JP2000260454A - 燃料電池の運転方法 - Google Patents

燃料電池の運転方法

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JP2000260454A
JP2000260454A JP11056872A JP5687299A JP2000260454A JP 2000260454 A JP2000260454 A JP 2000260454A JP 11056872 A JP11056872 A JP 11056872A JP 5687299 A JP5687299 A JP 5687299A JP 2000260454 A JP2000260454 A JP 2000260454A
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electrode
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修 山崎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ガス処理装置の設置を不要にして燃料電池を
低価格化並びに小型化するために、劣化原因ガスによる
劣化を回復することができる燃料電池の運転方法を提供
する。 【解決手段】 電解質層の一方の面に酸素極を備え且つ
他方の面に燃料極を備えた複数のセルが、電気的に直列
接続される状態で設けられ、酸素含有ガスを酸素極に供
給し、水素含有ガスを燃料極に供給して発電する燃料電
池の運転方法において、酸素極に水素を存在させて劣化
を回復する劣化回復処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電解質層の一方の
面に酸素極を備え且つ他方の面に燃料極を備えた複数の
セルが、電気的に直列接続される状態で設けられ、酸素
含有ガスを前記酸素極に供給し、水素含有ガスを前記燃
料極に供給して発電する燃料電池の運転方法に関する。
【0002】
【従来の技術】かかる燃料電池では、酸素極に供給する
酸素含有ガスとしては、通常、空気を用いる。空気中に
は、酸素極を構成する電極材に担持されている電極触媒
に吸着されて、燃料電池の性能を劣化させる劣化原因ガ
ス(例えば、二酸化窒素ガス)が含まれている。そこ
で、従来では、空気中の劣化原因ガスを除去するガス処
理装置を設けて、そのガス処理装置により劣化原因ガス
を除去した空気を酸素極に供給することにより、性能劣
化を防止していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
運転方法では、ガス処理装置を設置する必要があること
から、燃料電池の価格が高くなるとともに、燃料電池が
大型になるという問題があった。
【0004】本発明は、かかる実情に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、ガス処理装置の設置を不要にし
て燃料電池を低価格化並びに小型化するために、劣化原
因ガスによる劣化を回復することができる燃料電池の運
転方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】〔請求項1記載の発明〕 〔構成〕 請求項1に記載の発明の特徴構成は、前記酸
素極に水素を存在させて劣化を回復する劣化回復処理を
行うことにある。 〔作用〕 請求項1に記載の特徴構成によれば、劣化回
復処理を行うと、酸素極に水素が存在して、その水素の
還元作用により、酸素極の電極触媒に吸着されている劣
化原因ガスが還元されて、電極触媒から離脱するので、
劣化が回復する。例えば、劣化原因ガスが二酸化窒素の
場合、電極触媒に吸着されている二酸化窒素は、電極触
媒に対する吸着力が弱い一酸化窒素又は窒素に還元され
て、電極触媒から離脱する。 〔効果〕 従って、劣化原因ガスによる劣化を回復する
ことができる燃料電池の運転方法を提供することができ
るようになったので、ガス処理装置を設けずに、劣化原
因ガスが含まれたままの空気を酸素極に供給して燃料電
池を運転しても、劣化原因ガスにより性能が劣化する
