JP2000263802A - インクジェット式記録装置 - Google Patents
インクジェット式記録装置Info
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- JP2000263802A JP2000263802A JP7608999A JP7608999A JP2000263802A JP 2000263802 A JP2000263802 A JP 2000263802A JP 7608999 A JP7608999 A JP 7608999A JP 7608999 A JP7608999 A JP 7608999A JP 2000263802 A JP2000263802 A JP 2000263802A
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Abstract
し、記録装置内部の広範囲の汚染、特に記録用紙の汚染
の問題を解決したインクジェット式記録装置を提供す
る。 【解決手段】往復移動可能となるようにキャリッジ上に
装填され、印刷デ−タに対応してインク滴を吐出するイ
ンクジェット式記録ヘッドを備えたインクジェット式記
録装置において、インク付着可能性を有する第1、第2
の部材40、41と、第1の部材40と第2の部材41
が当接する際の速度を抑える傾斜面43aが形成された
干渉部材43とを備えることを特徴としている。
Description
に移動する記録ヘッドを有し、印刷デ−タに基づいてイ
ンク滴を記録用紙に吐出して画像を印刷するインクジェ
ット式記録装置に関し、より詳細にはキャッピング装置
周りにおけるインクの飛散による汚染を未然に防止し得
るようにしたインクジェット式記録装置に関する。
ラフィック処理が比較的簡単に実行できるようになった
ため、ディスプレイに表示される例えばカラ−画像のハ
−ドコピ−を高品質で出力できる記録装置が求められて
いる。
ット式記録ヘッドを搭載した記録装置が提供されてい
る。このインクジェット式記録装置は、印刷時の騒音が
比較的小さく、しかも小さなドットを高い密度で形成で
きるため、カラ−印刷を含めた多くの印刷に使用されて
いる。
インク貯蔵手段からのインクの供給を受けるインクジェ
ット式記録ヘッドと、記録用紙を記録ヘッドに対して相
対的に移動させる紙送り手段を備え、印字信号に応じて
記録ヘッドを移動させながら記録用紙にインク滴を吐出
させてドットを形成することで記録が行われる。
上、記録ヘッドへのインクの充填や、またインク溶媒の
揮散による目詰まりを防止するために、記録ヘッドから
インクを強制的に吸引排出させる処理や、また印字デ−
タに関係がない駆動信号を供給してヘッドのノズル開口
からインク滴を吐出させる操作が行われている。
ンクの強制的な排出処理は、通常クリ−ニング操作と呼
ばれ、長時間の休止後に印刷を再開する場合や、またユ
−ザが記録ヘッドの目詰まりを解消するためにクリ−ニ
ングスイッチを押下した場合に、記録ヘッドをキャッピ
ング手段により封止して負圧を作用させてインク滴を排
出させ、その後にゴムなどの弾性板からなるクリ−ニン
グ部材により払拭するワイピング操作が伴う処理であ
る。
ンク滴を吐出させる操作は、通常フラッシング操作と呼
ばれ、クリ−ニング操作時にワイピング等でヘッドのノ
ズル開口近傍の不揃いのメニスカスを回復させたり、ま
た印刷中にインク滴の吐出が少ないノズル開口の目詰ま
りを防止する目的で一定周期ごとに実行させる操作であ
る。
うな記録ヘッドのクリ−ニング機能を備えたインクジェ
ット式記録装置においては、記録ヘッドがキャッピング
手段から離れる際、あるいは記録ヘッドがクリ−ニング
部材から離れる際に、インクが飛散することがある。こ
のインクの飛散は、キャッピング手段あるいはクリ−ニ
ング部材近傍の狭い範囲に限定され、記録用紙等を汚す
ことはない。しかしながら、飛散したインクが、前記キ
ャッピング手段の側壁、クリ−ニング部材の側壁等に付
着することがあった。
あっては小型化の要請から、キャッピング手段とクリ−
ニング部材を近接して配置し、記録ヘッドをキャッピン
グ手段により封止して負圧を作用させてインク滴を排出
させ、その後記録ヘッドをキャッピング手段から離し、
記録ヘッドを移動させゴムなどの弾性板からなるクリ−
ニング部材によりワイピング操作を行っている。
ング手段は、クリ−ニング部材の側壁に当接させること
