JPH04329585A - 光学素子コピー用反射型ホログラム乾板製造装置 - Google Patents
光学素子コピー用反射型ホログラム乾板製造装置Info
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- JPH04329585A JPH04329585A JP3100099A JP10009991A JPH04329585A JP H04329585 A JPH04329585 A JP H04329585A JP 3100099 A JP3100099 A JP 3100099A JP 10009991 A JP10009991 A JP 10009991A JP H04329585 A JPH04329585 A JP H04329585A
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- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03H—HOLOGRAPHIC PROCESSES OR APPARATUS
- G03H1/00—Holographic processes or apparatus using light, infrared or ultraviolet waves for obtaining holograms or for obtaining an image from them; Details peculiar thereto
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は光学素子コピー用反射型
ホログラム乾板装置に関する。特に、本発明ではコピー
用レンズの高反射膜で反射された光についてホログラム
乾板での再反射の防止を目的とする。
ホログラム乾板装置に関する。特に、本発明ではコピー
用レンズの高反射膜で反射された光についてホログラム
乾板での再反射の防止を目的とする。
【０００２】
【従来の技術】図５はヘッドアップディスプレイの概略
を示す図である。本図にはウィンドシールドコンバイナ
２００ と、ウィンドシールドコンバイナ２００ に表
示像を投影するホログラム光学素子２０１ と、例えば
ＣＲＴ 等からなる表示部２０２ とが含まれる。本ヘ
ッドアップディスプレイによれば、ホログラム光学素子
２０１ によって表示部２０２ からの蛍光発光スペク
トルの任意の光に対してブラッグ反射し、表示部２０２
の一部の光を反射させることになる。これをウィンド
シールドコンバイナ２００ に反射させ、運転者の目に
入射させる。更にホログラム光学素子２０１ に結像作
用を持たせて像の拡大、縮小をすることにより、表示部
２０２ に表示された像、例えば「８０ｋｍ／ｈ」を任
意の距離に表示させることができる。
を示す図である。本図にはウィンドシールドコンバイナ
２００ と、ウィンドシールドコンバイナ２００ に表
示像を投影するホログラム光学素子２０１ と、例えば
ＣＲＴ 等からなる表示部２０２ とが含まれる。本ヘ
ッドアップディスプレイによれば、ホログラム光学素子
２０１ によって表示部２０２ からの蛍光発光スペク
トルの任意の光に対してブラッグ反射し、表示部２０２
の一部の光を反射させることになる。これをウィンド
シールドコンバイナ２００ に反射させ、運転者の目に
入射させる。更にホログラム光学素子２０１ に結像作
用を持たせて像の拡大、縮小をすることにより、表示部
２０２ に表示された像、例えば「８０ｋｍ／ｈ」を任
意の距離に表示させることができる。
【０００３】図６は従来の反射型ホログラム乾板製造方
法を示す図である。本図の構成は特開昭６０−１２２９
８３ 号公報によるもので、感光性基板１００ と、光
学素子１０１ と、これらの間に、屈折率がガラスと非
常に近い屈折率調整液（例えば、シリコンオイル）１０
２ とを含み、屈折率調整液１０２ を介在させること
で界面反射をなくし、不必要な干渉縞を記録しないよう
にしてなる方法である。
法を示す図である。本図の構成は特開昭６０−１２２９
８３ 号公報によるもので、感光性基板１００ と、光
学素子１０１ と、これらの間に、屈折率がガラスと非
