキシングバルブ3に供給される湯の温度は、ボイラ
12の缶体12a内の湯の温度(本実施形態では約80
℃)よりも若干低い温度(例えば78℃程度の温度)に
なる。また、本実施形態の温水供給システムでは、ボイ
ラ12の缶体12a内の湯は、図示を省略する温水暖房
装置等の放熱器にその熱源媒体として適宜供されるよう
になっているので、缶体12a内の湯温は暖房必要温度
で設定されている。
給湯手段1の貯湯槽6から上流給湯路7を介して供給さ
れる湯の一部を、熱交換部15におけるボイラ12の缶
体12a内の湯との熱交換によって加熱し、それを分岐
給湯路13を介してミキシングバルブ3の高温側入水口
3bに供給するようにしている。尚、分岐給湯路13か
らミキシングバルブ3に供給される湯の温度は、ボイラ
12の缶体12a内の湯の温度(本実施形態では約80
℃)よりも若干低い温度(例えば78℃程度の温度)に
なる。また、本実施形態の温水供給システムでは、ボイ
ラ12の缶体12a内の湯は、図示を省略する温水暖房
装置等の放熱器にその熱源媒体として適宜供されるよう
になっているので、缶体12a内の湯温は暖房必要温度
で設定されている。
【0034】前記第2混合器としてのミキシングバルブ
4は、第1混合器としてのミキシングバルブ3の下流側
に配置され、ミキシングバルブ4の高温側入水口4bが
ミキイシングバルブ3の出湯口3cに中間給湯路16を
介して接続されている。また、ミキシングバルブ4の低
温側入水口4aは、これに市水を導入すべく前記給水路
11に接続されている。そして、ミキシングバルブ4の
出湯口4cから下流給湯路17が導出され、この下流給
湯路17は、その下流端が台所や浴室のカラン(図示し
ない)等に接続されている。
4は、第1混合器としてのミキシングバルブ3の下流側
に配置され、ミキシングバルブ4の高温側入水口4bが
ミキイシングバルブ3の出湯口3cに中間給湯路16を
介して接続されている。また、ミキシングバルブ4の低
温側入水口4aは、これに市水を導入すべく前記給水路
11に接続されている。そして、ミキシングバルブ4の
出湯口4cから下流給湯路17が導出され、この下流給
湯路17は、その下流端が台所や浴室のカラン(図示し
ない)等に接続されている。
【0035】また、本実施形態の温水供給システムで
は、前記各ミキシングバルブ3,4のモータ3M,4M
の作動制御を担うコントローラ18(電子回路ユニッ
ト)と、このコントローラ18に対して前記下流給湯路
17の出湯温度(≒ミキシングバルブ4の出湯温度)の
目標値(設定温度)を図示しないスイッチ等の操作によ
り指定する出湯温操作器19とを具備している。この場
合、コントローラ18は、使用者が出湯温操作器19の
操作により所望の設定温度T0を指定したとき、その設
定温度T0をミキシングバルブ4の出湯温度の設定値と
すると共に、該設定温度T0よりもあらかじめ定めた微
小温度α(例えば2℃)だけ高い温度T0+αをミキシ
ングバルブ3の出湯温度の設定値とする。そして、コン
トローラ18は、それらの設定値からあらかじめ定めた
データテーブル等に基づいて、各ミキシングバルブ3,
4のモータ3M,4Mの回転角度を決定して該モータ3
M,4Mを制御することにより、各ミキシングバルブ
3,4のスプリング(図示しない)の付勢力、ひいて
は、各ミキシングバルブ3,4の出湯温度の設定値を調
整するようにしている。
は、前記各ミキシングバルブ3,4のモータ3M,4M
の作動制御を担うコントローラ18(電子回路ユニッ
ト)と、このコントローラ18に対して前記下流給湯路
17の出湯温度(≒ミキシングバルブ4の出湯温度)の
目標値(設定温度)を図示しないスイッチ等の操作によ
り指定する出湯温操作器19とを具備している。この場
合、コントローラ18は、使用者が出湯温操作器19の
操作により所望の設定温度T0を指定したとき、その設
定温度T0をミキシングバルブ4の出湯温度の設定値と
すると共に、該設定温度T0よりもあらかじめ定めた微
小温度α(例えば2℃)だけ高い温度T0+αをミキシ
ングバルブ3の出湯温度の設定値とする。そして、コン
トローラ18は、それらの設定値からあらかじめ定めた
データテーブル等に基づいて、各ミキシングバルブ3,
4のモータ3M,4Mの回転角度を決定して該モータ3
M,4Mを制御することにより、各ミキシングバルブ
3,4のスプリング(図示しない)の付勢力、ひいて
は、各ミキシングバルブ3,4の出湯温度の設定値を調
