JPH09282853A - ビデオテープの再生時間測定装置 - Google Patents

ビデオテープの再生時間測定装置

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JPH09282853A
JPH09282853A JP8086781A JP8678196A JPH09282853A JP H09282853 A JPH09282853 A JP H09282853A JP 8086781 A JP8086781 A JP 8086781A JP 8678196 A JP8678196 A JP 8678196A JP H09282853 A JPH09282853 A JP H09282853A
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JP
Japan
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video tape
time
vtrr
screen
tape
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Application number
JP8086781A
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English (en)
Inventor
Kazuyuki Honda
和幸 本田
Teruo Ota
照夫 太田
Masayuki Takatsuka
昌幸 高塚
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Measurement Of Unknown Time Intervals (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 検尺作業の省力化と能率化とを図ることがで
きるビデオテープの再生時間測定装置を提供する。 【構成】 元素材を再生可能なテープ再生部2と、テー
プ再生部2からの映像信号,音声信号をビデオテープに
収録可能な収録VTRR−1,R−2を有したテープ収
録部3と、これらを制御する制御部1とを具備してい
る。そして、収録VTRR−1のビデオテープにおいて
指定番組のSOM点とEOM点とを指定して、それぞれ
のタイムコードを設定すると、制御部1のCPU10
が、これらのタイムコード間の時間差、即ち番組長を演
算し、自動的に検尺を行う。さらに、非検尺の収録VT
RR−2のビデオテープのSOM点を指定して、タイム
コードを設定すると、このタイムコードに、収録VTR
R−1で検尺された番組長を加算して、収録VTRR−
2のビデオテープの検尺も自動的に行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のビデオテー
プの検尺を行うことができるビデオテープの再生時間測
定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】テレビ放送局の番組には、生番組と再生
番組とがある。生番組は、テレビスタジオなどのビデオ
カメラで撮影した画像をリアルタイムに放送するもので
あり、これに対して、再生番組は、撮影した画像を予め
ビデオテープに記録しておき、そのビデオテープを所定
の時間帯に再生して放送するものである。したがって、
再生番組では、放送前にビデオテープの編集作業を行
い、本編,コマーシャル,スーパインポーズなどの構成
や時間を正確に規定する必要がある。
【0003】これに対応して、現在のテレビ放送局で
は、再生番組の運用計画の管理を司るEDPS(Ele
ctronic Data Processing S
ystem)と呼ばれるシステムと、このシステムで定
められたデータに基づいて、各種放送機器の制御(特に
送出系機器の制御)を行うAPC(Auto Sket
ch Program Control)と呼ばれるシ
ステムが運用されている。
【0004】しかしながら、EDPS上で作成されるデ
ータはあくまで再生番組のスケジュールを決めるための
ものであって、番組素材が実際に記録されている時間を
把握したものではない。そこで、このビデオテープを放
送する前にプレビューを兼ねて、操作者が番組の時間長
をストップウォッチで測定していた。具体的には、検尺
