JP3287857B2 - 記録再生装置 - Google Patents

記録再生装置

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JP3287857B2
JP3287857B2 JP09476691A JP9476691A JP3287857B2 JP 3287857 B2 JP3287857 B2 JP 3287857B2 JP 09476691 A JP09476691 A JP 09476691A JP 9476691 A JP9476691 A JP 9476691A JP 3287857 B2 JP3287857 B2 JP 3287857B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばデジタルVT
Rなどの記録再生装置に関し、特に、例えば記録作業終
了後、記録作業の良否のチェックを行う場合に使用して
好適なエラー表示に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばVTRを使用した生録、編集、ダ
ビングなどの記録作業は、比較的長い時間を必要とす
る。そして、このVTRでの画像、音声の記録作業の途
中で、記録再生装置の各部における動作不完全や動作不
良などのシステムエラーやテープに記録された信号が元
の信号と異なってしまう信号エラーが発生する可能性が
ある。このため、記録作業終了後に、レビュー再生を行
い、記録画像及び記録音声をチェックする必要がある。
【0003】しかしながら、このレビュー作業にも長時
間を必要とすると共に、集中力の必要な作業であり、厄
介であった。
【0004】そこで、記録しながらモニター再生ができ
る、いわゆる3ヘッド方式のVTRが開発され、記録中
にモニター画像及び音声をチェックすることにより記録
作業終了後のレビュー作業が必要なくなった。しかし、
このモニター作業においても、作業者は、記録作業中、
モニター再生画像及び再生音声に常に集中して、これら
を監視している必要があり、作業者の負担はいまだに大
きい。
【0005】ところで、近年、デジタルVTRが開発さ
れた。このデジタルVTRでは、3ヘッド方式により、
記録時に同時再生したデータと、記録したデータとを比
較して、その結果、検出される信号の記録エラーを数量
的に具体的に表示することができる。そこで、この種の
デジタルVTRにおいて、上記のような信号の記録エラ
ーを、その個数と、そのエラー発生時刻と共に記憶する
と共に、例えば記録クロック形成用のPLLのロックの
外れやサーボ回路でのサーボロックの外れ、さらには電
源の瞬時オフなどのシステムエラーを、記録中に検出
し、そのエラー発生時刻の情報としてのタイムコードと
共に記憶しておき、これらのエラーを発生順に表示装置
に表示し、記録作業終了後にこの表示を見てエラーのチ
ェックを行う方法が考えられている(例えば特開昭62
−232772号公報参照)。
【0006】上記の公報記載の従来例の場合、エラーは
発生順に、順次、表示装置に表示されるので、エラー発
生情況を時間の経過を追って把握することができ、ヘッ
ドの目づまり等の判断ができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のエラ
ーの記録情報に与える影響は同一ではない。すなわち、
記録し直さなければならないような致命的なエラー、エ
ラーとして検出されてもほとんど問題の生じないエラ
ー、VTRのシステムとしては問題は生じないが、信号
エラーが多くなり、VTRの再生信号としては悪化した
ものとなってしまうようなエラーなどのように、種々の
種類のエラーが発生する。
【0008】しかし、従来の装置は、単に、発生したエ
ラーを発生順に表示装置に表示するものであるため、上
記のエラーの種類を作業者が識別する必要があり、識別
が困難であると共に厄介であった。
【0009】
【0010】さらに、従来はタイムコードをエラー発生
時点(テープ位置)の情報として記憶してあるが、この
タイムコードが実時間と異なっている場合もある。とこ
