JP2000057650A - 映像信号記録装置とその記録方法ならびに記録媒体 - Google Patents

映像信号記録装置とその記録方法ならびに記録媒体

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JP2000057650A
JP2000057650A JP10229022A JP22902298A JP2000057650A JP 2000057650 A JP2000057650 A JP 2000057650A JP 10229022 A JP10229022 A JP 10229022A JP 22902298 A JP22902298 A JP 22902298A JP 2000057650 A JP2000057650 A JP 2000057650A
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Yoshinaga Torii
嘉良 鳥井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 VTRのテープローディング方式の相違によ
る、テープ始端部の録画内容の再生不能を回避する。 【解決手段】 マイクロコンピュータ30に制御される
テープ走行制御部10にテープMTを装填し、記録信号
処理手段21と磁気ヘッド11とを通じて、入力映像信
号Siを記録するようにしたVTRに、基準信号発生回
路23とテープ始端処理キーKtとを設け、このキーの
操作に応じて、マイクロコンピュータの制御の下に、テ
ープの始端から所定の範囲にわたって基準信号S23を
記録すると共に、この基準信号の記録範囲に後続して入
力映像信号を記録する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、民生用
VTRに好適な、映像信号記録装置とその記録方法なら
びに記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、民生用のVTRでは、ビ
デオカセットが装填されると、このカセット内に収納さ
れた磁気テープが、VTR内部で、自動的に引き出され
て、回転磁気ヘッドに接触させる、即ち、磁気テープを
ローディングすることにより、記録もしくは再生が可能
とされる。
【0003】上述のような、VTRのテープローディン
グには、例えば、「U」字状ローディング、「M」字状
ローディング、「Ω」字状ローディングなど、機種や発
売時期などにより異なる、様々なローディング方式が採
用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述のよう
な、VTRのテープローディングでは、各ローディング
方式ごとに、所要のテープ量(テープ長)が異なる。
【0005】そして、このローディング方式ごとの、所
要テープ量の差異は、殆どの場合、何ら障碍とはならな
い。
【0006】ところが、あるローディング方式のVTR
により、テープの始端部に記録された映像を、記録した
VTRとローディング方式が異なるVTRによって再生
する場合に、それぞれのローディングに必要なテープ量
の差によって、テープの始端部に記録された映像が再生
不能となることがあるという問題があった。
【0007】かかる点に鑑み、この発明の目的は、VT
Rのテープローディング方式の相違による、テープ始端
部の録画内容の再生不能を回避することができる、映像
信号記録装置とその記録方法ならびに記録媒体を提供す
るところにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、請求項1の発明による映像信号記録装置は、入力映
像信号が供給される記録信号処理手段と、この記録信号
処理手段の出力が供給される磁気ヘッドと、この磁気ヘ
ッドに磁気テープを対接させると共に、当該磁気テープ
の走行を制御するテープ走行制御手段と、このテープ走
行制御手段に所定の制御情報を付与するための複数の操
作キーとを備える映像信号記録装置において、所定の基
準信号を発生する基準信号発生手段と、上記基準信号を
上記記録信号処理手段を通じて上記磁気ヘッドに供給
し、上記磁気テープの始端から所定の範囲にわたって記
録すると共に、この所定の範囲に後続して上記入力映像
信号を記録するように上記テープ走行制御手段を制御す
