JP2000261936A - Ev用電気接続ユニットの組付構造 - Google Patents

Ev用電気接続ユニットの組付構造

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JP2000261936A
JP2000261936A JP11064325A JP6432599A JP2000261936A JP 2000261936 A JP2000261936 A JP 2000261936A JP 11064325 A JP11064325 A JP 11064325A JP 6432599 A JP6432599 A JP 6432599A JP 2000261936 A JP2000261936 A JP 2000261936A
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bus bar
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Toru Makabe
徹 真壁
Yutaka Kawada
豊 河田
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Yazaki Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気接続ユニットの組付性の向上と省スペー
ス化等を図る。 【解決手段】 第一プレート13と第二プレート14を
支柱27を介して積層し、第一プレートに複数のコネク
タ15〜19を設け、コネクタの基部からバスバー4〜
8を立設し、第二プレートに電気部品10,12を設
け、バスバーのうちの少なくとも一本を電気部品に接続
固定した。コネクタの端子部20を周方向に回転して位
置決めし、端子部にバスバー4〜8をねじ締め固定す
る。第一プレート上でコネクタ同士をバスバーで連結す
る。電気部品をバスバーで第二プレートに向けて押圧す
る。第一プレート上のバスバーのない空間に電気部品を
配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、リレー等の電気部
品とバスバーとを上下の層に分離して配設したEV用電
気接続ユニットの組付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図19〜図20は従来のEV用電気接続
ユニット(電気接続箱)を示すものである。この電気接
続ユニット131は、ハイブリッド車を含む電気自動車
(EV)に搭載されるものであり、平坦なベースプレー
ト132上にヒューズ133やリレー134といった複
数の電気部品を配置し、各電気部品をバスバー135,
136で接続して、全体をケース137(図20)で覆
ったものである。
【0003】各バスバー135,136の一端部はケー
ス137の側面のコネクタ138,139に接続されて
いる。一方のコネクタ138はP極側、他方のコネクタ
139はN極側のものであり、各コネクタ138,13
9は左右並列に配置され、コネクタ138,139の端
子部140がケース137内に突出してバスバー13
5,136の端部にボルト141で締付接続されてい
る。各コネクタ138,139はバッテリ(図示せず)
側の強電力系のケーブル142,143(図20)にコ
ネクタ接続される。
【0004】P極側のバスバー135は電流センサ14
4を経てリレー134等に接続され、ケーブル142に
よってベースプレート132から負荷側(モータ側)に
導出されている。N極側のバスバー136もケーブル1
43で底部プレート132から導出されている。ケース
137の側壁からはワイヤハーネス145がグロメット
146を経て導入され、各電気部品に接続される。各電
気部品はベースプレート137上に整然と配置されてい
る。タイマーユニット(電気部品)147はケース13
7の側壁に縦置きに固定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構造にあっ
ては、広い面積のベースプレート132上に作業性良く
各種電気部品を組み付けることができるが、各電気部品
の大きさや高さがまちまちであるために、ケース137
内にデッドスペースを生じやすく、省スペース化の面で