常に近い屈折率調整液（例えば、シリコンオイル）１０
２ とを含み、屈折率調整液１０２ を介在させること
で界面反射をなくし、不必要な干渉縞を記録しないよう
にしてなる方法である。
【０００４】この構成において、感光性基板１００ と
、光学素子１０１との間に屈折率調整液１０２ を介在
させるのは、ホログラムが撮影される感光性基板１００
と光学素子１０１ （またはマスタホログラム）との
間には空気が存在し、その空気と感光性基板１００のガ
ラスとでは、屈折率（空気：１、ガラス：１．５２）
が大きく異なっているため、不必要な界面反射を多く発
生させてしまうためである。これらの界面反射によって
作られた干渉縞は、ホログラム撮影時にノイズとして記
録されるため、光学素子としての性能が低下してしまう
（例えば、凹面鏡をコピーした場合には、異なった焦点
距離を持ったノイズにより、不必要な位置に焦点を結ん
でしまう）からである。
、光学素子１０１との間に屈折率調整液１０２ を介在
させるのは、ホログラムが撮影される感光性基板１００
と光学素子１０１ （またはマスタホログラム）との
間には空気が存在し、その空気と感光性基板１００のガ
ラスとでは、屈折率（空気：１、ガラス：１．５２）
が大きく異なっているため、不必要な界面反射を多く発
生させてしまうためである。これらの界面反射によって
作られた干渉縞は、ホログラム撮影時にノイズとして記
録されるため、光学素子としての性能が低下してしまう
（例えば、凹面鏡をコピーした場合には、異なった焦点
距離を持ったノイズにより、不必要な位置に焦点を結ん
でしまう）からである。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記したコピー方法に
おいて、代表的に光学素子コピー法、二光束法があるが
マスタホログラムをコピーする二光束方法は、厚さむら
やノイズのない均一なマスタホログラムを作製するのが
非常に困難であることから、後者の光学素子をコピーす
る方法の方が実用的であると言える。
おいて、代表的に光学素子コピー法、二光束法があるが
マスタホログラムをコピーする二光束方法は、厚さむら
やノイズのない均一なマスタホログラムを作製するのが
非常に困難であることから、後者の光学素子をコピーす
る方法の方が実用的であると言える。
【０００６】ところが、この方法の場合、光学素子１０
１ が凹面であることから、感光性基板１００ と光学
素子１０１ との間に大量の屈折率調整液１０２ を必
要とする。その結果、干渉させる二光束の間に大量の屈
折率調整液１０２ が存在することになり、わずかな振
動や温度変化などによって屈折率調整液が流動すると、
干渉縞が安定して存在できなくなるため、屈折率調整液
１０２ の流動がなくなるまで長時間放置しなければな
らない。つまり、露光工程のサイクルタイムが非常に長
くなり、量産には不向きである。
１ が凹面であることから、感光性基板１００ と光学
素子１０１ との間に大量の屈折率調整液１０２ を必
要とする。その結果、干渉させる二光束の間に大量の屈
折率調整液１０２ が存在することになり、わずかな振
動や温度変化などによって屈折率調整液が流動すると、
干渉縞が安定して存在できなくなるため、屈折率調整液
１０２ の流動がなくなるまで長時間放置しなければな
らない。つまり、露光工程のサイクルタイムが非常に長
くなり、量産には不向きである。
【０００７】かかる、露光工程のサイクルタイムを短縮
して、量産性を向上させることを目的としたホログラム
の光学素子コピー方法として特願平２−７２９４９ 号
によるものがあり、以下にこれを説明する。図７は一方
が平面で他方が凹面形状を呈する光学素子を有する光学
素子コピー用反射型ホログラム乾板製造方法を示す図で
ある。
して、量産性を向上させることを目的としたホログラム
の光学素子コピー方法として特願平２−７２９４９ 号
によるものがあり、以下にこれを説明する。図７は一方
が平面で他方が凹面形状を呈する光学素子を有する光学
素子コピー用反射型ホログラム乾板製造方法を示す図で
ある。
【０００８】本図の構成には上記目的を達成するために
、一方が平面で他方が凹面形状を呈し、その凹面に高反
射膜５が形成された光学素子１の前記平面と感光性基板
３の感光面とを向かい合わせた状態で露光することを技
