JP2000274161A - シャッター構造 - Google Patents

シャッター構造

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JP2000274161A
JP2000274161A JP11078801A JP7880199A JP2000274161A JP 2000274161 A JP2000274161 A JP 2000274161A JP 11078801 A JP11078801 A JP 11078801A JP 7880199 A JP7880199 A JP 7880199A JP 2000274161 A JP2000274161 A JP 2000274161A
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shutter
box
shutters
sealing material
wall panel
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JP11078801A
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Inventor
Takashi Ishihara
敬史 石原
Takeshi Kobayashi
剛 小林
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】建物の入隅部に接してシャッターを取り付け、
或いはシャッターを連窓した場合、シャッターと壁面と
の間或いはシャッターどうしの間に形成するシーリング
を施工すべき部位の信頼性を向上させると共に施工の作
業性を向上させる。 【解決手段】シャッターAを構成するスラット3を巻き
付けた巻き体3aを収容するボックス4の外側面4aの
寸法を、シャッターAの取付面となるパネル7の表面か
ら離隔するに従って小さくなる所謂先細り状に形成す
る。これにより、シャッターAを入隅部Bに配置したと
き、ボックス4の外側面4aとパネル12の間に末広がり
状の空間13を形成し、シャッターAを連窓したとき隣接
するシャッターAとの間に空間14を形成する。外側面4
a及びシャッターレール2の外側面2aの外側に平坦面
11を形成する。これにより、平坦面11及び縦目地9から
なる間隙を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建物の開口部に取
り付けるシャッターの構造に関し、特に外壁の入隅部に
接して設置され或いは連続して設置されたときに接続部
のシールを容易に実施し得るようにしたシャッター構造
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近の建物では、窓等の開口部に雨戸に
代えてシャッターを取り付けることがある。そしてシャ
ッターを取り付けることによって開口部を入隅部に接し
て設けたり、連続して(連窓)設けることが可能とな
り、開口部を構成する位置の自由度が向上し、且つ幅の
広い開口部を実現し得るようになっている。
【0003】図9(a),(b)に示すように、シャッ
ター51は、サッシに於ける両側の枠部材の外側に上下方
向に配置したレール52と、上部に配置したシャッターの
巻き体を収容したボックス53とを有して構成されてい
る。前記レール52及びボックス53の両外側面に設けたカ
バー53aは、該シャッター51を取り付けた壁面に対し垂
直になるように形成されている。
【0004】一方、同図に示すように、壁面を複数の外
壁パネル54を連接させて構成した壁面、或いは外壁パネ
ル54,55によって構成した入隅部では、外壁パネル54ど
うしの接続部及び外壁パネル54と外壁パネル55との接続
部に防水シーリング56が施工され、同様に連窓したシャ
ッター51ではシャッター51の接続部に、また入隅部に設
けたシャッター51では該シャッター51と外壁パネル55と
の防水シーリング56が施工される。
【0005】上記の如く、防水シーリング56を施工する
場合、ボックス53の両側面が取付面である外壁パネルに
対し垂直に形成されるため、防水シーリング56はボック
ス53の外形に沿って施工される。即ち、連窓したシャッ
ター51ではボックス53どうしの間に、入隅部に接して設
けたシャッター51ではボックス53と外壁パネル55との間
に、該ボックス53の外形に沿って施工される。
【0006】従って、防水シーリング56は、壁部分では
外壁パネル54,55どうしの間、入隅部ではボックス53と
外壁パネル55の間、連窓部ではボックス53,ボックス53
の間に連続して施工されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、防水シー
