JP2000271370A - 多針ミシン - Google Patents

多針ミシン

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JP2000271370A
JP2000271370A JP11077989A JP7798999A JP2000271370A JP 2000271370 A JP2000271370 A JP 2000271370A JP 11077989 A JP11077989 A JP 11077989A JP 7798999 A JP7798999 A JP 7798999A JP 2000271370 A JP2000271370 A JP 2000271370A
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JP
Japan
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thread
needle
needle bar
movable frame
presser foot
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JP11077989A
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Yasuhiro Sonoda
保弘 園田
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Brother Industries Ltd
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Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 色替え設定時において、色替え設定時間を短
縮化して生産性の向上を図ることができる多針ミシンを
提供する。 【解決手段】 色替え設定時の制御処理は、先ず、糸切
り動作後に糸払い動作を行い(S1〜S4)、その後、
押え足アップ処理の開始指令、糸抜き処理の開始指令、
色替え処理である針棒ケース20の移動処理の開始指
令、及び可動枠16の移動処理であるXY軸移動処理の
開始指令を順次出力する(S5〜S8)。続いて、押え
足センサ45Aからの押え足アップ終了信号、駆動回路
87からの糸抜き駆動終了信号、色替えセンサ20Aか
らの色替え設定終了信号、及び各駆動回路87、89か
らの可動枠16の移動終了信号信号が順次入力されるの
を待ち、各信号が全て入力されると(S9〜S12)、
押え足ダウン処理を行う(S13、S14)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多針ミシンに関
し、特に、色替え設定時において、糸切り手段により上
糸を切断後、所定の針棒を選択して可動枠を所定位置に
セットする場合に、少なくとも前記可動枠駆動手段の駆
動制御と針棒選択手段の駆動制御とを同時に行うように
制御することにより、色替え設定時間を短縮化して生産
性の向上を図ることができる多針ミシンに関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来より、複数色の刺繍糸で刺繍したカ
ラフルな刺繍模様を縫製するために、複数の針棒を備え
た針棒ケースをミシンアーム部の前端部に針棒の列方向
に沿って水平に移動可能に支持した多針式刺繍ミシンが
各種実用化されている。このような従来の多針式刺繍ミ
シンの色替え設定時における制御処理の一例を図9及び
図10に基づいて説明する。図9は従来の多針式刺繍ミ
シンの要部の回路ブロック図である。図10は従来の多
針式刺繍ミシンの色替え設定時の制御処理の一例を示す
フローチャートである。
【0003】図9に示すように、従来の多針式刺繍ミシ
ン100は、多針式刺繍ミシン100の全体を制御する
ミシン制御装置101、上糸と下糸とを切断する糸切り
機構を駆動する糸切りモータ105、切断されたこの上
糸を引っかける糸引掛け部材を針の斜め後方に往復駆動
する糸払いソレノイド108、加工布を縫製時に押える
押え足を上下駆動させる押え足ソレノイド111、複数
本の針棒を備えた針棒支持ケースを横方向に駆動して色
替えを行う色替えモータ114、加工布が刺繍枠により
取り付けられる可動枠をX軸方向に駆動するX軸駆動モ
ータ117、前記可動枠をY軸方向に駆動するY軸駆動
モータ119、各モータ又はソレノイド105、10
8、111、114、117、119を駆動する駆動回
路106、109、112、115、118、120、
糸切り動作の終了を検知する糸切りセンサ107、糸払
い動作の終了を検知する糸払いセンサ110、押え足の
動作を検知する押え足センサ113、及び、色替え動作
の終了を検知する色替えセンサ116等から構成されて
いる。また、ミシン制御装置101は、多針式刺繍ミシ
ン100全体を制御し、全てのデータを管理するCPU
102、後述する制御プログラム等が格納されているR
OM103、CPU102が種々の制御を実行する際
に、各種データを一時的に記憶するRAM104等を備