術的手段が設けられ、上記構成より、光学素子１の平面
と感光性基板３の感光面とを向かい合わせて露光する方
法であるため、光学素子１と感光性基板３との間に屈折
率調整液２を介在させた場合でも、凹面鏡をコピーする
従来の方法と比較して、使用する屈折率調整液を大幅に
減少することができる。
、一方が平面で他方が凹面形状を呈し、その凹面に高反
射膜５が形成された光学素子１の前記平面と感光性基板
３の感光面とを向かい合わせた状態で露光することを技
術的手段が設けられ、上記構成より、光学素子１の平面
と感光性基板３の感光面とを向かい合わせて露光する方
法であるため、光学素子１と感光性基板３との間に屈折
率調整液２を介在させた場合でも、凹面鏡をコピーする
従来の方法と比較して、使用する屈折率調整液を大幅に
減少することができる。
【０００９】その結果、屈折率調整液の流動が安定する
までの時間が短くなり、露光工程のサイクルタイムが短
縮されるため、量産性を大幅に向上させることができる
。また、屈折率調整液を使用する場合には、その使用量
が少ないため、生産コストの低減を図ることもできる。 しかしながら上記光学素子コピー用反射型ホログラム乾
板製造方法においては、感光性基板の３の表面に無反射
コート７の処理を行って高反射膜５への反射光を低減し
てきたが、表示性能の向上、さらに再生色変更に伴う入
射角の増大等により、正規の表示像の他にこのわずかな
反射光６が複数回の光学素子１のレンズ作用を受けてノ
イズ像も同時に発生するという問題があった。
までの時間が短くなり、露光工程のサイクルタイムが短
縮されるため、量産性を大幅に向上させることができる
。また、屈折率調整液を使用する場合には、その使用量
が少ないため、生産コストの低減を図ることもできる。 しかしながら上記光学素子コピー用反射型ホログラム乾
板製造方法においては、感光性基板の３の表面に無反射
コート７の処理を行って高反射膜５への反射光を低減し
てきたが、表示性能の向上、さらに再生色変更に伴う入
射角の増大等により、正規の表示像の他にこのわずかな
反射光６が複数回の光学素子１のレンズ作用を受けてノ
イズ像も同時に発生するという問題があった。
【００１０】したがって、本発明は上記問題点に鑑みて
感光性基板表面での反射光の割合を低減し、ホログラム
光学素子における表示ノイズを低減できる光学素子コピ
ー用反射型ホログラム乾板製造装置を提供することを目
的とする。
感光性基板表面での反射光の割合を低減し、ホログラム
光学素子における表示ノイズを低減できる光学素子コピ
ー用反射型ホログラム乾板製造装置を提供することを目
的とする。
【００１１】
【課題を解決するための手段】本発明は前記問題点を解
決するためにコピー用光学素子によって反射型ホログラ
ム乾板を製造する光学素子コピー用反射型ホログラム乾
板製造装置に、プリズム、厚板ガラス、屈折率調整層を
設け、前記コピー用光学素子の一方が平面で他方が凸面
又は凹面形状を呈し、その凸面又は凹面に高反射膜が形
成される。
決するためにコピー用光学素子によって反射型ホログラ
ム乾板を製造する光学素子コピー用反射型ホログラム乾
板製造装置に、プリズム、厚板ガラス、屈折率調整層を
設け、前記コピー用光学素子の一方が平面で他方が凸面
又は凹面形状を呈し、その凸面又は凹面に高反射膜が形
成される。
【００１２】プリズムは、前記反射型ホログラム乾板に
対向し、入射光が前記高反射膜で反射され、この反射光
が入射光の入射面で再反射され、この再反射光が反射型
ホログラム乾板の方向に進まないように角度を調整する
。板厚ガラスは前記プリズムと択一的に選ばれ、前記反
射型ホログラム乾板に対向し、入射光が前記高反射膜で
反射され、この反射光が入射光の入射面で再反射され、
この再反射光が反射型ホログラム乾板の方向に進まない
ように厚さを調整するようにしてもよい。
対向し、入射光が前記高反射膜で反射され、この反射光
が入射光の入射面で再反射され、この再反射光が反射型
ホログラム乾板の方向に進まないように角度を調整する
。板厚ガラスは前記プリズムと択一的に選ばれ、前記反
射型ホログラム乾板に対向し、入射光が前記高反射膜で
反射され、この反射光が入射光の入射面で再反射され、
この再反射光が反射型ホログラム乾板の方向に進まない