リングを施工する場合、シャッターの巻き体を収容する
ボックスの外形に沿ってシーリング材を充填し、且つヘ
ラで押さえる作業を行うことになる。しかし、複雑な形
状を持ったボックスの外形に沿ってシーリング材を充填
することは困難であり、また作業姿勢が不安定になるの
でシーリング材を均一に施工することが困難である。
【0008】またボックスの外形に沿って防水シーリン
グを施工した場合であっても、防水シーリングを施工す
べき部位としての防水ラインが壁面から離隔することに
なり、防水に対する信頼性を損なう虞があるという問題
を生じる。即ち、防水シーリングが異なる材質の間に施
工されている場合、該シーリング材に異なる力が作用す
るため、長期間使用したときシーリング材の劣化状態が
均一にならず、またボックスの先端部分のように急激に
屈折するような形状の部位では均一な施工が困難となり
防水シーリングが切れるという問題が生じる。
【0009】また連窓したシャッターでは、隣接したシ
ャッターの間にボックスとレールを繋ぐ専用カバーを設
置することがあるが、この場合、部品点数が増加すると
いう問題や、専用カバーと外壁パネル間に施工された防
水シーリングとの取り合い部の処理等の問題が生じ、更
に、防水ラインが壁面から離隔することによる防水に対
する信頼性を損なうという問題を生じる。
【0010】また防水ラインを壁面から離隔させること
なく、外壁パネル間に形成しようとした場合、ボックス
の壁面からの出寸法が大きいため、壁面に形成した防水
ラインにシーリング材を充填することは極めて困難であ
り、更に、湿式シーリング材を充填し得たとしても押さ
え作業を行うことが不可能であるという問題がある。
【0011】本発明の目的は、シャッターの機能を損な
うことなく、壁面に防水ラインを設定すると共に該防水
ラインに対する防水シーリングの施工を極めて容易にし
得るようにしたシャッター構造を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係るシャッター構造は、建物の開口部に取り
付けられるシャッターの構造であって、シャッターの巻
き体を収容する収容部の側面が、建物に於けるシャッタ
ーの取付面から離隔するに従って側面間寸法が小さくな
るように構成されたものである。
【0013】上記シャッター構造では、シャッターの巻
き体を収容する収容部(ボックス)の側面が、該シャッ
ターの取付面から離隔するのに従って側面間寸法が小さ
くなる所謂先細り状に形成されるので、シャッターを連
窓した場合には隣接したシャッターとの間に末広がり状
の空間を形成することが出来る。またシャッターが入隅
部に配置された場合であっても、隣接する壁面との間に
末広がり状の空間を形成することが出来る。
【0014】このため、上記空間を利用してシーリング
材を吐出するガンを挿入することが出来、或いは作業員
が手を差し込んでガスケット等の乾式シーリング材を挿
入することが出来る。従って、シーリングを施工すべき
部位にシーリング材を施工して壁面に防水ラインを揃え
ることが出来る。
【0015】上記シャッター構造に於いて、シャッター
の巻き体を収容する収容部(ボックス)の側面とシャッ
ターレールの側面であって、建物に於けるシャッターの
取付面と対応する部位に該取付面と並行する平坦面を形
成することが好ましい。
【0016】このように、ボックスの側面とシャッター
レールの側面のシャッターの取付面(建物の壁面)と対
向する位置に該取付面と並行する平坦面を形成すること
で、シャッターを連窓した場合には隣接するシャッター
との間に前記2つの平坦面とこれらの平坦面の間に形成
されたシーリングを施工すべき部位からなる間隙が形成
され、入隅部に配置されたシャッターでは隣接する壁面
との間に平坦面とシーリングを施工すべき部位からなる
間隙が形成される。
【0017】このため、ボックスの側面に形成された空
間を通して上記間隙にガン或いは手を挿入してシーリン
グを施工すべき部位に湿式シーリング材を充填し或いは
乾式シーリング材を挿入することが出来、更に、先端が
平坦なヘラや治具等の工具を平坦面をガイドとして湿式
シーリング材に押し付けて該シーリング材を均し、或い
は乾式シーリング材を平均的に挿入することで、防水ラ
インに対する防水シーリングを施工することが出来る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、上記シャッター構造の好ま
しい実施形態について図を用いて説明する。図1は第1
実施例に係るボックス及びシャッターレールの両側面の
形状と平坦面を説明する部分平面図である。図2は第1
実施例に係るシャッターとシャッターレール及びサッシ
枠との関係を説明する側面図である。図3は第1実施例
に係るシャッターと防水ラインとの関係を説明する斜視
