JP2001162513A - 片面ラップ盤のラップ面修正装置 - Google Patents

片面ラップ盤のラップ面修正装置

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JP2001162513A
JP2001162513A JP35048799A JP35048799A JP2001162513A JP 2001162513 A JP2001162513 A JP 2001162513A JP 35048799 A JP35048799 A JP 35048799A JP 35048799 A JP35048799 A JP 35048799A JP 2001162513 A JP2001162513 A JP 2001162513A
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mirror
center
rotation axis
correction ring
lapping machine
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Michio Kondo
道雄 近藤
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Daido Steel Co Ltd
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  • Grinding-Machine Dressing And Accessory Apparatuses (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)
  • Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 研磨作業中のラップ面の変形を検出して即座
にこれを修正することにより常にラップ面を所望形状に
保つ。 【解決手段】 片面ラップ盤1の回転軸L1上にミラー
14を設けるとともに、ラップ面1aの周面上に置かれ
た修正リング2の回転軸L2上にミラー23を設ける。
投光装置3からの平行光P1,P2を各ミラー14,2
3に入射させ、その反射光をCCDカメラ5上に点像と
して入射させる。制御装置6はCCDカメラ5上におけ
るミラー14からの反射光の入射点とミラー23からの
反射光の入射点との間の距離より、回転軸L1に対する
回転軸L2の傾きを検出する。そして、上記傾きが零に
なるように重心移動機構61を介して修正リング2の重
心位置をラップ面1aの内外周方向へ移動制御し、ラッ
プ面を常に平坦な形状に保つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は片面ラップ盤のラッ
プ面修正装置に関し、特にラップ面の凹凸変形を速やか
に検出してこれを所望の面形状に修正するラップ面修正
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】セラミックウエハ等のワークをラッピン
グ研磨する片面ラップ盤では、図11に示すように、回
転するラップ盤1のラップ面1a上にワークWを置き、
フリーウエイトFによってワークWに適度な荷重を印加
しつつ、後述の修正リング(図示略)内に置いた上記ワ
ークWの下面を研磨している。ところで、研磨の過程で
ラップ面1aは摩耗し、図11に示すように中心開口1
1部に向かって低くなった凹面形状あるいは、中心開口
11部が高くなった凸面形状に変形し、このように変形
したラップ面1aを使用するとワークW下面もこれに倣
った曲面形状になってしまう。そこで、従来は図12に
示すようなダイヤルゲージ71を備えた測定治具7を使
用して、ラップ面1aの径方向へダイヤルゲージ71を
移動させることによりその変形量を測定している。この
測定は図13の鎖線で示すように周方向へ位置を変えて
数回行うことにより、ラップ面1aの周方向でのうねり
変形も検出することができる。
【0003】ラップ面1aが大きく変形した場合の修正
は図14に示すような、下面全周にダイヤモンド粒を電
着した円形修正リング2により行ない、そのリング径は
ラップ面1aの周面を横断するような大きさとしてあ
る。修正リング2はラップ盤1の回転に伴ってその位置
を維持しつつ自転するようにその側面の一方が図略の支
持具で支持されており、修正リング2の中心を図15に
示すようにラップ面1aの外周寄りに移動させて自転さ
せると、修正リング2の荷重がラップ面1aの外周部に
大きく印加されるためにラップ面1aは外周部が強く研
磨されて凸面形状になる。反対に、修正リング2の中心
を図16に示すようにラップ面1aの内周寄りに移動さ
せて自転させると、修正リング2の荷重がラップ面1a
の内周部に大きく印加され、ラップ面1aは内周部が強
く研磨されて凹面形状になる。したがって、測定治具7
