JP2000271721A - ダイカスト金型 - Google Patents

ダイカスト金型

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピン1本に押出しとリターンの機能を持た
せ、固定入子内部のスペース確保の可能なダイカスト金
型を提供する。 【解決手段】 押出しピン先端24tの一部に可動入子
23jが当たるようにしたので、押出しピン24は、型
締め時に押出しピン24をキャビティの壁面の位置まで
戻すリターンピンとしての働きをする。鋳造後の型開き
時には、押出しピン先端24tの他の部分に鋳造製品2
5が当るようにしたので、固定入子22jに張り付こう
としていた鋳造製品25を押出すことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、型開き時に鋳造製
品をキャビティの壁面から押出すための押出しピンと、
型締め時にその押出しピンをキャビティの壁面まで戻す
リターンピンを備えたダイカスト金型に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の技術が特開平7−164127号
公報に開示されている。その構造を図6に基づき説明す
る。ダイカスト金型20は、固定入子22jが装着され
た固定主型22と、可動入子23jが装着された可動主
型23を備えている。可動入子23jおよび可動主型2
3が固定入子22jおよび固定主型22の方に移動して
型締めが行われると、ダイカスト金型20の内部にキャ
ビティ30が形成される。そして、固定主型22に設け
られたスリーブ26から溶湯が(図示されていない)溶
湯通路を通ってキャビティ30に注入される。
【0003】固定主型22の内部の固定入子22jの近
傍には、空室32が設けられている。この空室32に
は、押出し専用ピン24pと鋳抜きピン24nが取り付
けられたピン受け42が収納されている。ここで、押出
し専用ピン24pは、型開き時、貫通孔31を通って固
定入子22jから鋳造製品を押出すためのピンであり、
鋳抜きピン24nは、鋳造製品に貫通孔を成形するため
のピンである。空室32は、プレート21により蓋をさ
れており、そのプレート21とピン受け42との間に
は、ピン受け42をプレート21から離す方向に付勢さ
れたばね材24bが装着されている。押出し棒27は、
可動主型23および可動入子23j内に装着されてお
り、型開き時、可動入子23jに張り付いた鋳造製品を
突き離す棒である。
【0004】次に、従来の技術の動作を説明する。型締
めが始まると、可動主型23が固定主型22に接近す
る。可動入子23jのキャビティ30の壁面に当たって
いる鋳抜きピン24nは、ばね材24bの弾性力(ばね
反力)に抗して、固定主型22の方向に移動する。型締
めが終了し、可動入子23jが固定入子22jに当接す
ると、鋳抜きピン24nの移動は終了する。その結果、
鋳抜きピン24nは、固定入子22jのキャビティ30
の壁面まで戻され停止する。このとき、鋳抜きピン24
nとピン受け42を介して連結されている押出し専用ピ
ン24pも同じストロークだけ固定主型22の方向に移
動し、固定入子22jのキャビティ30の壁面と同一面
の位置まで戻って停止する。すなわち、鋳抜きピン24
nは型締め時に押出し専用ピン24pをキャビティ30
の壁面の位置まで戻すリターンピンとしての働きをす
る。
【0005】次に、溶湯がスリーブ26、(図示のな
い)溶湯通路を通ってキャビティ30に圧入され鋳造が
行われる。鋳造後の型開き時に、可動主型23が固定主
型22から離れると、可動入子23jのキャビティ30
の壁面に押圧させられていた鋳抜きピン24nは、ばね
材24bの弾性力を受け、所定長さだけ可動入子23j
のキャビティ30の壁面に当接しながら固定主型23の
方向に向かって移動する。このとき、ピン受け42を介
して鋳抜きピン24nに連結されている押出し専用ピン
24pも前記所定長さだけ可動入子23jの方向に移動
する。これによって、押出し専用ピン24pは、固定入
子22jのキャビティ30の壁面から突出し、固定入子
22jに張り付こうとしていた鋳造製品を突き離す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記の従来
の技術によれば、型開き時に鋳造製品を固定入子22j
のキャビティの壁面から押出す押出し専用ピンとは別
に、型締め時にその押出し専用ピンの先端を固定入子2
2jのキャビティの壁面の位置まで戻すリターンピンの
機能を果たすピン(上記の従来の技術の場合は、鋳抜き
ピンが該当する)が必要である。その結果、2つのピン
を収容するためのスペースが必要になり、金型が大きく
なるという問題がある。
【0007】本発明は、上記の問題を解決するため、押
出しピンの先端が鋳造製品と可動入子の両方に当たるよ
う構成された押出しピンを備えたダイカスト金型を提供
し、押出しピンにリターンピンの機能を兼備させるよう
