JP2000260740A - スピンナー洗浄装置 - Google Patents
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Abstract
し、洗浄水の供給と共に回転して洗浄を行うスピンナー
洗浄装置において、厚さの薄いウェーハの場合にも破損
させることなく洗浄を行うと共に、ウェーハの外周側面
をも洗浄できるようにする。 【解決手段】 ウェーハを保持して高速回転可能なスピ
ンナーテーブルと、ウェーハに洗浄水を供給する洗浄水
供給手段と、作用位置と非作用位置とに選択的に位置付
けられ、作用位置においてはスピンナーテーブルの周囲
において、上面がスピンナーテーブルの上面と略面一に
なるよう位置付けられる第一のブラシ手段と、第一のブ
ラシ手段に対面し、作用位置と非作用位置とに選択的に
位置付けられ、作用位置においては表面がウェーハの上
面に接触する第二のブラシ手段とからなるスピンナー洗
浄装置を構成し、スピンナーテーブル及び第一のブラシ
手段によってウェーハを支持し、洗浄水を供給しながら
第一のブラシ手段及び第二のブラシ手段によってウェー
ハの両面及び外周側面を洗浄する。
Description
の被加工物の研削後に洗浄を行うスピンナー洗浄装置に
関する。
は、研削により生じた研削屑が付着しているため、例え
ば、図7及び図8に示すスピンナー洗浄装置50を用い
て研削後のウェーハを洗浄する必要がある。
ウェーハWを保持したスピンナーテーブル51が高速回
転し、洗浄水供給ノズル52から洗浄水が噴出すること
によりウェーハWのスピンナー洗浄が行われる。また、
必要に応じてエッチング液供給ノズル53からエッチン
グ液が供給される。
1が高速回転すると共に、エアー供給ノズル54から高
圧エアーが噴出されることによりウェーハWが乾燥され
る。
示すように、ウェーハWはスピンナーテーブル51より
外径が大きく形成されていることが多く、この場合はウ
ェーハWの中心部のみがスピンナーテーブル51に保持
されることになるため、スピンナーテーブル51によっ
て保持されていない不安定な部分に洗浄水や高圧エアー
が噴出されると、その圧力や重みによりその部分が撓
み、破損するという問題がある。
話、ノート型パソコン等の各種機器の小型化、軽量化を
図るべく、より薄く研削される方向にあり、厚さが10
0μm以下となるように研削される場合も少なくないた
め、このような薄いウェーハの場合には特に破損しやす
い。
時は、図9に示すように、ウェーハWの片面に保護テー
プTを貼着し、ウェーハWより外径が大きい保持テーブ
ル55に保護テープTが下になるようにしてウェーハW
が吸引保持され、研削砥石57によって研削が行われる
が、このとき、研削により発生した研削屑(コンタミ)
も保持テーブル55の吸引力により吸引されてしまうた
め、ウェーハWの外周側面56にコンタミが付着するこ
とがある。
洗浄では、ウェーハWの表面は洗浄できても、外周側面
56を洗浄することはできない。また、ウェーハWの外
周側面56に付着したコンタミが固化すると、後の工程
においてウェーハWから保護テープTを剥離する際の妨
げになるという問題が生じる。
は、厚さの薄いウェーハの場合にも破損させることなく
洗浄を行うと共に、ウェーハの外周側面をも洗浄できる
ようにすることに解決すべき課題を有している。
の具体的手段として本発明は、ウェーハを保持して高速
回転可能なスピンナーテーブルと、ウェーハに洗浄水を
供給する洗浄水供給手段と、作用位置と非作用位置とに
選択的に位置付けられ、作用位置においてはスピンナー
テーブルの周囲において、上面がスピンナーテーブルの
上面と略面一になるよう位置付けられる第一のブラシ手
段と、該第一のブラシ手段に対面し、作用位置と非作用
位置とに選択的に位置付けられ、作用位置においては表
面がウェーハの上面に接触する第二のブラシ手段とから
構成されるスピンナー洗浄装置を提供する。
ェーハより外径が大きくかつ中心部にスピンナーテーブ
ルを挿通可能な開口部を有するドーナツ形状のドーナツ
基盤と、該ドーナツ基盤の表面に配設した第一のブラシ
部と、ドーナツ基盤を進退させて第一のブラシ部を作用
位置と非作用位置とに位置付ける第一のピストン部とを
