JP2000273916A - 土木・建設機械の油圧駆動装置 - Google Patents

土木・建設機械の油圧駆動装置

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JP2000273916A JP11292637A JP29263799A JP2000273916A JP 2000273916 A JP2000273916 A JP 2000273916A JP 11292637 A JP11292637 A JP 11292637A JP 29263799 A JP29263799 A JP 29263799A JP 2000273916 A JP2000273916 A JP 2000273916A
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広二 石川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 予備用方向切換弁で制御されるアクチュエー
タの作動速度の最大値の変更等を実現できる土木・建設
機械の油圧駆動装置の提供。 【解決手段】 油圧ポンプ1,2と、ポンプ1に接続さ
れバイパス開閉弁7を含む切換弁グループ15aと、ポ
ンプ2に接続され予備用方向切換弁11を含む切換弁グ
ループ15bと、切換弁グループ15aの最上流と予備
用方向切換弁11の供給管路11aとを連絡する連絡管
路13と、この連絡管路13を連通、遮断する合流切換
弁14と、予備用方向切換弁11の切換え操作に連動さ
せて、合流切換弁14を開位置に、バイパス開閉弁7を
閉位置に切換える連動操作手段と、この連動操作手段に
よる合流切換弁14の切換え操作が可能な状態と、不可
能な状態とのいずれかに切換える選択切換弁28とを備
え、切換弁グループ15a、切換弁グループ15b、連
絡管路13、合流切換弁14をハウジング15内に設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧ショベル等の
土木・建設機械に備えられ、第1油圧ポンプに接続され
る複数の方向切換弁を含む第1切換弁グループと、第2
油圧ポンプに接続される複数の方向切換弁を含む第2切
換弁グループとを有する土木・建設機械の油圧駆動装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の従来技術として例えば特許第2
642972号公報に記載のものがある。この従来技術
は、土木・建設機械の油圧回路に関するものであり、第
1油圧ポンプと第2油圧ポンプとを備えている。
【0003】第1油圧ポンプには、最下流にバイパス通
路を連通、遮断のいずれかに選択的に保つ開位置及び閉
位置を有するバイパス開閉弁を備えるとともに、旋回用
方向切換弁、アーム用方向切換弁、一方の走行モータに
係る走行用方向切換弁を含む1つのハウジングを構成す
る第1切換弁グループが接続されている。この第1切換
弁グループの各方向切換弁は、第1油圧ポンプにパラレ
ルに接続されている。第2油圧ポンプには、油圧ブレー
カや油圧ベンチャー等のアタッチメントを駆動するアタ
ッチメント用アクチュエータを制御するアタッチメント
用方向切換弁である予備用方向切換弁の他に、ブーム用
方向切換弁、バケット用方向切換弁、他方の走行モータ
に係る走行用方向切換弁を含む別の1つのハウジングを
構成する第2切換弁グループが接続されている。この第
2切換弁グループの各方向切換弁は、予備用方向切換弁
を除いて、それぞれ第2油圧ポンプにパラレルに接続さ
れている。
【0004】また、第1油圧ポンプの吐出管路と予備用
方向切換弁の供給管路とを連絡する連絡管路を備えてい
る。この連絡管路は、一端が第1切換弁グループのハウ
ジングと接続され、他端が第2切換弁グループのハウジ
ングと接続されている。すなわち、それぞれのハウジン
グの外部に配置される外部配管となっている。
【0005】そして、予備用方向切換弁を切換えるパイ
ロット圧を検出し、前述のパイパス開閉弁を閉位置に切
換える制御圧として取り出すシャトル弁を備えている。
【0006】このように構成される従来技術では、予備
用方向切換弁を切換え操作すると、その操作圧がシャト
ル弁を介して制御圧として第1切換弁グループのバイパ
ス開閉弁の駆動部に与えられ、このバイパス開閉弁は閉
位置に切換えられる。したがって、第1油圧ポンプの圧
油は、2つのハウジングの外部に配置される連絡管路に
供給される。その圧油はさらに予備用方向切換弁に供給
され、この予備用方向切換弁で制御されるアタッチメン
ト用アクチュエータに与えられる。つまり、予備用方向
切換弁で制御されるアタッチメント用アクチュエータ
は、この予備用方向切換弁が属する第2切換弁グループ
に接続される第2油圧ポンプの圧油ではなく、第1油圧
ポンプの圧油によって駆動する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術で
は、第1油圧ポンプの圧油を予備用方向切換弁に導く連
絡管路が、第1切換弁グループが含まれるハウジング、
第2切換弁グループが含まれるハウジングのそれぞれの
外部に配置される管路、すなわち外部配管であることか
ら、管路長が長くなりやすく、これに伴って圧損が大き
くなり、アタッチメント用アクチュエータの制御精度が
低下しやすい問題がある。
【0008】また、上述の連絡管路の一端を第1切換弁
グループが含まれるハウジングに接続し、他端を第2切
換弁グループが含まれるハウジングに接続することか
ら、それぞれの接続部分で油漏れを生じやすい。このよ
うな油漏れが生じると、回路の油量が不足したり、周辺
機器の油による汚染を招くことになる。
【0009】さらに、上述のように連絡管路の一端を第
1切換弁グループが含まれるハウジングに接続する作
業、他端を第2切換弁グループが含まれるハウジングに
接続する作業を要することから、当該油圧回路すなわち
油圧駆動装置の組立作業が煩雑になり、組立作業能率が
低下しやすい。
【0010】また、上述した従来技術では、予備用方向
切換弁に供給される圧油は第1油圧ポンプから吐出され
る圧油のみであり、この予備用方向切換弁によって制御
されるアタッチメント用アクチュエータの作動速度が一
義的に決められる緩速度(一速)となる。すなわち、ア
タッチメント用アクチュエータの作動速度の最大値を変
更すること、例えば緩速度と急速度の二速とすることは
できず、これに伴い当該アタッチメント用アクチュエー
タの作動を介して実施される作業の能率向上を見込めな
い問題もある。
【0011】本発明は上記した従来技術における実状に
鑑みてなされたもので、その第1の目的は、予備用方向
切換弁が含まれない切換弁グループに圧油を供給するた
めに設けられる油圧ポンプと、予備用方向切換弁とを接
続する連絡管路の長さを短くすることができ、この連絡
管路に伴う油漏れを防止することができ、この連絡管路
に伴う配管接続作業を不要とすることができるととも
に、予備用方向切換弁で制御されるアクチュエータの作
動速度の最大値を変更することができる土木・建設機械
の油圧駆動装置を提供することにある。
【0012】また、第2の目的は、予備用方向切換弁で
制御されるアクチュエータの作動速度の最大値を変更す
ることができるとともに、予備用方向切換弁で制御され
るアクチュエータと、予備用方向切換弁が含まれない切
換弁グループに属する特定の方向切換弁によって制御さ
れるアクチュエータであって、予備用方向切換弁で制御
されるアクチュエータの負荷圧よりも大きい負荷圧とな
り得るアクチュエータとの良好な複合操作を実現させる
ことができる土木・建設機械の油圧駆動装置を提供する
ことにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るために本発明の請求項1に係る発明は、第1油圧ポン
プ及び第2油圧ポンプと、上記第1油圧ポンプに接続さ
れ、最下流にバイパス通路を連通、遮断のいずれかに選
択的に保つ開位置及び閉位置を有するバイパス開閉弁を
備えるとともに、複数の方向切換弁を含む第1切換弁グ
ループと、上記第2油圧ポンプに接続され、予備用方向
切換弁を含む複数の方向切換弁から成る第2切換弁グル
ープとを備えた土木・建設機械の油圧駆動装置におい
て、上記第1切換弁グループの最上流と上記予備用方向
切換弁の供給管路とを連絡する連絡管路と、この連絡管
路を連通、遮断のいずれかに選択的に保つ開位置及び閉
位置を有する合流切換弁と、上記予備用方向切換弁を切
換え操作する予備用操作装置の当該切換え操作に連動さ
せて、上記合流切換弁を上記開位置に切換え、上記バイ
パス開閉弁を上記閉位置に切換える操作が可能な連動操
作手段と、この連動操作手段による上記合流切換弁の開
位置への切換え操作が可能な状態と、不可能な状態との
いずれかの状態に選択的に切換える選択切換手段とを備
えるとともに、上記第1切換弁グループ、上記第2切換
弁グループ、上記連絡管路、及び合流切換弁を1つのハ
ウジング内に設けた構成にしてある。
【0014】このように構成した請求項1に係る発明で
は、例えば選択切換手段を、連動操作手段による合流切
換弁の開位置への切換え操作が不可能となるように作動
させた状態において、予備用方向切換弁で制御されるア
クチュエータを作動させようとして予備用操作装置を操
作すると、予備用方向切換弁が中立位置から切換えられ
る。このとき、上述のように選択切換手段により合流切
換弁が閉位置に保持されている。したがって、第1油圧
ポンプの圧油を合流切換弁、連絡管路を介して予備用方
向切換弁の供給管路に供給することはできず、第2油圧
ポンプの圧油だけが予備用方向切換弁に供給される。す
なわち、予備用方向切換弁で制御されるアクチュエータ
に第2油圧ポンプの圧油だけが供給され、当該アクチュ
エータを比較的遅い緩速度で作動させることができる。
【0015】この状態において、例えば第1油圧ポンプ
に接続される第1切換弁グループに属する方向切換弁を
切換えると、その方向切換弁を介して該当するアクチュ
エータに第1の油圧ポンプの圧油が供給され、該当する
アクチュエータと、予備用方向切換弁で制御されるアク
チュエータとの複合操作を実施できる。
【0016】また、例えば選択切換手段を、連動操作手
段による合流切換弁の開位置への切換え操作が可能とな
るように作動させた状態において、予備用方向切換弁で
制御されるアクチュエータを作動させようとして予備用
操作装置を操作すると、予備用方向切換弁が中立位置か
ら切換えられる。このとき同時に、連動操作手段が作動
して合流切換弁が開位置に、バイパス開閉弁が閉位置に
それぞれ切換えられる。これにより第1油圧ポンプの圧