るテープ始端記録制御手段とを設けたことを特徴とする
ものである。
【0009】かかる構成の請求項1の発明による映像信
号記録装置においては、テープ始端記録制御手段によっ
て、基準信号が磁気テープの始端から所定の範囲にわた
って記録されると共に、この所定の範囲に後続して入力
映像信号が記録されて、テープ始端から所定の範囲への
入力映像信号の再記録が禁止されることにより、テープ
ローディング方式の相違に起因して、テープ始端部の録
画内容が再生不能となることを回避することができる。
【0010】また、請求項2の発明による映像信号の記
録装置は、請求項1に記載の映像信号記録装置におい
て、上記テープ始端記録制御手段を起動するためのテー
プ始端処理操作キーを設けたことを特徴とするものであ
る。
【0011】かかる構成の請求項2の発明による映像信
号の記録装置においては、テープ始端処理操作キーを操
作するだけの一挙動で、磁気テープの始端から所定の範
囲にわたって、基準信号が記録されると共に、この基準
信号の記録範囲に後続して入力映像信号が記録されて、
テープローディング方式の相違に起因して、テープ始端
部の録画内容が再生不能となることを回避することがで
きる。
【0012】また、請求項3の発明による映像信号の記
録装置は、請求項1に記載の映像信号記録装置におい
て、上記複数の操作キーが録画を予約するための予約処
理操作キーを含み、この予約処理操作キーの操作に応じ
て上記テープ始端記録制御手段が起動するようにしたこ
とを特徴とするものである。
【0013】かかる構成の請求項3の発明による映像信
号の記録装置においては、予約録画に先立ち、磁気テー
プの始端から所定の範囲にわたって、基準信号が確実に
記録され、この基準信号の記録範囲に後続して入力映像
信号が記録されて、テープローディング方式の相違に起
因して、テープ始端部の録画内容が再生不能となること
を回避することができる。
【0014】また、請求項4の発明による映像信号の記
録方法は、入力映像信号を記録信号処理手段を通じて磁
気ヘッドに供給すると共に、複数の操作キーの操作に対
応して上記磁気ヘッドに対接する磁気テープの走行を制
御するようにした映像信号の記録方法において、所定の
基準信号を上記記録信号処理手段を通じて上記磁気ヘッ
ドに供給し、上記磁気テープの始端から所定の範囲にわ
たって記録すると共に、この所定の範囲に後続して上記
入力映像信号を記録するようにしたことを特徴とするも
のである。
【0015】かかる構成の請求項4の発明による映像信
号の記録方法においては、基準信号が磁気テープの始端
から所定の範囲にわたって記録されると共に、この所定
の範囲に後続して入力映像信号が記録されて、テープ始
端から所定の範囲への入力映像信号の再記録が禁止され
ることにより、テープローディング方式の相違に起因し
て、テープ始端部の録画内容が再生不能となることを回
避することができる。
【0016】また、請求項5の発明による映像信号の記
録方法は、請求項4に記載の映像信号記録方法におい
て、上記基準信号をテープ始端処理操作キーの操作に応
じて上記磁気テープの始端から所定の範囲にわたって記
録すると共に、この所定の範囲に後続して上記入力映像
信号を記録するようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0017】かかる構成の請求項5の発明による映像信
号の記録方法においては、テープ始端処理操作キーを操
作するだけの一挙動で、磁気テープの始端から所定の範
囲にわたって、基準信号が記録されると共に、この基準
信号の記録範囲に後続して入力映像信号が記録されて、
テープローディング方式の相違に起因して、テープ始端
部の録画内容が再生不能となることを回避することがで
きる。
【0018】また、請求項6の発明による映像信号の記
録方法は、請求項4に記載の映像信号記録方法におい
て、上記複数の操作キーが録画を予約するための予約処
理操作キーを含み、この予約処理操作キーの操作に応じ
て上記基準信号を上記磁気テープの始端から所定の範囲
にわたって記録すると共に、この所定の範囲に後続して
上記入力映像信号を記録するようにしたことを特徴とす
るものである。
【0019】かかる構成の請求項6の発明による映像信
号の記録方法においては、予約録画に先立ち、磁気テー
プの始端から所定の範囲にわたって、基準信号が確実に