えている。また、ミシン制御装置101と各駆動回路1
06、109、112、115、118、120及び各
センサ107、110、113、116とは相互に入出
力インターフェース(不図示)を介して接続されてい
る。
【0004】次に、上記のように構成された多針式刺繍
ミシン100の色替え設定時の制御処理について図10
に基づいて説明する。先ず、図10に示されるように、
ステップ(以下、Sと略記する)101において、CP
U102は、糸切りモータ105を駆動する駆動回路1
06に糸切り信号を出力する。そして、S102におい
て、糸切りセンサ107により糸切り動作の終了を待つ
(S102:NO)。
【0005】次に、糸切りセンサ107により糸切り動
作の終了を検知した場合には(S102:YES)、S
103において、糸払いソレノイド108を駆動する駆
動回路109に糸払い信号を出力する。そして、S10
4において、糸払いセンサ110により糸払い動作の終
了を待つ(S104:NO)。
【0006】続いて、糸払いセンサ110により糸払い
動作の終了を検知した場合には(S104:YES)、
S105において、押え足駆動ソレノイド111を駆動
する駆動回路112に押え足アップ信号を出力する。そ
して、S106において、押え足センサ113により押
え足アップ動作の終了を待つ(S106:NO)。
【0007】そして、押え足センサ113により、押え
足アップ動作の終了を検知した場合には(S106:Y
ES)、S107において、X軸駆動モータ117を駆
動する駆動回路118に所定移動量の駆動信号を出力す
る、即ち糸抜き信号を出力する。そして、S108にお
いて、駆動回路118から駆動終了信号の入力、即ち糸
抜き動作の終了を待つ(S108:NO)。
【0008】次に、駆動回路118から駆動終了信号が
入力されて、糸抜き動作の終了を検知した場合には(S
108:YES)、S109において、色替えモータ1
14を駆動する駆動回路115に所定移動量の駆動信号
を出力する。そして、S110において、色替えセンサ
116により、色替え動作の終了を待つ(S110:N
O)。
【0009】そして、色替えセンサ116により、色替
え動作の終了を検知した場合には(S110:YE
S)、S111において、色替え設定後の刺繍開始位置
に可動枠を移動させるためにX軸駆動モータ117の駆
動回路118とY軸駆動モータ119の駆動回路120
とに所定移動量の駆動信号を出力する。そして、S11
2において、各駆動回路118、120から駆動終了信
号の入力を待つ(S112:NO)。
【0010】続いて、各駆動回路118、120から駆
動終了信号が入力された場合には(S112:YE
S)、S113におて、押え足駆動ソレノイド111を
駆動する駆動回路112に押え足ダウン信号を出力す
る。そして、S114において、押え足センサ113に
より押え足ダウン動作の終了を待つ(S114:N
O)。
【0011】次に、押え足センサ113により、押え足
ダウン動作の終了を検知した場合には(S114:YE
S)、色替え設定時における制御処理を終了する。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記色
替え設定時における駆動制御処理では、各動作S10
1、103、105、107、109、111、113
が順次完了後次の動作が実行されるため、色替え設定時
における処理時間が短縮化できず、特に、色替えの多い
刺繍模様の場合には生産性の低下を招くという問題があ
る。
【0013】そこで、本発明は、上述した問題点を解決
するためになされたものであり、色替え設定時におい
て、糸切り手段により上糸を切断後、所定の針棒を選択
して可動枠を所定位置にセットする場合に、少なくとも
前記可動枠駆動手段の駆動制御と針棒選択手段の駆動制
御とを同時に行うように制御することにより、色替え設
定時間を短縮化して生産性の向上を図ることができる多
針ミシンを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
請求項1に係る多針ミシンは、上糸を切断するための糸
切り手段と、加工布保持枠がセットされる可動枠を駆動
する可動枠駆動手段と、複数の針棒と、前記針棒を選択
する針棒選択手段と、前記糸切り手段、可動枠駆動手段
及び針棒選択手段の各手段を駆動制御する制御手段とを
備えた多針ミシンにおいて、前記制御手段は、前記糸切
り手段により上糸切断後、所定の針棒を選択して可動枠
を所定位置にセットする場合に、前記可動枠駆動手段の
駆動制御と針棒選択手段の駆動制御とを同時に行うよう
に制御することを特徴とする。
【0015】このような特徴を有する請求項1に係る多
針ミシンでは、糸切り手段により上糸切断後、針棒選択
手段により所定の針棒を選択して、加工布保持枠がセッ
トされる可動枠を可動枠駆動手段により所定位置にセッ
トする場合に、可動枠駆動手段及び針棒選択手段の各手
段を駆動制御する制御手段は、この可動枠駆動手段の駆
動制御と針棒選択手段の駆動制御とを同時に行うように
制御する。これにより、色替え設定処理において、可動
枠を所定位置にセットする処理の実行と所定の針棒選択
