JP2000261913A - 車両用パワーユニットの制御方法 - Google Patents

車両用パワーユニットの制御方法

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JP2000261913A
JP2000261913A JP11065206A JP6520699A JP2000261913A JP 2000261913 A JP2000261913 A JP 2000261913A JP 11065206 A JP11065206 A JP 11065206A JP 6520699 A JP6520699 A JP 6520699A JP 2000261913 A JP2000261913 A JP 2000261913A
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power unit
road surface
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control
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Yutaka Mizuno
裕 水野
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    • B60L50/50Electric propulsion with power supplied within the vehicle using propulsion power supplied by batteries or fuel cells
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    • B60LPROPULSION OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; SUPPLYING ELECTRIC POWER FOR AUXILIARY EQUIPMENT OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRODYNAMIC BRAKE SYSTEMS FOR VEHICLES IN GENERAL; MAGNETIC SUSPENSION OR LEVITATION FOR VEHICLES; MONITORING OPERATING VARIABLES OF ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES; ELECTRIC SAFETY DEVICES FOR ELECTRICALLY-PROPELLED VEHICLES
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 乗員の特別な対応を要することなく、路面の
状況に拘らず車両に常に高い走行安定性を確保すること
ができ、車両の楽な操縦による快適な走行を実現するこ
とができる車両用パワーユニットの制御方法を提供する
こと。 【構成】 入力信号又は機械的に設定された操作量を情
報処理回路40で処理して制御信号に変換し、該制御信
号に基づいて動作する駆動回路50によって電動モータ
(駆動部)11の出力を制御する車両用パワーユニット
の制御方法において、荷重センサ20によって検出され
た路面情報を前記電動モータ11の制御情報として前記
情報処理回路40に入力して処理し、該制御情報に応じ
て前記制御信号を変化させる。本発明によれば、パワー
ユニットの電動モータ11の出力の制御パラメータとし
て、入力信号又は機械的に設定された操作量の他に路面
情報を加えたため、路面の状況に拘らず、乗員の特別な
対応を要することなく車両に常に高い走行安定性を確保
することができ、楽な操縦による車両の快適な走行を実
現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両用パワーユニ
ットの制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】入力信号又は機械的に設定された操作量
を情報処理回路で処理して制御信号に変換し、該制御信
号に基づいて動作する駆動回路によって駆動部の出力を
制御するよう構成された車両用パワーユニットにおいて
は、路面情報を考慮しないで、それ以外の入力信号又は
