JPH03273548A - 磁気記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、予約時刻に自動的に記録を行うことができる
ようにした予約記録機能を有する磁気記録再生装置に関
する。

〔従来の技術〕

予め設定された所望の記録開始時刻、終了時刻に応じて
自動的に記録を行う、いわゆる予約記録機能を有する磁
気記録再生装置自体は従来から周知である。例えば、家
庭用ビデオテープレコーダにおいては、通常、録画した
いテレビジョン番組等の放映日時に合わせて録画動作時
刻を予め設定しておくことにより、上記番組を自動的に
録画することができるようになっている。このような予
約記録機能を有する磁気記録再生装置においては、予約
記録を行う場合、記録の予約時刻等の設定操作が必要な
ことはいうまでもないが、これと合わせて、磁気記録媒
体上に既に記録されている信号を保存して、その後に新
たな信号を記録するために、磁気記録媒体上での記録開
始位置を定める、いわゆる頭出し操作を行うことも必要
となる。このような頭出し操作は、予約記録を行う場合
に限らず、一般に磁気記録媒体の所望の位置から記録再
生を開始する場合に必要なものであり、例えば特開昭５
５−１４５４２号公報等にも示されているように、適宜
の操作指令に基づいて自動的に頭出し動作を行うように
したものも知られている。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、上記従来の技術では、予約記録のための設定操
作と頭出し操作とは別個のもので、例えば、予約記録の
ための設定操作を行った後に頭出し操作を行う必要があ
り、その操作が繁雑であると共に、予約記録設定操作の
みを行なって頭出し操作を失念した場合には、保存すべ
き記録済み信号が消失してしまうという問題があった。

本発明の目的は、かかる問題点を解消し、予約記録設定
操作を行うと、これに伴って磁気記録媒体が自動的に記
録開始位置に頭出しされるようにした磁気記録再生装置
を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するために、本発明においては、予約記
録の設定操作を検知して磁気記録媒体を記録開始位置に
自動的に頭出しし得るようにした制御手段が設けられる
。また、本発明では、記録の終了時に磁気記録媒体上に
記録終了信号力珈己録されるようになされ、上記制御手
段はこの記録終了信号を検出して上記頭出しを行うと共
に、次の記録動作の開始に先立ち上記記録終了信号を消
去するようになされる。あるいは、本発明における頭出
しの別の実施手段では、上記のごとき記録終了信号を用
いることなく、磁気記録媒体上の記録信号自体の有無を
検出して上記制御手段による頭出しを行うようになされ
る。

〔作用〕

上記制御手段は、記録の開始時刻、終了時刻等の予約記
録の設定操作がなされると、上記記録終了信号の検出位
置まで、あるいは記録信号の無検出位置まで記録媒体を
自動的に走行させて頭出しを行い、その位置で磁気記録
再生装置を記録待機状態にする。上記記録終了信号の検
出による頭出しを行う場合には１頭出し位置からの記録
開始に先立ち、その位置に記録されていた記録終了信号
は消去され、記録の終了点に新たな記録終了信号が記録
される。これにより、記録終了信号の記録位置が更新さ
れ、最新の記録終了位置にのみ記録終了信号が存在する
ことになる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面によって説明する。

第１図は、本発明をビデオテープレコーダ（ＶＴＲ）に
おいて実施した場合の一実施例を示すブロック図であっ
て、同図において、１は操作部、２は制御回路で、この
制御回路２は、操作部１からの指示に基づいて、録画、
再生、早送り、巻戻し等のＶＴＲにおける種々の動作モ
ードの設定制御を行うものである。３は記録再生回路系
、４は駆動機構制御系で、これらは制御回路２によって
それぞれ動作モードが設定され、設定された動作モード
に応じて、記録再生回路系３は、ビデオヘッド５による
映像信号の記録、再生およびオーディオヘッド６による
音声信号の記録、再生を行い、駆動機構制御系４は磁気
テープ８の走行、停止等のテープ走行制御とキャプスタ
ンサーボ、ヘッドドラムサーボ等のサーボ制御を行う。

