JP2000262104A - 管理機 - Google Patents

管理機

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JP2000262104A
JP2000262104A JP11074919A JP7491999A JP2000262104A JP 2000262104 A JP2000262104 A JP 2000262104A JP 11074919 A JP11074919 A JP 11074919A JP 7491999 A JP7491999 A JP 7491999A JP 2000262104 A JP2000262104 A JP 2000262104A
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JP
Japan
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transmission case
transmission
axle
engine
working machine
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JP11074919A
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English (en)
Inventor
Masanori Nakano
将憲 中野
Hiromitsu Hayata
裕光 早田
Keiji Kamimura
慶治 上村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 機体幅の縮少並びにエンジン(11)
取付け構造のコスト低減及び軽量化などを図る。 【解決手段】 走行輪(1)を装設させるミッション
ケース(2)の後方斜上方に操向ハンドル(5)を設け
る歩行作業用の管理機において、前記ミッションケース
(2)上面の略水平面(10)にエンジン(11)を載
置させたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば中耕除草また
は耕耘作業などを行う歩行型の管理機に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】従来、走行輪を装設さ
せるミッションケースの後方斜上方に操向ハンドルを設
けて歩行作業を行う技術があるが、ミッションケースに
エンジン台を取付けてエンジンを載せる構造では、エン
ジン台を省いて軽量化並びに製造コスト低減などを容易
に行い得ないと共に、作業機駆動用のPTO軸をミッシ
ョンケースの高所に設ける構造では、エンジンと反対側
のミッションケース後方の作業者歩行位置近くに作業機
を設ける必要があり、操向ハンドルの前後長さを短くし
て機体前後幅のコンパクト化を図ると、作業者の足が作
業機のロータリ刃などに接触する不具合があり、機体の
軽量小型化並びに伝動構造の簡略化などを容易に図り得
ない等の問題がある。また、高速回転が必要で小石など
が飛散し易い草刈作業機の取付並びに駆動構造の簡略化
を容易に行い得ない等の問題がある。
【0003】
【課題を解決するための手段】然るに、本発明は、走行
輪を装設させるミッションケースの後方斜上方に操向ハ
ンドルを設ける歩行作業用の管理機において、前記ミッ
ションケース上面の略水平面にエンジンを載置させたも
ので、ミッションケース上面を従来エンジン台として兼
用してエンジンを装着し得、エンジンとミッションケー
スによって形成する機体幅の縮少並びにエンジン取付け
構造のコスト低減及び軽量化などを容易に図り得るもの
である。
【0004】また、ミッションケース後側を下方に突出
させて下部に車軸を軸支させて走行輪を設け、ミッショ
ンケース前側に作業機駆動用のPTO軸を軸支させたも
ので、ミッションケースを側面視で横向きL形に形成し
て両端部に車軸とPTO軸を離間させて配置し得、ミッ
ションケースの上下幅縮少及び軽量化並びに機体重心低
下などを容易に行い得ると共に、ミッションケースの小
型化並びに車軸及びPTO軸の伝動スペースの確保など
を容易に図り得るものである。
