JP2000267552A - 画像記録装置及び画像記録方法並びに記録媒体 - Google Patents

画像記録装置及び画像記録方法並びに記録媒体

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JP2000267552A
JP2000267552A JP11076046A JP7604699A JP2000267552A JP 2000267552 A JP2000267552 A JP 2000267552A JP 11076046 A JP11076046 A JP 11076046A JP 7604699 A JP7604699 A JP 7604699A JP 2000267552 A JP2000267552 A JP 2000267552A
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Akira Shirokura
明 白倉
Nobuhiro Kihara
信宏 木原
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エッジリット型のホログラム又はホログラフ
ィックステレオグラムを複写記録により簡便に作製し
て、大量のエッジリット型のホログラム又はホログラフ
ィックステレオグラムを容易に作製することを可能とす
る。 【解決手段】 コピー用光導入ブロックの一主面10a
上にホログラム用記録媒体11を貼り付け、更にマスタ
15を光学的に接触させた状態で、コピー用光導入ブロ
ック10の端面10bから、マスタ15の再生用照明光
と等価の参照光Lを入射させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、いわゆるエッジリ
ット型のホログラムやホログラフィックステレオグラム
を複写記録する画像記録装置及び画像記録方法並びにエ
ッジリット型のホログラムやホログラフィックステレオ
グラムが複写記録された記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】3次元画像を記録媒体に記録する手法と
して、ホログラフィックステレオグラムを用いた手法が
知られている。ホログラフィックステレオグラムは、被
写体を異なる観察点から順次撮影することにより得られ
た多数の画像を原画として、これらを1枚のホログラム
用記録媒体に順次記録することにより作製される。
【0003】このようなホログラフィックステレオグラ
ムのうち、横方向にだけ視差を有するホログラフィック
ステレオグラムは、被写体を異なる観察点から順次撮影
することにより得られた多数の画像を原画として、これ
らを1枚のホログラム用記録媒体に短冊状の要素ホログ
ラムとして順次記録することにより作製される。
【0004】例えば、図14に示すように、被写体20
0を横方向の異なる観察点から順次撮影することにより
得られた複数の原画201a〜201eが、短冊状の要
素ホログラムとしてホログラム用記録媒体202に順次
記録される。
【0005】このようなホログラフィックステレオグラ
ムでは、横方向の異なる観察点から順次撮影することに
より得られた画像情報が、短冊状の要素ホログラムとし
て横方向に順次記録されているので、このホログラフィ
ックステレオグラムを観察者が両目で見たとき、その左
右の目にそれぞれ写る2次元画像は若干異なるものとな
る。これにより、観察者は視差を感じることとなり、ス
テレオ立体視の原理により、3次元画像が再生されるこ
ととなる。
【0006】ところで、以上のように作製されたホログ
ラフィックステレオグラムを再生する際は、通常、3次
元画像を再生するための照明光源と、ホログラフィック
ステレオグラムとが空間的に離れた位置に配置される。
このため、通常のホログラフィックステレオグラムを再
生するには、広い空間が必要とされることになる。ま
た、ホログラフィックステレオグラムを最適な条件で再
生するには、再生するホログラフィックステレオグラム
と再生用の照明光源との位置関係を決められた条件にセ
ットする必要があり、作業が煩雑である。
【0007】以上のような問題を解決し、3次元画像の
再生を簡便に行うことができるホログラフィックステレ
オグラムとして、透明な光導入ブロックにインデックス
マッチング液を介して記録媒体を貼り付け、光導入ブロ
ックの端面から参照光を導入して記録を行い、光導入ブ
ロックの端面から再生用の照明光を入射して再生を行う
エッジリット型のホログラフィックステレオグラムが提
案されている。
【0008】このようなエッジリット型のホログラフィ
ックステレオグラムでは、再生用照明光の光源と光導入
ブロックを一体化することにより、再生用の光学系を小
型化することができ、しかも、常に最適な条件で再生を
行うことができる。また、このエッジリット型のホログ
ラフィックステレオグラムは、再生用照明光の入射角度
が大きくなるため、光導入ブロックの外部から入射した
光によって像が再生されるようなことがないという利点
を有している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、エッジリッ
ト型のホログラフィックステレオグラムは、上述したよ
うな様々な利点を有することから、一般向けの画像表示
装置として利用される可能性が高い。この場合、同じ画
像情報を記録したホログラフィックステレオグラムを大
量に作製する必要が生じることが想定される。
【0010】そこで、本発明は、エッジリット型のホロ
グラム又はホログラフィックステレオグラムを複写記録
により簡便に作製して、大量のエッジリット型のホログ
ラム又はホログラフィックステレオグラムを容易に作製
することができる画像記録装置及び画像記録方法を提供
し、また、この画像記録装置及び画像記録方法により画
像が複写記録された記録媒体を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像記録装
置は、物体光と参照光との干渉により画像情報が記録さ
れたホログラム又はホログラフィックステレオグラムを
マスタとして用い、このマスタに記録された画像情報を
他の記録材に複写記録する画像記録装置において、上記
マスタ及び上記記録材を重ね合わせて、これらを光を透