ろが、エラーによっては実際のエラー発生時刻を知る必
要がある場合がある。例えば発生エラーが停電などによ
るエラーの場合などである。このような場合に、従来
は、これを検証することができなかった。
【0011】この発明は、以上の点ような問題点を解決
できる記録再生装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、この発明による記録再生装置は、記録モードにおい
て、記録信号と記録モニター再生信号とが異なることを
検出することにより、信号エラーの発生を検出する信号
エラー発生検出手段と、記録モードにおける装置各部の
動作の不完全、動作不良などのシステムエラーを検出す
るシステムエラー発生検出手段と、前記信号エラー発生
検出手段および前記システムエラー発生検出手段のエラ
ー検出出力を受け、発生したエラーが、前記信号エラー
および前記システムエラーとに基づいて予め定められた
複数のエラー種別のうちのどのエラー種別であるかを分
類する分類手段と、 前記信号エラー発生検出手段および
前記システムエラー発生検出手段で検出されたエラーの
内容を、前記分類手段での分類結果のエラーの種別と共
に記憶する記憶手段と、使用者による前記複数のエラー
の種別のうちからのエラー種別の選択を受け付けるため
のエラー種別選択操作手段と、 前記エラー種別選択操作
手段でエラー種別の選択操作があったときに、前記選択
されたエラー種別のエラーを前記記憶手段から読み出
し、表示装置の画面に表示する制御を行なう表示制御手
段と を備えることを特徴とする。
【0013】また、この発明による記録再生装置は、記
録モードにおいて、記録信号と記録モニター再生信号と
が異なることを検出することにより、信号エラーの発生
を検出する信号エラー発生検出手段と、記録モードにお
ける装置各部の動作の不完全、動作不良などのシステム
エラーを検出するシステムエラー発生検出手段と、前記
信号エラー発生検出手段、前記システムエラー発生検出
手段で検出されたエラー発生時点に対応するタイムコー
ドと実時間とを検知する手段と、前記信号エラー発生検
出手段、前記システムエラー発生検出手段で検出された
エラーの内容を、前記エラー発生時点に対応する前記タ
イムコードおよび前記実時間と共に記憶する記憶手段
と、前記記憶手段の記憶情報を読み出し、読み出された
エラーの内容と、前記タイムコードおよび実時間とを
示装置に表示するようにする表示制御手段と、を備える
ことを特徴とする。
【0014】
【0015】
【作用】エラーの種別を選択する種別選択キーK4〜K6の
いずれかを操作すると、表示装置の画面には、選択され
た種別のエラーがまとめて表示される。したがって、エ
ラーの種別として例えば前述したようなエラーの程度を
設定しておけば、例えば致命的と考えられるエラーのみ
を表示画面に表示することができる。このため、作業者
がチェックを行うことが容易になる。
【0016】また、表示装置の画面には、エラー発生の
テープ上の記録位置を示すタイムコードだけでなく、実
時間も表示される。したがって、例えば発生エラーが停
電などによるエラーの場合、そのエラー発生実時間から
容易に検証することができる。
【0017】
【0018】
【実施例】図1は、この発明による記録再生装置の一実
施例のブロックである。1は記録用回転ヘッド、2は再
生用回転ヘッドで、再生用回転ヘッド2は記録時は同時
モニター再生用に使用される。これら回転ヘッド1及び
2は、通常、それぞれ複数個で構成される。
【0019】3は磁気テープで、このテープ3は、供給
リール4から繰り出され、図示しないが回転ヘッド1及
び2が取り付けられている回転ドラムに所定角度範囲に
渡って巻き付けられた後、巻取リール5に巻き取られ
る。テープ3は記録時には図中矢印で示す方向に走行
し、このとき記録用回転ヘッド1が再生用回転ヘッド2
より先行するようにヘッド1及び2は取り付けられてい
る。
【0020】記録用回転ヘッド1は記録系6に接続さ
れ、再生用回転ヘッド2は再生系7に接続されている。
記録系6には、入力端子8を通じて記録信号すなわちビ
デオ信号及びオーディオ信号が供給され、それぞれデジ
