JP2000268538A - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

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JP2000268538A
JP2000268538A JP6836199A JP6836199A JP2000268538A JP 2000268538 A JP2000268538 A JP 2000268538A JP 6836199 A JP6836199 A JP 6836199A JP 6836199 A JP6836199 A JP 6836199A JP 2000268538 A JP2000268538 A JP 2000268538A
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Takeshi Morimoto
健 森本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本来の通常記録が行えるとともに、必要に応
じて上書き記録防止も図ることができる記録再生装置を
提供する。 【解決手段】 記録再生ヘッド8およびコントロールヘ
ッド9よりも記録媒体1の走行方向に対して上流側にコ
ントロール信号を再生するCTL先行再生ヘッド6を配
置するとともに、この記録媒体1上の既に記録された領
域への上書き記録を許容する通常記録モードと上書き記
録を防止する上書き記録防止モードとのいずれか一方を
選択するモード選択手段26と、このモード選択手段2
6による通常記録モードと上書き記録防止モードの選択
ならびにCTL先行再生ヘッド6で再生されるコントロ
ール信号の有無に応じて、消去ヘッド7、記録再生ヘッ
ド8およびコントロールヘッド9による記録再生動作を
制御する制御手段10とを備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、VTRやビデオカ
メラ等の記録再生装置の上書き記録防止機能に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、記録再生装置、たとえばVTR
においては、磁気テープに映像、音声、データ等の信号
(以下、情報信号という)を記録する際、記録再生ヘッド
およびコントロールヘッドに記録電流を流すのに先立っ
て、通常、消去ヘッドで既収録部分を全幅消去するよう
にしている。
【0003】この全幅消去が必要な理由は、既収録部分
の信号を事前に完全に消去せずに単に上書き記録したと
きには、磁気テープの深層部分に既収録状態の信号の一
部が残ってしまい、再生時にC/N比(搬送波電力対雑
音電力の比)劣化の要因になるからである。
【0004】したがって、上記のように、通常記録を行
うときには、既収録部分を全幅消去した上でその消去部
分に新たな情報信号を記録(以下、これを通常記録とい
う)することが必要である。
【0005】一方、たとえば、放送番組などの製作に際
しては、各カットごとのシーンを磁気テープに収録し、
その後に、各シーンがつながるように編集して一つの番
組に仕上げることが多い。そのような場合には、各カッ
トごとに収録したシーンの部分が不意に上書きされない
ようにする必要がある。
【0006】このように、VTRを使用して各カットの
シーンを記録、編集していく場合には、一旦収録した映
像部分が上書き記録されて消えてしまわないように、上
書き記録を防止することが必要となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の記録
再生装置では、上書き記録防止の手段が特に設けられて
おらず、人為的に磁気テープの収録部分と非収録部分と
を判断して編集操作を行っている。
【0008】そのため、操作者の操作ミスなどによっ
て、せっかく収録した部分が上書き記録されて消えてし
まうという不都合が生じていた。
【0009】本発明は、本来の通常記録が行えるととも
に、上書き記録防止が必要となるときには、確実にそれ
を実行できる記録再生装置を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために、情報信号を記録再生する記録再生ヘッ
