JP4071099B2 - 射出成形金型 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、射出成形金型に関し、詳しくは、成形品の裏面側にリブやボス等の突部を一体成形する射出成形金型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
射出成形金型により裏面側にリブやボス等の突部が一体成形される成形品においては、突部の冷却固化に伴なう収縮によって成形品の表面側にヒケが発生することがある。そこで、このようなヒケの発生を防止するため、従来一般には、リブやボス等の突部の肉厚を増大させる対策が施されている。
【0003】
なお、前述したヒケの発生を未然に防止する対策として、成形品の冷却固化時にリブやボス等の突部を押圧して圧縮する技術も知られている(例えば特許文献1および特許文献2参照)。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−293758号公報(段落番号18、図7)
【特許文献2】
特開平6−344402号公報(段落番号11、図2)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、特許文献1に記載の技術は、可動型(コアプレート)の本体およびプレートの内部にヒケ防止スライド機構を設けたものであるため、既存の射出成形金型に適用する場合には、コアプレートの大幅な改造が必要となる。
【0006】
一方、特許文献2に記載の技術は、成形品のボス部を押圧するために可動側型板(コアプレート)内に設けた駒やスリーブを成形品突き出し用のエジェクタシリンダにより押動するものであるため、エジェクタシリンダは、ボス部の押圧および成形品の突き出しのために1ショットで2回の動作が必要となり、既存の射出成形金型に適用する場合には、成形機側のエジェクタシリンダの制御回路を設計変更する必要がある。
【0007】
すなわち、特許文献1または2に記載の従来技術においては、コアプレートを大幅に改造し、あるいは成形機側のエジェクタシリンダの制御回路を設計変更する必要があり、既存の射出成形金型には容易に適用することができないという問題がある。
【0008】
そこで、本発明は、リブやボス等の突部の冷却固化に伴ない成形品の表面側に発生することのあるヒケを未然に防止することができる射出成形金型であって、既存の射出成形金型にも容易に適用できる射出成形金型を提供することを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る射出成形金型は、キャビティ面とコア面との間で射出成形される成形品の裏面側に突部を一体成形するための入子がコアプレートを貫通可能に組み込まれている射出成形金型であって、入子をキャビティプレート側へ押動して突部の突出端面を押圧する突部圧縮機構として、入子をキャビティプレート側へ押動可能にエジェクタプレートに組み込まれる押動レバーと、この押動レバーを介して入子をキャビティプレート側へ押動するようにエジェクタプレートの側面に固定されるシリンダ装置とを備えており、押動レバーは、基端部がエジェクタプレートの側面から突出してシリンダ装置に臨み、先端部がエジェクタプレートの内部に形成された収容溝内に配置されて入子に臨むようにエジェクタプレートに組み込まれていることを特徴とする。
【0010】
本発明に係る射出成形金型では、成形品の保圧後に突部圧縮機構の押動レバーが入子を押動して成形品の裏面側に突出するリブやボス等の突部の突出端面を押圧することにより、突部が予め圧縮されて突部の冷却固化に伴なう収縮が防止される。その結果、リブやボス等の突部の冷却固化に伴ない成形品の表面側に発生することのあるヒケが未然に防止される。
【0012】
また、本発明の射出成形金型においては、入子をキャビティプレート側へ押動可能にエジェクタプレートに組み込まれる押動レバーと、この押動レバーを介して入子をキャビティプレート側へ押動するようにエジェクタプレートの側面に固定されるシリンダ装置とにより、射出成形金型内においてコアプレートの外部に突部圧縮機構が構成されるため、成形機側を改造することなく既存の射出成形金型に対しても容易に突部圧縮機構を付加することができ、本発明の適用範囲を広げることができる。
