JP2000263937A - 感熱記録シート - Google Patents
感熱記録シートInfo
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- JP2000263937A JP2000263937A JP11069555A JP6955599A JP2000263937A JP 2000263937 A JP2000263937 A JP 2000263937A JP 11069555 A JP11069555 A JP 11069555A JP 6955599 A JP6955599 A JP 6955599A JP 2000263937 A JP2000263937 A JP 2000263937A
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- adhesive
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- thermal recording
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- Laminated Bodies (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 剥離紙を必要とせず、かつ印刷加工が容易な
ラベル用感熱記録シートの提供。 【解決手段】 支持体の感熱記録層側の面をJIS P8136
の耐摩耗強さ試験方法に使用される装置にてしゅう動台
を１０往復させたとき白色度が７．０％以上低下せず、
かつ、支持体の感熱記録層とは反対側の面に接着剤を核
物質としたマイクロカプセルを含有する接着層を設けた
ラベル用感熱記録シート。
ラベル用感熱記録シートの提供。 【解決手段】 支持体の感熱記録層側の面をJIS P8136
の耐摩耗強さ試験方法に使用される装置にてしゅう動台
を１０往復させたとき白色度が７．０％以上低下せず、
かつ、支持体の感熱記録層とは反対側の面に接着剤を核
物質としたマイクロカプセルを含有する接着層を設けた
ラベル用感熱記録シート。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、支持体の感熱記録
面とは反対側の面に接着剤を核物質としたマイクロカプ
セルを含有した接着層を設けたラベル用感熱記録シート
に関する。
面とは反対側の面に接着剤を核物質としたマイクロカプ
セルを含有した接着層を設けたラベル用感熱記録シート
に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に無色又は淡色のロイコ染料と該染
料と熱時反応して発色させる顕色剤とを主成分とする感
熱記録層を有する感熱記録シートは、特公昭４５−１４
０３５号に公表され、広く実用化されている。この感熱
記録シートに記録を行なうには、サーマルヘッドを内蔵
したサーマルプリンター等が用いられるが、このような
感熱記録法は、従来実用化された他の記録法に比べて、
記録時に騒音がない、現像定着の必要がない、メンテナ
ンスフリーである、機器が比較的安価でありコンパクト
である、得られる発色が非常に鮮明であるといった特徴
から、情報産業の発展に伴い種々な用途への展開が図ら
れてきている。特に近年は、感熱記録シートの記録面と
は反対側に粘着剤（感圧接着剤）の加工を施し、記録面
に予め特定のパターンをプレ印刷した感熱記録ラベルと
しての用途が拡大している。
料と熱時反応して発色させる顕色剤とを主成分とする感
熱記録層を有する感熱記録シートは、特公昭４５−１４
０３５号に公表され、広く実用化されている。この感熱
記録シートに記録を行なうには、サーマルヘッドを内蔵
したサーマルプリンター等が用いられるが、このような
感熱記録法は、従来実用化された他の記録法に比べて、
記録時に騒音がない、現像定着の必要がない、メンテナ
ンスフリーである、機器が比較的安価でありコンパクト
である、得られる発色が非常に鮮明であるといった特徴
から、情報産業の発展に伴い種々な用途への展開が図ら
れてきている。特に近年は、感熱記録シートの記録面と
は反対側に粘着剤（感圧接着剤）の加工を施し、記録面
に予め特定のパターンをプレ印刷した感熱記録ラベルと