(けんじゃく)と呼ばれる測定方法であり、ビデオテー
プの時間を測定すると共に、コマーシャルなど、ビデオ
テープ以外の素材を番組のどの時間に入れるかを判断,
測定する。この方法はコマーシャルなどの素材をどの時
間に入れるかを、その素材内容によって判断する必要が
あることから、人手に頼ることが多い。そして、この検
尺で測定した時間データを上記EDPSなどのシステム
に供給していた。
【0005】そして、この検尺による測定作業の能率化
を図るべく、各画面の時間データを読み取り、ある画面
からある画面の時間差を演算して表示するビデオテープ
の再生時間測定装置が考案されている。画面の時間デー
タは「タイムコード」と呼ばれ、「時間/分/秒/フレ
ーム」の情報で構成されている。なお、フレームとは、
1秒間の画像の位置を示すもので、日本や北米で使用さ
れているNTSCと呼ばれる信号形態の場合には、1秒
が約30フレームから成ることから、0〜29を使用し
て位置を指定する。例えば、開始が「1時10分15秒
15フレーム」であり、終了が「1時10分31秒1フ
レーム」の番組の場合には、この番組の番組長(Dur
ation)は15秒16フレームとなる。なお、この
例は、NTSCを想定しているので、タイムコードがフ
レームの値まで有しているが、実際のEDPSとのデー
タのやり取りにおける番組長のコードデータには、フレ
ーム値を付けていない。従来のビデオテープの再生時間
測定装置は、このようにして、ある画面のタイムコード
とある画面のタイムコードからその画面間の時間差を演
算して、測定作業の能率化を図っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のビデオテープの再生時間測定装置では、次のよ
うな問題がある。テレビ放送では、再生番組を確実に放
送することが望まれる。このため、再生放送するビデオ
テープレコーダー及びそのビデオテープの他に、予備用
のビデオテープレコーダー及びそのビデオテープを用意
し、故障発生時に予備用のものを使用するようにして、
放送の万全を期している。したがって、従来のビデオテ
ープの再生時間測定装置では、1つのビデオテープに対
して画面の時間差を測定することができるにすぎないの
で、上記のように予備用のビデオテープを用意しなけれ
ばならない放送局の状況下では、それぞれのビデオテー
プの素材を用意し、それぞれのビデオテープにおける画
面の時間を測定しなければならず、測定作業に長時間を
要していた。
【0007】本発明は上述した課題を解決するためにな
されたもので、検尺作業の省力化と能率化とを図ること
ができるビデオテープの再生時間測定装置を提供するこ
とを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明に係るビデオテープの再生時間測定
装置は、元素材を再生可能な再生部と、上記再生部で再
生された画像及び音声をビデオテープに収録可能な複数
のビデオテープレコーダを有した収録部と、上記ビデオ
テープレコーダのビデオテープにおいて指定された一の
画面と他の画面とにタイムコードをそれぞれ設定した
後、これら一及び他の画面のタイムコード間の時間差を
演算して、当該ビデオテープの検尺を行うことが可能で
あり、且つ、非検尺のビデオテープレコーダのビデオテ
ープにおける一の画面にタイムコードを設定すると、こ
のタイムコードが示す時間に上記検尺されたビデオテー
プの上記時間差を加算又は減算して、当該ビデオテープ
の他の画面のタイムコードを設定することが可能な制御
部とを具備する構成とした。
【0009】請求項2の発明は、請求項1に記載のビデ
オテープの再生時間測定装置において、上記制御部は、
上記検尺されたビデオテープに設定された一または他の
画面のタイムコードが示す時間と、当該ビデオテープ上
の実際の時間との差を検出可能である構成とした。
【0010】上記請求項1の発明によれば、再生部で元
素材が再生されると、その再生された画像及び音声が、
収録部の複数のビデオテープレコーダにおいて、各ビデ
オテープに収録される。そして、制御部によって、ビデ
オテープの指定された一の画面にタイムコードが設定さ
れると共に、指定された他の画面にタイムコードが設定
されると、これらのタイムコード間の時間差が演算され
て、当該ビデオテープの検尺が行われる。さらに、制御
部により、非検尺のビデオテープレコーダのビデオテー