改善の余地があった。また、電気部品を多数配置する場
合にはケース137が平面方向に肥大化しやすく、車両
のモータルームへのレイアウト条件が厳しくなるという
問題があった。また、コネクタ138,139の各端子
部140にバスバー135,136の端末部をボルト1
41で締付接続する作業は、ケース137の上部開口か
らボックスレンチ等で行われるが、電気接続ユニット1
31の上側に他のユニット(図示せず)が配置された場
合は、バスバー135,136の取付け取外しを行うこ
とができず、組付性やメンテナンス性が悪いという問題
があった。また、ベースプレート132の面積が大きい
ために、ベースプレート132が撓みや捩れを起こしや
すく、異音等の原因になりかねないという懸念があっ
た。そのためにケース137内に補強部材(図示せず)
を用いた場合には電気接続ユニット131が重くなると
共に、内部スペースが狭くなり、且つ高コスト化してい
まうという問題があった。
【0006】本発明は、上記した点に鑑み、電気接続ユ
ニット内のデッドスペースをなくしてモータルーム内の
省スペース化を達成すると共に、コネクタとバスバーと
の締付接続作業や離脱作業を他のユニット等に邪魔され
ずに簡単確実に行うことができ、しかも、補強部材を用
いることなく、電気接続ユニットの捩りや歪み変形等を
防止することのできるEV用電気接続ユニットの組付構
造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した点に
鑑み、第一プレートと第二プレートとが支柱を介して積
層され、第一プレートの底部に複数のコネクタが設けら
れ、該複数のコネクタの基部からバスバーが立設され、
該第二プレートに電気部品が設けられ、該バスバーのう
ちの少なくとも一本が該電気部品に接続固定されたこと
を基本とする(請求項1)。前記コネクタの基部の端子
部が周方向に回転して位置決めされ、該端子部に前記バ
スバーがねじ締め固定されることも有効である(請求項
2)。また、前記第一プレート上で前記コネクタ同士が
前記バスバーで連結されたことも有効である(請求項
3)。また、前記電気部品が前記バスバーで第二プレー
トに向けて押圧されることも有効である(請求項4)。
また、前記第一プレート上の前記バスバーのない空間に
電気部品が配置されたことも有効である(請求項5)。
【0008】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態の具体
例を図面を用いて詳細に説明する。図1〜図4は本発明
に係るEV用電気接続ユニットの組付構造の第一実施例
を示すものである。
【0009】図1の如く、電気接続ユニット(電気接続
機能部)1は下部プレート組立体(第一プレート組立
体)2と上部プレート組立体(第二プレート組立体)3
とで上下二層に構成され、下層側に複数本のバスバー4
〜8、上層側にヒューズ10,11やリレー12といっ
た各種の電気部品をそれぞれ有し、各バスバー4〜8
は、下部プレート(第一プレート)13から下向きに突
出したコネクタ15〜19の上部(基部)の各端子部2
0にボルト21で接続固定されている。
【0010】各コネクタ15〜19の端子部20は平板
状に形成されて下部プレート13から上向きに突出し、
図1及び図4の如くボルト21の螺入方向(締付工具の
アプローチ方向)に応じて90°方向に位置を変更可能
である。この点については図9で後述する。
【0011】図1,図3で、15は直流電源のP極のコ
ネクタ、16はN極のコネクタ、17は、三相交流電源
のV極のコネクタ、18はU極のコネクタ、19はW極
のコネクタである。P極とN極のコネクタ15,16は
バッテリ側からの電源ケーブル22に接続され、U・V
・Wの各極のコネクタ17〜19は他のユニット(図示
しないモータコントローラ)のケーブル回路23に接続
される。
【0012】P極のコネクタ15は図4の如く側面方
(下部プレート13の長手方向とは直交する方向)を向
いた端子部20を有し、その端子部20にバスバー4が
ボルト21で固定されて図1の如く垂直方向に上部プレ
ート(第二プレート)14を貫通して延び、上部プレー
ト上で水平方向の第二のバスバー42 に連結され、図2
の如く第二,第三のバスバー42 ,43 でヒューズ10