処理の実行とが同時に並行して行われるため、色替え設
定時間を短縮化して生産性の向上を図ることができる。
【0016】また、請求項2に係る多針ミシンは、請求
項1に記載の多針ミシンにおいて、前記可動枠駆動手段
の駆動制御は、可動枠を糸抜きのために所定方向に移動
させた後、前記所定位置に移動させるように制御される
ことを特徴とする。
【0017】このような特徴を有する請求項2に係る多
針ミシンによれば、請求項1に記載の多針ミシンにおい
て、前記可動枠駆動手段の駆動制御は、可動枠を糸抜き
のために所定方向に移動させた後、前記所定位置に移動
させるように制御されるため、糸抜き動作を確実に行っ
た後に、可動枠を所定位置に移動させることができる。
【0018】また、請求項3に係る多針ミシンは、請求
項2に記載の多針ミシンにおいて、前記糸切り手段によ
り切断された上糸を針より下方の位置で引掛けて保持す
る糸払い手段を備え、前記制御手段は、上糸切断後、糸
払い手段を駆動制御し、その後前記可動枠駆動手段及び
針棒選択手段の駆動制御を同時に行うように制御するこ
とを特徴とする。
【0019】このような特徴を有する請求項3に係る多
針ミシンによれば、請求項2に記載の多針ミシンにおい
て、前記制御手段は、上糸切断後、前記糸切り手段によ
り切断された上糸を針より下方の位置で引掛けて保持す
る糸払い手段を駆動制御し、その後前記可動枠駆動手段
及び針棒選択手段の駆動制御を同時に行うように制御す
る。これにより、糸払い手段が糸切り手段により切断さ
れた上糸を針より下方の位置で引掛けて垂れないように
保持後、糸抜き動作が行われるため、この切断された上
糸が布に巻き込まれるのを防止することができると共
に、針穴から上糸が外れるのを防止でき、色替え設定時
におけるトラブルを防止して生産性の向上を図ることが
できる。
【0020】さらに、請求項4に係る多針ミシンは、請
求項1乃至請求項3のいずれかに記載の多針ミシンにお
いて、押え足を待避移動させる押え足駆動手段を備え、
前記制御手段は、前記押え足駆動手段の駆動制御を前記
可動枠駆動手段及び針棒選択手段の駆動制御と同時に行
うように制御することを特徴とする。
【0021】このような特徴を有する請求項4に係る多
針ミシンによれば、請求項1乃至請求項3のいずれかに
記載の多針ミシンにおいて、前記制御手段は、押え足を
待避移動させる押え足駆動手段の駆動制御を前記可動枠
駆動手段及び針棒選択手段の駆動制御と同時に行うよう
に制御する。これにより、押え足駆動手段、可動枠駆動
手段及び針棒選択手段が同時に制御されるため、色替え
設定時間をより短縮化して更なる生産性の向上を図るこ
とができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明を3台の多針式刺繍
機を備えた多頭式刺繍装置に具体化した一実施形態に基
づいて図面を参照しつつ詳細に説明する。先ず、本実施
形態に係る多頭式刺繍装置の概略構成について図1に基
づいて説明する。図1は本実施形態に係る多頭式刺繍装
置の概略構成を示す斜視図である。
【0023】図1に示すように、本実施形態に係る多頭
式刺繍装置Mは、左右方向に延びるベースフレーム1の
上面の後部側には、左右方向に所定長さを有する平面視
略矩形上のミシン支持板2が配設され、このミシン支持
板2の後端部分には、左右方向に延びる支持フレーム3
が立設され、この支持フレーム3に、3つのヘッド部4
〜6が所定間隔毎に左右方向に並設されると共に、ミシ
ン支持板2の前端部に位置するベースフレーム1には、
これらヘッド部4〜6の各々に対応させたシリンダ状の
ベッド部7〜9の各後端部が各々支持されている。
【0024】即ち、支持フレーム3に設けられたヘッド
部4〜6とベッド部7〜9とからなる3台の多針式刺繍
機M1〜M3が並設されている。これら多針式刺繍機M
1〜M3のヘッド部4〜6の各々の前端部には、左右方
向に一列状に配列された12本の針棒21(図2参照)
を上下動可能に支持すると共に、12個の天秤23を揺
動可能に支持する針棒ケース20が左右方向移動可能に
各々支持され、各針棒ケース20は、針棒変更モータ8
4(図7参照)で駆動される針棒変更機構(不図示)に
より、一斉に左右方向に移動されて、糸色の異なる別の
上糸11(図5参照)に同時に変更可能となっている。
【0025】また、ミシン支持板2の前側でベッド部7
〜9の上面と同一高さになるように、作業用テーブル1
3が水平に配設され、この作業用テーブル13を含み、
この作業用テーブル13の左右両側に設けられた一対の
補助テーブル14、15にわたって、左右方向に延びる
平面視矩形状の可動枠16が載置されている。ここで、
この可動枠16には、各多針式刺繍機M1〜M3に対応
させて布保持枠10が各々取り付けられている。
【0026】そして、この可動枠16の右端部の駆動枠
部16AがX軸駆動機構(不図示)によりX軸方向(左
右方向)に移動駆動されると共に、その左端部の駆動枠
部16Bと駆動枠部16AとがY軸駆動機構(不図示)
によりY軸方向(前後方向)に移動駆動される。従っ
て、可動枠16は、X軸駆動モータ86(図7参照)で
駆動されるX軸駆動機構とY軸駆動モータ88(図7参