操作量によって駆動部の出力制御を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のよう
にパワーユニットの駆動部の出力制御において制御パラ
メータに路面情報を含まない場合には、例えば車両が凹
凸の激しい未舗装路を走行している状態では路面からの
大きな振動等の影響でハンドル操作に困難を伴い、車両
の走行安定性を損なわないよう乗員がその都度対応する
必要があった。
【0004】従って、本発明の目的とする処は、乗員の
特別な対応を要することなく、路面の状況に拘らず車両
に常に高い走行安定性を確保することができ、車両の楽
な操縦による快適な走行を実現することができる車両用
パワーユニットの制御方法を提供することにある。
【0005】一方、例えばスケータ等のように乗員の体
重移動によって荷重が入力される車両において、入力さ
れる荷重の大きさに応じて駆動部の出力を制御するよう
にしたパワーユニットを搭載する提案がなされている。
斯かる車両において、荷重入力を終了してから車両が走
行動作を終了するまでの時間遅れを適宜変化させれば、
その車両の種類に応じた種々の乗車フィーリングを楽し
むことができることが予想される。
【0006】従って、本発明の目的とする処は、車両の
種類に応じた種々の乗車フィーリングを楽しむことを可
能ならしめる車両用パワーユニットの制御方法を提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、入力信号又は機械的に設定された操作量
を情報処理回路で処理して制御信号に変換し、該制御信
号に基づいて動作する駆動回路によって駆動部の出力を
制御する車両用パワーユニットの制御方法において、路
面情報を前記駆動部の制御情報として前記情報処理回路
に入力して処理し、該制御情報に応じて前記制御信号を
変化させることを特徴とする。
【0008】又、本発明は、体重移動によって荷重を入
力し、その荷重を荷重センサによって検出してその出力
信号を出力信号処理回路で処理して制御信号に変換し、
該制御信号に基づいて動作する駆動回路によって駆動部
の出力を制御する車両用パワーユニットの制御方法にお
いて、荷重入力を開始してから車両が移動動作を開始す
るまでの時間遅れT1と荷重入力を終了してから車両が
移動動作を終了するまでの時間遅れT2との関係がT2
>T1となるよう前記駆動部の出力を制御することを特
徴とする。
【0009】従って、本発明によれば、パワーユニット
の駆動部の出力の制御パラメータとして、入力信号又は
機械的に設定された操作量の他に路面情報を加えたた
め、路面の状況に拘らず、乗員の特別な対応を要するこ
となく車両に常に高い走行安定性を確保することがで
き、楽な操縦による車両の快適な走行を実現することが
できる。
【0010】又、本発明によれば、荷重入力を開始して
から車両が移動動作を開始するまでの時間遅れT1と荷
重入力を終了してから車両が移動動作を終了するまでの
時間遅れT2との関係がT2>T1となるようパワーユ
ニットの駆動部の出力を制御するようにしたため、車両
の種類に応じた種々の乗車フィーリングを楽しむことが
できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0012】<実施の形態1>図1は電動自転車の側面
図、図2は同電動自転車の荷重検出装置の基本構成を示
す断面図、図3は舗装路と未舗装路での荷重検出センサ
の出力の時間変化を示す図、図4は電動自転車に搭載さ
れたパワーユニットの駆動制御系の構成を示すブロック
図である。
【0013】先ず、図1に示す電動自転車1の概略構成
について説明すると、図1において2はハンドル、3は
前輪、4はダウンチューブ、5はシートチューブ、6は
サドル、7は後輪、8はホイールスプロケットであり、
車体の前後方向略中央下部にはパワーユニット10が配
設されている。
【0014】上記パワーユニット10は、人力による駆
動系と電動モータ11による補助動力系とを並設して構
成され、乗員の人力(踏力)と補助動力を合成して出力
するものであって、これにはクランク軸12が回転自在
に支承されている。そして、クランク軸12の左右には
クランク(図1には一方のみ図示)13が取り付けられ
ており、各クランク13の端部にはペダル14が回転自
在に軸支されている。尚、パワーユニット10には、人
力によってクランク軸12に入力される荷重(踏力)の
大きさに応じて前記電動モータ11の出力(補助動力)
を制御するためのコントローラ15が設けられている。
