JP4067219B2 - 熱源装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、暖房用等の放熱器に循環させる熱媒を送給する熱源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の熱源装置では、低温放熱器と高温放熱器とを並列に接続するのに対し、低温放熱器に供給する低温の熱媒と高温放熱器に供給する高温の熱媒との同時送給(すなわち、2温度熱媒の並列同時送給)を可能にし、これにより、低温放熱器と高温放熱器との併行運転においても、低温放熱器での放熱温度を適切な温度に保ち得るようにして、低温放熱器の放熱温度が過度に高くなる不都合が生じるのを防止したものがある。
【0003】
また、これとは別に、並列接続した低温放熱器と高温放熱器とに同一温度の熱媒を分配送給する形式にして、高温放熱器が停止状態で低温放熱器が運転状態にある低温側単独運転のときには送給熱媒の温度を低温度にし、一方、低温放熱器が停止状態で高温放熱器が運転状態にある高温側単独運転のとき、及び、両放熱器がともに運転状態にある併行運転のときには送給熱媒の温度を高温度にするようにし、これに対し、低温放熱器については、センサによる放熱温度の検出に基づき低温放熱器への熱媒供給流量を自動調整して放熱温度を設定温度に保つ制御を行い、これにより、高温熱媒を両放熱器に供給する併行運転において低温放熱器の放熱温度が過度に高くなる不都合が生じるのを防止したものもある(例えば、特開平9−126479号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前者の従来装置では、低温熱媒と高温熱媒との同時生成を可能にするのに、装置構成が複雑になって装置コストがかなり高く付く問題がある。
【0005】
一方、後者の従来装置では、低温熱媒と高温熱媒を択一に送給することから低温熱媒と高温熱媒との同時生成は不要になるものの、低温放熱器について放熱温度検出に基づく熱媒流量制御を行う為、また、低温放熱器及び高温放熱器の夫々が運転状態にあるか否かを判別して送出熱媒の温度を自動的に切り替える切替制御を要する為、これら制御を行うのに必要な構成の付加で、やはり装置コストが高く付く問題がある。
【0006】
そしてまた、いずれの従来装置にしても、ユーザ側の要求として高温放熱器の接続は不要で低温放熱器の接続のみを必要とするような場合では、上記した低温熱媒と高温熱媒との同時生成機能や、放熱器の運転状態判別に基づく熱媒温度の自動切替機能が全くの過剰機能となってコストの無駄を招き、この点、種々の使用形態に対する汎用性にも欠ける問題があった。
【0007】
この実情に鑑み、本発明の主たる課題は、低温放熱器と高温放熱器との並列接続において低温放熱器の放熱温度が過度に高くなる不都合が生じることを確実に防止しながら、装置構成の一層の簡略化、及び、装置の汎用性の向上を可能にする点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
〔1〕請求項1に係る発明では、放熱器に循環させる熱媒を送給する熱源装置において、 放熱器の接続状態が、低温放熱器のみを接続した低温器単独接続か、低温放熱器と高温放熱器とを並列に接続した低高温器並列接続かを人為操作により設定する設定手段を設け、
この設定手段による設定に応じて、設定が低温器単独接続のときには、送給熱媒の温度を予め設定されている低温度にするとともに、低温放熱器に対する熱媒供給流量を予め設定されている大流量にし、かつ、
この設定手段による設定に応じて、設定が低高温器並列接続のときには、送給熱媒の温度を予め設定されている高温度にするとともに、低温放熱器に対する熱媒供給流量を予め設定されている小流量にする切替手段を設ける。
【0009】
つまり、この構成によれば、低温放熱器のみを接続した低温器単独接続(複数の低温放熱器を並列に接続する場合を含む)では低温の熱媒を送給し、また、低温放熱器と高温放熱器とを並列に接続した低高温器並列接続では、高温の熱媒を送給するのに対し低温放熱器への熱媒供給流量を小流量に制限することから、これら低温器単独接続及び低高温器並列接続のいずれの接続形態においても、接続した低温放熱器の運転で、その放熱温度が過度に高くなる不都合が生じるのを確実に防止でき、いずれの接続形態でも低温放熱器の放熱温度を常に適切な温度に保つことができる。