ドと、この記録再生ヘッドで情報信号を記録再生するに
あたり予め記録媒体の情報信号を消去する消去ヘッド
と、前記記録再生ヘッドで情報信号を記録再生するにあ
たり前記記録媒体の位置管理情報を示すコントロール信
号を記録再生するコントロールヘッドとを備えた記録再
生装置において、次のようにしている。
【0011】すなわち、請求項1記載における記録再生
装置は、記録再生ヘッドおよびコントロールヘッドより
も記録媒体の走行方向に対して上流側に前記コントロー
ル信号を再生するCTL先行再生ヘッドを配置するとと
もに、この記録媒体上の既に記録された領域への上書き
記録を許容する通常記録モードと上書き記録を防止する
上書き記録防止モードとのいずれか一方を選択するモー
ド選択手段と、このモード選択手段による通常記録モー
ドと上書き記録防止モードの選択ならびに前記CTL先
行再生ヘッドで再生されるコントロール信号の有無に応
じて、前記消去ヘッド、記録再生ヘッドおよびコントロ
ールヘッドによる記録再生動作を制御する制御手段とを
備えている。
【0012】これにより、通常記録モードを設定すれば
本来の通常記録が行えるとともに、上書き記録防止モー
ドを設定すれば、確実に上書き記録防止を図ることがで
きる。
【0013】請求項2記載における記録再生装置では、
請求項1記載の構成において、制御手段は、前記モード
選択手段によって上書き記録防止モードが選択された場
合には、前記消去ヘッドの消去動作を停止し、かつ前記
CTL先行再生ヘッドでコントロール信号が再生された
ときに前記記録再生ヘッドおよび前記コントロールヘッ
ドによる記録動作を停止する一方、通常記録モードが選
択された場合には、前記消去ヘッドを動作させ、かつ前
記記録再生ヘッドおよびコントロールヘッドによる記録
動作を行わせるように構成されている。
【0014】これにより、比較的簡単な制御シーケンス
でもって、上書き記録防止モードを確実に図ることがで
きる。
【0015】請求項3記載における記録再生装置では、
請求項1または請求項2記載の構成において、前記CT
L先行再生ヘッドは、消去ヘッドよりも記録媒体の走行
方向に対して下流側に配置されている。
【0016】これにより、消去ヘッドの位置を従来と変
えることなく、CTL先行再生ヘッドの位置をスペース
的に余裕のある消去ヘッドと回転ドラムとの間に配置で
きるとともに、確実に上書き記録防止を図ることができ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】(実施形態1)図1は、この実施形
態1における上書き防止機能を備えた記録再生装置の構
成を示すブロック図である。
【0018】この実施形態1の記録再生装置において、
供給リール2から供給される記録媒体としての磁気テー
プ1は、図中矢印で示すように、回転シンダ3に巻き付
けられ、巻き取りリール4の巻き取り方向に走行する。
【0019】そして、テープ走行の上流から下流に向け
て、CTL先行再生ヘッド6、消去ヘッド7、記録再生
ヘッド8、およびコントロールヘッド9が順次配置され
ている。
【0020】CTL先行再生ヘッド6は、既にコントロ
ールヘッド9によって磁気テープ1上に記録されている
コントロール信号を他のヘッド7,8,9に先行して再
生するものである。
【0021】消去ヘッド7は、記録再生ヘッド8で情報
信号を記録再生するにあたり予め磁気テープ1に記録さ
れている情報信号を全幅消去するものである。
【0022】記録再生ヘッド8は回転シリンダ3に取り
付けられていて、磁気テープ1に対して情報信号を記録
再生するものである。
【0023】コントロールヘッド9は、記録再生ヘッド
8で情報信号が良好に再生されるように磁気テープ1の
走行位置管理情報を示すコントロール信号を記録再生す
るものである。
【0024】そして、CTL先行再生ヘッド6には、こ
のヘッド6で検出されるコントロール信号の検出/非検
出を設定する第1スイッチ12を介してコントロール信
号を再生するCTL先行再生回路23が接続されてい
る。
【0025】消去ヘッド7には、このヘッド7の動作/
停止を設定する第2スイッチ13を介して消去信号を発
生するバイアス発振回路14が接続されている。
【0026】記録再生ヘッド8には、記録/再生を設定
する第1切換スイッチ15を介して記録回路16および