整するようにしている。
【0036】ここで、ミキシングバルブ3の出湯温度の
設定値ΔT0+αは、ミキシングバルブ4の出湯温度の
設定値T0(=設定温度T0)以上の値で該設定値T0に
できるだけ近い値であることが望ましいが、ミキシング
バルブ3の出湯温度の設定値に対するばらつき(誤差)
を考慮すると、ミキシングバルブ3の出湯温度の設定値
は、ミキシングバルブ4の出湯温度の設定値T0よりも
若干大きめの値に設定することが好ましい。このため、
本実施形態では、前述のようにミキシングバルブ3の出
湯温度の設定値T0+αをミキシングバルブ4の出湯温
度の設定値T0よりも若干高いものに設定している。
設定値ΔT0+αは、ミキシングバルブ4の出湯温度の
設定値T0(=設定温度T0)以上の値で該設定値T0に
できるだけ近い値であることが望ましいが、ミキシング
バルブ3の出湯温度の設定値に対するばらつき(誤差)
を考慮すると、ミキシングバルブ3の出湯温度の設定値
は、ミキシングバルブ4の出湯温度の設定値T0よりも
若干大きめの値に設定することが好ましい。このため、
本実施形態では、前述のようにミキシングバルブ3の出
湯温度の設定値T0+αをミキシングバルブ4の出湯温
度の設定値T0よりも若干高いものに設定している。
【0037】尚、出湯温操作器19により指定可能な設
定温度は、第2給湯手段13のボイラ12の缶体12a
の湯の温度(約80℃)よりも低い温度であり、例えば
30℃〜70℃の範囲の温度である。
定温度は、第2給湯手段13のボイラ12の缶体12a
の湯の温度(約80℃)よりも低い温度であり、例えば
30℃〜70℃の範囲の温度である。
【0038】次に、本実施形態の温水供給システムの作
動を説明する。前述のように出湯温操作器19により使
用者が所望の設定温度T0を指定した状態で、前記下流
給湯路17に連なるカラン(図示しない)を開く等して
該下流給湯路17の通水を開始すると、第1給湯手段1
の貯湯槽6から、太陽熱を利用して加熱された湯が給湯
路7を介してミキシングバルブ3の低温側入水口3aに
供給されると共に、第2給湯手段2の分岐給湯路13を
介してミキシングバルブ3の高温側入水口3aに供給さ
れる。このとき、通常的には、貯湯槽6の湯温は、ボイ
ラ12の缶体12a内の湯温(80℃)よりも低く分岐
供給路13を流れる湯は、缶体12a内で熱交換部15
を介して貯湯槽6の湯温よりも高温(例えば78℃)に
加熱・昇温され、ミキシングバルブ3の高温側入水口3
aに供給される。
動を説明する。前述のように出湯温操作器19により使
用者が所望の設定温度T0を指定した状態で、前記下流
給湯路17に連なるカラン(図示しない)を開く等して
該下流給湯路17の通水を開始すると、第1給湯手段1
の貯湯槽6から、太陽熱を利用して加熱された湯が給湯
路7を介してミキシングバルブ3の低温側入水口3aに
供給されると共に、第2給湯手段2の分岐給湯路13を
介してミキシングバルブ3の高温側入水口3aに供給さ
れる。このとき、通常的には、貯湯槽6の湯温は、ボイ
ラ12の缶体12a内の湯温(80℃)よりも低く分岐
供給路13を流れる湯は、缶体12a内で熱交換部15
を介して貯湯槽6の湯温よりも高温(例えば78℃)に
加熱・昇温され、ミキシングバルブ3の高温側入水口3
aに供給される。
【0039】給湯路7と分岐給湯路13とからミキシン
グバルブ3に供給された湯は、該ミキシングバルブ3内
で混合され、その混合湯がミキシングバルブ3の出湯口
3cから中間給湯路16に供給される。このとき、ミキ
シングバルブ3の低温側入水口3aに流入する第1給湯
手段1側の湯と、高温側入水口3bに流入する第2給湯
手段2側の湯とは、前述のようなミキシングバルブ3の
作動によって、該ミキシングバルブ3の出湯温度が、そ
の設定値T0+αになるように混合される。
グバルブ3に供給された湯は、該ミキシングバルブ3内
で混合され、その混合湯がミキシングバルブ3の出湯口
3cから中間給湯路16に供給される。このとき、ミキ
シングバルブ3の低温側入水口3aに流入する第1給湯
手段1側の湯と、高温側入水口3bに流入する第2給湯
手段2側の湯とは、前述のようなミキシングバルブ3の
作動によって、該ミキシングバルブ3の出湯温度が、そ
の設定値T0+αになるように混合される。
【0040】この場合、第1給湯手段1側の湯温が上記
設定値T0+αよりも高い場合には、ミキシングバルブ
3の出湯温度は設定値T0+αよりも高い温度となり、
