JP2000266678A - 円板状部材の揺動装置 - Google Patents
円板状部材の揺動装置Info
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- JP2000266678A JP2000266678A JP11070094A JP7009499A JP2000266678A JP 2000266678 A JP2000266678 A JP 2000266678A JP 11070094 A JP11070094 A JP 11070094A JP 7009499 A JP7009499 A JP 7009499A JP 2000266678 A JP2000266678 A JP 2000266678A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、観察に必要とする照明範囲を最小
にして、精度の高い外観観察を可能にした円板状部材の
揺動装置を提供する。 【解決手段】 ウェハ18を保持するウェハ吸着台17
を有するウェハ保持ユニット16を回転軸12で支持す
るとともに、この回転軸12を円弧状の切欠き部2aに
沿って移動可能な移動部材6に、切欠き部2aの円弧中
心にウェハ吸着台17によるウェハ18の中心を一致さ
せるようにして支持する。
にして、精度の高い外観観察を可能にした円板状部材の
揺動装置を提供する。 【解決手段】 ウェハ18を保持するウェハ吸着台17
を有するウェハ保持ユニット16を回転軸12で支持す
るとともに、この回転軸12を円弧状の切欠き部2aに
沿って移動可能な移動部材6に、切欠き部2aの円弧中
心にウェハ吸着台17によるウェハ18の中心を一致さ
せるようにして支持する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ICウェハやマス
ク基板などの板状部材の欠陥検査などに用いられる円板
状部材の揺動装置に関するものである。
ク基板などの板状部材の欠陥検査などに用いられる円板
状部材の揺動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ICウェハやマスク基板などの製
造工程において、これらICウェハやマスク基板面での
傷やむら、素子不良などの欠陥を目視観察により検査す
る欠陥検査が行われている。
造工程において、これらICウェハやマスク基板面での
傷やむら、素子不良などの欠陥を目視観察により検査す
る欠陥検査が行われている。
【0003】そして、このような欠陥検査を行うため
に、ICウェハやマスク基板などの円板状部材を保持す
るとともに、この板状部材の表面全体をあらゆる角度か
ら目視観察できるようにした検査装置が実用化されてい
る。
に、ICウェハやマスク基板などの円板状部材を保持す
るとともに、この板状部材の表面全体をあらゆる角度か
ら目視観察できるようにした検査装置が実用化されてい
る。
【0004】例えば、実開平5−64760号公報に
は、円板状の半導体ウェハの周縁部を1対のアームによ
り挟持するとともに、この状態のアーム全体を回転ドラ
ムを用いて傾斜方向に揺動および表裏回転方向に回転で
きるようにしたものが開示され、また、特開平6−34
9908号公報には、円板状のウェハをマクロテーブル
上に保持させた状態で、360の周方向範囲で任意の傾
斜角度で傾斜させることで、ウェハ表面の目視観察を可
能にし、その後、ウェハ保持腕に持替えてウェハを反転
させることで、ウェハ裏面の目視観察をも可能にしたも
のが開示されている。
は、円板状の半導体ウェハの周縁部を1対のアームによ
り挟持するとともに、この状態のアーム全体を回転ドラ
ムを用いて傾斜方向に揺動および表裏回転方向に回転で
きるようにしたものが開示され、また、特開平6−34
9908号公報には、円板状のウェハをマクロテーブル
上に保持させた状態で、360の周方向範囲で任意の傾
斜角度で傾斜させることで、ウェハ表面の目視観察を可
能にし、その後、ウェハ保持腕に持替えてウェハを反転
させることで、ウェハ裏面の目視観察をも可能にしたも