にしたことを目的にしたものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、型開き時に鋳造製品をキャビ
ティの壁面から押出す押出しピンを備えたダイカスト金
型において、押出しピン先端が鋳造製品と可動入子の両
方に当たるよう構成された押出しピンを備えたダイカス
ト金型である。
【0009】さらに前述の目的を達成するために、請求
項2の発明は、請求項1のダイカスト金型において、前
記押出しピンが弾性体の弾性力により前記鋳造製品の方
向に押圧されるよう構成されたダイカスト金型である。
【0010】さらに前述の目的を達成するために、請求
項3の発明は、請求項1のダイカスト金型において、前
記押出しピンが油圧により前記鋳造製品の方向に押圧さ
れるよう構成されたダイカスト金型である。
【0011】さらに前述の目的を達成するために、請求
項4の発明は、請求項1のダイカスト金型において、前
記押出しピンが空気圧により前記鋳造製品の方向に押圧
されるよう構成されたダイカスト金型である。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の第1実施形態を図に基づ
き説明する。図1に示すように、本実施形態のダイカス
ト金型20は、固定入子22jが装着された固定主型2
2と、可動入子23jが装着された可動主型23を備え
ている。可動入子23jおよび可動主型23が固定入子
22jおよび固定主型22の方に移動して型締めが行わ
れると、ダイカスト金型20の内部にキャビティ30が
形成される。そして、固定主型22に設けられたスリー
ブ26から溶湯が(図示されていない)溶湯通路を通っ
てキャビティ30に注入される。鋳造後の型開き時に、
凝固収縮により固定入子22jに張り付こうとする鋳造
製品25を押出すための押出しピン24が固定入子22
jの内部に装着されている。
【0013】型開き後、可動入子23jに張り付いた鋳
造製品を突き離すための従来の押出し棒27が可動主型
23および可動入子23j内に装着されている。
【0014】図2により押出しピン24および関連技術
について詳細に説明する。図2は、図1のダイカスト金
型の要部の拡大断面図である。固定入子22jの内部に
は、貫通孔31とこの貫通孔31に連通する空室32が
設けられている。貫通孔31とそれに連通する空室32
には、押出しピン24が嵌挿されている。押出しピン2
4は、貫通孔31に摺動自在に嵌挿されている棒状の押
出しピン頭部24hと、空室32の内面に摺動自在に嵌
挿されている円盤状の押出しピン胴部24bと、固定主
型22に接して空室32の蓋の役目をするプレート21
の内部の穴に摺動自在に嵌挿されている棒状の押出しピ
ン脚部24fとから構成されている。
【0015】押出しピン24は、押出しピン頭部24h
と、押出しピン胴部24bと、押出しピン脚部24fと
を一体なものとして成形してもよいし、一部が別体のも
のを1つに結合してもよい。
【0016】変形例として、押出しピン24は、押出し
ピン頭部24hと、押出しピン胴部24bから構成し、
一体なものとして成形してもよいし、各部が別体のもの
を1つに結合してもよい。
【0017】変形例として、押出しピン24を固定主型
22および固定入子22jの内部に装着してもよい。す
なわち、固定入子22jの内部には、貫通孔31が設け
られ、固定主型22には、貫通孔31に連通する空室3
2が設けられている。貫通孔31とそれに連通する空室
32には、押出しピン24が嵌挿されている。空室32
の蓋の役目をするプレート21が固定主型22に設けら
れている。
【0018】変形例として、貫通孔31、空室32また
はプレート21の各軸方向内面にブッシュを嵌入し、押
出しピン4が摩擦抵抗の少ない摺動ができるようにして
もよい。
【0019】押出しピン24は、押出しピン胴部24b
とプレート21との間に配置されたばね33の弾性力
(ばね反力)により、キャビティ30の方向(軸方向)
に押圧される。ばね33としては、皿ばね、コイルスプ
リング、ゴム材など弾性力を発生する弾性体であれば利
用することができる。
【0020】押出しピン頭部24hの押出しピン先端2
4tは、軸方向に直角な平坦面を有している。可動入子
23jが押出しピン先端24tに当たり押圧すると、押
出しピン先端24tは、固定入子22jのキャビティ3
0の壁面と同一平面まで移動し停止する。このとき、押
出しピン先端24tは、見掛け上、キャビティ30の壁
面の一部を構成する。図2は、この状況を説明したもの
で、押出しピン先端24tの一部(鋳造製品25が当た
っていない面)に、可動入子23jが押圧した場合の様
子を示す。このように、押出しピン先端24tの一部
に、可動入子23jが押圧すると、押出しピン24は、
ばね33の弾性力(ばね反力)に抗して軸方向に移動
し、前述の如く、押出しピン先端24tを固定入子22
jのキャビティ30の壁面と同一平面まで移動させ停止
させる。
【0021】図3を説明する。図3は、可動入子23j