【0005】また、エンジン駆動力を伝えるミッション
ケースの入力軸前方にPTO軸を設けて作業機に連結さ
せると共に、前記入力軸の下方に車軸を設けて走行輪を
軸支させたもので、入力軸を中心に車軸とPTO軸の伝
動スペースを縦方向と横方向に分けて形成し得、ミッシ
ョンケースの小型化並びに操向ハンドル荷重の軽減など
を容易に図り得るものである。
【0006】また、ミッションケース後部の上下延設部
に走行変速機構を設け、ミッションケース前部の前後延
設部にPTO変速機構を設けたもので、ミッションケー
スの入力軸に対して低位置に車軸を設けて走行変速機構
を配置し得、前記入力軸と略同一高さ位置にPTO軸を
設けてPTO変速機構を配置し得、ミッションケースの
小型化並びに前記各変速機構の設置スペースの確保及び
組立分解作業性の向上などを容易に図り得るものであ
る。
【0007】また、ミッションケースに設ける油圧変速
機をエンジンの下方に配設させ、前記油圧変速機の下方
に車軸を配設させたもので、上方のエンジンから中間の
油圧変速機を介して下方の車軸に走行駆動力を縦方向に
伝達し得、ミッションケース及び油圧変速機の取付け構
造の小型化並びに車軸を中心とする前後左右方向の機体
重量バランスの向上などを容易に図り得るものである。
【0008】また、正逆転の切換によって耕耘作業と草
刈作業を行う切削ロータリ刃を作業機に設け、切削ロー
タリ刃を正転または逆転させ乍ら前進走行させるように
構成したもので、切削ロータリ刃の正逆転切換だけで同
一の作業機によって耕耘と草刈を行い得ると共に、適正
耕耘深さと適正草刈高さを容易に設定し得、管理作業範
囲の拡大並びに取扱い操作性の向上などを容易に図り得
るものである。
【0009】また、畦立などを行う後作業機を着脱自在
に取付ける後ヒッチをミッションケース後面に設けたも
ので、走行輪の前方の作業機と後方の後作業機とによっ
て耕耘と畦立などの一連の作業を行わせ得、走行輪の前
方または後方に集中させて作業機を配備する不具合をな
くし得、走行輪を中心とする機体前後バランスの向上並
びに操向ハンドル荷重の軽減などを容易に図り得るもの
である。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて詳述する。図1乃至図7に示す如く、左右一対の
走行輪(1)をミッションケース(2)に車軸(3)を
介して装設させ、ミッションケース(2)後部にハンド
ル台(4)下部を固定させ、ハンドル台(4)上部に操
向ハンドル(5)を連結させ、ミッションケース(2)
の後方斜上方に操向ハンドル(5)を設け、変速レバー
(6)、クラッチレバー(7)PTOレバー(8)など
を操向ハンドル(5)の操作部(9)に取付けると共
に、前記ミッションケース(2)上面の略水平面(1
0)にエンジン(11)を上載させて固定させ、エンジ
ン(11)出力を無段変速する油圧変速機(12)をミ
ッションケース(2)後部の側面に固定させ、テンショ
ンクラッチ(13)を介して張設させるベルト(14)
及びプーリ(15)(16)を介してエンジン(11)
の出力軸(17)に油圧変速機(12)の入力軸(1
8)を連結させる。
【0011】また、前記ミッションケース(2)を側面
視L形に形成して後側を下方に突出させ、ミッションケ
ース(2)後側の下部に車軸(3)を軸支させ、ミッシ
ョンケース(2)後部の上下延設部(19)に走行変速
機構(20)を設け、車軸(3)の略直上に入力軸(1
8)を配設させ、入力軸(18)の略直上に出力軸(1
7)を配設させるもので、エンジン(11)の下方に油
圧変速機(12)を配設させ、油圧変速機(12)の下
方に車軸(3)を配設させ、エンジン(11)の駆動力
を上方から下方に伝えて走行輪(1)を駆動させる。
【0012】さらに、前記ミッションケース(2)前側
を前方に突出させて前部にPTO軸(21)を軸支さ
せ、伝動ケース(22)とサイドフレーム(23)をミ
ッションケース(2)前部に固定させ、伝動ケース(2
2)及びサイドフレーム(23)を介して作業機(2
4)を設け、ミッションケース(2)前側に作業機(2
4)を装設させるもので、伝動ケース(22)とサイド
フレーム(23)にロータリ軸(25)の両端部を回転
