JP2000269567A - 半導体磁気抵抗素子 - Google Patents

半導体磁気抵抗素子

Info

Publication number
JP2000269567A
JP2000269567A JP11074207A JP7420799A JP2000269567A JP 2000269567 A JP2000269567 A JP 2000269567A JP 11074207 A JP11074207 A JP 11074207A JP 7420799 A JP7420799 A JP 7420799A JP 2000269567 A JP2000269567 A JP 2000269567A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor
magnetoresistive element
short
layer
circuit electrode
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP11074207A
Other languages
English (en)
Inventor
Osamu Kakinuma
制 柿沼
Masakazu Miyano
雅一 宮野
Katsuya Iwai
克也 岩井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TDK Corp filed Critical TDK Corp
Priority to JP11074207A priority Critical patent/JP2000269567A/ja
Priority to EP00302078A priority patent/EP1037289B1/en
Priority to DE60032653T priority patent/DE60032653D1/de
Priority to US09/527,808 priority patent/US6335675B1/en
Publication of JP2000269567A publication Critical patent/JP2000269567A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10NELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10N50/00Galvanomagnetic devices
    • H10N50/01Manufacture or treatment
    • HELECTRICITY
    • H10SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10NELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H10N50/00Galvanomagnetic devices
    • H10N50/10Magnetoresistive devices
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49002Electrical device making
    • Y10T29/49082Resistor making