が固定入子22jから離れてしまい、ばね33の弾性力
(ばね力)により押出しピン24が軸方向に移動し、そ
の結果、押出しピン先端24tの一部が鋳造製品25を
固定入子22jから押出した様子を示す。
【0022】図4は、図2の可動入子23jのないとき
のA視の図を示す。図4は、押出しピン先端24tが鋳
造製品25に当たる斜線部24t1と、可動入子23j
に当たる格子部24t2の両方を有している様子を示
す。押出しピン先端24tが鋳造製品25に当たる斜線
部24t1と、可動入子23jに当たる格子部24t2
の両方を有していればよく、それ以外の面を有していて
もよい。
【0023】押出しピン先端24tは、図4のように丸
型でもよいし、四角形などの多角形でもよい。押出しピ
ン先端24tは、固定入子22jのキャビティ30の壁
面と同一平面を構成するよう平坦な面であればよい。
【0024】本発明の実施形態の動作を説明する。図2
を参照して、型締め時を説明する。型締め時、可動主型
23および可動主型23に装着された可動入子23jが
固定主型22に向かって軸方向に移動すると、可動入子
23jに押出しピン先端24tの一部が当たるので、ば
ね33の弾性力(ばね力)に抗して押出しピン24を固
定主型22の方向に押し戻し、押出しピン先端24tが
固定入子22jのキャビティ30の壁面と同一平面のと
ころまで移動して停止する。この動作の結果、押出しピ
ン先端24tが停止した状態を図2に示す。このときの
押出しピン24は、型締め時に押出しピン24をキャビ
ティ30の壁面の位置まで戻すリターンピンとしての働
きをする。
【0025】(図1に示すように)溶湯がスリーブ2
6、(図示のない)溶湯通路を通ってキャビティ30に
圧入され鋳造が行われた後、型開きが行われる。図3に
示すように、型開き時に、可動主型23が固定主型22
から離れると、可動入子23jに押出しピン先端24t
の一部を押圧させられていた押出しピン24は、ばね3
3の弾性力(ばね力)を受け、所定長さだけ軸方向に向
かって移動する。このとき、押出しピン24は、固定入
子22jのキャビティ30の壁面から突出し、鋳造製品
25を押し、凝固収縮し固定入子22jに張り付こうと
していた鋳造製品25を押出すことができる。押出しピ
ン24が押出す鋳造製品の部位としては、鋳造製品の損
傷の少ないフランジ部が望ましい。
【0026】以上説明した実施形態のダイカスト金型
は、押出しピン24にリターンピンの機能を兼備させる
ようにしたので、押出しとリターンの2つの機能を1つ
のピンで遂行することができ、ピンおよびその付属品が
少なくなり、ダイカスト金型をコンパクトにすることが
できるという優れた効果を有する。また、スペース面で
余裕ができるので、ダイカスト金型内部の冷却装置の配
置設計が自由にできるという優れた効果を有する。
【0027】次に、図5により、本発明の変形例として
第2の実施形態を説明する。図1、図2と同様なところ
は説明を省略し、図1、図2の実施形態と異なるところ
を中心に説明する。押出しピン24は、押出しピン頭部
24hと、押出しピン胴部24bから構成されている。
シリンダ28は、押出しピン胴部24bを境にして、押
出しピン頭部24hのある方に左室35が形成されてお
り、反対側には右室36が形成されている。押出しピン
胴部24bには、左室35と右室36を連通する(図示
のない)オリフィスが設けられている。シリンダ28の
油圧が漏れないように、シリンダ28の周りの固定主型
22と固定入子22Jとの接合面にOリングが埋設され
ている。
【0028】右室36から油圧管が配管され、チェック
バルブ38、ポンプ37につながっている。さらに右室
36から別の油圧管が配管され、調圧弁39、チェック
バルブ40を介してタンク41につながっている。
【0029】以下に、上記の実施形態の動作を説明す
る。型締め時、(図示のない)可動主型23および可動
主型23に装着された(図示のない)可動入子23jが
固定主型22に向かって軸方向に移動すると、可動入子
23jに押出しピン先端24tの一部が当たるようにな
っている。可動入子23jが押出しピン先端24tの一
部に当たり、押出しピン24を軸方向に押圧すると、右
室36の油圧は所定圧以上で開弁する調圧弁39、チェ
ックバルブ40を介してタンク41にドレインし、押出
しピン24は固定主型22の方向に移動し、押出しピン
先端24tが固定入子22jのキャビティ30の壁面と
同一平面まで移動し停止する。このときの押出しピン2
4は、型締め時に押出しピン24をキャビティ30の壁
面の位置まで戻すリターンピンとしての働きをする。
【0030】次に、鋳造後の型開き時に、可動主型23
が固定主型22から離れる少し前から、ポンプ37の油
圧をチェックバルブ38を介して右室36にかける。油
圧が係った状態で、可動主型23が固定主型22から離
れると、可動入子23jに押出しピン先端24tの一部
を押圧させられていた押出しピン24は、所定長さだけ
軸方向に沿って可動主型23に向かって移動する。この