により、その位置が規定されるように構成されている。
リ−ニング部材の側壁にインクが付着した状態におい
て、ワイピング動作に移ると、キャッピング手段はクリ
−ニング部材に当接するため、それら側壁に付着したイ
ンクは瞬間的に押圧され、より遠くに飛散する。その結
果、機器内部を広範囲に汚染するのみならず、記録用紙
を汚すことがあった。
たものであって、前記したようなインク飛散を発生させ
るような現象を解消し、記録装置内部の広範囲の汚染、
特に記録用紙の汚染の問題を解決したインクジェット式
記録装置を提供することを目的とするものである。
になされた本発明は、往復移動可能となるようにキャリ
ッジ上に装填され、印刷デ−タに対応してインク滴を吐
出するインクジェット式記録ヘッドを備えたインクジェ
ット式記録装置において、インク付着可能性を有する第
1、第2の部材と、第1の部材と第2の部材が当接する
際の速度を抑える傾斜面が形成された干渉部材とを備え
ることを特徴としている。
接する際の速度を抑える傾斜面が形成された干渉部材が
設けられているため、第1、第2の部材が当接する際の
衝撃を緩和することができると共に、接触面積を小さく
することができる。
付着したインクが遠くに飛散することはなく、機器内部
の広範囲の汚染を防止でき、記録用紙の汚染を防止する
ことができる。
動に移動する際に、第1の部材あるいは第2の部材の端
部が前記傾斜面に当接した状態で、移動することが望ま
しい。また、前記干渉部材の傾斜面の角度が、水平もし
くは上下動の移動方向に対して30°乃至60°なされ
ていることが望ましい。
えると、第1の部材あるいは第2の部材の移動方向にお
ける干渉部材の幅が大きくなり、装置全体が大型化す
る。一方、干渉部材の傾斜面の角度が30°未満になる
と、干渉部材が干渉部材の移動方向に大きくなり、装置
全体が大型化する。そのため、前記したように前記干渉
部材の傾斜面の角度は30°乃至60°であることが好
ましい。
経路上に進退可能となるように配置され、記録ヘッドの
移動経路上に進入した状態において記録ヘッドのノズル
開口面をワイピングするクリ−ニング部材であり、第1
の部材は、前記記録ヘッドを封止すると共に、吸引ポン
プからの負圧を受けて記録ヘッドからインクを吸引する
ためのキャッピング手段であり、第2の部材は、プラテ
ンであり、前記キャッピング手段の側壁が当接するクリ
−ニング部材の側壁を傾斜面としたことが望ましい。
接するクリ−ニング部材の側壁を傾斜面としたため、キ
ャッピング手段がクリ−ニング部材に当接する際の衝撃
を緩和することができると共に、接触面積を小さくする
ことができる。
ニング部材側壁に付着したインクが遠くに飛散すること
はなく、機器内部の広範囲の汚染を防止でき、記録用紙
の汚染を防止することができる。
たクリ−ニング部材の幅が後端部側から先端部側に向か
って徐々に狭くなるように、前記クリ−ニング部材側壁
の傾斜面が形成されていることが望ましい。
クリ−ニング部材が記録ヘッドの移動経路から待避する
際、機械的な抵抗をあまり受けることなく、クリ−ニン
グ部材を移動させることができる。
設された溝が形成されていることが望ましく、また前記
キャッピング手段が当接するプラテン側端部に、側壁の
高さ方向に延設された溝が形成されていることが望まし
い。
テン側端部の側壁に、側壁の高さ方向に延設された溝が
形成されているため、クリ−ニング部材の側壁、プラテ
ン側端部の側壁に付着したインクは下方に流れるため、
インクの飛散を抑制することができる。
るいはV字形状に形成されていることが望ましい。特
に、溝の断面形状がV字形状の場合には、インクはより
下方に流れ易いため、インクの飛散を抑制することがで
きる。
ラテン側端部にはインク吸収部材が形成されていること
が望ましい。このようにインク吸収部材が形成されてい
るため、インクの飛散量を抑制することができる。
ト式記録装置について、図1乃至図8に示す実施の形態
に基づいて説明する。
式記録装置において、ヘッドクリ−ニングを実行する状
態を示したものであり、記録ヘッドがキャップ部材によ
って封止されている状態を示している。なお、図1及び
以下の図5、7中、記録ヘッドの図示は省略されてい
る。また図2は図1の側面図である。図3はクリ−ニン
グ部材の斜視図であり、図4はプラテン側端部の斜視図
である。図5は、ワイピング動作におけるキャッピング
手段の位置関係を示した平面図である。図6は図5の側
面図である。図7は、印字時におけるキャッピング手段