とリレー12に直列に接続され、第四のバスバー44
リレー12から直角に屈曲して上部プレート14の正面
側で外部に突出している。
【0013】他のN・V・U・Wの各極のバスバー5〜
8は電気部品に接続されることなく、電気接続ユニット
1内をスルーして正面側から外部に突出している。電気
接続ユニット1はケースを有していない。バスバー6〜
8は正面側から各コネクタ17〜19の端子部20にボ
ルト21で接続固定され、N極のバスバーは背面側から
コネクタ16の端子部20にボルト21で接続固定され
ている。
【0014】N極のバスバー5は図1でW極のバスバー
8の後側に位置し、水平方向に屈曲して下部プレート1
3の長手方向に延び、下部プレート13の一側方で正面
に向かって直角に屈曲して外部に突出している。5aは
バスバー5の水平部、5bは突出部(端末部)である。
【0015】V極のバスバー6は短い垂直な接続部6a
と、接続部6aから正面側に突出した水平部6bとで構
成される。U極のバスバー7はクランク状に正面側に屈
曲しつつ上部プレート14を越えて上部プレート14の
正面側で外方に突出している。7aはクランク状の屈曲
部、7bは垂直部、7cは水平な端末部を示す。W極の
バスバー8は短い垂直な接続部8aと、接続部8aから
正面側に突出した水平な端末部8bとで構成される。各
バスバー6〜8の端末部6b,7c,8bは正面側で他
のユニット(図示しないモータコントローラ)の端子部
に図2,図4の如く中継端子24を介してボルト25と
ナット26で締付接続される。
【0016】図1,図4の如く上部プレート14は支柱
27と脚部28とで下部プレート13に支持固定されて
いる。脚部28の下端部は外向きに屈曲され、上側から
下部プレート13の端部にボルト29とナット30で締
付固定されている。脚部28の上端部は内向きに屈曲さ
れ、上側から上部プレート14に小ねじ31で固定され
ている。
【0017】P極の第一のバスバー4の基端側はコネク
タ15の端子部20にボルト21で固定され、先端側は
水平に屈曲されて第二のバスバー42 の端部に上方から
ボルト32とナット33で締付固定され、第二のバスバ
ー42 は、ヒューズ10の端子部34を貫通した雄ねじ
端子35にナット36で締付固定され、第一のバスバー
4と第二のバスバー42 とでL字状のブラケット形状を
呈し、下部プレート13と上部プレート上のヒューズ1
0とをしっかりと連結固定させている。このように、バ
スバー4,42 が梁の作用をして電気接続ユニット1の
剛性をアップさせている。
【0018】また、他のバスバー5〜8も直角に屈曲さ
れた状態で、外部の他のユニット(図示しないモータコ
ントローラ)にボルト25とナット26でしっかりと固
定されるから、各バスバー5〜8が下部プレート13を
支持するブラケットとして作用し、電気接続ユニット1
の剛性がアップする。
【0019】特にP極とU極のバスバー4,7が上方に
延びて、その端末部がモータコントローラの上部に固定
され、N・V・U・Wの各極のバスバー5,6,8が短
く形成されて、その端末部がモータコントローラの下部
に固定され、且つ各バスバー4〜8の端末部がほぼ千鳥
状に配列されたことで、下部プレート13が各バスバー
4〜8で均等に支持される。各バスバー4〜8はいわゆ
る骨組として作用する。
【0020】また、上層に各種電気部品(10〜12
…)を配置し、下層にバスバー4〜8を配置したこと
で、電気部品とバスバー4〜8とを別々に組み付けるこ
とができ、バスバー4〜8を組み付ける際に電気部品に
邪魔されることがなく、電気部品を組み付ける際にバス
バー4〜8に邪魔されることがないから、電気接続ユニ
ット1の組立作業性が向上する。
【0021】図2で、11は小ヒューズ、37は小リレ
ー、38は抵抗、39はLED、40はタイマユニット
を示す。図1の如く、タイマユニット40は門型ないし
箱状のブラケット41の上部に固定され、ブラケット4
1の下部空間を利用してP極の第一,第二のバスバー
4,42 が直角に配索されている。また、図1,図4の
如く下部プレート13上のバスバーのない空間42を利
用して電圧センサ43が配置されている。
【0022】図5〜図7は下部プレート組立体2を示す
ものである。下部プレートの下面側に小ボルト44で各