のが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、実開平5−
64760号公報に開示されるものは、アーム全体を傾
斜方向に回動させると、この回動にともない観察者の目
の位置とウェハとの距離が大きく変動するため、目視観
察が不正確になり易く、また、図6に示すようにアーム
に挟持されたウェハA全体を点Oを中心に傾斜方向に回
動させると、広い観察範囲を必要とし、仮に、図示斜線
で示すような照明範囲Bが設定される場合、この照明範
囲Bを外れてしまうおそれがあり、このため、観察作業
の集中を妨げられ作業能率が低下するという問題があっ
た。
64760号公報に開示されるものは、アーム全体を傾
斜方向に回動させると、この回動にともない観察者の目
の位置とウェハとの距離が大きく変動するため、目視観
察が不正確になり易く、また、図6に示すようにアーム
に挟持されたウェハA全体を点Oを中心に傾斜方向に回
動させると、広い観察範囲を必要とし、仮に、図示斜線
で示すような照明範囲Bが設定される場合、この照明範
囲Bを外れてしまうおそれがあり、このため、観察作業
の集中を妨げられ作業能率が低下するという問題があっ
た。
【0006】また、特開平6−349908号公報に開
示されるものは、ウェハ裏面の目視観察の際に、その都
度、ウェハを保持腕に持替えて反転しなければならない
ため、ウェハの表裏面を検査する上で作業効率が悪く、
また、ウェハの表面と裏面の検査で観察位置が異なるた
め、この場合も、検査途中で照明範囲を外れてしまうと
いう問題が生じる。
示されるものは、ウェハ裏面の目視観察の際に、その都
度、ウェハを保持腕に持替えて反転しなければならない
ため、ウェハの表裏面を検査する上で作業効率が悪く、
また、ウェハの表面と裏面の検査で観察位置が異なるた
め、この場合も、検査途中で照明範囲を外れてしまうと
いう問題が生じる。
【0007】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、観察に必要とする照明範囲を最小にして、精度の高
い外観観察を可能にした円板状部材の揺動装置を提供す
ることを目的とする。
で、観察に必要とする照明範囲を最小にして、精度の高
い外観観察を可能にした円板状部材の揺動装置を提供す
ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
円板状部材を保持する保持部材と、この保持部材を支持
する軸体と、この軸体の基端部を支持するとともに、前
記円板状部材の中心を変位させることなく前記円板状部
材を揺動させる揺動手段とにより構成している。
円板状部材を保持する保持部材と、この保持部材を支持
する軸体と、この軸体の基端部を支持するとともに、前
記円板状部材の中心を変位させることなく前記円板状部
材を揺動させる揺動手段とにより構成している。
【0009】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記揺動手段は、円弧状のガイドに沿って
移動可能な移動部材を有し、前記ガイドの円弧中心に前
記円板状部材の中心を一致させるように前記移動部材
に、前記軸体の基端部を支持させることを特徴としてい
る。
明において、前記揺動手段は、円弧状のガイドに沿って
移動可能な移動部材を有し、前記ガイドの円弧中心に前
記円板状部材の中心を一致させるように前記移動部材
に、前記軸体の基端部を支持させることを特徴としてい
る。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記揺動手段は、少なくとも一方端部を回
転可能に支持された円弧状アームを有し、該円弧状アー
ムの円弧中心に前記円板状部材の保持中心を一致させる
ように、前記円弧状アームに、前記軸体の基端部を支持
させることを特徴としている。
明において、前記揺動手段は、少なくとも一方端部を回
転可能に支持された円弧状アームを有し、該円弧状アー
ムの円弧中心に前記円板状部材の保持中心を一致させる
ように、前記円弧状アームに、前記軸体の基端部を支持
させることを特徴としている。
【0011】この結果、本発明によれば円板状部材の中