記録され、この基準信号の記録範囲に後続して入力映像
信号が記録されて、テープローディング方式の相違に起
因して、テープ始端部の録画内容が再生不能となること
を回避することができる。
【0020】また、請求項7の発明による映像信号の記
録媒体は、所定の収納容器に収納されて映像信号記録装
置に装填され、この映像信号記録装置の磁気ヘッドに対
接するようにされた、映像信号の記録媒体において、始
端から所定の範囲にわたって所定の基準信号が記録され
たことを特徴とするものである。
【0021】かかる構成の請求項7の発明による映像信
号の記録媒体においては、使用者側で基準信号を記録す
るための時間が節約されると共に、基準信号の記録範囲
に後続して、入力映像信号が記録されるときに、テープ
ローディング方式の相違に起因して、テープ始端部の録
画内容が再生不能となることを回避することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図3を参照しなが
ら、この発明による映像信号記録装置の実施の形態につ
いて説明する。
【0023】[実施の形態の構成]この発明の実施の形
態の構成を図1に示す。
【0024】図1の実施の形態の映像信号記録装置は、
テープ走行制御部(メカ・デッキ)10と、信号系20
と、マイクロコンピュータ30とから構成される。
【0025】テープ走行制御部10は、回転磁気ヘッド
11およびテープカウンタ12を含むと共に、図示を省
略したテープ走行制御機構を含んで構成されて、所定の
テープカセットに収納された磁気テープMTがテープ走
行制御部10に装填される。
【0026】また、信号系20は、記録信号処理回路2
1を備え、入力端子Tiからの入力映像信号Siが、切
換えスイッチ22のa側固定接点と可動接点とを通じ
て、記録信号処理回路21に供給され、記録信号処理回
路21の出力が磁気ヘッド11に供給される。
【0027】この実施の形態では、例えば、再生時に、
受像機の画面全体が青色になる、いわゆる、ブルーバッ
ク信号のような、所定の基準信号を発生する基準信号発
生回路23が信号系20に設けられて、発生回路23か
ら出力される基準信号S23がスイッチ22のb側固定
接点に供給される。
【0028】なお、切換えスイッチ22は、説明の便宜
のために設けたものである。また、基準信号としては、
受像機の再生画面全体が灰色になる信号や、カラーバー
信号など、使用者が受像機またはVTRの故障と誤識す
る虞のない信号を用いることもできる。
【0029】そして、マイクロコンピュータ30は、C
PU31、ROM32およびRAM33を備え、それぞ
れがシステムバス34に接続される。ROM32には、
後述のような記録処理ルーチンなど、各種の制御プログ
ラムが格納され、RAM33は主に演算のための作業領
域として利用される。
【0030】また、バス34には、ポート35〜37
と、予約録画のための時計38とが接続されると共に、
インターフェイス回路(I/F)41,42が接続され
る。
【0031】第1のポート35には、テープ走行制御部
10が接続されると共に、第2のポート36には、記録
信号処理回路21が接続される。第3のポート37に
は、切換えスイッチ22と基準信号発生回路23とが接
続されて、ポート37の出力により、スイッチ22が切
換制御されると共に、基準信号発生回路23の動作・非
動作が制御される。
【0032】I/F41には、例えば、早送り、巻き戻
し、一時停止、再生、停止および録画ならびに録画予約
のための、複数の操作キーKa,Kb,‥‥Knが接続
される。そして、この実施の形態で、新規に設けられ
た、テープ始端処理キーKtもI/F41に接続され
る。
【0033】一方、I/F42には、例えば赤外線伝送
式の、遠隔制御受信機51が接続されて、外部の遠隔制
御送信機(コマンダ)52に対応する。なお、このコマ
ンダにも、上述のような、操作キーKa,Kb,‥‥K
nと、テープ始端処理キーKtとに対応する、複数のキ
ーが設けられる。
【0034】図1の実施の形態の映像信号記録装置は、
初期状態で、基準信号発生回路23が非動作状態にある
と共に、図1に実線で示すように、切換えスイッチ22
の可動接点がa側固定接点に接続されて、記録信号処理
回路21には、端子Tiからの入力映像信号Siが供給
される。
【0035】そして、後述のように、テープ始端処理キ