ように厚さを調整するようにしてもよい。
【００１３】屈折率調整層は前記コピー用光学素子の平
面と前記反射型ホログラム乾板の間にさらに前記反射型
ホログラム乾板と前記プリズム又は前記厚板ガラス間に
塗布され、該コピー用光学素子、該反射型ホログラム乾
板及び該プリズム又は前記厚板ガラスの屈折率と実質的
に同一である。
面と前記反射型ホログラム乾板の間にさらに前記反射型
ホログラム乾板と前記プリズム又は前記厚板ガラス間に
塗布され、該コピー用光学素子、該反射型ホログラム乾
板及び該プリズム又は前記厚板ガラスの屈折率と実質的
に同一である。
【００１４】
【作用】本発明の光学素子コピー用反射型ホログラム乾
板によればレーザ光の入射に対してプリズムの角度又は
厚板ガラスの厚さを調整することにより、入射光が前記
高反射膜で反射され、この反射光が入射光の入射面で再
反射され、この再反射光が反射型ホログラム乾板の方向
に進まないようになることから空気層への出射時の反射
による表示ノイズを防止できる。
板によればレーザ光の入射に対してプリズムの角度又は
厚板ガラスの厚さを調整することにより、入射光が前記
高反射膜で反射され、この反射光が入射光の入射面で再
反射され、この再反射光が反射型ホログラム乾板の方向
に進まないようになることから空気層への出射時の反射
による表示ノイズを防止できる。
【００１５】前記コピー用光学素子の平面と前記反射型
ホログラム乾板の間にさらに前記反射型ホログラム乾板
と前記プリズム又は厚板ガラス間に塗布されて形成され
屈折率調整層により、光が該コピー用光学素子、該反射
型ホログラム乾板及び該プリズム又は該厚板ガラスを通
過するときにその都度反射が生じないようにしたので本
構成に伴う反射による表示ノイズ発生の防止が図られて
いる。
ホログラム乾板の間にさらに前記反射型ホログラム乾板
と前記プリズム又は厚板ガラス間に塗布されて形成され
屈折率調整層により、光が該コピー用光学素子、該反射
型ホログラム乾板及び該プリズム又は該厚板ガラスを通
過するときにその都度反射が生じないようにしたので本
構成に伴う反射による表示ノイズ発生の防止が図られて
いる。
【００１６】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図１は本発明の第１実施例に係る光学素子
コピー用反射型ホログラム乾板製造装置を示す図である
。本図の構成を説明する。本図の光学素子コピー用反射
型ホログラム乾板装置は一方が平面形で他方が凹面形の
コピー用レンズ１と、屈折率調整層２と、該屈折率２に
よって挾着され、その一方がコピー用レンズ１の平面に
一体化するホログラム乾板３と、屈折率調整液２を介し
てホログラム乾板３と一体化するプリズム４と、コピー
用レンズの凹面に付着されたＡｌ蒸着膜等の高反射膜５
と、プリズム４についてレーザ光非入射面に黒色塗装さ
れた光吸収膜６とを含む。
て説明する。図１は本発明の第１実施例に係る光学素子
コピー用反射型ホログラム乾板製造装置を示す図である
。本図の構成を説明する。本図の光学素子コピー用反射
型ホログラム乾板装置は一方が平面形で他方が凹面形の
コピー用レンズ１と、屈折率調整層２と、該屈折率２に
よって挾着され、その一方がコピー用レンズ１の平面に
一体化するホログラム乾板３と、屈折率調整液２を介し
てホログラム乾板３と一体化するプリズム４と、コピー
用レンズの凹面に付着されたＡｌ蒸着膜等の高反射膜５
と、プリズム４についてレーザ光非入射面に黒色塗装さ
れた光吸収膜６とを含む。
【００１７】ここで、コピー用レンズ１の凹面に高反射
膜５が付着され、入射光を効率よく反射することにより
、光学素子コピー法ではこの高反射膜５の付いたコピー
用レンズ１の面形状がホログラム乾板３に複写されるこ
とになり、この面形状が複写元になる。本図の構成では
コピー用レンズ１を凹面形状にしたが凸面形状にしても
よい。
膜５が付着され、入射光を効率よく反射することにより
、光学素子コピー法ではこの高反射膜５の付いたコピー
用レンズ１の面形状がホログラム乾板３に複写されるこ
とになり、この面形状が複写元になる。本図の構成では
コピー用レンズ１を凹面形状にしたが凸面形状にしても
よい。
【００１８】屈折率調整層２は光の界面反射を防止する