自在に軸支させ、耕耘と草刈に兼用する複数の切削ロー
タリ刃(26)をロータリ軸(25)に取付け、各切削
ロータリ刃(26)の上面及び左右をロータリカバー
(27)によって閉塞させ、前記作業機(24)を構成
する。また、前記ミッションケース(2)前部の前後延
設部(28)にPTO変速機構(29)を設け、前記入
力軸(18)前方にPTO軸(21)を設けて作業機
(24)のロータリ軸(25)に連結させ、走行輪
(1)前進と同一方向回転の切削ロータリ刃(26)正
転によって耕耘作業を行わせる一方、切削ロータリ刃
(26)の逆転によって草刈作業を行わせる。
【0013】さらに、前記作業機(24)の耕耘作業と
同時に畦立作業を行わせる後作業機(30)を備え、ミ
ッションケース(2)後面の後ヒッチ(31)にヒッチ
ピン(32)を介して後作業機(30)を着脱自在に設
けると共に、ヒッチピン(32)回りに回転させて昇降
自在に後作業機(30)を後ヒッチ(31)に取付け、
昇降切換ピン(33)の差し換えにより、後作業機(3
0)を下降着地させて畦立作業位置に支持させたり、ハ
ンドル台(4)後側に後作業機(30)を持上げて非作
業位置に支持させる。また、前記エンジン(11)後側
のハンドル台(4)に燃料タンク(34)を設ける。
【0014】上記から明らかなように、走行輪(1)を
装設させるミッションケース(2)の後方斜上方に操向
ハンドル(5)を設ける歩行作業用の管理機において、
前記ミッションケース(2)上面の略水平面(10)に
エンジン(11)を載置させ、ミッションケース(2)
上面を従来エンジン台として兼用してエンジン(11)
を装着し、エンジン(11)とミッションケース(2)
によって形成する機体幅の縮少並びにエンジン(11)
取付け構造のコスト低減及び軽量化などを図ると共に、
ミッションケース(2)後側を下方に突出させて下部に
車軸(3)を軸支させて走行輪(1)を設け、ミッショ
ンケース(2)前側に作業機(24)駆動用のPTO軸
(21)を軸支させ、ミッションケース(2)を側面視
で横向きL形またはレ形に形成して両端部に車軸(3)
とPTO軸(21)を離間させて配置し、ミッションケ
ース(2)の上下幅縮少及び軽量化並びに機体重心低下
などを行うと共に、ミッションケース(2)の小型化並
びに車軸(3)及びPTO軸(21)の伝動スペースの
確保などを図る。
【0015】また、エンジン(11)駆動力を伝えるミ
ッションケース(2)の入力軸(18)前方にPTO軸
(21)を設けて作業機(24)に連結させると共に、
前記入力軸(18)の下方に車軸(3)を設けて走行輪
(1)を軸支させ、入力軸(18)を中心に車軸(3)
とPTO軸(21)の伝動スペースを縦方向と横方向に
分けて形成し、ミッションケース(2)の小型化並びに
操向ハンドル(5)荷重の軽減などを図ると共に、ミッ
ションケース(2)後部の上下延設部(19)に走行変
速機構(20)を設け、ミッションケース(2)前部の
前後延設部(28)にPTO変速機構(29)を設け、
ミッションケース(2)の入力軸(18)に対して低位
置に車軸(3)を設けて走行変速機構(20)を配置
し、前記入力軸(18)と略同一高さ位置にPTO軸
(21)を設けてPTO変速機構(29)を配置し、ミ
ッションケース(2)の小型化並びに前記各変速機構
(20)(29)の設置スペースの確保及び組立分解作
業性の向上などを図るもので、ミッションケース(2)
に設ける油圧変速機(12)をエンジン(2)の下方に
配設させ、前記油圧変速機(12)の下方に車軸(3)
を配設させ、上方のエンジン(11)から中間の油圧変
速機(12)を介して下方の車軸(3)に走行駆動力を
縦方向に伝達し、ミッションケース(2)及び油圧変速
機(12)の取付け構造の小型化並びに車軸(3)を中
心とする前後左右方向の機体重量バランスの向上などを
図る。また、前記上下延設部(19)を後方傾斜させる
後傾姿勢に形成し、上下延設部(19)上部の油圧変速
機(12)よりも車軸(3)を機体前方に配置させ、車
軸(3)の略直上にミッションケース(2)などの機体
重心を位置させ、車軸(3)を中心とする機体の重量の
前後バランスを平衡させ、操向ハンドル(5)操作荷重
を低減させると共に、機体の走行姿勢を安定させてい