の位置関係を示した平面図である。図8は図7の側面図
である。
ジ1はガイドロッド2に案内されてプラテン(用紙ガイ
ド板)3に対向して平行に移動するように構成されてい
る。
(図示せず)により駆動されるタイミングベルト(図示
せず)の一部に結合されて、ガイドロッド2に沿って往
復移動されるように構成されている。
ラテン3の上面に配置された記録媒体としての記録用紙
4に対向するように搭載されており、記録ヘッド5に対
してインクが導入され、印刷デ−タに対応してプラテン
3上の記録用紙4にインク滴を吐出して印刷することが
できるように構成されている。
手段としてのキャッピング装置6は、記録装置の非印刷
領域に配置されており、記録ヘッド5のノズル開口面を
密封空間で封止できるサイズのキャップ部材7を備え、
非印字時に記録ヘッド5のノズルプレ−トを封止してノ
ズル開口のインクの乾燥を防止する機能と、吐出能力回
復操作時にポンプユニット(図示せず)から負圧の供給
を受けて記録ヘッド5からインクを強制的に排出させる
機能とを備えている。
ップ部材7には、図1に示すようにインク吸引口7aが
形成され、前記インク吸引口7aにはチュ−ブ(図示せ
ず)の一端が接続され、前記チュ−ブの他端は、図示し
ない吸引ポンプに接続されている。また、キャップ部材
7には、大気開放口7bが形成され、その大気開放口7
bにはチュ−ブ17の一端が接続され、チュ−ブ17の
他端はバルブ18に接続されている。
ノズル開口を封止し、またクリ−ニング指令を受けた場
合にはそれぞれ吸引ポンプとしてのポンプユニット(図
示せず)による負圧が適宜印加され、記録ヘッド5から
インクを強制的に排出させることができ、またインクの
強制的排出終了後には前記負圧を解除することができる
ように構成されている。
シ−ト7cが収容され、吸引したインクが飛散しないよ
うに構成されている。
a、16b、16c、16dを介して上下動可能に取付
けられたキャップ受け部材8に収容されている。このキ
ャップ受け部材8の係合部8a、8bがスライダ9の係
止部材9c、9dに係止されることにより、キャップ受
け部材8の上方向の移動は規制される。更にキャップ受
け部材8の印刷領域側には、クリ−ニング部材20と当
接する当接部8dが設けられている。
され、前記長穴13にはフレ−ム10に対して回動可能
なア−ム11に設けられた軸12が移動可能に収容され
ている。これにより、スライダ9はフレ−ム10に対し
てア−ム11を介して円弧状軌跡をもって立ち上げるこ
とができる。
端部両側にガイド片9aが形成されていて、フレ−ム1
0の案内面14に支持されている。
に低所部14aが、また後端部に水平な高所部14b
が、さらにこれらを接続する傾斜部14cの3つの領域
が形成されている。
aには、一端がフレ−ム10に固定された引っ張りバネ
15の他端が固定されていて、常時印刷領域方向で、か
つ記録ヘッド5から離反する方向、この実施例では下方
に付勢されている。
キャッピング装置6の直上に移動した際、キャリッジ1
に配置された係合体1aがスライダ9の一部に取り付け
られた係合部9bに当接することで、スプリング15の
引張力に抗しながら、スライダ9はア−ム11を介して
立ち上がり、キャップ受け部材8上に搭載されたキャッ
プ部材7がキャリッジ1に配置された記録ヘッド5を封
止することができるように構成されている。
ルブ18が搭載され、このバルブ18は弁体19aによ
って開閉がなされるように構成されている。この弁体1
9aは、スプリング19bによって常時バルブ18を閉
塞する状態になしている。また前記弁体19aは弁棒1
9cと一体に形成され、前記弁棒19cの端部がフレ−
ム10に当接することにより、スプリング19bの反発
力に抗しながら、バルブ18を開放するように構成され
ている。
7に隣接する印字領域側には、キャリッジ1の移動に伴
ってキャリッジ1に搭載された前記記録ヘッド5のノズ
ル開口面をワイピングする、例えばゴム性のワイパ−ブ
レ−ド21を備えたクリ−ニング部材20が樹立されて
いる。
ヘッド5はこのクリ−ニング部材20により、そのイン
ク吸引前においてノズルプレ−トに付着している塵埃や
紙粉などが除去され、またインク吸引後においてノズル
プレ−トに付着しているインクが払拭される。
グ部材駆動ユニット(図示せず)により記録ヘッド5の
移動経路上のワイピング位置に対して侵入または退避で
きるように構成されている。