図である。図4は第1実施例に係るシャッターの構造を
説明する図である。図5は第2実施例に係るシャッター
の構造を説明する図である。図6は第3実施例に係るシ
ャッターの構造を説明する図である。図7は第4実施例
に係るシャッターの構造を説明する図である。図8は第
5実施例に係るシャッターの構造を説明する図である。
【0019】本発明に係るシャッター構造は、シャッタ
ーを構成するスラットを巻き付ける巻き体を収容するボ
ックスの両側面間の寸法を該シャッターの取付面となる
壁面から離隔するに従って小さくすることで、該シャッ
ターを入隅部に配置し、或いは連窓したとき、隣接する
壁面との間に或いはシャッターとの間に末広がり状の空
間を形成し、該空間を利用して作業員が手を差し込んで
壁面にシーリング材を施工する作業を容易に実施し得る
ようにしたものであり、更に、ボックスの両側外面及び
シャッターレールの両側外面に平坦面を形成すること
で、シーリング材をヘラ等を用いて均す作業を容易に実
施し得るようにしたものである。
【0020】先ず、図1(a),(b),図2により第
1実施例に係るシャッター構造について説明する。図に
於いて、シャッターAは、シャッターの機能を有する部
分とサッシの機能を有する部分とが一体化されており、
サッシ枠1の前面にシャッターレール2が配置され、更
にサッシ枠1の上部にスラット3(図3参照)の巻き体
3aを収容する収容部となるボックス4が配置されてい
る。
【0021】上記の如く構成されたシャッターAは、一
対の縦フレームと一対の横フレームとを組み合わせて構
成したフレームに取り付けられており、更にフレームを
介して躯体に取り付けられている。そしてシャッターA
の上部及び下部に外壁パネル7が取り付けられる。
【0022】従って、ボックス4は一部(サッシ枠1の
上部にある部分)が外壁パネル7の厚さと重複して壁の
内部に配置される。このため、ボックス4の外壁パネル
7からの張出寸法は、サッシとは独立したシャッタを外
壁パネル面に取り付けた場合の張出寸法と比較して小さ
くなり、防水シーリングの施工の際に有利である。
【0023】ボックス4の左右方向両端部にはカバー8
が取り付けられており、このカバー8によって内部を閉
塞している。カバー8は、ボックス4の外側面4aに対
応する面がシャッターAの取付面となる外壁パネル7か
ら離隔するに従って小さくなるように形成されている。
即ち、ボックス4の外側面4aは外壁パネル7から離隔
するに従って互いに接近する先細り状に形成されてい
る。
【0024】上記ボックス4の外側面4aの傾斜角度は
特に限定するものではない。即ち、外壁パネル7との間
で形成される防水ラインを構成する縦目地9に作業員が
容易にシーリング材10を施工し得るように、例えばシー
リング材10を吐出するガンを容易に挿入することが可能
な、或いは作業員の手を容易に挿入することが可能な角
度であれば良い。
【0025】またボックス4の外側面4aの更に外側に
は、シャッターAの取付面である外壁パネル7と対応す
る位置に該外壁パネル7の表面と並行な平坦面11が形成
されている。この平坦面11は縦目地9に沿って形成さ
れ、シャッターAが入隅部Bに配置されている場合、該
入隅部Bを構成する壁面12(外壁パネル12)との間に平
坦面11と縦目地9からなる間隙が形成されている。また
平坦面11は、縦目地9に充填されたシーリング材10を図
示しないヘラや治具等の工具を用いて押さえつけて均す
際に、ヘラ等のガイドとしての機能をはたすものであ
り、均一な防水施工を実施する際に有利である。
【0026】従って、平坦面11の幅寸法は、ヘラや治具
等の工具を容易に案内し得る程度であることが必要であ
る。
【0027】シャッターレール2の外側面2aは必ずし
もボックス4の外側面4aと同様に傾斜させる必要はな
い。しかし、シャッターレール2がサッシ枠1の前面か
ら離隔して設けられているような場合、前記外側面2a
が縦目地9にシーリング材10を充填する作業を実施する
際に障害となる虞がある。
【0028】このため、本実施例のように、シャッター
レール2がサッシ枠1から多少離隔した位置に設けられ
ている場合、シャッターレール2の両外側面2aの間隔
寸法を、ボックス4の外側面4aと同様に外壁パネル7
から離隔するに従って小さくなるように形成することが
好ましい。この場合、シャッターレール2の外側面はボ
ックス4の外側面4aと略平行となるような傾斜を有す
ることが好ましい。
【0029】シャッターレール2の外側面2aの更に外
側には、ボックス4の外側面4aの外側に形成した平坦
面11が連続して設けられている。従って、隣接したシャ
ッターAの間に2つの平坦面11と縦目地9からなる間隙
が形成され、縦目地9に充填されたシーリング材10をヘ
ラ等の工具を用いて均す作業を容易に実施することが可