プにおける一の画面にタイムコードが設定されると、こ
のタイムコードが示す時間に、検尺されたビデオテープ
の時間差が加算又は減算されて、当該ビデオテープの他
の画面のタイムコードが設定される。
【0011】上記請求項2の発明によれば、制御部によ
って、ビデオテープに一または他の画面のタイムコード
が設定されると、このタイムコードが示す時間と、当該
ビデオテープ上の実際の時間との差が検出される。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形
態に係るビデオテープの再生時間測定装置を示すブロッ
ク図である。図1に示すように、再生時間測定装置は、
制御部1と、元素材であるマスターテープを再生するテ
ープ再生部2と、テープ再生部2からの画像信号と音声
信号を収録するテープ収録部3とを備えている。
【0013】制御部1は、制御を司るマイクロプロセッ
サーであるCPU10と、CPU10に必要な一時的な
情報を格納する作業用のメモリ11と、各種インターフ
ェース回路12−1〜12−3,13−1,13−2,
14−1,14−2,15,16とを有している。イン
ターフェース回路12−1〜12−3,13−1,13
−2,14−1,14−2は、CPU10とテープ再生
部2及びテープ収録部3とを接続するRS−422イン
ターフェース回路である。また、インターフェース回路
15は、CPU10と入出力装置4とを接続するRS−
232Cインターフェース回路であり、インターフェー
ス回路16は、CPU10とハードディスク5やフロッ
ピィディスク6とをデージーチェイン方式で接続するS
CSIインターフェース回路である。入出力装置4は、
操作情報をCPU10に伝え、また、CPU10からの
情報を表示するための装置で、キーボード40とマウス
41とモニタ42で構成されている。ハードディスク5
は、番組の各種情報を格納するするためのものであり、
ハードディスク5内には、1,2ヶ月分の番組情報,後
述するギャップ値等が格納されている。また、フロッピ
ィディスク6は、EDPSの番組情報を格納して、本再
生時間測定装置に用いたり、本再生時間測定装置による
検尺結果を格納して、EDPSでの利用に供するための
ものである。
【0014】テープ再生部2は、再生VTR(ビデオテ
ープレコーダ)20とフィルム再生機21と信号発生器
22とスイッチャー23とを有している。再生VTR2
0は、インターフェース回路12−2を介してCPU1
0と接続されており、CPU10の制御によって、元素
材であるビデオテープを再生し、その画像信号と音声信
号とをスイッチャー23に出力する。フィルム再生機2
1は、インターフェース回路12−3を介してCPU1
0と接続されており、同様に、CPU10の制御によっ
て、元素材であるフィルムを再生し、その画像信号と音
声信号とをスイッチャー23に出力する。信号発生器2
2は、特殊な画像と音声を示すCB(カラーバー)信号
とBB(ブラックバースト)信号を生成して、スイッチ
ャー23に出力する機器である。スイッチャー23は、
インターフェース回路12−1を介してCPU10に接
続されており、CPU10の制御により、再生VTR2
0とフィルム再生機21と信号発生器22とからの信号
を切り替え、内部のディストリビュータを介して、テー
プ収録部3に出力する。
【0015】一方、テープ収録部3は、収録VTRR−
1及びタイムコード発生器31と収録VTRR−2及び
タイムコード発生器32とを有している。収録VTRR
−1は、インターフェース回路13−1を介してCPU
10に接続されており、CPU10の制御によって、ス
イッチャー23からの信号を収録し、図示省略のカセッ
トに複製することができる。タイムコード発生器31
は、この収録VTRR−1に接続されると共に、インタ
ーフェース回路14−2を介してCPU10に接続され
ており、CPU10の制御によって収録VTRR−1に
タイムコードを供給する。また、収録VTRR−2は、
インターフェース回路13−2を介してCPU10に接
続されており、CPU10の制御によって、スイッチャ
ー23からの信号を収録し、図示省略のカセットに複製
することができる。タイムコード発生器32は、この収
録VTRR−2に接続されると共に、インターフェース
回路14−1を介してCPU10に接続されており、C
PU10の制御によって収録VTRR−2にタイムコー