コネクタ15〜19が固定されている。各コネクタ15
〜19の端子部20は下部プレート13の挿通孔45か
ら上向きに突出している。各端子部20にバスバー4〜
8がボルト21で締付接続されている。
【0023】下部プレート13の長手方向の三箇所に支
柱27が固定されている。支柱27は略門型に形成さ
れ、上部中央に、上部プレート固定用のナット46を有
している。支柱27は各バスバー4〜8の間等、バスバ
ーのない場所に配置されている。電圧センサ43は下部
プレート13の側部寄りにおいてP極のバスバー4の前
側でW極のバスバー8の側方の空スペースに配置されて
いる。
【0024】下部プレート13の両端寄りの側壁47
に、一対の短いL字状のブラケット48が外側に突出し
て設けられている。ブラケット48は車体側にボルトで
固定される。下部プレート13の側壁47は短く下向き
に枠状に突出している。側壁47には、ケース(図示せ
ず)を固定するナットが固定されている。
【0025】図8は上部プレート組立体3を示すもので
ある。上部プレート14の下面に左右一対の脚部28が
固定されている。脚部28は垂直部28aと先端側の水
平部28bとで構成され、図4の如くボルト48とナッ
ト49で下部プレート13に固定される。脚部28の固
定作業は電気接続ユニット1の外側で容易に行うことが
できる。
【0026】図9〜図11は上記下部プレート側のコネ
クタ15(16〜19も同様である)の端子部20の位
置決め構造を示すものである。図9の如くコネクタ15
は、合成樹脂製のコネクタハウジング50と、コネクタ
ハウジング50の中央の筒壁51内に挿入係止される端
子52とで構成される。端子52は円柱状の端子本体5
8の前側に筒状の電気接触部53を有し、端子本体58
の後部に板状の前記端子部20を有している。電気接触
部53内には図11の如く多接点弾性片54が収容され
ている。電気接触部53の外周には係止用の溝部55が
形成されている。端子部20はコネクタハウジング50
のフランジ部56を含む底壁(基壁)57から突出して
位置する。
【0027】板状の端子部20は端子本体58よりもや
や大径に形成され、端子部20の基端に円弧状の停止用
の段部(肩部)59を突出させている。段部59は18
0°方向に一対形成されている。また、端子部20の板
厚方向に、固定用のボルト(図1の符号21)に対する
雌ねじ孔60が形成されている。
【0028】図10の如く、コネクタハウジング50の
底壁57には、端子52の段部59に対する位置決め用
の円弧形状の溝部61が90°間隔で四箇所に形成され
ている。溝部61は筒壁51内の端子収容室62に続い
ている。フランジ部56には下部プレート13(図5)
に対する固定用のボルト挿通孔63とパッキン装着溝6
4とが形成されている。
【0029】図11の如く、端子52は筒壁51内に挿
入され、筒壁51の一部の可撓性の係止ランス65で前
側の溝部55を係止される。それと共に端子部20の一
対の段部59がコネクタハウジング50の四つの溝部6
1のうちの何れか二つに係合する。
【0030】端子52を筒壁51内に挿入する際に、図
9の如く板状の端子部20の向きを90°回転して二次
元方向のX方向かY方向かの何れかに決定する。この位
置決めは、電気接続ユニット(ケースは有していない)
1の外側からボルト21へボックスレンチ等の締付工具
をアタックする(差し込む)方向によって任意に定めら
れる。これによってボルト21の締付作業すなわち端子
部20とバスバー4〜8(図1)との接続固定作業や離
脱作業が容易に且つ確実に行われ、組付性やメンテナン
ス性が向上する。また、端子部20の位置を変えること
で、図1におけるバスバーの引出し方向を任意に設定す
ることができ、バスバー配索の自由度が拡がる。
【0031】図11でコネクタハウジング50の内側の
空間にはケーブル回路側のコネクタ(図示せず)が嵌合
され、端子52の電気接触部53に相手側のピン状端子
が挿入接続される。相手側コネクタのロックアームがコ
ネクタハウジング50のロック孔66に係合することで
両コネクタが抜け出しなくロックされる。なお、上記溝
部61を周方向の四箇所以上に配設することも可能であ
る。
【0032】図12は、上記電気接続ユニット1と他の
ユニットとの接続状態を示すものである。電気接続ユニ