心を変位させることなく、円板状部材の揺動などの動作
を行うことができるので、観察者の目の位置と円板状部
材までの距離を、ほぼ一定に保つことができる。また、
円板状部材の揺動などの動きを照明範囲を外れることな
く行うことができるので、最小の照明範囲の中で観察作
業を集中して行うことができる。
心を変位させることなく、円板状部材の揺動などの動作
を行うことができるので、観察者の目の位置と円板状部
材までの距離を、ほぼ一定に保つことができる。また、
円板状部材の揺動などの動きを照明範囲を外れることな
く行うことができるので、最小の照明範囲の中で観察作
業を集中して行うことができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従い説明する。
に従い説明する。
【0013】(第1の実施の形態)図1は、本発明が適
用される円板状部材の揺動装置の概略構成を示してい
る。図において、1はベースで、このベース1上には、
垂直板2が設けられている。この垂直板2は、図示右上
から左下にかけて円弧状の切欠き部2aを形成してい
る。この場合の円弧状の切欠き部2aの円弧中心は、後
述する円板状部材としてのウェハ18の保持中心と一致
するようになっている。
用される円板状部材の揺動装置の概略構成を示してい
る。図において、1はベースで、このベース1上には、
垂直板2が設けられている。この垂直板2は、図示右上
から左下にかけて円弧状の切欠き部2aを形成してい
る。この場合の円弧状の切欠き部2aの円弧中心は、後
述する円板状部材としてのウェハ18の保持中心と一致
するようになっている。
【0014】垂直板2の円弧状の切欠き部2a側縁に沿
ってベルトRガイド3およびRガイド4を所定の間隔を
おいて配置している。このベルトRガイド3は、歯付き
ベルト5を支持するもので、ベルトRガイド3の円弧状
外側面に沿って歯付きベルト5を配置するとともに、ベ
ルト5両端部を固定している。また、Rガイド4は、移
動ブロック7を介して移動部材6を支持するもので、移
動ブロック7とともに、移動部材6を円弧状の切欠き部
2aに沿ってガイドするためのものである。
ってベルトRガイド3およびRガイド4を所定の間隔を
おいて配置している。このベルトRガイド3は、歯付き
ベルト5を支持するもので、ベルトRガイド3の円弧状
外側面に沿って歯付きベルト5を配置するとともに、ベ
ルト5両端部を固定している。また、Rガイド4は、移
動ブロック7を介して移動部材6を支持するもので、移
動ブロック7とともに、移動部材6を円弧状の切欠き部
2aに沿ってガイドするためのものである。
【0015】移動部材6には、第1のモータ8を設けて
いる。この第1のモータ8は、垂直板2面に対して垂直
方向に配置するとともに、回転軸先端に歯車9を取付
け、また、歯車9を挟むように1対のカムフォロアー1
0を配置している。
いる。この第1のモータ8は、垂直板2面に対して垂直
方向に配置するとともに、回転軸先端に歯車9を取付
け、また、歯車9を挟むように1対のカムフォロアー1
0を配置している。
【0016】この場合、第1のモータ8に取付けた歯車
9は、図2に示すようにベルトRガイド3と歯付きベル
ト5との間で、歯付きベルト5の歯と噛合するように配
置されるとともに、1対のカムフォロアー10は、歯車
9に巻装された歯付きベルト5をベルトRガイド3側に
押圧するように配置されており、第1のモータ8の駆動
にともなう歯車9の回転により、歯車9が歯付きベルト
5に沿って転動することにより移動部材6全体がRガイ
ド4に沿って自走するようになっている。
9は、図2に示すようにベルトRガイド3と歯付きベル
ト5との間で、歯付きベルト5の歯と噛合するように配
置されるとともに、1対のカムフォロアー10は、歯車
9に巻装された歯付きベルト5をベルトRガイド3側に
押圧するように配置されており、第1のモータ8の駆動
にともなう歯車9の回転により、歯車9が歯付きベルト
5に沿って転動することにより移動部材6全体がRガイ
ド4に沿って自走するようになっている。
【0017】また、第1のモータ8には、図示しないブ
レーキが付加されていて、電源遮断時に、移動部材6が