動経路に沿ったクリ−ニング部材2の幅が後端部側20
bから先端部側20cに向かって徐々に狭くなるよう
な、傾斜面20aがクリ−ニング部材側壁に形成されて
いる。すなわち、キャップ受け部材8の当接部8dは、
クリ−ニング部材20の前記傾斜面20aの一部と当接
するように構成されている。
8dが傾斜面20aに当接するように構成されているた
め、キャップ受け部材8の当接時の衝撃を緩和すること
ができる。また、キャップ受け部材8の当接部8dは、
クリ−ニング部材20の傾斜面20aの一部と当接する
ため、キャップ受け部材8の側壁とクリ−ニング部材2
0の側壁(傾斜面)に付着したインクの挟込み(押圧)
を抑制することができる。その結果、付着したインクの
飛散量を少なくすることができると共に、飛散範囲を限
定された狭い範囲とすることができる。
印字側端部3aには、プラテンの端部3aの側壁の高さ
方向に延設された複数の溝30が形成されている。前記
溝30の断面は、矩形形状になされている。この溝30
の上端部は、プラテン3の上面に臨んでいる。また溝3
0の下端部は、キャップ受け部材8が当接する部分より
下方まで形成されている。
dが当接するプラテン端部3aの側壁に溝30が設けら
れているため、プラテン端部3aの側壁に付着したイン
クは溝30によって下方に流れる。また前記溝30によ
って、キャップ受け部材8の側壁8dと当接する面積は
減少する。
ラテン端部3aの側壁に付着したインクの飛散量を少な
くできる共に、飛散する範囲を限定された狭い範囲とす
ることができる。
る。
図2に示すように、スライダ9は引っ張りバネ15の張
力に抗してア−ム11を回動させながら斜め方向に移動
する。このとき、案内面14の高所部14bによりキャ
ップ受け部材8が、記録ヘッド5の面に平行となるよう
に位置決めされるため、キャリッジ1に設けられた記録
ヘッド5の面に若干の段差が存在しても、圧縮バネ16
a〜16dが縮むことによってキャップ部材7が記録ヘ
ッド5を確実に封止する。
止が完了した段階で、常時バルブ18は閉じられている
ため、キャップ部材7は大気との連通が断たれて気密状
態となり、ノズル開口からのインクの蒸発を抑制して長
時間の間、目づまりを防止する。このとき、クリ−ニン
グ部材は図2に示すように記録ヘッド5の移動経路上に
進入した状態に配置されている。
が生じた場合や、またカ−トリッジの交換等により、記
録ヘッド5から強制的にインクを排出する場合には、前
記キャッピング状態でポンプユニットを作動させる。こ
れにより、キャップ部材7内に負圧が作用して、ノズル
開口からインクが吸い出される。これによりノズル開口
の近傍に付着している塵埃や紙粉が洗浄され、さらには
記録ヘッド5内の気泡がインクと共にキャップ部材7に
排出される。記録ヘッド5から排出されたインクはイン
ク吸収シ−ト7cに吸収され、記録ヘッド5へのインク
付着を防止すると共に、また強制吐出時のインクの跳ね
返りを減少させることができる。
了した後、キャリッジ1を更に印字領域と反対側に移動
させて、弁体19を移動させることにより、バルブ18
を開放してキャップ部材7の大気開放口7bを大気に連
通させる。
させるとキャップ部材7に作用した負圧は大気開放口7
bから空気を取り込んで、記録ヘッド5のノズル開口に
無用な負圧を作用させることなく、インク吸収シ−ト7
cやまたキャップ部材7に残留しているインクをポンプ
ユニットに連通するインク吸引口7aに吸い寄せて外部
に排出する。
した段階でポンプユニットを停止させ、記録ヘッド5を
印刷領域方向に移動させると、この移動の過程でスライ
ダ9は、フレ−ム10の斜面14にガイドされて中央部
をア−ム11の回動で支持されながら降下する。そし
て、キャップ受け部材8の側壁が、図5、6に示すよう
に記録ヘッド5の移動経路上に進入したクリ−ニング部
材20に当接することによって、スライダ9の移動は停
止し、その位置に規制される。
接部8d)は、クリ−ニング部材20の前記傾斜面20
aの一部と当接するため、キャップ受け部材8の当接時
の衝撃は緩和される。また、キャップ受け部材8の当接
部8dは、クリ−ニング部材20の前記傾斜面20aの
一部と当接するため、キャップ受け部材8の側壁とクリ
−ニング部材20の側壁(傾斜面)に付着したインクの
挟込み(押圧)を抑制することができる。その結果、付
着したインクの飛散量を少なくすることができると共
に、飛散範囲を限定された狭い範囲とすることができ