【0013】
本発明の射出成形金型において、成形品の突部がボスである場合、入子は中ピンおよびその外に摺動自在に嵌合するスリーブピンで構成し、このスリーブピンを突部圧縮機構によりキャビティプレート側へ押動するように構成することができる。
【0014】
ここで、リブやボス等の突部の固化に伴ない成形品の表面側に発生することのあるヒケ量は、通常、3〜5μm程度であるため、本発明の射出成形金型における入子または入子を構成するスリーブピンの押動量は、3〜1000μmとするのが好ましく、30〜500μmとするのがより好ましい。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明に係る射出成形金型の実施の形態を説明する。参照する図面において、図1は一実施形態に係る射出成形金型の縦断面図、図2は図1に示した基端側エジェクタプレートに対する中ピンおよびスリーブピン押動ブロックの組付構造を示す分解斜視図、図3は図1に示した先端側エジェクタプレートに対するスリーブピンおよびスリーブピンストッパの組付構造を示す分解斜視図である。
【0016】
一実施形態に係る射出成形金型は、図1に示すように、固定側取付板1に固定されたキャビティプレート2のキャビティ面2Aと、可動側取付板3にスペーサブロック4を介して固定されたコアプレート5のコア面5Aとの間のキャビティ空間に溶融樹脂が射出される金型であり、溶融樹脂の通路を構成するスプルー2B、ランナ2Cおよびゲート5Bがキャビティプレート2からコアプレート5に跨って形成されている。
【0017】
また、キャビティ面2Aとコア面5Aとの間のキャビティ空間に射出成形された成形品Aを型開き時に突き出すためのエジェクタプレート6がスペーサブロック4に摺動自在に案内されて設けられている。このエジェクタプレート6には、図示しない成形機側のエジェクタシリンダ装置により伸縮駆動されるエジェクタロッド7の先端部が可動側取付板3を貫通して固定されている。
【0018】
そして、コアプレート5には、成形品Aの裏面側にボスBを一体成形するための入子として、中ピン8Aおよびスリーブピン8Bが貫通可能に組み込まれている。中ピン8Aは、その先端部でボスBの孔部を成形する入子であり、その基端部には大径の係合部8A1が形成されている。一方、スリーブピン8Bは、その先端面でボスBの突出端面を成形するように中ピン8Aの外周に嵌合される筒状の入子であり、その基端部には大径の係合部8B1が形成されている。
【0019】
ここで、一実施形態の射出成形金型においては、スリーブピン8Bをキャビティプレート2側へ押動して成形品AのボスBの突出端面を押圧するための突部押圧機構9が設けられている。この突部押圧機構9は、スリーブピン8Bの基端部の係合部8B1をキャビティプレート2側へ押動可能な押動部材としてエジェクタプレート6に組み込まれるスリーブピン押動ブロック10およびスリーブピンストッパ11と、スリーブピン押動ブロック10をキャビティプレート2側へ押動可能に可動側取付板3に固定されるシリンダ装置12とを備えて構成されている。
【0020】
スリーブピン押動ブロック10およびスリーブピンストッパ11を組み込むため、エジェクタプレート6は、ねじ止め等により相互に分離可能に接合された基端側エジェクタプレート6Aおよび先端側エジェクタプレート6Bで構成されている。そして、エジェクタロッド7の先端部が固定される基端側エジェクタプレート6Aには、図2に示すように、中ピン固定板13を介して中ピン8Aおよびスリーブピン押動ブロック10が組み付けられ、先端側エジェクタプレート6Bには、図3に示すように、スリーブピン8Bおよびスリーブピンストッパ11が組み付けられる。
【0021】
図2に示すように、中ピン固定板13は例えば長方形の厚板状を呈し、その中央部には、中ピン8Aを摺動自在に貫通させてその基端部の係合部8A1を係止する段付き孔13Aと、中ピン8Aの係合部8A1を固定する止プラグ14がねじ込まれるネジ孔13Bとが連続して形成されている。そして、段付き孔13Aに挿通された中ピン8Aは、ネジ孔13Bにねじ込まれた止プラグ14によって基端部の係合部8A1が中ピン固定板13の中央部に固定される(図1参照)。
【0022】