ためのものであり、コピー用レンズ１、ホログラム乾板
３、及びプリズム４の材質の屈折率に可能な限り近い屈
折率をもつことが必要である。例えばコピー用レンズ１
、ホログラム乾板３及びプリズム４がガラス材（屈折率
１．５２） である場合にはシリコンオイル（屈折率１
．５ 付近）、キシレン（屈折率１．４９） 等を用い
ることが多いが、屈折率が近いものであればよい。
ためのものであり、コピー用レンズ１、ホログラム乾板
３、及びプリズム４の材質の屈折率に可能な限り近い屈
折率をもつことが必要である。例えばコピー用レンズ１
、ホログラム乾板３及びプリズム４がガラス材（屈折率
１．５２） である場合にはシリコンオイル（屈折率１
．５ 付近）、キシレン（屈折率１．４９） 等を用い
ることが多いが、屈折率が近いものであればよい。
【００１９】図２は、本発明によるホログラム乾板の好
ましい一例を示した断面図である。ホログラム乾板３は
、図示される通り、光学的に透明なガラスプレート３１
と感光剤３２とからなる。１００ｍｌ の４％ゼラチン
水溶液に０．６ｇの重クロム酸アンモニウムを溶解して
屈折率約１．５５の重クロム酸ゼラチン感光液を得た。 この感光液をガラスプレート３１に被覆量０．１６ｍｌ
／ｃｍ２ で滴下し、塗布して２０℃及び５０％ＲＨの
雰囲気中で２４時間にわたって乾燥することにより感光
剤層３２を形成した。なお、従来、ホログラム乾板表面
にしていた無反射コート処理は行わない。
ましい一例を示した断面図である。ホログラム乾板３は
、図示される通り、光学的に透明なガラスプレート３１
と感光剤３２とからなる。１００ｍｌ の４％ゼラチン
水溶液に０．６ｇの重クロム酸アンモニウムを溶解して
屈折率約１．５５の重クロム酸ゼラチン感光液を得た。 この感光液をガラスプレート３１に被覆量０．１６ｍｌ
／ｃｍ２ で滴下し、塗布して２０℃及び５０％ＲＨの
雰囲気中で２４時間にわたって乾燥することにより感光
剤層３２を形成した。なお、従来、ホログラム乾板表面
にしていた無反射コート処理は行わない。
【００２０】このガラスプレート３１の表面とプリズム
４の表面間に前記屈折率調整層２を形成すべく例えばシ
リコンオイルが塗布されて、その間が密着一体化し空気
が排除され空気層形成を防止してそれによる光の反射を
防止する。同様に感光剤塗布層３２とコピー用レンズ１
の間に前記屈折率調整層２を形成すべくシリコンオイル
が塗布されてその間が密着一体化し空気が排除され、空
気層形成を防止してそれによる光の反射を防止する。
４の表面間に前記屈折率調整層２を形成すべく例えばシ
リコンオイルが塗布されて、その間が密着一体化し空気
が排除され空気層形成を防止してそれによる光の反射を
防止する。同様に感光剤塗布層３２とコピー用レンズ１
の間に前記屈折率調整層２を形成すべくシリコンオイル
が塗布されてその間が密着一体化し空気が排除され、空
気層形成を防止してそれによる光の反射を防止する。
【００２１】次に本実施例による正規の表示像以外の表
示ノイズ除去作用について説明する。図１において、レ
ーザ光として波長５１４．５ｎｍ のアルゴン・レーザ
光がプリズム４の入射面に入射し、入射後、屈折率が均
質なため、一直線に進み、コピー用レンズ１の高反射膜
５で反射された光とホログラム乾板３で干渉縞を形成し
、その反射光の一部は従来のようにホログラム乾板３の
ガラスプレート３１によって反射されず、屈折率調整層
２によってガラスプレート３１を貫通してプリズム４に
入り、プリズム４の入射面で一部が反射する。この場合
、図に示すプリズム４の入射面の角度αを入射光に対し
て調整し、プリズム４の入射面の反射光がホログラム乾
板３の方向へ進まないようにする。このプリズム４を設
けることによってノイズの原因となる界面の反射光によ
る表示ノイズを除去することができる。なお、プリズム
４の入射面での反射光がプリズム４の非入射面で反射し
てホログラム乾板３へ入射する虞れがある場合には、非
入射面に設けられた光吸収膜６によって非入射面に入射
する光を吸収する。これによりさらに確実に表示ノイズ
を除去できる。
示ノイズ除去作用について説明する。図１において、レ
ーザ光として波長５１４．５ｎｍ のアルゴン・レーザ
光がプリズム４の入射面に入射し、入射後、屈折率が均