る。
移動することによって、記録ヘッド5のノズルプレ−ト
面の清掃がなされる。
が終了し、クリ−ニング部材20が記録ヘッド5の移動
経路上から待避すると、図7、8に示すように、スライ
ダ9はキャップ受け部材8の側壁が、プラテン端部3a
に当接することによって、スライダ9の移動は停止し、
その位置に規制される。
の移動経路上から待避する際、キャップ受け部材8の側
壁は傾斜面20aと当接しているため、キャップ受け部
材8から機械的抵抗を受けることなく、クリ−ニング部
材20は移動する。
材8の側壁との当接する部分には溝30が設けられてい
るため、たとえプラテン端部3aとキャップ受け部材8
の側壁とにインクが付着したとしても、付着したインク
は下方に流れるため、インクの飛散量は抑制される。ま
た、プラテン端部3aとキャップ受け部材8の側壁との
接触面積が前記溝30によって減少するため、飛散範囲
も限定されたものとなる。その結果、機器内部の広範囲
の汚染を防止でき、記録用紙を汚すこともない。
0に基づいて説明する。
材20側壁(傾斜面20a)の高さ方向に複数の溝31
が形成されている点に特徴がある。前記溝31の断面は
矩形形状になされている。そして、この溝31の上端部
は、クリ−ニング部材20のワイパ−ブレイド21の取
付面に臨んでいる。また溝31の下端部は、キャップ受
け部材8が当接する部分より下方まで形成されている。
面、クリ−ニング部材20側壁(傾斜面20a)に付着
下インクは、前記溝31を伝わって下方に流れるため、
飛散インク量を減少させることができる。
形形状であるが、その断面形状が開拡したV字形状とし
ても良い。このようなV字形状の溝にあっては、矩形形
状の溝に比べて側壁に付着したインクがより下方に流れ
易く、クリ−ニング部材側壁に付着するインク量を減少
させることができる。
ニング部材20側壁(傾斜面20a)にインク吸収部材
32を貼付け等の手段によって形成したものである。こ
のようにインク吸収部材が形成されているため、クリ−
ニング部材20側壁に付着したインクを吸収でき、イン
クの飛散量を抑制できると共に、その飛散範囲を減少さ
せることができる。
ング部材に当接する部材として、キャップ受け部材が当
接する場合について説明したが、例えばクリ−ニング部
材に対して、スライダの端部が当接する場合にも適用す
ることができる。また本発明は、図11に示すように、
インク付着可能性を有する第1、第2の部材40、41
を有し、第1の部材40と第2の部材41が当接する構
成を備えるインクジェット式記録装置に適用することが
できる。即ち、図11に示すインクジェット式記録装置
にあっては、インク付着可能性を有する第1、第2の部
材40、41と、第1の部材40と第2の部材41が当
接する際の速度を抑える傾斜面43aが形成された干渉
部材43とを備えている。そして、バネ42によって第
2の部材41が移動すると、第2の部材41の端部は干
渉部材43の傾斜面43aに当接し、その後、第2の部
材41の端部が前記傾斜面43aに当接した状態で、干
渉部材43と第2の部材41移動し、第2の部材41の
移動速度は抑えられる。
の衝撃を緩和することができると共に、接触面積を小さ
くすることができ、第1、第2の部材、干渉部材に付着
したインクが遠くに飛散することはなく、機器内部の広
範囲の汚染を防止でき、記録用紙の汚染を防止すること
ができる。
向に対して30°乃至60°なされている。前記干渉部
材の傾斜面の角度が60°を越えると、第1の部材ある
いは第2の部材の移動方向における干渉部材の幅が大き
くなり、装置全体が大型化する。一方、干渉部材の傾斜
面の角度が30°未満になると、干渉部材が干渉部材の
移動方向に大きくなり、装置全体が大型化する。そのた
め、前記したように前記干渉部材の傾斜面の角度は30
°乃至60°に形成されている。また前記干渉部材は、
第2の部材41の移動面と同一面、即ち水平方向に移動
するものであってもよく、また第2の部材41の移動面
と垂直面、即ち上下方向に移動するものであってもよ
い。
つのインクジェット式記録装置を用いて説明したが、本
発明は特にこれに限定されるものではなく、2以上の記
録ヘッド、2以上のキャップ部材を備えたインクジェッ
ト式記録装置に適用することができる。
受け部材が圧縮バネを介してスライダに装着されている
インクジェット式記録装置を用いて説明したが、特にこ
れに限定されるものではなく、キャップ受け部材が圧縮