過するブロック状の光学部材に光学的に接触させた状態
で、上記マスタに記録された画像情報を再生するための
読み出し光を上記光学部材の端面から入射させる露光処
理部を備え、上記読み出し光により再生された上記マス
タの再生光と、上記読み出し光とを上記記録材中にて干
渉させて、上記記録材に上記マスタに記録された画像情
報を複写記録することを特徴としている。
【0012】この画像記録装置によれば、記録材は、露
光処理部において、マスタと重ね合わされ、光を透過す
るブロック状の光学部材に光学的に接触した状態とされ
る。そして、マスタに記録された画像情報を再生するた
めの読み出し光が光学部材の端面から入射される。な
お、本明細書においてブロックとは、一般にフィルムと
呼ばれているものよりも厚みが大きく、剛性を有する固
体をいう。
【0013】光学部材の端面から入射された読み出し光
は、マスタに照射されることによりマスタに記録された
画像情報に応じて変調され、再生光とされる。そして、
このマスタの再生光と上記読み出し光とが上記記録材中
にて干渉することにより、マスタに記録された画像情報
が記録材に複写記録される。
【0014】この画像記録装置によれば、以上のよう
に、マスタと記録材とを重ね合わせ、ブロック状の光学
部材に光学的に接触させた状態で、光学部材の端面から
マスタに記録された画像情報を再生するための読み出し
光を入射するのみで、マスタに記録された画像情報を記
録材に簡便に複写記録することができる。
【0015】なお、この画像記録装置において、上記光
学部材には、上記マスタ及び記録材が光学的に接触する
部分及び上記読み出し光が入射される端面を除く少なく
とも一部に、光を吸収する光吸収手段が設けられている
ことが望ましい。このように、光学部材に光吸収手段を
設けておくことにより、光学部材に入射した上記読み出
し光の光学部材内における不要な内部反射を抑制し、画
像情報の複写記録をより適切に行うことができる。
【0016】また、本発明に係る画像記録方法は、物体
光と参照光との干渉により画像情報が記録されたホログ
ラム又はホログラフィックステレオグラムをマスタとし
て用い、このマスタに記録された画像情報を他の記録材
に複写記録するに際し、上記マスタ及び上記記録材を重
ね合わせ、これらを光を透過するブロック状の光学部材
に光学的に接触させた状態で、上記マスタに記録された
画像情報を再生するための読み出し光を上記光学部材の
端面から入射させて、この読み出し光により再生された
上記マスタの再生光と、上記読み出し光とを上記記録材
中にて干渉させて、上記記録材に上記マスタに記録され
た画像情報を複写記録することを特徴としている。
【0017】この画像記録方法によれば、マスタと記録
材とを重ね合わせ、ブロック状の光学部材に光学的に接
触させた状態で、光学部材の端面からマスタに記録され
た画像情報を再生するための読み出し光を入射するのみ
で、マスタに記録された画像情報を記録材に簡便に複写
記録することができる。
【0018】なお、この画像記録方法において、上記光
学部材には、上記マスタ及び記録材が光学的に接触する
部分及び上記読み出し光が入射される端面を除く少なく
とも一部に、光を吸収する光吸収手段が設けられている
ことが望ましい。このように、光学部材に光吸収手段を
設けておくことにより、光学部材に入射した上記読み出
し光の光学部材内における不要な内部反射を抑制し、画
像情報の複写記録をより適切に行うことができる。
【0019】また、本発明に係る記録媒体は、物体光と
参照光との干渉により画像情報が記録されたホログラム
又はホログラフィックステレオグラムをマスタとして用
い、このマスタに記録された画像情報が複写記録された
記録媒体であって、上記マスタに重ね合わされ、光を透
過するブロック状の光学部材に光学的に接触させた状態
で、上記マスタに記録された画像情報を再生するための
読み出し光が上記光学部材の端面から入射されることに
より、上記マスタに記録された画像情報が、上記読み出
し光により再生された上記マスタの再生光と、上記読み
出し光との干渉縞として記録されていることを特徴とし
ている。
【0020】この記録媒体には、当該記録媒体とマスタ
とを重ね合わせ、これらを光を透過するブロック状の光
学部材に光学的に接触させた状態で、マスタに記録され
た画像情報を再生するための読み出し光を上記光学部材
の端面から入射させるといった非常に簡便な方法で、マ
スタに記録された画像情報が複写記録されている。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しながら詳細に説明する。
【0022】本発明は、いわゆるエッジリット型のホロ
グラム或いはホログラフィックステレオグラムをマスタ
として用い、これを他の記録材に複写記録してコピーの
ホログラム或いはホログラフィックステレオグラムを得
るものである。以下、エッジリット型のホログラフィッ
クステレオグラムを複写記録してコピーのホログラフィ
ックステレオグラムを作製する場合を例に挙げて説明す
るが、エッジリット型のホログラムを複写記録してコピ
ーのホログラムを作製する場合も同様の処理で実現可能
である。
【0023】まず、本発明の具体的な説明に先立ち、マ
スタとして用いるエッジリット型のホログラフィックス
テレオグラムの作製方法について説明する。
【0024】マスタとして用いるエッジリット型のホロ
グラフィックステレオグラムは、例えば、図1に示すよ
うなホログラフィックステレオグラムプリンタを用いて
作製される。この図1に示すホログラフィックステレオ
グラムプリンタ100は、図示しない制御用コンピュー
タから供給される視差画像列の各画像データに基づいて
LCD等の光変調器101を駆動し、この光変調器10
1により変調された物体光を、透明な光導入ブロック1
02に接触させたホログラム用記録媒体103に入射さ
せると共に、参照光を光導入ブロック102の端面から
入射させ、ホログラム用記録媒体103に対して鋭角に
入射させて、これら物体光と参照光との干渉縞により、
各画像データに基づく各画像をそれぞれ短冊状の要素ホ
ログラムとしてホログラム用記録媒体103に順次記録
して、エッジリット型のホログラフィックステレオグラ
ムを作製するものである。
【0025】具体的には、このホログラフィックステレ