ット1は駆動用のバッテリ68に直流電源のケーブル2
1 ,222 でコネクタ接続されている。P極のケーブ
ル221 はコネクタ15を介してバスバー4に接続さ
れ、バスバー4は電気接続ユニット1内の各電気部品に
接続されて、モータコントローラ(インバータ)72側
へ導出され、モータコントローラ72の端子部に接続さ
れる。N極のケーブル222 はコネクタ16を介してバ
スバー5に接続され、バスバー5は電気接続ユニット1
内をスルーしてモータコントローラ72の端子部に接続
される。
【0033】モータコントローラ72で直流電源が三相
交流電源に変換され、U・V・Wの各極の端子部が電気
接続ユニット1側の各バスバー6〜8に接続され、各バ
スバー6〜8は電気接続ユニット1内をスルーしてコネ
クタ17〜19を介してモータドライバ69側のケーブ
ル231 〜233 に接続される。モータドライバ69は
モータを含んでいる。電気接続ユニット1とモータコン
トローラ72とは一体的にケース70に収容されてパワ
ーボックス(パワーコントロールユニット)73として
構成される。
【0034】図13は、車体への各ユニットの配置状態
を示すものである。パワーボックス73はボンネット内
のモータルーム74に収容される。パワーボックス73
内で電気接続ユニット1とモータコントローラ72とが
前後に並列に配置される。前輪75の車軸の近くにモー
タ76及びモータドライバ69が配置され、電気接続ユ
ニット1の底部の各コネクタ15〜19がケース70の
底部側に突出して、モータドライバ側のU・V・Wの各
極のケーブル23とバッテリ側のP・Nの各極のケーブ
ル22とに接続される。
【0035】図14〜図16は、本発明に係るEV用電
気接続ユニットの組付構造の第二実施例を示すものであ
る。この電気接続ユニット71は直流電源をモータドラ
イバ側にケーブルで接続するタイプのもの、ないしは直
流電源をモータコントローラ(インバータ)側にケーブ
ルで接続するタイプのものであり、バスバー87〜91
と外部のユニットとの接続は全てコネクタ81〜86を
介して行われる。電気接続ユニット71の外側には第一
実施例とは異なり、図示しないケースが覆設される。
【0036】図14の如く電気接続ユニット71は前例
と同様の下部プレート組立体(第一プレート組立体)9
2と上部プレート組立体(第二プレート組立体)93と
で上下二層に構成される。下部プレート(第一プレー
ト)94の下面側に複数のコネクタ81〜86が配設さ
れ、下部プレート94の上面側において各コネクタ81
〜86からバスバー87〜91が立上げられている。上
部プレート(第二プレート)95上にはヒューズ96,
106やリレー97,98といった電気部品が配設され
ている。
【0037】図16で、81は、バッテリ(図示せず)
からの直流電源入力用のP極の第一コネクタ、82は同
じくN極の第二コネクタ、83はオフボードチャージャ
(外部充電器)用のP極の第三コネクタ、84は同じく
N極の第四コネクタ、85は、モータ側に接続する出力
側のP極の第五コネクタ、86は同じくN極の第六コネ
クタ、99は強電力系のハーネス、100は弱電力(1
2V)系のハーネスである。
【0038】図14の如く各バスバー87〜91はボル
ト101で各コネクタ81〜86の板状の端子部102
に締付接続される。前例同様に端子部102の位置を9
0度方向に規定することで、ボルト101を締め付ける
工具のアプローチ方向を任意に設定できる。
【0039】入力側の第二コネクタ82と出力側の第六
コネクタ86とを結ぶバスバー88は、各端子部102
よりも少し上方に延びた垂直部88aと、各垂直部88
aを結ぶ水平部88bとで略コの字状に構成されてい
る。水平部88bは下部プレート94のやや上側で下部
プレート94に沿って平行に配索されている。この構造
により、バスバー88が骨組の役目をして下部プレート
94の剛性をアップさせている。
【0040】上部プレート95の長手方向の両側にリレ
ー97,98が配置されている。下部プレート94の両
側の第三のコネクタ83と第五のコネクタ85とから立
ち上がったバスバー(第三,第五のバスバー)89,9
1は上部プレート95を越えて上方に延び、先端側が略
L字状に屈曲して各リレー97,98の上部を下向きに
押えた状態で固定している。これにより、重いリレー9