ーKtが操作されると、ポート37からの制御信号によ
り、基準信号発生回路23が動作状態になると共に、図
1に点線で示すように、スイッチ22の可動接点がb側
固定接点に切り換えられて、記録信号処理回路21に
は、発生回路23からの基準信号S23が供給される。
【0036】所定時間にわたって、この基準信号S23
がテープMTに記録されると、切換えスイッチ22およ
び基準信号発生回路23は、ポート37からの制御信号
により、上述のような初期状態に戻される。
【0037】[実施の形態のテープ始端記録処理]次
に、図2および図3をも参照しながら、この発明の実施
の形態のテープ始端記録処理について説明する。
【0038】図2に示すような、テープ始端記録処理ル
ーチン100がスタートすると、最初のステップ101
では、キー操作を待ち、いずれかのキーが操作される
と、ステップ102に進んで、テープ始端処理キーが操
作されたか否かが判断される。
【0039】ステップ102で、操作されたキーがテー
プ始端処理キー以外のキーの場合は、ステップ103に
移行して、操作されたキーに対応する、他の処理が実行
されて、ルーチン100が終了する。
【0040】一方、ステップ102で、操作されたキー
がテープ始端処理キーである場合には、ステップ104
に進んで、磁気ヘッドとの対接点がテープ始端であるか
否かが判断され、テープ始端でない場合は、ステップ1
05に移行して、テープ始端までの、巻き戻しが実行さ
れる。
【0041】そして、図3Aに示すように、回転磁気ヘ
ッド11がテープMTの始端に対接すると、処理はステ
ップ106に進み、例えば、長時間録画モードで5分間
の、所定時間にわたって、基準信号S23がテープMT
に記録される。
【0042】この基準信号S23の記録が終了した時点
では、図3Bに示すように、回転磁気ヘッド11が、テ
ープMTの始端から、例えば、長時間録画モードで5分
間の、記録時間Trに対応する位置に対接する。
【0043】次のステップ107では、基準信号S23
を記録した部分が、例えば、テープカウンタ12のカウ
ントに基づいて、記録時間Trの60%程度の所定割合
の時間Trbだけ巻き戻されて、ルーチン100が終了
する。
【0044】この時点で、回転磁気ヘッド11は、図3
Cに示すように、例えば、長時間録画モードで5分間
の、記録時間Trの40%程度の時間Tra、即ち、長
時間録画モードで2分間程度だけ、テープ始端から、離
れた位置に対接する。
【0045】そして、回転磁気ヘッド11とテープMT
とが、図3Cに示すような相対位置にある状態から、通
常の入力映像信号Siの記録が開始されると、図3Dに
示すように、磁気テープMTの始端から所定の範囲Tr
aにわたって基準信号S23が記録されると共に、この
基準信号の記録範囲に後続して、入力映像信号Siが記
録される。
【0046】換言すれば、この実施の形態では、テープ
始端から所定の範囲への入力映像信号の再記録が禁止さ
れることにより、テープローディング方式の相違に起因
して、テープ始端部の録画内容が再生不能となることを
回避することができる。
【0047】また、この実施の形態では、テープ始端処
理操作キーを設けたことにより、このキーを操作するだ
けの一挙動で、磁気テープの始端から所定の範囲にわた
って、基準信号が記録されると共に、この基準信号の記
録範囲に後続して入力映像信号が記録されて、テープロ
ーディング方式の相違に起因して、テープ始端部の録画
内容が再生不能となることを回避することができる。
【0048】なお、一般に、テープ始端部は、テープ自
体に傷みがあり、再生画像が乱れるといわれるが、この
実施の形態では、上述のように、テープ始端から所定の
範囲への録画が禁止されるので、安定した再生画像を楽
しむことができる。
【0049】[他の実施の形態]次に、図4をも参照し
ながら、この発明の他の実施の形態の録画予約処理につ
いて説明する。
【0050】図4に示すような、録画予約処理ルーチン
200がスタートすると、最初のステップ201では、
予約録画の入力が受け付けられ、次のステップ202で
は、その入力が録画予約の設定であるか否かが判断さ
れ、録画予約の設定でない場合は、ステップ201に戻
る。
【0051】また、ステップ202で、録画予約の設定
である場合には、ステップ203に進んで、磁気ヘッド