しての用途が拡大している。
【０００３】従来感熱記録ラベルシートは、コーター等
の専用の装置により感熱記録シートに粘着剤を塗工し、
剥離紙を貼り合わせることにより作成されるため、製造
過程が煩雑である、また構成上剥離紙を必要としコスト
および資源の有効活用といった点での問題も抱えてい
た。一方、感熱記録層上に特定組成のシリコーン樹脂層
を設け、剥離紙を不必要にした感熱記録ラベルシートが
特公平04-15110号等に公表されているが、表面がシリコ
ーン樹脂で覆われていることから、プレ印刷が不可能で
あるという欠点があった。
の専用の装置により感熱記録シートに粘着剤を塗工し、
剥離紙を貼り合わせることにより作成されるため、製造
過程が煩雑である、また構成上剥離紙を必要としコスト
および資源の有効活用といった点での問題も抱えてい
た。一方、感熱記録層上に特定組成のシリコーン樹脂層
を設け、剥離紙を不必要にした感熱記録ラベルシートが
特公平04-15110号等に公表されているが、表面がシリコ
ーン樹脂で覆われていることから、プレ印刷が不可能で
あるという欠点があった。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、剥離紙を必
要とせず、かつ印刷加工が容易なラベル用感熱記録シー
トを提供することを目的とする。
要とせず、かつ印刷加工が容易なラベル用感熱記録シー
トを提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記の欠
点を克服する方法について鋭意検討した結果、感熱記録
シートの感熱記録層側の面（以下感熱記録面という）を
JIS P8136に規定される耐摩耗強さ試験方法に使用され
る装置にてしゅう動台を１０往復させたとき白色度が
７．０％以上低下せず、かつ、支持体の感熱記録層とは
反対側の面に接着剤を核物質としたマイクロカプセルを
含有する接着層を設けることにより、上記の課題を解決
するに至った。
点を克服する方法について鋭意検討した結果、感熱記録
シートの感熱記録層側の面（以下感熱記録面という）を
JIS P8136に規定される耐摩耗強さ試験方法に使用され
る装置にてしゅう動台を１０往復させたとき白色度が
７．０％以上低下せず、かつ、支持体の感熱記録層とは
反対側の面に接着剤を核物質としたマイクロカプセルを
含有する接着層を設けることにより、上記の課題を解決
するに至った。
【０００６】本発明のラベル用感熱記録シートは、プリ
ンターヘッドで印字後加圧されることにより、マイクロ
カプセルが破壊され貼り付け可能な状態になる。そのた
め加圧されるまで接着性を持たないことから、シリコー
ン等の剥離層や剥離紙を有しないラベル用感熱記録シー
トを提供することが可能である。
ンターヘッドで印字後加圧されることにより、マイクロ
カプセルが破壊され貼り付け可能な状態になる。そのた
め加圧されるまで接着性を持たないことから、シリコー
ン等の剥離層や剥離紙を有しないラベル用感熱記録シー
トを提供することが可能である。
【０００７】さらに、本発明のラベル用感熱記録シート
は、感熱記録面をJIS P8136に規定される耐摩耗強さ試
験方法で使用される装置にてしゅう動台を１０往復させ
ても、白色度が７．０％以上低下しないことを特徴とす
る。接着剤を核物質としたマイクロカプセルの破壊によ
り接着性を発現させるラベル用感熱記録シートの場合、
貼り付け時に感熱記録面が地発色を起こし、印字された
文字を読み取りにくくなる問題がある。この原因は加圧
や指等で押圧した際の摩擦により、感熱記録面が発色し
汚染されることにあると考えられ、本発明者らはしゅう
動操作により白色度が７．０％以上低下しない感熱記録
シートであれば、マイクロカプセル破壊時に地発色を起
こさない優れたラベル用感熱記録シートが得られること
を見出し、本発明を完成し得たものである。
は、感熱記録面をJIS P8136に規定される耐摩耗強さ試
験方法で使用される装置にてしゅう動台を１０往復させ
ても、白色度が７．０％以上低下しないことを特徴とす
る。接着剤を核物質としたマイクロカプセルの破壊によ
り接着性を発現させるラベル用感熱記録シートの場合、
貼り付け時に感熱記録面が地発色を起こし、印字された
文字を読み取りにくくなる問題がある。この原因は加圧
や指等で押圧した際の摩擦により、感熱記録面が発色し