不必要に動くのを防止するようにしている。
レーキが付加されていて、電源遮断時に、移動部材6が
不必要に動くのを防止するようにしている。
【0018】移動部材6には、軸受ユニット11を設け
ている。この軸受ユニット11には、垂直板2の円弧状
をなす切欠き部2aの中心方向に延出される回転軸12
を回転自在に支持している。この回転軸12は、管状を
なすとともに、その先端部121を、基端部122の中
心軸12aに対して段部12bを介して所定距離ずらし
て形成しており、回転軸12を回転したとき、段部12
bにより、先端部121が中心軸12aを中心にして回
動するようにしている。
ている。この軸受ユニット11には、垂直板2の円弧状
をなす切欠き部2aの中心方向に延出される回転軸12
を回転自在に支持している。この回転軸12は、管状を
なすとともに、その先端部121を、基端部122の中
心軸12aに対して段部12bを介して所定距離ずらし
て形成しており、回転軸12を回転したとき、段部12
bにより、先端部121が中心軸12aを中心にして回
動するようにしている。
【0019】回転軸12には、軸受ユニット11への支
持部近傍の基端部122に歯車13を取付け、歯車13
に歯付きベルト14を介して第2のモータ15の回転軸
に取付けた歯車15aを接続し、この第2のモータ15
により回転軸12を回動駆動するようになっている。こ
のモータ15は、揺動マクロ観察モード時には、ウェハ
18が水平状態から左右に所定の角度、例えば±45°
の範囲で回転し、裏面マクロ観察モード時には180°
回動するように制御される。また、回転軸12の先端部
121には、ウェハ保持ユニット16を設けている。こ
のウェハ保持ユニット16は、ウェハ18の中心を吸着
保持するためのウェハ吸着台17を有している。この場
合、ウェハ18の一致するウェハ吸着台17の中心17
aが、Rガイド4の円弧の中心に位置するようになって
いる。また、ウェハ吸着台17は、ウェハ18に傷を付
けない材質で吸着効果を高める吸着パッド19を設けて
いる。
持部近傍の基端部122に歯車13を取付け、歯車13
に歯付きベルト14を介して第2のモータ15の回転軸
に取付けた歯車15aを接続し、この第2のモータ15
により回転軸12を回動駆動するようになっている。こ
のモータ15は、揺動マクロ観察モード時には、ウェハ
18が水平状態から左右に所定の角度、例えば±45°
の範囲で回転し、裏面マクロ観察モード時には180°
回動するように制御される。また、回転軸12の先端部
121には、ウェハ保持ユニット16を設けている。こ
のウェハ保持ユニット16は、ウェハ18の中心を吸着
保持するためのウェハ吸着台17を有している。この場
合、ウェハ18の一致するウェハ吸着台17の中心17
aが、Rガイド4の円弧の中心に位置するようになって
いる。また、ウェハ吸着台17は、ウェハ18に傷を付
けない材質で吸着効果を高める吸着パッド19を設けて
いる。
【0020】ウェハ吸着台17は、軸受ベアリングユニ
ット20により回転可能に支持されている。また、ウェ
ハ吸着台17には、歯車21を設けており、この歯車2
1を歯付きベルト22を介して第3のモータ23の回転
軸に設けられた歯車23aに接続し、この第3のモータ
23によりウェハ18を保持した状態で、ウェハ吸着台
17を回転駆動するようにしている。
ット20により回転可能に支持されている。また、ウェ
ハ吸着台17には、歯車21を設けており、この歯車2
1を歯付きベルト22を介して第3のモータ23の回転
軸に設けられた歯車23aに接続し、この第3のモータ
23によりウェハ18を保持した状態で、ウェハ吸着台
17を回転駆動するようにしている。
【0021】軸受ベアリングユニット20には、真空吸
着チューブ用のロータリジョイント24を設けている。
このロータリジョイント24には、チューブ25を接続
している。このチューブ25は、ウェハ吸着台17での
真空吸着を得るためのエア引き行うものである。そし
て、第3のモータ23のケーブル(図示せず)とチュー
ブ25は、管状をなす回転軸12の中空部、軸受ユニッ
ト11を通って外部に導出するとともに、第1のモータ