油が合流切換弁、連絡管路を介して予備用方向切換弁の
供給管路に導かれる。すなわち、第1油圧ポンプの圧
油、第2油圧ポンプの圧油の双方が予備用方向切換弁に
供給され、さらにこの予備用方向切換弁で制御されるア
クチュエータに供給される。したがって、予備用方向切
換弁で制御されるアクチュエータを上述の作動速度より
も速い急速度で作動させることができる。
【0017】このように、選択切換手段の操作により、
予備用方向切換弁で制御されるアクチュエータの作動速
度の最大値を第2油圧ポンプの圧油のみの供給による緩
速度と、第1油圧ポンプの圧油と第2油圧ポンプの圧油
の合流による急速度のいずれかに選択的に変更すること
ができる。
【0018】また、第1切換弁グループの最上流と予備
用方向切換弁の供給管路とを連絡する連絡管路、及び合
流切換弁を、予備用方向切換弁が含まれない第1切換弁
グループ、予備用方向切換弁が含まれる第2切換弁グル
ープとともに、1つのハウジング内に設けてあり、特に
連絡管路は外部配管でないのでハウジングを取り巻くよ
うに配置されることもなく、これらのことからこの連絡
管路の長さを極力短く設定することが可能となる。
【0019】また、連絡管路は当該ハウジング内に配置
され、この連絡管路の一端が接続される第1切換弁グル
ープの最上流における接続部分と、他端が接続される予
備用方向切換弁の供給管路の接続部分とも当該ハウジン
グ内にあることから、連絡管路に供給される油の漏れ、
すなわちハウジングからの油の漏れを防止することがで
きる。
【0020】また、連絡管路の一端が接続される第1切
換弁グループの最上流における接続部分と、他端が接続
される予備用方向切換弁の供給管路の接続部分とも当該
ハウジングの製作時に形成できるので、この連絡管路に
伴う特別な配管接続作業は不要である。
【0021】また、上記第1の目的を達成するために本
発明の請求項2に係る発明は、請求項1に係る発明にお
いて、上記予備用方向切換弁が油圧パイロット式の弁か
ら成り、上記予備用操作装置が、上記予備用方向切換弁
を切換えるパイロット圧を出力するパイロット操作装置
から成り、上記合流切換弁及び上記バイパス開閉弁のそ
れぞれが油圧パイロット式の弁から成るとともに、上記
連動操作手段が、上記予備用操作装置から出力されたパ
イロット圧を検出して、上記合流切換弁を上記開位置
に、上記パイパス開閉弁を上記閉位置に切換える圧力信
号として出力可能なシャトル弁と、このシャトル弁と上
記合流切換弁、上記バイパス開閉弁それぞれの駆動部と
を連絡するパイロット管路とを含み、上記選択切換手段
が、上記シャトル弁と上記合流切換弁の駆動部とを連絡
する上記パイロット管路部分に介設され、上記シャトル
弁から出力されるパイロット圧を上記合流切換弁の駆動
部に供給可能な第1の状態、供給不可能な第2の状態の
いずれかの状態に選択的に切換える選択切換弁を含む構
成にしてある。
【0022】このように構成した請求項2に係る発明で
は、例えば選択切換弁を、予備用操作装置から出力され
たパイロット圧による合流切換弁の開位置への切換え操
作が不可能となるように切換えた状態において、予備用
方向切換弁で制御されるアクチュエータを作動させよう
として予備用操作装置を操作すると、この予備用操作装
置から出力されるパイロット圧により予備用方向切換弁
が中立位置から切換えられる。このとき、上述のように
選択切換弁により合流切換弁が閉位置に保持されてい
る。したがって、第1油圧ポンプの圧油を合流切換弁、
連絡管路を介して予備用方向切換弁の供給管路に供給す
ることはできず、第2油圧ポンプの圧油だけが予備用方
向切換弁に供給される。すなわち、予備用方向切換弁で
制御されるアクチュエータに第2油圧ポンプの圧油だけ
が供給され、当該アクチュエータを比較的遅い緩速度で
作動させることができる。
【0023】この状態において、例えば第1油圧ポンプ
に接続される第1切換弁グループに属する方向切換弁を
切換えると、その方向切換弁を介して該当するアクチュ
エータに第1油圧ポンプの圧油が供給され、該当するア
クチュエータと、予備用方向切換弁で制御されるアクチ
ュエータとの複合操作を実施できる。
【0024】また、例えば選択切換弁を、予備用操作装
置から出力されたパイロット圧による合流切換弁の開位
置への切換え操作が可能となるように切換えた状態にお
いて、予備用方向切換弁で制御されるアクチュエータを
作動させようとして予備用操作装置を操作すると、この
予備用操作装置から出力されるパイロット圧により予備
用方向切換弁が中立位置から切換えられる。このとき同
時に、予備用操作装置から出力されたパイロット圧がシ
ャトル弁、選択切換弁、パイロット管路を経て合流切換
弁の駆動部及びバイパス開閉弁の駆動部に与えられ、合
流切換弁が開位置に、バイパス開閉弁が閉位置にそれぞ
れ切換えられる。これにより第1油圧ポンプの圧油が合
流切換弁、連絡管路を介して予備用方向切換弁の供給管
路に導かれる。すなわち、第1油圧ポンプの圧油、第2
油圧ポンプの圧油の双方が予備用方向切換弁に供給さ
れ、さらにこの予備用方向切換弁で制御されるアクチュ
エータに供給される。したがって、予備用方向切換弁で
制御されるアクチュエータを上述の作動速度よりも速い
急速度で作動させることができる。
【0025】このように、選択切換弁の操作により、予
備用方向切換弁で制御されるアクチュエータの作動速度
の最大値を第2油圧ポンプの圧油のみの供給による緩速
度と、第1油圧ポンプの圧油と第2油圧ポンプの圧油の
合流による急速度のいずれかに選択的に変更することが
できる。
【0026】また、上記第1の目的を達成するために本
発明の請求項3に係る発明は、請求項2に係る発明にお
いて、上記選択切換弁が電磁弁から成るとともに、上記
選択切換手段が、上記選択切換弁を上記第1の状態、上
記第2の状態のいずれかの状態に保つように選択的に作
動させる電気信号を出力する選択スイッチを含む構成に
してある。
【0027】このように構成した請求項3に係る発明で
は、選択スイッチの操作に応じて、選択切換弁を、予備
用操作装置から出力されたパイロット圧による合流切換
弁の開位置への切換え操作が可能な第1の状態、予備用
操作装置から出力されたパイロット圧による合流切換弁
の開位置への切換え操作が不可能な第2の状態のいずれ
かの状態に保つことができる。
【0028】また、上記第1の目的を達成するために本
発明の請求項4に係る発明は、請求項1に係る発明にお
いて、上記合流切換弁及び上記バイパス開閉弁のそれぞ
れが油圧パイロット式の弁から成るとともに、上記連動
操作手段が、所定の油圧源と、この所定の油圧源から出
力されたパイロット圧を、上記合流切換弁を上記開位置
に切換える圧力信号として、同時に上記バイパス開閉弁
を上記閉位置に切換える圧力信号として導くパイロット
管路とを含み、上記選択切換手段が、上記所定の油圧源
と上記合流切換弁の駆動部とを連絡する上記パイロット
管路部分に介設され、上記所定の油圧源から出力される
パイロット圧を上記合流切換弁の駆動部に供給可能な第
1の状態、供給不可能な第2の状態のいずれかの状態に
選択的に切換える電磁弁から成る選択切換弁と、上記予
備用操作装置の操作を検出し、上記選択切換弁を上記第
1の状態、上記第2の状態のいずれかの状態に保つよう
に選択的に作動させる電気信号を出力する操作検出手段
とを含む構成にしてある。
【0029】このように構成した請求項4に係る発明で
は、例えば操作検出手段が予備用操作装置の操作を検出
したとき、選択切換弁を、所定の油圧源から出力された
パイロット圧による合流切換弁の開位置への切換え操作
が不可能となるように設定しておけば、予備用方向切換
弁で制御されるアクチュエータを作動させようとして予
備用操作装置を操作すると予備用方向切換弁が中立位置
から切換えられる。このとき、上述のように選択切換弁
により合流切換弁が閉位置に保持されている。したがっ
て、第1油圧ポンプの圧油を合流切換弁、連絡管路を介
して予備用方向切換弁の供給管路に供給することはでき
ず、第2油圧ポンプの圧油だけが予備用方向切換弁に供
給される。すなわち、予備用方向切換弁で制御されるア
クチュエータに第2油圧ポンプの圧油だけが供給され、
当該アクチュエータを比較的遅い緩速度で作動させるこ
とができる。
【0030】この状態において、例えば第1油圧ポンプ
に接続される第1切換弁グループに属する方向切換弁を
切換えると、その方向切換弁を介して該当するアクチュ
エータに第1の油圧ポンプの圧油が供給され、該当する
アクチュエータと、予備用方向切換弁で制御されるアク
チュエータとの複合操作を実施できる。
【0031】また、例えば操作検出手段が予備用操作装
置の操作を検出したとき、選択切換弁を、所定の油圧源
から出力されたパイロット圧による合流切換弁の開位置
への切換え操作が可能となるように設定しておけば、予
備用方向切換弁で制御されるアクチュエータを作動させ
ようとして予備用操作装置を操作すると予備用方向切換
弁が中立位置から切換えられる。このとき同時に、予備
用操作装置が操作されたことが操作検出手段で検出さ
れ、所定の油圧源から出力されたパイロット圧が、選択
切換弁、パイロット管路を経て合流切換弁の駆動部及び
バイパス開閉弁の駆動部に与えられ、合流切換弁が開位
置に、バイパス開閉弁が閉位置にそれぞれ切換えられ
る。これにより第1油圧ポンプの圧油が合流切換弁、連
絡管路を介して予備用方向切換弁の供給管路に導かれ
る。すなわち、第1油圧ポンプの圧油、第2油圧ポンプ
の圧油の双方が予備用方向切換弁に供給され、さらにこ
の予備用方向切換弁で制御されるアクチュエータに供給
される。したがって、予備用方向切換弁で制御されるア
クチュエータを上述の作動速度よりも速い急速度で作動
させることができる。
【0032】このように、予備用方向切換弁で制御され
るアクチュエータの作動速度の最大値を第2油圧ポンプ
の圧油のみの供給による緩速度と、第1油圧ポンプの圧
油と第2油圧ポンプの圧油の合流による急速度のいずれ
かに選択的に変更することができる。
【0033】また、上記第1の目的を達成するために本
発明の請求項5に係る発明は、請求項1に係る発明にお
いて、上記第1切換弁グループに含まれる所定の方向切
換弁の操作に伴って、上記合流切換弁を上記閉位置に切
換えるように制御する合流切換弁制御手段を設けた構成
にしてある。
【0034】このように構成した請求項5に係る発明で
は、例えば選択切換手段が作動して、連動操作手段によ
る合流切換弁の開位置への切換え操作が可能な状態に切
換えられ、予備用操作装置が操作されて予備用方向切換
弁が切換えられ、この予備用方向切換弁で制御されるア
クチュエータが、第1油圧ポンプ及び第2油圧ポンプの