ドを供給する。
【0016】図2は、収録VTRR−1,R−2のビデ
オテープに収録される形式を示している。図2に示すよ
うに、ビデオテープの先頭には、画像チェック用のCB
の画像とBBの黒色画像が順に収録される。また、CB
での音には1kHzで0dBの正弦波が用いられ、BB
での音は無音になっている。そして、これらの後ろにの
りしろといわれる捨てカットが設けられている。これ
は、多少VTR制御にばらつきが発生しても、人間の見
た目にはそれらが判らないようにするためである。つま
り、図2において、通常は、SOM(Start Of
Material)点の位置からテープの送出が行わ
れ、EOM(End Of Material)点で終
了するが、多少ばらつきがあっても良いようにしてい
る。そして、検尺の際には、これらのSOM点及びEO
M点をテープの画像で見ながら決定する。また、ビデオ
テープにおいて、先頭のCBの部分の時間を「23:5
9:00.00」とし、先頭枠のSOMを「00:0
0:00.00」とする。このため、CPU10はCB
の終了直前にタイムコード発生器31,32に対して該
当するタイムコードを設定する。
【0017】このようなテープ収録部3や上記テープ再
生部2は、図3に示すプロトコルによってCPU10と
通信するようになっている。すなわち、STX(スター
トオブテキスト)で始まり、次のCMDから最後のCS
までのバイト数を表すBC(バイトカウント)、コマン
ドの種類を表すCMD、コマンドに対応した情報、BC
からCSの各バイトの総和の下位1バイトが0となる値
のCS(チェックサム)の順で構成されたフレームの送
受信を行う。ここで、STX,BC,CMD,CSは1
バイトであり、CMDは、「0x・・・」で示され、
「0x」以下の数は16進数で表されている。具体的に
は、VTRR−1,R−2用のコマンドとして、図4に
示すようなコマンドがある。そして、CPU10からV
TRR−1,R−2に各種の情報を問い合わせる場合に
は、図4において、CMD=0x60〜CMD=0x6
Fを用いる。例えば、CMD=0x70は、「STAT
US RETURN」であり、このコマンドは、VTR
R−1,R−2がCMD=0x60の「SENSE S
TATUS」を受信した後、そのステータス状態をCP
U10に返信するコマンドである。また、CMD=0x
71の「TC(タイムコード) RETURN」は、C
MD=0x61の「SENSE TC」のコマンドに対
する返信である。なお、スイッチャー23用のコマンド
としては、再生VTR20,フィルム再生機21,信号
発生器22からの入力信号を切り替えるためのコマンド
などがあり、フィルム再生機21用のコマンドとして
は、フィルム映写のためのコマンドなどがあり、タイム
コード発生器31,32用のコマンドとしては、タイム
コード設定のためのコマンドなどがある。
【0018】ここで、入出力装置4のキーボード40や
マウス41の操作によって、CPU10がモニタ42に
表示する画面の構成について述べる。この画面には、図
5で示すダビング画面と図6に示す検尺画面とがある。
【0019】図5のダビング画面において、表示42a
は、番組名を示し、表示42b,42cはダンピングす
るVTRR−1,R−2とそのカセットID(図中、
「CAS−001」,「CAS−002」で示す)を示
している。表示42b,42cの双方に×印が付いてい
るのは、VTRR−1,R−2の双方でダビングを行う
ことを意味する。また、カセットIDは、ビデオカセッ
トの名称であり、通常は、英数字をバーコードで表示し
たテープをカセット表面に貼付して表示する。これによ
り、ビデオカセットの識別を行ったり、ライブラリーマ
ネージメントシステム(LMS)で利用することができ
る。すなわち、複数のビデオカセットを収納した再生機
械を用い、複数のビデオカッセトの中からカセットID
で再生すべきビデオカセットを指示し、そのビデオカセ
ットのビデオテープを再生して、番組を送出することが
できる。また、表示42dは、番組の内容を示す。具体
的には、「OA時刻」と「枠区分」と「枠呼称」と「D
UR」と「素材機」とを有している。ここで、「OA時
刻」とは、本番組の放送時間であり、「DUR(dur
ation)」とは、番組長である。また、「素材機」
とは、画像音声を収録する再生機を示す。具体的には、