再生回路17がそれぞれ接続されている。
【0027】コントロールヘッド9には、記録/再生を
設定する第2切換スイッチ19を介してコントロール信
号を記録するCTL記録回路20およびコントロール信
号を再生するCTL再生回路21がそれぞれ接続されて
いる。
【0028】モード選択手段26は、磁気テープ1に既
に記録された領域への上書き記録を許容する通常記録モ
ードと、上書き記録を防止する上書き記録防止モードと
のいずれか一方を選択する指令信号を出力するものであ
る。このモード選択手段26は、たとえばデップスイッ
チなどで構成されており、操作者が通常記録モードを選
択したときには、たとえばローレベルの信号が、上書き
記録防止モードを選択したときにはハイレベルの信号が
それぞれ出力されるようになっている。
【0029】制御手段としてのシステムコントロールC
PU(以下、単にCPUと表記する)10は、モード選択
手段26による上記の各モード選択、ならびに前述した
CTL先行再生ヘッド6で再生されるコントロール信号
の有無に応じて、各スイッチ12,13,15,19を
動作させて消去ヘッド7、記録再生ヘッド8およびコン
トロールヘッド9による記録再生動作を制御するもので
ある。
【0030】次に、この実施形態1の記録再生装置にお
いて、情報信号を磁気テープ1に記録する場合の動作に
ついて説明する。
【0031】 通常記録モードが選択された場合 操作者がモード選択手段26を操作して通常記録モード
を選択した場合には、この手段26からローレベルの信
号が出力されるので、CPU10は、この信号に応じ
て、第1スイッチ12をオフ状態にしてCTL先行再生
回路23にコントロール信号が入力されないようにする
とともに、第2スイッチ13をオン状態にしてバイアス
発振回路14の出力が消去ヘッド7に加わるようにす
る。さらに、CPU10は、第1,第2切換スイッチ1
5,19をそれぞれ記録回路16,20側に接続する。
【0032】この状態で磁気テープ1の走行が開始され
ると、磁気テープ1は、まず、CTL先行再生ヘッド6
に接触するが、第1スイッチ12はオフ状態なので、C
TL先行再生回路23からはコントロール信号は再生さ
れない。
【0033】次に、磁気テープ1は、消去ヘッド7に接
触するが、このとき対にスイッチ13はオン状態にあっ
てバイアス発振回路14の消去信号が消去ヘッド7へ供
給されるため、磁気テープ5が全幅消去される。
【0034】続いて、磁気テープ1は、記録再生ヘッド
8に接触するが、このとき第1切換スイッチ15が記録
回路16側に接続されているため、全幅消去後の磁気テ
ープ1に情報信号が記録される。
【0035】さらに、磁気テープ1は、コントロールヘ
ッド9に接触するが、このとき第2切換スイッチ19が
記録回路21側に接続されているため、磁気テープ1に
コントロール信号が記録される。
【0036】 上書き記録防止モードが選択された場
合 操作者がモード選択手段26を操作して上書き記録防止
モードを選択した場合には、この手段26からハイレベ
ルの信号が出力されるので、CPU10は、この信号に
応じて、第1スイッチ12をオン状態にしてCTL先行
再生回路23へのコントロール信号の入力を許容すると
ともに、第2スイッチ13をオフ状態にしてバイアス発
振回路14からの消去信号出力が消去ヘッド7に加わら
ないようにする。
【0037】この状態で磁気テープ1の走行が開始され
ると、磁気テープ1は、まず、CTL先行再生ヘッド6
に接触するが、このとき、第1スイッチ12はオン状態
にあるため、CTL先行再生ヘッド66の出力は、第1
スイッチ12を介してCTL先行再生回路23に入力さ
れる。
【0038】ここで、CTL先行再生回路6でコントロ
ール信号が再生されたときには、この磁気テープ1の領
域には映像や音声などの情報信号も既に同時に記録され
ていることになるため、上書き記録を防止する必要があ
る。
【0039】そこで、CPU10は、コントロール信号
が再生されたときには、これに応じて第1,第2切換ス
イッチ15,19を再生回路17,21側に接続して各
記録回路16,20側からの信号が記録再生ヘッド8お
よびコントロールヘッド9に加わらないようにする。
【0040】したがって、走行に伴って磁気テープ1
は、次に消去ヘッド7に接触するが、このとき第2スイ