それぞれから供給される合流された圧油で急速度で作動
している状態において、予備用方向切換弁が含まれない
第1切換弁グループの所定の方向切換弁が操作される
と、合流切換弁制御手段が作動して、それまで開位置で
あった合流切換弁が閉位置に切換えられる。これによ
り、第1油圧ポンプの圧油は合流切換弁で阻止され、予
備用方向切換弁に供給されなくなる。すなわち、第1油
圧ポンプの圧油は所定の方向切換弁に供給され、第2油
圧ポンプの圧油だけが予備用方向切換弁に供給される。
したがって、所定の方向切換弁で制御されるアクチュエ
ータは、第1油圧ポンプから供給される流量に相応した
速度で作動し、予備用方向切換弁で制御されるアクチュ
エータは、第2油圧ポンプから供給される流量に相応し
た緩速度に変化する。このように、予備用方向切換弁で
制御されるアクチュエータは、それまでの速い速度から
緩速度に変化するものの、この予備用方向切換弁で制御
されるアクチュエータと、所定の方向切換弁で制御され
るアクチュエータとの複合操作を実施することができ
る。
【0035】また、上記第1の目的を達成するために本
発明の請求項6に係る発明は、請求項5に係る発明にお
いて、上記所定の方向切換弁が油圧パイロット式の弁か
ら成り、上記所定の方向切換弁を切換え操作する所定の
方向切換弁操作装置が、パイロット圧を出力するパイロ
ット操作装置から成り、上記予備用方向切換弁が油圧パ
イロット式の弁から成り、上記予備用操作装置が上記予
備用方向切換弁を切換えるパイロット圧を出力するパイ
ロット操作装置から成り、上記合流切換弁及びバイパス
開閉弁のそれぞれが油圧パイロット式の弁から成るとと
もに、上記連動操作手段が、上記予備用操作装置から出
力されたパイロット圧を検出して、上記合流切換弁を開
位置に、上記バイパス開閉弁を上記閉位置に切換える圧
力信号として出力可能な第1シャトル弁と、この第1シ
ャトル弁と上記合流切換弁、上記バイパス開閉弁それぞ
れの駆動部とを連絡する第1パイロット管路とを含み、
上記選択切換手段が、上記第1シャトル弁と上記合流切
換弁の駆動部とを連絡する上記第1パイロット管路部分
に介設され、上記第1シャトル弁から出力されるパイロ
ット圧を上記合流切換弁の駆動部に供給可能な第1の状
態、供給不可能な第2の状態のいずれかの状態に選択的
に切換える選択切換弁を含み、上記合流切換弁制御手段
が、上記所定の方向切換弁操作装置から出力されたパイ
ロット圧を検出して、上記合流切換弁を切換え制御する
制御信号として出力する第2シャトル弁と、この第2シ
ャトル弁と上記合流切換弁を閉位置に切換える当該合流
切換弁の駆動部とを連絡する第2パイロット管路を含む
構成にしてある。
【0036】このように構成した請求項6に係る発明で
は、例えば選択切換弁を、予備用操作装置から出力され
たパイロット圧による合流切換弁の開位置への切換え操
作が不可能となるように切換えた状態において、予備用
方向切換弁で制御されるアクチュエータを作動させよう
として予備用操作装置を操作すると、この予備用操作装
置から出力されるパイロット圧により予備用方向切換弁
が中立位置から切換えられる。このとき、上述のように
選択切換弁により合流切換弁が閉位置に保持されてい
る。したがって、第1油圧ポンプの圧油を合流切換弁、
連絡管路を介して予備用方向切換弁の供給管路に供給す
ることはできず、第2油圧ポンプの圧油だけが予備用方
向切換弁に供給される。すなわち、予備用方向切換弁で
制御されるアクチュエータに第2油圧ポンプの圧油だけ
が供給され、当該アクチュエータを比較的遅い緩速度で
作動させることができる。
【0037】この状態において、例えば第1油圧ポンプ
に接続される第1切換弁グループに属する方向切換弁を
切換えると、その方向切換弁を介して該当するアクチュ
エータに第1の油圧ポンプの圧油が供給され、該当する
アクチュエータと、予備用方向切換弁で制御されるアク
チュエータとの複合操作を実施できる。
【0038】また、例えば選択切換弁を、予備用操作装
置から出力されたパイロット圧による合流切換弁の開位
置への切換え操作が可能となるように切換えた状態にお
いて、予備用方向切換弁で制御されるアクチュエータを
作動させようとして予備用操作装置を操作すると、予備
用方向切換弁から出力されるパイロット圧により予備用
方向切換弁が中立位置から切換えられる。このとき同時
に、予備用操作装置から出力されたパイロット圧が第1
シャトル弁、選択切換弁、第1パイロット管路を経て合
流切換弁の駆動部及びバイパス開閉弁の駆動部に与えら
れ、合流切換弁が開位置に、バイパス開閉弁が閉位置に
それぞれ切換えられる。これにより第1油圧ポンプの圧
油が合流切換弁、連絡管路を介して予備用方向切換弁の
供給管路に導かれる。すなわち、第1油圧ポンプの圧
油、第2油圧ポンプの圧油の双方が予備用方向切換弁に
供給され、さらにこの予備用方向切換弁で制御されるア
クチュエータに供給される。したがって、予備用方向切
換弁で制御されるアクチュエータを上述の作動速度より
も速い急速度で作動させることができる。
【0039】また、例えばこのように第1油圧ポンプの
圧油、第2油圧ポンプの圧油の双方が予備用方向切換弁
に供給されている状態において、所定の方向切換弁操作
装置が操作されると、この所定の方向切換弁操作装置か
ら出力されるパイロット圧により予備用方向切換弁が含
まれない第1切換弁グループに属する所定の方向切換弁
が中立位置から切換えられる。このとき同時に、所定の
方向切換弁操作装置から出力されるパイロット圧が第2
シャトル弁で検出され、第2パイロット管路を経て合流
切換弁の駆動部に与えられる。これにより合流切換弁は
それまでの開位置から閉位置に切換えられる。したがっ
て、第1油圧ポンプの圧油は合流切換弁で阻止され、予
備用方向切換弁に供給されなくなる。すなわち、第1油
圧ポンプの圧油は所定の方向切換弁に供給され、第2油
圧ポンプの圧油だけが予備用方向切換弁に供給される。
【0040】このように、所定の方向切換弁が操作され
たときには、第1油圧ポンプの圧油により所定の方向切
換弁で制御されるアクチュエータを作動させることがで
きるとともに、予備用方向切換弁で制御されるアクチュ
エータの作動速度の最大値は、第2油圧ポンプの圧油の
みに依存する緩速度となる。
【0041】また、上記第1の目的を達成するために本
発明の請求項7に係る発明は、請求項6に係る発明にお
いて、上記第1シャトル弁、上記第2シャトル弁を1つ
のハウジングから成るシャトルブロックに内蔵させた構
成にしてある。
【0042】このように構成した請求項7に係る発明で
は、シャトル弁群の集約化を実現できる。
【0043】また、上記第2の目的を達成するために本
発明の請求項8に係る発明は、第1油圧ポンプ及び第2
油圧ポンプと、上記第1油圧ポンプに接続され、最下流
にバイパス通路を連通、遮断のいずれかに選択的に保つ
開位置及び閉位置を有するバイパス開閉弁を備えるとと
もに、複数の方向切換弁を含む第1切換弁グループと、
上記第2油圧ポンプに接続され、予備用方向切換弁を含
む複数の方向切換弁から成る第2切換弁グループとを備
えた土木・建設機械の油圧駆動装置において、上記第1
切換弁グループの最上流と上記予備用方向切換弁の供給
管路とを連絡する連絡管路と、この連絡管路を連通、遮
断のいずれかに選択的に保つ開位置及び閉位置を有する
合流切換弁と、上記予備用方向切換弁を切換え操作する
予備用操作装置の当該切換え操作に連動させて、上記合
流切換弁を上記開位置に切換え、上記バイパス開閉弁を
上記閉位置に切換える操作が可能な連動操作手段と、こ
の連動操作手段による上記合流切換弁の開位置への切換
え操作が可能な状態と、不可能な状態とのいずれかの状
態に、選択的に切換える選択切換手段とを備え、上記予
備用操作装置による上記予備用方向切換弁の切換え操作
とともに、上記第1切換弁グループに含まれ、上記予備
用方向切換弁で制御されるアクチュエータの負荷圧より
も大きい負荷圧となり得るアクチュエータの駆動を制御
する特定の方向切換弁が操作されたとき、上記合流切換
弁の開口面積が所定の小さな開口面積となるように当該
合流切換弁の駆動を制御する開口面積制御手段を備えた
構成にしてある。
【0044】このように構成した請求項8に係る発明で
は、例えば選択切換手段を、連動操作手段による合流切
換弁の開位置への切換え操作が可能となるように作動さ
せた状態において、予備用方向切換弁で制御されるアク
チュエータを作動させようとして予備用操作装置を操作
すると、予備用方向切換弁が中立位置から切換えられ
る。このとき同時に、連動操作手段が作動して合流切換
弁が開位置に、バイパス開閉弁が閉位置にそれぞれ切換
えられる。これにより第1油圧ポンプの圧油が合流切換
弁、連絡管路を介して予備用方向切換弁の供給管路に導
かれる。すなわち、第1油圧ポンプの圧油、第2油圧ポ
ンプの圧油の双方が予備用方向切換弁に供給され、さら
にこの予備用方向切換弁で制御されるアクチュエータに
供給される。したがって、予備用方向切換弁で制御され
るアクチュエータを速い速度で作動させることができ
る。
【0045】また、上述のように、選択切換手段を、連
動操作手段による合流切換弁の開位置への切換え操作が
可能となるように作動させた状態で、予備用操作装置が
操作され予備用方向切換弁が中立位置から切換えられて
いるときに、あるいは中立位置から切換えられる動作と
同時に、第1切換弁グループに含まれる特定の方向切換
弁が切換え操作されると、開口面積制御手段が作動し
て、合流切換弁の開口面積が所定の小さな開口面積とな
るように制御される。
【0046】これにより、第1油圧ポンプの圧油の合流
切換弁を介しての予備用方向切換弁への供給が少なくな
るように制御され、第1油圧ポンプの圧油のうちの十分
な量を特定の方向切換弁に供給させることができる。し
たがって、特定の方向切換弁で制御されるアクチュエー
タ、すなわち予備用方向切換弁で制御されるアクチュエ
ータの負荷圧に比べて大きな負荷圧となり得るアクチュ
エータを、予備用方向切換弁で制御されるアクチュエー
タとともに駆動させることができ、これらのアクチュエ
ータの良好な複合操作を実現させることができる。
【0047】また、上記第2の目的を達成するために本
発明の請求項9に係る発明は、請求項8に係る発明にお
いて、上記予備用方向切換弁が油圧パイロット式の弁か
ら成り、上記予備用操作装置が、上記予備用方向切換弁
を切換えるパイロット圧を出力するパイロット操作装置
から成り、上記合流切換弁及び上記バイパス開閉弁のそ
れぞれが油圧パイロット式の弁から成るとともに、上記
連動操作手段が、上記予備用操作装置から出力されたパ
イロット圧を検出して、上記合流切換弁を上記開位置