能であり、均一な防水施工を実施することが可能とな
る。
【0030】次に、上記した第1実施例に係るシャッタ
ーAを入隅部Bに配置した場合と、連窓した場合とに於
ける防水シーリングの構造及び施工手順について図3,
図4により説明する。
【0031】入隅部Bでは、該入隅部Bを構成するシャ
ッターAと壁面12(外壁パネル12)が接しており、シャ
ッターAのボックス4の外側面4aと外壁パネル12の表
面とによって空間13が形成される。この空間13は、一方
がシャッターAの取付面となる外壁パネル7に対し垂直
に配置された外壁パネル12によって、他方がボックス4
の外側面4aの傾斜面によって形成されるため多少狭さ
があるものの、ボックス4の外側面4aが作業員が手を
差し込むに際し充分な傾斜を有する。このため、作業員
が空間13に手を差し込んで縦目地9にシーリング材10を
充填する作業を容易に実施することが可能である。
【0032】またシャッターAに配置された平坦面11と
縦目地9とによって外壁パネル12との間に間隙が形成さ
れ、この間隙と平坦面11とを利用して縦目地9に充填さ
れたシーリング材10を均すことが可能である。
【0033】特に、シャッターAがサッシ枠1と一体化
されており且つボックス4の外壁パネル7からの張出寸
法が小さいため、空間13の奥行き寸法が小さくなり、縦
目地9にシーリング材10を充填し、且つ充填されたシー
リング材10を均す作業を容易に行うことが可能である。
【0034】またシャッターAを連窓した場合には、隣
接したシャッターAとの間に夫々のボックス4の外側面
4aによって形成される末広がり状の空間14が形成され
る。前記空間14は、入隅部Bに形成された空間13の略2
倍の広さを有するものであり、縦目地9にシーリング材
10を充填する作業を極めて容易に実施することが可能で
ある。
【0035】また隣接したシャッターAの間には夫々の
シャッターAに形成された平坦面11と縦目地9とからな
る間隙が形成され、該間隙を利用して、縦目地9に充填
されたシーリング材10を均す作業を極めて容易に行うこ
とが可能である。
【0036】尚、図4に於いて、縦目地9はシャッター
Aの縦方向に沿った両外側に形成された平坦面11とこの
平坦面11から折曲られた片とによって形成されている。
【0037】前述の第1実施例では、シャッターAを構
成するボックス4の外側面4aを直線状に形成し、この
直線状の部位を外壁パネル7から離隔するに従って互い
に接近するように傾斜させることで寸法が小さくなるよ
うに構成したが、ボックス4の外側面4aは必ずしも直
線状である必要はなく、以下説明するように他の形状で
あっても良い。
【0038】尚、第2実施例以下の実施例に於いて、前
述した第1実施例と同一の部分及び同一の機能を有する
部分には同一の符号を付して説明を省略する。
【0039】図5は第2実施例に係るシャッターAの構
造を説明するものである。図に於いて、シャッターAを
構成するボックス4の外側面4aは、シャッターAの取
付面となる外壁パネルに対し垂直方向に形成された線か
らなる階段状に形成されており、この階段状の外側面4
aが取付面から離隔するに従って互いに接近するように
形成されることで、寸法が小さく形成されている。
【0040】ボックス4の外側面4aが上記の如く構成
された場合であっても、入隅部Bでは外壁パネル12とに
よって末広がり状の空間13を形成することが可能であ
り、且つシャッターAを連窓した場合、隣接するシャッ
ターAとの間に末広がり状の空間14を形成することが可
能である。
【0041】図6はボックス4の外側面4aを外側に向
けて凸となる曲線によって構成したものである。この場
合であっても、ボックス4の外側面4aは、シャッター
Aの取付面となる外壁パネルから離隔するに従って互い
に接近して寸法が小さくなる。従って、入隅部Bでは外
壁パネル12とによって末広がり状の空間13を形成するこ
とが可能であり、且つシャッターAを連窓した場合、隣
接するシャッターAとの間に末広がり状の空間14を形成
することが可能である。
【0042】図7はボックス4の外側面4aを外側に向
けて凹となる曲線によって構成したものである。この場
合であっても、ボックス4の外側面4aは、シャッター
Aの取付面となる外壁パネルから離隔するに従って互い
に接近して寸法が小さくなる。従って、入隅部Bでは外
壁パネル12とによって末広がり状の空間13を形成するこ
とが可能であり、且つシャッターAを連窓した場合、隣
接するシャッターAとの間に末広がり状の空間14を形成
することが可能である。
【0043】図8はボックス4の外側面4aを取付面に
対して傾斜した傾斜面と、取付面に対して垂直な面とを
組み合わせて構成されている。この場合であっても、ボ
ックス4の外側面4aは、シャッターAの取付面となる