る。
【0016】また、正逆転の切換によって耕耘作業と草
刈作業を行う切削ロータリ刃(26)を作業機(24)
に設け、切削ロータリ刃(26)を正転または逆転させ
乍ら前進走行させ、切削ロータリ刃(26)の正逆転切
換だけで同一の作業機(24)によって耕耘と草刈を行
うと共に、適正耕耘深さと適正草刈高さを設定し、管理
作業範囲の拡大並びに取扱い操作性の向上などを図ると
共に、畦立などを行う後作業機(30)を着脱自在に取
付ける後ヒッチ(31)をミッションケース(2)後面
に設け、走行輪(1)の前方の作業機(24)と後方の
後作業機(30)とによって耕耘と畦立などの一連の作
業を行わせ、走行輪(1)の前方または後方に集中させ
て作業機(24)(30)を配備する不具合をなくし、
走行輪(1)を中心とする機体前後バランスの向上並び
に操向ハンドル(5)荷重の軽減などを図る。また、前
低後高にミッションケース(2)の上下延設部(19)
を後傾させて下部に車軸(3)を設けかつ上部後面に後
ヒッチ(31)を設けるから、ミッションケース(2)
下部後側に後作業機(30)取付スペースを大きく形成
でき、またミッションケース(2)に対して後作業機
(30)を接近させて前後機幅を縮少でき、かつ作業者
の歩行スペースも確保し易い。
【0017】さらに、平面視門形のゲージフレーム(3
5)両端部を作業機(24)前方に突出させて左右ゲー
ジ輪(36)を方向転換自在に取付け、前記ゲージフレ
ーム(35)の門形中間部にフレーム台(37)を固定
させ、ピン孔(38)の差し換えによって調高範囲変更
自在に前記フレーム台(37)を調高アーム(39)に
固定させ、伝動ケース(22)及びサイドフレーム(2
3)に支軸(40)を介して調高アーム(39)を前後
方向に回動自在に取付けると共に、前記伝動ケース(2
2)に固定させる受台(41)に調高ハンドル(42)
を回転自在に取付け、調高アーム(39)に取付ける螺
着子(43)に調高ハンドル(42)のネジ(44)を
螺着させ、調高ハンドル(42)の回転操作によって支
軸(40)回りにゲージフレーム(35)を揺動させ、
ゲージ輪(36)を下降させて作業機(24)を草刈作
業位置に上昇支持させたり、ゲージ輪(36)を上昇さ
せて作業機(24)を耕耘作業位置に下降支持させる。
【0018】さらに、図4に示す如く、前記伝動ケース
(22)とサイドフレーム(23)に固定させるロータ
リカバー(27)前側に前面カバー(45)を備え、平
面視門形の前面カバー(45)両端部を伝動ケース(2
2)及びサイドフレーム(23)に支軸(46)を介し
て回転自在に取付け、バネ(47)によって前面カバー
(45)を下降支持させると共に、前面カバー(45)
に係合ピン(48)を固定させ、前記ゲージフレーム
(35)上面に上方から係合ピン(48)を当接させ、
支軸(40)回りにゲージフレーム(35)を耕耘位置
に上昇させる動作によって前面カバー(45)を上昇さ
せて退避させ、ゲージフレーム(35)を草刈位置に下
降させる動作によって前面カバー(45)を下降させて
ロータリカバー(27)前側を遮閉させる。
【0019】また、前記ロータリ軸(25)に爪台(4
9)を固定させ、爪台(49)に支軸(50)を介して
ロータリ刃(26)を回転自在に軸支させ、ロータリ軸
(25)回転時に遠心力によって放射線方向にロータリ
刃(26)を突出させ、支軸(50)回りの回転によっ
て衝撃を吸収させるロータリ刃(26)の高速逆転によ
って草刈を行わせると共に、前記爪台(49)に後退ス
トッパ(51)を固定させ、ロータリ軸(25)を正転
させて耕耘するとき、ロータリ刃(26)を後退ストッ
パ(51)に当接させ、耕耘抵抗に対してロータリ刃
(26)を後傾姿勢で固定支持させ、後退ストッパ(5
1)を介して後退角を形成してロータリ刃(26)を支
持させて耕耘抵抗を低減させ乍ら耕耘力(深さ)を確保
する。
【0020】上記から明らかなように、走行輪(1)を
装設させるミッションケース(2)の後方斜上方に操向
ハンドル(5)を設ける歩行作業用の管理機において、
前記ミッションケース(2)前部に伝動ケース(22)
を介して作業機(24)を取付け、作業機(24)を高
さ調節操作する調高ハンドル(42)を設け、作業機