に、上記パイパス開閉弁を上記閉位置に切換える圧力信
号として出力可能なシャトル弁と、このシャトル弁と上
記合流切換弁、上記バイパス開閉弁それぞれの駆動部と
を連絡するパイロット管路とを含み、上記選択切換手段
が、上記シャトル弁と上記合流切換弁の駆動部とを連絡
する上記パイロット管路部分に介設され、上記シャトル
弁から出力されるパイロット圧を上記合流切換弁の駆動
部に供給可能な第1の状態、供給不可能な第2の状態の
いずれかの状態に選択的に切換える選択切換弁を含む構
成にしてある。
【0048】また、上記第2の目的を達成するために本
発明の請求項10に係る発明は、請求項9に係る発明に
おいて、上記選択切換弁が電磁弁から成るとともに、上
記開口面積制御手段が、上記第1切換弁グループに含ま
れる上記特定の方向切換弁の操作を検出し、電気信号を
出力する特定用操作検出手段と、この特定用操作検出手
段から出力される上記電気信号に基づいて所定の演算を
おこない、その演算結果に相応した制御信号を上記選択
切換弁を駆動する信号として出力するコントローラとを
含む構成にしてある。
【0049】このように構成した請求項10に係る発明
では、特定用操作検出手段によって第1切換弁グループ
に含まれる特定の方向切換弁の操作が検出されると、こ
の特定用操作検出手段からコントローラに電気信号が出
力される。コントローラでその電気信号に応じた制御信
号を選択切換弁の駆動部に出力することにより、シャト
ル弁から合流切換弁の駆動部に供給されるパイロット圧
が小さくなるように制限され、それに伴って合流切換弁
の開口面積が所定の小さな開口面積となるように制御さ
れる。
【0050】
【発明の実施の形態】以下、本発明の土木・建設機械の
油圧駆動装置の実施形態を図に基づいて説明する。
【0051】図1,2は本発明の請求項1,2,3に相
応する土木・建設機械の油圧駆動装置の第1の実施形態
を示す説明図で、図1は、この第1の実施形態の構成を
示す油圧回路図、図2は図1に示す第1の実施形態に備
えられるパイロット操作装置を示す図である。
【0052】これらの図1,2に示す第1の実施形態
は、例えば油圧ショベルに備えられるもので、第1油圧
ポンプ1、第2油圧ポンプ2と、第1油圧ポンプ1に接
続される第1切換弁グループ15a、第2油圧ポンプ2
に接続される第2切換弁グループ15bとを備えてい
る。
【0053】第1切換弁グループ15aは、最下流にバ
イパス管路を連通、遮断のいずれかに選択的に保つ開位
置及び閉位置を有するバイパス開閉弁7を含むととも
に、最上流に配置され、一方の走行モータの駆動を制御
する走行右用方向切換弁3の他、バケットシリンダの駆
動を制御するバケット用方向切換弁4、ブームシリンダ
の駆動を制御する第1ブーム用方向切換弁5、アームシ
リンダの駆動を制御する第2アーム用方向切換弁6等の
複数の方向切換弁を含んでいる。
【0054】第2切換弁グループ15bは、最上流に配
置され、旋回モータの駆動を制御する旋回用方向切換弁
8の他、上述したアームシリンダの駆動を制御する第1
アーム用方向切換弁9、上述したブームシリンダの駆動
を制御する第2ブーム用方向切換弁10、アタッチメン
ト用アクチュエータの駆動を制御する予備用方向切換弁
11、他方の走行モータの駆動を制御する走行左用方向
切換弁12を含んでいる。
【0055】上述した各方向切換弁3〜6、8〜12
は、例えば油圧パイロット式の弁から成り、図2に示す
各パイロット操作装置によって切換え制御される。すな
わち、上述した走行右用方向切換弁3は走行右用操作装
置18で制御され、走行左用方向切換弁12は走行左用
操作装置19で制御され、バケット用方向切換弁4はバ
ケット用操作装置20で制御され、第1ブーム用方向切
換弁5及び第2ブーム用方向切換弁10はブーム用操作
装置21で制御され、第1アーム用方向切換弁9及び第
2アーム用方向切換弁10はアーム用操作装置22で制
御され、旋回用方向切換弁8は旋回用操作装置23で制
御され、予備用方向切換弁11は予備用操作装置24で
制御される。各パイロット操作装置は、その操作量に応
じてパイロットリリーフ弁17で規定されたパイロット
ポンプ16の出力圧を、該当する各方向切換弁を切換え
るパイロット圧として出力する。
【0056】また、第1切換弁グループ15aの最上流
と予備用方向切換弁11の供給管路11aとを連絡する
連絡管路13と、この連絡管路13を連通・遮断のいず
れかの位置に選択的に保つ開位置及び閉位置を有する合
流切換弁14とを備えている。 また、予備用方向切換
弁11を切換え操作する予備用操作装置24の当該切換
え操作に連動させて、合流切換弁14を開位置に切換
え、バイパス開閉弁7を閉位置に切換える操作が可能な
連動操作手段を備えている。この連動操作手段は、例え
ば予備用操作装置24から出力されたパイロット圧を予
備用方向切換弁11の切換え用に導く制御管路25a、
あるいは制御管路25bの当該パイロット圧を検出し、
このパイロット圧を、合流切換弁14を開位置に、バイ
パス開閉弁7を閉位置に切換える圧力信号として出力可
能なシャトル弁26と、このシャトル弁26と合流切換
弁14、バイパス開閉弁7それぞれの駆動部とを連絡す
るパイロット管路27とを含んでいる。
【0057】また、上述した連動操作手段による合流切
換弁14の開位置への切換え操作が可能な状態と、不可
能な状態とのいずれかの状態に選択的に切換える選択切
換手段とを備えている。この選択切換手段は、パイロッ
ト管路27に介設され、シャトル弁26から出力される
パイロット圧を合流切換弁14の駆動部に供給可能な第
1の状態、供給不可能な第2の状態のいずれかの状態に
選択的に切換える選択切換弁28と、この選択切換弁2
8を上述の第1の状態、上述の第2の状態のいずれかの
状態に保つように選択的に作動させる電気信号を出力す
る選択スイッチ29を含む構成にしてある。
【0058】さらに、この第1の実施形態は、上述した
バイパス開閉弁7を含む第1切換弁グループ15a、予
備用方向切換弁11を含む第2切換弁グループ15b、
連絡管路13、及び合流切換弁14を1つのハウジング
15内に設けた構成にしてある。
【0059】この第1の実施形態の動作は以下のとおり
である。
【0060】例えば選択スイッチ29を操作しない状態
では、選択切換弁28は図1の下段の切換え位置である
閉位置に保たれる。このときはパイロット管路27が遮
断される。すなわち、シャトル弁26と、合流切換弁1
4、バイパス開閉弁7のそれぞれの駆動部との接続が断
たれる。したがって、予備用操作装置24から出力され
たパイロット圧による合流切換弁14の同図1の上段の
切換え位置である開位置への切換え操作が不可能とな
る。
【0061】この状態において、予備用方向切換弁11
で制御されるアクチュエータを作動させようとして予備
用操作装置24を操作すると、この予備用操作装置24
から出力されるパイロット圧が制御管路25aあるいは
25bに導かれ、予備用方向切換弁11が中立位置から
切換えられる。このとき、上述のように選択切換弁28
により合流切換弁14が閉位置に保持されている。した
がって、第1油圧ポンプ1の圧油を合流切換弁14、連
絡管路13を介して予備用方向切換弁11の供給管路1
1aに供給することはできず、第2油圧ポンプ2の圧油
だけが予備用方向切換弁11に供給される。すなわち、
予備用方向切換弁11で制御されるアクチュエータに第
2油圧ポンプ2の圧油だけが供給され、当該アクチュエ
ータを比較的遅い緩速度で作動させることができる。
【0062】この状態において、第1油圧ポンプ1に接
続される第1切換弁グループ15aに属する方向切換
弁、例えば第1ブーム用方向切換弁5を切換えると、そ
の第1ブーム用方向切換弁5を介してブームシリンダに
第1の油圧ポンプ1の圧油が供給され、このブームシリ
ンダと、予備用方向切換弁11で制御されるアクチュエ
ータとの複合操作を実施できる。
【0063】また、選択スイッチ29を操作すると、選
択切換弁28は図1の上段の切換え位置である開位置に
切換えられる。このときはパイロット管路27が連通す
る。すなわち、シャトル弁26と、合流切換弁14、バ
イパス開閉弁7のそれぞれの駆動部とが連通する。した
がって、予備用操作装置24から出力されたパイロット
圧による合流切換弁14の同図1の上段の切換え位置で
ある開位置への切換え操作が可能となる。
【0064】この状態において、予備用方向切換弁11
で制御されるアクチュエータを作動させようとして予備
用操作装置24を操作すると、この予備用操作装置24
から出力されるパイロット圧により予備用方向切換弁1
1が中立位置から切換えられる。このとき同時に、予備
用操作装置24から出力されたパイロット圧がシャトル
弁26、選択切換弁28、パイロット管路27を経て合
流切換弁14の駆動部及びバイパス開閉弁7の駆動部に
与えられ、合流切換弁14が開位置に、バイパス開閉弁
7が閉位置にそれぞれ切換えられる。これにより第1油
圧ポンプ1の圧油が合流切換弁14、連絡管路13を介
して予備用方向切換弁11の供給管路11aに導かれ
る。すなわち、第1油圧ポンプ1の圧油、第2油圧ポン
プ2の圧油の双方が予備用方向切換弁11に供給され、
さらにこの予備用方向切換弁11で制御されるアクチュ
エータに供給される。したがって、予備用方向切換弁1
1で制御されるアクチュエータを上述の作動速度よりも
速い急速度で作動させることができる。
【0065】このように、選択スイッチ29の操作に伴
う選択切換弁28の切換え操作により、予備用方向切換
弁11で制御されるアクチュエータの作動速度の最大値
を第2油圧ポンプ2の圧油のみの供給による緩速度と、
第1油圧ポンプ1の圧油と第2油圧ポンプ2の圧油の合
流による急速度のいずれかに選択的に変更することがで
きる。
【0066】また、第1切換弁グループ15aの最上流
と予備用方向切換弁11の供給管路11aとを連絡する
連絡管路13、及び合流切換弁14を、予備用方向切換
弁11が含まれない第1切換弁グループ15a、予備用
方向切換弁11が含まれる第2切換弁グループ15bと
ともに、1つのハウジング15内に設けてあり、特に連
絡管路13は外部配管でないのでハウジング15を取り
巻くように配置されることもなく、これらのことから連
絡管路13の長さを極力短く設定することができる。
【0067】また、連絡管路13は当該ハウジング15
内に配置され、この連絡管路13の一端が接続される第
1切換弁グループ15aの最上流における接続部分と、
他端が接続される予備用方向切換弁11の供給管路11
aの接続部分とも当該ハウジング15内にあることか
ら、連絡管路13に供給される油の漏れ、すなわちハウ
ジング15からの油の漏れを防止することができる。