オグラムプリンタ100により横方向にのみ視差を持つ
エッジリット型のホログラフィックステレオグラムを作
製する際は、先ず、レーザ光源104からレーザ光が出
射されると共に、制御コンピュータから供給される画像
データに基づいて光変調器101が駆動され、光変調器
101に画像データに基づく画像が表示される。そし
て、制御コンピュータからの制御信号に基づいてシャッ
タ105が開放されることにより、レーザ光源104か
ら出射されたレーザ光がシャッタ105、ハーフミラー
106及びミラー107を順次介してスペーシャルフィ
ルタ108に入射することになる。
【0026】スペーシャルフィルタ108に入射したレ
ーザ光は、このスペーシャルフィルタ108によって広
げられ、その後コリメータレンズ109によって平行光
とされる。コリメータレンズ109により平行光とされ
たレーザ光は、光変調器101を透過することによりこ
の光変調器101に表示された画像に応じた投影光に変
換される。この投影光は、その後、シリンドリカルレン
ズ110により横方向に集光され、光導入ブロック10
2に光学的に接触するホログラム用記録媒体103に入
射する。
【0027】一方、ハーフミラー106により反射され
たレーザ光は、シリンドリカルレンズ111、コリメー
タレンズ112及びミラー113を順次介して、光導入
ブロック102の端面102aから光導入ブロック10
2内に入射される。光導入ブロック102内に入射した
レーザ光は、参照光として、ホログラム用記録媒体10
3の裏面側からこのホログラム用記録媒体103に対し
て鋭角に入射する。
【0028】これにより、物体光と参照光とがホログラ
ム用記録媒体103中において干渉し、この物体光と参
照光との干渉縞により、光変調器101に表示された画
像が短冊状の要素ホログラムとしてホログラム用記録媒
体103に記録される。
【0029】1つの画像の記録が終了すると、制御コン
ピュータからの制御信号に基づいてシャッタ105が閉
じられることにより、レーザ光源104から出射された
レーザ光がシャッタ105により遮断されると共に、光
変調器101の駆動が停止される。また、制御用コンピ
ュータの制御のもとプリンタヘッド部114が駆動さ
れ、このプリンタヘッド部114に保持されたホログラ
ム用記録媒体103が、要素ホログラムの横幅1本分だ
け移送される。
【0030】その後、制御用コンピュータの制御によ
り、光変調器101が駆動されて光変調器101に次の
画像データに基づく画像が表示されると共に、シャッタ
105が開放される。これにより、光変調器101に表
示された次の画像に応じて変調された物体光と参照光と
がホログラム用記録媒体103に入射し、ホログラム用
記録媒体103に次の要素ホログラムが記録されること
になる。
【0031】以上の動作が繰り返し行われることによ
り、視差画像列の各画像データに基づく各画像が、ホロ
グラム用記録媒体103に短冊状の要素ホログラムとし
て順次記録され、これにより、横方向に視差を持つエッ
ジリット型のホログラフィックステレオグラムが作製さ
れる。
【0032】以上のように作製されたエッジリット型の
ホログラフィックステレオグラムは、記録時に用いた光
導入ブロック102と同様の透明な光学部材に貼り付け
られ、この光学部材の端面から、記録時の参照光と等し
い入射角で再生用照明光が入射されることにより再生さ
れる。
【0033】以上のように作製されたエッジリット型の
ホログラフィックステレオグラムをマスタとして用い、
このマスタの画像を他のホログラム用記録媒体に複写記
録する本発明の画像記録方法の原理について、図2を参
照して説明する。なお、図2に示す例は、本発明に係る
画像記録方法の一例であり、本発明がこの例に限定され
るものでないことは勿論である。
【0034】本発明を適用して、マスタの画像を他のホ
ログラム用記録媒体に複写記録する際は、先ず、マスタ
作製時に用いた光導入ブロック102と同様の透明な光
学部材(以下、コピー用光導入ブロック10という。)
の一主面10a上に、マスタの画像を複写記録するため
のホログラム用記録媒体11を貼り付ける。一般に、ホ
ログラム用記録媒体11は、無色透明の樹脂材料よりな
るベースフィルム12上にホログラフィック材料13が
設けられ、このホログラフィック材料13上に保護フィ
ルムが貼付されている。このホログラム用記録媒体11
をコピー用光導入ブロック10の一主面10a上に貼り
付けるときは、保護フィルムを剥離してホログラフィッ
ク材料13を露出させ、このホログラフィック材料13
の持つ粘着性を利用してコピー用光導入ブロック10の
一主面10a上に貼り付けるようにすればよい。このと
き、コピー用光導入ブロック10とホログラム用記録媒
体11との間に空気や塵埃等が混入しないように両者を
密着させる。
【0035】次に、コピー用光導入ブロック10の一主
面10a上に貼り付けられたホログラム用記録媒体11
に、インデックスマッチング液14を介して、マスタ1
5を接触させる。ここで、インデックスマッチング液1
4は、ホログラム用記録媒体11とマスタ15とを接触
させる場合にこれらの間に空気が介在しないようにし
て、空気が介在した場合に生じる屈折率の差を緩和し、
光を適切に透過させるためのものである。
【0036】マスタ15は、例えば、画像情報が記録さ
れたホログラフィック材料16が、無色透明の樹脂材料
よりなるベースフィルム17と、無色透明の樹脂材料よ
りなる保護フィルム18とにより挟み込まれた構成とさ
れている。この保護フィルム18は、上述した方法によ
り画像情報を記録してマスタ15となるホログラフィッ
クステレオグラムを作製した後に、画像情報が記録され
たホログラフィック材料16を保護するために、このホ
ログラフィック材料16上に貼付されるものであり、図
2に示す例において、インデックスマッチング液14を
介してホログラム用記録媒体11に実際に接触するの
は、この保護フィルム18である。なお、マスタ15
は、この保護フィルム18が剥離された状態で、ホログ
ラフィック材料16がホログラム用記録媒体11に接触
するようになされていてもよい。また、マスタ15は、
ホログラフィック材料16が、厚さが例えば0.2mm
程度の透明な光学部材上に貼り付けられた状態で、ホロ
グラム用記録媒体11に接触するようになされていても