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Hall/Mr Elements (AREA)
  • Measuring Magnetic Variables (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 無磁界抵抗値を変えるために、簡便で低コス
トな感磁層厚を制御する方法を採用しつつ、磁気抵抗素
子が得られ、感磁層の厚みが厚くても高いR B/R0を維
持することが出来る半導体磁気抵抗素子、およびその製
造方法を提供する。 【解決手段】 本発明の半導体磁気抵抗素子は、半導体
感磁層に短絡電極が形成された半導体磁気抵抗素子にお
いて、短絡電極が半導体感磁層の両面に対向して形成さ
れていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転、変位などの検出
に用いられる半導体磁気抵抗素子およびその製造方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】半導体磁気抵抗素子の感磁層としては、
InSbやInAs等の移動度の高い半導体が好まし
く、通常、最も移動度の高いInSbが用いられてい
る。InSb感磁層は蒸着やスパッタ等の薄膜法また
は、単結晶インゴットを薄く切り出すかあるいは研磨す
ることによるバルク法で得られる。
【0003】ところで、このような半導体磁気抵抗素子
においては、抵抗変化RB/R0(R B:磁界印加中の抵
抗値、R0:無磁界抵抗値)の向上のために、感磁層の
上に短絡電極を形成している第1の構造(特開平10−70
323号、特開平10−209520号、特開平10−209523号、特
開平10−209524号)や、InSb内部に導電率の低い針
状結晶が形成されている第2の構造(特開昭56−60078
号)になっている。上記第1の構造は、基本的には、通
常、図4に示すように、基板101の表面に形成した半
導体磁気抵抗膜102と、前記半導体磁気抵抗膜102
上に形成した短絡電極103及び電気信号取り出し用の
電極部104とを備えた構造である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】磁気抵抗素子の無磁界
抵抗値を変える必要がある場合、その手段は大別して感
磁層のパターン形状を変更する方法と感磁層の厚みを変
更する方法がある。
【0005】パターン設計の変更する方法は、例えばフ
ォトエッチングにより感磁層のパターニングを行う場合
には、全く別のフォトマスクを準備しなければならない
等の時間とコストがかかるという問題がある。
【0006】一方、感磁層の厚みを変更する方法は、上
記薄膜法では成膜時間を制御することにより調整でき、
また、バルク法では例えば研磨時間を制御することによ
り調整できるので簡便で且つ低コストで実現する。
【0007】しかしながら、上記第1の構造では、無磁
界抵抗値を下げるために感磁層を厚くすると感磁層深部
では短絡電極の効果があらわれず、RB/R0低下とな
る。
【0008】一方、上記第2の構造では、感磁層が厚く
なることによるRB/R0低下はほとんど生じないが、針
状結晶を埋め込みながらInSb感磁層を結晶化する
と、結晶欠陥が生じ、高い移動度を有するInSb感磁
層が得られないという問題がある。そのため、十分なR
B/R0が得られない。
【0009】そこで、本発明は、無磁界抵抗値を変える
ために、簡便で低コストな感磁層厚を制御する方法を採
用しつつ、磁気抵抗素子が得られ、感磁層の厚みが厚く
ても高いRB/R0を維持することが出来る半導体磁気抵
抗素子、およびその製造方法を提供することを目的とす
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】(1) 半導体感磁層に
短絡電極が形成された半導体磁気抵抗素子において、短
絡電極が半導体感磁層の両面に対向して形成されている
ことを特徴とする半導体磁気抵抗素子。 (2) 半導体感磁層がInSb、またはInAsで形
成されている上記(1)記載の半導体磁気抵抗素子。 (3) 半導体感磁層が単結晶である上記(1)または
(2)記載の半導体磁気抵抗素子。 (4) 半導体感磁層面の短絡電極成部分に凹部が形成
されており、この凹部に短絡電極が形成されている上記
(1)〜(3)のいずれかに記載の半導体磁気抵抗素
子。 (5) 半導体感磁層の厚みが10〜50μm である上
記(1)〜(4)のいずれかに記載の半導体磁気抵抗素
子。 (6) 半導体感磁層の基板側の面に保護膜が設けられ
ている上記(1)〜(5)のいずれかに記載の半導体磁
気抵抗素子。 (7) 前記基板がフェライト基板である上記(6)の
半導体磁気抵抗素子。 (8) 前記フェライトがNi−Zn系フェライト基板
である上記(7)の半導体磁気抵抗素子。 (9) 上記(1)〜(6)のいずれかの半導体磁気抵
抗素子の製造方法であって、半導体感磁層の一方表面に