また、中ピン固定板13の段付き孔13Aの両側には、中ピン固定板13の短辺と平行に延びる長方形断面の一対の貫通孔13C,13Cが形成されている。これに対応して、スリーブピン押動ブロック10は、一対の貫通孔13C,13Cに摺動自在に挿通される一対の脚部10A,10Aが平板部10Bの片側に突出するコ字状ないし溝型状の断面形状に形成されており、平板部10Bの中央部には、中ピン8Aを摺動自在に貫通させる貫通孔10Cが形成されている。
【0023】
このようなスリーブピン押動ブロック10は、貫通孔10Cに中ピン8Aを挿通させた状態で一対の脚部10A,10Aが中ピン固定板13の一対の貫通孔13C,13Cに挿通される。そして、貫通孔13C,13Cから突出する一対の脚部10A,10Aの先端部に跨って抜止板10Dがねじ止め等により固定されることで、スリーブピン押動ブロック10は、中ピン8Aの軸方向に沿って若干移動できる状態で中ピン固定板13に組み付けられる(図1参照)。
【0024】
ここで、基端側エジェクタプレート6Aには、スリーブピン押動ブロック10を中ピン8Aに沿って移動自在に挿入させる角型の開口6A1が形成され、基端側エジェクタプレート6Aの基端面(図1のシリンダ装置12側に向く面)には、中ピン固定板13を嵌め込む凹部6A2が形成されている。そして、凹部6A2に嵌め込まれた中ピン固定板13は、ねじ止め等により基端側エジェクタプレート6Aに組み付けられ、この状態で開口6A1に挿入されたスリーブピン押動ブロック10の平板部10Bの表面は、基端側エジェクタプレート6Aの接合面(先端側エジェクタプレート6Bとの接合面)と略面一となっている。
【0025】
一方、図3に示すように、先端側エジェクタプレート6Bには、スリーブピン8Bを摺動自在に貫通させてその基端部の係合部8B1を係止可能な段付き孔6B1と、スリーブピン8Bの係合部8B1を押動するためのスリーブピンストッパ11がスリーブピン8Bの軸方向に沿って移動自在に嵌め込まれる凹部6B2とが連続して形成されている。この凹部6B2の深さDは、スリーブピンストッパ11の厚さTより30〜500μm程度大きく設定されている。
【0026】
スリーブピンストッパ11は、凹部6B2の形状に対応した例えば正方形の板状に形成されており、スリーブピン押動ブロック10の貫通孔10C(図2参照)に対面する部位には、中ピン8Aを摺動自在に貫通させる貫通孔11Aが形成されている。また、凹部6B2の底に対面するスリーブピンストッパ11の内面の4隅には、スリーブピンストッパ11を基端側エジェクタプレート6Aの接合面(先端側エジェクタプレート6Bとの接合面)に押圧するためのコイルスプリング15がそれぞれ植設されている。
【0027】
このようなスリーブピンストッパ11は、段付き孔6B1にスリーブピン8Bが挿通された先端側エジェクタプレート6Bの凹部6B2に嵌め込まれる。そして、スリーブピンストッパ11の貫通孔11Aおよびスリーブピン8B内に中ピン8Aを挿通させた状態で先端側エジェクタプレート6Bが基端側エジェクタプレート6Aにねじ止め等により接合され、この状態でスリーブピン8Bがコアプレート5の貫通孔5Cに挿通される(図1参照)。
【0028】
図1に示すように、シリンダ装置12は、取付板16を介して可動側取付板3に固定されており、そのプッシュロッド12Aがスリーブピン押動ブロック10の抜止板10Dに対面してこれを押動できるようになっている。このシリンダ装置12は、油圧駆動式のものでも、あるいは空気圧駆動式のものでもよい。
【0029】
以上のように構成された一実施形態の射出成形金型では、図1に示すようにキャビティプレート2とコアプレート5とが当接した型締状態において、スプルー2B、ランナ2Cおよびゲート5Bを経由してキャビティプレート2のキャビティ面2Aとコアプレート5のコア面5Aとの間のキャビティ空間に溶融樹脂が充填される。そして、充填された溶融樹脂の冷却固化により、裏面側にボスBが突出した成形品Aが一体成形される。
【0030】
ここで、一実施形態の射出成形金型においては、成形品Aの保圧後、突部押圧機構9がスリーブピン8Bを押動して成形品AのボスBの突出端面を押圧する。すなわち、シリンダ装置12のプッシュロッド12Aがスリーブピン押動ブロック10の抜止板10Dを押動し、スリーブピン押動ブロック10の平板部10Bがスリーブピンストッパ11を押動することにより、スリーブピンストッパ11が各コイルスプリング15に抗してスリーブピン8Bの係合部8B1を30〜500μm程度押動する。