汚染されることにあると考えられ、本発明者らはしゅう
動操作により白色度が７．０％以上低下しない感熱記録
シートであれば、マイクロカプセル破壊時に地発色を起
こさない優れたラベル用感熱記録シートが得られること
を見出し、本発明を完成し得たものである。
【０００８】
【発明の実施の形態】本発明の一実施態様を図1に示
す。本発明のラベル用感熱記録シートは、支持体および
感熱記録層からなる感熱記録シート部と、接着剤を核物
質としたマイクロカプセルを含有する接着層部とからな
る。感熱記録シート部は接着層を有しない状態で、感熱
記録面をJIS P8136に規定される耐摩耗強さ試験方法で
使用される装置にてしゅう動台を１０往復させたとき、
白色度が７．０％以上低下しないものを用いる。
す。本発明のラベル用感熱記録シートは、支持体および
感熱記録層からなる感熱記録シート部と、接着剤を核物
質としたマイクロカプセルを含有する接着層部とからな
る。感熱記録シート部は接着層を有しない状態で、感熱
記録面をJIS P8136に規定される耐摩耗強さ試験方法で
使用される装置にてしゅう動台を１０往復させたとき、
白色度が７．０％以上低下しないものを用いる。
【０００９】感熱記録シート部の構成は本発明の白色度
の条件を満たせすものであれば特に限定されず、感熱記
録層に加えて感度、保存性向上等の目的からアンダー
層、中間層、および保護層を適宜設けることができる。
感熱記録シート部の感熱記録層は、感熱記録紙の分野で
公知の各種材料を用いて形成され、通常無色又は淡色の
染料前駆体と染料前駆体を熱時発色せしめる顕色剤とを
主成分とし、バインダーや必要に応じて顔料等を添加し
支持体上に塗布乾燥して形成される。具体的には例えば
特公平７-２０７３６号段落、特公報２６２４９５２号
および特公報２７５８４２３号に記載されている材料を
適宜組み合わせて使用できる。支持体は紙、再生紙、合
成紙、ＰＥＴ等のフィルム、不織布などシート状のもの
であれば制限されない。
の条件を満たせすものであれば特に限定されず、感熱記
録層に加えて感度、保存性向上等の目的からアンダー
層、中間層、および保護層を適宜設けることができる。
感熱記録シート部の感熱記録層は、感熱記録紙の分野で
公知の各種材料を用いて形成され、通常無色又は淡色の
染料前駆体と染料前駆体を熱時発色せしめる顕色剤とを
主成分とし、バインダーや必要に応じて顔料等を添加し
支持体上に塗布乾燥して形成される。具体的には例えば
特公平７-２０７３６号段落、特公報２６２４９５２号
および特公報２７５８４２３号に記載されている材料を
適宜組み合わせて使用できる。支持体は紙、再生紙、合
成紙、ＰＥＴ等のフィルム、不織布などシート状のもの
であれば制限されない。
【００１０】一方、接着層部は、主に接着剤を核物質と
したマイクロカプセルとそれを支持体に固定するバイン
ダー、および接着可能な状態にする以外の加圧によるカ
プセルの破壊を防ぐためのパルプ粉末、生でんぷん粉末
等のスチルト剤等から構成される。マイクロカプセルの
粒径は、核物質の保存性やカプセルを破壊するために必
要な圧力に影響するので、実際の使用環境に合わせて粒
径を決めればよく特に制限されるものではない。また、
マイクロカプセルの製法および使用材料も特に限定され
ず、例えば製法としてはコアセルベーション法、界面重
合法、インサイチュー法などが挙げられる。マイクロカ
プセルの壁材としては、ポリウレタン系樹脂、ポリ尿
素、エポキシ樹脂、尿素／ホルマリン樹脂、メラミン／
ホルマリン樹脂などが使用できる。マイクロカプセルの
核物質である接着剤は、用途に応じて適するものを使用
すればよく、例えば天然ゴム、合成ゴム、塩化ゴムまた
はこれらにロジン、ロジン誘導体およびテルペン樹脂な
どの粘着性付与樹脂やフタル酸エステル、塩化パラフィ
ン、プロセスオイルなどの軟化剤、充填剤、老化防止剤
を加えた接着剤、ポリアクリル酸エステル系樹脂、ポリ
ビニルエーテル系樹脂などの接着剤を用いることができ
る。
したマイクロカプセルとそれを支持体に固定するバイン
ダー、および接着可能な状態にする以外の加圧によるカ
プセルの破壊を防ぐためのパルプ粉末、生でんぷん粉末
等のスチルト剤等から構成される。マイクロカプセルの
粒径は、核物質の保存性やカプセルを破壊するために必