の測定結果に基づき、ラップ面1aが凸面形状に変形し
ている場合には修正リング2を内周部へ移動させて修正
研磨し、ラップ面1aが凹面形状に変形している場合に
は修正リング2を外周部へ移動させて修正研磨すること
によってラップ面1aを平坦化している。
【0004】また、研磨作業中には前述したように、図
17に示すようなダイヤモンド粒を電着していない修正
リング2内にワークWを挿置してラップ盤1を回転させ
研磨しているが、ワークWの研磨面(下面)が凸面にな
りつつあるか凹面になりつつあるかを干渉計で適時確認
して修正リング2の位置を内外周方向へ移動調整し、ラ
ップ面1aの変形が大きくならないようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記研磨作業
中におけるワーク研磨面の変形確認および修正リング2
の位置調整は煩わしい上に、これを行っても長時間の研
磨の後は往々にしてラップ面1aが大きく変形して、前
述したダイヤモンド粒を電着した修正リングによるラッ
プ面修正作業が必要であるという問題があった。
【0006】そこで本発明はこのような課題を解決する
もので、研磨作業中のラップ面の変形を検出して即座に
これを修正することにより常にラップ面を所望形状に保
つことができる片面ラップ盤のラップ面修正装置を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本第1発明では、片面ラップ盤(1)のラップ面
(1a)の周面上に置かれた修正リング(2)の回転軸
(L2)の、ラップ面(1a)の回転軸(L1)に対す
る傾きを検出する傾き検出手段(6)と、検出された傾
きを、零を含む所定値にするように修正リング(2)の
重心位置をラップ面(1a)の内外周方向へ移動制御す
る重心位置制御手段(6)とを具備している。
【0008】本第1発明において、ラップ面回転軸に対
する修正リング回転軸の傾きの正負、零により、ラップ
面が凸面形状に変形しているか、凹面形状に変形してい
るか、あるいは平坦面であるかを知ることができる。ま
た、修正リングの重心位置をラップ面の内周方向へ移動
させるとラップ面は凹面形状に成形され、外周方向へ移
動させるとラップ面は凸面形状に成形される。したがっ
て、ラップ面が凸面形状に変形している場合には、修正
リングの重心位置をラップ面の内周方向へ移動させる
と、検出される傾きは零に近づき、ラップ面は平坦化さ
れる。反対にラップ面が凹面形状に変形している場合に
は、修正リングの重心位置をラップ面の外周方向へ移動
させると、検出される傾きは零に近づき、ラップ面が平
坦化される。検出される傾きを所定値にするように修正
リングの重心位置を移動させれば、ラップ面を所望の凸
面形状あるいは凹面形状に修正することもできる。この
ようにして、研磨作業中のラップ面の変形を検出して即
座にこれを修正することにより、常にラップ面を所望形
状に保つことが可能となり、研磨作業中におけるラップ
面の変形確認や修正リングの位置調整、あるいは研磨作
業後のダイヤモンド電着修正リングによるラップ面修正
等の煩雑な作業の手間が解消される。
【0009】本第2発明では、上記修正リング(2)の
回転軸(L2)上にこれに直交させて第1ミラー(2
3)を設け、上記傾き検出手段(6)は、第1ミラー
(23)からの反射光を入射させて原点からのその入射
点の移動量より上記傾きを検出するものである。
【0010】本第2発明において、修正リングの回転軸
がラップ面の回転軸と平行になった時の第1ミラーから
の反射光の入射点を原点としておけば、この原点からの
上記入射点の移動量は、ラップ面の回転軸に対する修正
リングの回転軸の傾きに比例したものになるから、上記
移動量より上記傾きを容易に知ることができる。
【0011】本第3発明では、上記ラップ面(1a)の
回転軸(L1)上にこれに直交させてさらに第2ミラー
(14)を設け、上記傾き検出手段(6)は、上記第2
ミラー(14)からの反射光を入射させてその入射点と
上記第1ミラー(23)からの反射光の入射点との間の
距離より上記傾きを検出するものである。
【0012】本第3発明においては、ラップ面の回転軸
の方向が変動しても、ラップ面の回転軸に対する修正リ
ングの回転軸の傾きを常に正確に検出することができ
る。
【0013】本第4発明では、上記傾き検出手段(6)
は、上記第1ミラー(23)からの反射光の入射点が描
く円移動軌跡(C2)の中心(C21)と、上記第2ミラ
ー(14)からの反射光の入射点が描く円移動軌跡(C
1)の中心(C11)との間の距離より上記傾きを検出する
ものである。
【0014】本第4発明において、各回転軸上に第1ミ
ラーおよび第2ミラーが正確に直交して設けられていな
いと、各ミラーからの入射点は円形移動軌跡を描く。そ
こで、この場合には各円形移動軌跡の中心間の距離が、
ラップ面の回転軸に対する修正リングの回転軸の傾きに
比例したものになるから、上記傾きを常に正確に検出す