感光性樹脂を用いて短絡電極のネガパターン形状にパタ
ーンニングし、その後、金属薄膜を全面に付け、さらに
感光性樹脂が容易に溶解する溶液中に浸漬することによ
り感光性樹脂の上に付いている金属薄膜を除去し、短絡
電極を形成し、この後短絡電極形成面に保護膜を形成
し、この保護膜面で基板に半導体感磁層を接着し、つい
で半導体感磁層の他方の面に上記と同様にして短絡電極
を形成することを特徴とする半導体磁気抵抗素子の製造
方法。 (10) 前記パターニングの後に、エッチングにより
短絡電極形成部分に凹部を形成し、その後金属薄膜を全
面に付ける上記(7)の半導体磁気抵抗素子の製造方
法。
【0011】
【作用】感磁層の厚みが、比較的薄い場合には、単に感
磁層の両面に短絡電極を設けることにより、短絡させや
すくし、感磁層の厚みが比較的厚い場合においても、感
磁層の両面に感磁層に埋め込まれた短絡電極を設けるこ
とにより、感磁層深部(あるいは中間部)まで短絡電極
の効果が働き、高いRB/R0を維持することが出来る。
【0012】
【発明の実施の態様】図1は、本発明の半導体薄膜磁気
抵抗素子の構成の一例形態を示す。本発明の半導体磁気
抵抗素子10は、基板11の表面に形成した半導体感磁
層12、この半導体感磁層12上に形成した短絡電極1
3、および電気信号取り出し用の電極部14を備えた構
造である。好ましくは短絡電極の基板接着面側に絶縁性
保護膜15が設けられ、その面で基板11に接着剤層1
6により貼り付けられているのがよい。
【0013】上記基板11は、磁界を半導体感磁層に集
束させる為のものであり、磁性体が好ましい。その中で
も、絶縁化処理したフェライトやそれ自体が絶縁体であ
るNi−Zn系フェライト基板が好ましく、後者が最も
よい。フェライト基板の厚みは、0.2〜2mm、特に
0.3〜1mmが好ましい。
【0014】上記半導体感磁層2は、InSb,InA
s等のキャリヤ移動度が高い半導体で形成された磁気抵
抗膜であり、その膜厚は、0.1〜100μm、特に1
〜50μmが好ましい。本発明では、この半導体感磁層
2の膜厚が10μm以上である場合に特に効果を発揮す
る。
【0015】上記短絡電極としては、抵抗率の低いC
u、Au、Al等の層が用いられる。その膜厚は、目的
とするRB/RO値によって異なるが、0.1〜10μ
m、特に0.4〜1μmが好ましい。これにより15〜
30程度(1Tで測定)のRB/RO値を達成することが
できる。但し、半導体感磁層2と短絡電極の密着性の向
上や相互拡散の防止の為に、Cu、Au、Al等の層と
半導体感磁層2との間に中間層を入れる場合が多い。こ
の中間層の材料はCr、Ti、W、Ni等のうちいずれ
か1種類、或いは2種類以上の組み合わせで用いられ
る。ここでの短絡電極13とは中間層を含んだものを言
う。中間層の膜厚はCr、Ti、Wは0.01〜0.2
μm 程度、Niは0.1〜0.3μm 程度である。この
とき短絡長極の幅は100μm、長さは5μm 、ピッチ
は5μm とした。
【0016】この短絡電極13は、半導体感磁層12の
厚みが厚い(10μm 以上)の場合にはその両面に対向
して設けた一対の凹部17a、17bに埋め込まれたも
のであることが好ましい。凹部17a、17bの深さ
は、両者が同一であることが好ましいが、違っていても
良い。また、これらの凹部17a、17bは、短絡電極
13の厚さと同一であってもよいが、違っていてもよ
い。違っている場合には、凹部17a、17bの深さの
方が大きい方がよい。短絡電極の形成を容易にするとと
もに対向する短絡電極間距離を短くすることができ、R
B/ROを大きくすることができるからである。
【0017】上記出力取り出し電極部4の材料および構
成は、上記の短絡電極のそれらと同じであることが好ま
しい。製造工程がが簡略化できるからである。
【0018】上記保護膜15は、Al23で形成されて
いることが好ましく、その厚みは、0.5〜10μm 、
特に0.5〜2μm が好ましい。
【0019】上記接着層16に用いる接着剤としては、
熱硬化型エポキシ系接着剤が好ましい。
【0020】次に、図2を参照して、本発明の半導体磁
気抵抗素子の製造方法について説明する。
【0021】以下の説明においては、バルク法による方
法を説明する。まず、図2の(a)に示したように、感
磁部となる材料、例えばInSb単結晶インゴットをワ
イヤーソーにより目的とする感磁部の厚みにスライスし
てウェハー20を形成する。ウェハー20の片面をポリ
ッシングし、表面を鏡面状態に仕上げる.洗浄後、ウェ
ハー20の上に鏡面上に2μm 以上の膜厚でフォトレジ
スト(すなわち感光性樹脂、例えば東京応化製 OFP
R800−100cp等)を塗布しプリベークを行う。
アライナーで露光後、現像を行い、短絡電極3のネガパ
ターン(図2の(b)参照)を得る。
【0022】その後、上記半導体感磁層が容易に溶解す
る溶液、例えばフッ酸等に浸漬し、凹部17aを目的と
する深さにエッチングを行った後(図2の(c)参
照)、スパッタリング等により全面にNi膜24を0.