含み、第一のブラシ部は、作用位置に位置付けられた際
はその上面がスピンナーテーブルの上面から僅かに突出
してウェーハの外周側面全域に接触するようにしたこ
と、第二のブラシ手段は、円盤と、該円盤の表面に配設
した第二のブラシ部と、円盤を自由回転可能に支持する
アーム部と、該アーム部を進退させて第二のブラシ部を
作用位置と非作用位置とに位置付ける第二のピストン部
と、該第二のピストン部を回転させてアーム部を揺動さ
せることによって第二のブラシ部を揺動させる駆動部と
を含み、第二のブラシ部は、作用位置に位置付けられた
際は、スピンナーテーブルに保持されたウェーハの上面
に接触し、第一のブラシ部とでウェーハを挟持すること
を付加的要件とするものである。
によれば、中心部がスピンナーテーブルに保持された比
較的薄いウェーハに洗浄水を供給しながらスピンナー洗
浄を行う場合でも、ウェーハの中心部の周囲が第一のブ
ラシ手段により支持されており、ウェーハ全体がスピン
ナーテーブル及び第一のブラシ手段により支持されてい
るため、ウェーハが撓んだり破損したりすることがな
い。また、第一のブラシ手段と第二のブラシ手段とによ
ってウェーハが挟持された状態で洗浄されるため、両面
を確実に洗浄でき、第一のブラシ手段がウェーハより大
径に形成されていることにより、外周側面の洗浄を行う
こともできる。
て、図1に示す研削装置10に搭載されるスピンナー洗
浄装置21について説明する。
と、研削装置10は、ウェーハWを収容するカセット1
1、12と、カセット11からのウェーハWの搬出また
はカセット12へのウェーハWの搬入を行う搬出入手段
13と、被加工物の位置合わせを行うセンター合わせテ
ーブル14と、被加工物を搬送する第一の搬送手段15
及び第二の搬送手段16と、上部にウェーハWを吸引保
持するチャック面を有する4つの保持部17を備えたタ
ーンテーブル18と、各保持部17に保持されたウェー
ハWを研削する研削手段19、20と、研削後のウェー
ハWの洗浄及び乾燥を行うスピンナー洗浄装置21とか
ら概ね構成される。
数段に重ねて収納されており、搬出入手段13によって
1枚ずつピックアップされてセンター合わせテーブル1
4に載置される。そしてここでウェーハWの位置合わせ
が行われた後、第一の搬送手段15に吸着されると共に
第一の搬送手段15が旋回動することによって、保持部
17にウェーハWが載置される。
してウェーハWが載置された保持部17が研削手段19
の直下に位置付けられる。研削手段19の直下に位置付
けられたウェーハWは、研削手段19の作用を受けて上
面が研削される。ここでは例えば粗仕上げが行われる。
ブル18が所要角度回転し、保持部17は研削手段20
の直下に位置付けられ、研削手段20の作用を受けてウ
ェーハWの上面が研削される。
た壁体22に対して上下動可能となっている。ここで、
研削手段19と研削手段20とは同様に構成されるた
め、共通の符号を付して説明すると、壁体22の内側の
面には一対のレール23が垂直方向に併設され、駆動源
24に駆動されてレール23に沿ってスライド板25が
上下動するのに伴い、スライド板25に固定された研削
手段19、20が上下動するようになっている。
に支持されたスピンドル26の先端にマウンタ27を介
して研削ホイール28が装着されており、研削ホイール
28の下部には研削砥石29が突設されている。研削砥
石29としては、研削手段19には粗仕上げ用の砥石、
研削手段20には最終仕上げ用の砥石が用いられる。
載置された保持部18は、ターンテーブル18の回転に
よって第二の搬送手段16の近傍に位置付けられる。そ
して、第二の搬送手段16に吸着され、スピンナー洗浄
装置21に搬送される。
1は、ウェーハを保持するスピンナーテーブル30と、
ウェーハに洗浄水を噴出する洗浄水供給手段31と、ス
ピンナーテーブル30の周囲に設けた第一のブラシ手段
32と、第一のブラシ手段32に対面する第二のブラシ
手段33とから概ね構成され、必ずしも必須ではない
が、必要に応じてウェーハにエッチング液を供給するエ
ッチング液供給手段34、エアーを吹き付けるエアー供
給手段35も付加される。
テーブル30に向いたノズルであり、洗浄水をスピンナ
ーテーブル30に保持されたウェーハに向けて噴出す
る。