と、適宜に劣化回復処理を実行して、劣化を回復するこ
とができる。その結果、ガス処理装置の設置が不要とな
り、燃料電池を低価格化並びに小型化することができる
ようになった。
【0006】〔請求項2記載の発明〕 〔構成〕 請求項2に記載の発明の特徴構成は、前記劣
化回復処理を、前記燃料極に水素含有ガスを供給し、前
記酸素極に対する酸素含有ガスの供給を停止し、且つ、
前記セルに発電状態と同じ向きの電流を流すことによ
り、前記酸素極で水素を発生させることにより行うこと
にある。 〔作用〕 請求項2に記載の特徴構成によれば、燃料極
に水素含有ガスを供給し、酸素極に対する酸素含有ガス
の供給を停止し、且つ、セルに発電状態と同じ向きの電
流を流す状態にすると、セルの電圧は発電状態における
電圧とは逆極性になり、燃料極に供給された水素含有ガ
ス中の水素はイオン化して、電解質層を酸素極へ移動し
て、酸素極で水素が発生する。そして、そのように酸素
極に発生した水素により、劣化回復処理が行われる。 〔効果〕 従って、酸素極で発生した水素は還元力が強
いので、短時間で劣化を回復することができ、劣化回復
処理に要する処理時間を短縮することができるようにな
った。
【0007】〔請求項3記載の発明〕 請求項3に記載
の発明の特徴構成は、前記複数のセルが複数のブロック
に区分され、各ブロック毎に、ブロックに属する前記セ
ルに対する酸素含有ガスの供給及び停止が可能なように
構成され、前記複数のブロックのうち、一部のブロック
は、酸素含有ガスの供給を継続して発電状態に維持した
状態で、残部のブロックに対して、酸素含有ガスの供給
を停止して前記劣化回復処理を施すことにある。 〔作用〕 請求項3に記載の特徴構成によれば、複数の
ブロックのうち、一部のブロックは、酸素含有ガスの供
給を継続して発電状態に維持した状態で、残部のブロッ
クに対して、酸素含有ガスの供給を停止する。すると、
発電状態のブロックで発電されて流れる電流は、酸素含
有ガスの供給が停止されているブロックに流れ、その酸
素含有ガスの供給が停止されているブロックに属するセ
ルの電圧は発電状態における電圧とは逆極性になって、
そのブロックに属するセルにおいては、酸素極に水素が
発生して、劣化回復処理が行われる。 〔効果〕 従って、燃料電池の運転中においても、適
宜、所定のブロックに対する酸素含有ガスに供給を停止
することにより、そのブロックに対して劣化回復処理を
施すことができるので、劣化回復処理を行うために燃料
電池の運転を停止させることが不要となり、使い勝手を
向上することができ、又、セルの電圧を逆極性にするた
めに必要となる外部電流電源が不要になる。
【0008】〔請求項4記載の発明〕 〔構成〕 請求項4に記載の発明の特徴構成は、前記劣
化回復処理を、セルに電流が流れない状態とし、前記燃
料極に水素含有ガスを供給し、且つ、前記酸素極に対す
る酸素含有ガスの供給を停止して、前記燃料極側から前
記酸素極側へ透過する水素により行うことにある。 〔作用〕 請求項4に記載の特徴構成によれば、セルに
電流が流れない状態とし、燃料極に水素含有ガスを供給
し、且つ、酸素極に対する酸素含有ガスの供給を停止す
ると、燃料極に供給された水素含有ガスは、電解質層を
酸素極側へ透過して、酸素極に水素が存在することにな
る。そして、そのようにして酸素極に存在する水素によ
り、劣化回復処理が行われる。 〔効果〕 従って、単に、セルに電流が流れない状態と
して、燃料極に対する水素含有ガスの供給を継続する状
態で、酸素極に対する酸素含有ガスの供給を停止するだ
けで、劣化回復処理が行えるようになり、劣化回復処理
のための装置を特に設置する必要がないので、劣化回復
処理コストを低減することができるようになった。
【0009】〔請求項5記載の発明〕 〔構成〕 請求項5に記載の発明の特徴構成は、前記劣
化回復処理を、セルに電流が流れない状態とし、前記酸
素極に水素含有ガスを供給することにより行うことにあ
る。 〔作用〕 請求項5に記載の特徴構成によれば、セルに
電流が流れない状態として、酸素極に水素含有ガスを供
給すると、酸素極において、水素含有ガス中の水素によ
り、劣化回復処理が行われる。 〔効果〕 従って、単に、セルに電流が流れない状態に