外壁パネルから離隔するに従って互いに接近して寸法が
小さくなる。従って、入隅部Bでは外壁パネル12とによ
って末広がり状の空間13を形成することが可能であり、
且つシャッターAを連窓した場合、隣接するシャッター
Aとの間に末広がり状の空間14を形成することが可能で
ある。
【0044】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明に係る
シャッター構造では、シャッターの巻き体を収容するボ
ックスの外側面が取付面から離隔するに従って側面間寸
法が小さくなるように形成されるので、シャッターを入
隅部に配置したとき、ボックスの外側面と入隅部を構成
する壁面との間に末広がり状の空間を形成することが出
来、またシャッターを連窓したとき隣接するシャッター
との間に入隅部の空間の略2倍の末広がり状の空間を形
成することが出来る。
【0045】このため、上記各空間に作業員が手を差し
込んで容易に縦目地にシーリング材を施工することが出
来る。従って、ボックスの外形に沿った防水ラインを構
成する必要がなく、壁面に直線状の防水ラインを構成し
て防水に対する信頼性を向上することが出来る。
【0046】またボックスの外側面及びシャッターレー
ルの外側面にシャッターの取付面と対応して該取付面と
並行した平坦面を構成した場合には、シャッターの取付
面である壁面に前記平坦面とシーリングを施工すべき部
位とからなる間隙を形成することが出来る。このため、
シーリングを施工すべき部位に充填し或いは挿入したシ
ーリング材を平坦面を作業平面及びガイドとしてヘラや
治具等を用いて均すことが出来る。
【0047】従って、ボックスの外側面に形成された末
広がり状の空間と共同してシーリングを施工すべき部位
に対するシーリング材の充填作業、及び充填されたシー
リング材の均し作業を極めて容易に実施することが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例に係るボックス及びシャッターレー
ルの両側面の形状と平坦面を説明する部分平面図であ
る。
【図2】第1実施例に係るシャッターとシャッターレー
ル及びサッシ枠との関係を説明する側面図である。
【図3】第1実施例に係るシャッターと防水ラインとの
関係を説明する斜視図である。
【図4】第1実施例に係るシャッターと防水ラインとの
関係を説明する断面図である。
【図5】第2実施例に係るシャッターの構造を説明する
図である。
【図6】図6は第3実施例に係るシャッターの構造を説
明する図である。
【図7】第4実施例に係るシャッターの構造を説明する
図である。
【図8】第5実施例に係るシャッターの構造を説明する
図である。
【図9】従来のシャッター構造を説明すると共に防止ラ
インの構成を説明する図である。
【符号の説明】
A シャッター B 入隅部 1 サッシ枠 2 シャッターレール 2a,4a 外側面 3 スラット 3a 巻き体 4 ボックス 5 フレーム 5a 縦フレーム 5b 横フレーム 6 躯体 7,12 外壁パネル 8 カバー 9 縦目地 10 シーリング材 11 平坦面 13,14 空間 15 サッシフレーム

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物の開口部に取り付けられるシャッタ
    ーの構造であって、シャッターの巻き体を収容する収容
    部の側面が、建物に於けるシャッターの取付面から離隔
    するに従って側面間寸法が小さくなるように構成されて
    いることを特徴とするシャッター構造。
  2. 【請求項2】 前記シャッターの巻き体を収容する収容
    部の側面とシャッターレールの側面であって、建物に於
    けるシャッターの取付面と対応する部位に該取付面と並
    行する平坦面を形成したことを特徴とする請求項1に記
    載したシャッター構造。
JP11078801A 1999-03-24 1999-03-24 シャッター構造 Pending JP2000274161A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017115395A (ja) * 2015-12-24 2017-06-29 ミサワホーム株式会社 入隅カバー部材
JP2018104896A (ja) * 2016-12-22 2018-07-05 ミサワホーム株式会社 建築用シャッター装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017115395A (ja) * 2015-12-24 2017-06-29 ミサワホーム株式会社 入隅カバー部材
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