よい。
【0037】以上のように、コピー用光導入ブロック1
0の一主面10a上にホログラム用記録媒体11を貼り
付け、このホログラム用記録媒体11にインデックスマ
ッチング液14を介してマスタ15を接触させた状態
で、マスタ15の再生用照明光と等価の参照光Lを、コ
ピー用光導入ブロック10の端面10bからこのコピー
用光導入ブロック10内に入射させる。
【0038】コピー用光導入ブロック10内に入射した
参照光Lは、ホログラム用記録媒体11を透過してマス
タ15に入射し、マスタ15のベースフィルム17で全
反射する。そして、ベースフィルム17で全反射した参
照光Lがマスタ15のホログラフィック材料16に照射
されることにより、このホログラフィック材料16に記
録された画像が再生される。
【0039】このマスタ15の再生光は、物体光とし
て、ホログラム用記録媒体11のホログラフィック材料
13に再度入射する。そして、このホログラム用記録媒
体11のホログラフィック材料13に入射したマスタ1
5の再生光(物体光)が、このホログラフィック材料1
3中において、コピー用光導入ブロック10内に入射し
た参照光Lと干渉する。これにより、マスタ15の再生
光(物体光)と参照光Lとの干渉縞が、ホログラム用記
録媒体11のホログラフィック材料13に記録され、マ
スタ15に記録されていた画像がホログラム用記録媒体
11に複写記録されることになる。
【0040】なお、以上は、コピー用光導入ブロック1
0の一主面10a上にホログラム用記録媒体11を貼り
付け、このホログラム用記録媒体11にインデックスマ
ッチング液14を介してマスタ15を接触させた状態
で、コピー用光導入ブロック10の端面10bから参照
光Lを入射し、マスタ15のベースフィルム17で全反
射した参照光Lにより再生されたマスタ15の再生光と
参照光とをホログラム用記録媒体11中で干渉させるこ
とにより、マスタ15に記録されていた画像をホログラ
ム用記録媒体11に複写記録させるようにした例につい
て説明したが、本発明は、この例に限定されるものでは
なく、例えば、ホログラム用記録媒体11とマスタ15
との位置関係を逆にして、コピー用光導入ブロック10
の一主面10a上にマスタ15を貼り付け、このマスタ
15にホログラム用記録媒体11を接触させた状態で、
コピー用光導入ブロック10の端面10bから参照光L
を入射し、参照光Lとこの参照光Lにより再生されたマ
スタ15の再生光とをホログラム用記録媒体11中で干
渉させることにより、マスタ15に記録されていた画像
をホログラム用記録媒体11に複写記録させるようにし
てもよい。
【0041】以上の原理を利用して、マスタ15の画像
を他のホログラム用記録媒体11に複写記録する本発明
に係る画像記録装置について、以下に説明する。
【0042】本発明を適用した画像記録装置の一例を図
3に示す。この図3に示す画像記録装置20は、マスタ
15とホログラム用記録媒体11とをコピー用光導入ブ
ロック10に光学的に接触させた状態で露光を行い、マ
スタ15の画像をホログラム用記録媒体11に複写記録
する第1の処理部(露光処理部)21と、マスタ15の
画像が複写記録されたホログラム用記録媒体11に対し
て紫外線照射や加熱処理等の後処理を施した後に、この
後処理が施されたホログラム用記録媒体11を再生用光
導入ブロックに貼り付けて外部に排出する第2の処理部
22とを有する。
【0043】この画像記録装置20を用いてマスタ15
の画像をホログラム用記録媒体11に複写記録する際
は、まず、ホログラム用記録媒体11が、ローラ23に
巻き付けられた状態で画像記録装置20にセッティング
される。ここでは、ホログラム用記録媒体11として、
屈折率が1.5のベースフィルム12上に、屈折率が
1.494のフォトポリマよりなるホログラフィック材
料13が設けられ、このホログラフィック材料13上に
保護フィルム19が貼付されてなるフィルム状のホログ
ラム用記録媒体11を用いている。なお、保護フィルム
19は、ホログラム用記録媒体11がローラ23から送
り出されるときに、保護フィルム巻き取りローラ24に
より巻き取られるようになされている。
【0044】次に、第1の処理部21において、図4
(a)及び図4(b)に示すように、コピー用光導入ブ
ロック10が、所定の露光位置から離間した第1の位置
p1から、所定の露光位置である第2の位置p2へと、
図4(a)中矢印A方向に沿って移動操作される。コピ
ー用光導入ブロック10が第1の位置p1に位置すると
きは、押し付けローラ25により、ホログラム用記録媒
体10がコピー用光導入ブロック10の一方の主面10
aの一端部上に押し付けられた状態とされている。そし
て、コピー用光導入ブロック10が第2の位置p2へと
移動することにより、押し付けローラ25がコピー用光
導入ブロック10の一方の主面10aの他端部上に位置
することになり、これにより、コピー用光導入ブロック
10の一方の主面10a上に、そのの一端側から他端側
に亘ってホログラム用記録媒体11が貼り付けられるこ
とになる。
【0045】コピー用光導入ブロック10は、例えば、
BK7等の無色透明のガラス等が矩形の板状に成形され
てなる。このコピー用光導入ブロック10には、その一
方の端面10bから、マスタ15を再生するための再生
用照明光と等価の参照光が入射される。したがって、こ
のコピー用光導入ブロック10に対しては、参照光が入
射される端面10bに研磨加工を施して、その表面精度
を高くしておくことが望ましい。
【0046】また、このコピー用光導入ブロック10の
一方の端面10bから入射した参照光は、このコピー用
光導入ブロック10内を透過してその一主面10a上に
貼り付けられたホログラム用記録媒体11に照射される
ので、コピー用光導入ブロック10は、ガラスの均一性
が高い方が望ましい。なお、ここではコピー用光導入ブ
ロック10をガラス(BK7)より構成した例について
説明しているが、コピー用光導入ブロック10の材料と
しては、ガラス以外に例えばプラスティック等を用いる
ことも可能である。ただし、この場合は、複屈折による
参照光の偏光面の回転を極力抑えるために、使用するプ
ラスティック材料を吟味するとともに、その複屈折軸に
配慮する必要がある。
【0047】また、コピー用光導入ブロック10のホロ