して、酸素極に水素含有ガスを供給するだけで、劣化回
復処理が行えるようになり、酸素極に水素含有ガスを供
給する構成としては、燃料極に水素含有ガスを供給する
ために本来設けてある構成を用いることができるので、
劣化回復処理コストを低減することができるようになっ
た。
【0010】〔請求項6記載の発明〕 〔構成〕 請求項6に記載の発明の特徴構成は、電解質
層として高分子膜を備えたセルが設けられていることに
ある。 〔作用〕 請求項6に記載の特徴構成によれば、電解質
層として高分子膜を備えたセルが設けられている、所
謂、高分子型燃料電池において、ガス処理装置を設けず
に、劣化原因ガスが含まれたままの空気を酸素極に供給
して燃料電池を運転し、劣化原因ガスにより性能が劣化
すると、適宜に本発明による劣化回復処理を実行して、
劣化を回復させる。 〔効果〕 つまり、高分子型燃料電池は、動作温度が例
えば120°C以下と低いため、特に、劣化原因ガスの
吸着による劣化を起こし易いため、従来では、ガス処理
装置を設置するにしても特に高度に劣化原因ガスを除去
できるものを設置する必要があったので、価格が高くな
るという問題が特に顕著となっていた。そこで、高分子
型燃料電池において、本発明による燃料電池の運転方法
を実施して劣化を回復するようにして、ガス処理装置を
設置しないようにすることにより、低価格化の面での効
果を特に顕著なものとすることができるようになった。
【0011】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕以下、図1ない
し図6に基づいて、本発明の第1の実施の形態を説明す
る。先ず、本発明の運転方法を実施する燃料電池につい
て説明する。燃料電池は、図1ないし図5に示すよう
に、電解質層1の一方の面に酸素極2を備え且つ他方の
面に燃料極3を備えた複数のセルCを、電気的に直列接
続する状態で設け、酸素含有ガスを酸素極2に供給し、
水素含有ガスを燃料極3に供給して発電するように構成
してある。セルCについて説明を加えると、セルCは、
電解質層1の一方の面に酸素極2及び集電板4を配置
し、且つ、他方の面に燃料極3及び集電板4を配置した
状態で一体化して構成してある。そして、そのようなセ
ルCの複数を、互いの間に酸素極側セパレータ5及び燃
料極側セパレータ6を位置させた状態で積層状態に並置
し、並びに、積層方向の両端部夫々に電力取り出し用の
集電部7を設けて、セルスタックNCを構成してある。
酸素極側セパレータ5は、酸素極2側の面に、酸素含有
ガスを通流させる酸素含有ガス通流溝5sを形成し、反
対側の面に、冷却水を通流させる冷却水通流溝5wを形
成してある。燃料極側セパレータ6は、燃料極3側の面
に水素含有ガスを通流させる水素含有ガス通流溝6fを
形成し、反対側の面に、酸素極側セパレータ5の冷却水
通流溝5wと面対称となる冷却水通流溝6wを形成して
ある。
【0012】更に、電解質層1、酸素極側セパレータ5
及び燃料極側セパレータ6の夫々には、それらを重ねた
ときに夫々が積層方向に連なる状態で、厚さ方向に貫通
する6個の孔1h,5h,6hを形成してある。積層方
向視において、電解質層1、酸素極側セパレータ5及び
燃料極側セパレータ6の夫々に形成する6個の孔1h,
5h,6hのうち、2個は酸素含有ガス通流溝5sの通
流経路の両端部に各別に重なり、別の2個は水素含有ガ
ス通流溝6fの通流経路の両端部に各別に重なり、残り
の2個は冷却水通流溝5w,6wの通流経路の両端部に
各別に重なる。
【0013】従って、セルスタックNCには、電解質層
1、酸素極側セパレータ5及び燃料極側セパレータ6夫
々の孔1h,5h,6hが積層方向に連なって形成され
る通路が6本形成されるが、それらのうちの2本は、各
酸素含有ガス通流溝5sの両端部に各別に連通し、別の
2本は、各水素含有ガス通流溝6sの両端部に各別に連
通し、残りの2本は、各冷却水通流溝5w,6wの両端
部に各別に連通している。
【0014】更に、図5に示すように、セルスタックN
Cの積層方向の一端部には、各酸素含有ガス通流溝5s
の端部に連通する2本の前記通路のうちの1本、各水素
含有ガス通流溝6sの端部に連通する2本の前記通路の