要な圧力に影響するので、実際の使用環境に合わせて粒
径を決めればよく特に制限されるものではない。また、
マイクロカプセルの製法および使用材料も特に限定され
ず、例えば製法としてはコアセルベーション法、界面重
合法、インサイチュー法などが挙げられる。マイクロカ
プセルの壁材としては、ポリウレタン系樹脂、ポリ尿
素、エポキシ樹脂、尿素／ホルマリン樹脂、メラミン／
ホルマリン樹脂などが使用できる。マイクロカプセルの
核物質である接着剤は、用途に応じて適するものを使用
すればよく、例えば天然ゴム、合成ゴム、塩化ゴムまた
はこれらにロジン、ロジン誘導体およびテルペン樹脂な
どの粘着性付与樹脂やフタル酸エステル、塩化パラフィ
ン、プロセスオイルなどの軟化剤、充填剤、老化防止剤
を加えた接着剤、ポリアクリル酸エステル系樹脂、ポリ
ビニルエーテル系樹脂などの接着剤を用いることができ
る。
【００１１】接着層中のバインダーとしては、一般的に
使用されている水溶性高分子あるいは疎水性高分子のエ
マルジョン等が適宜使用可能である。具体例としては、
ポリビニルアルコール、ポリビニルアセタール、ヒドロ
キシエチルセルロース、メチルセルロース、カルボキシ
メチルセルロース、等のセルロース誘導体、デンプンと
その誘導体、ポリアクリル酸ソーダ、ポリビニルピロリ
ドン、アクリル酸アミド／アクリル酸エステル共重合
体、アクリル酸アミド／アクリル酸エステル／メタクリ
ル酸共重合体、スチレン／無水マレイン酸共重合体アル
カリ塩、イソブチレン／無水マレイン酸共重合体アルカ
リ塩、ポリアクリルアミド、アルギン酸ソーダ、ゼラチ
ン、カゼイン等の水溶性高分子、ポリ酢酸ビニル、ポリ
ウレタン、スチレン／ブタジエン共重合体、ポリアクリ
ル酸、ポリアクリル酸エステル、塩化ビニル／酢酸ビニ
ル共重合体、ポリブチルメタクリレート、エチレン／酢
酸ビニル共重合体、スチレン／ブタジエン／アクリル系
共重合体等の疎水性高分子のエマルジョンを用いること
ができる。
使用されている水溶性高分子あるいは疎水性高分子のエ
マルジョン等が適宜使用可能である。具体例としては、
ポリビニルアルコール、ポリビニルアセタール、ヒドロ
キシエチルセルロース、メチルセルロース、カルボキシ
メチルセルロース、等のセルロース誘導体、デンプンと
その誘導体、ポリアクリル酸ソーダ、ポリビニルピロリ
ドン、アクリル酸アミド／アクリル酸エステル共重合
体、アクリル酸アミド／アクリル酸エステル／メタクリ
ル酸共重合体、スチレン／無水マレイン酸共重合体アル
カリ塩、イソブチレン／無水マレイン酸共重合体アルカ
リ塩、ポリアクリルアミド、アルギン酸ソーダ、ゼラチ
ン、カゼイン等の水溶性高分子、ポリ酢酸ビニル、ポリ
ウレタン、スチレン／ブタジエン共重合体、ポリアクリ
ル酸、ポリアクリル酸エステル、塩化ビニル／酢酸ビニ
ル共重合体、ポリブチルメタクリレート、エチレン／酢
酸ビニル共重合体、スチレン／ブタジエン／アクリル系
共重合体等の疎水性高分子のエマルジョンを用いること
ができる。
【００１２】これら材料を組み合わせることにより接着
層塗料とするが、その使用比率はカプセルの構成等によ
り適宜選択されるものであり特に制限されない。接着層
塗料はバーブレードコーター、ベントブレードコーター
およびエアナイフコーター等の通常の塗工方法により、
支持体の感熱記録層とは反対側の面に塗工される。この
ようにして作成されたラベル用感熱シートは、用途によ
りプレ印刷が行なわれた後にプリンターで印字され、被
接着物の上で指などで加圧するか、または予めカレンダ
ーを通すなどの機械的な方法で接着可能な状態にするこ
とにより被接着物に貼り付けられる。
層塗料とするが、その使用比率はカプセルの構成等によ
り適宜選択されるものであり特に制限されない。接着層
塗料はバーブレードコーター、ベントブレードコーター
およびエアナイフコーター等の通常の塗工方法により、
支持体の感熱記録層とは反対側の面に塗工される。この
ようにして作成されたラベル用感熱シートは、用途によ
りプレ印刷が行なわれた後にプリンターで印字され、被
接着物の上で指などで加圧するか、または予めカレンダ
ーを通すなどの機械的な方法で接着可能な状態にするこ
とにより被接着物に貼り付けられる。
【００１３】
【実施例】以下、実施例によって本発明をさらに詳細に
説明する。尚、説明中、部は重量部を示す。 ［実施例１〜３、比較例１〜３］表１の感熱記録シート