照)で駆動されるY軸駆動機構とにより、XY平面上を
移動可能になっている。また、補助テーブル15の後ろ
側には、刺繍縫製に関するメッセージを表示する液晶デ
ィスプレイ17を備えた操作パネル18が設けられてい
る。
【0027】次に、各多針式刺繍機M1〜M3毎に設け
られ、針棒21を上下駆動する針棒上下駆動機構25に
ついて図2に基づいて説明する。図2は本実施形態に係
る多頭式刺繍装置Mの針棒ジャンプ機構と針棒上下駆動
機構の概略構成を示す斜視図である。図2に示すよう
に、各ヘッド部4〜6の先端部には、上下方向に延びる
基針棒26は、その上端部及び下端部においてフレーム
に支持されている。この基針棒26には、後述の連結ピ
ン34と係合する係合溝27Aを有する上下動部材27
が上下動可能に挿嵌され、この上下動部材27の下端部
に設けられた針棒抱き28は、基針棒26に上下動可能
且つ回転不能に挿嵌されると共に、上下動部材27の下
端部に、上下動部材27を回転可能に連結している。そ
して、この針棒抱き28は、枢支軸29に揺動可能に枢
支された揺動レバー30に連結されるリンク31に連結
されている。
【0028】一方、各ヘッド部4〜6を挿通して左右方
向向きに配設されたミシン主軸19に偏心カム32が固
着されており、この偏心カム32に外嵌された偏心レバ
ー33の下端部が揺動レバー30に連結されている。と
ころで、前記12本の針棒21の各々には、その下端部
に縫針22が装着されると共に、その高さ方向の略中段
部に連結ピン34が各々固着されると共に、この連結ピ
ン34と針棒ケース20の支持フレームとの間に圧縮バ
ネ35が外嵌されており、針棒21はこの圧縮バネ35
により常に上方の針上位置に弾性付勢されている。
【0029】更に、針棒ケース20が左右方向に移動し
たときに、上下動部材27に対向する針棒21の連結ピ
ン34が、上下動部材27の係合溝27Aに選択的に係
合されるようになっている。これにより、ミシンモータ
80の所定回転方向への回転駆動によりミシン主軸19
が回転されて、偏心レバー33、揺動レバー30及びリ
ンク30を介して、上下動部材27と針棒抱き28とが
一体的に上下動するのに伴って、連結ピン34を介して
上下動部材27に連結されている針棒21だけがミシン
主軸19の回転により上下に往復駆動される。
【0030】次に、各多針式刺繍機M1〜M3毎に設け
られ、針棒21をその最上位置(上死点位置)にジャン
プさせる針棒ジャンプ機構について、図2に基づいて説
明する。図2に示すように、針棒ジャンプ機構40は、
針棒ケース20内に、水平向きの針棒ジャンプ用ソレノ
イド41が設けられると共に、平面視略L字状の回動レ
バー42が鉛直軸回りに回動可能に針棒ケース20に取
り付けられている。
【0031】そして、その回動レバー42の駆動部42
Aが針棒ジャンプ用ソレノイド41のプランジャに当接
すると共に、その従動部42Bに取り付けた上下方向向
きの操作軸43が、上下動部材27に一体形成された突
出状の係合部27Bに係合可能になっている。さらに、
上下動部材27は、実線で示す通常の連結位置と、この
連結位置から平面視にて反時計回りに所定角度だけ回動
したジャンプ位置とにわたって回動可能であり、その上
端部に設けた巻きバネ44により、このジャンプ位置か
ら通常の連結位置に回動するように、常に弾性付勢され
ている。
【0032】これにより、針棒21が連結ピン34を介
して上下動部材27に連結されているときに、針棒ジャ
ンプ用ソレノイド41が所定時間だけ駆動されて、その
プランジャが右方に進出したときには、回動レバー42
が平面視にて時計回りに回動して、操作軸43と係合部
27Bとを介して、同時に上下動部材27がジャンプ位
置に回動して、連結ピン34と係合溝27Aとの係合が
解除され、これと同時に、針棒21は圧縮バネ35によ
り針上位置に一気に上昇(ジャンプ作動)するようにな
っている。
【0033】一方、針棒21がその針上位置にジャンプ
した状態で且つ上下動部材27が連結位置に復帰してい
るときに、上下動部材27が下方からその略最上位置の
方向に上昇するときには、上下動部材27は連結ピン3
4に下側から当接して、一時的にジャンプ位置に回動す
るが、巻きバネ44により直ぐに連結位置に回動復帰
し、連結ピン34は係合溝27Aに自動的に連結するよ
うになっている。ここで、各ベッド部7〜9に設けられ
た押え足45は、押え足駆動ソレノイド77(図7参
照)で駆動される図示外の押え足駆動機構により、ベッ
ド部7〜9上の加工布Wを押圧する押え位置と、所定距
離上昇した待避位置とにわたって上下に位置切り換え可
能になっている。
【0034】次に、ベッド部7〜9について図3乃至図
5に基づいて簡単に説明する。図3は本実施形態に係る
多頭式刺繍装置Mの作業用テーブル13の部分拡大平面
図である。図4は本実施形態に係る多頭式刺繍装置Mの
各ベッド部7、8、9の先端部の部分拡大平面図であ
る。図5は本実施形態に係る多頭式刺繍装置Mの各ベッ
ド部7、8、9に設けられた全回転釜の正面図である。
先ず、図3乃至図5に示すように、前後方向に延びる断
面略U字状のベッドケース50は、その後端部におい