7,98の上部が確実に固定され、リレー97,98の
振動等が防止されている。リレー97,98の下部は小
ねじ103で上部プレート95に固定されているが、バ
スバー89,91を用いた固定構造により、バスバー8
9,91が梁の役目をして電気接続ユニット71の剛性
をアップさせている。
【0041】上記第三のバスバー89は、端子部102
に沿う垂直な接続部89aと、接続部89aから外向き
に短く突出した水平部89bと、水平部89bから立ち
上がって一方のリレー97の上部と同じ高さまで延びる
垂直部89cと、垂直部89cから上部プレート95の
長手直交方向に屈曲して延びる水平部89dと、水平部
89dからリレー97の上部に沿って直角に屈曲した水
平な接続部89eとで構成される。接続部89eはボル
ト孔104(図15)を有し、ナットでリレー上部の一
方の雄ねじ端子105(図15)に締付接続される。
【0042】第五のバスバー91は、端子部に沿う垂直
な接続部91aと、接続部91aから屈曲して外向きに
やや突出した水平部91bと、水平部91bから立ち上
がった垂直部91cと、垂直部91cから他方のリレー
98に向けて屈曲した水平な接続部91dとで構成され
る。リレー98への接続構造は第三のバスバー88と同
様である。第四のバスバー90も第五のバスバー91と
ほぼ同様の形状に構成され、上記一方のリレー97を第
三のバスバー89と共に下方に押圧している。電気接続
ユニット71の両側から第五のバスバー91と、第三,
第四のバスバー89,90とで各リレー97,98を押
圧することで、下部プレート組立体92と上部プレート
組立体93との組付力(剛性)がアップする。
【0043】上部プレート95上には複数の小ヒューズ
106(図15)が上部プレート95の長手直交方向に
並列に配置されている。各小ヒューズ106の端子部1
07にジョイント用の水平なバスバー108がボルト1
09とナット110で締付接続され、バスバー108の
ジョイント部108aから上部プレート95の長手方向
に突出した水平な第一の延長部108bが、一方のリレ
ー97の他方の雄ねじ端子105に接続され、平行な第
二の延長部108cがやや下側の第一のバスバー87
(図14)の先端部87aにボルト110とナット11
1で連結されている。第一のバスバー87は端子部10
2から垂直に延び、先端部87aが水平方向に屈曲して
いる。
【0044】ジョイント部108aには大ヒューズ96
の一方の端子部112が接続固定され、大ヒューズ96
の他方の端子部113が短いバスバー114を介して他
方のリレー98の他方の雄ねじ端子115にナット11
6で接続固定されている。ジョイント用のバスバー10
8と中継用の短いバスバー114とによっても各リレー
97,98が固定され、両側の第三〜第五のバスバー8
8〜91と合わせて電気接続ユニット71の剛性が高め
られている。
【0045】図17〜図18は下部プレート組立体92
を示すものである。上記第三〜第五のバスバー88〜9
1は本図では未だ組み付けられていない。第二と第六の
各コネクタ82,86を結ぶバスバー88は下部プレー
ト94の後端寄りに配置されている。バスバー88には
長手方向に複数の接続孔117が設けられ、各接続孔1
17に強電力系のハーネス99の各端子部がボルト11
8とナット119で接続される。ハーネス99はグロメ
ット120を経て下部プレート94の下側に導出され
る。
【0046】バスバー88の前方の空スペースにタイマ
ユニット(電気部品)121が配置される。タイマユニ
ット121は例えば図14の如く上部プレート95の下
面に固定され、弱電力系のハーネス100に接続され
る。下部プレート94上の空スペースを利用して電気部
品(121)を配置することで、電気接続ユニット71
(図14)の小型化が図られている。下部プレート94
の長手方向に複数(四本)の支柱122が間隔をあけて
配置される。支柱122やブラケット123の構造は前
例と同様である。
【0047】
【発明の効果】以上の如く、請求項1記載の発明によれ
ば、バスバーを第一プレートに集中させ、電気部品を第
二プレートに集中させることで、電気部品の組付が容易
化すると共に、バスバーとコネクタとの接続作業性が向
上する。また、請求項2記載の発明によれば、端子部の