該設定値T0+αにはならないものの、ミキシングバル
ブ3は、低温側入水口3aに流入する湯、すなわち、第
1給湯手段1側の湯を多くするように作動する。このた
め、ミキシングバルブ3から中間給湯路16に流れる湯
の大部分は、第1給湯手段1側の湯となる。
設定値T0+αよりも高い場合には、ミキシングバルブ
3の出湯温度は設定値T0+αよりも高い温度となり、
該設定値T0+αにはならないものの、ミキシングバル
ブ3は、低温側入水口3aに流入する湯、すなわち、第
1給湯手段1側の湯を多くするように作動する。このた
め、ミキシングバルブ3から中間給湯路16に流れる湯
の大部分は、第1給湯手段1側の湯となる。
【0041】尚、真夏の晴天時等においては、太陽熱が
大量に太陽熱集熱器5により集熱されて、第1給湯手段
1側の湯(貯湯槽6内に湯)の温度が、ボイラ12の缶
体12a内の湯温と同等かもしくはそれ以上の高温にな
ることもあり得るが、この場合においても、ミキシング
バルブ3の低温側及び高温側入水口3a,3bに流入す
る湯温は、該ミキシングバルブ3の出湯温度の設定値T
0+αよりも高くなるため、上記と同様に、ミキシング
バルブ3から中間給湯路16に流れる湯の大部分は、第
1給湯手段1側の湯となる。
大量に太陽熱集熱器5により集熱されて、第1給湯手段
1側の湯(貯湯槽6内に湯)の温度が、ボイラ12の缶
体12a内の湯温と同等かもしくはそれ以上の高温にな
ることもあり得るが、この場合においても、ミキシング
バルブ3の低温側及び高温側入水口3a,3bに流入す
る湯温は、該ミキシングバルブ3の出湯温度の設定値T
0+αよりも高くなるため、上記と同様に、ミキシング
バルブ3から中間給湯路16に流れる湯の大部分は、第
1給湯手段1側の湯となる。
【0042】また、第1給湯手段1側の湯温が前記設定
値T0+αよりも低い場合には、それを該設定値T0+α
まで昇温するのに必要な量の第2給湯手段2側の湯がミ
キシングバルブ3で第1給湯手段1側の湯と混合され、
これにより、ミキシングバルブ3から中間給湯路16に
前記設定値T0+αにほぼ等しい温度の湯が供給され
る。
値T0+αよりも低い場合には、それを該設定値T0+α
まで昇温するのに必要な量の第2給湯手段2側の湯がミ
キシングバルブ3で第1給湯手段1側の湯と混合され、
これにより、ミキシングバルブ3から中間給湯路16に
前記設定値T0+αにほぼ等しい温度の湯が供給され
る。
【0043】次に、ミキシングバルブ3から中間給湯路
16に供給された湯は、ミキシングバルブ4の高温側入
水口4bに供給され、また、該ミキシングバルブ4の低
温側入水口4aには、給水路11から市水が供給され
る。尚、市水の温度は、基本的にはミキシングバルブ3
側からミキシングバルブ4に供給される湯の温度よりも
低いことはもちろんである。
16に供給された湯は、ミキシングバルブ4の高温側入
水口4bに供給され、また、該ミキシングバルブ4の低
温側入水口4aには、給水路11から市水が供給され
る。尚、市水の温度は、基本的にはミキシングバルブ3
側からミキシングバルブ4に供給される湯の温度よりも
低いことはもちろんである。
【0044】このとき、ミキシングバルブ3からミキシ
ングバルブ4に供給される湯に、その湯温とミキシング
バルブ4の出湯温度の設定値T0とに見合った適量の市
水がミキシングバルブ4の作動により混合され、該ミキ
シングバルブ4の出湯温度は、その設定値T0にほぼ一
致するものとなる。
ングバルブ4に供給される湯に、その湯温とミキシング
バルブ4の出湯温度の設定値T0とに見合った適量の市
水がミキシングバルブ4の作動により混合され、該ミキ
シングバルブ4の出湯温度は、その設定値T0にほぼ一
致するものとなる。
【0045】これにより、前記下流給湯路17から前記
出湯温操作器18であらかじめ指定された設定温度T0
での出湯がなされる。
出湯温操作器18であらかじめ指定された設定温度T0
での出湯がなされる。
【0046】以上説明した本実施形態の温水供給システ
ムでは、特に、上流側のミキシングバルブ3の出湯温度
の設定値が下流側のミキシングバルブ4の出湯温度の設
定値である前記設定温度T0よりも僅かに高い温度T0+
αであるので、第1給湯手段1側の湯温(貯湯槽6の湯
温)が設定温度T0よりも低い場合(より正確にミキシ
ングバルブ3の出湯温度の設定値T0+αよりも低い場
合)には、ミキシングバルブ3で第1給湯手段1側に混