ッチ13はオフ状態にあるため、磁気テープ1に記録さ
れている情報信号は消去されず、引き続いて、記録再生
ヘッド8とコントロールヘッド9に接触するが、第1,
第2切換スイッチ15,19はいずれも再生回路17,
21側に接続されているため磁気テープ1へは上書き記
録されない。
【0041】また、磁気テープ1がCTL先行再生ヘッ
ド6に接触しても先行再生回路23からコントロール信
号が再生されないときには、この磁気テープ1の領域に
は映像や音声の情報信号も記録されておらず未収録部分
といえるので、特に上書き記録を防止する必要性はな
く、かつ、事前に全幅消去する必要性もない。
【0042】そこで、CPU10は、CTL先行再生回
路6でコントロール信号が再生されないときには、第
1,第2切換スイッチ15,19を記録回路16,20
側に接続して各記録回路16,20側からの記録信号が
記録再生ヘッド8およびコントロールヘッド9に加わる
ようにする。
【0043】したがって、走行に伴って磁気テープ1
は、消去ヘッド7に接触しても消去されずに単にここを
通過し、引き続いて、磁気テープ1が記録再生ヘッド8
とコントロールヘッド9に接触することで記録回路1
6,20によって情報信号とコントロール信号とが順次
記録される。
【0044】なお、信号再生時には、CPU10は、第
1,第2スイッチ12,13を共にオフ状態にするとと
もに、第1,第2切換スイッチ15,19を共に再生回
路17,21側に切り換える。これにより、記録再生ヘ
ッド8で再生された情報信号は再生回路17で、コント
ロールヘッド9で再生されたコントロール信号はCTL
再生回路21で、それぞれ再生されることになる。
【0045】このように、この実施形態1では、記録再
生ヘッド8よりも上流側に消去ヘッド7に加えてCTL
先行再生ヘッド6を設けるとともに、モード選択手段2
6を設けて通常記録モードか上書き記録防止モードかを
選択し、上書き記録防止モードが選択されかつコントロ
ール信号が検出された場合には、記録にまつわる一切の
動作を停止することにより、上書き記録を防止してい
る。
【0046】(実施形態2)図2は、本発明の実施形態2
に係る記録再生装置の構成を示すブロック図であり、図
1に示した実施形態1と同一構成要素については同一の
符号を付す。
【0047】図1に示した実施形態1の記録再生装置に
おいては、CTL先行再生ヘッド6を消去ヘッド7より
も磁気テープ1の上流側に配置しているが、CTL先行
再生ヘッド6が製造当初に設けられていないような製品
に、後から書き記録防止機能を追加する場合には、消去
ヘッド7よりも上流側にCTL先行再生ヘッド6を追加
配置することが機構的な制約から困難な場合がある。
【0048】そのため、この実施形態2では、消去ヘッ
ド7よりも下流側の回転シリンダ3との間には比較的ス
ペースがある点に着目し、このスペースにCTL先行再
生ヘッド6を配置している。この構成の場合でも、上書
き記録防止が必要なときには、磁気テープ1のその領域
には既に情報信号が記録されていて消去ヘッド7を動作
させる必要性がなく、CPU10が上書き記録防止モー
ドが選択されたときには、第2スイッチ13をオフ状態
にして消去ヘッド7の動作を停止するように構成してお
けば、消去ヘッド7よりも下流側らCTL先行再生ヘッ
ド6を配置しても何ら問題はない。
【0049】その他の構成は図1に示した実施形態1の
場合と同様であるから、ここでは詳しい説明は省略す
る。
【0050】次に、この実施形態2の記録再生装置にお
いて、情報信号を磁気テープ1に記録する場合の動作に
ついて説明する。
【0051】 通常記録モードが選択された場合 操作者がモード選択手段26を操作して通常記録モード
を選択した場合の動作は、実施形態1の場合と基本的に
同じである。
【0052】すなわち、通常記録モードが選択される
と、モード選択手段26からローレベルの信号が出力さ
れるので、CPU10は、この信号に応じて、第1スイ
ッチ12をオフ状態にしてCTL先行再生回路23にコ
ントロール信号が入力されないようにするとともに、第
2スイッチ13をオン状態にしてバイアス発振回路14
の出力が消去ヘッド7に加わるようにする。さらに、C
PU10は、第1,第2切換スイッチ15,19をそれ
ぞれ記録回路16,20側に接続する。