スピンナーテーブル30は、円形に形成され、その中心
部には吸引部37が形成され、装置内部に備えた駆動源
(図示せず)に駆動されて高速回転可能となっている。
うに、ドーナツ形状のドーナツ基盤38と、ドーナツ基
盤38の上面に一面に設けた第一のブラシ部39と、ド
ーナツ基盤38を進退させる第一のピストン部40とか
ら構成される。
り大きな径を有しており、その中心部には、スピンナー
テーブル30を挿通可能とするためにスピンナーテーブ
ル30より若干大径な円形の開口部41が形成されてい
る。また、上面には、第一のブラシ部39が毛先を上方
に向けて配設されている。
8の下面に端部が固定された一対の第一のピストン42
と、第一のピストン42を上下動させる第一のシリンダ
43とから構成されている。
ラシ手段32を構成するドーナツ基盤38の外径と内径
との差とほぼ等しい直径を有する円盤44と、円盤44
の表面に設けた第二のブラシ部45と、円盤44を自由
回転可能に支持するアーム部46と、アーム部46を進
退可能にかつ回転可能に支持する第二のピストン部47
と、第二のピストン部47を回転可能に支持する駆動部
48とから構成される。
ら毛先を下方に向けて配設されており、円盤44の回転
に伴って回転する。また、円盤44の中心部は、アーム
部46の下端に自由回転可能に取り付けてある。
48と、第二のピストン48を上下動させる第二のシリ
ンダ49とからなり、第二のピストン48の下端にはア
ーム部46の一端が固定されている。また、第二のシリ
ンダ49は、駆動部49aに駆動されて回転可能となっ
ており、第二のシリンダ49が両方向に交互に回転する
ことにより第二のピストン48も交互に回転し、これに
伴いアーム部46が揺動して円盤44及び第二のブラシ
部45がドーナツ基盤38の外周からスピンナーテーブ
ル30の回転中心を通る範囲で揺動する構成となってい
る。
21を用いてウェーハの洗浄を行う場合は、図5(A)
に示すように、洗浄しようとするウェーハWを、保護テ
ープTが下になるようにしてその中心部が吸引部37に
吸引されるようにスピンナーテーブル30上に載置す
る。このとき、最初はドーナツ基盤38及び第一のブラ
シ部39をスピンナーテーブル30より十分下方に位置
付けておく。このときの第一のブラシ部39の位置を非
作用位置とする。また、円盤44及び第二のブラシ部4
5もスピンナーテーブル30より十分上方に位置付けて
おく。このときの第二のブラシ部45の位置を非作用位
置とする。
第一のピストン42を徐々に上昇させていき、図5
(B)に示すように、第一のブラシ部39を構成する毛
の毛先の先端がウェーハWの裏面に接触するようにし、
ウェーハWの外周側面の外側からは、第一のブラシ部3
9を構成する毛がウェーハWの上面より僅かに上に突出
し、ウェーハWの外周側面全域にも毛が接触するように
する。このときの第一のブラシ部39の位置を作用位置
とする。
を下降させていき、第二のブラシ部45を構成する毛の
先端がウェーハWの表面に接触するようにする。このと
きの第二のブラシ部45の位置を作用位置とする。
のブラシ部45を作用位置に位置付けたると、両者によ
ってウェーハWが挟持され、この状態でスピンナーテー
ブル30を回転させることによりウェーハWを回転させ
ると共に、洗浄水供給手段31から洗浄水を噴出する
と、ウェーハWの表面は、洗浄水及び第二のブラシ部4
5によって洗浄される。このとき、第二のブラシ部45
は、図6に示すように、その外周端部が第一のブラシ部
39の外周端部の位置からウェーハWの回転中心におい
て、即ち、図6において実線で描いた円と二点鎖線で描
いた円との間で揺動し、ウェーハWの全面を洗浄すべく
ウェーハWの回転に伴って連れ回り、自由回転して洗浄
がより効果的に行われる。
39によって洗浄される。更に、ウェーハWの外周側面
も第一のブラシ部39によって洗浄される。従って、ウ
ェーハWの外周側面に付着したコンタミも除去され、後
に行われる保護テープTの剥離を円滑に行うことができ
る。
ハWを下方から支持する役割も果たす。従って、洗浄水
供給手段31から供給される洗浄水によって圧力や重み
が加わっても、ウェーハWに撓み等が生じることがな
く、破損を防止することができるため、安全性が増して
歩留まりが向上する。