タル信号に変換されてヘッド1によりテープ3に斜めト
ラックとして記録される。この場合、ビデオ信号とオー
ディオ信号とは、例えば別個のトラックに、あるいは同
一トラックの別個の記録エリアに記録される。なお、記
録デジタル信号は、複数個のヘッドにより同時に複数ト
ラックとして記録されるいわゆるマルチチャンネル記録
の状態で記録することができる。
【0021】記録系6には、また、タイムコード発生回
路10からのタイムコードが入力されており、記録信号
と共にテープ3上にこのタイムコードが記録される。こ
のタイムコードも、前記斜めトラックに前記記録デジタ
ル信号とは記録エリアを異ならせて記録される。また、
タイムコードは、回転ヘッド1ではなく、図示しない固
定の磁気ヘッドによりテープ3の幅方向の端部に長手ト
ラックとして記録される。
【0022】再生系7は、テープ3から再生用回転ヘッ
ド2によりピックアップしたデジタルビデオ信号及びデ
ジタルオーディオ信号をデコードし、元のアナログ信号
に戻して出力端子9に導出する。出力端子9に得られた
ビデオ信号は、例えばモニター受像機に供給され、オー
ディオ信号はモニタースピーカに供給される。
【0023】11はシステム制御系で、このシステム制
御系11は、例えばトラッキングサーボ回路と、ドラム
サーボ回路と、記録系6及び再生系7に供給するクロッ
クを形成するPLLとを有すると共に、テープ走行系の
駆動モータやドラムモータを駆動制御するなどして、記
録再生装置を各種のキースイッチ入力に応じた状態にす
るための制御部を備える。
【0024】そして、このシステム制御系11には、サ
ーボのロックが外れた場合や、PLLのロックが外れた
場合、その他テープ走行系やドラム系などにおいて動作
不完全又は動作不良が発生した場合には、そのエラーを
検出し、そのエラー内容を情報として有するシステムエ
ラー信号Esを発生するシステムエラー発生検出部11
1が設けられる。
【0025】また、このシステム制御系11には、後述
するメモリ23の読み出しを制御するメモリ読出制御部
112と、後述する表示装置24の表示制御を行うため
の表示制御部113と、後述するプリロールを実行する
ためのプリロール制御部とが含まれる。
【0026】そして、このシステム制御系11には、テ
ープ走行制御キースイッチ群12と、プリロールキース
イッチ13と、プリロール位置選択キースイッチ群14
と、表示切替キースイッチ群15とが接続されている。
【0027】21は信号エラー発生検出手段としての信
号比較装置で、記録時に、記録系6からのテープ3に記
録するデジタル信号と、再生系7からのモニター再生さ
れたデジタル信号とを比較する。このとき、ヘッド1及
び2間での時間遅れなど記録デジタル信号に対する再生
デジタル信号の時間遅れが考慮されており、記録が正し
くなされていれば、モニター再生されたデジタル信号と
記録デジタル信号とは等しい。したがって、両デジタル
信号で異なっている箇所はエラーが発生した部分であ
る。信号比較装置21は、両デジタル信号の比較の結
果、例えばエラーレベルが悪化した場合すなわちエラー
が所定個数以上発生した場合に、信号エラー信号Edを
出力し、これをメモリ記憶制御回路22に供給する。
【0028】また、タイムコード発生回路10からのタ
イムコード及び時計回路16からの実時間信号が、この
メモリ記憶制御回路22に供給される。また、システム
制御系11のシステムエラー発生検出部111からのシ
ステムエラー信号Esがメモリ記憶制御回路22に供給
される。
【0029】メモリ記憶制御回路22では、エラーの種
別、この例ではエラーの重要度に応じて、エラーを分類
する。例えば、 記録し直さなければならないような致命的なエラー エラーとして検出されてもほとんど問題の生じないエ
ラー システムとしては問題は生じないが、VTRの再生信
号としては悪化したものとなってしまうようなエラー の3種類のカテゴリに、全てのエラーを予め分類し、メ
モリ記憶制御回路22には、その分類のための全てのエ
ラーに対するカテゴリのテーブルが設けられている。そ
して、メモリ記憶制御回路22は、入力エラー信号Ed