【0031】
そして、図4の(a)に示すように、スリーブピン8Bの先端面がボスBの突出端面を30〜500μm程度のストロークで押圧することにより、ボスBが予め圧縮されてボスBの冷却固化に伴なう収縮が防止される。その結果、ボスBの冷却固化に伴ない成形品Aの表面側の意匠面に発生することのあるヒケが未然に防止される。
【0032】
なお、コアプレート5がキャビティプレート2から離間した型開状態において、図示しない成形機側のエジェクタシリンダ装置によりエジェクタロッド7がエジェクタプレート6をキャビティプレート2側へ押動し、基端側エジェクタプレート6Aに係合部8A1が固定された入子としての中ピン8Aが成形品Aをコア面5Aから突き出すことにより、ヒケの無い成形品Aが離型される。
【0033】
ここで、一実施形態の射出成形金型においては、突部押圧機構9がエジェクタプレート6に組み込まれたスリーブピン押動ブロック10およびスリーブピンストッパ11と、可動側取付板3に固定されたシリンダ装置12とにより、射出成形金型内においてコアプレート5の外部に構成されているため、図示しない成形機側を改造することなく既存の射出成形金型に対しても容易に突部押圧機構9を付加することができ、本発明の適用範囲を広げることができる。
【0034】
本発明に係る射出成形金型は、一実施形態に限定されるものではない。例えば、ボスBを一体成形するための入子としては、図4の(b)に示すように、ボスBの孔部を成形するためのピン部8C1がボスBの突出端面を押圧する先端面8C2から突出した先端形状の段付ピン8Cを採用することができる。この段付ピン8Cは、一実施形態におけるスリーブピン8Bに中ピン8Aの機能を持たせたものであり、スリーブピン8Bの係合部8B1と同様に形成された係合部(図示省略)がスリーブピンストッパ11に押動されるように先端側エジェクタプレート6Bに組み付けられる。この場合、一実施形態における中ピン8Aおよび止プラグ14は不要となる。
【0035】
また、図4の(c)に示すように、成形品Aの裏面にリブRが一体成形される場合には、先端部がリブRの突出端面を押圧できる突片8D1として形成された入子ピン8Dを採用することができる。この入子ピン8Dもスリーブピン8Bの係合部8B1と同様に形成された係合部(図示省略)がスリーブピンストッパ11に押動されるように先端側エジェクタプレート6Bに組み付けられる。
【0036】
さらに、成形品Aの裏面にリブRが一体成形される場合、図4の(d)に示すように、先端部にリブRを形成する凹溝8E1が形成された入子ピン8Eを採用することができる。この入子ピン8Eもスリーブピン8Bの係合部8B1と同様に形成された係合部(図示省略)がスリーブピンストッパ11に押動されるように先端側エジェクタプレート6Bに組み付けられる。
【0037】
また、突部押圧機構9は、図5に示すようなシリンダ装置17および押動レバー18を備えた簡単な構造の突部押圧機構19に変更することができる。この場合、シリンダ装置17は、プッシュロッド17Aを可動側取付板3側へ向けた状態でエジェクタプレート6の側面におけるスペーサブロック4と干渉しない適所に固定される。また、押動レバー18は、シリンダ装置17のプッシュロッド17Aの先端面に基端部を臨ませ、スリーブピン8Bの係合部8B1の基端面に先端部を臨ませた状態で基端側エジェクタプレート6Aに形成された収容溝6A3内に配置される。そして、スリーブピン8Bの係合部8B1は、先端側エジェクタプレート6Bに形成された段付き孔6B3の大径部に対して30〜500μm程度押し込まれるように嵌合される。
【0038】
なお、基端側エジェクタプレート6Aに基端部の係合部8A1が固定された中ピン8Aは、押動レバー18の先端部に形成された貫通孔18Aを貫通してスリーブピン8Bに嵌合される。
【0039】
この突部押圧機構19においては、シリンダ装置17のプッシュロッド17Aが押動レバー18の基端部を押動し、押動レバー18の先端部がスリーブピン8Bの係合部8B1を押動することにより、スリーブピン8Bの先端面がボスBの突出端面を30〜500μm程度のストロークで押圧する(図4の(a)参照)。従って、この突部押圧機構19を備えた射出成形金型においても、前述の突部押圧機構9を備えた射出成形金型と同様の作用効果が得られる。