【0010】
また、低温放熱器と高温放熱器とを並列に接続した低高温器並列接続では、高温の熱媒を送給することから高温放熱器の放熱温度を高く確保することができ、これにより、接続した高温放熱器の運転において、その高温放熱機能を常に最大限に発揮させることができる。
【0011】
そして、このように高い機能を得ながらも、低温熱媒と高温熱媒を択一に送給する形態を採るとともに、設定手段による人為の設定に応じて送給熱媒の温度、及び、低温放熱器に対する熱媒供給流量を予め設定されている温度及び流量に切り替えることで、低温器単独接続及び低高温器並列接続の各々に対応するから、先述した前者の従来装置に比べれば、低温熱媒と高温熱媒との同時生成を不要にし得る点で、また、先述した後者の従来装置に比べれば、低温放熱器についての放熱温度検出に基づく熱媒流量制御、及び、放熱器の運転状態判別に基づく熱媒温度の自動切替制御を不要にし得る点で、これら従来装置に比べ装置構成を大幅に簡略化することができる。
【0012】
すなわち、この装置構成の簡略化により、装置コストを大きく低減し得るとともに、ユーザ側の要求として低温放熱器の接続のみを必要とするような場合についても無駄な過剰機能を大きく生じること無く対応できて、この点で汎用性にも優れた熱源装置にすることができる。
【0013】
〔2〕請求項2に係る発明では、請求項1に係る発明を実施するのに、前記切替手段を、低温放熱器に対する熱媒供給の断続の繰り返しにおいて、熱媒供給時間と熱媒供給停止時間との比を変更することで、低温器単独接続のときの低温放熱器に対する熱媒供給流量と低高温器並列接続のときの低温放熱器に対する熱媒供給流量との切り替えを行う構成にする。
【0014】
つまり、この構成によれば、低高温器並列接続において低温放熱器に対する熱媒供給流量を小流量に制限するのに、熱媒供給時間に対する熱媒供給停止時間の比率を大きくして、低温放熱器に対する平均の熱媒供給流量を小さくする形態を採ることから、低高温器並列接続においても熱媒供給期間中は低温器単独接続の場合と同じ大きな瞬間流量になる。
【0015】
このことから、低温放熱器に対する熱媒供給流量を絞りにより定常的に低下させる流量制限形態を採るに比べ、低温放熱器への熱媒供給量を小流量に制限する低高温器並列接続においても、低温放熱器の各部への熱媒の行き渡りを極力良好に保って、低温放熱器に高い放熱機能(特に均一放熱性)を発揮させることができ、低温放熱器が床暖房装置などの大きな放熱面積を有する機器である場合に特に有効となる。
【0016】
〔3〕請求項3に係る発明では、請求項1又は2に係る発明を実施するのに、
前記切替手段を、
前記設定手段による設定が低温器単独接続のときには、低温放熱器に対する熱媒供給流量を、単独接続用として予め設定されている流量候補の中から使用者の指定に応じ選択した流量に調整し、かつ、
前記設定手段による設定が低高温器並列接続のときには、低温放熱器に対する熱媒供給流量を、並列接続用として予め設定されている流量候補の中から使用者の指定に応じ選択した流量に調整する構成にする。
【0017】
つまり、この構成によれば、低温器単独接続において低温放熱器に対する熱媒供給流量を予め設定されている大流量にするのに、低温放熱器に対する熱媒供給流量を、単独接続用として予め設定されている流量候補の中から使用者の指定に応じ選択した流量にするから、また同様に、低高温器並列接続において低温放熱器に対する熱媒供給流量を予め設定されている小流量にするのに、低温放熱器に対する熱媒供給流量を、並列接続用として予め設定されている流量候補の中から使用者の指定に応じ選択した流量にするから、低温器単独接続及び低高温器並列接続のいずれの接続形態においても、使用者の指定により低温放熱器に対する熱媒供給流量を段階的に変更して、その流量変更により低温放熱器の放熱出力を所望のものに段階的に変更することができ、この点で、一層高い機能性を得ることができる。
【0018】