グラム用記録媒体11が貼り付けられる一方の主面10
aと、参照光が入射する一方の端面10bとを除く各面
には、光を吸収する黒色のフィルム等の光吸収部材26
が設けられていることが望ましい。このように、コピー
用光導入ブロック10の光を透過させる必要のない面に
光吸収部材26を設けることにより、参照光がコピー用
光導入ブロック10内に入射した際のコピー用光導入ブ
ロック10内での不要な反射が抑制され、ホログラム用
記録媒体11に不要な干渉縞を記録してしまうという不
都合を回避することができる。なお、光吸収部材26と
しては、例えば、コピー用光導入ブロック10に黒色の
ビニールテープを貼り付けてこれを光吸収部材26とし
てもよいし、また、コピー用光導入ブロック10に黒色
の塗装を施してこれを光吸収部材26としてもよい。
【0048】次に、図5(a)及び図5(b)に示すよ
うに、マスタ貼り付け用ローラ27が、第2の位置p2
に移動されたコピー用光導入ブロック10から離間した
第3の位置p3から、コピー用光導入ブロック10に近
接する第4の位置p4へと移動操作される。これに伴っ
て、マスタ15がコピー用光導入ブロック10に近接す
る方向へ移動され、その一端部が、コピー用光導入ブロ
ック10の一方の主面10a上に貼り付けられたホログ
ラム用記録媒体11に当接した状態とされる。なお、こ
こでは、マスタ15として、画像が記録されたホログラ
フィック材料が、屈折率が1.51のガラス基材上に貼
り付けられたものを用いている。
【0049】次に、図5(b)及び図5(c)に示すよ
うに、マスタ貼り付け用ローラ27が、マスタ15の一
端側から他端側に向かって、図5(b)中矢印B方向に
沿って移動操作される。これにより、マスタ15が、そ
の全面に亘って、コピー用光導入ブロック10の一主面
10a上に貼り付けられたホログラム用記録媒体11に
当接され、コピー用光導入ブロック10、ホログラム用
記録媒体11及びマスタ15が、相互に光学的に接触し
一体化された状態とされる。
【0050】このとき、ホログラム用記録媒体11とマ
スタ15との間には、図示しない液体供給手段より供給
されるインデックスマッチング液14が充填されること
が望ましい。このように、ホログラム用記録媒体11と
マスタ15との間にインデックスマッチング液14を充
填することにより、これらの間に空気が介在しないよう
にして、空気が介在した場合の屈折率の差を緩和し、参
照光Lを適切に透過させることができる。
【0051】次に、図6に示すように、コピー用光導入
ブロック10の一主面10aにホログラム用記録媒体1
1及びマスタ15が接触した状態で、参照光用光学系3
0からの参照光Lが、コピー用光導入ブロック10の一
方の端面10bから入射される。この参照光Lは、マス
タ15を再生するための再生用照明光と等価の光であ
る。
【0052】コピー用光導入ブロック10内に入射した
参照光Lは、ホログラム用記録媒体11を透過してマス
タ15のベースフィルムにて反射される。そして、この
反射光がマスタ15を再度透過することにより、マスタ
15に記録された画像が再生される。そして、マスタ1
5の再生光は、物体光として、ホログラム用記録媒体1
1に再度入射する。このホログラム用記録媒体11に入
射したマスタ15の再生光(物体光)が、このホログラ
ム用記録媒体10内において、参照光Lと干渉し、この
干渉縞がホログラム用記録媒体11に記録される。これ
により、マスタ15に記録されていた画像がホログラム
用記録媒体11に複写記録されることになる。
【0053】露光が終了すると、マスタ貼り付け用ロー
ラ27が、コピー用光導入ブロック10から離間した第
3の位置p3に移動操作され、マスタ15がホログラム
用記録媒体11から剥離されると共に、コピー用光導入
ブロック10が第2の位置p2から第1の位置p1に移
動操作される。そして、ホログラム用記録媒体11が図
3中矢印C方向に送り動作されることにより、ホログラ
ム用記録媒体11のマスタ15の画像が複写記録された
部分が、露光位置からその後段側に移送されると共に、
マスタ15の画像が複写記録された部分に後続する部分
が、露光位置に位置決めされる。
【0054】以上の動作が繰り返し行われることによ
り、ホログラム用記録媒体11に、マスタ15に記録さ
れていた画像が次々に複写記録されていくことになる。
【0055】ホログラム用記録媒体11の画像が複写記
録された部分は、その後、ローラ31に案内されて第2
の処理部22に供給され、この第2の処理部22におい
て、まず、紫外線ランプ32からの紫外線が照射され
る。ホログラム用記録媒体11の画像が複写記録された
部分は、紫外線ランプ32からの紫外線が照射されるこ
とにより、ホログラフィック材料13を構成するフォト
ポリマの露光部分におけるモノマの重合が完了すること
になる。
【0056】次に、ホログラム用記録媒体11の画像が
複写記録された部分は、紫外線ランプ32よりも後段側
に配設されたヒートローラ33により加熱される。これ
により、ホログラム用記録媒体11の画像が複写記録さ
れた部分は、ホログラフィック材料13を構成するフォ
トポリマの屈折率変調度が増加し、複写記録された画像
が定着することになる。
【0057】次に、ホログラム用記録媒体11の画像が
複写記録された部分は、一対のガイドローラ34,35
に案内されて再生用ブロック供給部36に移送される。
再生用ブロック供給部36は、ホログラム用記録媒体1
1の画像が複写記録された部分が移送されてくる度に、
例えば透明なプラスティック材料等が矩形の板状に成形
されてなる再生用ブロック37を供給するようになされ
ている。
【0058】再生用ブロック供給部36から供給された
再生用ブロック37は、図7(a)に示すように、先
ず、ホログラム記録媒体11の画像が複写記録された部
分に接触した状態とされる。このとき、押し付けローラ
38が、ホログラム用記録媒体11を間に挟んで、再生
用ブロック37の一端部側に当接した状態とされる。
【0059】そして、図7(b)に示すように、ホログ
ラム用記録媒体11が更に後段側へと移送されることに
伴って再生用ブロック37が図7(b)中矢印D方向に
移動することにより、押し付けローラ38が、ホログラ
ム用記録媒体11を間に挟んで、再生用ブロック37の
他端部側に位置することになる。これにより、ホログラ
