JP3145151B2 - 拡張ユニット - Google Patents

拡張ユニット

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JP3145151B2
JP3145151B2 JP29627591A JP29627591A JP3145151B2 JP 3145151 B2 JP3145151 B2 JP 3145151B2 JP 29627591 A JP29627591 A JP 29627591A JP 29627591 A JP29627591 A JP 29627591A JP 3145151 B2 JP3145151 B2 JP 3145151B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は拡張ユニットに係り、複
数の箱状建物ユニットから構成されるユニット建物等に
利用できる。
【0002】
【背景技術】近年、プレハブ式の建物として、箱状の建
物ユニットを用いたユニット建物が利用されている。こ
のようなユニット建物は、予め工場で製造された箱状の
居室ユニットや屋根ユニット等の建物ユニットを建築現
場で相互に接合して建築される。このようなユニット建
物には、居室ユニットの内部空間を水平方向に拡張する
ために、居室ユニットの開口面に接合される拡張ユニッ
トが本願出願人より提案されている(特願平2-293294
号)。
【0003】このような拡張ユニットは、少なくとも建
物側の一側面が開口された箱状のものであり、接合すべ
き居室ユニットの開口面とほぼ同一の高さおよび幅寸法
を有している。そして、その奥行き寸法は居室ユニット
の拡張寸法に応じて設定され、拡張ユニットを居室ユニ
ットに取付けることで、拡張ユニットの奥行き寸法だけ
居室ユニットが拡張されるようになっている。
【0004】拡張ユニットは、図4に示されるように、
建物40の設置部位に応じて各種用意されている。図4に
おいて、建物40の二階部分に設置された拡張ユニット41
は、拡張部分の最上部分に設置するために傾斜屋根42が
設置されたものである。図中一階部分に設置された拡張
ユニット43, 44は、幅方向に相互に連結可能なものであ
る。このうち、拡張ユニット43は上方に拡張ユニット41
がくるため屋根がなく、その側壁45が上方の拡張ユニッ
ト41の側壁46と連続するようになっている。一方、拡張
ユニット44は直上に拡張部分がないため上面に傾斜屋根
47を有している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このような傾斜屋根47
を有する拡張ユニット44では、傾斜屋根がない拡張ユニ
ット43と連結させようとすると、傾斜屋根47の先端の位
置が拡張ユニット43の側壁45の上端縁よりも下方となる
ため、拡張ユニット43の図中右側の側面には、三角形状
の隙間48が形成される。このため、線状に形成される通
常のシール部では隙間48を密封できないので、面状に大
きなシール部を形成しなければならない。従って、シー
ル部は施工が煩雑となり、その耐久性にも問題があるう
え、目立って建物の外観を悪化させるという問題があ
る。
【0006】本発明の目的は、シール部の施工が容易か
つ確実に行えるようになるとともに、シール部の耐久性
が向上されるうえ、建物の外観が良好となる拡張ユニッ
トを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、箱状建物ユニ
ットの建物外側にあたる側面に当該建物ユニットの略上
下端にわたって形成される開口面とほぼ同一の高さおよ
び幅寸法を有しかつ所定の奥行き寸法を有する箱状に形
成されるとともに、前記建物ユニットの開口面に取付け
られて当該建物ユニットを拡張する拡張ユニットであっ
て、上面に傾斜屋根部を有し、この屋根部両側の奥行き
方向端縁に沿って立上がり部を有し、この立上がり部の
上端縁は水平にされかつ屋根部の最も高い部分以上の高
さに形成され、前記建物ユニットの前記開口面と対向す
る位置に設けられた側壁の幅寸法が当該拡張ユニットの
全幅寸法となっていることを特徴とする。
【0008】
【作用】このような本発明では、建物ユニットの開口面
に拡張ユニットを取付けて建物ユニットの拡張を行う。
この際、ユニット建物の一側面に複数の拡張ユニットを