【0053】したがって、この状態で磁気テープ1の走
行が開始されると、磁気テープ1は、まず、消去ヘッド
7に接触するが、このとき、第2スイッチ13はオン状
態にあるため、バイアス発振回路14で発生された消去
信号が第2スイッチ13を介して消去ヘッド7へ供給さ
れるため、磁気テープ5が全幅消去される。
【0054】続いて、磁気テープ1は、CTL先行再生
ヘッド6に接触するが、第1スイッチ12はオフ状態な
ので、CTL先行再生回路23からはコントロール信号
は再生されない。
【0055】引き続いて、磁気テープ1が記録再生ヘッ
ド8に接触した時点で、記録回路16から供給される情
報信号が第1切換スイッチ15を介して記録再生ヘッド
8に加わるため、全幅消去後の磁気テープ1に情報信号
が記録され、引き続いて、コントロールヘッド9に接触
した時点で、記録回路21から供給されるコントロール
信号が第2切換スイッチ19を介してコントロールヘッ
ド9に加わるため、コントロール信号が記録される。
【0056】 上書き記録防止モードが選択された場
合 操作者がモード選択手段26を操作して上書き記録防止
モードを選択した場合の動作も、実施形態1の場合と基
本的に同じである。
【0057】すなわち、操作者がモード選択手段26を
操作して上書き記録防止モードを選択した場合には、こ
の手段26からハイレベルの信号が出力されるので、C
PU10は、この信号に応じて、第1スイッチ12をオ
ン状態にしてCTL先行再生回路23へのコントロール
信号の入力を許容するとともに、第2スイッチ13をオ
フ状態にしてバイアス発振回路14の消去信号出力が消
去ヘッド7に加わらないようにする。
【0058】この状態で磁気テープ1の走行が開始され
ると、磁気テープ1は、まず、消去ヘッド7に接触する
が、このとき、第2スイッチ13はオフ状態にあるた
め、磁気テープ1に記録されている情報信号は消去され
ない。
【0059】続いて、磁気テープ1は、CTL先行再生
ヘッド6に接触する。このとき、第1スイッチ12はオ
ン状態にあるため、CTL先行再生ヘッド6の出力は、
第1スイッチ12を介してCTL先行再生回路23に入
力される。
【0060】ここで、先行再生回路23でコントロール
信号が再生されたときには、この磁気テープ1の領域に
は映像や音声などの信号も既に同時に記録されているこ
とになるため、上書き記録を防止する必要がある。
【0061】そこで、CTL先行再生回路6でコントロ
ール信号が再生されたときには、これに応じてCPU1
0は、第1,第2切換スイッチ15,19を再生回路1
7,21側に接続して各記録回路16,20側からの信
号が記録再生ヘッド8およびコントロールヘッド9に加
わらないようにする。
【0062】したがって、磁気テープ1は、記録再生ヘ
ッド8とコントロールヘッド9に順次接触するが、第
1,第2切換スイッチ15,19はいずれも再生回路1
7,21側に接続されているため磁気テープ1への上書
き記録はできなくなる。
【0063】また、この上書き記録防止モードにおい
て、先行再生回路23でコントロール信号が再生されな
いときには、このときの磁気テープ1の領域には映像や
音声の情報信号は記録されておらず未収録部分といえる
ので、特に上書き記録を防止する必要性はない。
【0064】そこで、CTL先行再生回路6でコントロ
ール信号が再生されないときには、これに応じてCPU
10は、第1,第2切換スイッチ15,19を記録回路
16,20側に接続して各記録回路16,20側からの
記録信号が記録再生ヘッド8およびコントロールヘッド
9に加わるようにする。
【0065】したがって、磁気テープ1が記録再生ヘッ
ド8とコントロールヘッド9に接触することで記録回路
16,20によって磁気テープ1に対して情報信号とコ
ントロール信号とが順次記録される。
【0066】なお、信号再生時には、CPU10は、第
1,第2スイッチ12,13を共にオフ状態にするとと
もに、第1,第2切換スイッチ15,19を共に再生回
路17,21側に切り換える。これにより、記録再生ヘ
ッド8で再生された情報信号は再生回路17で、コント
ロールヘッド9で再生されたコントロール信号は再生回
路21で、それぞれ再生されることになる。
【0067】このように、この実施形態2では、通常記
録モードと上書き記録防止モードを使い分けることがで