うちの1本、及び、各冷却水通流溝5w,6wの端部に
連通する2本の前記通路のうちの1本に各別に連通する
3個の筒状の接続部8を備えた端板9を設け、セルスタ
ックNCの積層方向の他端部には、各酸素含有ガス通流
溝5sの端部に連通する2本の前記通路のうちの他の1
本、各水素含有ガス通流溝6sの端部に連通する2本の
前記通路のうちの他の1本、及び、各冷却水通流溝5
w,6wの端部に連通する2本の前記通路のうちの他の
1本に各別に連通する3個の筒状の接続部8を備えた端
板9を設けてある。尚、端版9に設けた3個の接続部8
は、酸素含有ガス用、水素含有ガス用及び冷却水用夫々
を区別するために、酸素含有ガス用のものにsを、水素
含有ガス用のものにfを、並びに、冷却水用のものにw
を夫々付す。
【0015】一方の端板9の酸素含有ガス供給用の接続
部8sに酸素含有ガス供給路10を、水素含有ガス供給
用の接続部8fに水素含有ガス供給路11を、冷却水供
給用の接続部8wに冷却水供給路12を夫々接続し、一
対の集電部7に発電電力を消費する外部負荷Rを接続す
る。そして、酸素含有ガス供給路10を通じて酸素含有
ガスを、水素含有ガス供給路11を通じて水素含有ガス
と水蒸気との混合ガスを、並びに、冷却水供給路12を
通じて冷却水を夫々供給すると、各セルCに対応する酸
素含有ガス通流溝5sを酸素含有ガスが通流し、各セル
Cに対応する水素含有ガス通流溝6fを水素含有ガスと
水蒸気との混合ガスが通流し、各セルCに対応する冷却
水通流溝5w,6wを冷却水が通流する。そして、各セ
ルCにおいて、水素含有ガス通流溝6fを通流する水蒸
気により高分子膜1が湿らされる状態で、酸素含有ガス
中の酸素と水素含有ガス中の水素の電気化学反応により
発電される。又、冷却水の通流により、各セルCの温度
が所定の温度に維持される。
【0016】電解質層1は、フッ素樹脂系のイオン交換
膜(ナフィオン等)から形成し、酸素極2及び燃料極3
は、白金等の電極触媒を担持したカーボンから成る多孔
状の導電材から形成し、酸素極側セパレータ5及び燃料
極側セパレータ6は、カーボン等から成る気密性の導電
材により形成してある。
【0017】次に、図6に基づいて、上記の如き構成の
燃料電池において、酸素極2に水素を存在させて劣化を
回復する劣化回復処理を行う運転装置(以下、単に運転
装置と称する場合がある)について説明を加える。運転
装置は、端板9における水素含有ガス供給用の接続部8
fに接続する水素含有ガス供給部Sfと、一対の集電部
7に接続した導電路13と、その導電路13に介装した
スイッチ14及び直流電力供給用の外部電源15を備え
て構成してある。
【0018】水素含有ガス供給部Sfは、水素含有ガス
供給路11、その水素含有ガス供給路11に水素含有ガ
スを供給する水素含有ガス供給源16、水素含有ガス供
給路11を通流する水素含有ガスに水蒸気を混合する加
湿部17 、及び、水素含有ガス供給路11に介装した水
素含有ガス用開閉弁Va1及び水素含有ガス用比例弁V
p1を備えて構成してある。
【0019】加湿部17は、気密状のケーシング17c
内に、気相部分が形成される状態で水を貯留して構成
し、その加湿部17を、水素含有ガス供給路11の上流
側の開口端が液相部分に位置し、下流側の開口端が気相
部分に位置する状態で、水素含有ガス供給路11の途中
に介装してある。つまり、水素含有ガス供給路11の上
流側の開口端から水素含有ガスを水中に噴出し、気相部
分に存在している水蒸気を含んだ水素含有ガスを、水素
含有ガス供給路11の下流側の開口端に流入させること
により、水素含有ガス供給路11を通流する水素含有ガ
スに水蒸気を混合するように構成してある。外部電源1
5は、例えば二次電池にて構成することができる。
【0020】尚、図6中のSsは、通常の運転用として
元々設けてある酸素含有ガス供給部であり、同じく、S
wは、通常の運転用として元々設けてある冷却水供給部
である。酸素含有ガス供給部Ssは、端板9における酸
素含有ガス供給用の接続部8sに接続する酸素含有ガス
供給路10と、その酸素含有ガス供給路10に酸素含有
ガスとして空気を供給する送風機19と、酸素含有ガス