バネを介してホルダ−に装着され、そのホルダ−がスラ
イダに装着されるインクジェット式記録装置にも適用す
ることができる。
かかるインクジェット式記録装置によれば、第1の部材
と第2の部材が当接する際の速度を抑える傾斜面が形成
された干渉部材が設けられているため、第1の部材と第
2の部材との当接時の衝撃を緩和することができる。
内部の広範囲の汚染を防止でき、記録用紙を汚すことも
ない。
におけるキャッピング手段の構成を示した平面図であ
る。
る。
る。
置関係を示した平面図である。
示した平面図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 往復移動可能となるようにキャリッジ上
に装填され、印刷デ−タに対応してインク滴を吐出する
インクジェット式記録ヘッドを備えたインクジェット式
記録装置において、インク付着可能性を有する第1、第
2の部材と、第1の部材と第2の部材が当接する際の速
度を抑える傾斜面が形成された干渉部材とを備えること
を特徴とするインクジェット式記録装置。 - 【請求項2】 前記干渉部材が水平もしくは上下動に移
動する際に、第1の部材あるいは第2の部材の端部が前
記傾斜面に当接した状態で、移動することを特徴とする
請求項1に記載されたインクジェット式記録装置。 - 【請求項3】 前記干渉部材の傾斜面の角度が、水平も
しくは上下動の移動方向に対して30°乃至60°なさ
れていることを特徴とする請求項1または請求項2に記
載されたインクジェット式記録装置。 - 【請求項4】 前記干渉部材は、記録ヘッドの移動経路
上に進退可能となるように配置され、記録ヘッドの移動
経路上に進入した状態において記録ヘッドのノズル開口
面をワイピングするクリ−ニング部材であり、 第1の部材は、前記記録ヘッドを封止すると共に、吸引
ポンプからの負圧を受けて記録ヘッドからインクを吸引
するためのキャッピング手段であり、 第2の部材は、プラテンであり、前記キャッピング手段
の側壁が当接するクリ−ニング部材の側壁を傾斜面とし
たことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれかに
記載されたインクジェット式記録装置。 - 【請求項5】 前記記録ヘッドの移動経路に沿ったクリ
−ニング部材の幅が後端部側から先端部側に向かって徐
々に狭くなるように、前記クリ−ニング部材側壁の傾斜
面が形成されていることを特徴とする請求項4に記載さ
れたインクジェット式記録装置。 - 【請求項6】 前記傾斜面には側壁の高さ方向に延設さ
れた溝が形成されていることを特徴とする請求項4また
は請求項5に記載されたインクジェット式記録装置。 - 【請求項7】 前記キャッピング手段が当接するプラテ
ン側端部に、側壁の高さ方向に延設された溝が形成され
ていることを特徴とする請求項4または請求項5に記載
されたインクジェット式記録装置。 - 【請求項8】 前記溝は、断面形状が矩形形状、あるい
はV字形状に形成されていることを特徴とする請求項6
または請求項7に記載されたインクジェット式記録装
置。 - 【請求項9】 前記傾斜面にはインク吸収部材が形成さ
れていることを特徴とする請求項4または請求項5に記
載されたインクジェット式記録装置。 - 【請求項10】 前記キャッピング手段が当接するプラ
テン側端部には、インク吸収部材が形成されていること
を特徴とする請求項4または請求項5に記載されたイン
クジェット式記録装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP7608999A JP3675214B2 (ja) | 1999-03-19 | 1999-03-19 | インクジェット式記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7608999A JP3675214B2 (ja) | 1999-03-19 | 1999-03-19 | インクジェット式記録装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP2000263802A true JP2000263802A (ja) | 2000-09-26 |
JP3675214B2 JP3675214B2 (ja) | 2005-07-27 |
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