との対接点がテープ始端であるか否かが判断される。
【0052】そして、前出図3Aに示すように、回転磁
気ヘッド11がテープMTの始端に対接する場合は、ス
テップ204に進んで、例えば、長時間録画モードで5
分間の、所定時間にわたって、基準信号S23がテープ
MTに記録される。
【0053】この基準信号S23の記録が終了した時点
では、前出図3Bに示すように、回転磁気ヘッド11
が、テープMTの始端から、例えば、長時間録画モード
で5分間の、記録時間Trに対応する位置に対接する。
【0054】次のステップ205では、基準信号S23
を記録した部分が、例えば、テープカウンタ12のカウ
ントに基づいて、記録時間Trの60%程度の所定割合
の時間Trbだけ巻き戻される。
【0055】この時点で、回転磁気ヘッド11は、前出
図3Cに示すように、例えば、長時間録画モードで5分
間の、記録時間Trの40%程度の時間Tra、即ち、
長時間録画モードで2分間程度だけ、テープ始端から、
離れた位置に対接する。
【0056】そして、処理はステップ206に進み、映
像信号記録装置が予約録画モードとなって、ルーチン2
00が終了する。
【0057】また、ステップ203で、磁気ヘッドとの
対接点がテープ始端でない場合、処理はステップ206
に跳んで、映像信号記録装置が予約録画モードとなっ
て、ルーチン200が終了する。
【0058】このルーチン200の終了後、予約した時
刻になって、録画が開始されると、前出図3Dに示すよ
うに、磁気テープMTの始端から所定の範囲Traにわ
たって基準信号S23が記録されると共に、この基準信
号の記録範囲に後続して、入力映像信号Siが記録され
る。
【0059】この実施の形態でも、予約録画に先立っ
て、磁気テープの始端から所定の範囲にわたり、基準信
号が確実に記録され、この基準信号の記録範囲に後続し
て入力映像信号が記録されることにより、テープ始端か
ら所定の範囲への入力映像信号の再記録が禁止されて、
テープローディング方式の相違に起因して、テープ始端
部の録画内容が再生不能となることを回避することがで
きる。
【0060】なお、上述の実施の形態では、個々の映像
信号記録装置において、テープ始端から所定の範囲に所
定の基準信号を記録するようにしたが、テープの製造者
が、予め、テープ始端から所定の範囲に基準信号を記録
するようにしてもよい。
【0061】この基準信号記録済みのテープを使用する
場合は、前出図3Dに示すように、基準信号の所定の記
録範囲に後続して、入力映像信号が記録されるときに、
テープローディング方式の相違に起因して、テープ始端
部の録画内容が再生不能となることを回避することがで
きる。
【0062】従って、基準信号記録済みのテープを装填
したときに、例えば、早送り再生などにより、所要の基
準信号記録範囲を確認して、所定位置まで巻き戻す処理
が必要となる。
【0063】なお、この場合、前述の実施の形態のよう
に、基準信号を5分間も記録して3分間巻き戻す必要は
なく、例えば、基準信号を2分30秒間だけ記録してお
いて30秒間巻き戻すようにすれば、製造者側、使用者
側の双方で、時間を節約することができる。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1および請
求項4の発明によれば、VTRのテープローディング方
式の相違による、テープ始端部の録画内容の再生不能を
回避することができる。
【0065】また、請求項2および請求項5の発明によ
れば、一挙動で、VTRのテープローディング方式の相
違による、テープ始端部の録画内容の再生不能を回避す
ることができる。
【0066】また、請求項3および請求項6の発明によ
れば、予約録画の再生時に、VTRのテープローディン
グ方式の相違による、テープ始端部の録画内容の再生不
能を確実に回避することができる。
【0067】また、請求項7の発明によれば、使用者側
で基準信号を記録するための時間が節約されると共に、
基準信号の記録範囲に後続して、入力映像信号が記録さ
れるときに、VTRのテープローディング方式の相違に
よる、テープ始端部の録画内容の再生不能を回避するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による映像信号記録装置の実施の形態
の構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の実施の形態の記録処理を説明するた