とき、押出しピン24は、固定入子22jのキャビティ
30の壁面から突出し、凝固収縮して固定入子22jに
張り付こうとしていた鋳造製品25を押出すことができ
る。
【0031】上記構成のダイカスト金型は、応答性がよ
いという優れた効果を有する。
【0032】図5に示す本発明の変形例として油圧制御
装置に代えて、空気圧制御装置を利用したものがある。
空気圧制御装置を利用した実施形態は、図5の油圧回路
の油圧機器をすべて空気圧機器に代えることにより実現
することができる。
【0033】上記のダイカスト金型は、安価であるとい
う優れた効果を有する。
【0034】
【発明の効果】前述の目的を達成するために、請求項1
の発明は、型開き時に鋳造製品をキャビティの壁面から
押出す押出しピンを備えたダイカスト金型において、押
出しピン先端が鋳造製品と可動入子の両方に当たるよう
構成された押出しピンを備えたダイカスト金型である。
【0035】このような構成のダイカスト金型は、押出
しピンにリターンピンの機能を兼備させるようにしたの
で、押出しとリターンの2つの機能を1つのピンで遂行
することができ、ピンおよびその付属品が少なくなり、
ダイカスト金型をコンパクトにすることができるという
優れた効果を有する。また、スペース面で余裕ができる
ので、ダイカスト金型内部の冷却装置の配置設計が自由
にできるという優れた効果を有する。
【0036】さらに前述の目的を達成するために、請求
項2の発明は、請求項1のダイカスト金型において、前
記押出しピンが弾性体の弾性力により前記鋳造製品の方
向に押圧されるよう構成されたダイカスト金型である。
【0037】このような構成のダイカスト金型は、上記
の効果に加えて、簡単でかつ実現性の高いダイカスト金
型を提供できるという優れた効果を有する。
【0038】さらに前述の目的を達成するために、請求
項3の発明は、請求項1のダイカスト金型において、前
記押出しピンが油圧により前記鋳造製品の方向に押圧さ
れるよう構成されたダイカスト金型である。
【0039】このような構成のダイカスト金型は、上記
の効果に加えて、応答性のよいダイカスト金型を提供で
きるという優れた効果を有する。
【0040】さらに前述の目的を達成するために、請求
項4の発明は、請求項1のダイカスト金型において、前
記押出しピンが空気圧により前記鋳造製品の方向に押圧
されるよう構成されたダイカスト金型である。
【0041】このような構成のダイカスト金型は、上記
の効果に加えて、安価なダイカスト金型を提供できると
いう優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態である型締め時のダイカ
スト金型の断面図を示す。
【図2】図1のダイカスト金型の要部の拡大断面図を示
す。
【図3】図1のダイカスト金型の要部の型開き時の拡大
断面図を示す。
【図4】図2のA視の図を示す。
【図5】本発明の第2実施形態のダイカスト金型の断面
図と油圧回路を示す。
【図6】従来の技術の型締め時のダイカスト金型の断面
図を示す。
【符号の説明】
20……ダイカスト金型、 21……プレート、 22……固定主型、 22j……固定入子、 23……可動主型、 23j……可動入子、 24……押出しピン、 24t……押出しピン先端、 24t1……押出しピン先端斜線部、 24t2……押出しピン先端格子部、 24h……押出しピン頭部、 24b……押出しピン胴部、 24f……押出しピン脚部、 24p……押出し専用ピン、 24n……鋳抜きピン、 25……鋳造製品、 26……スリーブ、 27……押出し棒、 28……シリンダ 30……キャビティ、 31……貫通孔、 32……空室、 33……ばね、 34……Oリング、 35……左室、 36……右室、 37……ポンプ、 38……チェックバルブ、 39……調圧弁、 40……チェックバルブ、 41……タンク、 42……ピン受け

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 型開き時に鋳造製品をキャビティの壁面
    から押出す押出しピンを備えたダイカスト金型におい
    て、押出しピン先端が前記鋳造製品と可動入子の両方に
    当たるよう構成された押出しピンを備えたダイカスト金
    型。
  2. 【請求項2】 請求項1のダイカスト金型において、前
    記押出しピンが弾性体の弾性力により前記鋳造製品の方
    向に押圧されるよう構成されたダイカスト金型。
  3. 【請求項3】 請求項1のダイカスト金型において、前
    記押出しピンが油圧により前記鋳造製品の方向に押圧さ
    れるよう構成されたダイカスト金型。
  4. 【請求項4】 請求項1のダイカスト金型において、前
    記押出しピンが空気圧により前記鋳造製品の方向に押圧
    されるよう構成されたダイカスト金型。
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