8のケーブル8aおよび第2のモータ15のケーブル1
5bとともに、プラレールチェーン26中に収容して移
動部材6の移動に追従できるようにしている。
着チューブ用のロータリジョイント24を設けている。
このロータリジョイント24には、チューブ25を接続
している。このチューブ25は、ウェハ吸着台17での
真空吸着を得るためのエア引き行うものである。そし
て、第3のモータ23のケーブル(図示せず)とチュー
ブ25は、管状をなす回転軸12の中空部、軸受ユニッ
ト11を通って外部に導出するとともに、第1のモータ
8のケーブル8aおよび第2のモータ15のケーブル1
5bとともに、プラレールチェーン26中に収容して移
動部材6の移動に追従できるようにしている。
【0022】次に、以上のように構成した実施の形態の
動作を説明する。
動作を説明する。
【0023】まず、第1のモータ8を駆動することによ
り、移動部材6をRガイド4に沿って移動させる。図1
に示すように回転軸12を水平方向に位置させるととも
に、第2のモータ15を駆動させることにより、回転軸
12を回動させてウェハ保持ユニット16のウェハ吸着
台17を上方に向けて水平に位置させる。
り、移動部材6をRガイド4に沿って移動させる。図1
に示すように回転軸12を水平方向に位置させるととも
に、第2のモータ15を駆動させることにより、回転軸
12を回動させてウェハ保持ユニット16のウェハ吸着
台17を上方に向けて水平に位置させる。
【0024】次に、ウェハ吸着台17上に図示しないウ
ェハ供給手段によりウェハ18を供給する。すると、チ
ューブ25を介してエア引きが行われ、ウェハ18は、
ウェハ吸着台17上に吸着保持される。
ェハ供給手段によりウェハ18を供給する。すると、チ
ューブ25を介してエア引きが行われ、ウェハ18は、
ウェハ吸着台17上に吸着保持される。
【0025】この状態から、第3のモータ23を駆動す
ると、ベルト22を介してウェハ吸着台17が回転し、
このウェハ吸着台17とともにウェハ18が回転され、
ウェハ18表面の目視観察(回転マクロモード)が行わ
れる。
ると、ベルト22を介してウェハ吸着台17が回転し、
このウェハ吸着台17とともにウェハ18が回転され、
ウェハ18表面の目視観察(回転マクロモード)が行わ
れる。
【0026】次に、第2のモータ15を駆動すると、ベ
ルト14を介して回転軸12が所定の回転角度範囲内で
正転、反転され、この回転軸12とともに、ウェハ吸着
台17が揺動される。この場合、回転軸12は、先端部
121を基端部122の中心軸12aに対して段部12
bを介して形成しているので、回転軸12を回転したと
き、ウェハ吸着台17は、回転軸12の中心軸12aを
中心にして揺動するようになり、このウェハ吸着台17
とともにウェハ18も揺動され、ウェハ18表面の目視
観察(揺動マクロモード)が行われる。さらにモータ1
5を180°回動させ、ウェハ吸着台17に吸着保持さ
れたウェハ18を反転させ、ウェハ18の裏面の目視観
察(裏面マクロモード)が行なわれる。
ルト14を介して回転軸12が所定の回転角度範囲内で
正転、反転され、この回転軸12とともに、ウェハ吸着
台17が揺動される。この場合、回転軸12は、先端部
121を基端部122の中心軸12aに対して段部12
bを介して形成しているので、回転軸12を回転したと
き、ウェハ吸着台17は、回転軸12の中心軸12aを
中心にして揺動するようになり、このウェハ吸着台17
とともにウェハ18も揺動され、ウェハ18表面の目視
観察(揺動マクロモード)が行われる。さらにモータ1
5を180°回動させ、ウェハ吸着台17に吸着保持さ
れたウェハ18を反転させ、ウェハ18の裏面の目視観
察(裏面マクロモード)が行なわれる。
【0027】次に、第1のモータ8を駆動すると、歯車
9が回転される。すると、1対のカムフォロアー10に
よるベルト5のベルトRガイド3側への押圧により、歯
車9が歯付きベルト5に沿って転動するようになり、こ
れにともない移動部材6全体がRガイド4に沿って自走
される。これにより、回転軸12は、移動部材6と一緒
にRガイド4に沿って前後方向に揺動されるようにな
り、この回転軸12とともにウェハ吸着台17も揺動さ