【0068】また、連絡管路13の一端が接続される第
1切換弁グループ15aの最上流における接続部分と、
他端が接続される予備用方向切換弁11の供給管路11
aの接続部分とも当該ハウジング15の製作時に形成で
きるので、この連絡管路13に伴う特別な配管接続作業
は不要である。
【0069】以上のように構成した第1の実施形態によ
れば、第2油圧ポンプ2に接続される予備用方向切換弁
11によって制御されるアクチュエータと、第1油圧ポ
ンプ1に接続される第1ブーム用方向切換弁5によって
制御されるブームシリンダ等のアクチュエータとの複合
操作を、アクチュエータそれぞれの独立性を確保した状
態で実現させることができる。
【0070】また、予備用方向切換弁11で制御される
アクチュエータの作動速度の最大値を変更することがで
きることから、当該アクチュエータを緩速度と急速度の
二速等によって制御することができ、急速度にした場合
には、当該アクチュエータの作動を介して実施されるア
タッチメント等による作業の能率を向上させることがで
きる。
【0071】また、第1油圧ポンプ1と予備用方向切換
弁11とを接続する連絡管路13の長さを短くすること
ができることから、この連絡管路13における圧損を抑
制でき、予備用方向切換弁11で制御されるアクチュエ
ータを高い精度で制御することができる。
【0072】また、連絡管路13に供給される油の漏れ
を防ぐことができることから、回路の油量不足の発生を
抑制し、このような油の漏れによる周辺機器の汚染を防
止することができる。
【0073】また、連絡管路13に伴う配管接続作業を
不要とすることができることから、当該油圧駆動装置の
組立作業の煩雑化を抑え、この組立作業の能率を向上さ
せることができる。
【0074】図3,4は本発明の請求項1,2,3,
5,6,7に相応する土木・建設機械の油圧駆動装置の
第2の実施形態を示す説明図で、図3は、この第2の実
施形態の構成を示す油圧回路図、図4は図3に示す第2
の実施形態に備えられるシャトルブロックを示す図であ
る。
【0075】これらの図3,4に示す第2の実施形態
も、予備用方向切換弁11を切換え操作する予備用操作
装置24の当該切換え操作に連動させて、合流切換弁1
4を開位置に切換え、バイパス開閉弁7を閉位置に切換
える操作が可能な連動操作手段を備え、この連動操作手
段を例えば、予備用操作装置24から出力されたパイロ
ット圧を検出して、合流切換弁14を開位置に、バイパ
ス開閉弁7を閉位置に切換える圧力信号として出力可能
な第1シャトル弁、すなわちシャトル弁26と、このシ
ャトル弁26と合流切換弁14、バイパス開閉弁7それ
ぞれの駆動部とを接続する第1パイロット管路、すなわ
ちパイロット管路27とを含む構成にしてある。
【0076】また、上述の連動操作手段による合流切換
弁14の開位置への切換え操作が可能な状態と、不可能
な状態とのいずれかの状態に選択的に切換える選択切換
手段を備え、この選択切換手段が、上述の第1パイロッ
ト管路、すなわちパイロット管路27に介設され、上述
の第1シャトル弁、すなわちシャトル弁26から出力さ
れるパイロット圧を、合流切換弁14の駆動部に供給可
能な第1の状態、供給不可能な第2の状態のいずれかの
状態に選択的に切換える選択切換弁28を含んでいる。
【0077】そして特に、この第2の実施形態では、第
1油圧ポンプ1に接続される第1切換弁グループ15a
に含まれる所定の方向切換弁、例えばバケット用方向切
換弁4、第1ブーム用方向切換弁5、第2アーム用方向
切換弁6の操作に伴って、合流切換弁14を閉位置に切
換えるように制御する合流切換弁制御手段を備えてい
る。この合流切換弁制御手段は、例えば前述したバケッ
ト用操作装置20、ブーム用操作装置21、アーム用操
作装置22等の所定の方向切換弁操作装置から出力され
たパイロット圧を検出して、合流切換弁14を切換え制
御する制御信号として出力する図4に示す第2シャトル
弁33,34,35,36,37,38と、これらの第
2シャトル弁33〜38と上述した合流切換弁14を閉
位置に切換える当該合流切換弁14の駆動部、すなわ
ち、ばね室を形成する駆動部とを連絡する第2パイロッ
ト管路31を含む構成にしてある。
【0078】なお、図4に示す32は、走行右用操作装
置18、走行左用操作装置19の操作に伴って出力され
るパイロット圧を検出するシャトル弁で、このシャトル
弁32は、例えば第2シャトル弁38に連絡させてあ
る。
【0079】また、上述した第1シャトル弁、すなわち
シャトル弁26と、第2シャトル弁33〜38と、シャ
トル弁32とは、1つのハウジングから成るシャトルブ
ロック30に内蔵させてある。
【0080】その他の構成は、前述した図1,2に示す
第1の実施形態と同等である。
【0081】この第2の実施形態の動作は以下のとおり
である。
【0082】すなわち、例えば選択スイッチ29を操作
しない状態では、選択切換弁28は図1の下段の切換え
位置である閉位置に保たれる。このときはパイロット管
路27が遮断される。すなわち、シャトル弁26と、合
流切換弁14、バイパス開閉弁7のそれぞれの駆動部と
の接続が断たれる。したがって、予備用操作装置24か
ら出力されたパイロット圧による合流切換弁14の同図
1の上段の切換え位置である開位置への切換え操作が不
可能となる。
【0083】この状態において、予備用方向切換弁11
で制御されるアクチュエータを作動させようとして予備
用操作装置24を操作すると、この予備用操作装置24
から出力されるパイロット圧により予備用方向切換弁1
1が中立位置から切換えられる。このとき、上述のよう
に選択切換弁28により合流切換弁14が閉位置に保持
されている。したがって、第1油圧ポンプ1の圧油を合
流切換弁14、連絡管路13を介して予備用方向切換弁
11の供給管路11aに供給することはできず、第2油
圧ポンプ2の圧油だけが予備用方向切換弁11に供給さ
れる。すなわち、予備用方向切換弁11で制御されるア
クチュエータに第2油圧ポンプ2の圧油だけが供給さ
れ、当該アクチュエータを比較的遅い緩速度で作動させ
ることができる。
【0084】この状態において、第1油圧ポンプ1に接
続される第1切換弁グループ15aに属する方向切換
弁、例えば第1ブーム用方向切換弁5を切換えると、そ
の第1ブーム用方向切換弁5を介してブームシリンダに
第1の油圧ポンプ1の圧油が供給され、このブームシリ
ンダと、予備用方向切換弁11で制御されるアクチュエ
ータとの複合操作を実施できる。
【0085】また、選択スイッチ29を操作すると、選
択切換弁28は図1の上段の切換え位置である開位置に
切換えられる。このときはパイロット管路27が連通す
る。すなわち、シャトル弁26と、合流切換弁14、バ
イパス開閉弁7のそれぞれの駆動部とが連通する。した
がって、予備用操作装置24から出力されたパイロット
圧による合流切換弁14の同図1の上段の切換え位置で
ある開位置への切換え操作が可能となる。
【0086】この状態において、予備用方向切換弁11
で制御されるアクチュエータを作動させようとして予備
用操作装置24を操作すると、この予備用操作装置24
から出力されるパイロット圧により予備用方向切換弁1
1が中立位置から切換えられる。このとき同時に、予備
用操作装置24から出力されたパイロット圧が第1シャ
トル弁、すなわちシャトル弁26、選択切換弁28、第
1パイロット管路、すなわちパイロット管路27を経て
合流切換弁14の駆動部、すなわちばね室を形成してな
い側の駆動部、及びバイパス開閉弁7の駆動部に与えら
れ、合流切換弁14が開位置に、バイパス開閉弁7が閉
位置にそれぞれ切換えられる。これにより第1油圧ポン
プ1の圧油が合流切換弁14、連絡管路13を介して予
備用方向切換弁11の供給管路11aに導かれる。すな
わち、第1油圧ポンプ1の圧油、第2油圧ポンプ2の圧
油の双方が予備用方向切換弁11に供給され、さらにこ
の予備用方向切換弁11で制御されるアクチュエータに
供給される。したがって、予備用方向切換弁11で制御
されるアクチュエータを上述の作動速度よりも速い急速
度で作動させることができる。
【0087】また、例えばこのように第1油圧ポンプ1
の圧油、第2油圧ポンプ2の圧油の双方が予備用方向切
換弁11に供給されている状態において、所定の方向切
換弁操作装置、例えばブーム用操作装置21が操作され
ると、このブーム用操作装置21から出力されるパイロ
ット圧により予備用方向切換弁11が含まれない第1切
換弁グループ15aに属する第1ブーム用方向切換弁5
が中立位置から切換えられる。このとき同時に、ブーム
用操作装置21から出力されるパイロット圧が第2シャ
トル弁34,36,37,38で検出され、第2パイロ
ット管路31を経て合流切換弁14のばね室を形成する
駆動部に与えられる。これにより合流切換弁14はそれ
までの開位置から閉位置に切換えられる。したがって、
第1油圧ポンプ1の圧油は合流切換弁14で阻止され、
予備用方向切換弁11に供給されなくなる。すなわち、
第1油圧ポンプ1の圧油は第1ブーム用方向切換弁5に
供給され、第2油圧ポンプ2の圧油だけが予備用方向切
換弁11に供給される。
【0088】このように、第1ブーム用方向切換弁5が
操作されたときには、第1油圧ポンプの圧油1によりそ
の第1ブーム用方向切換弁5で制御されるブームシリン
ダを作動させることができるとともに、予備用方向切換
弁11で制御されるアクチュエータの作動速度の最大値
は、第2油圧ポンプ2の圧油のみに依存する緩速度とな
る。
【0089】このように構成した第2の実施形態にあっ
ては、前述した第1の実施形態と同等の作用効果を奏す
る他、特に、第1油圧ポンプ1、第2油圧ポンプ2の圧
油の双方が予備用方向切換弁11に供給されている状態
等において、ブーム用操作装置21等の所定の方向切換
弁操作装置が操作されると、選択スイッチ29の操作を
要することなく、第1油圧ポンプ1の圧油が第1ブーム
用方向切換弁5等の所定の方向切換弁に供給され、第2
油圧ポンプ2の圧油が予備用方向切換弁11に供給さ
れ、所定の方向切換弁で制御されるアクチュエータと、
予備用方向切換弁11で制御されるアクチュエータとの
複合操作に自動的に移行でき、優れた操作性が得られ
る。
【0090】また、この第2の実施形態では、第1シャ
トル弁であるシャトル弁26と、第2シャトル弁33〜
38、及びシャトル弁32を、1つのハウジングを形成
するシャトルブロック30に内蔵させた構成にしてある
ことから、シャトル弁群の集約化を図ることができ、装
置全体のコンパクト化を実現できる。
【0091】なお、上述した第1の実施形態、第2の実
施形態のいずれも、選択スイッチ29の操作に応じて選