供給路10に介装した酸素含有ガス用開閉弁Va2及び
酸素含有ガス用比例弁Vp2等を備えて構成してある。
冷却水供給部Swは、冷却水供給用の接続部8wに接続
する冷却水供給路12と、その冷却水供給路12に冷却
水を供給する冷却水用ポンプ18等を備えて構成してあ
る。尚、水素含有ガス供給部Sfは、通常の運転用とし
て元々設けているものを兼用している。
【0021】次に、上記のように構成した運転装置を用
いて劣化回復処理を行う運転方法について説明する。酸
素含有ガス用開閉弁Va2を閉じて、各セルCに対する
酸素含有ガスの供給を遮断する。そして、水素含有ガス
用開閉弁Va1を開くとともに、水素利用率が70%程
度になるように比例弁Vp1により水素含有ガス供給量
を調節し、並びに、スイッチ14を閉じて、各セルCを
通常の運転時と同一方向で同一値の電流が流れるよう
に、外部電源15を調節する。従って、各セルCの燃料
極3に水素含有ガスを供給し、各セルCの酸素極2に対
する酸素含有ガスの供給を停止し、且つ、各セルCに発
電状態と同じ向きの電流を流す状態となり、各セルCの
酸素極2で水素が発生して、劣化回復処理が行われる。
【0022】次に、図12に基づいて、劣化回復処理を
行うことにより劣化が回復される状態を評価するための
評価用の運転装置について説明する。尚、この評価用の
運転装置は,本第1実施形態における劣化回復処理だけ
でなく、後述する第3及び第4実施形態における劣化回
復処理も行えるように構成してある。運転装置は、評価
対象のセルスタックNCの端板9における水素含有ガス
供給用の接続部8fに接続する水素含有ガス供給部Sf
と、酸素含有ガス供給用の接続部8sに接続する酸素含
有ガス供給部Ssと、冷却水供給用の接続部8wに接続
する冷却水供給部Swと、一対の集電部7に接続した導
電路13と、その導電路13に介装したスイッチ14等
を備えて構成してある。評価対象のセルスタックNC
は、評価対象の1個のセルCを用いて、上述と同様の構
成にて形成してある。水素含有ガス供給部Sf、酸素含
有ガス供給部Ss及び冷却水供給部Sw夫々は、上述と
同様に構成してある。尚、水素含有ガス供給源16は、
水素ガスを充填したボンベにて構成し、水素含有ガスと
して純水素ガスを供給するように構成してある。
【0023】更に、水素含有ガス供給路11から分岐さ
せた分岐路11bを酸素含有ガス供給用の接続部8sに
接続するとともに、その分岐路11bに分岐路用開閉弁
Va4を介装してあり、その分岐路用開閉弁Va4を開
くことにより、セルCの酸素極2に水素含有ガスを供給
することができるようにしてある。
【0024】又、酸素含有ガス供給路10にバイパス路
10bを接続し、そのバイパス路10bに、加湿器17
を、水素含有ガス供給路11に介装するのと同様の構成
で介装し、並びに、バイパス路10bにバイパス路用開
閉弁Va5を、酸素含有ガス供給路10においてバイパ
ス路10bにて迂回される部分に本路用開閉弁Va6を
夫々介装して、バイパス路用開閉弁Va5及び本路用開
閉弁Va6の開閉操作により、酸素極2に供給する空気
に水蒸気を混合させるか否かを切り換え自在にしてあ
る。
【0025】又、酸素含有ガス供給路10において、加
湿器17よりも下流側に、二酸化窒素供給部Snを接続
して、セルCの酸素極2に供給する空気に二酸化窒素ガ
スを混合させることができるように構成してある。二酸
化窒素供給部Snは、酸素含有ガス供給路10に接続し
た二酸化窒素ガス供給路20と、その二酸化窒素ガス供
給路20に二酸化窒素ガスを供給する二酸化窒素ガス供
給源21と、二酸化窒素ガス供給路20に介装した二酸
化窒素用開閉弁Va3及び二酸化窒素用比例弁Vp3を
備えて構成してある。二酸化窒素ガス供給源21には、
所定の濃度に二酸化窒素ガスを混合した空気を充填して
ある。又、導電路13には、セルCの発電を停止した状
態でセルCに外部から電流を流すための外部電源15、
又は、発電状態において、セルCを流れる電流を調節す
る負荷調節装置22のいずれかを適宜接続する。
【0026】次に、上述の評価用の運転装置を用いた運
転方法について説明する。先ず、導電路13に負荷調節
装置22を接続して、スイッチ14を閉じ、並びに、水