て、ミシン支持板2の前端部に位置する左右方向に延び
るベースフレーム1に固着した一対の支持ブラケット5
1に取り付けられ、ベッドケース50の前端部分には、
糸輪補足用の全回転釜55が設けられ、この全回転釜5
5に固着された釜軸(不図示)を介して、ミシン軸19
と同期して回転駆動されるようになっている。また、ベ
ッドケース50の上側は、その前端部分において針板5
2で覆われると共に、針板52に後続するカバー板53
で覆われている。
【0035】次に、各ベッド部7〜9に設けられ、上糸
11と下糸12とを切断する糸切り機構60について、
図3及び図4に基づいて簡単に説明する。前記針板52
の下面には、可動刃61が、図4に実線で示す待機位置
と、2点鎖線で示す回動位置とにわたって揺動可能に枢
支されている。そして、この可動刃61と協動して上糸
11と下糸12とを切断するための固定刃62は、可動
刃61の上側に対向するように針板52の下側に取り付
けられている。
【0036】一方、可動刃61に連結された糸切り作動
レバー63は、ベッドケース50内を挿通して後方に延
びている。そして、ベースフレーム1の左端部に設けら
れた糸切りモータ64が駆動されると、その駆動ギヤ6
5に噛み合う扇形の揺動部材66の揺動を介して糸切り
作動軸67が左右方向に移動し、回動板68を介して糸
切り作動レバー63が前後方向に移動され、可動刃61
の回動により上下両糸11、12が同時に切断される。
【0037】次に、各ヘッド部4〜6の前端部下面に設
けられる糸払い機構93について図6に基づいて簡単に
説明する。図6は本実施形態に係る多頭式刺繍装置Mの
各ヘッド部4〜6の前端部下面に設けられる糸払い機構
の概略を示す側面図である。図6に示すように、各ヘッ
ド部4〜6の前端部下面に設けられる糸払い機構93
は、筒状の案内部材94、この案内部材94内に挿通支
持された糸引掛け部材95、この糸引掛け部材95を斜
め上方向(図6中、右斜め上方向)へ往復駆動するロー
タリーソレノイド96から構成されている。また、針棒
ケース20の下端面には、針棒21の後方に糸保持装置
97が取り付けられている。この糸保持装置97は、略
コの字形をしており、その下端部にはスリットが形成さ
れ、このスリット内にはフェルト等からなる糸止体が周
設されている。そして、上記糸引掛け部材95は、縫針
22に接近する方向へ駆動されると、糸保持装置97の
スリット内を通って縫針22に接近する。このとき、糸
引掛け部材95の先端の糸引掛け部が縫針22から垂れ
下がった上糸11を引掛ける。続いて、糸引掛け部材9
5が図6に示す位置に戻るときに、糸保持装置97のス
リット内に上糸11を引き込む。この結果、引き込まれ
た上糸11は、スリット内の糸止体により保持されるよ
うになっている。
【0038】次に、上記のように構成された多頭式刺繍
装置Mの制御系の概略構成について図7に基づいて説明
する。図7は本実施形態に係る多頭式刺繍装置Mの制御
系の概略構成を示すブロック図である。図7に示すよう
に、多頭式刺繍装置M全体の制御を司るミシン制御装置
70は、CPU71、ROM72、RAM73及び通信
用インターフェース(I/F)74を有するマイクロコ
ンピュータと、そのマイクロコンピュータにデータバス
等のバスを介して接続された入力インターフェース(図
示略)及び出力インターフェース(図示略)とから構成
されている。この通信用I/F74には刺繍データ作成
装置等の外部電子機器が接続され、刺繍データ作成装置
等から刺繍データを受信できるようになっている。
【0039】また、ヘッド部4に関しては、針棒ケース
20に設けられた針棒ジャンプ用ソレノイド41の駆動
回路76、押え足を待避移動させる押え足駆動ソレノイ
ド77の駆動回路78、糸引掛け部材95を駆動するロ
ータリーソレノイド96の駆動回路92、上糸及び下糸
の糸切れを検出するための糸切れセンサ79、上糸の糸
払い動作終了を検出するための糸払いセンサ93A、押
え足の待避移動を検出するための押え足センサ45A、
色替え動作終了を検出するための色替えセンサ20A、
及び可動刃61による上糸11と下糸12の糸切り動作
終了を検出するための糸切りセンサ64A等が設けら
れ、ミシン制御装置70に接続されている。また、ヘッ
ド部5及びヘッド部6もヘッド部4と同様に構成されて
いる。
【0040】ここで、上糸11の糸道経路に設けられた
エンコードディスク(不図示)が回転可能にフレームに
枢支され、上糸11がこのエンコードディスクの回転駆
動部に巻き付けられている。そして、糸切れセンサ79
は、エンコードディスクに望むように設けられ、縫製サ
イクル毎の上糸11の繰り出しに連動して回転するエン
コードディスクを介してエンコード信号を出力するよう
になっている。また、糸払いセンサ93Aは、糸払い機
構93の案内部材94内に設けられるマイクロスイッチ
等から構成され、糸引掛け部材95の往復移動に連動し
て、ON/OFF信号を出力するようになっている。ま
た、押え足センサ45Aは、押え足45の待避位置に設
けられるマイクロスイッチ等から構成され、押え足45
の待避移動に連動して、ON/OFF信号を出力するよ
うになっている。また、色替えセンサ20Aは、特開平