「V−1」が再生VTR20を示し、「F−1」がフィ
ルム再生機21を示している。なお、表示42dにおい
て、ダビング指定された枠は、斜線で示すように表示さ
れる。図5では、枠N−1が指定され、ビデオVと、こ
のビデオVと同一枠の2つのスーパーがダビング指定さ
れている。かかる枠指定は、入出力装置4のマウス41
のクリックによって行うことができるようになってお
り、さらに、指定枠区分の「V」の1行のどこかをクリ
ックすることで、再生VTR20とフィルム再生機21
をキューアップさせ、テープやフィルムの頭出しを行う
ことができるようになっている。また、表示42eはダ
ビング指令である「スタート」を示し、表示42fは
「停止」を示し、表示42gは「終了」を示している。
これにより、「スタート」をクリックし、「停止」をク
リックした後、「終了」をクリックすることで、1つの
枠のダビングを終了することができるようになってい
る。
【0020】図6の検尺画面は、図5のダビング画面に
おいて、「終了」がクリックされると、自動的に開くよ
うになっており、この検尺画面には、「SOM」の表示
42hと「EOM」の表示42iと「R−1の検尺デー
タ」の表示42jと「R−2の検尺データ」の表示42
kとが表示される。「SOM」は、クリックして、指定
された枠の番組の先頭即ちSOM点の頭出しを行うため
の表示である。この頭出しは、周知のVTRでのジョグ
やシャトルといった操作で行われる。また、「EOM」
は、クリックして、指定された番組の終了即ちEOM点
の頭出しを行うための表示である。CPU10は、この
検尺画面で、「SOM」もしくは「EOM」がクリック
されると、収録VTRのビデオテープ上のタイムコード
を読み取り、これらの値を表示42j又は表示42kに
表示すると共に、これらの差を演算して、番組長を表示
42d及び42j又は表示42kに表示させる。図6に
おいては、収録VTRR−1の枠N−1の検尺指定がさ
れ、その枠の検尺データが表示42jに表示されてい
る。すなわち、SOM点のタイムコードが「00:0
0:00.00」であり、EOM点が「00:15:1
5.00」であり、この結果、番組長が「00:15:
15.00」であることを示している。また、非検尺の
収録VTRR−2又はR−1のSOM点又はEOM点を
クリックすると、CPU10が、検尺された番組長に基
づいて、未検尺の収録VTRR−2又はR−1のEOM
点又はSOM点のタイムコードを表示42kまたは42
jに表示するようになっている。図6は、表示42cを
クリックして、表示42kの検尺データが空白になって
いる未検尺の収録VTRR−2を指定し、表示42kの
SOM点をクリックした例である。すなわち、収録VT
RR−2のSOM点のタイムコードが「01:00:0
0.00」であり、収録VTRR−1の番組長「DU
R」に基づいて演算されたEOM点及び番組長が「0
1:15:15.00」であることを示している。この
状態で、さらに、SOM又はEOMををダブルクリック
すると、収録VTRR−2のSOM点又はEOM点のタ
イムコードが読み取られ、このタイムコードと、現在の
収録VTRR−2検尺データのSOM又はEOMのタイ
ムコードとが比較され、その差がハードディスク5内の
ギャップ値を越えている場合には、モニタ42の画面に
エラー表示がされるようになっている。なお、R−1検
尺データのSOMとEOMとDURとのタイムコードの
いずれかをR−2検尺データの該当個所にドラッグアン
ドドロップして、コピーすることも可能になっている。
【0021】次に、本実施形態の再生時間測定装置が示
す動作について説明する。電源投入により、ハードディ
スク5内に格納されているセットアップ情報がCPU1
0の制御によって読み取られ、ギャップ値等がメモリ1
1に格納される。そして、モニタ42のセットアップ画
面の所定箇所をマウス41でクリックし、ダビング指定
及び番組名指定を行うと、ハードディスク5内の番組一
覧から指定番組の情報がメモリ11に読み出されると共
に、図5に示すように、そのダビング画面がモニタ42
に表示される。なお、EDPSからの番組情報は、フロ
ッピィディスク6に格納されているので、このフロッピ
ィディスク6から番組情報を読み取ることができるが、
フロッピィディスク6の枚数が多いときには、それらの
番組情報をハードディスク5に事前に格納しておくこと
が望ましい。