れ、ウェハ18表面の目視観察(二次元揺動マクロモー
ド)が行われる。
9が回転される。すると、1対のカムフォロアー10に
よるベルト5のベルトRガイド3側への押圧により、歯
車9が歯付きベルト5に沿って転動するようになり、こ
れにともない移動部材6全体がRガイド4に沿って自走
される。これにより、回転軸12は、移動部材6と一緒
にRガイド4に沿って前後方向に揺動されるようにな
り、この回転軸12とともにウェハ吸着台17も揺動さ
れ、ウェハ18表面の目視観察(二次元揺動マクロモー
ド)が行われる。
【0028】このようにして、ウェハ吸着台17に吸着
保持されたウェハ18は、ウェハ吸着台17の回転にと
もなう回転、回転軸12の回動にともなう揺動および移
動部材6のRガイド4に沿って移動にともなう揺動が組
み合わされた各種の動きが可能となり、それぞれの動き
の下で目視観察が行われることになる。
保持されたウェハ18は、ウェハ吸着台17の回転にと
もなう回転、回転軸12の回動にともなう揺動および移
動部材6のRガイド4に沿って移動にともなう揺動が組
み合わされた各種の動きが可能となり、それぞれの動き
の下で目視観察が行われることになる。
【0029】従って、このようにすれば、ウェハ吸着台
17のウェハ中心17aは、ウェハ吸着台17の回転中
心および回転軸12の回転中心と一致し、さらに、移動
部材6が移動するRガイド4の円弧中心とも一致してい
るので、図3に示すように、ウェハ中心17aを変位さ
せることなく、ウェハ18の回転および揺動のそれぞれ
の動作を行わせることができる。これにより、観察者の
目の位置とウェハ18中心までの距離を、常に一定に保
つことができるので、ゴミ、傷などの検出率の高いウェ
ハ観察を行うことができる。また、ウェハ18の回転お
よび揺動を照明範囲B’を外れることなく行うことがで
きるので、最小の照明範囲B’の中で観察作業を集中し
て行うことができるようになり、目視作業の能率を高め
ることができる。
17のウェハ中心17aは、ウェハ吸着台17の回転中
心および回転軸12の回転中心と一致し、さらに、移動
部材6が移動するRガイド4の円弧中心とも一致してい
るので、図3に示すように、ウェハ中心17aを変位さ
せることなく、ウェハ18の回転および揺動のそれぞれ
の動作を行わせることができる。これにより、観察者の
目の位置とウェハ18中心までの距離を、常に一定に保
つことができるので、ゴミ、傷などの検出率の高いウェ
ハ観察を行うことができる。また、ウェハ18の回転お
よび揺動を照明範囲B’を外れることなく行うことがで
きるので、最小の照明範囲B’の中で観察作業を集中し
て行うことができるようになり、目視作業の能率を高め
ることができる。
【0030】さらに、ウェハ18を保持するウェハ吸着
台17の上方に、他の機構部が一切存在していないの
で、ウェハ18面上への着塵を防止することもできる。
台17の上方に、他の機構部が一切存在していないの
で、ウェハ18面上への着塵を防止することもできる。
【0031】(第2の実施の形態)図4は、本発明の第
2の実施の形態の概略構成を示すもので、図1と同一部
分には、同符号を付している。
2の実施の形態の概略構成を示すもので、図1と同一部
分には、同符号を付している。
【0032】この場合、垂直板2にモータ31を固定
し、このモータ31の回転軸31aに円弧状のアーム3
2の基端部を取付けている。また、アーム32の先端部
には、回転ユニット33を設けている。この回転ユニッ
ト33は、軸受ユニット34とモータ35を有し、この
うちの軸受ユニット34にウェハ保持ユニット16を取
付けた回転軸12を回転可能に支持するとともに、モー
タ35により直接回転軸12を回転駆動するようにして
いる。
し、このモータ31の回転軸31aに円弧状のアーム3
2の基端部を取付けている。また、アーム32の先端部
には、回転ユニット33を設けている。この回転ユニッ
ト33は、軸受ユニット34とモータ35を有し、この
うちの軸受ユニット34にウェハ保持ユニット16を取
付けた回転軸12を回転可能に支持するとともに、モー
タ35により直接回転軸12を回転駆動するようにして