９はコントロール信号処理回路で、該回路は、周知のご
とくコントロールヘッド７により記録再生されるコント
ロール信号（上記駆動機構制御系４でのサーボ制御動作
のために用いられる）の記録再生処理を行うと共に、特
に本実施例では、磁気テープ８上での録画の終了位置を
表す記録終了信号の記録、検出、消去動作をも合わせて
行い得るようになっている。すなわち、コントロール信
号処理回路９は、制御回路２からの指令に基づいて、録
画の終了時には、記録終了信号をコントロールヘッド７
に送って記録し、磁気テープ８の頭出し時には。

コントロールヘッド７により再生される記録終了信号を
検出して制御回路２に送り、また頭出し位置からの再録
画時には、コントロールヘッド７による新たなコントロ
ール信号の記録動作に伴って前に記録されていた記録終
了信号を消去するようになっている。１０は予約録画設
定回路で、記憶手段と内部時計装置を有しており、操作
部１によって予約録画の開始時刻、終了時刻の設定操作
がなされると、各時刻を上記記憶手段に記憶すると共に
、制御回路２に対して磁気テープ８の頭出し動作指令を
出力し、また予約録画の開始時刻、終了時刻には、それ
ぞれ制御回路２に録画指令、録画終了指令を出力するよ
うになっている。

次に本実施例の動作について説明する。通常の録画モー
ドでは、操作部１から制御口１１１２に対し録画指令が
与えられ、制御回路２が記録再生回路系３、駆動機構制
御系４をそれぞれ録画モードで動作させることにより、
映像信号と音声信号とがそれぞれビデオヘッド５、オー
ディオヘッド６によって磁気テープ８に記録される。ま
たこれに伴い、磁気テープ８のコントロールトラックに
は、コントロールヘッド７によりコントロール信号が記
録される。録画終了時には、操作部１からの停止指令に
基づき、制御回路２は、記録再生回路系３、駆動機構制
御系４の録画動作を終了させると共に、その終了前にコ
ントロール信号処理回路９に制御指令を出力し、コント
ロールヘッド７によって磁気テープ８のコントロールト
ラックに記録終了信号が記録されるようになす。

このようにして、−旦録画が行われた磁気テープ８上に
、その録画済み部分に続けて新たな録画を行う場合には
、いわゆる継ぎ撮りモードでの録画が行われる。すなわ
ち、操作部１を操作して、磁気テープ８を録画済み部分
の終了点から所定量巻き戻した位置に頭出しして停止さ
せ、その後、記録済み映像信号と新たに記録される映像
信号との間に不連続性が生じないように駆動機構制御系
４によるサーボ制御を行いながら新たな録画を開始させ
る。ここで、上記頭出しが、コントロール信号処理回路
９により検出される記録終了信号を用いて制御回路２に
より自動的に行われるようになし得ることはいうまでも
ない。上記新たな録画の開始に伴い、コントロール信号
処理回路９は、コントロールヘッド７に新たなコントロ
ール信号の記録動作を行わせるが、その開始時点は、通
常、上記録画済み部分の終了点より前であるので、その
終了点に記録されていた記録終了信号は、新たなコント
ロール信号の記録動作に伴い自動的に消去されることに
なる。そして、新たな録画の終了点において、新たな記
録終了信号が前述したと同様にして記録される。このよ
うにして記録終了信号の更新が行われ、記録終了信号は
、常に最新の録画終了点位置にのみ記録されて残ること
になる。

なお、上記のような記録終了信号の更新を行うと、磁気
テープの記録済み部分の途中に新たな録画を行うような
場合でも、その終了点に記録終了信号が記録されてしま
うことになるから、保存したい記録済み部分の途中に新
たな録画を行うことはできない。そのような不都合を解
消したい場合には、操作部１の操作によって記録終了信
号の記録を必要に応じて禁止できるようすればよい。