7−88269号公報に開示される方法により構成さ
れ、針棒ケース20の所望の針棒21が針棒上下駆動機
構25にセットされたことを検出する信号を出力するよ
うになっている。さらに、糸切りセンサ64Aは、特開
平10−323478号公報に開示されるように、可動
刃61の移動位置に設けられるマイクロスイッチ等から
構成され、可動刃61の移動位置に連動して、ON/O
FF信号を出力するようになっている。
【0041】また、ミシン制御装置70には、ミシンモ
ータ80を駆動する駆動回路81、ミシン主軸19に設
けられたディスクエンコーダの1回転で1000個のパ
ルス信号からなるエンコード信号を出力するパルス発生
器82、このディスクエンコーダの1回転で1個の主軸
同期信号を出力する主軸原点センサ83、針棒ケース2
0を移動駆動する針棒変更モータ84の駆動回路85、
X軸駆動モータ86の駆動回路87、Y軸駆動モータ8
8の駆動回路89、糸切りモータ64の駆動回路90、
及び、縫製開始や種々の指令を支持するための複数のス
イッチが設けられると共に、ディスプレイ17を備えた
操作パネル18が各々接続されている。
【0042】また、ROM72には、パルス発生器82
からのエンコーダ信号、主軸原点センサ83からの主軸
同期信号、各駆動回路87、89からの駆動パルスのカ
ウント信号、各センサ79、93A、40A、20Aか
らの出力信号等に基づいて各モータ64、80、84、
86、88を駆動制御する後述の制御プログラム等が格
納されている。また、RAM73には、外部の刺繍デー
タ作成装置等から受信した刺繍データを格納する刺繍デ
ータメモリ73a、可動枠16の移動量を格納する移動
量メモリ73b、及びその他バッファ等のメモリが必要
に応じて設けられている。
【0043】ここで、糸切り機構60及び糸切りセンサ
64Aが糸切り手段を構成する。また、X軸駆動モータ
86、Y軸駆動モータ88、及び各駆動回路87、89
が可動枠駆動手段を構成する。また、針棒変更モータ8
4、駆動回路85、色替えセンサ20Aが針棒選択手段
を構成する。ミシン制御装置70が制御手段として機能
する。また、糸払い機構93及び糸払いセンサ93Aが
糸払い手段を構成する。さらに、押え足駆動ソレノイド
77、駆動回路78及び押え足センサ45Aが押え足駆
動手段を構成する。
【0044】次に、上記のように構成された多頭式刺繍
装置Mの色替え設定時の制御処理について図8に基づい
て説明する。図8は本実施形態に係る多頭式刺繍装置M
の色替え設定時の制御処理の一例を示すフローチャート
である。先ず、図8に示されるように、ステップ(以
下、Sと略記する)1において、CPU71は、糸切り
モータ64を駆動する駆動回路90に糸切り信号を出力
する。そして、S2において、糸切りセンサ64Aから
可動刃61の移動位置検出信号である糸切り終了信号の
入力を待つ、即ち、糸切り動作の終了を待つ(S2:N
O)。
【0045】次に、糸切りセンサ64Aにより糸切り動
作の終了を検知した場合には(S2:YES)、S3に
おいて、ロータリーソレノイド96を駆動する駆動回路
92に糸払い信号を出力する。そして、S4において、
糸払いセンサ93Aから糸引掛け部材95が元の位置
(図6に示す位置)に戻った信号の入力を待つ、即ち、
糸払い動作の終了を待つ(S4:NO)。
【0046】続いて、糸払いセンサ93Aにより糸払い
動作の終了を検知した場合には(S4:YES)、S5
において、押え足駆動ソレノイド77の駆動回路78に
押え足45の待避移動信号、即ち、押え足アップ信号を
出力する。そして、S6において、X軸駆動モータ86
の駆動回路87に糸抜きの動作のために可動枠16をX
軸方向に所定量の移動させる駆動信号、即ち、糸抜き信
号を出力する。また、S7において、針棒変更モータ8
4の駆動回路85に針棒ケース20を所定量移動させて
所望の針棒21を針棒上下駆動機構25にセットするた
めの駆動信号、即ち、色替え信号を出力する。さらに、
S8において、X軸駆動モータ86の駆動回路87及び
Y軸駆動モータ88の駆動回路89に可動枠16を色替
え設定後の刺繍開始位置に移動させる駆動信号、即ち、
XY軸移動信号を出力する。
【0047】次に、S9において、押え足45の待避移
動に連動する押え足センサ45Aからの信号の入力を待
つ、即ち、押え足アップ動作の終了を待つ(S9:N
O)。そして、押え足センサ45Aから信号が入力され
た場合、即ち、押え足アップ動作が終了した場合には
(S9:YES)、S10において、駆動回路87から
の所定駆動パルス数のカウント終了信号が入力されるの
を待つ、即ち、糸抜き動作の終了を待つ(S10:N
O)。続いて、駆動回路87からの所定駆動パルス数の
カウント終了信号が入力された場合、即ち、糸抜き動作
が終了した場合には(S10:YES)、S11におい
て、色替えセンサ20Aから針棒ケース20の所望の針
棒21が針棒上下駆動機構25にセットされたことを検
出する信号が入力されるのを待つ、即ち、色替え動作が
終了するのを待つ(S11:NO)。そして、色替えセ
ンサ20Aからの信号に基づいて色替え動作の終了を検
出した場合には(S11:YES)、S12において、