あるいはEsを受けたとき、そのエラー内容を検知し
て、予め用意されているカテゴリのテーブルを参照し
て、そのエラーが属するカテゴリを判別する。そして、
そのエラー内容を示す情報と、そのエラーの上記分類
と、そのエラーが発生した時点のタイムコード及び実時
間を、メモリ23に書き込む。このとき、前記のような
時間遅れが考慮されてタイムコード及び実時間が決定さ
れる。
【0030】メモリ23の記憶内容は、後述するように
キースイッチ入力に応じて読み出されて、表示装置24
に表示される。メモリ23の読み出し制御及び表示装置
24の表示制御は、システム制御系11によりなされ
る。また、後述するプリロールのため、メモリ23から
読み出されたタイムコードTcがシステム制御系11に
も供給されている。
【0031】以上のような構成の記録再生装置における
記録時の動作について、以下に説明する。
【0032】すなわち、入力端子8を通じて入力された
記録信号は、記録系6においてデジタル信号に変換さ
れ、記録変調がなされてテープ3に、回転ヘッド1によ
りマルチチャンネル記録される。このとき、タイムコー
ド発生器回路10からのタイムコードが同時に記録され
る。
【0033】この記録時、記録用回転ヘッド1に後行す
る再生用回転ヘッド2により記録信号が同時モニター再
生され、その再生信号(デジタル信号)が比較装置21
に供給されて、記録系6からの記録デジタル信号と比較
される。そして、両信号の比較の結果、エラーレベルが
悪化したと判断すべき程度にエラー数が増加したとき、
信号エラー信号Edがメモリ制御回路22に供給され
る。
【0034】また、この記録時、システム制御系11で
システムエラーが発生すると、システムエラー発生検出
部111で、それが検出され、そのエラー内容を示すシ
ステムエラー信号Esが、このシステムエラー発生検出
部111からメモリ制御回路22に供給される。
【0035】メモリ記憶制御回路22では、エラー信号
EdあるいはEsを受けると、メモリ23に対するエラ
ー情報の書き込みを行う。図2は、メモリ記憶制御回路
22で実行する書き込みルーチン100の一例である。
【0036】すなわち、メモリ制御回路22では、ステ
ップ101でエラー信号EdあるいはEsを受けたこと
を判別したとき、ステップ102に進み、そのエラー発
生時点に対応するタイムコード及び実時間を取り込む。
次に、エラー信号をデコードし(ステップ103)、そ
のエラーが前記〜の内のどのカテゴリに属するかを
判別する(ステップ104)。次に、デコードしたエラ
ー内容と、そのカテゴリと、タイムコードと、実時間と
を対応付けてメモリ23に書き込む(ステップ10
5)。以上でこのルーチン100を終了し、次のエラー
発生の待ち受け状態になる。
【0037】以上のようにして、記録時に発生した種々
のエラーが、予め定められているカテゴリに分類され、
タイムコード及び実時間と共にメモリ23に、発生順に
書き込まれる。この場合、メモリ23には、トータルで
例えば99件のエラーが書き込み可能である。このメモ
リ内容は、後述する表示切替キースイッチ群15のうち
のクリアキースイッチF3が押されたときのみ、クリアさ
れ、それまでは保持される。
【0038】以上のようにしてメモリ23に書き込まれ
たエラーの情報は、表示装置24の画面に表示される。
図3に、この表示装置24の表示画面の一例と、表示切
替スイッチ群15の一例とを示す。すなわち、この例の
場合、表示切替キースイッチ群15は、F1〜F12 までの
12個のキースイッチからなっており、各キースイッチ
F1〜F12 は、これらスイッチの操作内容を示す表示装置
24の表示画面30のスイッチ表示部分31の下側に、
それぞれ対応するように配置されている。
【0039】表示切替キースイッチ群15のうちのキー
スイッチF4〜F6は、カテゴリ選択キースイッチの機能を
有するもので、キースイッチF4はカテゴリを、キース
イッチF5はカテゴリを、キースイッチF6はカテゴリ
を、それぞれ選択するためのものである。これらのキー
スイッチ4 〜F6のいずれかを押したとき、後述するよう
にメモリ23に記憶されたエラーのうち、選択されたカ