ることができる。
【0015】本第5発明では、重心位置制御手段(6)
は、上記修正リング(2)に偏心荷重を印可することに
よって上記重心位置を移動制御するものである。
【0016】本第5発明においては、修正リングに偏心
荷重を印加することにより、修正リングを移動させるこ
となくその重心位置のみを移動させることができる。
【0017】なお、上記カッコ内の符号は、後述する実
施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)図1にラップ面
修正装置の全体構成を示す。図1において、回転する円
形の片面ラップ盤1にはラップ面1aの周面上に円形の
修正リング2が載置されている。修正リング2はその側
面の一方が図略の支持具で支持されて、ラップ盤1の回
転に伴ってその位置を維持しつつ自転させられる。この
ような修正リング2内には、フリーウエイト(図示略)
により適度な荷重が印加されたセラミックウエハ等のワ
ークWが挿置されて、その下面が、移動するラップ面1
aによって研磨される。
【0019】ラップ盤1の中心開口11内には径方向へ
梁部材12が架設されて、梁部材12の中央、すなわち
ラップ盤1(ラップ面1a)の回転軸L1に沿って柱体
13が立設されている。また、修正リング2内にも径方
向へ梁部材21が架設されて、梁部材21の中央、すな
わち修正リング2の回転軸L2に沿って柱体22が立設
されている。各柱体13,22の上端にはミラー14,
23が上方へ向けて水平姿勢で設けてあり、これらミラ
ー14,23に投光装置3によって生成された平行光P
1,P2が入射している。投光装置3は筐体31内の白
色光源32から発した光をピンホール33に通した後、
ハーフミラー34、凹レンズ35、および凸レンズ36
を経て平行光Pとするもので、平行光Pは砥粒よけのカ
バー体4の一端開口41から入射して穴開きミラー42
で一部P1が下方へ反射されてミラー23へ入射する。
穴開きミラー42を通過した残る平行光P2はミラー4
3で下方へ反射されてミラー14へ入射する。なお、光
源としてはレーザ光源を使用することもでき、この場合
はピンホール33は不要である。
【0020】各回転軸L1,L2回りに回転するミラー
14,23で反射された平行光P1,P2は入射時の経
路を辿って戻り、凸レンズ36から凹レンズ35を経て
ハーフミラー34で下方へ反射されてCCDカメラ5上
に、後述するような点像をそれぞれ結ぶ。これら点像は
ラップ盤1の回転軸L1に対しして修正リング2の回転
軸L2が平行である場合、すなわち前者に対する後者の
傾きが零である場合には互いにその位置が一致して重な
り、ラップ盤回転軸L1に対して修正リング回転軸L2
が傾くと、傾き角に応じて両点像は離れる。
【0021】制御装置6が設けられ、これはCCDカメ
ラ5で検出された点像の位置より柱体13,22の相対
角度、すなわちラップ面回転軸L1に対する修正リング
回転軸L2の傾きを検出して、この傾きを零にするよう
に重心位置変更機構61を駆動制御する。重心位置変更
機構61は図2に示すように、制御装置6の出力によっ
て上下方向へ移動駆動される移動体611と、移動体6
11から水平に延びる軸体612の先端に装着されたロ
ーラ613とで構成され、ローラ613は修正リング2
のリング最外側の上面に接している。修正リング2はそ
の重心(図中白矢印)がラップ盤1の内周寄りに位置す
るようにラップ面1a上に置かれており、ローラ613
からの荷重が印加されていない状態ではラップ盤1およ
び修正リング2の回転に伴ってラップ面1aは図示のよ
うな凹面形状に成形され(図は凹面の程度を実際よりも
過大に描いてある)、修正リング回転軸L2はラップ面
回転軸L1に対して角度θで傾く。
【0022】そこで、移動体611を下方へ移動させて
ローラ613から修正リング2に荷重を加えると、修正
リング2の重心は荷重の大きさに応じてラップ盤1の外
周方向へ移動し、ラップ面1aの外周部が強く研磨され
るようになって、ラップ面1aは次第に平坦になる。ロ
ーラ613の荷重を過大にかけ続けるとラップ面1aは
次第に凸面形状になってしまうから、以下に説明するC
CDカメラ5上での点像の位置情報に基づいて制御装置
6はローラ荷重を適当に調整する。
【0023】CCDカメラ5で検出される点像の一例を
図3に示す。各柱体13,22がラップ盤1や修正リン
グ2に対して正確に直立し、かつミラー14,23が各
柱体13,22に対して正確に直交して設けられていれ
ば、ラップ盤1や修正リング2が回転してもCCDカメ
ラ5上の点像が移動することはない。しかしながら、実
際には柱体13,22やミラー14,23の姿勢が若干
のズレを生じることは避けられず、この結果、各ミラー
14,23からの反射光による点像はラップ盤1や修正
リング2の回転に伴って図3に示すようにそれぞれ円軌
跡C1,C2を描いて矢印で示すように移動する。そこで