いる。
【0033】この場合、ウェハ保持ユニット16は、ウ
ェハ吸着台17のウェハ保持中心17aが、アーム32
の回転中心32aと回転軸12の中心軸12aが直交す
る点に位置するようになっている。
ェハ吸着台17のウェハ保持中心17aが、アーム32
の回転中心32aと回転軸12の中心軸12aが直交す
る点に位置するようになっている。
【0034】このようにしても、ウェハ吸着台17のウ
ェハ中心17aは、アーム32の回転中心32aと回転
軸12の中心軸12aとが直交する点に一致しているの
で、この場合も、ウェハ中心17aを変位させることな
く、ウェハ18の回転および揺動のそれぞれの動作を行
わせることができ、上述した第1の実施の形態と同様な
効果を期待でき、さらに、第1の実施の形態のものと比
べ、部品点数を少なくでき、価格的に安価にできる。
ェハ中心17aは、アーム32の回転中心32aと回転
軸12の中心軸12aとが直交する点に一致しているの
で、この場合も、ウェハ中心17aを変位させることな
く、ウェハ18の回転および揺動のそれぞれの動作を行
わせることができ、上述した第1の実施の形態と同様な
効果を期待でき、さらに、第1の実施の形態のものと比
べ、部品点数を少なくでき、価格的に安価にできる。
【0035】なお、上述した第2の実施の形態では、円
弧状のアーム32の基端部側のみを垂直板2のモータ3
1により支持するようにしたが、例えば、図5に示すよ
うに、円弧状のアーム36は、一方端部を垂直板2のモ
ータ31により支持し、他方端部を垂直板2に直接支持
するようにした両持ち構成のものを用いてもよい。この
場合、ウェハ保持ユニット16を取付けた回転軸12
は、円弧状のアーム36の中間点に設けられる。このよ
うにすれば、振動に強く、スムーズな動きが可能とな
る。
弧状のアーム32の基端部側のみを垂直板2のモータ3
1により支持するようにしたが、例えば、図5に示すよ
うに、円弧状のアーム36は、一方端部を垂直板2のモ
ータ31により支持し、他方端部を垂直板2に直接支持
するようにした両持ち構成のものを用いてもよい。この
場合、ウェハ保持ユニット16を取付けた回転軸12
は、円弧状のアーム36の中間点に設けられる。このよ
うにすれば、振動に強く、スムーズな動きが可能とな
る。
【0036】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、円
板状部材の保持中心を変位させることなく、円板状部材
の揺動などの動作を行うことができるので、観察者の目
の位置と円板状部材の中心位置までの距離を、常に一定
に保つことができ、ゴミ、傷などの検出率の高い観察を
行うことができる。
板状部材の保持中心を変位させることなく、円板状部材
の揺動などの動作を行うことができるので、観察者の目
の位置と円板状部材の中心位置までの距離を、常に一定
に保つことができ、ゴミ、傷などの検出率の高い観察を
行うことができる。
【0037】また、円板状部材の揺動などの動きを照明
範囲を外れることなく行うことができるので、最小の照
明範囲の中で観察作業を集中して行うことができるよう
になり、作業能率を高めることができる。
範囲を外れることなく行うことができるので、最小の照
明範囲の中で観察作業を集中して行うことができるよう
になり、作業能率を高めることができる。
【図1】本発明の第1の実施の形態の概略構成を示す
図。
図。
【図2】第1の実施の形態に用いられる移動体の駆動部
の概略構成を示す図。
の概略構成を示す図。
【図3】第1の実施の形態のウェハの動きと照明範囲の
関係を説明するための図。
関係を説明するための図。
【図4】本発明の第2の実施の形態の概略構成を示す
図。
図。
【図5】本発明の第2の実施の形態の変形例の概略構成
を示す図。
を示す図。
【図6】従来のウェハの動きと照明範囲の関係を説明す
るための図。
るための図。