択切換弁28を切換える構成にしてあるとともに、予備
用操作装置24の操作によって発生する予備用方向切換
弁11の制御用のパイロット圧に応じて、合流切換弁1
4及びバイパス開閉弁7を切換える構成にしてあるが、
本発明は、このように選択スイッチ29を設ける構成、
あるいは、予備用操作装置24の操作によって発生する
予備用方向切換弁11の制御用のパイロット圧に応じて
合流切換弁14及びバイパス開閉弁7を切換える構成に
限られない。
【0092】例えば、図示しないが、合流切換弁14及
びバイパス開閉弁7のそれぞれは上述の各実施形態と同
様に油圧パイロット式の弁から構成し、連動操作手段
は、パイロットポンプ等の所定の油圧源と、この所定の
油圧源から出力されたパイロット圧をシャトル弁を介在
させることなく、合流切換弁14を開位置に切換える圧
力信号として、同時にバイパス開閉弁7を閉位置に切換
える圧力信号として導くパイロット管路とを含むととも
に、選択切換手段が、所定の油圧源と合流切換弁14の
駆動部とを連絡するパイロット管路部分に介設され、上
述の所定の油圧源から出力されるパイロット圧を合流切
換弁14の駆動部に供給可能な第1の状態、供給不可能
な第2の状態のいずれかの状態に選択的に切換える電磁
弁から成る選択切換弁28と、予備用操作装置24の操
作を検出し、選択切換弁28を上述の第1の状態、第2
の状態のいずれかの状態に保つように選択的に作動させ
る電気信号を出力する操作検出手段とを含む構成にして
もよい。他の構成は、例えば前述した第1の実施形態と
同様なものとする。この構成は、本発明の請求項4に係
る発明に相応する。
【0093】このように構成したものでは、例えば操作
検出手段が予備用操作装置24の操作を検出したとき、
選択切換弁28を、所定の油圧源から出力されたパイロ
ット圧による合流切換弁14の開位置への切換え操作が
不可能となるように設定しておけば、予備用方向切換弁
11で制御されるアクチュエータを作動させようとして
予備用操作装置24を操作すると予備用方向切換弁11
が中立位置から切換えられる。このとき、上述のように
選択切換弁28により合流切換弁14が閉位置に保持さ
れている。したがって、第1油圧ポンプ1の圧油を合流
切換弁14、連絡管路13を介して予備用方向切換弁1
1の供給管路11aに供給することはできず、第2油圧
ポンプ2の圧油だけが予備用方向切換弁11に供給され
る。すなわち、予備用方向切換弁11で制御されるアク
チュエータに第2油圧ポンプ2の圧油だけが供給され、
当該アクチュエータを比較的遅い緩速度で作動させるこ
とができる。
【0094】この状態において、例えば第1油圧ポンプ
1に接続される第1切換弁グループ15aに属する方向
切換弁を切換えると、その方向切換弁を介して該当する
アクチュエータに第1の油圧ポンプ1の圧油が供給さ
れ、該当するアクチュエータと、予備用方向切換弁11
で制御されるアクチュエータとの複合操作を実施でき
る。
【0095】また、例えば操作検出手段が予備用操作装
置24の操作を検出したとき、選択切換弁28を、所定
の油圧源から出力されたパイロット圧による合流切換弁
11の開位置への切換え操作が可能となるように設定し
ておけば、予備用方向切換弁11で制御されるアクチュ
エータを作動させようとして予備用操作装置24を操作
すると予備用方向切換弁11が中立位置から切換えられ
る。このとき同時に、予備用操作装置24が操作された
ことが操作検出手段で検出され、所定の油圧源から出力
されたパイロット圧が選択切換弁28、パイロット管路
27を経て合流切換弁14の駆動部及びバイパス開閉弁
7の駆動部に与えられ、合流切換弁14が開位置に、バ
イパス開閉弁7が閉位置にそれぞれ切換えられる。これ
により第1油圧ポンプ1の圧油が合流切換弁14、連絡
管路13を介して予備用方向切換弁11の供給管路11
aに導かれる。すなわち、第1油圧ポンプ1の圧油、第
2油圧ポンプ2の圧油の双方が予備用方向切換弁11に
供給され、さらにこの予備用方向切換弁11で制御され
るアクチュエータに供給される。したがって、予備用方
向切換弁11で制御されるアクチュエータを上述の作動
速度よりも速い急速度で作動させることができる。
【0096】このように構成したものにあっても、予備
用方向切換弁11で制御されるアクチュエータの作動速
度の最大値を第2油圧ポンプ2の圧油のみの供給による
緩速度と、第1油圧ポンプ1の圧油と第2油圧ポンプ2
の圧油の合流による急速度のいずれかに選択的に変更す
ることができ、前述した第1の実施形態と同様の効果を
得ることができる。
【0097】図5,6,7は本発明の請求項8,9,1
0に相当する第3の実施形態を示す説明図で、図5は本
発明の第3の実施形態の構成を示す油圧回路図、図6は
図5に示す第3の実施形態に備えられるパイロット操作
装置を示す図、図7は図5に示す第3の実施形態に備え
られるコントローラの構成を示す図である。
【0098】この第3の実施形態では、合流切換弁14
を開位置に、バイパス開閉弁7を閉位置に切換え可能な
連動操作手段を構成するシャトル弁26に接続されるパ
イロット管路27に分岐管路部分27aを設け、この分
岐管路部分27aに、上述の連動操作手段による合流切
換弁14の開位置への切換え操作が可能な状態と、不可
能な状態とのいずれかの状態に、選択的に切換える選択
切換手段を構成する例えば電磁弁から成る選択切換弁2
8aを配置してある。
【0099】そして特に、この第3の実施形態では、予
備用操作装置24による予備用方向切換弁11の切換え
操作とともに、第1油圧ポンプ1に連絡される第1切換
弁グループ15aに含まれ、予備用方向切換弁11で制
御されるアクチュエータの負荷圧よりも大きい負荷圧と
なり得るアクチュエータ、例えば図示しないブームシリ
ンダの駆動を制御する第1ブーム用方向切換弁5が操作
されたとき、あるいは図示しないアームシリンダの駆動
を制御する第2アーム用方向切換弁6が操作されたと
き、あるいは図示しない走行右モータの駆動を制御する
走行右用方向切換弁3が操作されたときに、合流切換弁
14の開口面積が全開状態の開口面積に比べて所定の小
さな開口面積となるように、当該合流切換弁14の駆動
を制御する開口面積制御手段を備えた構成にしてある。
【0100】この開口面積制御手段は、例えば上述した
第1ブーム用方向切換弁5、あるいは第2アーム用方向
切換弁6、あるいは走行右用方向切換弁3の操作を検出
し、電気信号を出力する特定用操作検出手段と、これら
の特定用操作検出手段から出力される上述の電気信号に
基づいて所定の演算をおこない、その結果に相応した制
御信号を選択切換弁28aを駆動する信号として出力す
るコントローラ40とを含む構成にしてある。
【0101】上述した特定用操作検出手段は、例えば図
示しないアームシリンダを伸長させるようにアーム用操
作装置22を操作したときのパイロット圧、すなわちア
ームダンプパイロット圧Paを検出し、コントローラ4
0に電気信号として出力する第1圧力センサ50と、図
示しないブームシリンダを伸長させるようにブーム用操
作装置21を操作したときのパイロット圧、すなわちブ
ーム上げパイロット圧Pbを検出し、コントローラ40
に電気信号として出力する第2圧力センサ51と、図示
しない走行右モータを駆動させるように走行右用操作装
置18を操作したときのパイロット圧、すなわち走行右
パイロット圧Ptを検出し、コントローラ40に電気信
号として出力する第3圧力センサ52とを含む構成にな
っている。
【0102】また、上述したコントローラ40は、図7
に示すように、前述した第1圧力センサ50から出力さ
れる電気信号の値、すなわちアームダンプパイロット圧
Paの増加に応じて次第に小さな値となる目標値Aaを
発生させるアームダンプ用関数発生部41と、前述した
第2圧力センサ51から出力される電気信号の値、すな
わちブーム上げパイロット圧Pbの増加に応じて次第に
小さな値となる目標値Abを発生させるブーム上げ用関
数発生部42と、前述した第3圧力センサ52から出力
される電気信号の値、すなわち走行右パイロット圧Pt
の増加に応じて次第に小さな値となる目標値Atを発生
させる走行右用関数発生部43と、これらの関数発生部
41,42,43から出力される目標値Aa,Ab,A
tのうちの最小値を最小目標値Amとして選択し、出力
する最小目標値選択部44と、この最小目標値選択部4
4から出力される最小目標値Amの減少に応じて次第に
大きな値となる入力電流i、すなわち選択切換弁28a
の駆動を制御する制御信号を発生させる制御信号発生部
45とを含む構成にしてある。
【0103】その他の基本的な構成は、上述した図1に
示す第1の実施形態におけるのと同等である。
【0104】このように構成した第3の実施形態の動作
は以下のとおりである。
【0105】図5に示すように、入力電流iすなわち制
御信号が選択切換弁28aの駆動部に与えられていない
状態では、この選択切換弁28aは図1の下段の切換え
位置である開位置に保たれる。このときは、パイロット
管路27の分岐管路部分27aが連通する。すなわち、
シャトル弁26と、合流切換弁14の駆動部とが接続す
る。したがって、予備用操作装置24から出力されたパ
イロット圧による合流切換弁14の同図1の上段の切換
え位置である開位置への切換え操作が可能となる。
【0106】この状態において、予備用方向切換弁11
で制御されるアクチュエータを作動させようとして予備
用操作装置24を操作すると、この予備用操作装置24
から出力されるパイロット圧が制御管路24aあるいは
25bに導かれ、予備用方向切換弁11が中立位置から
切換えられる。このとき、上述のパイロット圧がシャト
ル弁26から取り出され、パイロット管路27の分岐管
路部分27aに導かれ、選択切換弁28から出力圧Pr
として合流切換弁14の駆動部に与えられる。これによ
り合流切換弁14は図5の上段の切換え位置である開位
置に切換えられる。また、パイロット管路27に導かれ
るパイロット圧によりバイパス開閉弁7は閉位置に切換
えられる。したがって、第1油圧ポンプ1の圧油が合流
切換弁14、連絡管路13を介して予備用方向切換弁1
1の供給管路11aに導かれる。すなわち、第1油圧ポ
ンプ1の圧油、第2油圧ポンプ2の圧油の双方が予備用
方向切換弁11に供給され、さらにこの予備用方向切換
弁11で制御されるアクチュエータに供給される。した
がって、予備用方向切換弁11で制御されるアクチュエ
ータを2つの油圧ポンプ1,2の圧油によって速い速度
で作動させることができる。
【0107】このように予備用操作装置24が操作され
ているときに、あるいは予備用操作装置24の操作とほ
とんど同時に、アーム用操作装置22、ブーム用操作装