予約録画を行う場合には、操作部１から予約録画設定回
路１ｏに予約録画の開始時刻および終了時刻が入力され
る。予約録画設定回路１０は、入力された予約録画の開
始時刻および終了時刻を記憶手段に記憶すると共に、制
御回路２に対して自動頭出し指令を与える。これを受け
て制御回路２は、前記と同様の継ぎ撮りを行うための頭
出し動作を行った後、磁気テープ８を停止させて予約録
画の待機状態とする。記憶手段に記憶されている予約録
画の開始時刻になると、予約録画設定回路１０は、内部
時計装置からの時刻信号との比較によりこれを検出し、
その検出出力に基づいて制御回路２は駆動機構制御系４
を制御して予約録画を開始させる。同様にして、予約録
画の終了時刻になると、制御回路２は予約録画を終了さ
せる。

予約録画の開始、終了に伴い、前記した記録終了信号の
更新が行われることはいうまでもない。

次に１本発明の他の実施例を第２図により説明する。こ
の実施例は、第１図の実施例のような記録終了信号を用
いずに、コントロール信号自体の有無を検知して頭出し
を行うようにしたものである。１１はそのためのコント
ロール信号有無検出回路で、コントロール信号処理回路
９から出力される再生コントロール信号の有無を検出し
、その検出出力を制御回路２に供給するようになってい
る。

本実施例における他の構成は第１図のものと同様である
。但し、本実施例では、コントロール信号処理回路９は
、記録終了信号の記録再生機能を有しない通常のもので
ある。本実施例において、制御回路２は、コントロール
信号有無検出回路１工からの検出出力に基づき、磁気テ
ープ８の頭出しを制御する。磁気テープ８上のコントロ
ール信号の有無は、録画の有無に対応しているから、そ
の検出により、磁気テープ８上の未録画部分への頭出し
制御を行い得ることは明らかであろう。

本実施例によるその他の動作は第１図の場合と同様であ
るので、その説明は省略する。なお、以上の説明では、
コントロール信号の有無を検出するために、検出回路１
１を別途設けるものとしたが、このような検出機能をコ
ントロール信号処理回路９に持たせるようになすことも
できる。本実施例によれば、第１図の実施例に比して、
記録終了信号を記録、再生するための手段が不要となる
ので装置をより簡単化することができる。

以上、本発明をビデオテープレコーダにおいて実施した
場合の実施例について説明したが、本発明がビデオテー
プレコーダに限らず、オーディオテープレコーダ等の磁
気記録再生装置一般に適用し得るものであることはいう
までもない。

〔発明の効果〕

以上説明したように１本発明によれば、予約記録機能を
有する磁気記録再生装置において、記録の開始、終了時
刻等の予約記録の設定操作を行うだけで、磁気記録媒体
を記録開始位置に自動的に頭出しすることができるので
、予約記録を行うための操作が簡単となるばかりではな
く、上記自動的な頭出しにより、磁気記録媒体上に保存
すべき記録済み信号がある場合でも、必ずその後から予
約記録を開始させることができ、上記保存すべき記録済
み信号を誤って消失してしまうようなことなく予約記録
を行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示すブロック図、第２図は
本発明の他の実施例を示すブロック図である。 １・・・操作部、　　　　　　２・・・制御回路。 ３・・・記録再生回路系、　　４・・・能動機構制御系
。 ５・・・ビデオヘッド、　　　　６・・・オーディオヘ
ッド、７・・・コントロールヘッド、　　８・・・磁気
テープ、９・・・コントロール信号処理回路、 １０・・・予約録画設定回路、 １１・・・コントロール信号有無検出回路。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、予約時刻に自動的に記録を行うことができるように
   した予約記録機能を有する磁気記録再生装置において、 予約記録の設定操作を検知して磁気記録媒体を記録開始
   位置に自動的に頭出し得るようにした制御手段を設けた
   ことを特徴とする磁気記録再生装置。 ２、記録の終了時に磁気記録媒体上に記録終了信号を記
   録するようになし、上記制御手段はこの記録終了信号を
   検知して上記頭出しを行うと共に、次の記録動作の開始
   に先立ち上記記録終了信号を消去するようにした特許請
   求の範囲第１項記載の磁気記録再生装置。 ３、上記制御手段は、磁気記録媒体上の記録信号自体の
   有無を検知して上記頭出しを行うようにした特許請求の
   範囲第１項記載の磁気記録再生装置。