素含有ガス用開閉弁Va1、酸素含有ガス用開閉弁Va
2及びバイパス路用開閉弁Va5を開状態とし、本路用
開閉弁Va6、二酸化窒素ガス用開閉弁Va3及び分岐
路用開閉弁Va4を閉状態にする。従って、セルCの酸
素極2に空気と水蒸気との混合ガスが供給され、燃料極
3に水素ガスと水蒸気との混合ガスが供給されて、セル
Cが発電状態となる。この場合、酸素含有ガス用比例弁
Vp2を空気利用率が30%になるように調節し、水素
含有ガス用比例弁Vp1を水素利用率が70%になるよ
うに調節し、負荷調節装置22をセルCの電流密度が3
00mA/cm2 になるように調節し、セルCの温度が
70°C程度になるように冷却水用ポンプ18を調節す
る。この時のセルCの発電電圧は、628mVであっ
た。
【0027】続いて、下記のように運転状態を切り換え
るが、以下の説明では、各開閉弁の調節については、開
閉状態を切り換えるもののみについて説明する。
【0028】続いて、二酸化窒素用開閉弁Va3を開状
態に切り換えて、酸素極2に供給する空気に劣化原因ガ
スとして二酸化窒素ガスを強制的に含有させて、セルC
を発電させ、セルCを強制的に劣化させる。この場合、
二酸化窒素ガスの濃度が1ppmになるように二酸化窒
素用比例弁Vp3を調節する。上記の状態を約24時間
継続すると、セルCの電圧は564mVにまで低下し
た。
【0029】続いて、二酸化窒素用開閉弁Va3を閉状
態に切り換えて、通常の発電状態を100時間程度継続
しても、セルCの電圧は555mVであり、劣化が回復
しないことが分かる。続いて、導電路13に外部電源1
5を接続するとともに、酸素含有ガス用開閉弁Va2を
閉状態に切り換えて酸素極2への空気の供給を遮断し、
セルCを上記の発電状態と同一方向で同一値の電流が流
れるように、外部電源15を調節する。この時のセルC
の電圧は、−34mVになった。この状態を所定の時間
(例えば、10分間程度)維持する。
【0030】続いて、導電路13に負荷調節装置22を
接続するとともに、酸素含有ガス用開閉弁Va2を開状
態に切り換えて、通常の発電状態とし、負荷調節装置2
2をセルCの電流密度が300mA/cm2 になるよう
に調節する。この状態にした直後のセルCの電圧は62
3mVであり、劣化が回復したことが分かる。この状態
を100時間継続しても、セルCの電圧は620mVで
あり、劣化回復状態が維持されていることが分かる。
【0031】〔第2実施形態〕以下、図7ないし図9に
基づいて、本発明の第2の実施の形態を説明する。第2
実施形態においては、セルスタックNCは、複数のブロ
ックBに区分し、各ブロックB毎に、ブロックBに属す
るセルCの酸素極2に対する酸素含有ガスの供給及び停
止が可能なように構成してある。具体的には、ブロック
B間において、酸素極側セパレータ5と燃料極側セパレ
ータ6との間に位置させて、一方側のブロックBに対し
て酸素含有ガスを供給し、他方側のブロックBから酸素
含有ガスを排出させるように構成した区画部材23を設
けて、複数のブロックBに区分してある。
【0032】図7及び図8に示すように、区画部材23
には、一方側のブロックBにおける酸素含有ガス通流溝
5sの一方の端部に連通する通路に連通する孔23m
と、他方側のブロックBにおける酸素含有ガス通流溝5
sの他方の端部に連通する通路に連通する孔23nを形
成してある。一方の孔23mは、区画部材23の一方の
面に開口し、且つ、端面に開口するように屈曲状に形成
し、他方の孔23nは、区画部材23の他方の面に開口
し、且つ、端面に開口するように屈曲状に形成してあ
る。各区画部材23の一方の孔23mには筒状の供給用
の接続部24を連通接続し、他方の孔23nには筒状の
排出用の接続部25を連通接続してある。
【0033】そして、酸素含有ガス供給路10を、一方
の端板9の酸素含有ガス供給用の接続部8s、各区画部
材23の供給用の接続部24の夫々に並列接続するとと
もに、各酸素含有ガス供給路10に酸素含有ガス用開閉
弁Va2を介装して、各酸素含有ガス用開閉弁Va2の
開閉操作により、ブロックB毎に酸素含有ガスの供給及
び停止が可能なように構成してある。