周方向の位置を適宜選択できるから、端子部とバスバー
とを締付固定するねじ締め工具のアプローチ方向をモー
タルームの作業スペースに応じて適宜設定することがで
き、接続作業性及びメンテナンス性が向上する。また、
請求項3記載の発明によれば、バスバーによって第一プ
レートの剛性がアップし、補強部材を用いることなく第
一プレートの捩れや曲り等が防止される。また、請求項
4記載の発明によれば、電気部品が強固に固定されると
共に、バスバーが梁の役目をして、補強部材を用いるこ
となく電気接続箱の剛性がアップする。そして補強部材
を用いない分、電気接続ユニットがコンパクト化され
る。また、請求項5記載の発明によれば、第一プレート
上のデッドスペースが有効活用され、電気接続ユニット
がコンパクト化される。電気部品を一層と二層に配置す
ることで、電気接続ユニットの平面方向の肥大化が防止
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における電気接続ユニットの第一実施例
を示す正面図である。
【図2】同じく電気接続ユニットを示す平面図である。
【図3】同じく電気接続ユニットを示す底面図である。
【図4】同じく電気接続ユニットを示す右側面図であ
る。
【図5】電気接続ユニットの下部プレート組立体を示す
正面図である。
【図6】同じく下部プレート組立体を示す平面図であ
る。
【図7】同じく下部プレート組立体を示す右側面図であ
る。
【図8】電気接続ユニットの上部プレート組立体を示す
正面図である。
【図9】電気接続ユニットのコネクタを示す分解斜視図
である。
【図10】同じくコネクタのハウジングを示す平面図で
ある。
【図11】同じくコネクタを示す縦断面図である。
【図12】電気接続ユニットを含むパワーユニットの接
続状態を示す説明図(平面図)である。
【図13】同じくパワーユニットの配置を示す説明図
(側面図)である。
【図14】本発明における電気接続ユニットの第二実施
例を示す正面図である。
【図15】同じく電気接続ユニットを示す平面図であ
る。
【図16】同じく電気接続ユニットを示す底面図であ
る。
【図17】電気接続ユニットの下部プレートを示す正面
図である。
【図18】同じく下部プレートを示す平面図である。
【図19】従来の電気接続ユニットを示す平面図であ
る。
【図20】同じく電気接続ユニットを示す正面図であ
る。
【符号の説明】 1,71 電気接続ユニット 4〜8,87〜91 バスバー 10 ヒューズ(電気部品) 12,97,98 リレー(電気部品) 13,94 下部プレート(第一プレー
ト) 14,95 上部プレート(第二プレー
ト) 15〜19,81〜86 コネクタ 20,102 端子部 27,122 支柱 121 タイマユニット(電気部品)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第一プレートと第二プレートとが支柱を
    介して積層され、第一プレートの底部に複数のコネクタ
    が設けられ、該複数のコネクタの基部からバスバーが立
    設され、該第二プレートに電気部品が設けられ、該バス
    バーのうちの少なくとも一本が該電気部品に接続固定さ
    れたことを特徴とするEV用電気接続ユニットの組付構
    造。
  2. 【請求項2】 前記コネクタの基部の端子部が周方向に
    回転して位置決めされ、該端子部に前記バスバーがねじ
    締め固定されることを特徴とする請求項1記載のEV用
    電気接続ユニットの組付構造。
  3. 【請求項3】 前記第一プレート上で前記コネクタ同士
    が前記バスバーで連結されたことを特徴とする請求項1
    又は2記載のEV用電気接続ユニットの組付構造。
  4. 【請求項4】 前記電気部品が前記バスバーで第二プレ
    ートに向けて押圧されることを特徴とする請求項1〜3
    の何れかに記載のEV用電気接続ユニットの組付構造。
  5. 【請求項5】 前記第一プレート上の前記バスバーのな
    い空間に電気部品が配置されたことを特徴とする請求項
    1〜4の何れかに記載のEV用電気接続ユニットの組付
    構造。
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