制御装置5は各円移動軌跡C1,C2の中心C11,C21の
位置を演算し、中心C11のY座標が中心C21のY座標と
一致するように、すなわち両中心C11,C21がY軸方向
で一致するように上記移動体611を移動させて、ロー
ラ613からの修正リング2への荷重を変更調整する。
これにより、修正リング2の回転軸L2はラップ盤1の
回転軸L1と常に平行になるように維持され、修正リン
グ2の置かれたラップ面1aは常に平坦な面に維持され
る。
【0024】なお、中心C11,C21間のY方向距離dが
一定になるように、すなわち修正リング回転軸L2のラ
ップ盤回転軸L1に対する傾き角θが一定になるように
重心位置を制御するようにすれば、ラップ面1aを所望
の凹形状ないし凸形状に維持することができる。また、
図3において、中心C11の中心C21に対するX方向への
ズレは、ラップ面1aが周方向へ傾いていることを示
す。ラップ面1aの周面に図4に示すようなうねり変形
があると、点像の移動軌跡は真円から例えば図5(イ)
に示すような楕円あるいは図5(ロ)に示すようなヒト
デ形の円等となる。また、ラップ盤1の回転軸受が寿命
でガタを生じると、図6(イ)、(ロ)に示すように、
点像の移動軌跡は細かく内外に振れる。したがって、C
CDカメラ5で得られた点像の移動軌跡を監視すること
により、ラップ面1aにおけるうねり変形の発生や、ラ
ップ盤1の回転軸受におけるガタ等の発生を検出するこ
ともできる。
【0025】(第2実施形態)上記第1実施形態では、
各ミラー14,23からの白色反射光がCCDカメラ5
に同時に入射するために、二つの点像の移動軌跡C1,
C2を制御装置6内で分離演算する必要がある。そこ
で、この演算負担を解消する構成の一例を図7に示す。
図7において、修正リング2(図1参照)に設けたミラ
ー23の直上位置にはダイクロイックミラー44が設け
てあり、投光装置3から発せられた白色光のうち、例え
ば赤色光P3のみが下方へ反射されてミラー23へ入射
する。白色光の残る成分光P4はダイクロイックミラー
44を通過し、ミラー43によって下方へ反射されて、
ラップ盤1に設けたミラー14に入射する。これら赤色
光P3と残る成分光P4は各ミラー14,23で反射さ
れ、入射経路を反対に辿ってダイクロイックミラー44
で再び白色光に合成されて、投光装置3に付設されたC
CDカメラ5に点像を生じる。
【0026】そこで本実施形態ではカラーのCCDカメ
ラ5を使用して、赤色、緑色、青色の各受光素子のう
ち、赤色受光素子から得られる点像と、緑色あるいは青
色受光素子から得られる点像の各移動軌跡を検出する。
このようにすれば、制御装置6内での分離演算を行なう
ことなく、ラップ盤1のミラー14による点像と修正リ
ング2のミラー23による点像とを確実に識別すること
ができる。
【0027】(第3実施形態)点像を分離演算によるこ
となく識別する構成として、図8にさらに他の例を示
す。図8において、カバー体4の開口41近くに直線偏
光器45と偏光方向切換器46が設けられ、投光装置3
から入射した白色光は直線偏光器45で直線偏光とな
り、続く偏光方向切換器46で偏光方向が90度切り換
えられる。修正リング2(図1参照)に設けたミラー2
3の直上位置には偏光ビームスプリッタ47が設けてあ
り、これは紙面垂直方向の偏光P5を下方のミラー23
へ向けて反射し、紙面方向の偏光P6は通過させる。偏
光ビームスプリッタ47を通過した偏光P6はミラー4
3で下方へ反射されてラップ盤1に設けたミラー14へ
入射する。偏光方向切換器46を一定周期で切換作動さ
せて偏光P1,P2を交互に生成することにより、修正
リング2のミラー23で反射した偏光P5による点像と
ラップ盤1のミラー14で反射した偏光P6による点像
とが上記周期でCCDカメラ5に交互に現れる。これに
より、両点像を確実に識別することができる。
【0028】(第4実施形態)図9には点像を分離演算
によることなく識別するためのさらに他の構成を示す。
カバー体4内には第1実施形態と同様の穴開きミラー4
2の前方、およびこれとミラー43との間にそれぞれ異
なる周波数で回転する光チョッパ47A,47Bが設け
てある。このような光チョッパ47A,47Bの存在に
より、穴開きミラー42で下方へ反射されて修正リング
2(図1)のミラー23に至り、ここで反射された光P
7と、穴開きミラー42を通過してラップ盤1のミラー
14に至り、ここで反射された光P8のチョッピング周
波数が異なってくる。そこで、CCDカメラ6には異な
る周波数で点滅する二つの点像が生じ、これらをフィル
タリングすることによって両点像を確実に識別すること
ができる。
【0029】(第5実施形態)図10には点像を分離演
算によることなく識別するさらに他の構成を示す。図1
0においては、投光装置3から出力される平行光Pの上
半部P10を遮蔽するシャッタ48Aと下半部P9を遮
蔽するシャッタ48Bをカバー体4の開口41に設け