質なため、一直線に進み、コピー用レンズ１の高反射膜
５で反射された光とホログラム乾板３で干渉縞を形成し
、その反射光の一部は従来のようにホログラム乾板３の
ガラスプレート３１によって反射されず、屈折率調整層
２によってガラスプレート３１を貫通してプリズム４に
入り、プリズム４の入射面で一部が反射する。この場合
、図に示すプリズム４の入射面の角度αを入射光に対し
て調整し、プリズム４の入射面の反射光がホログラム乾
板３の方向へ進まないようにする。このプリズム４を設
けることによってノイズの原因となる界面の反射光によ
る表示ノイズを除去することができる。なお、プリズム
４の入射面での反射光がプリズム４の非入射面で反射し
てホログラム乾板３へ入射する虞れがある場合には、非
入射面に設けられた光吸収膜６によって非入射面に入射
する光を吸収する。これによりさらに確実に表示ノイズ
を除去できる。
【００２２】図３は本発明の第２実施例に係る光学素子
コピー用反射型ホログラム乾板製造装置を示す図である
。本実施例が第１の実施例と異なるのは厚板ガラス４１
であり、厚板ガラス４１の非入射面の側部に光吸収膜６
を設ける。本実施例では厚板ガラス４１の入射面での反
射光がホログラム乾板３の方向へ進まないようにするた
め、厚板ガラス４１の厚さｔが調整される。
コピー用反射型ホログラム乾板製造装置を示す図である
。本実施例が第１の実施例と異なるのは厚板ガラス４１
であり、厚板ガラス４１の非入射面の側部に光吸収膜６
を設ける。本実施例では厚板ガラス４１の入射面での反
射光がホログラム乾板３の方向へ進まないようにするた
め、厚板ガラス４１の厚さｔが調整される。
【００２３】図４は本発明の第３実施例に係る光学素子
コピー用反射型ホログラム乾板製造装置を示す図である
。本実施例が第１の実施例と異なるのは第２および第３
実施例で画像の記録された反射型マスタホログラム１１
をコピー用レンズ１に代えて使用するものである。本反
射型マスタホログラム１１は第１および第２の実施例で
レーザ投射により露光されると、以下の現象工程を経て
得られる。
コピー用反射型ホログラム乾板製造装置を示す図である
。本実施例が第１の実施例と異なるのは第２および第３
実施例で画像の記録された反射型マスタホログラム１１
をコピー用レンズ１に代えて使用するものである。本反
射型マスタホログラム１１は第１および第２の実施例で
レーザ投射により露光されると、以下の現象工程を経て
得られる。
【００２４】■ ホログラム乾板１を２０℃で１５分
水洗、■ ３０℃の湯浴を２分、■ イソプロピル
アルコール７０％の水溶液（３０℃）に３分浸漬、■
イソプロピルアルコール９０％の水溶液（室温）に１
分浸漬、■ イソプロピルアルコール １００％の水
溶液（室温）に３分浸漬、■ その後、９０℃のオー
ブンで３０分乾燥。
水洗、■ ３０℃の湯浴を２分、■ イソプロピル
アルコール７０％の水溶液（３０℃）に３分浸漬、■
イソプロピルアルコール９０％の水溶液（室温）に１
分浸漬、■ イソプロピルアルコール １００％の水
溶液（室温）に３分浸漬、■ その後、９０℃のオー
ブンで３０分乾燥。
【００２５】以上の結果、反射効率８０％以上のホログ
ラム凹面鏡を作製することができる。本反射型マスタホ
ログラム１１は第１及び第２の実施例のコピー用レンズ
１と同様の凹面鏡の反射特性を有するのでコピー用の光
学素子としての機能を有する。
ラム凹面鏡を作製することができる。本反射型マスタホ
ログラム１１は第１及び第２の実施例のコピー用レンズ
１と同様の凹面鏡の反射特性を有するのでコピー用の光
学素子としての機能を有する。
【００２６】従って第１の実施例と同様の作用効果が得
られる。さらに本反射形マスタホログラム１１を第２の
実施例においてコピー用レンズ１の代わりに用いても、
第２の実施例と同様の作用効果が得られる。
られる。さらに本反射形マスタホログラム１１を第２の
実施例においてコピー用レンズ１の代わりに用いても、
第２の実施例と同様の作用効果が得られる。
【００２７】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、コ
ピー用光学素子で反射された光が反射型ホログラム乾板
を通過後に屈折率調整層を介在してプリズムに導入しプ