合される第2給湯手段2側の湯量は、最終的にミキシン
グバルブ4の出湯温度を設定温度T0にほぼ等しい温度
にする上で必要な最小限の湯量で済む。
ムでは、特に、上流側のミキシングバルブ3の出湯温度
の設定値が下流側のミキシングバルブ4の出湯温度の設
定値である前記設定温度T0よりも僅かに高い温度T0+
αであるので、第1給湯手段1側の湯温(貯湯槽6の湯
温)が設定温度T0よりも低い場合(より正確にミキシ
ングバルブ3の出湯温度の設定値T0+αよりも低い場
合)には、ミキシングバルブ3で第1給湯手段1側に混
合される第2給湯手段2側の湯量は、最終的にミキシン
グバルブ4の出湯温度を設定温度T0にほぼ等しい温度
にする上で必要な最小限の湯量で済む。
【0047】また、第1給湯手段1側の湯温がミキシン
グバルブ3の出湯温度の設定値T0+αよりも高い場合
には、該ミキシングバルブ3の作動によって、該ミキシ
ングバルブ3からミキシングバルブ4側に流れる湯の大
部分は、第1給湯手段1側の湯となる。
グバルブ3の出湯温度の設定値T0+αよりも高い場合
には、該ミキシングバルブ3の作動によって、該ミキシ
ングバルブ3からミキシングバルブ4側に流れる湯の大
部分は、第1給湯手段1側の湯となる。
【0048】従って、設定温度T0の湯を得るために、
第1給湯手段1側の湯、すなわち太陽熱をエネルギー源
として加熱された湯が可能な限り多く使用されることと
なる。この結果、第1給湯手段1側の湯の使用効率を高
いものとすることができ、太陽熱エネルギーの利用効率
を高めることができる。
第1給湯手段1側の湯、すなわち太陽熱をエネルギー源
として加熱された湯が可能な限り多く使用されることと
なる。この結果、第1給湯手段1側の湯の使用効率を高
いものとすることができ、太陽熱エネルギーの利用効率
を高めることができる。
【0049】また、ミキシングバルブ3の出湯温度の設
定値T0+αは、設定温度T0よりも若干高い温度に設定
されているため、ミキシングバルブ3の出湯温度が多少
ばらつきを生じても、ミキシングバルブ4にミキシング
バルブ3から供給される湯は、ミキシングバルブ4の出
湯温度の設定値T0以上となり、該ミキシングバルブ4
から、所望の設定温度T0の湯を良好に得ることができ
る。
定値T0+αは、設定温度T0よりも若干高い温度に設定
されているため、ミキシングバルブ3の出湯温度が多少
ばらつきを生じても、ミキシングバルブ4にミキシング
バルブ3から供給される湯は、ミキシングバルブ4の出
湯温度の設定値T0以上となり、該ミキシングバルブ4
から、所望の設定温度T0の湯を良好に得ることができ
る。
【0050】また、本実施形態の温水供給システムで
は、第1及び第2混合器として、感熱式のミキシングバ
ルブ3,4を用いているため、各バルブ3,4の出湯温
度や第1給湯手段1側の湯温等を検出する温度センサを
必要とすることなく、所望の設定温度T0の湯を供給す
ることができる。このため、本実施形態のシステムを安
価に提供することができる。
は、第1及び第2混合器として、感熱式のミキシングバ
ルブ3,4を用いているため、各バルブ3,4の出湯温
度や第1給湯手段1側の湯温等を検出する温度センサを
必要とすることなく、所望の設定温度T0の湯を供給す
ることができる。このため、本実施形態のシステムを安
価に提供することができる。
【0051】尚、本実施形態では、第1及び第2混合器
として感熱式のミキシングバルブ3,4を用いたが、湯
の混合割合を調整するための弁体をモータにより駆動す
るようなものを両混合器として用いることも可能であ
る。但し、この場合には、各混合器の出湯温度を制御す
るために、その温度を検出する温度センサ等が必要とな
る。
として感熱式のミキシングバルブ3,4を用いたが、湯
の混合割合を調整するための弁体をモータにより駆動す
るようなものを両混合器として用いることも可能であ
る。但し、この場合には、各混合器の出湯温度を制御す
るために、その温度を検出する温度センサ等が必要とな
る。
【図1】本発明の温水供給システムの構成を示す図。
1…第1給湯手段、2…第2給湯手段、3,4…ミキシ
ングバルブ(混合器)、5…太陽熱集熱器、12…ボイ
ラ(加熱装置)。
ングバルブ(混合器)、5…太陽熱集熱器、12…ボイ
ラ(加熱装置)。
Claims (2)
- 【請求項1】太陽熱集熱器により加熱された湯を供給す
る第1給湯手段と、加熱装置の作動により所定温度に加
