JP2000268950A - 電磁調理器 - Google Patents

電磁調理器

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JP2000268950A
JP2000268950A JP6791699A JP6791699A JP2000268950A JP 2000268950 A JP2000268950 A JP 2000268950A JP 6791699 A JP6791699 A JP 6791699A JP 6791699 A JP6791699 A JP 6791699A JP 2000268950 A JP2000268950 A JP 2000268950A
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JP
Japan
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temperature
time
pan
heating
key
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JP6791699A
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English (en)
Inventor
Fumio Yamagishi
文男 山岸
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MAW KK
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MAW KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電磁調理器に、底面が盛り上がっているよう
な鍋を使用した場合に、検知温度と鍋温度のずれが生じ
やすく、その相違に基づいて、鍋の異常温度上昇を招く
おそれがあるので、前記に対応できる安全機能を付与す
る。 【解決手段】トッププレートの温度検出手段と、加熱動
作開始時から所定時間経過した時点T1、或い加熱動作
開始時から所定の温度t0に達した時点T1を基準にし
て、当該時点からの一定時間ΔT内に予め設定した温度
上昇値を満たすか否かに基づいて適否を判定する判定手
段と、前記判定結果に基づいて加熱コイルへの通電遮断
を行う断路手段とを備えてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加熱調理に使用する電
磁調理器に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】電磁調
理器は、周知の通り渦巻き状の加熱コイルに20〜50
kHzの高周波電流を供給し、渦巻き中心からの放射状
に高周波磁束を発生させ、トッププレート(鍋載置部)
上に鍋を載置すると、鍋底面に渦電流が生じ、渦電流の
ジュール熱で鍋自体が発熱し、調理に供されるものであ
る。特に火を使用しないので、卓上用やマンションの台
所の調理熱源として多用されている。
【0003】ところで、前記の電磁調理器には、安全の
ための制御手段として、鍋の使用可否の判定手段や、異
常高温時の動作遮断手段を備えている。前者は、鍋をト
ッププレート上に載置し、鍋の電磁誘導されるか否か
(負荷電流の有無)を判別し、後者は、熱センサ(通常
はトッププレート裏面のサーミスタ)によってトッププ
レートの温度を検出し、設定した希望温度を維持するよ
うに通電の断続を繰り返して、所望温度の維持を行うと
共に、所定温度異常の高温となった場合には通電を遮断
するようにしているものである。
【0004】揚げ物調理を例に取ると、図4(ロ)に例
示したとおり、油Aを収納した鍋B1を調理器のトップ
プレート1上に載置すると、最初に充分な負荷電流が流
れることにより、鍋B1が使用可能な鍋と判別し、加熱
コイルには、所定の高周波電流が供給され、鍋自体の加
熱で油Aは温度上昇し、熱センサ2で所定の温度に達し
たことを検知すると、通電を停止し、温度が下がると通
電を行うということを繰り返して、油Aを所望の設定温
度に維持して揚げ物調理を行うものである。
【0005】しかし前記のように、揚げ物調理時の温度
制御を単にトッププレートの検出温度を基準として行っ
た場合に、異常加熱による事故の発生も考えられる。具
体的には、図4(イ)に示すように、底面の中央部分が
盛り上がった鍋B2を使用した場合に、当然鍋には渦電
流が発生し、負荷電流が流れ、油Aの温度が上昇する。
しかしセンサ2による検知温度は、中間に空気層が介在
するために、油Aの温度より低い温度を検知し、更に加
熱が必要と判断し、油の温度を所望の設定温度以上に上
昇させてしまう危険性がある。
【0006】また例えば一部のステンレス製鍋のよう
に、電磁調理器への使用は可能であるが、必ずしも最適
とはいえない材質の鍋は、相応の負荷電流が流れて加熱
を行うことができるが、加熱速応性に欠ける。このよう
な鍋は、速やかな高温維持を必要とする揚げ物調理には
不適当となる虞もある。従前の電磁調理器では、このよ
うな鍋も使用可能としていた。
【0007】そこで本発明は、揚げ物調理に充分対応で
きる制御手段を備えた新規な電磁調理器を提案したもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る電磁調理器
は、内部に高周波加熱コイル及び各駆動制御回路を内蔵
し、コイル上面にトッププレートを配設してなる電磁調
理器において、少なくともトッププレートの温度検出手
段と、加熱動作開始時から所定時間経過した時点、或い
加熱動作開始時から所定の温度に達した時点を基準にし
て、当該時点からの一定時間内に予め設定した温度上昇
値を満たすか否かに基づいて適否を判定する判定手段
と、前記判定結果に基づいて加熱コイルへの通電遮断を
行う断路手段とを備えてなることを特徴とするものであ
る。
【0009】従って鍋の材質として使用可能な鍋である
が、センサの検知が正しく行われない形状の鍋を使用し
た場合や、材質自体が不十分で、所望の加熱調理を実現
し難い鍋を使用した場合には、これらの鍋は、検知した
温度の上昇率が適性な鍋に比較して当然小さいので、予
め設計値として所定時間経過後(一定時間経過した時点
又は一定温度に達した時点)の温度上昇をみて、温度上
昇率が低いときには、形状不適当や材質不適当として通
電遮断し、鍋内の油の異常温度上昇による事故発生を未
然に防止したり、揚げ物調理に適しない鍋の使用を中止
するものである。
【0010】
【実施形態】次に本発明の実施形態について説明する。