なお、この構成では、単独接続用の流量候補の中から選択する流量と並列接続用の流量候補の中から選択する流量との間に差を持たせることにより、低高温器並列接続での低温放熱器の運転でその放熱温度が過度に高くなる不都合が生じるのを防止するが、単独接続用の流量候補と並列接続用の流量候補とはそれらの流量範囲がラップするものであってもよく、低温器単独接続において使用者の指定により単独接続用の流量候補の中から選択される流量が、低高温器並列接続において並列接続用の流量候補の中から使用者の同等の指定に対して選択される流量よりも大きくなるようにさえしておけばよい。
【0019】
〔4〕請求項4に係る発明では、請求項1〜3のいずれか1項に係る発明を実施するのに、前記低温放熱器として床暖房装置を接続する。
【0020】
つまり、前述の請求項1に係る発明によれば、極めて簡略な装置構成にしながらも、低温器単独接続及び低高温器並列接続のいずれの接続形態においても、低温放熱器の運転でその放熱温度が過度に高くなる不都合が生じるのを確実に防止できて、低温放熱器の放熱温度を常に適切な温度に保ち得ることから、上記の如く低温放熱器として床暖房装置を接続する構成にすれば、低温火傷等に対する安全性はもとより快適性にも優れた床暖房設備を安価に構築することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】
図1は給湯機能を備える温水式の熱源装置を示し、1は循環温水Waを加熱する熱交換器であり、この循環温水用の熱交換器1で加熱した温水Waを循環往路2を通じ放熱器3,4に供給することで、放熱器3,4において供給温水Waの保有熱を暖房目的などで放熱させ、そして、放熱器3,4から送出される放熱後の降温温水Waを循環復路5を通じ循環温水用の熱交換器1に戻して再び加熱する。
【0022】
また、放熱器3,4の接続については、例えば床暖房装置などの低温放熱器3のみを接続する低温器単独接続(複数の低温放熱器3を並列接続する場合を含む)、及び、低温放熱器3と例えば浴室乾燥機などの高温放熱器4とを並列に接続する低高温器並列接続のいずれかの接続形態を選択できるようにしてある。
【0023】
6は循環温水Waを熱交換器1の通過過程で加熱する循環温水用のガスバーナ、7はこの循環温水用ガスバーナ6に対する燃料ガスGの供給路、8は循環温水用ガスバーナ6への燃料ガス供給を断続するガス弁、9は循環温水用ガスバーナ6への燃料ガス供給量を調整するガス量調整弁、10は循環温水用ガスバーナ6に対する点火プラグ、11は循環温水用ガスバーナ6の着火を検出するフレームロッドである。
【0024】
12は循環ポンプ、13は循環温水Waの最小循環量を確保するバイパス路、14は膨張タンクを兼ねる補給水タンク、15はこの補給水タンク14に対する補給水路、16は補給水弁であり、また、17は循環温水用の熱交換器1から送出される加熱温水Waの温度taを検出する温度センサである。
【0025】
一方、18は給湯用の熱交換器であり、この給湯用の熱交換器18で給水路19からの供給水Wbを加熱して湯を生成し、この湯Wbを給湯路20を通じ台所や浴室などの給湯栓21に送る。
【0026】
22は給水路19からの供給水Wbを熱交換器18の通過過程で加熱する給湯用のガスバーナ、23はこの給湯用ガスバーナ22に対する燃料ガスGの供給路、24は給湯用ガスバーナ22への燃料ガス供給を断続するガス弁、25は給湯用ガスバーナ22への燃料ガス供給量を調整するガス量調整弁、26は給湯用ガスバーナ22に対する点火プラグ、27は給湯用ガスバーナ22の着火を検出するフレームロッドであり、また、28は両バーナ6,22に対する燃料ガスGの主供給路、29はこの主供給路28に介装したガス安全弁、30は両バーナ6,22に対する共通の燃焼用空気供給ファンである。
【0027】
31は給水フィルタ、32は給湯用熱交換器18に対する給水圧を適正圧に保つ水ガバナ、33は給湯用熱交換器18への供給水量(換言すれば給湯量)を検出する水量センサ、34は給湯用熱交換器18から送出される湯Wbの温度tbを検出する温度センサ、35は過圧逃がし弁である。
【0028】
36は上記の各熱交換器1,18とともに熱源装置の装置器体37に内蔵した制御器であり、一方、38は低温放熱器3に付帯の低温側操作器であって、低温放熱器3の運転スイッチ39及び出力調整具40を備え、また、41は高温放熱器4に付帯の高温側操作器であって、高温放熱器4の運転スイッチ42及び出力調整具43を備えている。