【0034】次に、図9に基づいて、上記の如き構成の
燃料電池において、酸素極2に水素を存在させて劣化を
回復する劣化回復処理を行う運転装置について説明を加
える。運転装置は、酸素含有ガス供給路10を、一方の
端板9の酸素含有ガス供給用の接続部8s、各区画部材
23の供給用の接続部24の夫々に並列接続するととも
に、各酸素含有ガス供給路10に酸素含有ガス用開閉弁
Va2を介装した点、及び、導電路13に負荷調節装置
22を接続した点以外は、上記の第1実施形態と同様に
構成してある。
【0035】次に、上記のように構成した運転装置を用
いて劣化回復処理を行う運転方法について説明する。複
数のブロックBのうち、一部のブロックBの酸素含有ガ
ス用開閉弁Va2を開き、残りのブロックBの酸素含有
ガス用開閉弁Va2を閉じ、並びに、水素含有ガス用開
閉弁Va1を開く。従って、セルスタックNCを構成す
る複数のブロックBのうち、一部のブロックBは、酸素
含有ガスを供給して発電状態に維持した状態で、残部の
ブロックBは、酸素含有ガスの供給を停止することにな
る。この場合、通常の発電状態と同様に電流が流れるよ
うに、負荷調節装置22を調節する。すると、発電状態
のブロックBで発電されて流れる電流は、酸素含有ガス
の供給が停止されているブロックBにも流れるので、そ
のブロックBに属するセルCにおいては、酸素極2に水
素が発生して、劣化回復処理が行われる。
【0036】〔第3実施形態〕以下、図10に基づい
て、本発明の第3の実施の形態を説明する。セルスタッ
クNCは第1実施形態と同様に構成してある。運転装置
は、第1実施形態と同様の水素含有ガス供給部Sfを備
えて構成してある。尚、図10中のSsは、通常の運転
用として元々設けてある酸素含有ガス供給部であり、同
じく、Swは、通常の運転用として元々設けてある冷却
水供給部であり、第1実施形態と同様の構成である。
又、水素含有ガス供給部Sfは、通常の運転用として元
々設けているものを兼用している。
【0037】次に、上記のように構成した運転装置を用
いて劣化回復処理を行う運転方法について説明する。一
対の集電部7を開放状態として、各セルCに電流が流れ
ない状態にし、水素含有ガス用開閉弁Va1を開いて、
各セルCの燃料極3に水素含有ガスを供給するととも
に、酸素含有ガス用開閉弁Va2を閉じて、各セルCの
酸素極に対する酸素含有ガスの供給を遮断する。従っ
て、燃料極3に供給された水素含有ガスは、電解質層1
を酸素極2側へ透過して、酸素極で水素が存在すること
になり、劣化回復処理が行われる。
【0038】次に、図12に示す評価用の運転装置を用
いて劣化回復処理を行うための運転方法について説明す
る。先ず、第1実施形態と同様に、セルCを発電状態と
し、続いて、第1実施形態と同様に、酸素極2に供給す
る空気に劣化原因ガスとして二酸化窒素ガスを強制的に
含有させて、セルCを発電させて、セルCを強制的に劣
化させる。続いて、第1実施形態と同様に、通常の発電
状態を100時間程度継続して、劣化が回復しないこと
確認した。そのときのセルCの電圧は553mVであっ
た。
【0039】続いて、スイッチ14を開いて、セルCに
電流が流れない状態にし、水素含有ガス用開閉弁Va1
を開いて、セルCの燃料極3に水素含有ガスを供給する
とともに、酸素含有ガス用開閉弁Va2を閉じて、セル
Cの酸素極2に対する酸素含有ガスの供給を遮断する。
この状態を所定の時間(例えば、30分間)維持する。
そして、通常の運転状態にすると、セルCの電圧は59
3mvにまで増加し、劣化が回復した。
【0040】〔第4実施形態〕以下、図11に基づい
て、本発明の第4の実施の形態を説明する。セルスタッ
クNCは第1実施形態と同様に構成してある。運転装置
は、水素含有ガス供給路11から分岐させた分岐路11
bを酸素含有ガス供給用の接続部8sに接続し、その分
岐路11bに分岐路用開閉弁Va4を介装した点以外
は、上記の第3実施形態と同様に構成してある。つま
り、分岐路用開閉弁Va4を開くことにより、セルCの
酸素極2に水素含有ガスを供給することができるように
構成してある。
【0041】次に、上記のように構成した運転装置を用
いて劣化回復処理を行う運転方法について説明する。一