リズムの入射面によって再反射されることにより反射型
ホログラム乾板の方向に進まないようにしたので反射に
よる表示ノイズを低減することができる。
ピー用光学素子で反射された光が反射型ホログラム乾板
を通過後に屈折率調整層を介在してプリズムに導入しプ
リズムの入射面によって再反射されることにより反射型
ホログラム乾板の方向に進まないようにしたので反射に
よる表示ノイズを低減することができる。
【図１】本発明の第１実施例に係る光学素子コピー用反
射型ホログラム乾板製造装置を示す図である。
射型ホログラム乾板製造装置を示す図である。
【図２】第１実施例に係る反射型ホログラム乾板の好ま
しい一例を示す図である。
しい一例を示す図である。
【図３】本発明の第２実施例に係る光学素子コピー用反
射型ホログラム乾板製造装置を示す図である。
射型ホログラム乾板製造装置を示す図である。
【図４】本発明の第３実施例に係る光学素子コピー用反
射型ホログラム乾板製造装置を示す図である。
射型ホログラム乾板製造装置を示す図である。
【図５】ヘッドアップディスプレイの概略を示す図であ
る。
る。
【図６】従来の反射型ホログラム乾板製造方法を示す断
面図である。
面図である。
【図７】一方が平面で他方が凹面形状を呈する光学素子
を有する光学素子コピー用反射型ホログラム乾板製造方
法を示す図である。
を有する光学素子コピー用反射型ホログラム乾板製造方
法を示す図である。
１…コピー用レンズ
２…屈折率調整層
３…反射型ホログラム
４…プリズム
５…高反射膜
６…光吸収膜
１１…反射型マスタホログラム
４１…厚板ガラス
Claims (5)
- 【請求項１】 コピー用光学素子によって反射型ホロ
グラム乾板を製造する光学素子コピー用反射型ホログラ
ム乾板製造装置において、前記コピー用光学素子の一方
が平面で他方が凸面又は凹面形状を呈し、その凸面又は
凹面に高反射膜が形成され、前記反射型ホログラム乾板
に対向し、入射光が前記高反射膜で反射され、この反射
光が入射光の入射面で再反射され、この再反射光が反射
型ホログラム乾板の方向に進まないように角度を調整し
たプリズムと、前記コピー用光学素子の平面と前記反射
型ホログラム乾板の間にさらに前記反射型ホログラム乾
板と前記プリズム間に塗布され、該コピー用光学素子、
該反射型ホログラム乾板及び該プリズムの屈折率と実質
的に同一である屈折率調整層とを設けたことを特徴とす
る光学素子コピー用反射型ホログラム乾板製造装置。 - 【請求項２】 請求項１において前記プリズムに代わ
って、前記反射型ホログラム乾板に対向し、入射光が前
記高反射膜で反射され、この反射光が入射光の入射面で
再反射され、この再反射光が反射型ホログラム乾板の方
向に進まないように厚さを調整した厚板ガラスを設けた
光学素子コピー用反射型ホログラム乾板製造装置。 - 【請求項３】 製造された反射型マスタホログラムを
前記コピー用光学素子の代わりに使用する請求項１また
は２に記載の光学素子コピー用反射型ホログラム乾板製
造装置。 - 【請求項４】 前記プリズムの非入射面に光吸収膜を
形成する請求項１記載の光学素子コピー用反射型ホログ
ラム乾板製造装置。 - 【請求項５】 前記厚板ガラスの非入射面に光吸収膜
を形成する請求項２記載の光学素子コピー用反射型ホロ
グラム乾板製造装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3100099A JPH04329585A (ja) | 1991-05-01 | 1991-05-01 | 光学素子コピー用反射型ホログラム乾板製造装置 |
| US07/877,517 US5330264A (en) | 1991-05-01 | 1992-05-01 | Method and apparatus for copying and manufacturing hologram plate |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3100099A JPH04329585A (ja) | 1991-05-01 | 1991-05-01 | 光学素子コピー用反射型ホログラム乾板製造装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04329585A true JPH04329585A (ja) | 1992-11-18 |