テゴリのエラーのみが表示画面に表示される。
【0040】そして、図3の表示画面30において、3
2はエラー情報の表示部分で、この例の場合、一度には
5件のエラーを表示することが可能である。図中、四角
で囲んだ数字は、その5件のエラーを示すもので、この
四角で囲んだ数字の右横には、そのエラーの発生時点が
タイムコードあるいは実時間が選択的に表示される。タ
イムコードを表示するか実時間を表示するかの選択は、
表示切替キースイッチ群15のキースイッチF7により行
われる。
【0041】タイムコードあるいは実時間の表示の右の
(E),(C),(W) は、前述したエラーのカテゴリを示すもの
で、(E) は前記分類の内のカテゴリに対応し、(W) は
前記分類の内のカテゴリに対応し、(C) はに対応す
る。このエラーのカテゴリの右側の英文字はエラー内容
を表している。
【0042】また、このエラー情報の表示部分の上方の
数字は、記憶されたエラー数の総計を示している。ある
いは、キースイッチF4〜F6のいずれかが押されてエラー
のカテゴリが選択されたときには、その選択されたカテ
ゴリに属するエラーの総数を示している。また、表示画
面の上方中央の数値表示部分34は実時間つまり時計表
示である。さらに表示画面の右上方の数値表示部分35
は、タイムコードを表示するためのものである。
【0043】前述したように、表示装置24の表示画面
には、一度に5件のエラーしか表示することができな
い。この例の場合、メモリ23に記憶されている他のエ
ラーを表示するため、そしてプリロールして記録画像情
報及び記録音声情報をチェックしたいエラー発生テープ
位置を選択するため、プリロール位置選択キースイッチ
群14が設けられている。
【0044】図4は、このプリロール位置選択キースイ
ッチ群14の配列の一例を示すものである。図4で、キ
ースイッチK1及びK3はスクロールキーで、これらを操作
することにより、表示画面に表示する5件のエラーを、
メモリ23に記憶されているエラーの中から5件づつの
グループとして順次に読み出して表示画面のエラー表示
部分32として表示することができる。
【0045】また、キースイッチK2は、プリロールした
いエラー位置をエラー表示部分32に表示されている5
件のエラーうちから選択するためのもので、これを押す
毎に選択されるエラー位置が変更される。そして、例え
ば選択されたエラー位置の四角で囲われた数字部分の色
が他の部分と異ならされる。
【0046】また、キースイッチK4はプリロールスイッ
チ13に相当するもので、後述するように、このプリロ
ールスイッチF4を押すと、再生用回転ヘッド2のテープ
上の走査位置が前記選択されたエラー位置になるように
テープが巻き戻し再生、早送り再生などがなされる。
【0047】さらに、K5〜K10 はテープ走行制御キー群
を較正するもので、キースイッチK5はストップキー、キ
ースイッチK6は再生キー、キースイッチK7は記録キー、
キースイッチK8はジョグキーである。また、キーK10 は
サーチ再生を行うためのサーチダイヤルキーである。
【0048】表示装置24の表示内容は、上記各キース
イッチの操作に応じて変更されるが、システム制御系1
1の表示制御部113で上記キースイッチの入力操作を
検知し、メモリ読出制御部112でメモリ23の読み出
しを制御して表示内容を変える制御を行う。これは、シ
ステム制御系11に設けられるマイクロコンピュータに
より行われる。なお、この例の場合、表示画面には、最
初は、メモリ23に記憶されているエラーが書き込み順
(エラー発生順)に順次表示される。
【0049】図5〜図10は、システム制御系11でな
される表示変更制御及びプリロール制御のためのフロー
チャートの一例である。
【0050】この制御のため、図5に示すように、例え
ば所定時間間隔毎に割り込みルーチン200が実行され
る。すなわち、ステップ201で割り込みがかかると、
ステップ202で、いずれかのキースイッチが押された
か否かが判別される。そして、いずれのキースイッチも
操作されていないと判別されたときは、ステップ203