【0022】この状態で、例えば、再生VTR20に元
素材であるビデオテープを装着すると共に、収録VTR
R−1,R−2にカセットをそれぞれ挿入し、モニタ4
2の画面の表示42b,42cをクリックすると共に、
枠N−1をクリックした後、この指定枠の「V」の1行
のどこかをクリックする。すると、CPU10の制御に
よって、再生VTR20がキューアップされ、ビデオテ
ープの頭出しが行われる。そして、画面の「スタート」
をクリックする。すると、CPU10から再生VTR2
0に再生のコマンドが送られると共に、VTRR−1,
R−2に収録(REC)のコマンドが送られる。そし
て、CPU10からスイッチャー23に切替用のコマン
ドが送られる。これにより、スイッチャー23が、その
切替動作によって、最初の50秒間だけ信号発生器22
からのCBをVTRR−1,R−2に出力し、その後B
Bを9秒間出力して、その1秒後に再生VTR20から
の画像及び音声信号を出力し、VTRR−1,R−2の
ビデオテープに図2に示した形式の収録が行われる。そ
して、図5のダビング画面の「停止」をクリックした
後、「終了」をクリックすると、枠N−1のダビングが
終了し、図6に示す検尺画面が開く。
【0023】この状態で、図6に示すように、モニタ4
2の画面の表示42bをクリックして、VTRR−1を
指定すると共に、枠N−1をクリックした後、表示42
h,42iの「SOM」と「EOM」とをクリックする
と、図3に示したCMD=0x61の「SENSE T
C」のコマンドが、収録VTRR−1に送られ、そのタ
イムコードを示すCMD=0x71の「TC(TIME
CODE) RETURN」がCPU10に返信され
る。そして、CPU10において、これらのタイムコー
ダの差が演算され、SOM点とEOM点と番組長DUR
とが、図6に示すように、R−1検尺データに表示され
る。しかる後、表示42cをクリックするとも共に、非
検尺の収録VTRR−2の「SOM」をクリックする
と、CPU10が、R−1検尺データの番組長に基づい
て、未検尺の収録VTRR−2のEOM点のタイムコー
ドと番組長DURを表示42kに表示する。この状態
で、さらに、「SOM」をダブルクリックすると、収録
VTRR−2のSOM点のタイムコードが読み取られ、
このタイムコードと、収録VTRR−2検尺データの
「SOM」のタイムコードとの差がとられ、下記(1) 式
が演算される。 |r2som −r2som*tmp |≦somgap・・・(1)
【0024】図7は、かかる動作を具体的に示すフロー
チャート図である。収録VTRR−2の「SOM」をダ
ブルクリックすると、収録VTRR−2でのSOMのデ
ータがあるか否かが判断される(図7のステップS
1)。このSOMデータがなければ、上記ギャップ値と
の比較は無意味であるので、エラー表示される(図7の
ステップS1のNO、ステップS2)。ここで、収録V
TRR−2のSOMデータがある場合としては、収録V
TRR−2の「SOM」がクリックされ、収録VTRR
−2のSOM点のタイムコードが取り込まれた場合と、
収録VTRR−2の「EOM」がクリックされて、自動
算出されたSOM点のタイムコードがR−2検尺データ
に表示された場合と、R−1検尺データのSOMのタイ
ムコードがR−2検尺データのSOMの箇所にドラッグ
アンドドロップされた場合とがあるが、本例の場合に
は、最初の場合に当たるので、SOMデータがあると判
断され、そのSOMデータの値が上記(1) 式の「r2som
」に代入される(図7のステップS1のYES、ステ
ップS3)。すると、CPU10から収録VTRR−2
にCMD=0x61の「SENSETC」のコマンドが
送出される。そして、収録VTRR−2からCMD=0
x71の「TC RETURN」が返信されると、その
コマンドが示すタイムコードが「r2som*tmp 」として、
上記(1) 式に代入される(図7のステップS4〜S
6)。ここで、上記(1) 式の「somgap」に上記ギャップ
値が代入され、「r2som 」と「r2som*tmp 」との差と
「somgap」とが比較される(図7のステップS7)。
「r2som 」と「r2som*tmp 」との差が「somgap」を越え
ている場合には、エラー表示がなされた後、その応答で
続行するか否かが判断され、続行しない場合には、動作
が終了する(図7のステップS7のNO、ステップS
8、ステップS9のNO)。