きるとともに、消去ヘッド7よりも下流側にCTL先行
再生ヘッド6を設けることで、ヘッド配置に関する機構
設計の自由度を大きくすることができる。
【0068】なお、上記の各実施形態1,2では、記録
媒体として磁気テープ1を使用した場合について説明し
たが、これに限らず、たとえば磁気ディスクや光ディス
ク等の他の記録媒体を使用した記録再生装置にも本発明
は適用可能である。
【0069】
【発明の効果】本発明によれば、次の効果を奏する。
【0070】(1) 請求項1記載の発明では、通常記録
モードを設定すれば本来の通常記録が行えるとともに、
必要に応じて上書き記録防止モードを設定すれば、確実
に上書き記録防止を図ることができる。
【0071】(2) 請求項2記載の発明では、比較的簡
単な制御シーケンスでもって、上書き記録防止モードを
確実に図ることができる。
【0072】(3) 請求項3記載の発明では、消去ヘッ
ドの位置を従来と変更することなく、CTL先行再生ヘ
ッドの位置をスペース的に余裕のある消去ヘッドと回転
ドラムとの間に配置できるため、ヘッド配置に関する機
構設計の自由度が大きくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1による記録再生装置の構成
を示すブロック図
【図2】本発明の実施形態2による記録再生装置の構成
を示すブロック図
【符号の説明】
1…磁気テープ、3…回転シリンダ、6…CTL先行再
生ヘッド、7…消去ヘッド、8…記録再生ヘッド、9…
コントロールヘッド、10…システムコントロールCP
U、12…第1スイッチ、第13…第2スイッチ、15
…第1切換スイッチ、19…第2切換スイッチ、14…
バイアス発振回路、16…記録回路、17…再生回路、
20…CTL記録回路、21…CTL再生回路、23…
CTL先行再生回路。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報信号を記録再生する記録再生ヘッド
    と、この記録再生ヘッドで情報信号を記録再生するにあ
    たり予め記録媒体の情報信号を消去する消去ヘッドと、
    前記記録再生ヘッドで情報信号を記録再生するにあたり
    前記記録媒体の位置管理情報を示すコントロール信号を
    記録再生するコントロールヘッドとを備えた記録再生装
    置において、 前記記録再生ヘッドおよびコントロールヘッドよりも記
    録媒体の走行方向に対して上流側に前記コントロール信
    号を再生するCTL先行再生ヘッドを配置するととも
    に、 この記録媒体上の既に記録された領域への上書き記録を
    許容する通常記録モードと上書き記録を防止する上書き
    記録防止モードとのいずれか一方を選択するモード選択
    手段と、 このモード選択手段による通常記録モードと上書き記録
    防止モードの選択ならびに前記CTL先行再生ヘッドで
    再生されるコントロール信号の有無に応じて、前記消去
    ヘッド、記録再生ヘッドおよびコントロールヘッドによ
    る記録再生動作を制御する制御手段と、 を備えることを特徴とする記録再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の記録再生装置において、 前記制御手段は、前記モード選択手段によって上書き記
    録防止モードが選択された場合には、前記消去ヘッドの
    消去動作を停止し、かつ前記CTL先行再生ヘッドでコ
    ントロール信号が再生されたときに前記記録再生ヘッド
    および前記コントロールヘッドによる記録動作を停止す
    る一方、通常記録モードが選択された場合には、前記消
    去ヘッドを動作させ、かつ前記記録再生ヘッドおよびコ
    ントロールヘッドによる記録動作を行わせるように構成
    されていることを特徴とする記録再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の記録再生
    装置において、 前記CTL先行再生ヘッドは、消去ヘッドよりも記録媒
    体の走行方向に対して下流側に配置したことを特徴とす
    る記録再生装置。
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