【0029】
制御器36には、機器設置者が専用ピンの抜き差しなどの所定の人為操作により放熱器の接続状態が低温器単独接続か低高温器並列接続かを設定する設定手段44を設けてあり、この設定手段44による設定が低温器単独接続の場合、制御器36は、低温放熱器3の運転スイッチ39がON操作されると、循環ポンプ12及びファン30を起動するとともに循環温水用ガスバーナ6を点火して温水循環運転を開始し、低温放熱器3の運転スイッチ39がOFF操作されると、循環温水用ガスバーナ6を消火するとともに循環ポンプ12及びファン30を停止して温水循環運転を終了する。
【0030】
一方、設定手段44による設定が低高温器並列接続の場合、制御器36は、低温放熱器3の運転スイッチ39ないし高温放熱器4の運転スイッチ42がON操作されると、循環ポンプ12及びファン30を起動するとともに循環温水用ガスバーナ6を点火して温水循環運転を開始し、低温放熱器3の運転スイッチ39及び高温放熱器4の運転スイッチ42がともにOFF操作されると、循環温水用ガスバーナ6を消火するとともに循環ポンプ12及びファン30を停止して温水循環運転を終了する。
【0031】
また、制御器36は、設定手段44による設定がいずれの場合も、給湯については、給湯栓21が開栓されて水量センサ33による水量検出で通水が検知されると、ファン30を起動するとともに給湯用ガスバーナ22を点火して給湯運転を開始し、そして、給湯運転中は温度センサ34による検出湯温tbに基づきガス量調整弁25を調整して給湯用熱交換器18からの送出湯温tb(すなわち給湯温度)を設定温度tbsに調整し、その後、給湯栓21が閉栓されて水量センサ33による水量検出で通水停止が検知されると、給湯用ガスバーナ22を消火するとともにファン30を停止して給湯運転を終了する。
【0032】
更に、この制御器36には、上記の設定手段44による設定に応じて、接続放熱器3,4への送給温水Wa(すなわち、放熱器への送給熱媒)の温度taを切り替える切替手段45を装備してあり、この切替手段45は、図2に示す如く、設定手段44による設定が低温器単独接続のときには、温度センサ17の検出温度taに基づきガス量調整弁9を調整して送給温水Waの温度taを予め設定されている低温度taL(例えば60℃)にする「低温送給モード」を実施し、一方、設定手段44による設定が低高温器並列接続のときには、温度センサ17の検出温度taに基づきガス量調整弁9を調整して送給温水Waの温度taを予め設定されている高温度taH(例えば80℃)にする「高温送給モード」を実施する。
【0033】
また、この温度切り替えに加え、切替手段45は、熱源装置の装置器体37に内蔵した熱動弁46の開閉で低温放熱器3に対する温水供給を繰り返し断続することにおいて、熱動弁46の開時間(温水供給時間)と熱動弁46の閉時間(温水供給停止時間)との比を変更することで、設定手段44による設定が低温器単独接続の場合には、接続の低温放熱器3に対する温水供給量を予め設定されている大流量にし、一方、設定手段44による設定が低高温器並列接続の場合には、接続の低温放熱器3に対する温水供給量を予め設定されている小流量にし、この流量切り替えにより、高温度taHの温水Waを送給する低高温器並列接続での低温放熱器3の運転において、低温放熱器3の放熱温度が過度に高くなるのを防止する。
【0034】
具体的には、この流量切り替えを行うのに、低温側操作器38の出力調整具40は、使用者が所望の放熱出力を9段階にわたって切り替え指定する操作形式のものにしてあり、切替手段45は、この出力調整具40による指定に応じ熱動弁46の開時間及び閉時間を変更することにおいて、図3に示す如く、設定手段44による設定が低温器単独接続(低温送給モード)の場合には、単独接続用として9段階の各指定段階毎に予め設定されている図中左蘭の時間候補(換言すれば、単独接続用として予め設定されている流量候補)の中から、採用すべき熱動弁46の開時間及び閉時間を出力調整具40による指定段階に応じ選択する。
【0035】