に進み、それまでの表示状態を継続し、その後ステップ
206に進んで、このルーチン200を終了する。ま
た、いずれかのキースイッチが押されたとステップ20
2で判別されたときは、ステップ204に進んで、どの
キースイッチが押されたかが判別され、その後、ステッ
プ205に進んで、そのキースイッチに応じた表示変更
動作のルーチンが実行される。そして、その表示変更動
作のルーチンの終了後、ステップ206に進んでこの割
り込みルーチン200を終了する。
【0051】ステップ205で実行される表示変更動作
のルーチンの幾つかの例を以下に説明する。
【0052】例えば、スクロールキースイッチK1あるい
はK3が押されたときは、図6のルーチン300が実行さ
れる。すなわち、ステップ301でスイッチK1あるいは
K3が押されたことが検知されると、ステップ302に進
み、キースイッチK1とK3のどちらが押されたかを判別す
る。そして、キースイッチK1が押されたと判別したとき
は、ステップ303に進んで、発生順で見て1グループ
前の5件のエラーがメモリ23から読み出され、ステッ
プ305で表示画面にそれが映出された後、このルーチ
ン300を終了する。また、キースイッチK3が押された
と判別したときは、ステップ304に進んで、発生順で
見て1グループ後の5件のエラーがメモリ23から読み
出され、ステップ305で表示画面にそれが映出され
る。その後、ステップ306に進み、このルーチン30
0を終了する。
【0053】また、エラー選択キースイッチK2が押され
たときは、図7のルーチン400が実行される。すなわ
ち、ステップ401でキースイッチK2が押されたことが
検知されると、ステップ402に進み、表示装置のエラ
ー表示部分32に表示されている5件のエラーうち、前
に選択されていたエラーの次のエラーを選択したことが
記憶された後、ステップ403に進み、前に選択されて
いたエラー表示部分32の四角で囲んだ数字部分の表示
色を他のものと同一色に戻すと共に新たに選択したエラ
ーの四角で囲んだ数字部分の表示色を変更する。その
後、ステップ404に進んで、このルーチン400を終
了する。
【0054】また、表示切替キースイッチ群14のうち
のキースイッチF7が押されたときは、図8のルーチン5
00が実行される。すなわち、ステップ501でキース
イッチF7が押されたことが検知されると、ステップ50
2に進み、その前の状態がタイムコードが表示された状
態か否か判別される。そして、タイムコードが表示され
ていた状態であるときには、ステップ503に進み、メ
モリ23から時間を読み出し、ステップ505に進ん
で、表示画面の表示部分34を実時間に変更する。ま
た、前の状態がタイムコードが表示されていない、すな
わち実時間が表示されていたときには、ステップ504
に進み、メモリ23からタイムコードを読み出し、ステ
ップ505に進んで表示画面の表示部分34をタイムコ
ードに変更する。その後、ステップ506に進んで、こ
のルーチン500を終了する。
【0055】次に、カテゴリ選択キースイッチF4〜F6の
いずれかが押されたときは、図9のルーチン600が実
行される。すなわち、ステップ601でスイッチF4〜F6
のいずれかが押されたことが検知されると、ステップ6
02に進み、キースイッチF4〜F6のどれが押されたかを
判別する。そして、キースイッチF4が押されたと判別し
たときは、ステップ603に進んで、カテゴリに属す
るエラーのみがメモリ23から発生順に読み出され、ス
テップ606で表示される。
【0056】また、キースイッチF5が押されたと判別し
たときは、ステップ604に進んで、カテゴリに属す
るエラーのみがメモリ23から発生順に読み出され、ス
テップ606で表示される。キースイッチF6が押された
と判別したときは、ステップ605に進んで、カテゴリ
に属するエラーのみがメモリ23から発生順に読み出
され、ステップ606で表示される。ステップ606で
は、エラーの総数の表示部分33も変更される。その
後、ステップ607に進み、このルーチン600を終了
する。このとき、同一カテゴリに属するエラーが5件以
上あるときには、初めの5件が表示される。そして、外