【0025】そして、上記応答を続行する場合(図7の
ステップS9のYES)、または、「r2som 」と「r2so
m*tmp 」との差が「somgap」以内である場合には(図7
のステップS7のYES)、上記(1) 式の左辺におい
て、「r2som 」の値が「r2som*tmp 」に代入され、その
計算値が表示される(図7のステップS10)。しかる
後、R−2検尺データの番組長DURに基づいて、EO
M点のタイムコードが演算され、R−2検尺データに表
示される(図7のステップS11、ステップS12)。
【0026】このようにして、検尺が終了した後、図6
の「終了」をクリックすることで、上記セットアップ画
面が再表示されると共に、検尺データがハードディスク
5に格納される。これにより、ハードディスク5内の検
尺データを元に作成した番組データをフロッピィディス
ク6に格納することで、EDPSに通知することができ
る。
【0027】本実施形態の再生時間測定装置は、ダンピ
ングの際、先頭のタイムコードを意図的に変更し、2つ
の素材を別タイムとする場合に有効である。例えば、ス
ポーツ中継などで番組のスタート時刻を違える場合に有
効である。すなわち、SOMを管理番組の開始時刻に合
わせる運用がされる場合には、意図的にタイムコードを
変更した複数の素材を用意しておきたいニーズがあるか
らである。逆に、例えば、収録VTRR−2のSOMの
タイムコードが同じである場合には、収録VTRR−1
におけるSOMの値を収録VTRR−2のSOMの箇所
にドラッグアンドドロップすることで、その値をそのま
まコピーすることができる。この場合には、実際のビデ
オテープ上のSOMが2つの素材で同じであるべきであ
る。ところが、SOMのタイムコードが異なるNTSC
の場合には、1秒を約30フレームとしているので、フ
レームの整数倍で秒とならず、「ドロップフレーム」と
呼ぶフレームが連続しない場合が生じる。したがって、
フレーム数のレベルであれば、2フレームの違いが発生
する場合がある。また、VTRの動作のばらつきなど
で、2つの異なる場合が発生してしまう。しかし、これ
らの違いは、再検尺する必要がない場合が多い。人間の
目で識別できないケースが多いからである。このため、
本画面では、別に設定したギャップ値以内の差しかない
場合には、エラー表示せず、ギャップ値より大きい差が
生じたときにのみエラー表示して、その後のSOM点又
はEOM点を修正(再検尺)するように表示する。
【0028】なお、本実施形態では、ダンピング画面が
終了すると、検尺画面が開くようにして、非ダンピング
のVTRR−1,R−2の検尺を防止しているが、ダン
ピング画面と検尺画面とを別操作で開くことができるよ
うにしても良い。この場合には、VTRR−1,R−2
のどちらでダンピングしたかを記憶しておき、非ダンピ
ングのVTRに対して、検尺を指定するとエラー表示す
るようにしておくことが好ましい。また、本実施形態で
は、収録VTRR−1を現用とし、収録VTRR−2を
予備用として、2本のダビングを可能としたが、予備用
のVTRを増設することでダビング本数を増やすことが
できることは勿論である。また、収録VTRR−1、R
−2で複製することができるが、複製は同時でなくとも
良い。例えば、VTRが2つしかない場合には、2回に
分けて複製することで、計4本の複製を作成し、検尺を
行うこともできる。また、NTSC方式の例を述べた
が、PAL等、その他の信号形態においても容易に対応
することができる。また、元素材をビデオテープやフィ
ルムとしたが、他の静止画などを元素材としても、その
接続や制御は可能である。また、スイッチャー23は、
切り替え機能のみを有していたが、スーパーインポーズ
などの画像合成処理機能を持たせることも可能である。
この場合には、スーパーインポーズの位置を検尺する機
能を入れることもできる。また、VTRR−1,R−2
におけるタイムコードのコピーをドラッグアンドドロッ
プで行うようにしたが、選択時の確認ウインドウでコピ
ーなどのメニューを選択するようにしても良い。さら
に、タイムコードのコピーとギャップ値のチェックと
を、マウス41のクリックかダブルクリックかで判定し
ているが、一度クリックした後、確認の表示でコピーか
チェックか指示する方式にしても良い。
【0029】
【発明の効果】以上詳しく説明したように、請求項1の