【0015】又、前記サドル6の下方であって、前記シ
ートチューブ5と後輪7とで囲まれる空間にはバッテリ
ボックス16が着脱可能に装着されており、このバッテ
リボックス16内にはシュリンクパックされた複数の単
電池で構成される不図示のバッテリが収納されている。
【0016】而して、乗員がペダル14を漕いでクラン
ク軸12を回転駆動すると、このクランク軸12に入力
される荷重(踏力)が図2に示す荷重検出装置によって
検出され、前述のようにコントローラ15は検出された
荷重(踏力)の大きさに応じて前記電動モータ11の出
力(補助動力)を制御する。従って、パワーユニット1
0においては、人力(踏力)とこれに比例する補助動力
とが合成されて不図示のチェーンを介して前記ホイール
スプロケット8に伝達され、該ホイールスプロケット8
と後輪7が回転駆動されるため、電動自転車1は人力
(踏力)とこれに比例した補助動力によって走行し、補
助動力分だけ乗員の肉体的負担が軽減される。
【0017】ここで、前記荷重検出装置の基本構成と検
出原理を図2に基づいて説明する。
【0018】図2において、20は荷重検出装置を構成
する荷重センサであり、これは棒状の磁性体21とその
周囲に配された検出コイル22とを磁性材料から成る磁
気シールドケース23内に収納して構成されている。こ
こで、磁性体21は、鉄系、鉄クロム系、鉄ニッケル
系、鉄コバルト系、純鉄、鉄珪素系、鉄アルミニウム
系、パーマロイ材等の磁性材料、軟磁性材料又は超磁性
材料によって構成されている。
【0019】又、24は遊星ギヤ機構であって、これは
回転軸25に結着されたサンギヤ26と、大径のリング
ギヤ27と、サンギヤ26とリングギヤ27に噛合して
自転しながら公転する複数(図示例では5個)の遊星ギ
ヤ28を含んで構成されている。そして、リングギヤ2
7からはアーム29が接線方向に一体に延出しており、
該アーム29の先端球形部29aは図示のように間に緩
衝材19を介して荷重センサ20の前記磁性体21の上
端部に当接している。尚、緩衝材19は磁気遮断材を兼
ねている。
【0020】而して、回転軸25が所定の速度で回転駆
動されると、その回転はサンギヤ26を介して遊星ギヤ
28に伝達されるが、リングギヤ27から一体に延出す
るアーム29はその先端球形部29aが荷重センサ20
の磁性体21に当接しているためにリングギヤ27は事
実上固定されて回転しない。従って、複数の遊星ギヤ2
8は自転しながらサンギヤ26の周りを公転し、これら
の遊星ギヤ28に取り付けられた不図示のキャリアが遊
星ギヤ28と共に回転駆動される。
【0021】ところで、遊星ギヤ機構24においては、
リングギヤ27には回転軸25から伝達される荷重(ト
ルク)の大きさに比例した反力Pが発生し、この反力P
は緩衝材19を介して荷重センサ20の磁性体21によ
って受けられるため、該磁性体21には軸方向に圧縮荷
重Pが作用する。
【0022】上述のように荷重センサ20の磁性体21
の軸方向に圧縮荷重Pが作用すると、磁歪効果によって
磁性体21の透磁率が減少してインダクタンス変化が生
じ、このインダクタンス変化によって前記検出コイル2
2の両端の電圧Vが巻数比に比例して変化する。尚、磁
歪効果は、超磁歪材の場合は数100〜数1000pp
m、その他は10ppm以下である。
【0023】而して、電動自転車1が舗装路を走行して
いるときの荷重センサ20の出力(検出コイル22の電
圧変化ΔV)の時間変化は図3(a)に示すように滑ら
かな波形を示し、電動自転車1が未舗装路を走行してい
るときの荷重センサ20の出力の時間変化は図3(b)
に示すように振動の高周波成分を含んで乱れた波形を示
す。従って、荷重センサ20は振動センサとしても機能
して路面情報をも検知することができ、該荷重センサ2
0の出力信号は図4に示すように前記コントローラ15
(図1参照)内の入力処理回路30に設けられたローパ
スフィルター31とハイパスフィルター32に並列的に
入力され、ローパスフィルター31を通過した出力信号
は振動の高周波成分が除去されて荷重成分のみを含む滑
らかな波形を示し、この信号は整流された後に実効値変
換され、情報処理回路40内に設けられた制御情報処理
回路41に入力される。
【0024】他方、ハイパスフィルター32を通過した
出力信号は荷重成分が除去されて振動の高周波成分のみ
を含み、その高周波成分の振幅回数はカウンター33に
よってカウントされて振動の頻度として情報処理回路4