Family
ID=14264955
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3100099A Pending JPH04329585A (ja) | 1991-05-01 | 1991-05-01 | 光学素子コピー用反射型ホログラム乾板製造装置 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5330264A (ja) |
| JP (1) | JPH04329585A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5648857A (en) * | 1994-02-18 | 1997-07-15 | Nippondenso Co., Ltd. | Manufacturing method for hologram which can prevent the formation of ghant holograms due to noise light |
| US5781317A (en) * | 1993-09-14 | 1998-07-14 | Nippondenso Co., Ltd. | Method of producing holographic optical element and device therefor |
| CN108475037A (zh) * | 2015-12-22 | 2018-08-31 | 科思创德国股份有限公司 | 用基片导引的重建光束工业产生体积反射全息图的设备和方法 |
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| US5726782A (en) * | 1991-10-09 | 1998-03-10 | Nippondenso Co., Ltd. | Hologram and method of fabricating |
| EP0585941A3 (en) * | 1992-09-03 | 1994-09-21 | Nippon Denso Co | Process for making holograms and holography device |
| US7132200B1 (en) * | 1992-11-27 | 2006-11-07 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Hologram recording sheet, holographic optical element using said sheet, and its production process |
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| CN113189772A (zh) * | 2021-04-15 | 2021-07-30 | 深圳珑璟光电技术有限公司 | 一种装置、全息透镜及其制作方法、近眼显示系统 |
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-
1991
- 1991-05-01 JP JP3100099A patent/JPH04329585A/ja active Pending
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1992
- 1992-05-01 US US07/877,517 patent/US5330264A/en not_active Expired - Lifetime
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Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5330264A (en) | 1994-07-19 |
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