1…ベース 2…垂直板 2a…切欠き部 3…ベルトRガイド 4…Rガイド 5…歯付きベルト 6…移動部材 7…移動ブロック 8…第1のモータ 8a…ケーブル 9…歯車 10…カムフォロアー 11…軸受ユニット 12…回転軸 12a…中心軸 12b…段部 121…先端部 122…基端部 13…歯車 14…歯付きベルト 15…第2のモータ 15a…歯車 15b…ケーブル 16…ウェハ保持ユニット 17…ウェハ吸着台 17a…ウェハ中心 18…ウェハ 19…パッド 20…軸受ベアリングユニット 21…歯車 22…歯付きベルト 23…第3のモータ 23a…歯車 24…ロータリジョイント 25…チューブ 26…プラレールチェーン 31…モータ 31a…回転軸 32…アーム 32a…回転中心 33…回転ユニット 34…軸受ユニット 35…モータ 36…アーム
Claims (3)
- 【請求項1】 円板状部材を保持する保持部材と、 この保持部材を支持する軸体と、 この軸体の基端部を支持するとともに、前記円板状部材
の中心を変位させることなく前記円板状部材を揺動させ
る揺動手段とを具備したことを特徴とする円板状部材の
揺動装置。 - 【請求項2】 前記揺動手段は、円弧状のガイドに沿っ
て移動可能な移動部材を有し、前記ガイドの円弧中心に
前記円板状部材の中心を一致させるように、前記移動部
材に前記軸体の基端部を支持させることを特徴とする請
求項1記載の円板状部材の揺動装置。 - 【請求項3】 前記揺動手段は、少なくとも一方端部を
回転可能に支持された円弧状アームを有し、該円弧状ア
ームの円弧中心に前記円板状部材の保持中心を一致させ
るように、前記円弧状アームに、前記軸体の基端部を支
持させることを特徴とする請求項1記載の円板状部材の
揺動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11070094A JP2000266678A (ja) | 1999-03-16 | 1999-03-16 | 円板状部材の揺動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11070094A JP2000266678A (ja) | 1999-03-16 | 1999-03-16 | 円板状部材の揺動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000266678A true JP2000266678A (ja) | 2000-09-29 |
Family
ID=13421616
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11070094A Withdrawn JP2000266678A (ja) | 1999-03-16 | 1999-03-16 | 円板状部材の揺動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000266678A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013228214A (ja) * | 2012-04-24 | 2013-11-07 | Atel Corp | マクロ観察装置 |
US8770795B2 (en) | 2010-09-27 | 2014-07-08 | Toshiba Lighting & Technology Corporation | Light-emitting device and lighting apparatus |
-
1999
- 1999-03-16 JP JP11070094A patent/JP2000266678A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US8770795B2 (en) | 2010-09-27 | 2014-07-08 | Toshiba Lighting & Technology Corporation | Light-emitting device and lighting apparatus |
JP2013228214A (ja) * | 2012-04-24 | 2013-11-07 | Atel Corp | マクロ観察装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20060606 |