テーブル30を高速回転させたまま、図5(C)に示す
ように、第一のブラシ部39を作用位置に位置付けたま
ま第二のブラシ部45を非作用位置に待避させると、ス
ピン乾燥される。こうして水分がほぼなくなってから、
次に、第一のブラシ部39を非作用位置に戻すことで、
洗浄及び乾燥が終了する。そして、こうして洗浄及び乾
燥が行われたウェーハWは、従来とは異なり、両面及び
外周面に付着していたコンタミが確実に除去される。
ー洗浄装置が研削装置に搭載される場合を例に挙げて説
明したが、他の装置に搭載される場合もあり、また、単
独で提供される場合もある。
ンナー洗浄装置においては、ウェーハの中心部の周囲も
第一のブラシ手段により支持され、ウェーハ全体がスピ
ンナーテーブル及び第一のブラシ手段により支持された
状態で洗浄が行われる。従って、比較的薄いウェーハに
洗浄水を供給しながらスピンナー洗浄を行っても、ウェ
ーハが撓んだり破損したりすることがないため、安全性
が増し、歩留まりが向上する。
段とによってウェーハが挟持された状態で洗浄されるた
め、両面を確実に洗浄でき、第一のブラシ手段がウェー
ハより大径に形成されていることにより、外周側面の洗
浄を行うこともできるため、コンタミを完全に除去する
ことができ、後に行われる保護テープの剥離に支障が生
じない。
研削装置の一例を示す斜視図である。
す斜視図である。
視図である。
明図である。
する様子を示す説明図である。
する様子を示す略示的平面図である。
る。
明図である。
て研削される様子を示す説明図である。
4)
の具体的手段として本発明は、ウェーハを保持して高速
回転可能なスピンナーテーブルと、ウェーハに洗浄水を
供給する洗浄水供給手段と、スピンナーテーブルの周囲
において、上面がスピンナーテーブルの上面と略面一に
なるよう位置付けられる第一のブラシ手段と、該第一の
ブラシ手段に対面し、作用位置と非作用位置とに選択的
に位置付けられ、作用位置においては表面がウェーハの
上面に接触する第二のブラシ手段とから構成されるスピ
ンナー洗浄装置を提供する。
Claims (3)
- 【請求項1】 ウェーハを保持して高速回転可能なスピ
ンナーテーブルと、該ウェーハに洗浄水を供給する洗浄
水供給手段と、 作用位置と非作用位置とに選択的に位置付けられ、作用
位置においては該スピンナーテーブルの周囲において、
上面が該スピンナーテーブルの上面と略面一になるよう
位置付けられる第一のブラシ手段と、 該第一のブラシ手段に対面し、作用位置と非作用位置と
に選択的に位置付けられ、作用位置においては表面が該
ウェーハの上面に接触する第二のブラシ手段とから構成
されるスピンナー洗浄装置。 - 【請求項2】 第一のブラシ手段は、ウェーハより外径
が大きくかつ中心部にスピンナーテーブルを挿通可能な
開口部を有するドーナツ形状のドーナツ基盤と、該ドー
ナツ基盤の表面に配設した第一のブラシ部と、該ドーナ
ツ基盤を進退させて該第一のブラシ部を作用位置と非作
用位置とに位置付ける第一のピストン部とを含み、 該第一のブラシ部は、作用位置に位置付けられた際はそ
の上面が該スピンナーテーブルの上面から僅かに突出し
てウェーハの外周側面全域に接触するようにした請求項
1に記載のスピンナー洗浄装置。 - 【請求項3】 第二のブラシ手段は、円盤と、該円盤の
表面に配設した第二のブラシ部と、該円盤を自由回転可
能に支持するアーム部と、該アーム部を進退させて該第
二のブラシ部を作用位置と非作用位置とに位置付ける第
二のピストン部と、該第二のピストン部を回転させて該
アーム部を揺動させることによって該第二のブラシ部を
揺動させる駆動部とを含み、 該第二のブラシ部は、作用位置に位置付けられた際は、
スピンナーテーブルに保持されたウェーハの上面に接触
し、第一のブラシ部とで該ウェーハを挟持する請求項2
に記載のスピンナー洗浄装置。
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JP11066213A JP2000260740A (ja) | 1999-03-12 | 1999-03-12 | スピンナー洗浄装置 |
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