隣接させて設ければ、前記建物ユニットの前記開口面と
対向する位置に設けられた側壁の幅寸法が、当該拡張ユ
ニットの全幅寸法となっているので、これらの拡張ユニ
ットの側壁が一つの平面からなる外壁を形成するように
なり、当該ユニット建物の一側面全体を外側に拡張する
ことが可能となるとともに、拡張ユニットで拡張して
も、ユニット建物の外観が損なわれない。また、その上
下に連続して複数の拡張ユニット等のユニットを設け、
これらの隣に前述の立上がり部付の屋根部を有する拡張
ユニットを設けることにより、従来の拡張ユニットでは
表に出てしまう屋根部上方の三角形状の隙間がその立上
がり部で覆われるようになる。このため、建物の表面か
ら面状の隙間がなくなり、継ぎ目はすべて線状のシール
部で密封されるようになる。
【0009】また、立上がり部付の拡張ユニットは、横
方向に連続的に複数連結する場合等の一般的な設置によ
っても、立上がり部を相互に整合させることにより、拡
張ユニット間の隙間は全て線状となる。従って、様々な
連結状態で拡張ユニットを設置しても線状のシール部の
みで済み、これらにより前記目的が達成される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1には、本実施例の住宅1が屋根を取付けて
いない状態で示されている。住宅1は、建物ユニットで
ある箱状の居室ユニット2,3を複数接合して建築され
るユニット建物である。居室ユニット2は基礎上に配列
される一階用のユニットであり、居室ユニット3は居室
ユニット2の上に配列される二階用のユニットである。
【0011】これらの居室ユニット2,3のうち、居室
ユニット2および図中左側の居室ユニット3の各々は、
図中正面側の側面全体を開口した開口面4を有してお
り、これらの開口面4に拡張ユニット10,20,30がそれぞ
れ取付けられている。拡張ユニット10,20,30は、居室ユ
ニット2,3に設けられた開口面4とほぼ同一の高さ寸
法Hおよび幅寸法Wを有し、かつ所定の奥行き寸法Dを
有する略箱状のユニットである。拡張ユニット10,20,30
の取付けにより、居室ユニット2,3は開口面4の部分
が図中前方に寸法Dだけ拡張されるようになっている。
また、拡張ユニット10,20,30には、居室ユニット2,3
の開口面4と対向する位置に側壁が設けられ、この側壁
の幅寸法は、当該拡張ユニット10,20,30の全幅寸法であ
る幅寸法Wとなっている。ここで、住宅1の一側面に
は、複数の拡張ユニット10,20,30が隣接して設けられて
いる。これらの拡張ユニット10,20,30の側壁は、一つの
平面からなる外壁を形成している。
【0012】拡張ユニット10は、図中右側の居室ユニッ
ト2に取付けられており、図中左側に拡張ユニット20が
連結されるため左側面の側壁が省略されている。拡張ユ
ニット10の上面には、傾斜屋根部11が設けられており、
この屋根部11には両側の奥行き方向端縁に沿って立上が
り部12が設けられている。立上がり部12の上端縁13は水
平にされ、かつ屋根部11の最も高い部分と同じ高さに形
成されている。
【0013】拡張ユニット20は、拡張ユニット10の図中
左側に連結されるため右側面の外壁材が省略されるとと
もに、上方に拡張ユニット30が連結されるため屋根が省
略されている。拡張ユニット20の正面の側壁21は、拡張
ユニット30の側壁31と連続させるため拡張ユニット20の
高さ寸法H2と同じ高さ寸法を有している。
【0014】拡張ユニット30は、拡張ユニット20が取付
けられる居室ユニット2の上に設置される居室ユニット
3に取付けられている。拡張ユニット30に上面には、拡
張ユニット10と同様に傾斜屋根部32が設けられている。
この屋根部32には両側の奥行き方向端縁に沿って立上が
り部33が設けられ、立上がり部33の上端縁34は水平にさ
れ、かつ屋根部32の最も高い部分と同じ高さとなってい
る。
【0015】このような本実施例では、居室ユニット
2,3の開口面4の各々に拡張ユニット10,20,30を取付
けて各居室ユニット2,3の拡張を行う。この際、上下
に配列される拡張ユニット20, 30のうち、下方に配置さ
れた拡張ユニット20の隣に傾斜屋根部11付の拡張ユニッ
ト10を配置しても、図2にも示されるように、傾斜屋根
部11の側縁と拡張ユニット20の側面の上端縁との間に生