発明によれば、ビデオテープにおいて指定された一の画
面と他の画面とにタイムコードをそれぞれ設定すると、
自動的に、これらのタイムコード間の時間差を演算し
て、当該ビデオテープの検尺を行うことができ、しか
も、非検尺のビデオテープにおいて、一の画面にタイム
コードを設定すると、検尺されたビデオテープの時間差
が反映され、自動的に非検尺のビデオテープの他の画面
のタイムコードが設定されるので、上記従来例のよう
に、複数のビデオテープの検尺を別々に行う必要がな
く、検尺作業の省力化と能率化とを図ることができると
いう優れた効果がある。
【0030】また、請求項2の発明によれば、ビデオテ
ープに設定された一または他の画面のタイムコードが示
す時間と、当該ビデオテープ上の実際の時間との差を検
出することができるので、正確な検尺作業を行うことが
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るビデオテープの再生
時間測定装置を示すブロック図である。
【図2】収録されるビデオテープの形式図である。
【図3】通信プロトコルを示す形式図である。
【図4】収録VTR用のコマンドを示す表図である。
【図5】ダビング画面を示す正面図である。
【図6】検尺画面を示す正面図である。
【図7】動作を具体的に示すフローチャート図である。
【符号の説明】
1・・・制御部、 2・・・テープ再生部、 3・・・
テープ収録部、 4・・・入出力装置、 5・・・ハー
ドディスク、 6・・・フロッピィディスク、10・・
・CPU、 20・・・再生VTR、 21・・・フィ
ルム再生機、22・・・信号発生器、 23・・・スイ
ッチャー、 31,32・・・タイムコード発生器、
R−1,R−2・・・収録VTR、 41・・・マウ
ス、 42・・・モニタ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 元素材を再生可能な再生部と、 上記再生部で再生された画像及び音声をビデオテープに
    収録可能な複数のビデオテープレコーダを有した収録部
    と、 上記ビデオテープレコーダのビデオテープにおいて指定
    された一の画面と他の画面とにタイムコードをそれぞれ
    設定した後、これら一及び他の画面のタイムコード間の
    時間差を演算して、当該ビデオテープの検尺を行うこと
    が可能であり、且つ、非検尺のビデオテープレコーダの
    ビデオテープにおける一の画面にタイムコードを設定す
    ると、このタイムコードが示す時間に上記検尺されたビ
    デオテープの上記時間差を加算又は減算して、当該ビデ
    オテープの他の画面のタイムコードを設定することが可
    能な制御部と、 を具備することを特徴とするビデオテープの再生時間測
    定装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のビデオテープの再生時
    間測定装置において、 上記制御部は、上記ビデオテープに設定された一または
    他の画面のタイムコードが示す時間と、当該ビデオテー
    プ上の実際の時間との差を検出可能である、 ことを特徴とするビデオテープの再生時間測定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
USRE41112E1 (en) 1998-02-09 2010-02-09 Sony Corporation Recording and reproducing apparatus and terminal apparatus

Cited By (4)

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USRE42810E1 (en) 1998-02-09 2011-10-04 Sony Corporation Recording and reproducing apparatus and terminal apparatus
USRE43917E1 (en) 1998-02-09 2013-01-08 Sony Corporation Recording and reproducing apparatus and terminal apparatus

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