ム用記録媒体11の画像が複写記録された部分が、押し
付けローラ38により再生用ブロック37の一主面の全
面に亘って押し付けられ、再生用ブロック37の一主面
上に貼り付けられることになる。
【0060】なお、以上は、再生用ブロック37とし
て、透明なプラスティック材料等が矩形の板状に成形さ
れてなるものを用いた例について説明したが、再生用ブ
ロック37は、この例に限定されるものではなく、コピ
ー用光導入ブロック10やマスタ15の基材と同様に、
ガラスからなるものであってもよい。
【0061】また、再生用ブロック37は、例えば、円
筒形状等、矩形の板状以外の形状に成形されたものであ
ってもよい。円筒形状の再生用ブロックを用い、この周
面に画像が記録されたホログラム用記録媒体11を貼り
付けるようにした場合には、円筒形状のホログラフィッ
クステレオグラムが得られることになる。
【0062】ホログラム用記録媒体11の画像が複写記
録された部分が再生用ブロック37の一主面上に貼り付
けられると、図8に示すように、ホログラム用記録媒体
11が、カッタ39,40により再生用ブロック37毎
に切断され、外部に排出される。これにより、マスタ1
5の画像が複写記録されたエッジリット型のホログラフ
ィックステレオグラムが完成する。
【0063】なお、以上は、矩形の板状に成形されたコ
ピー用光導入ブロック10を用いてマスタ15の画像を
ホログラム用記録媒体11に複写記録するように構成さ
れた画像記録装置20について説明したが、本発明に係
る画像記録装置は、この例に限定されるものではなく、
矩形の板状以外の形状、例えば、円柱状に成形されたコ
ピー用光導入ブロックを用い、円柱状のガラス基材の周
面に貼り付けられたマスタ15の画像をホログラム用記
録媒体11に複写記録する構成とされていてもよい。以
下、円柱状に成形されたコピー用光導入ブロックを用い
た画像記録装置について説明する。なお、この画像記録
装置は、基本構成を上述した画像記録装置20と同様と
するので、画像記録装置20と同様の構成については同
一の符号を付して詳細な説明を省略する。また、この画
像記録装置において、マスタ15の画像が複写記録され
たホログラム用記録媒体11に対して後処理を施す第2
の処理部22は、上述した画像記録装置20と同様であ
るので、ここでは第1の処理部21のみについて説明
し、第2の処理部22については詳細な説明を省略す
る。
【0064】この画像記録装置により、円柱状のガラス
基材の周面に貼り付けられたマスタ15の画像をホログ
ラム用記録媒体11に複写記録する際は、先ず、フィル
ム状のホログラム用記録媒体11がローラ23に巻き付
けられた状態で画像記録装置にセッティングされる。そ
して、図9(a)に示すように、円柱状のコピー用光導
入ブロック40が、図9(a)中矢印E方向に回転操作
される。これにより、ローラ23から引き出されたホロ
グラム用記録媒体11が、コピー用光導入ブロック40
の周面40aに巻き付けられる。
【0065】次に、図9(b)に示すように、周面41
aにマスタ15が貼り付けられた円柱状のガラス基材4
1が、図9(b)中矢印Fで示すコピー用光導入ブロッ
ク40に近接する方向に移動操作されることにより、ガ
ラス基材41の周面41aに巻き付けられたマスタ15
が、コピー用光導入ブロック40の周面40aに巻き付
けられたホログラム用記録媒体11に当接することにな
る。
【0066】次に、マスタ15がホログラム用記録媒体
11に当接した状態で、コピー用光導入ブロック40が
更に回転操作されることにより、図9(c)に示すよう
に、ガラス基材41の周面に巻き付けられていたマスタ
15が、ホログラム用記録媒体11の粘着力によって、
ガラス基材41の周面41aから剥離されて、コピー用
光導入ブロック40の周面40aに巻き付けられたホロ
グラム用記録媒体11上に巻き付けられる。すなわち、
コピー用光導入ブロック40の周面40aには、ホログ
ラム用記録媒体11とマスタ15とがこの順に重ね合わ
された状態で巻き付けられることになる。
【0067】次に、コピー用光導入ブロック40の周面
40aに、ホログラム用記録媒体11とマスタ15とが
重ね合わされた状態で巻き付けられると、図10に示す
ように、コピー用光導入ブロック40の一方の端面40
bから参照光Lが入射される。コピー用光導入ブロック
40の一方の端面40bから入射した参照光Lは、コピ
ー用光導入ブロック40の他方の端面40c側に設けら
れた円錐状の反射ミラー42により反射され、コピー用
光導入ブロック40の周面40aに巻き付けられたホロ
グラム用記録媒体11及びマスタ15に照射される。こ
れにより、マスタ15に記録されていた画像がホログラ
ム用記録媒体11に複写記録される。
【0068】次に、図11に示すように、コピー用光導
入ブロック40が、図11中矢印G方向に回転操作され
ることにより、ホログラム用記録媒体11上に巻き付け
られていたマスタ15がホログラム用記録媒体11から
剥離され、ガラス基材41の周面41aに巻き付けられ
る。
【0069】その後、マスタ15に記録されていた画像
が複写記録されたホログラム用記録媒体11は、上述し
た画像記録装置20の場合と同様に、第2の処理部22
に移送され、第2の処理部22において紫外線照射や加
熱処理等の後処理が施される。そして、後処理が施され
たホログラム用記録媒体11は、再生用ブロック供給部
36より供給され、例えば矩形の板状に成形された再生
用ブロック37に貼り付けられ、端部が切断されて外部
に排出される。これにより、エッジリット型のホログラ
フィックステレオグラムが完成する。
【0070】なお、この例の場合も、再生用ブロック供
給部36より供給される再生用ブロック37は、円筒形
状に成形されたものであってもよい。円筒形状に成形さ
れた再生用ブロック37の周面にマスタ15の画像が複
写記録されたホログラム用記録媒体11を貼り付けれ
ば、円筒形状のエッジリット型ホログラフィックステレ
オグラムを完成させることができる。
【0071】なお、以上は、フィルム状のホログラム用
記録媒体11を順次移送しながら、露光時にこのホログ
ラム用記録媒体11を矩形板状又は円柱状のコピー用光
導入ブロック10,40に貼り付けて露光を行い、露光
後にこのホログラム用記録媒体11をコピー用光導入ブ