部に示した構成を有する感熱記録シートについて、あら
かじめJIS P8111に規定された方法に従って前処置を行
ない、感熱記録シートの感熱記録面側をJIS P8136に規
定された耐摩耗強さ試験方法で使用される装置にてしゅ
う動台を１０往復させ、１時間経過したときの白色度低
下率を次式により求めた。
説明する。尚、説明中、部は重量部を示す。 ［実施例１〜３、比較例１〜３］表１の感熱記録シート
部に示した構成を有する感熱記録シートについて、あら
かじめJIS P8111に規定された方法に従って前処置を行
ない、感熱記録シートの感熱記録面側をJIS P8136に規
定された耐摩耗強さ試験方法で使用される装置にてしゅ
う動台を１０往復させ、１時間経過したときの白色度低
下率を次式により求めた。
【００１４】
【数１】白色度低下率（％）＝１００−［（試験後１時
間経過後の白色度／試験前白色度）×１００］
間経過後の白色度／試験前白色度）×１００］
【００１５】次に、感熱記録面の反対側に下記組成の接
着層塗液を塗布量１５ｇ／ｍ2になるように塗布乾燥
し、実施例１〜３、比較例１〜３とした。 （接着層塗液） ４０％接着剤内包のカプセル分散液 ２００部 ４８％ＳＢＲラテックスエマルジョン ２４部 １０％ポリビニルアルコール水溶液 ５０部 デンプン粒子 １００部
着層塗液を塗布量１５ｇ／ｍ2になるように塗布乾燥
し、実施例１〜３、比較例１〜３とした。 （接着層塗液） ４０％接着剤内包のカプセル分散液 ２００部 ４８％ＳＢＲラテックスエマルジョン ２４部 １０％ポリビニルアルコール水溶液 ５０部 デンプン粒子 １００部
【００１６】作成された実施例１〜３及び比較例１〜３
のラベル用感熱記録シートを、感熱記録面から加圧して
ガラス板に貼り付け、感熱記録面の状態を目視により評
価した。結果から、本発明のラベル用感熱記録シート
は、接着剤を核物質としたマイクロカプセルの破壊時に
加圧発色が起こることなく、簡便にラベルとしての接着
を行うことができることがわかる。 （評価） ○：発色が起こっていない △：わずかに発色が確認される ×：発色が目立つ
のラベル用感熱記録シートを、感熱記録面から加圧して
ガラス板に貼り付け、感熱記録面の状態を目視により評
価した。結果から、本発明のラベル用感熱記録シート
は、接着剤を核物質としたマイクロカプセルの破壊時に
加圧発色が起こることなく、簡便にラベルとしての接着
を行うことができることがわかる。 （評価） ○：発色が起こっていない △：わずかに発色が確認される ×：発色が目立つ
【００１７】
【表１】表１
【００１８】
【発明の効果】本発明の効果を列挙すれば以下の通りで
ある。 １）接着剤の塗工や剥離紙を貼り合わせるための特殊な
装置を必要とせず、通常のコート紙や感熱記録シートを
製造する塗工設備で製造可能であって、製造工程が従来
の感熱記録ラベルシートに比べ容易である。 ２）剥離紙を有しないことから無駄な資源を必要としな
い。また、感熱記録面の上にシリコーン樹脂等を塗布す
る必要もなく、印刷加工を容易に行うことができる。
ある。 １）接着剤の塗工や剥離紙を貼り合わせるための特殊な
装置を必要とせず、通常のコート紙や感熱記録シートを
製造する塗工設備で製造可能であって、製造工程が従来
の感熱記録ラベルシートに比べ容易である。 ２）剥離紙を有しないことから無駄な資源を必要としな
い。また、感熱記録面の上にシリコーン樹脂等を塗布す
る必要もなく、印刷加工を容易に行うことができる。
【図１】 本発明のラベル用感熱記録シートの一例を示
す。
す。
１ 感熱記録層 ２ 支持体 ３ 接着層 ４ 接着剤を核物質としたマイクロカプセル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 ＦＩ テーマコート゛(参考） // Ｂ３２Ｂ 7/02 １０５ Ｂ３２Ｂ 7/02 １０５ Ｂ４１Ｍ 5/18 Ｈ (72)発明者 木村 義英 東京都新宿区上落合１丁目30番６号 日本 製紙株式会社商品開発研究所内 (72)発明者 福地 忠一 東京都新宿区上落合１丁目30番６号 日本 製紙株式会社商品開発研究所内 Ｆターム(参考） 2H026 AA07 AA28 BB02 BB21 DD01 DD48 DD58 FF01 FF17 FF29 4F100 AK21B AK73B AN02B AR00A BA02 CC00B DE04B DE04H GB90 HB00A JJ00A JK09A JL10A JL11B JL11H JM02B YY00A 4J004 AC01 DB01 FA01 4L055 AG47 AG63 AG64 AG76 AG94 AG96 AG97 AH37 AJ03 AJ08 EA06 FA21 FA22 FA30 GA12 GA42