また、設定手段44による設定が低高温器並列接続(高温送給モード)の場合には、並列接続用として9段階の各指定段階毎に予め設定されている図中右蘭の時間候補(換言すれば、並列接続用として予め設定されている流量候補)の中から、採用すべき熱動弁46の開時間及び閉時間を出力調整具40による指定段階に応じ選択し、これにより、低高温器並列接続の際の低温放熱器3に対する温水供給量を低温器単独接続のときよりも少量に制限しながら、いずれの接続形態の場合も、低温放熱器3の放熱出力を使用者の所望に応じ出力調整具40による指定をもって9段階にわたり変更できるようにしてある。
【0036】
なお、高温放熱器4には、それ自身への温水供給流量を調整する熱動弁を内蔵してあり、この熱動弁の開時間及び閉時間を高温側操作器41の出力調整具43による指定に応じ変更することで、高温放熱器4の放熱出力を変更するようにしてある。
【0037】
〔別実施形態〕
低温放熱器3は床暖房装置あるいは加温機能を備えるベッドや椅子など、どのような用途のものであってもよく、また、高温放熱器4も浴室乾燥装置やファンコンベクタあるいはサウナ装置など、どのような用途のものであってもよい。
【0038】
前述の各実施形態では送給熱媒Waに温水を用いる例を示したが、放熱器3,4に対する送給熱媒Waは温水に限定されるものではなく、蒸気や種々の水溶液(ブライン)であってもよい。
【0039】
前述の各実施形態では、熱媒供給の繰り返しの断続において熱媒供給時間と熱媒供給停止時間との比を変更することで、低温放熱器3に対する熱媒供給流量を変更する例を示したが、場合によっては、弁による絞りにより低温放熱器3に対する熱媒供給流量を変更する形式を採用しても良い。
【0040】
放熱器の接続状態が低温器単独接続であるか低高温器並列接続であるかを設定するための設定手段44には、ピンの抜き差しにより設定を切り替える形式や、切り替えスイッチの操作により設定を切り替える形式を初め、種々の設定操作形式のものを採用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】熱源装置の構造図
【図2】モード選択のフローチャート
【図3】熱媒の供給時間と停止時間との設定例を示す図表
【符号の説明】
3 低温放熱器
4 高温放熱器
38 低温側操作器
44 設定手段
45 切替手段
ta 送給熱媒の温度
Wa 熱媒

Claims (4)

  1. 放熱器に循環させる熱媒を送給する熱源装置であって、
    放熱器の接続状態が、低温放熱器のみを接続した低温器単独接続か、低温放熱器と高温放熱器とを並列に接続した低高温器並列接続かを人為操作により設定する設定手段を設け、
    この設定手段による設定に応じて、設定が低温器単独接続のときには、送給熱媒の温度を予め設定されている低温度にするとともに、低温放熱器に対する熱媒供給流量を予め設定されている大流量にし、かつ、
    この設定手段による設定に応じて、設定が低高温器並列接続のときには、送給熱媒の温度を予め設定されている高温度にするとともに、低温放熱器に対する熱媒供給流量を予め設定されている小流量にする切替手段を設けてある熱源装置。
  2. 前記切替手段を、低温放熱器に対する熱媒供給の断続の繰り返しにおいて、熱媒供給時間と熱媒供給停止時間との比を変更することで、低温器単独接続のときの低温放熱器に対する熱媒供給流量と低高温器並列接続のときの低温放熱器に対する熱媒供給流量との切り替えを行う構成にしてある請求項1記載の熱源装置。
  3. 前記切替手段を、
    前記設定手段による設定が低温器単独接続のときには、低温放熱器に対する熱媒供給流量を、単独接続用として予め設定されている流量候補の中から使用者の指定に応じ選択した流量に調整し、かつ、
    前記設定手段による設定が低高温器並列接続のときには、低温放熱器に対する熱媒供給流量を、並列接続用として予め設定されている流量候補の中から使用者の指定に応じ選択した流量に調整する構成にしてある請求項1又は2記載の熱源装置。
  4. 前記低温放熱器として床暖房装置を接続する請求項1〜3のいずれか1項に記載の熱源装置。
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