ロック10,40から剥離して、紫外線照射や加熱処理
等の後処理を施した後に、再生用ブロック37に貼り付
けてエッジリット型のホログラフィックステレオグラム
を完成させるように構成された画像記録装置20を例に
挙げて説明したが、本発明に係る画像記録装置は、この
例に限定されるものではなく、ホログラム用記録媒体1
1を予め再生用ブロック37に貼り付けた状態で所定の
露光位置に供給し、コピー用光導入ブロック10を用い
ずに露光を行うように構成されていてもよい。
【0072】この場合、上述した画像記録装置20の第
1の処理部21に相当する箇所には、図12(a)に示
すように、ホログラム用記録媒体11が貼り付けられた
再生用ブロック37が供給される。この例においては、
再生用ブロック37には、その端面から参照光Lが入射
されるので、上述した画像記録装置20において用いら
れたコピー用光導入ブロック10と同様に、参照光が入
射される端面に研磨加工を施して、その表面精度を高く
しておくことが望ましい。また、再生用ブロック37
は、上述した画像記録装置20において用いられたコピ
ー用光導入ブロック10と同様に、ホログラム用記録媒
体11が貼り付けられた一方の主面と、参照光が入射す
る端面とを除く各面に、光を吸収する黒色のフィルム等
の光吸収部材が設けられていることが望ましい。
【0073】次に、図12(b)に示すように、上述し
た画像記録装置20と同様に、マスタ貼り付け用ローラ
27が、マスタ15の一端側から他端側に向かって移動
操作され、再生用ブロック37に貼り付けられたホログ
ラム用記録媒体11にマスタ15がその全面に亘って当
接された状態とされる。このとき、ホログラム用記録媒
体11とマスタ15との間には、インデックスマッチン
グ液14が充填されることが望ましい。
【0074】次に、図13に示すように、再生用ブロッ
ク37に貼り付けられたホログラム用記録媒体11にマ
スタ15が当接された状態で、マスタ15を再生するた
めの再生用照明光と等価の光である参照光Lが、再生用
ブロック37の端面から入射される。これにより、再生
用ブロック37に貼り付けられたホログラム用記録媒体
11に、マスタ15に記録されていた画像が複写記録さ
れる。
【0075】次に、マスタ貼り付け用ローラ27が、ホ
ログラム用記録媒体11が貼り付けられた再生用ブロッ
ク37から離間する方向に移動操作され、マスタ15が
ホログラム用記録媒体11から剥離される。そして、画
像が複写記録されたホログラム用記録媒体11が、再生
用ブロック37に貼り付けられた状態で、図示しない紫
外線照射部及び加熱処理部に順次移送され、紫外線照射
及び加熱処理等の後処理が施されることにより、エッジ
リット型のホログラフィックステレオグラムが完成す
る。
【0076】以上のように、ホログラム用記録媒体11
を再生用ブロック37に貼り付けた状態で露光及び後処
理を行うようにした場合には、コピー用光導入ブロック
10を用いて露光を行うようにした場合に比べて、画像
記録装置の構成を極めて簡素にしてホログラム記録媒体
11への画像の複写記録をより簡単に行うことができ
る。
【0077】なお、以上は、矩形板状又は円柱状のコピ
ー用光導入ブロック10,40、或いは再生用ブロック
37にホログラム用記録媒体11を貼り付け、更にその
上にマスタ15を接触させた状態で露光を行うようにし
た画像記録装置について説明したが、本発明に係るが臓
器録装置は、以上の例に限定されるものではなく、例え
ば、ホログラム用記録媒体11とマスタ15との位置関
係を逆にして、矩形板状又は円柱状のコピー用光導入ブ
ロック10,40、或いは再生用ブロック37にマスタ
15を貼り付け、更にその上にホログラム用記録媒体1
1を接触させた状態で露光を行うようにしてもよい。こ
の場合、画像記録装置は、その構成を更に簡素なものと
することができる。
【0078】
【発明の効果】本発明に係る画像記録装置によれば、露
光処理部において、マスタ及び記録材を重ね合わせて、
これらを光を透過するブロック状の光学部材に光学的に
接触させた状態で、光学部材の端面からマスタに記録さ
れた画像情報を再生するための読み出し光を入射させる
のみで、マスタに記録された画像情報を記録材に複写記
録することができるので、エッジリット型のホログラム
又はホログラフィックステレオグラムを複写記録により
簡便に作製することができる。
【0079】また、本発明に係る画像記録方法によれ
ば、マスタ及び記録材を重ね合わせ、これらを光を透過
するブロック状の光学部材に光学的に接触させて、光学
部材の端面からマスタに記録された画像情報を再生する
ための読み出し光を入射するのみで、マスタに記録され
た画像情報を記録材に複写記録することができ、エッジ
リット型のホログラム又はホログラフィックステレオグ
ラムを複写記録により簡便に作製することができる。
【0080】また、本発明に係る記録媒体には、当該記
録媒体とマスタとを重ね合わせ、これらを光を透過する
ブロック状の光学部材に光学的に接触させた状態で、マ
スタに記録された画像情報を再生するための読み出し光
を上記光学部材の端面から入射させるといった非常に簡
便な方法で、マスタに記録された画像情報が複写記録さ
れている。この記録媒体は、エッジリット型のホログラ
ム又はホログラフィックステレオグラムとして用いるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】マスタとなるホログラフィックステレオグラム
を作製するためのホログラフィックステレオグラムプリ
ンタの一構成例を示す図であり、(a)はホログラフィ
ックステレオグラムプリンタの光学系全体の平面図であ
り、(b)は物体光用の光学系の側面図である。
【図2】本発明に係る画像記録方法の原理を説明する図
である。
【図3】本発明に係る画像記録装置の一例を示す模式図
である。
【図4】上記画像記録装置の動作を説明する図であり、
(a)はコピー用光導入ブロックが第1の位置に位置す
る状態を示す模式図であり、(b)はコピー用光導入ブ
ロックが第2の位置に位置する状態を示す模式図であ
る。
【図5】上記画像記録装置の動作を説明する図であり、
(a)はマスタ貼り付け用ローラが第3の位置に位置す
る状態を示す模式図であり、(b)はマスタ貼り付け用