1〜0.3μm 、Cu膜26を0.3〜0.7μm 成膜
する(図2の(d)参照)。Ni膜はCu膜とInSb
の密着性を向上させるためであり、Niの代わりにC
r、W、Tiのいずれか、またはNi、Cr、W、Ti
のうち2つ以上の組み合わせて形成させても良い。な
お、これらの金属膜はスパッタリングの他に蒸着、CV
D、メッキ等により形成しても良い。
【0023】続いてアセトン等に浸漬し、フォトレジス
ト22を除去する。これに伴ってフォトレジスト上のN
i膜及びCu膜が除去される(図2の(e)参照)。そ
の後、保護膜15として、例えばAl23をスパッタリ
ング等により成膜し、短絡電極形成面とあらかじめ準備
しておいた基板11を貼り合わせ、接着する(図2の
(f)参照)。
【0024】ウエハー20をラップ研磨した後、ポリッ
シングを行い鏡面仕上げにする。この後、ウエハー20
の他面(図2の(f)での上面)のウエハー20の厚み
は感磁部の目的の厚みとする。以下、上記図2の(b)
〜(e)の行程を繰り返す。
【0025】すなわち洗浄後、フォトレジストを塗布し
プリベークを行う。アライナーで露光後、現像を行い、
短絡電極(今回は、電気信号取り出し用の電極部も含め
ることが好ましい。)のネガパターンを得る。このとき
のパターン方向は裏面と同一方向とする。
【0026】フッ酸等に浸漬し、1μm エッチングを行
った後、スパッタリングにより全面にNi膜を0.1〜
0.3μm 、Cu膜を0.3〜0.7μm 成膜する。
【0027】アセトンに浸漬し、フォトレジスト上のN
i膜及びCu膜を除去する。以上により、図2の(g)
に示した状態が得られる。
【0028】この後、例えばサンドブラスト用ドライフ
ィルム(感光性樹脂)を表面に貼り付ける。次に、図示
していないが、アライナーでパターン露光し、現像を行
い、感磁層のパターン形状(図1に示した数示2に似た
パターン形状)を得、サンドブラストにより、ドライフ
ィルムで保渡されていないInSbを削り取り、感磁層
パターンを得る。
【0029】ドライフィルムを剥離し洗浄を行った後、
ダイシングソーにより切断、素子化する。以上により、
本発明の半導体磁気抵抗素子を製造することができる。
【0030】
【実施例】図2に示した行程で以下に示すようにして実
施例の半導体抵抗素子のサンプルを作製した。
【0031】バルク法による方法をあげる。すなわち感
磁部となる材料であるInSb単結晶インゴットをワイ
ヤーソーにより0.25mmの厚みにスライスした。ウェ
ハー片面をポリッシングし、表面を鏡面状態に仕上げ
た。
【0032】洗浄後、フォトレジスト(感光性樹脂)で
ある東京応化製 OFPR800−100cpを塗布し
プリベークを行った。アライナーで露光後、現像を行
い、短絡電極のネガパターンを得た。
【0033】フッ酸に浸漬し、1μm エッチングを行っ
た後、スパッタリングにより全面にNiを0.2μm 、
Cuを0.45μm 成膜した。
【0034】アセトンに浸漬し、フォトレジスト上のN
i及びCuを除去した。その後、保護膜としてAl23
をスパッタリングにより成膜(1μm )し、接着剤とし
て熱硬化型エポキシ系接着剤を用い短絡電極形成面とフ
ェライト基板を貼り合わせ、接着した。
【0035】InSbをラップ研磨した後、ポリッシン
グを行い鏡面仕上げした。このときのInSbの厚みは
20μm とした。
【0036】洗浄後、フォトレジストを塗布しプリベー
クを行った後、アライナーで露光後、現像を行い、短絡
電極および電気信号取り出し用の電極部のネガパターン
を得る。このときのパターン方向は裏面と同一方向とし
た。
【0037】フッ酸に浸漬し、1μm エッチングを行っ
た後、スパッタリングにより全面にNiを0.2μm 、
Cuを0.45μm 成膜した。したがって各電極の厚み
は、0.65μm となる。
【0038】アセトンに浸漬し、フォトレジスト上のN
i及びCuを除去した。
【0039】サンドブラスト用ドライフィルム(感光性
樹脂)である東京応化製BF405を表面に貼り付け
た。アライナーで露光し、現像を行い、感磁層のパター
ン形状を得た。
【0040】サンドブラストにより、ドライフィルムで
保渡されていないInSbを削り取り、InSb感磁層
パターンを得た。
【0041】ドライフィルムを剥離し洗浄を行った後、
ダイシングソーにより切断、素子化してサンプルを得
た。
【0042】得たサンプルの上記電極部間に電圧5Vを
印加し、このときの電流値を読みとり抵抗R0を算出し
た。次に磁界を1.2mTまで順次印加し、それぞれの
電流値を読み取った。それぞれの電圧、電流値から抵抗
Bを算出した。
【0043】図3に磁束密度に対するRB/R0のグラフ
を示した。
【0044】比較例として、感磁層の厚みは実施例と同
様20μm としたが、図4のような片面短絡電極構造と
したサンプル(比較例1)、内部針状結晶型磁気抵抗素
子構造としたサンプル(比較例2)を作製し、上記実施
例と同様の測定を行った。結果を上記図3のグラフに示