(24)対地高さをミッションケース(2)の前側で変
更させると共に、調高ハンドル(42)操作によって作
業機(24)を希望高さに支持し、作業機(24)支持
構造の簡略化並びに作業機(24)支持高さ調節操作性
の向上などを行う。
【0021】また、正逆転の切換によって耕耘作業と草
刈作業を行う切削ロータリ刃(26)を作業機(24)
に設け、切削ロータリ刃(26)を正転または逆転させ
乍ら前進走行させ、切削ロータリ刃(26)の正逆転切
換だけで同一の作業機(24)によって耕耘と草刈を行
うと共に、適正耕耘高さと適正草刈高さを設定し、管理
作業範囲の拡大並びに取扱い操作性の向上などを図ると
共に、伝動ケース(24)にゲージフレーム(35)を
介してゲージ輪(36)を昇降自在に設け、作業機(2
4)調高操作によってゲージ輪(36)を昇降させ、走
行輪(1)とゲージ輪(36)の間に伝動ケース(2
2)とゲージフレーム(35)を介して作業機(24)
を支持させ、作業機(24)の伝動構造及び支持高さ構
造の簡略化を行うと共に、例えば高速回転が必要で小石
などが飛散し易い草刈と低速回転で行う耕耘の両方に兼
用可能な機体の軽量小型化などを図る。
【0022】また、作業機(24)前側に前面カバー
(45)を昇降自在に設け、ゲージフレーム(35)昇
降動作によって前面カバー(45)を昇降させ、例えば
作業機(24)を下降させる耕耘作業時に不要な前面カ
バー(45)が上昇し、また作業機(24)を上昇させ
る草刈作業時に前面カバー(45)を下降させて草また
は小石などの飛散を防止し、作業内容の変更によって前
面カバー(45)を昇降させる手間を省き、取扱い操作
性の向上などを図ると共に、最下降位置の伝動ケース
(22)に最上昇位置のゲージフレーム(35)を当接
させ、ゲージフレーム(35)のストッパとして高剛性
の伝動ケース(22)を兼用し、作業機(24)を最下
降させて行う深耕作業を安定良く行い、耕耘によって大
きな転動反力が生じても上方からの押付け力を大きくし
て対応でき、ゲージフレーム(35)支持構造の簡略化
並びに耕耘作業性の向上などを図る。
【0023】さらに、図8に示す如く、前記油圧変速機
(12)の変速出力軸(52)に、高低速切換ギヤ(5
3)と走行駆動チェン(54)とボールデフ機構(5
5)とで形成する前記走行変速機構(20)を介して、
左右の車軸(3)を連結させ、左右の走行輪(1)を前
進駆動させると共に、前記入力軸(18)に連結させる
PTO入力チェン(56)に爪クラッチ(57)を介し
ブレーキ板(58)を係脱自在に連結させ、ブレーキ板
(58)をPTO変速軸(59)に摺動自在に係合軸支
させ、高速逆転ギヤ(60)と低速正転チェン(61)
と正逆転切換爪クラッチ(62)を介してPTO変速軸
(59)に前記PTO軸(21)を連結させ、前記PT
O変速機構(29)を形成し、伝動ケース(22)の伝
動チェン(63)を介してPTO軸(21)にロータリ
軸(25)を連結させ、ロータリ刃(26)を低速で正
転させて耕耘作業を行う一方、ロータリ刃(26)を高
速で逆転させて草刈作業を行う。
【0024】さらに、前記PTO軸(21)に加圧板
(64)を係合軸支させ、前記爪クラッチ(57)を切
ったときにこの切操作によってブレーキ板(58)を加
圧板(64)に圧接させ、PTO変速軸(59)との摩
擦連結によってPTO軸(21)を制動してロータリ刃
(26)の慣性力による回転を減速させる。また、前記
無段変速機(12)の変速切換並びに高低速切換ギヤ
(53)の各操作を変速レバー(6)によって行い、テ
ンションクラッチ(13)の入切操作をクラッチレバー
(7)によって行うと共に、爪クラッチ(57)の係脱
と正逆転切換爪クラッチ(62)の係脱の各操作をPT
Oレバー(8)によって行い、走行輪(1)と作業機
(24)側にエンジン(11)動力を各別に伝えて駆動
し、耕耘作業時にロータリ刃(26)を回転させて一定
の耕深を確保した後、走行輪(1)を駆動して前進させ
ることにより、耕耘開始時の急発進(ダッシュ走行)を
防ぎ、耕深が浅くなるのを防止できる。
【0025】さらに、図9に示す如く、前記後退ストッ
パ(51)を筒形に形成し、正転と逆転の両方でロータ