めの流れ図である。
【図3】この発明の実施の形態の記録処理を説明するた
めの概念図である。
【図4】この発明の他の実施の形態の記録処理を説明す
るための流れ図である。
【符号の説明】
10…テープ走行制御部(メカ・デッキ)、11…回転
磁気ヘッド、20…信号系、21…記録信号処理回路、
22…切換えスイッチ、23…基準信号発生回路、30
…マイクロコンピュータ、31…CPU、32…RO
M、33…RAM、35〜37…ポート、38…時計
(録画予約用)、41,42…インターフェイス回路
(I/F)、51…遠隔制御受信機、52…遠隔制御送
信機、100…テープ始端記録処理ルーチン、200…
録画予約処理ルーチン、Ka〜Kn…操作キー、Kt…
テープ始端処理キー、MT…磁気テープ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力映像信号が供給される記録信号処理手
    段と、この記録信号処理手段の出力が供給される磁気ヘ
    ッドと、この磁気ヘッドに磁気テープを対接させると共
    に、当該磁気テープの走行を制御するテープ走行制御手
    段と、このテープ走行制御手段に所定の制御情報を付与
    するための複数の操作キーとを備える映像信号記録装置
    において、 所定の基準信号を発生する基準信号発生手段と、 上記基準信号を、上記記録信号処理手段を通じて上記磁
    気ヘッドに供給して、上記磁気テープの始端から所定の
    範囲にわたって記録すると共に、この所定の範囲に後続
    して上記入力映像信号を記録するように上記テープ走行
    制御手段を制御するテープ始端記録制御手段とを設けた
    ことを特徴とする映像信号記録装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の映像信号記録装置におい
    て、 上記テープ始端記録制御手段を起動するためのテープ始
    端処理操作キーを設けたことを特徴とする映像信号記録
    装置。
  3. 【請求項3】請求項1に記載の映像信号記録装置におい
    て、 上記複数の操作キーが録画を予約するための予約処理操
    作キーを含み、 この予約処理操作キーの操作に応じて上記テープ始端記
    録制御手段が起動するようにしたことを特徴とする映像
    信号記録装置。
  4. 【請求項4】入力映像信号を記録信号処理手段を通じて
    磁気ヘッドに供給すると共に、複数の操作キーの操作に
    対応して上記磁気ヘッドに対接する磁気テープの走行を
    制御するようにした映像信号の記録方法において、 所定の基準信号を、上記記録信号処理手段を通じて上記
    磁気ヘッドに供給して、上記磁気テープの始端から所定
    の範囲にわたって記録すると共に、この所定の範囲に後
    続して上記入力映像信号を記録するようにしたことを特
    徴とする映像信号の記録方法。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の映像信号記録方法におい
    て、 上記基準信号をテープ始端処理操作キーの操作に応じて
    上記磁気テープの始端から所定の範囲にわたって記録す
    ると共に、この所定の範囲に後続して上記入力映像信号
    を記録するようにしたことを特徴とする映像信号記録方
    法。
  6. 【請求項6】請求項4に記載の映像信号記録方法におい
    て、 上記複数の操作キーが録画を予約するための予約処理操
    作キーを含み、 この予約処理操作キーの操作に応じて上記基準信号を上
    記磁気テープの始端から所定の範囲にわたって記録する
    と共に、この所定の範囲に後続して上記入力映像信号を
    記録するようにしたことを特徴とする映像信号記録方
    法。
  7. 【請求項7】所定の収納容器に収納されて映像信号記録
    装置に装填され、この映像信号記録装置の磁気ヘッドに
    対接するようにされた、映像信号の記録媒体において、 始端から所定の範囲にわたって所定の基準信号を記録し
    たことを特徴とする映像信号の記録媒体。
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