0内の路面情報処理回路42に入力されるとともに、整
流された後に実効値変換されて振動の強度として前記路
面情報処理回路42に入力される。
【0025】而して、情報処理回路40においては、制
御情報処理回路41からの荷重情報と路面情報処理回路
42からの路面情報(振動の頻度と強度)に基づいて補
助動力が演算される。具体的には、踏力に対する補助動
力の比(以下、アシスト比と称する)が演算され、振動
の大きな未舗装路を走行しているときにはアシスト比が
大きく設定される。
【0026】上述のようにアシスト比が演算されると、
それに対応する制御信号が情報処理回路40から駆動回
路50に入力され、駆動回路50は制御信号に応じてパ
ワーユニット10の電動モータ11を駆動制御してその
出力(補助動力)を制御する。
【0027】以上のように、本実施の形態では、パワー
ユニット10の電動モータ11の出力(アシスト比)の
制御パラメータとして、荷重センサ20によって検出さ
れる踏力の大きさの他に路面情報(振動の頻度と強度)
も加え、電動自転車1が振動の大きな未舗装路を走行し
ているときにはアシスト比(補助動力)を大きくするよ
うにしたため、未舗装路での走行でハンドルを取られる
ようなことがなく、乗員の特別な対応を要することなく
高い走行安定性を得ることができ、楽な操縦による電動
自転車1の快適な走行が実現される。
【0028】尚、図5に示すように、荷重(踏力)を検
出するための第1の荷重センサ20Aとは別に、路面情
報のみを検知するための第2の荷重センサ(振動セン
サ)20Bを設けても良い。
【0029】ところで、路面情報を検知する検出手段と
しては、変位を伴わないか或は変位が極めて小さな磁歪
式、圧電式、静電容量式等の検出素子又は超音波式、光
学式、磁気式、ポテンショ式等の検出素子を使用するこ
とができる。又、路面情報としては、車両のサスペンシ
ョンの変位速度信号等を使用することもできる。
【0030】<実施の形態2>次に、本発明の実施の形
態2を図6〜図8に基づいて説明する。尚、図6は立乗
りスケータの側面図、図7は同立乗りスケータの荷重検
出部の拡大断面図、図8は人力入力とモータ出力の応答
性を示す図である。
【0031】図6に示す立乗りスケータ101は、前輪
102と後輪103との間に水平前後方向に移動可能な
フットプレート104を配置して成り、該フットプレー
ト104の前方に斜めに配されたメインフレーム105
上にはコントローラ115とバッテリ117が配置され
ており、フットプレート104の下部には荷重検出部が
設けられている。又、後輪103にはパワーユニットの
駆動部を構成する電動モータ111が設けられている。
【0032】上記荷重検出部の構成の詳細は図7に示さ
れるが、本実施の形態では前後一対の水平方向センサ1
20が後方のリンク118のカラー116を挟んで相対
向して配置されるとともに、これらの前方に垂直方向セ
ンサ121が配置されている。この垂直方向センサ12
1は、フットプレート104に垂直に作用する荷重(乗
員の体重)の有無によって乗員が乗車したか否かを検出
するセンサとして機能する他、振動によって路面情報を
検知するための振動センサとしても機能する。
【0033】ここで、水平方向センサ120及び垂直方
向センサ121は前記実施の形態1に係る荷重センサ2
0と同様の磁歪式センサであって、水平方向センサ12
0は乗員によってフットプレート104に入力される水
平方向の人力を電磁気的に検出するものである。
【0034】而して、以上の構成を有する立乗り式スケ
ータ101において、図6に示すように乗員がフットプ
レート104上に両足を載せ、両手でハンドル102を
引っ張りながら両足を前に押し出す動作によって体重を
前方に移動させれば、フットプレート104に水平前方
の人力(荷重)が作用する。
【0035】すると、フットプレート104に作用する
水平前方の人力は前側の水平方向センサ120に作用し
てこれを圧縮するため、前記と同様の原理によって人力
が電磁気的に検出され、その検出信号は前記コントロー
ラ115に入力される。尚、本実施の形態においては、
フットプレート104に作用する人力の大きさを前後一
対の水平方向センサ120の差動電圧として検出してお
り、登り坂走行時等においてフットプレート104に水
平後方の人力が作用した場合もその大きさを同様に検出
することができる。
【0036】又、垂直方向センサ121は路面の凹凸に
よる振動を検出し、その検出信号を路面情報としてコン
トローラ115に入力する。