熱された湯を供給する第2給湯手段とを具備し、両給湯
手段の湯と水とを混合して、第1給湯手段又は第2給湯
手段の少なくともいずれか一方よりも低い温度で定めら
れた設定温度の湯を生成し、その設定温度の湯を出湯す
る温水供給システムにおいて、 一対の入水口に供給される湯を混合して出湯すると共に
その出湯温度を設定可能な第1及び第2混合器を具備
し、 前記第1混合器の一対の入水口にそれぞれ前記第1及び
第2給湯手段の湯を供給するように該第1混合器を両給
湯手段に接続すると共に、 前記第2混合器の一対の入水口にそれぞれ前記第1混合
器の出湯側と給水路とを接続し、 該第2混合器の出湯温度の設定値を前記設定温度に略等
しい温度に設定すると共に、前記第1混合器の出湯温度
の設定値を該第2混合器の設定値以上で且つ該設定値の
近傍の温度に設定するようにしたことを特徴とする温水
供給システム。 - 【請求項2】前記第1及び第2混合器は、それぞれ低温
側入水口及び高温側入水口を有する感熱式のミキシング
バルブであり、該第1混合器側のミキシングバルブは、
その低温側入水口が前記第1給湯手段に接続されると共
に、高温側入水口が前記第2給湯手段に接続され、前記
第2混合器としてのミキシングバルブは、その低温側入
水口が前記給水路に接続されると共に高温側入水口が前
記第1混合器の出湯側に接続されていることを特徴とす
る請求項1記載の温水供給システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001069807A JP2002267259A (ja) | 2001-03-13 | 2001-03-13 | 温水供給システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001069807A JP2002267259A (ja) | 2001-03-13 | 2001-03-13 | 温水供給システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002267259A true JP2002267259A (ja) | 2002-09-18 |
Family
ID=18927784
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001069807A Pending JP2002267259A (ja) | 2001-03-13 | 2001-03-13 | 温水供給システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002267259A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US20110048404A1 (en) * | 2008-01-31 | 2011-03-03 | Faith Louise Limited | Heating system |
WO2011142531A3 (ko) * | 2010-05-13 | 2012-01-19 | 주식회사 경동나비엔 | 태양열 시스템 |
JP2016520786A (ja) * | 2013-04-02 | 2016-07-14 | ティーアイジーアイ エルティーディー. | インラインで加熱される太陽熱ストレージコレクタ |
WO2018163426A1 (ja) * | 2017-03-10 | 2018-09-13 | 三菱電機株式会社 | 熱媒体供給システム |
-
2001
- 2001-03-13 JP JP2001069807A patent/JP2002267259A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US20110048404A1 (en) * | 2008-01-31 | 2011-03-03 | Faith Louise Limited | Heating system |
WO2011142531A3 (ko) * | 2010-05-13 | 2012-01-19 | 주식회사 경동나비엔 | 태양열 시스템 |
CN102985763A (zh) * | 2010-05-13 | 2013-03-20 | (株)庆东Navien公司 | 太阳能热系统 |
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