置21、走行右用操作装置18のうちのいずれかが操作
されると、該当する操作に伴って発生するパイロット圧
が第1圧力センサ50、第2圧力センサ51、第3圧力
センサ52のいずれかで検出され、該当する電気信号が
図7で示すコントローラ40のアームダンプ用関数発生
部41、ブーム上げ用関数発生部42、走行右用関数発
生部43のいずれか該当するものに入力される。操作装
置22,21,18の該当するものの操作量が大きいと
きは、検出されるアームダンプパイロット圧Pa、ブー
ムダンプパイロット圧Pb、走行右パイロット圧Ptの
値が大きくなり、これに伴って目標値Aa,Ab,At
のうちの該当するものの値が小さくなる。この小さな値
の目標値Aa,Ab,Atのうちの該当するものが最小
目標値選択部44に入力され、この最小目標値選択部4
4で最小目標値Amとして選択され、制御信号発生部4
5に入力される。このときの最小目標値Amは比較的小
さく、これに伴って、入力電流iは大きな値となる。そ
の大きな値の入力電流ニがこのコントローラ40から制
御信号として選択切換弁28aの駆動部に与えられる。
これにより、選択切換弁28aは制御信号すなわち入力
信号iの値に相応して図5の上段の切換え位置方向、つ
まり閉位置方向に切換えられ、分岐管路部分27aは開
口面積が小さくなる絞られた状態に至る。したがって、
シャトル弁26、パイロット管路27、分岐管路部分2
7aに導かれ選択切換弁28aから出力される出力圧P
rは比較的小さな値となり、これに応じて、合流切換弁
14はその開口面積を小さくするように駆動する。
【0108】図8は上述したコントローラ40から選択
切換弁28aの駆動部に与えられる入力電流iと、選択
切換弁28aから出力される出力圧Prとの関係を示し
ている。入力電流iの値が大きくなるに従って出力圧P
rが小さくなる関係となっている。また図9は、上述し
た出力圧Prと、合流切換弁14の開口面積Arとの関
係を示している。出力圧Prが小さくなるに従って、合
流切換弁14の開口面積Arが小さくなる関係となって
いる。
【0109】この状態にあっては、合流切換弁14部分
で絞られるので、連絡管路13、供給管路11aを介し
て予備用方向切換弁11に供給される第1油圧ポンプ1
の圧油は少量となるように変化する。したがって、第1
油圧ポンプ1の圧油のうちの十分な量を、第2アーム用
方向切換弁6、第1ブーム用方向切換弁5、走行右用方
向切換弁3のうちの該当するものに供給でき、負荷圧の
比較的小さい予備用方向切換弁11で制御されるアクチ
ュエータと、負荷圧の大きい図示しないアームシリン
ダ、ブームシリンダ、右走行用モータのうちの該当する
アクチュエータとの複合操作を良好に実施させることが
できる。
【0110】このように構成した第3の実施形態にあっ
ては、第2アーム用方向切換弁6、あるいは第1ブーム
用方向切換弁5、あるいは右走行用方向切換弁3から成
る特定の方向切換弁で制御されるアクチュエータ、すな
わち予備用方向切換弁11で制御されるアクチュエータ
の負荷圧に比べて大きな負荷圧となり得るアクチュエー
タを、予備用方向切換弁11で制御されるアクチュエー
タとともに駆動させることができ、これらのアクチュエ
ータの良好な複合操作を実現させることができて該当す
る作業の能率を向上させることができる。
【0111】また、このような特定の方向切換弁で制御
されるアクチュエータと、予備用方向切換弁11で制御
されるアクチュエータとの複合操作時には、予備用方向
切換弁11に供給される圧油は、主に第2油圧ポンプ2
から吐出される圧油であり、したがって予備用方向切換
弁11で制御されるアクチュエータの作動速度は比較的
緩やかである。しかし、予備用方向切換弁11で制御さ
れるアクチュエータの単独操作時には、予備用方向切換
弁11に第1油圧ポンプ1の圧油と第2油圧ポンプ2の
圧油の双方を供給することができ、これにより、予備用
方向切換弁11で制御されるアクチュエータを速い速度
で作動させることができる。このように、この第3の実
施形態にあっても、予備用方向切換弁11で制御される
アクチュエータの作動速度の最大値を変更することがで
き、特に、予備用方向切換弁11で制御されるアクチュ
エータの単独操作時には、当該アクチュエータを介して
おこなわれる作業を能率よくおこなうことができる。
【0112】
【発明の効果】以上のように構成したことにより、本発
明の請求項1〜7に係る発明によれば、予備用方向切換
弁で制御されるアクチュエータの作動速度の最大値を変
更することができ、当該アクチュエータを緩速度と急速
度の二速等によって制御することができ、急速度にした
場合には、当該アクチュエータの作動を介して実施され
るアタッチメント等による作業の能率を向上させること
ができる。また、第1油圧ポンプと予備用方向切換弁と
を接続する連絡管路の長さを短くすることができ、この
連絡管路における圧損を抑制でき、予備用方向切換弁で
制御されるアクチュエータを高い精度で制御することが
できる。また、連絡管路に供給される油の漏れを防ぐこ
とができ、回路の油量不足の発生を抑制し、このような
油の漏れによる周辺機器の汚染を防止することができ
る。また、連絡管路に伴う配管接続作業を不要とするこ
とができることから、当該油圧駆動装置の組立作業の煩
雑化を抑え、この組立作業の能率を向上させることがで
きる。
【0113】また特に、請求項5に係る発明によれば、
第1油圧ポンプ、第2油圧ポンプの圧油の双方が予備用
方向切換弁に供給されている状態等において、所定の方
向切換弁操作装置が操作されると、合流切換弁制御手段
が作動して、第1油圧ポンプの圧油が所定の方向切換弁
に供給され、第2油圧ポンプ2の圧油が予備用方向切換
弁に供給され、所定の方向切換弁で制御されるアクチュ
エータと、予備用方向切換弁で制御されるアクチュエー
タとの複合操作に自動的に移行でき、優れた操作性が得
られる。
【0114】さらに、請求項7に係る発明によれば、第
1シャトル弁と第2シャトル弁を1つのハウジングを形
成するシャトルブロックに内蔵させた構成にしてあるこ
とから、シャトル弁群の集約化を図ることができ、装置
全体のコンパクト化を実現できる。
【0115】また、本発明の請求項8〜10に係る発明
にあっても、予備用方向切換弁で制御されるアクチュエ
ータの作動速度の最大値を変更することができ、これに
より当該アクチュエータを比較的速い速度で駆動するこ
とができ、このように速い速度で駆動した場合には、当
該アクチュエータの作動を介して実施されるアタッチメ
ント等による作業の能率を向上させることができる。ま
た、予備用方向切換弁で制御されるアクチュエータと、
予備用方向切換弁が含まれない切換弁グループに属する
特定の方向切換弁によって制御されるアクチュエータで
あって、予備用方向切換弁で制御されるアクチュエータ
の負荷圧よりも大きい負荷圧となり得るアクチュエータ
との良好な複合操作を実現させることができ、これらの
アクチュエータの作動を介しておこなわれる作業を能率
良く実施させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の土木・建設機械の油圧駆動装置の第1
の実施形態の構成を示す油圧回路図である。
【図2】図1に示す第1の実施形態に備えられるパイロ
ット操作装置を示す図である。
【図3】本発明の第2の実施形態の構成を示す油圧回路
図である。
【図4】図3に示す第2の実施形態に備えられるシャト
ルブロックを示す図である。
【図5】本発明の第3の実施形態の構成を示す油圧回路
図である。
【図6】図5に示す第3の実施形態に備えられるパイロ
ット操作装置を示す図である。
【図7】図5に示す第3の実施形態に備えられるコント
ローラの構成を示す図である。
【図8】図5に示す第3の実施形態に備えられる選択切
換弁の出力圧特性を示す図である。
【図9】図5に示す第3の実施形態に備えられる合流切
換弁の開口面積に係る特性を示す図である。
【符号の説明】
1 第1油圧ポンプ 2 第2油圧ポンプ 3 走行右用方向切換弁〔特定の方向切換弁〕 4 バケット用方向切換弁(所定の方向切換弁) 5 第1ブーム用方向切換弁(所定の方向切換弁)
〔特定の方向切換弁〕 6 第2アーム用方向切換弁(所定の方向切換弁)
〔特定の方向切換弁〕 7 バイパス開閉弁 8 旋回用方向切換弁 9 第1アーム用方向切換弁 10 第2ブーム用方向切換弁 11 予備用方向切換弁 11a 供給管路 12 走行左用方向切換弁 13 連絡管路 14 合流切換弁 15 ハウジング 15a 第1切換弁グループ 15b 第2切換弁グループ 16 パイロットポンプ 17 パイロットリリーフ弁 18 走行右用操作装置 19 走行左用操作装置 20 バケット用操作装置(所定の方向切換弁操作装
置) 21 ブーム用操作装置(所定の方向切換弁操作装
置) 22 アーム用操作装置(所定の方向切換弁操作装
置) 23 旋回用操作装置 24 予備用操作装置 25a 制御管路 25b 制御管路 26 シャトル弁(第1シャトル弁)(連動操作手
段) 27 パイロット管路(第1パイロット管路)〔連動
操作手段〕 27a 分岐管路部分 28 選択切換弁(選択切換手段) 28a 選択切換弁(選択切換手段) 29 選択スイッチ(選択切換手段) 30 シャトルブロック 31 第2パイロット管路(合流切換弁制御手段) 32 シャトル弁 33 第2シャトル弁(合流切換弁制御手段) 34 第2シャトル弁(合流切換弁制御手段) 35 第2シャトル弁(合流切換弁制御手段) 36 第2シャトル弁(合流切換弁制御手段) 37 第2シャトル弁(合流切換弁制御手段) 38 第2シャトル弁(合流切換弁制御手段) 40 コントローラ(開口面積制御手段) 41 アームダンプ用関数発生部 42 ブーム上げ用関数発生部 43 走行右用関数発生部 44 最小目標値選択部 45 制御信号発生部 50 第1圧力センサ(特定用操作検出手段) 51 第2圧力センサ(特定用操作検出手段) 52 第3圧力センサ(特定用操作検出手段) Pa アームダンプパイロット圧 Pb ブーム上げパイロット圧 Pt 走行右用パイロット圧 Aa 目標値 Ab 目標値 At 目標値 Am 最小目標値 i 入力電流(制御信号) Pr 出力圧 Ar 開口面積