ずるはずの三角形状の隙間5が立上がり部12で覆われる
ようになる。このため、住宅1の外側表面から面状の隙
間5がなくなり、継ぎ目は全て線状のシール部6で密封
されるようになる。
【0016】前述のような本実施例によれば、次のよう
な効果がある。すなわち、傾斜屋根部11の両側に立上が
り部12を設けたので、当該屋根部11を有する拡張ユニッ
ト10を傾斜屋根部を持たない拡張ユニット20の隣に連結
しても、立上がり部12で面状の隙間5が覆われるように
なり、住宅1の外側表面から面状の隙間5がなくなる。
従って、住宅1の継ぎ目は全て線状のシール部6で密封
可能となり、シール部6の施工を容易かつ確実にするこ
とができる。
【0017】また、拡張ユニット10,20,30の開口面4と
対向する側壁の幅寸法を、拡張ユニット10,20,30の全幅
寸法である幅寸法Wとしたので、住宅1の一側面に複数
の拡張ユニット10,20,30を隣接させて設けると、これら
の拡張ユニット10,20,30の側壁が一つの平面からなる外
壁を形成し、拡張ユニット10,20,30で住宅1を拡張して
も、住宅1の外観が何ら損なわれることがない。さら
に、シール部6を全て線状としたため、面状のシール部
と異なりシール部6が切れにくく目立たなくなるので、
シール部6の耐久性を向上できるうえ、住宅1の外観を
良好にできる。
【0018】なお、本発明は前述の一実施例に限定され
るものではなく、次に示すような変形などをも含むもの
である。すなわち、傾斜屋根部は外側に向かって下り勾
配を有するものに限らず、例えば、左右両側に下り勾配
を有する山形状のものでもよい。
【0019】また、前記実施例では、屋根部を持たない
拡張ユニット20の隣に傾斜屋根部11付の拡張ユニット10
を連結したが、これに限らず例えば、傾斜屋根部11を有
する拡張ユニット10どうしを隣接させて複数連結しても
よい。この場合、図3に示されるように、拡張ユニット
10の隣接する一対の立上がり部12にまたがって断面コ字
形状の笠部材14を被せてもよい。
【0020】さらに、開口面は居室ユニットの一側面全
体を開口した開口面4に限らず、例えば、居室ユニット
の一側面を幅方向に沿って部分的に開口した開口面でも
よく、要するに、居室ユニット等の建物ユニットの略上
下端にわたって形成されるものであればよい。
【0021】また、本発明が適用される建物は、二階建
ての住宅1に限らず、例えば、三階建て以上の建物でも
よく、要するに、箱状の建物ユニットを用いたユニット
建物であればよい。
【0022】
【発明の効果】前述のように本発明によれば、シール部
の施工を容易かつ確実することができ、シール部の耐久
性を向上できるうえ、建物の外観を良好にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す斜視図である。
【図2】同実施例の要部を示す拡大斜視図である。
【図3】本発明の変形例を示す拡大斜視図である。
【図4】従来例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 建物としての住宅 2,3 建物ユニットとしての居室ユニット 4 開口面 5 隙間 6 シール部 10,20,30 拡張ユニット 11, 32 傾斜屋根部 12, 33 立上がり部 13, 34 上端縁

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 箱状建物ユニットの建物外側にあたる側
    面に当該建物ユニットの略上下端にわたって形成される
    開口面とほぼ同一の高さおよび幅寸法を有しかつ所定の
    奥行き寸法を有する箱状に形成されるとともに、前記建
    物ユニットの開口面に取付けられて当該建物ユニットを
    拡張する拡張ユニットであって、上面に傾斜屋根部を有
    し、この屋根部両側の奥行き方向端縁に沿って立上がり
    部を有し、この立上がり部の上端縁は水平にされかつ屋
    根部の最も高い部分以上の高さに形成され、前記建物ユ
    ニットの前記開口面と対向する位置に設けられた側壁の
    幅寸法が当該拡張ユニットの全幅寸法となっていること
    を特徴とする拡張ユニット。
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