リ刃(26)をストッパ(51)に当接させ、遠心力に
よるロータリ刃(26)の固定が不完全になる低速での
逆転によって草刈を行わせると共に、草刈の回転を低速
にすることによって耕耘との切換えを容易に行える。
【0026】さらに、図10に示す如く、前記作業機
(24)の左右幅中央に伝動ケース(22)を配置さ
せ、ロータリ軸(25)の中央に駆動力を伝えて左右の
ロータリ刃(26)を回転させるもので、サイドフレー
ム(23)を省いたり、伝動ケース(22)をミッショ
ンケース(2)によって一体形成し、作業機(24)の
コンパクト化並びに構成部品数の低減並びに軽量化など
を図ることができる。
【0027】
【発明の効果】以上実施例から明らかなように本発明
は、走行輪(1)を装設させるミッションケース(2)
の後方斜上方に操向ハンドル(5)を設ける歩行作業用
の管理機において、前記ミッションケース(2)上面の
略水平面(10)にエンジン(11)を載置させたもの
で、ミッションケース(2)上面を従来エンジン台とし
て兼用してエンジン(11)を装着でき、エンジン(1
1)とミッションケース(2)によって形成する機体幅
の縮少並びにエンジン(11)取付け構造のコスト低減
及び軽量化などを容易に図ることができるものである。
【0028】また、ミッションケース(2)後側を下方
に突出させて下部に車軸(3)を軸支させて走行輪
(1)を設け、ミッションケース(2)前側に作業機
(24)駆動用のPTO軸(21)を軸支させたもの
で、ミッションケース(2)を側面視で横向きL形に形
成して両端部に車軸(3)とPTO軸(21)を離間さ
せて配置でき、ミッションケース(2)の上下幅縮少及
び軽量化並びに機体重心低下などを容易に行うことがで
きると共に、ミッションケース(2)の小型化並びに車
軸(3)及びPTO軸(21)の伝動スペースの確保な
どを容易に図ることができるものである。
【0029】また、エンジン(11)駆動力を伝えるミ
ッションケース(2)の入力軸(18)前方にPTO軸
(21)を設けて作業機(24)に連結させると共に、
前記入力軸(18)の下方に車軸(3)を設けて走行輪
(1)を軸支させたもので、入力軸(18)を中心に車
軸(3)とPTO軸(21)の伝動スペースを縦方向と
横方向に分けて形成でき、ミッションケース(2)の小
型化並びに操向ハンドル(5)荷重の軽減などを容易に
図ることができるものである。
【0030】また、ミッションケース(2)後部の上下
延設部(19)に走行変速機構(20)を設け、ミッシ
ョンケース(2)前部の前後延設部(28)にPTO変
速機構(29)を設けたもので、ミッションケース
(2)の入力軸(18)に対して低位置に車軸(3)を
設けて走行変速機構(20)を配置でき、前記入力軸
(18)と略同一高さ位置にPTO軸(21)を設けて
PTO変速機構(29)を配置でき、ミッションケース
(2)の小型化並びに前記各変速機構(20)(29)
の設置スペースの確保及び組立分解作業性の向上などを
容易に図ることができるものである。
【0031】また、ミッションケース(2)に設ける油
圧変速機(12)をエンジン(2)の下方に配設させ、
前記油圧変速機(12)の下方に車軸(3)を配設させ
たもので、上方のエンジン(11)から中間の油圧変速
機(12)を介して下方の車軸(3)に走行駆動力を縦
方向に伝達でき、ミッションケース(2)及び油圧変速
機(12)の取付け構造の小型化並びに車軸(3)を中
心とする前後左右方向の機体重量バランスの向上などを
容易に図ることができるものである。
【0032】また、正逆転の切換によって耕耘作業と草
刈作業を行う切削ロータリ刃(26)を作業機(24)
に設け、切削ロータリ刃(26)を正転または逆転させ
乍ら前進走行させるように構成したもので、切削ロータ
リ刃(26)の正逆転切換だけで同一の作業機(24)
によって耕耘と草刈を行うことができると共に、適正耕
耘深さと適正草刈高さを容易に設定でき、管理作業範囲
の拡大並びに取扱い操作性の向上などを容易に図ること
ができるものである。
【0033】また、畦立などを行う後作業機(30)を
着脱自在に取付ける後ヒッチ(31)をミッションケー
ス(2)後面に設けたもので、走行輪(1)の前方の作
業機(24)と後方の後作業機(30)とによって耕耘