各駆動回路87、89からの所定駆動パルス数のカウン
ト終了信号が入力されるのを待つ、即ち、可動枠16の
色替え設定後の刺繍開始位置に移動する移動動作の終了
を待つ(S12:NO)。
【0048】次に、各駆動回路87、89からの所定駆
動パルス数のカウント終了信号が入力された場合、即
ち、可動枠16の色替え設定後の刺繍開始位置に移動す
る移動動作が終了した場合には(S12:YES)、S
13において、押え足駆動ソレノイド77の駆動回路7
8に押え足45の押圧指令信号、即ち、押え足ダウン信
号を出力する。続いて、S14において、押え足センサ
45Aからの信号の入力を待つ、即ち、押え足ダウン動
作の終了を待つ(S14:NO)。そして、押え足セン
サ45Aから信号が入力された場合、即ち、押え足ダウ
ン動作が終了した場合には(S14:YES)、色替え
設定時の制御処理を終了する。
【0049】以上詳細に説明した通り本実施形態に係る
多頭式刺繍装置Mでは、色替え設定時の制御処理は、先
ず、上糸11及び下糸12の糸切り動作後に上糸11の
糸払い動作を行い(S1〜S4)、その後、押え足45
の押え足アップ処理の開始指令、可動枠16の糸抜き処
理の開始指令、色替え処理である針棒ケース20の移動
処理の開始指令、及び可動枠16の移動処理であるXY
軸移動処理の開始指令を順次出力する(S5〜S8)。
続いて、押え足センサ45Aからの押え足アップ終了信
号、駆動回路87からの糸抜き駆動終了信号、色替えセ
ンサ20Aからの色替え設定終了信号、及び各駆動回路
87、89からの可動枠16の移動終了信号信号が順次
入力されるのを待ち、各信号が全て入力されると(S9
〜S12)、押え足ダウン処理を行う(S13、S1
4)。
【0050】従って、色替え設定時の制御処理におい
て、押え足45の押え足アップ処理、可動枠16の所定
移動量の移動制御処理、及び所定の針棒21をセットす
るための針棒ケース20の移動制御処理の実行が同時に
並行して行われるため、色替え設定時間を短縮化して生
産性の向上を図ることができる。また、可動枠16の所
定移動量の駆動制御は、可動枠16を糸抜き処理のため
にX軸方向に移動させた後、色替え設定後の刺繍開始位
置に移動させるように制御するため、糸抜き動作を確実
に行った後に、可動枠16を刺繍開始位置に移動させる
ことができる。さらに、糸払い機構93が糸切り機構6
0により切断された上糸11を縫針22より下方の位置
で引掛けて垂れないように保持後、糸抜き動作が行われ
るため、この切断された上糸11が布に巻き込まれるの
を防止することができると共に、針穴から上糸11が外
れるのを防止でき、色替え設定時におけるトラブルを防
止して生産性の向上を図ることができる。
【0051】尚、本発明は前記実施形態に限定されるこ
とはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の改
良、変形が可能であることは勿論であり、以下のように
してもよい。 (1)前記実施形態では、糸抜き信号の出力処理(S
6)、色替え信号の出力処理(S7)、及びXY軸移動
信号の出力処理(S8)を順次行っているが、この各処
理の順番は任意に行ってよい。 (2)前記実施形態では、押え足センサ45Aからの押
え足アップ終了信号、駆動回路87からの糸抜き駆動終
了信号、色替えセンサ20Aからの色替え設定終了信
号、及び各駆動回路87、89からの可動枠16の移動
終了信号が順次入力されるのを待っているが(S9〜S
12)、各信号が全て入力されるのを同時に待つ構成に
してもよい。この場合には、最も遅く終了する処理時間
により色替え設定時間が決定される。 (3)前記実施形態の多頭式刺繍装置Mの色替え設定時
の制御プログラムは、ミシン制御装置70のROM72
に格納されているが、通信用I/F74を介して刺繍デ
ータ作成装置を一体に組み込むようにして、刺繍データ
作成装置からミシン制御装置70に転送するようにして
もよい。
【0052】
【発明の効果】以上説明した通り請求項1に係る多針ミ
シンでは、糸切り手段により上糸切断後、針棒選択手段
により所定の針棒を選択して、加工布保持枠がセットさ
れる可動枠を可動枠駆動手段により所定位置にセットす
る場合に、可動枠駆動手段及び針棒選択手段の各手段を
駆動制御する制御手段は、この可動枠駆動手段の駆動制
御と針棒選択手段の駆動制御とを同時に行うように制御
する。これにより、色替え設定処理において、可動枠を
所定位置にセットする処理の実行と所定の針棒選択処理
の実行とが同時に並行して行われるため、色替え設定時
間を短縮化して生産性の向上を図ることができる多針ミ
シンを提供することができる。
【0053】また、請求項2に係る多針ミシンでは、請
求項1に記載の多針ミシンにおいて、前記可動枠駆動手
段の駆動制御は、可動枠を糸抜きのために所定方向に移
動させた後、前記所定位置に移動させるように制御され
るため、糸抜き動作を確実に行った後に、可動枠を所定
位置に移動させることができる多針ミシンを提供するこ
とができる。
【0054】また、請求項3に係る多針ミシンでは、請
求項2に記載の多針ミシンにおいて、前記制御手段は、