【0037】而して、上述のように水平方向センサ12
0から荷重(人力)情報と垂直方向センサ121からの
路面情報がコントローラ115に入力されると、コント
ローラ115ではこれらの情報に基づいて補助動力が演
算され、その演算結果に対応する制御信号が不図示の駆
動回路に入力され、駆動回路は制御信号に応じて電動モ
ータ111を駆動制御してその出力(補助動力)を制御
する。例えば、路面状況に応じてモータ電流を下げて減
速することによって安全性を高めたり、走行安定性を高
めるためにモータ電流を上げて駆動トルクを大きくする
ことが行われる。
【0038】以上のように、本実施の形態においても、
パワーユニットの電動モータ111の出力(補助動力)
の制御パラメータとして、水平方向センサ120によっ
て検出される人力の大きさの他に垂直方向センサ121
によって検出される路面情報も加えたため、前記実施の
形態1と同様に、路面の状況に拘らず、乗員の特別な対
応を要することなく高い走行安定性を得ることができ、
楽な操縦による立乗り式スケータ101の快適な走行が
実現される。
【0039】ところで、本実施の形態においては、図8
に示すように荷重入力(人力入力)を終了してから立乗
り式スケータ101が移動動作を終了するまでの時間遅
れT2が荷重入力(人力入力)を開始してから立乗り式
スケータ101が移動動作を開始するまでの時間遅れT
1よりも大きくなるよう(T2>T1)設定されてい
る。
【0040】上記を実現するための具体的な手法として
は、コントローラ115内の出力信号処理回路に出力遅
延回路を設け、水平方向センサ120の出力信号を入力
した後にその値が低下しても、その低下速度よりも遅い
速度で水平方向センサ120の出力信号を低下させた
り、水平方向センサ120の出力信号を入力した後にそ
の値が低下しても、一定時間だけピーク出力を保持する
方法が考えられる。その他、ソフト処理によって前記時
間遅れT1とT2との関係がT2>T1となるよう制御
しても良い。尚、時間遅れT1,T2はキー入力、スイ
ッチ又はボタン操作によって任意に変更可能としても良
い。
【0041】而して、以上のような制御を行うことによ
って、入力に対して素早く反応し、入力を除去した後に
おいてもパワーユニットの駆動部の出力を一定時間だけ
保持することができ、従来の陸上の乗り物では得られな
いような不思議な乗車フィーリングを体験することがで
きる。そして、時間遅れT1,T2を各車両に応じて変
えることによって車両の種類に応じた種々の乗車フィー
リングを楽しむことができる。
【0042】尚、この種の制御に用いられる荷重センサ
として応答性の良い磁歪式又は圧電式センサを用いるこ
とが必要である。
【0043】<実施の形態3>次に、本発明の実施の形
態3を図9に基づいて説明する。尚、図9は本発明の実
施の形態3に係る車両用パワーユニットの駆動制御系の
構成を示すブロック図である。
【0044】本実施の形態に係る車両は、駆動部として
エンジンを採用するパワーユニットを搭載しており、機
械的に設定された操作量としてエンジンのスロットル開
度を情報処理回路40の制御情報処理回路41に入力す
る構成を採用している。
【0045】又、本実施の形態に係る車両には振動セン
サ220が設けられており、該振動センサ220からの
検出信号は入力処理回路30のハイパスフィルター32
を通過して振動の高周波成分のみを含み、その高周波成
分は整流された後に実効値変換されて振動の強度として
情報処理回路40の路面情報処理回路42に入力され
る。
【0046】而して、情報処理回路40においては、制
御情報処理回路41からのスロットル開度(エンジン負
荷)情報と路面情報処理回路42からの路面情報(振動
の強度)に基づいてエンジン出力が演算される。そし
て、このようにしてエンジン出力が演算されると、それ
に対応する制御信号が情報処理回路40から燃料流量制
御回路60に入力され、燃料流量制御回路60は制御信
号に応じて燃料噴射ポンプ70を駆動制御して燃料噴射
量を調整することによってエンジンの出力を制御する。
【0047】以上のように、本実施の形態では、パワー
ユニットのエンジンの出力の制御パラメータとして、機
械的に設定された操作量としてのスロットル開度(エン
ジン負荷)の他に路面情報(振動の強度)も加えるよう
にしたため、前記実施の形態1及び2と同様に、乗員の
特別な対応を要することなく高い走行安定性を得ること
ができ、楽な操縦による車両の快適な走行が実現され
る。