した。
【0045】図3のグラフから明らかなように、感磁層
の厚みが20μm と比較的厚いため比較例1ではほとん
どRB/R0の変化が見られない。また、比較例2は比較
例1よりはRB/R0が大きくなるが、高移動度のInS
bが得られないため実施例には及ばない。膜厚が厚くと
も、表裏両面に短絡電極を形成した磁気抵抗素子の方が
他に比べRB/R0が優れていることが分かる。
【0046】
【発明の効果】無磁界抵抗値R0を低くするために、簡
便で低コストな感磁層を厚くする方法を採用しても、感
磁層表裏両面に埋め込んだ短絡電極を有する磁気抵抗素
子が、従来の磁気抵抗素子に比べ高いRB/R0を提供す
ることが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】半発明の半導体磁気抵抗素子の感磁層の表裏両
面に短絡電極を形成した半導体磁気抵抗素子の1例を示
した斜視図である。
【図2】本発明の半導体磁気抵抗素子の製造方法の1例
を示す説明図である。
【図3】半導体磁気抵抗素子の感度(RB/R0)曲線を
示すグラフ図である。
【図4】片面に短絡電極を形成した従来の半導体磁気抵
抗素子の構造を示した斜視図である。
【符号の説明】
10 半導体磁気抵抗素子 11 基板 12 半導体感磁層 13 短絡電極 14 電極部 17a、17b 凹部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体感磁層に短絡電極が形成された半
    導体磁気抵抗素子において、短絡電極が半導体感磁層の
    両面に対向して形成されていることを特徴とする半導体
    磁気抵抗素子。
  2. 【請求項2】 半導体感磁層がInSb、またはInA
    sで形成されている請求項1記載の半導体磁気抵抗素
    子。
  3. 【請求項3】 半導体感磁層が単結晶である請求項1ま
    たは2記載の半導体磁気抵抗素子。
  4. 【請求項4】 半導体感磁層面の短絡電極成部分に凹部
    が形成されており、この凹部に短絡電極が形成されてい
    る請求項1〜3のいずれかに記載の半導体磁気抵抗素
    子。
  5. 【請求項5】 半導体感磁層の厚みが10〜50μm で
    ある請求項1〜4のいずれかに記載の半導体磁気抵抗素
    子。
  6. 【請求項6】 半導体感磁層の基板側の面に保護膜が設
    けられている請求項1〜5のいずれかに記載の半導体磁
    気抵抗素子。
  7. 【請求項7】 前記基板がフェライト基板である請求項
    6の半導体磁気抵抗素子。
  8. 【請求項8】 前記フェライトがNi−Zn系フェライ
    ト基板である請求項7の半導体磁気抵抗素子。
  9. 【請求項9】 請求項1〜6のいずれかの半導体磁気抵
    抗素子の製造方法であって、半導体感磁層の一方表面に
    感光性樹脂を用いて短絡電極のネガパターン形状にパタ
    ーンニングし、その後、金属薄膜を全面に付け、さらに
    感光性樹脂が容易に溶解する溶液中に浸漬することによ
    り感光性樹脂の上に付いている金属薄膜を除去し、短絡
    電極を形成し、この後短絡電極形成面に保護膜を形成
    し、この保護膜面で基板に半導体感磁層を接着し、つい
    で半導体感磁層の他方の面に上記と同様にして短絡電極
    を形成することを特徴とする半導体磁気抵抗素子の製造
    方法。
  10. 【請求項10】 前記パターニングの後に、エッチング
    により短絡電極形成部分に凹部を形成し、その後金属薄
    膜を全面に付ける請求項7の半導体磁気抵抗素子の製造
    方法。
JP11074207A 1999-03-18 1999-03-18 半導体磁気抵抗素子 Withdrawn JP2000269567A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11074207A JP2000269567A (ja) 1999-03-18 1999-03-18 半導体磁気抵抗素子
EP00302078A EP1037289B1 (en) 1999-03-18 2000-03-15 Semiconductor magnetoresistance device, magnetic sensor, and production method thereof
DE60032653T DE60032653D1 (de) 1999-03-18 2000-03-15 Magnetoresistive Halbleiteranordnung, magnetischer Sensor und dazugehöriges Herstellungsverfahren
US09/527,808 US6335675B1 (en) 1999-03-18 2000-03-17 Semiconductor magnetoresistance device, making method and magnetic sensor