る。そして、平行光Pの下半部P9をミラー49Bを介
して修正リング2(図1)のミラー23に入射させ、平
行光Pの上半部P10をミラー49Aを介してラップ盤
1のミラー14に入射させる。そして、一定周期でシャ
ッタ48A,48Bを交互に作動させることにより、修
正リング2のミラー23で反射した光P9による点像と
ラップ盤1のミラー14で反射した光P10による点像
とが上記周期でCCDカメラ6上に交互に現れる。これ
により、両点像を確実に識別することができる。
【0030】なお、点像が同時には生じない第3実施形
態および第5実施形態では、CCDカメラ6に代えて安
価なPSD(半導体位置検出器)を使用することができ
る。上記各実施形態において、ミラー14,23は必ず
しも柱体13,22上に設ける必要はなく、梁部材1
2,21に直接設けても良い。
【0031】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る片面ラップ
盤のラップ面修正装置によれば、研磨作業中のラップ面
の変形を検出して即座にこれを修正することにより常に
ラップ面を所望形状に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態における、ラップ面修正
装置の全体構成を示す図である。
【図2】ラップ面修正装置の要部断面図である。
【図3】CCDカメラで撮像された点像の移動軌跡を示
す図である。
【図4】ラップ面にうねり変形を生じた片面ラップ盤の
斜視図である。
【図5】CCDカメラで撮像された点像の移動軌跡を示
す図である。
【図6】CCDカメラで撮像された点像の移動軌跡を示
す図である。
【図7】本発明の第2実施形態における、ラップ面修正
装置の要部構成を示す図である。
【図8】本発明の第3実施形態における、ラップ面修正
装置の要部構成を示す図である。
【図9】本発明の第4実施形態における、ラップ面修正
装置の要部構成を示す図である。
【図10】本発明の第5実施形態における、ラップ面修
正装置の要部構成を示す図である。
【図11】従来におけるワーク研磨中の片面ラップ盤の
断面図である。
【図12】従来におけるワーク面変形測定の方法を示す
断面図である。
【図13】従来におけるワーク面変形測定の方法を示す
平面図である。
【図14】従来におけるワーク面修正の方法を示す斜視
図である。
【図15】従来におけるワーク面修正の方法を示す断面
図である。
【図16】従来におけるワーク面修正の方法を示す断面
図である。
【図17】従来におけるワーク面修正の方法を示す斜視
図である。
【符号の説明】
1…片面ラップ盤、1a…ラップ面、14…ミラー、2
…修正リング、23…ミラー、3…投光装置、5…CC
Dカメラ、6…制御装置(傾き検出手段、重心位置制御
手段)、61…重心位置移動機構、C1,C2…円形移
動軌跡、C11,C21…中心、L1,L2…回転軸。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片面ラップ盤のラップ面の周面上に置か
    れた修正リングの回転軸の、ラップ面の回転軸に対する
    傾きを検出する傾き検出手段と、検出された傾きを、零
    を含む所定値にするように前記修正リングの重心位置を
    前記ラップ面の内外周方向へ移動制御する重心位置制御
    手段とを具備する片面ラップ盤のラップ面修正装置。
  2. 【請求項2】 前記修正リングの回転軸上にこれに直交
    させて第1ミラーを設け、前記傾き検出手段は、前記第
    1ミラーからの反射光を入射させて原点からのその入射
    点の移動量より前記傾きを検出するものである請求項1
    に記載の片面ラップ盤のラップ面修正装置。
  3. 【請求項3】 前記ラップ面の回転軸上にこれに直交さ
    せてさらに第2ミラーを設け、前記傾き検出手段は、前
    記第2ミラーからの反射光を入射させてその入射点と前
    記第1ミラーからの反射光の入射点との間の距離より前
    記傾きを検出するものである請求項2に記載の片面ラッ
    プ盤のラップ面修正装置。
  4. 【請求項4】 前記傾き検出手段は、前記第1ミラーか
    らの反射光の入射点が描く円移動軌跡の中心と、前記第
    2ミラーからの反射光の入射点が描く円移動軌跡の中心
    との間の距離より前記傾きを検出するものである請求項
    3に記載の片面ラップ盤のラップ面修正装置。
  5. 【請求項5】 前記重心位置制御手段は、前記修正リン
    グに偏心荷重を印可することによって前記重心位置を移
    動制御するものである請求項1ないし4のいずれか一つ
    に記載の片面ラップ盤のラップ面修正装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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