【0048】尚、図10に示すように、ハイパスフィル
ター32を通過した出力信号の高周波成分の振幅回数を
カウンター33によってカウントして振動の頻度を振動
の強度と共に情報処理回路40内の路面情報処理回路4
2に入力するようにしても良い。
【0049】ところで、路面情報の許容量を予め設定し
ておき、路面情報が許容量を超える車両を停止させた
り、路面情報に応じて警告信号を出力するようにしても
良い。
【0050】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、パワーユニットの駆動部の出力の制御パラメー
タとして、入力信号又は機械的に設定された操作量の他
に路面情報を加えたため、路面の状況に拘らず、乗員の
特別な対応を要することなく車両に常に高い走行安定性
を確保することができ、楽な操縦による車両の快適な走
行を実現することができるという効果が得られる。
【0051】又、本発明によれば、荷重入力を開始して
から車両が移動動作を開始するまでの時間遅れT1と荷
重入力を終了してから車両が移動動作を終了するまでの
時間遅れT2との関係がT2>T1となるようパワーユ
ニットの駆動部の出力を制御するようにしたため、車両
の種類に応じた種々の乗車フィーリングを楽しむことが
できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る電動自転車の側面
図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る電動自転車の荷重
検出装置の基本構成を示す断面図である。
【図3】舗装路と未舗装路での荷重検出センサの出力の
時間変化を示す図である。
【図4】本発明の実施の形態1に係る電動自転車に搭載
されたパワーユニットの駆動制御系の構成を示すブロッ
ク図である。
【図5】本発明の実施の形態1に係る電動自転車に搭載
されたパワーユニットの駆動制御系の構成の変形例を示
すブロック図である。
【図6】本発明の実施の形態2に係る立乗りスケータの
側面図である。
【図7】本発明の実施の形態2に係る立乗りスケータの
荷重検出部の拡大断面図である。
【図8】本発明の実施の形態2に係る立乗りスケータに
おける人力入力とモータ出力の応答性を示す図である。
【図9】本発明の実施の形態3に係る車両用パワーユニ
ットの駆動制御系の構成を示すブロック図である。
【図10】本発明の実施の形態3にの変更例に係る車両
用パワーユニットの駆動制御系の構成を示すブロック図
である。
【符号の説明】
1 電動自転車(車両) 10 パワーユニット 11 電動モータ(駆動部) 20 荷重センサ 30 入力処理回路 31 ローパスフィルター 32 ハイパスフィルター 33 カウンター 40 情報処理回路 41 制御情報処理回路 42 路面情報処理回路 50 駆動回路 101 立乗りスケータ(車両) 111 電動モータ(駆動部) 120 水平方向センサ 121 垂直方向センサ 220 振動センサ

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号又は機械的に設定された操作量
    を情報処理回路で処理して制御信号に変換し、該制御信
    号に基づいて動作する駆動回路によって駆動部の出力を
    制御する車両用パワーユニットの制御方法において、 路面情報を前記駆動部の制御情報として前記情報処理回
    路に入力して処理し、該制御情報に応じて前記制御信号
    を変化させることを特徴とする車両用パワーユニットの
    制御方法。
  2. 【請求項2】 前記路面情報の検出手段として、変位を
    伴わないか或は変位が極めて小さな磁歪式、圧電式又は
    静電容量式の検出素子を使用することを特徴とする請求
    項1記載の車両用パワーユニットの制御方法。
  3. 【請求項3】 前記駆動部の制御情報の検出手段とし
    て、変位を伴わないか或は変位が極めて小さな磁歪式、
    圧電式又は静電容量式の検出素子を使用し、1つの検出
    素子から同時に路面情報も取り出すことを特徴とする請
    求項1記載の車両用パワーユニットの制御方法。
  4. 【請求項4】 前記路面情報として、センサ出力信号の
    高周波成分の振幅回数又は強度の少なくとも一方を演算
    処理して使用することを特徴とする請求項1記載の車両
    用パワーユニットの制御方法。
  5. 【請求項5】 前記路面情報の検出方式として、超音波