上糸切断後、前記糸切り手段により切断された上糸を針
より下方の位置で引掛けて保持する糸払い手段を駆動制
御し、その後前記可動枠駆動手段及び針棒選択手段の駆
動制御を同時に行うように制御する。これにより、糸払
い手段が糸切り手段により切断された上糸を針より下方
の位置で引掛けて垂れないように保持後、糸抜き動作が
行われるため、この切断された上糸が布に巻き込まれる
のを防止することができると共に、針穴から上糸が外れ
るのを防止でき、色替え設定時におけるトラブルを防止
して生産性の向上を図ることができる多針ミシンを提供
することができる。
【0055】更に、請求項4に係る多針ミシンでは、請
求項1乃至請求項3のいずれかに記載の多針ミシンにお
いて、前記制御手段は、押え足を待避移動させる押え足
駆動手段の駆動制御を前記可動枠駆動手段及び針棒選択
手段の駆動制御と同時に行うように制御する。これによ
り、押え足駆動手段、可動枠駆動手段及び針棒選択手段
が同時に制御されるため、色替え設定時間をより短縮化
して更なる生産性の向上を図ることができる多針ミシン
を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る多頭式刺繍装置の概略構成を
示す斜視図である。
【図2】本実施形態に係る多頭式刺繍装置の針棒ジャン
プ機構と針棒上下駆動機構の概略構成を示す斜視図であ
る。
【図3】本実施形態に係る多頭式刺繍装置の作業用テー
ブルの部分拡大平面図である。
【図4】本実施形態に係る多頭式刺繍装置の各ベッド部
の先端部の部分拡大平面図である。
【図5】本実施形態に係る多頭式刺繍装置の各ベッド部
に設けられた全回転釜の正面図である。
【図6】本実施形態に係る多頭刺繍装置の各ヘッド部の
前端部下面に設けられる糸払い機構の概略を示す側面図
である。
【図7】本実施形態に係る多頭式刺繍装置の制御系の概
略構成を示すブロック図である。
【図8】本実施形態に係る多頭式刺繍装置の色替え設定
時の制御処理の一例を示すフローチャートである。
【図9】従来の多針式刺繍ミシンの要部の回路ブロック
図である。
【図10】従来の多針式刺繍ミシンの色替え設定時の制
御処理の一例を示すフローチャートである。
【符号の説明】
M 多頭式刺繍装置 M1、M2、M3 多針式刺繍機 4、5、6 ヘッド部 7、8、9 ベッド部 11 上糸 12 下糸 16 可動枠 20 針棒ケース 20A、116 色替えセンサ 21 針棒 45 押え足 45A、113 押え足センサ 60 糸切り機構 64A、107 糸切りセンサ 70、101 ミシン制御装置 71、102 CPU 76、78、85、87、89、90、92 駆動回路 77 押え足駆動ソレノイド 84 針棒変更モータ 86 X軸駆動モータ 88 Y軸駆動モータ 93A、110 糸払いセンサ 96 ロータリーソレノイド 100 多針式刺繍ミシン 106、109、112、115、118、120 駆
動回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上糸を切断するための糸切り手段と、 加工布保持枠がセットされる可動枠を駆動する可動枠駆
    動手段と、 複数の針棒と、前記針棒を選択する針棒選択手段と、 前記糸切り手段、可動枠駆動手段及び針棒選択手段の各
    手段を駆動制御する制御手段とを備えた多針ミシンにお
    いて、 前記制御手段は、前記糸切り手段により上糸切断後、所
    定の針棒を選択して可動枠を所定位置にセットする場合
    に、前記可動枠駆動手段の駆動制御と針棒選択手段の駆
    動制御とを同時に行うように制御することを特徴とする
    多針ミシン。
  2. 【請求項2】 前記可動枠駆動手段の駆動制御は、可動
    枠を糸抜きのために所定方向に移動させた後、前記所定
    位置に移動させるように制御されることを特徴とする請
    求項1に記載の多針ミシン。
  3. 【請求項3】 前記糸切り手段により切断された上糸を
    針より下方の位置で引掛けて保持する糸払い手段を備
    え、 前記制御手段は、上糸切断後、糸払い手段を駆動制御
    し、その後前記可動枠駆動手段及び針棒選択手段の駆動
    制御を同時に行うように制御することを特徴とする請求
    項2に記載の多針ミシン。
  4. 【請求項4】 押え足を待避移動させる押え足駆動手段
    を備え、 前記制御手段は、前記押え足駆動手段の駆動制御を前記
    可動枠駆動手段及び針棒選択手段の駆動制御と同時に行
    うように制御することを特徴とする請求項1乃至請求項
    3のいずれかに記載の多針ミシン。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006263076A (ja) * 2005-03-23 2006-10-05 Juki Corp ミシン
JP2009507564A (ja) * 2005-09-09 2009-02-26 エル アンド ピー プロパティ マネジメント カンパニー 水平多針キルティング機械および方法

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