と畦立などの一連の作業を行わせることができ、走行輪
(1)の前方または後方に集中させて作業機(24)
(30)を配備する不具合をなくすことができ、走行輪
(1)を中心とする機体前後バランスの向上並びに操向
ハンドル(5)荷重の軽減などを容易に図ることができ
るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】全体の側面図。
【図2】前部側面図。
【図3】後部側面図。
【図4】作業機側面図。
【図5】全体の平面図。
【図6】前部平面図。
【図7】後部平面図。
【図8】駆動説明図。
【図9】図5の変形例を示す側面図。
【図10】図8の変形例を示す説明図。
【符号の説明】
(1) 走行輪 (2) ミッションケース (3) 車軸 (5) 操向ハンドル (10) 略水平面 (11) エンジン (12) 油圧変速機 (18) 入力軸 (19) 上下延設部 (20) 走行変速機構 (21) PTO軸 (24) 作業機 (26) 切削ロータリ刃 (28) 前後延設部 (29) PTO変速機構 (30) 後作業機 (31) 後ヒッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B60K 17/28 B60K 17/28 B 3D042 25/06 25/06 3D043 B62D 51/06 B62D 51/06 A // A01B 13/02 A01B 13/02 A (72)発明者 上村 慶治 大阪市北区茶屋町1番32号 ヤンマー農機 株式会社内 Fターム(参考) 2B032 AA04 CA01 CB01 2B033 AA06 AB01 AB11 AB18 AC05 AC08 BA01 BB04 BC03 CA01 CA21 CA27 DB01 ED01 ED04 ED20 2B034 AA07 AA09 BA02 BA06 BC05 BD01 BD04 BD07 HA02 HA16 HB17 HB26 JA07 JA18 JB02 3D035 CA19 CA25 CA26 3D037 BA05 CA01 CB34 CB36 CB37 3D042 AA06 AB13 BA02 BB02 3D043 AA06 AA10 AB13 BA04 BC04 BC09 CA03

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行輪を装設させるミッションケースの
    後方斜上方に操向ハンドルを設ける歩行作業用の管理機
    において、前記ミッションケース上面の略水平面にエン
    ジンを載置させたことを特徴とする管理機。
  2. 【請求項2】 ミッションケース後側を下方に突出させ
    て下部に車軸を軸支させて走行輪を設け、ミッションケ
    ース前側に作業機駆動用のPTO軸を軸支させたことを
    特徴とする請求項1に記載の管理機。
  3. 【請求項3】 エンジン駆動力を伝えるミッションケー
    スの入力軸前方にPTO軸を設けて作業機に連結させる
    と共に、前記入力軸の下方に車軸を設けて走行輪を軸支
    させたことを特徴とする請求項2に記載の管理機。
  4. 【請求項4】 ミッションケース後部の上下延設部に走
    行変速機構を設け、ミッションケース前部の前後延設部
    にPTO変速機構を設けたことを特徴とする請求項3に
    記載の管理機。
  5. 【請求項5】 ミッションケースに設ける油圧変速機を
    エンジンの下方に配設させ、前記油圧変速機の下方に車
    軸を配設させたことを特徴とする請求項2に記載の管理
    機。
  6. 【請求項6】 正逆転の切換によって耕耘作業と草刈作
    業を行う切削ロータリ刃を作業機に設け、切削ロータリ
    刃を正転または逆転させ乍ら前進走行させるように構成
    したことを特徴とする請求項2に記載の管理機。
  7. 【請求項7】 畦立などを行う後作業機を着脱自在に取
    付ける後ヒッチをミッションケース後面に設けたことを
    特徴とする請求項3に記載の管理機。
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