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉山 玄六 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 石川 広二 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 西村 正雄 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 (72)発明者 中村 剛志 茨城県土浦市神立町650番地 日立建機株 式会社土浦工場内 Fターム(参考) 2D003 AA01 BA01 BA02 CA04 CA09 DA03 DA04 DB02 3H089 AA60 BB15 BB17 CC01 CC08 CC11 DA02 DA06 DB03 DB33 DB44 DB47 DB48 DB49 EE14 EE17 EE31 FF09 GG02 JJ01

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1油圧ポンプ及び第2油圧ポンプと、
    上記第1油圧ポンプに接続され、最下流にバイパス通路
    を連通、遮断のいずれかに選択的に保つ開位置及び閉位
    置を有するバイパス開閉弁を備えるとともに、複数の方
    向切換弁を含む第1切換弁グループと、上記第2油圧ポ
    ンプに接続され、予備用方向切換弁を含む複数の方向切
    換弁から成る第2切換弁グループとを備えた土木・建設
    機械の油圧駆動装置において、 上記第1切換弁グループの最上流と上記予備用方向切換
    弁の供給管路とを連絡する連絡管路と、 この連絡管路を連通、遮断のいずれかに選択的に保つ開
    位置及び閉位置を有する合流切換弁と、 上記予備用方向切換弁を切換え操作する予備用操作装置
    の当該切換え操作に連動させて、上記合流切換弁を上記
    開位置に切換え、上記バイパス開閉弁を上記閉位置に切
    換える操作が可能な連動操作手段と、 この連動操作手段による上記合流切換弁の開位置への切
    換え操作が可能な状態と、不可能な状態とのいずれかの
    状態に選択的に切換える選択切換手段とを備えるととも
    に、 上記第1切換弁グループ、上記第2切換弁グループ、上
    記連絡管路、及び合流切換弁を1つのハウジング内に設
    けたことを特徴とする土木・建設機械の油圧駆動装置。
  2. 【請求項2】 上記予備用方向切換弁が油圧パイロット
    式の弁から成り、上記予備用操作装置が、上記予備用方
    向切換弁を切換えるパイロット圧を出力するパイロット
    操作装置から成り、上記合流切換弁及び上記バイパス開
    閉弁のそれぞれが油圧パイロット式の弁から成るととも
    に、 上記連動操作手段が、 上記予備用操作装置から出力されたパイロット圧を検出
    して、上記合流切換弁を上記開位置に、上記パイパス開
    閉弁を上記閉位置に切換える圧力信号として出力可能な
    シャトル弁と、このシャトル弁と上記合流切換弁、上記
    バイパス開閉弁それぞれの駆動部とを連絡するパイロッ
    ト管路とを含み、 上記選択切換手段が、 上記シャトル弁と上記合流切換弁の駆動部とを連絡する
    上記パイロット管路部分に介設され、上記シャトル弁か
    ら出力されるパイロット圧を上記合流切換弁の駆動部に
    供給可能な第1の状態、供給不可能な第2の状態のいず
    れかの状態に選択的に切換える選択切換弁を含むことを
    特徴とする請求項1記載の土木・建設機械の油圧駆動装
    置。
  3. 【請求項3】 上記選択切換弁が電磁弁から成るととも
    に、 上記選択切換手段が、上記選択切換弁を上記第1の状
    態、上記第2の状態のいずれかの状態に保つように選択
    的に作動させる電気信号を出力する選択スイッチを含む
    ことを特徴とする請求項2記載の土木・建設機械の油圧
    駆動装置。
  4. 【請求項4】 上記合流切換弁及び上記バイパス開閉弁
    のそれぞれが油圧パイロット式の弁から成るとともに、 上記連動操作手段が、 所定の油圧源と、この所定の油圧源から出力されたパイ
    ロット圧を、上記合流切換弁を上記開位置に切換える圧
    力信号として、同時に上記バイパス開閉弁を上記閉位置
    に切換える圧力信号として導くパイロット管路とを含
    み、 上記選択切換手段が、 上記所定の油圧源と上記合流切換弁の駆動部とを連絡す
    る上記パイロット管路部分に介設され、上記所定の油圧
    源から出力されるパイロット圧を上記合流切換弁の駆動
    部に供給可能な第1の状態、供給不可能な第2の状態の
    いずれかの状態に選択的に切換える電磁弁から成る選択
    切換弁と、 上記予備用操作装置の操作を検出し、上記選択切換弁を
    上記第1の状態、上記第2の状態のいずれかの状態に保
    つように選択的に作動させる電気信号を出力する操作検
    出手段とを含むことを特徴とする請求項1記載の土木・
    建設機械の油圧駆動装置。
  5. 【請求項5】 上記第1切換弁グループに含まれる所定
    の方向切換弁の操作に伴って、上記合流切換弁を上記閉
    位置に切換えるように制御する合流切換弁制御手段を設
    けたことを特徴とする請求項1記載の土木・建設機械の
    油圧駆動装置。
  6. 【請求項6】 上記所定の方向切換弁が油圧パイロット
    式の弁から成り、上記所定の方向切換弁を切換え操作す
    る所定の方向切換弁操作装置が、パイロット圧を出力す
    るパイロット操作装置から成り、上記予備用方向切換弁
    が油圧パイロット式の弁から成り、上記予備用操作装置
    が上記予備用方向切換弁を切換えるパイロット圧を出力
    するパイロット操作装置から成り、上記合流切換弁及び
    バイパス開閉弁のそれぞれが油圧パイロット式の弁から
    成るとともに、 上記連動操作手段が、 上記予備用操作装置から出力されたパイロット圧を検出
    して、上記合流切換弁を開位置に、上記バイパス開閉弁
    を上記閉位置に切換える圧力信号として出力可能な第1
    シャトル弁と、この第1シャトル弁と上記合流切換弁、
    上記バイパス開閉弁それぞれの駆動部とを連絡する第1
    パイロット管路とを含み、 上記選択切換手段が、 上記第1シャトル弁と上記合流切換弁の駆動部とを連絡
    する上記第1パイロット管路部分に介設され、上記第1
    シャトル弁から出力されるパイロット圧を上記合流切換
    弁の駆動部に供給可能な第1の状態、供給不可能な第2
    の状態のいずれかの状態に選択的に切換える選択切換弁
    を含み、 上記合流切換弁制御手段が、 上記所定の方向切換弁操作装置から出力されたパイロッ
    ト圧を検出して、上記合流切換弁を切換え制御する制御
    信号として出力する第2シャトル弁と、この第2シャト
    ル弁と上記合流切換弁を閉位置に切換える当該合流切換
    弁の駆動部とを連絡する第2パイロット管路を含むこと
    を特徴とする請求項5記載の土木・建設機械の油圧駆動
    装置。
  7. 【請求項7】 上記第1シャトル弁、上記第2シャトル
    弁を1つのハウジングから成るシャトルブロックに内蔵
    させたことを特徴とする請求項6記載の土木・建設機械
    の油圧駆動装置。
  8. 【請求項8】 第1油圧ポンプ及び第2油圧ポンプと、
    上記第1油圧ポンプに接続され、最下流にバイパス通路
    を連通、遮断のいずれかに選択的に保つ開位置及び閉位
    置を有するバイパス開閉弁を備えるとともに、複数の方
    向切換弁を含む第1切換弁グループと、上記第2油圧ポ
    ンプに接続され、予備用方向切換弁を含む複数の方向切
    換弁から成る第2切換弁グループとを備えた土木・建設
    機械の油圧駆動装置において、 上記第1切換弁グループの最上流と上記予備用方向切換
    弁の供給管路とを連絡する連絡管路と、 この連絡管路を連通、遮断のいずれかに選択的に保つ開
    位置及び閉位置を有する合流切換弁と、 上記予備用方向切換弁を切換え操作する予備用操作装置
    の当該切換え操作に連動させて、上記合流切換弁を上記
    開位置に切換え、上記バイパス開閉弁を上記閉位置に切
    換える操作が可能な連動操作手段と、 この連動操作手段による上記合流切換弁の開位置への切
    換え操作が可能な状態と、不可能な状態とのいずれかの
    状態に、選択的に切換える選択切換手段とを備え、 上記予備用操作装置による上記予備用方向切換弁の切換
    え操作とともに、上記第1切換弁グループに含まれ、上
    記予備用方向切換弁で制御されるアクチュエータの負荷
    圧よりも大きい負荷圧となり得るアクチュエータの駆動
    を制御する特定の方向切換弁が操作されたとき、上記合
    流切換弁の開口面積が所定の小さな開口面積となるよう
    に当該合流切換弁の駆動を制御する開口面積制御手段を
    備えたことを特徴とする土木・建設機械の油圧駆動装
    置。
  9. 【請求項9】 上記予備用方向切換弁が油圧パイロット
    式の弁から成り、上記予備用操作装置が、上記予備用方
    向切換弁を切換えるパイロット圧を出力するパイロット
    操作装置から成り、上記合流切換弁及び上記バイパス開
    閉弁のそれぞれが油圧パイロット式の弁から成るととも
    に、 上記連動操作手段が、 上記予備用操作装置から出力されたパイロット圧を検出
    して、上記合流切換弁を上記開位置に、上記パイパス開
    閉弁を上記閉位置に切換える圧力信号として出力可能な
    シャトル弁と、このシャトル弁と上記合流切換弁、上記
    バイパス開閉弁それぞれの駆動部とを連絡するパイロッ
    ト管路とを含み、 上記選択切換手段が、 上記シャトル弁と上記合流切換弁の駆動部とを連絡する
    上記パイロット管路部分に介設され、上記シャトル弁か
    ら出力されるパイロット圧を上記合流切換弁の駆動部に
    供給可能な第1の状態、供給不可能な第2の状態のいず
    れかの状態に選択的に切換える選択切換弁を含むことを
    特徴とする請求項8記載の土木・建設機械の油圧駆動装
    置。
  10. 【請求項10】 上記選択切換弁が電磁弁から成るとと
    もに、 上記開口面積制御手段が、 上記第1切換弁グループに含まれる上記特定の方向切換
    弁の操作を検出し、電気信号を出力する特定用操作検出
    手段と、 この特定用操作検出手段から出力される上記電気信号に
    基づいて所定の演算をおこない、その演算結果に相応し
    た制御信号を上記選択切換弁を駆動する信号として出力
    するコントローラとを含むことを特徴とする請求項9記
    載の土木・建設機械の油圧駆動装置。
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