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11074207A JP2000269567A (ja) 1999-03-18 1999-03-18 半導体磁気抵抗素子

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2000269567A true JP2000269567A (ja) 2000-09-29

Family

ID=13540526

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11074207A Withdrawn JP2000269567A (ja) 1999-03-18 1999-03-18 半導体磁気抵抗素子

Country Status (4)

Country Link
US (1) US6335675B1 (ja)
EP (1) EP1037289B1 (ja)
JP (1) JP2000269567A (ja)
DE (1) DE60032653D1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009059892A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Asahi Kasei Electronics Co Ltd 半導体磁気抵抗素子およびその設計方法
WO2015182370A1 (ja) * 2014-05-30 2015-12-03 株式会社村田製作所 電子部品の製造方法

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8352876B2 (en) 2007-02-21 2013-01-08 University Of Central Florida Research Foundation, Inc. Interactive electronic book operating systems and methods
WO2009084433A1 (ja) * 2007-12-28 2009-07-09 Alps Electric Co., Ltd. 磁気センサ及び磁気センサモジュール
JP2013036862A (ja) * 2011-08-09 2013-02-21 Alps Electric Co Ltd 磁気検出装置とその製造方法
US20130113473A1 (en) * 2011-11-04 2013-05-09 Sae Magnetics (H.K.) Magnetic sensor with shunting layers and manufacturing method thereof
US10145906B2 (en) 2015-12-17 2018-12-04 Analog Devices Global Devices, systems and methods including magnetic structures
CN106707644A (zh) * 2017-01-06 2017-05-24 京东方科技集团股份有限公司 短路棒结构及其制作方法以及薄膜晶体管基板
EP3708465B1 (en) * 2019-03-15 2022-06-22 Bourns, Inc. Vehicle with steering angle sensor
JP7354836B2 (ja) * 2019-12-25 2023-10-03 Tdk株式会社 磁気センサ