【0040】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る射出成形金型では、成形品の保圧後に突部圧縮機構が入子を押動して成形品の裏面側に突出するリブやボス等の突出端面を押圧することにより、突部が予め圧縮されて突部の冷却固化に伴なう収縮が防止される。従って、本発明によれば、リブやボス等の突部の冷却固化に伴ない成形品の表面側に発生することのあるヒケを未然に防止することができる。
【0041】
また、本発明の射出成形金型は、リブやボス等の突部を一体成形するための入子を押動する構造を採用しているため、コアプレートの大幅な改造が不要であり、既存の射出成形金型にも容易に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る射出成形金型の縦断面図である。
【図2】図1に示した基端側エジェクタプレートに対する中ピンおよびスリーブピン押動ブロックの組付構造を示す分解斜視図である。
【図3】図1に示した先端側エジェクタプレートに対するスリーブピンおよびスリーブピンストッパの組付構造を示す分解斜視図である。
【図4】本発明の射出成形金型により成形品に一体成形される突部付近の部分拡大図であり、(a)は一実施形態として中ピンおよびスリーブピンにより成形されるボス付近の部分拡大図、(b)は他の実施形態としてピン部が突出した段付ピンにより成形されるボス付近の部分拡大図、(c)は他の実施形態として突片が先端部に形成された入子ピンにより成形されるリブ付近の部分拡大図、(d)は他の実施形態として先端部に凹溝が形成された入子ピンにより成形されるリブ付近の部分拡大図である。
【図5】図1に示した突部押圧機構の変形例を示すエジェクタプレートの部分断面図である。
【符号の説明】
1…固定側取付板、2…キャビティプレート、2A…キャビティ面、3…可動側取付板、4…スペーサブロック、5…コアプレート、5A…コア面、5C…貫通孔、6…エジェクタプレート、6A…基端側エジェクタプレート、6A1…開口、6A2…凹部、6A3…収容溝、6B…先端側エジェクタプレート、6B1…段付き孔、6B2…凹部、6B3…段付き孔、7…エジェクタロッド、8…入子、8A…中ピン、8B…スリーブピン、9…突部押圧機構、10…スリーブピン押動ブロック、10A…脚部、10B…平板部、10C…貫通孔、11…スリーブピンストッパ、12…シリンダ装置、13…中ピン固定板、13A…段付き孔、13B…ネジ孔、13C…貫通孔、14…止プラグ、15…コイルスプリング、16…取付板、17…シリンダ装置、18…押動レバー、18A…貫通孔、19…突部押圧機構。

Claims (3)

  1. キャビティ面とコア面との間で射出成形される成形品の裏面側に突部を一体成形するための入子がコアプレートを貫通可能に組み込まれている射出成形金型であって、
    前記入子をキャビティプレート側へ押動して前記突部の突出端面を押圧する突部圧縮機構として、前記入子をキャビティプレート側へ押動可能にエジェクタプレートに組み込まれる押動レバーと、この押動レバーを介して前記入子をキャビティプレート側へ押動するように前記エジェクタプレートの側面に固定されるシリンダ装置とを備えており、
    前記押動レバーは、基端部が前記エジェクタプレートの側面から突出して前記シリンダ装置に臨み、先端部が前記エジェクタプレートの内部に形成された収容溝内に配置されて前記入子に臨むように前記エジェクタプレートに組み込まれていることを特徴とする射出成形金型。
  2. 前記突部としてのボスを成形するための入子が中ピンおよびその外周に摺動自在に嵌合するスリーブピンで構成されており、前記スリーブピンが前記押動レバーによりキャビティプレート側へ押動されるように構成されていることを特徴とする請求項に記載の射出成形金型。
  3. 前記入子または入子を構成するスリーブピンの押動量が3〜1000μmであることを特徴とする請求項1または2に記載の射出成形金型。
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