Claims (1)
- 【請求項１】 支持体の片面に感熱記録層を設けた感熱
記録シートにおいて、感熱記録層側の面をJIS P8136に
規定される耐摩耗強さ試験方法に使用される装置にてし
ゅう動台を１０往復させたとき白色度が７．０％以上低
下せず、かつ、支持体の感熱記録層とは反対側の面に接
着剤を核物質としたマイクロカプセルを含有する接着層
を設けたことを特徴とするラベル用感熱記録シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11069555A JP2000263937A (ja) | 1999-03-16 | 1999-03-16 | 感熱記録シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11069555A JP2000263937A (ja) | 1999-03-16 | 1999-03-16 | 感熱記録シート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000263937A true JP2000263937A (ja) | 2000-09-26 |
Family
ID=13406115
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11069555A Pending JP2000263937A (ja) | 1999-03-16 | 1999-03-16 | 感熱記録シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000263937A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008024779A (ja) * | 2006-07-19 | 2008-02-07 | Nippon Paper Industries Co Ltd | 感圧接着性マイクロカプセル及びラベルシート |
| US10030173B2 (en) | 2014-02-17 | 2018-07-24 | Fujifilm Corporation | Pressure-sensitive adhesive microcapsule, pressure-sensitive adhesive microcapsule-containing liquid, gluing sheet and method for manufacturing same, and method for manufacturing laminate |
-
1999
- 1999-03-16 JP JP11069555A patent/JP2000263937A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008024779A (ja) * | 2006-07-19 | 2008-02-07 | Nippon Paper Industries Co Ltd | 感圧接着性マイクロカプセル及びラベルシート |
| US10030173B2 (en) | 2014-02-17 | 2018-07-24 | Fujifilm Corporation | Pressure-sensitive adhesive microcapsule, pressure-sensitive adhesive microcapsule-containing liquid, gluing sheet and method for manufacturing same, and method for manufacturing laminate |
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