ローラが第4の位置に位置する状態を示す模式図であ
り、(c)はマスタ貼り付け用ローラがマスタの他端側
に移動した状態を示す模式図である。
【図6】上記画像記録装置の動作を説明する図であり、
コピー用光導入ブロックの端面から参照光を入射した状
態を示す模式図である。
【図7】上記画像記録装置の動作を説明する図であり、
(a)は再生用ブロック鏡休部から再生用ブロックが供
給された状態を示す模式図であり、(b)は再生用ブロ
ックに画像が複写記録されたホログラム用記録媒体が貼
り付けられた状態を示す模式図である。
【図8】上記画像記録装置の動作を説明する図であり、
ホログラム用記録媒体がカッタにより切断された状態を
示す模式図である。
【図9】本発明に係る他の画像記録装置の動作を説明す
る図であり、(a)はホログラム用記録媒体が円柱状の
コピー用光導入ブロックの周面に巻き付けられた状態を
示す模式図であり、(b)はコピー用光導入ブロックの
周面に巻き付けられたホログラム用記録媒体にマスタが
当接した状態を示す模式図であり、(c)はコピー用光
導入ブロックの周面にホログラム用記録媒体とマスタと
が重ね合わされて巻き付けられた状態を示す模式図であ
る。
【図10】本発明に係る他の画像記録装置の動作を説明
する図であり、円柱状のコピー用光導入ブロックの端面
から参照光を入射した状態を示す模式図である。
【図11】本発明に係る他の画像記録装置の動作を説明
する図であり、マスタが円柱状のガラス基材に巻き取ら
れる状態を示す模式図である。
【図12】本発明に係る更に他の画像記録装置の動作を
説明する図であり、(a)はホログラム用記録媒体が予
め貼り付けられた再生用ブロックが露光位置に供給され
る状態を示す模式図であり、(b)は再生用ブロックに
貼り付けられたホログラム用記録媒体にマスタが当接さ
れた状態を示す模式図である。
【図13】本発明に係る更に他の画像記録装置の動作を
説明する図であり、再生用ブロックの端面から参照光を
入射した状態を示す模式図である。
【図14】ホログラフィックステレオグラムの作製手順
を説明する模式図である。
【符号の説明】
10 コピー用光導入ブロック、11 ホログラム用記
録媒体、15 マスタ、20 画像記録装置、21 第
1の処理部、22 第2の処理部、30 参照光用光学

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物体光と参照光との干渉により画像情報
    が記録されたホログラム又はホログラフィックステレオ
    グラムをマスタとして用い、このマスタに記録された画
    像情報を他の記録材に複写記録する画像記録装置におい
    て、 上記マスタ及び上記記録材を重ね合わせて、これらを光
    を透過するブロック状の光学部材に光学的に接触させた
    状態で、上記マスタに記録された画像情報を再生するた
    めの読み出し光を上記光学部材の端面から入射させる露
    光処理部を備え、 上記読み出し光により再生された上記マスタの再生光
    と、上記読み出し光とを上記記録材中にて干渉させて、
    上記記録材に上記マスタに記録された画像情報を複写記
    録することを特徴とする画像記録装置。
  2. 【請求項2】 上記光学部材には、上記マスタ及び記録
    材が光学的に接触する部分及び上記読み出し光が入射さ
    れる端面を除く少なくとも一部に、光を吸収する光吸収
    手段が設けられていることを特徴とする請求項1記載の
    画像記録装置。
  3. 【請求項3】 上記光学部材は、略矩形のブロック状に
    成形されていることを特徴とする請求項1記載の画像記
    録装置。
  4. 【請求項4】 上記光学部材は、略円柱形のブロック状
    に成形されていることを特徴とする請求項1記載の画像
    記録装置。
  5. 【請求項5】 物体光と参照光との干渉により画像情報
    が記録されたホログラム又はホログラフィックステレオ
    グラムをマスタとして用い、このマスタに記録された画
    像情報を他の記録材に複写記録するに際し、 上記マスタ及び上記記録材を重ね合わせて、これらを光
    を透過するブロック状の光学部材に光学的に接触させた
    状態で、上記マスタに記録された画像情報を再生するた
    めの読み出し光を上記光学部材の端面から入射させて、
    この読み出し光により再生された上記マスタの再生光
    と、上記読み出し光とを上記記録材中にて干渉させて、
    上記記録材に上記マスタに記録された画像情報を複写記
    録することを特徴とする画像記録方法。
  6. 【請求項6】 上記光学部材の上記マスタ及び記録材が
    光学的に接触する部分及び上記読み出し光が入射される
    端面を除く少なくとも一部に、光を吸収する光吸収手段
    を設けることを特徴とする請求項5記載の画像記録方
    法。
  7. 【請求項7】 上記光学部材として、略矩形のブロック
    状に成形された光学部材を用いることを特徴とする請求
    項5記載の画像記録方法。
  8. 【請求項8】 上記光学部材として、略円柱形のブロッ
    ク状に成形された光学部材を用いることを特徴とする請
    求項5記載の画像記録方法。
  9. 【請求項9】 物体光と参照光との干渉により画像情報
    が記録されたホログラム又はホログラフィックステレオ
    グラムをマスタとして用い、このマスタに記録された画
    像情報が複写記録された記録媒体であって、 上記マスタに重ね合わされ、光を透過するブロック状の
    光学部材に光学的に接触させた状態で、上記マスタに記
    録された画像情報を再生するための読み出し光が上記光
    学部材の端面から入射されることにより、上記マスタに
    記録された画像情報が、上記読み出し光により再生され
    た上記マスタの再生光と、上記読み出し光との干渉縞と
    して記録されていることを特徴とする記録媒体。
JP11076046A 1999-03-19 1999-03-19 画像記録装置及び画像記録方法並びに記録媒体 Pending JP2000267552A (ja)

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