    式、光学式、磁気式又はポテンショ式を使用することを
    特徴とする請求項1記載の車両用パワーユニットの制御
    方法。
  6. 【請求項6】 前記路面情報として、車両走行時に路面
    の影響によって生じる振動を使用することを特徴とする
    請求項1記載の車両用パワーユニットの制御方法。
  7. 【請求項7】 前記路面情報として、路面の凹凸情報を
    使用することを特徴とする請求項1記載の車両用パワー
    ユニットの制御方法。
  8. 【請求項8】 前記路面情報として、車両のサスペンシ
    ョンの変位速度信号を使用することを特徴とする請求項
    1記載の車両用パワーユニットの制御方法。
  9. 【請求項9】 人力に対する前記駆動部の出力の比であ
    るアシスト比を路面情報に応じて変化させることを特徴
    とする請求項1記載の車両用パワーユニットの制御方
    法。
  10. 【請求項10】 車両速度を路面情報に応じて変化させ
    ることを特徴とする請求項1記載の車両用パワーユニッ
    トの制御方法。
  11. 【請求項11】 路面情報の許容量を設定し、路面情報
    が許容量を超えると車両を停止させることを特徴とする
    請求項1記載の車両用パワーユニットの制御方法。
  12. 【請求項12】 路面情報に応じて警告信号を出力する
    ことを特徴とする請求項1記載の車両用パワーユニット
    の制御方法。
  13. 【請求項13】 体重移動によって荷重を入力し、その
    荷重を荷重センサによって検出してその出力信号を出力
    信号処理回路で処理して制御信号に変換し、該制御信号
    に基づいて動作する駆動回路によって駆動部の出力を制
    御する車両用パワーユニットの制御方法において、 荷重入力を開始してから車両が移動動作を開始するまで
    の時間遅れT1と荷重入力を終了してから車両が移動動
    作を終了するまでの時間遅れT2との関係がT2>T1
    となるよう前記駆動部の出力を制御することを特徴とす
    る車両用パワーユニットの制御方法。
  14. 【請求項14】 前記出力信号処理回路は、前記荷重セ
    ンサの出力信号を入力した後にその値が低下しても、そ
    の低下速度よりも遅い速度で荷重センサの出力信号を低
    下させる出力遅延回路を備えることを特徴とする請求項
    13記載の車両用パワーユニットの制御方法。
  15. 【請求項15】 前記出力信号処理回路は、前記荷重セ
    ンサの出力信号を入力した後にその値が低下しても、一
    定時間だけピーク出力を保持する出力遅延回路を備える
    ことを特徴とする請求項13記載の車両用パワーユニッ
    トの制御方法。
  16. 【請求項16】 前記出力信号処理回路は、ソフト処理
    によって前記時間遅れT1とT2との関係がT2>T1
    となるよう設定することを特徴とする請求項13記載の
    車両用パワーユニットの制御方法。
  17. 【請求項17】 前記荷重センサとして応答性の良い磁
    歪式又は圧電式センサを用いることを特徴とする請求項
    13記載の車両用パワーユニットの制御方法。
  18. 【請求項18】 前記時間遅れT1,T2をキー入力、
    スイッチ又はボタン操作によって任意に変更可能とした
    ことを特徴とする請求項13記載の車両用パワーユニッ
    トの制御方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004025913A (ja) * 2002-06-21 2004-01-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 補助動力付き車輌
JP2007111159A (ja) * 2005-10-19 2007-05-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 洗濯機
WO2021140206A1 (de) * 2020-01-10 2021-07-15 Robert Bosch Gmbh Verfahren und vorrichtung zur anpassung der nachlaufzeit bei der ansteuerung einer antriebseinheit

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