実施形態に示した電磁調理器の基本的な構成は、従前の
器具と同様であり、扁平なケース本体3の上面中央にト
ッププレート1を配置し、前面部の操作パネルに制御用
の各種スイッチ類4及び表示部5が配置され、トッププ
レート1の背面に加熱コイルが配置されている。更にト
ッププレート1の背面には、温度検出用のセンサ2を備
えてなる。
【0011】尚操作パネルに設けられているスイッチ類
4は、電源オフキー41、調理種別選択スイッチ(加熱
キー42、揚げ物キー43、湯沸かしキー44、ステー
キキー45)、温度設定上下キー46a,46b、タイ
マーキー(設定キー47、取消キー48)を備え、また
表示部5は、鍋確認灯51、タイマー表示部52、設定
温度表示部53と、各スイッチの動作表示灯を備えてな
るものである。
【0012】そしてその動作制御並びに安全機能は、一
般加熱として、加熱キー42のスイッチオンで動作を開
始し、温度設定キー46で温度設定がてき、揚げ物キー
43のスイッチオンで揚げ物調理を行い、温度設定キー
46の操作で、調理温度が設定温度表示部53で表示さ
れ、同様に湯沸かしキー44や、ステーキキー45でそ
れぞれ各調理を行う。また調理時間についてもタイマー
キー47,48で設定取り消しを可能としている。
【0013】更に安全機能として、最後のキーを操作し
た後一定時間(99分)経過するとブザーで報知して、
自動的に電源オフとする切り忘れ防止機能、トッププレ
ート2上に載置した物が使用可能な鍋であるか否か及び
鍋以外の小物であるか否か検知して、鍋確認灯51の点
灯及びブザーで知らせる検知機能、鍋を外すと鍋確認灯
51が点灯し、ブザーで報知した後2分後に自動的に電
源オフとし、2分以内に戻したら再度元の状態に復帰す
る鍋無し自動停止機能、鍋底温度が異常上昇(260
℃)したときに自動的に電源オフとする異常温度上昇防
止機能、電源オフキー41の操作を行ったときや自動オ
フに際して、余熱による温度上昇を防止するために5分
間ファンを動作させるオフ時温度上昇防止機能など備え
てなるものである。
【0014】更に本発明は、特にセンサ2の温度検出値
と、加熱コイルへの通電制御に特徴を有するもので、加
熱動作開始から一定時間後或いは一定温度に達した際の
基準温度上昇率を定めておき、当該基準値によって安全
制御を行うものである。具体的には、標準的な適正な鍋
Aや、不適正な鍋Bを使用して種々のデータを採取し、
動作開始時からの温度上昇の安全基準データを定める
(図3のグラフの実線)。そして動作開始時刻から一定
時間経過した時(T1時:基準時点)、もしくは一定温
度t0(ただし常温より少し高い温度を設定)を検知し
た時(T1時:基準時点)のセンサ検知温度t0から、
一定時間(ΔT)経過後の温度tとの温度差Δt(t−
t0)が、予め定めた温度差以上であるか否か、或いは
一定時間経過前に予め定めた温度差Δt以上の温度tに
達したか否かを判別する手段を備え、更に所定温度差以
下の場合や、一定時間経過した場合には異常と判断し
て、加熱コイルへの通電を遮断するものである。
【0015】従って図4(イ)に例示したように、中央
部分が凹んで、センサ2の検知温度と、鍋温度とが一致
しない鍋B1を使用した場合には、一定時間経過後の温
度から所定時間経過後の温度を検知し、その温度差が、
鍋の加熱を行った際に当然に予測される温度上昇を確認
できないときに、当該鍋B1は揚げ物調理に不適当と判
別して、その使用ができないようにして、鍋の異常加熱
を未然に防止するものである。
【0016】更に使用可能であるが、揚げ物調理には不
適当な材質の鍋についても、その使用を中止するもので
ある。
【0017】もちろん前記の計測時や温度上昇率の設計
値は、その機器の出力などで適宜定められるものであ
り、またセンサも一カ所に限定されず、複数箇所に設置
してもよく、複数センサの検知温度の差違に基づく動作
制御は、設置位置などを考慮する。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明は、一定時間経過後
の温度上昇を検知して、上昇率が一定以下の場合には、
揚げ物調理使用不適の鍋と判別して、通電自動遮断を行
う安全機能を備えた電磁調理器で、鍋の形状による異常
温度上昇を防止し、その安全性を高めたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の全体斜視図。
【図2】同操作パネルの平面図。
【図3】同制御基準説明のグラフ図。
【図4】同使用状態の説明図で、(イ)は使用不適の
例、(ロ)は使用適の例を示す。
【符号の説明】
1 トッププレート 2 センサ 3 ケース本体 4 スイッチ類 41 電源オフキー 42 加熱キー 43 揚げ物キー 44 湯沸かしキー 45 ステーキキー 46a,46b 温度設定上下キー 47 タイマーキー(設定キー) 48 タイマーキー(取消キー) 5 表示部 51 鍋確認灯 52 タイマー表示部 53 設定温度表示部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に高周波加熱コイル及び駆動制御回
    路を内蔵し、コイル上面にトッププレートを配設してな
    る電磁調理器において、少なくともトッププレートの温
    度検出手段と、加熱動作開始時から所定時間経過した時
    点を基準にして、当該時点からの一定時間内に予め設定
    した温度上昇値を満たすか否かに基づいて適否を判定す
    る判定手段と、前記判定結果に基づいて加熱コイルへの
    通電遮断を行う断路手段とを備えてなることを特徴とす
    る電磁調理器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電磁調理器において、判
    定手段の基準を、加熱動作開始時から所定の温度に達し
    た時点を基準にして、当該時点からの一定時間内に予め
    設定した温度上昇値を満たすか否かに代えてなる電磁調
    理器。
JP6791699A 1999-03-15 1999-03-15 電磁調理器 Pending JP2000268950A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016189245A (ja) * 2015-03-30 2016-11-04 パナソニックIpマネジメント株式会社 誘導加熱調理器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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