にもそのカテゴリのエラーがあることが、トータル表示
部分33の数値から判読することができる。
【0057】次に、プリロールキースイッチK4が押され
たときは、図10のルーチン700が実行される。すな
わち、ステップ701でキースイッチK4が押されたこと
が検知されると、ステップ702に進み、ルーチン40
0で選択され、記憶された選択エラーが検知される。そ
して、ステップ703に進み、メモリ23からそのエラ
ーについてのタイムコードを読み出し、システム制御系
11のプリロール制御部114に入力する。次に、ステ
ップ704に進み、プリロール制御部114は高速再生
の状態でテープを走行させ、ステップ705で再生信号
から再生タイムコードを抽出する。この再生タイムコー
ドは回転ヘッド2から、あるいは固定のヘッドから得ら
れる。次に、ステップ706に進んで、再生タイムコー
ドと、メモリ23から読み出した選択エラーのタイムコ
ードとを比較し、両者が一致したか否か判別し、両者が
一致したときステップ707に進んで、テープ走行を停
止する。その後、ステップ708に進んで、このルーチ
ン700を終了する。このプリロール動作により、再生
ヘッドのテープ走査位置は、選択したエラーの発生した
テープ位置になる。
【0058】そこで、作業者は、このプリロールキース
イッチK4を操作した後、再生キースイッチK6と、例えば
サーチダイヤルキーK10 ,ジョグキースイッチK8などを
操作して、再生を行うことにより、エラー発生位置にお
ける記録された画像及び音声のチェックを容易に行うこ
とができる。
【0059】他のエラー位置の画像及び音声をチェック
したい場合には、スクロールキースイッチK1,K3 及び選
択キースイッチK2により、チェックしたいエラーを選択
し、プリロールキースイッチK4を押すことにより、その
エラー位置に再生ヘッド2の走査位置を移動させること
ができ、上記と同様にして容易にチェックをすることが
できる。
【0060】この発明の場合、以上のように、プリロー
ルキースイッチK4を操作することにより、選択されたエ
ラー位置にテープ位置が自動的に移動するようにされる
ので、記録画像及び音声のチェック作業が簡単になる。
【0061】また、同じカテゴリ毎のエラーをまとめて
表示することができるので、どのようなエラーがどの程
度生じたかを容易に知ることができ、記録状態の良否の
大まかなチェックを容易にすることができる。このた
め、全てのエラー位置をレビューしてチェックをする必
要がない。
【0062】また、エラーの例えばカテゴリのエラー
のみを表示し、それを選択キーK2により順次に選択し
て、プリロールしてチェックする等の操作ができ、重大
なエラーを表示画面からサーチして逐一選択してチェッ
クする場合に比べてチェック操作が簡便になる。
【0063】なお、以上の例では、記録終了後に表示画
面を参照しながら、キースイッチを操作し、チェック作
業を行う場合について説明したが、記録動作の途中にお
いても適宜、記録動作を中断させて上記のプリロールに
よるチェック作業を行うようにすることもできる。ま
た、エラー表示部分32のタイムコードと、表示部分3
5に表示される再生タイムコードを見ながら、サーチダ
イヤルキーK10 を操作することにより、マニュアルによ
りエラー位置へのプリロールを行うことも勿論できる。
【0064】また、表示装置の表示画面には、エラーに
対応したタイムコードと実時間の両方を同時に表示する
ようにしてもよい。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、同じカテゴリ毎のエラーをまとめて表示することが
できるので、どのようなエラーがどの程度生じたかを容
易に知ることができ、記録状態の良否の大まかなチェッ
クを容易にすることができる。
【0066】また、タイムコードと共に、実時間をエラ
ー発生時点の情報として表示することができるので、記
録再生装置の使用環境等が原因で発生するエラー、例え
ば電源の停電や瞬時の電圧低下等によるエラーを検証す
ることができる。
【0067】また、表示されたエラーの内から選択キー