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2132768C3 (de) * 1971-07-01 1980-04-17 Denki Onkyo Co., Ltd., Tokio Verfahren zur Herstellung eines aus einer intermetallischen Verbindung bestehenden Halbleiterplättchens mit auf der Oberfläche ausgebildeten Metallstreifen
US4296424A (en) * 1978-03-27 1981-10-20 Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha Compound semiconductor device having a semiconductor-converted conductive region
JPS5638880A (en) * 1979-09-07 1981-04-14 Hitachi Ltd Substrate for magnetism-electricity converter element
JPS5660078A (en) 1979-10-19 1981-05-23 Masahide Oshita Magnetic reluctance effect element
JPH03214783A (ja) * 1990-01-19 1991-09-19 Aichi Tokei Denki Co Ltd 積層型センサ
US5196821A (en) * 1992-03-09 1993-03-23 General Motors Corporation Integrated magnetic field sensor
US5656381A (en) * 1993-03-24 1997-08-12 Sanyo Electric Co., Ltd. Magnetoresistance-effect element
US5491461A (en) * 1994-05-09 1996-02-13 General Motors Corporation Magnetic field sensor on elemental semiconductor substrate with electric field reduction means
JP3452233B2 (ja) 1996-08-29 2003-09-29 日本精機株式会社 半導体磁気抵抗素子
JPH10209523A (ja) 1997-01-21 1998-08-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 磁電変換素子
JP3588952B2 (ja) 1997-01-21 2004-11-17 松下電器産業株式会社 半導体薄膜磁気抵抗素子
JPH10209524A (ja) * 1997-01-21 1998-08-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd 半導体薄膜磁気抵抗素子とその製造方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009059892A (ja) * 2007-08-31 2009-03-19 Asahi Kasei Electronics Co Ltd 半導体磁気抵抗素子およびその設計方法
WO2015182370A1 (ja) * 2014-05-30 2015-12-03 株式会社村田製作所 電子部品の製造方法
JPWO2015182370A1 (ja) * 2014-05-30 2017-04-20 株式会社村田製作所 電子部品の製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP1037289A2 (en) 2000-09-20
US6335675B1 (en) 2002-01-01
EP1037289B1 (en) 2007-01-03
DE60032653D1 (de) 2007-02-15
EP1037289A3 (en) 2005-03-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4085859B2 (ja) 磁気センサおよびその製造方法
JP2000269567A (ja) 半導体磁気抵抗素子
US4807073A (en) Magnetoresistance type magnetic head and method for fabricating same
US6850057B2 (en) Barber pole structure for magnetoresistive sensors and method of forming same
JPH09129944A (ja) 磁電変換素子
JP3089828B2 (ja) 強磁性磁気抵抗素子
JP2010256366A (ja) 磁気センサおよびその製造方法
US6103545A (en) Process for making a magnetoresistive magnetic sensor and sensor obtained using this process
JP2008166633A (ja) 磁気センサデバイスの製造方法
JP2002525859A (ja) 磁気抵抗装置、巨大磁気抵抗装置およびそれらの作製方法
JP3137659B2 (ja) 静磁波装置およびその製造方法
CN208521967U (zh) 一种单芯片单轴或多轴磁阻传感器
JPH0681173A (ja) 金属膜パターン形成方法
JP3465280B2 (ja) 磁気センサの製造方法
JP3161610B2 (ja) ホール素子の製造方法
WO2022190854A1 (ja) 磁気センサ及びその製造方法
JP2610083B2 (ja) 強磁性体磁気抵抗素子
JP3498469B2 (ja) 磁電変換素子の製造方法
KR100203612B1 (ko) 자기 저항 효과형 헤드 및 그 제작 방법
JP2778515B2 (ja) 磁気ヘッド
KR940003922B1 (ko) 자기저항소자의 제조방법
JP3528012B2 (ja) 磁電変換素子の製造方法
JP2000285418A (ja) 薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法
JPS59671A (ja) 磁気センサ及びその製造方法
JPH08115510A (ja) 磁気抵抗読み取り変換器及びその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20040601

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20051125

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20081107