によりチェックしたいエラーを選択し、その後、プリロ
ールキーを操作することにより、選択されたエラー位置
にテープ位置を自動的に移動させるようにできるので、
記録画像及び音声のチェック作業が簡単になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による記録再生装置の一実施例のブロ
ック図である。
【図2】エラーのメモリへの書き込みの一例のフローチ
ャートである。
【図3】この発明による記録再生装置の表示装置の表示
画面及び表示切替キースイッチ群の一例を示す図であ
る。
【図4】プリロール位置選択キースイッチ群の一例を示
す図である。
【図5】図1の例の説明のためのフローチャートであ
る。
【図6】図1の例の説明のためのフローチャートであ
る。
【図7】図1の例の説明のためのフローチャートであ
る。
【図8】図1の例の説明のためのフローチャートであ
る。
【図9】図1の例の説明のためのフローチャートであ
る。
【図10】図1の例の説明のためのフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 記録用回転ヘッド 2 再生用回転ヘッド 6 記録系 7 再生系 10 タイムコード発生回路 11 システム制御回路 13 プリロールキースイッチ 14 プリロール位置選択キースイッチ群 15 表示切替キースイッチ群 16 時計回路 21 比較回路 22 メモリ記憶制御回路 23 メモリ 24 表示装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 20/18 G11B 27/36

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録モードにおいて、記録信号と記録モニ
    ター再生信号とが異なることを検出することにより、信
    号エラーの発生を検出する信号エラー発生検出手段と、 記録モードにおける装置各部の動作の不完全、動作不良
    などのシステムエラーを検出するシステムエラー発生検
    出手段と、 前記信号エラー発生検出手段および前記システムエラー
    発生検出手段のエラー検出出力を受け、発生したエラー
    が、前記信号エラーおよび前記システムエラーとに基づ
    いて予め定められた複数のエラー種別のうちのどのエラ
    ー種別であるかを分類する分類手段と、 前記信号エラー発生検出手段および前記システムエラー
    発生検出手段で検出されたエラーの内容を、前記分類手
    段での分類結果のエラーの種別と共に記憶する記憶手段
    と、 使用者による前記複数のエラーの種別のうちからのエラ
    ー種別の選択を受け付けるためのエラー種別選択操作手
    段と、 前記エラー種別選択操作手段でエラー種別の選択操作が
    あったときに、前記選択されたエラー種別のエラーを前
    記記憶手段から読み出し、表示装置の画面に表示する制
    御を行なう表示制御手段とを備えることを特徴とする記
    録再生装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の記録再生装置において、 前記信号エラー発生検出手段または前記システムエラー
    発生検出手段でエラー発生が検出されたときに得られる
    タイムコードを検出する手段を設け、 前記記憶手段は、前記信号エラー発生検出手段および前
    記システムエラー発生検出手段で検出されたエラーの内
    容を、前記分類手段での分類結果のエラーの種別および
    前記検出されたタイムコードと共に記憶するようにする
    と共に、 前記表示制御手段により表示装置の表示画面に表示され
    たエラーのうちの一つのエラーを選択する選択手段と、ヘッドに対する記録媒体の位置 を、前記選択手段により
    選択されたエラーの発生位置に移動させるようにするプ
    リロール手段と、 を設けたことを特徴とする記録再生装置。
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