対の集電部7を開放状態にして、各セルCに電流が流れ
ない状態にし、水素含有ガス用開閉弁Va1を開いて、
各セルCの燃料極3に水素含有ガスを供給するととも
に、酸素含有ガス用開閉弁Va2を閉じ、並びに、分岐
路用開閉弁Va4を開いて、各セルCの酸素極2に、酸
素含有ガスに代えて水素含有ガスを供給する。従って、
各セルCの酸素極2に供給された水素含有ガス中の水素
により、劣化回復処理が行われる。
【0042】次に、図12に示す評価用の運転装置を用
いて劣化回復処理を行うための運転方法について説明す
る。先ず、第1実施形態と同様に、セルCを発電状態と
し、続いて、第1実施形態と同様に、酸素極2に供給す
る空気に劣化原因ガスとして二酸化窒素ガスを強制的に
含有させて、セルCを発電させて、セルCを強制的に劣
化させる。続いて、第1実施形態と同様に、通常の発電
状態を100時間程度継続して、劣化が回復しないこと
確認した。そのときのセルCの電圧は557mVであっ
た。
【0043】続いて、スイッチ14を開いて、セルCに
電流が流れない状態にし、水素含有ガス用開閉弁Va1
を開いて、セルCの燃料極3に水素含有ガスを供給する
とともに、酸素含有ガス用開閉弁Va2を閉じ、並び
に、分岐路用開閉弁Va4を開いて、セルCの酸素極2
に酸素含有ガスに代えて水素含有ガスを供給する。この
ときのセルCの電圧は、略0Vであった。この状態を所
定の時間(例えば、10分間)維持する。そして、通常
の運転状態にすると、セルCの電圧は609mvにまで
増加し、劣化が回復した。
【0044】〔別実施形態〕次に別実施形態を説明す
る。 (イ) 上記の第1の実施形態における劣化回復処理に
おいて、外部電源15によりセルCに流す電流は、通常
の運転時と同一方向であれば、電流値は適宜変更可能で
ある。又、第2実施形態における劣化回復処理において
も、負荷調節装置22により調節する電流値は適宜変更
可能である。
【0045】(ロ) 上記の第4実施形態においては、
劣化回復処理において、セルCの酸素極2に、酸素含有
ガスに代えて水素含有ガスを供給する場合について例示
したが、水素含有ガスを混合した酸素含有ガスを供給し
ても良い。
【0046】(ハ) 上記の各実施形態において、水素
含有ガスとは、水素ガスを主成分とするガスであり、純
水素ガスに限定されるものではなく、例えば、炭化水素
系のガスを水蒸気を用いて改質した改質ガスでも良い。
水素含有ガスには、酸素ガスは含まれていないが、セル
Cにおける発電反応に影響を与えない程度の微量の酸素
ガスを含んでいても良い。
【0047】(ニ) 上記の各実施形態において、劣化
回復処理を行うときのセルCの温度は、適宜変更可能で
ある。 (ホ) 燃料極3に水素含有ガスを供給し、酸素極2に
対する酸素含有ガスの供給を停止し、且つ、セルCに発
電状態と同じ向きの電流を流すことにより行う劣化回復
処理、セルCに電流が流れない状態とし、燃料極3に水
素含有ガスを供給し、且つ、酸素極2に対する酸素含有
ガスの供給を停止することにより行う劣化回復処理、及
び、セルCに電流が流れない状態とし、酸素極2に水素
含有ガスを供給することにより行う劣化回復処理のうち
のいずれか二つ、又は、全てを併用して行っても良い。 (ヘ) 上記の第2実施形態における燃料電池におい
て、第3実施形態における劣化回復処理、又は、第4実
施形態における劣化回復処理を、所定のブロックBを選
択して行っても良い。
【0048】(ト) 本発明を適用することができる高
分子型燃料電池の構成は、上記の各実施形態において例
示した構成に限定されるものではない。例えば、上記の
実施形態では、1個のセルC置きに冷却水を通流させる
冷却水流路を備えさせる場合について例示したが、これ
に代えて、複数のセルC置きにに冷却水流路を備えさせ
たり、冷却水流路を備えさせずに、酸素極2に供給する
酸素含有ガスにてセルCを冷却する空冷式に構成しても
良い。これらの場合、セルスタックNCの構成として
は、複数のセルCを、互いの間に、一方の面に酸素含有
ガス通流溝を且つ他方の面に水素含有ガス通流溝を備え
たセパレータを位置させた状態で積層状態に並置する構
成とする。尚、複数のセルC置きに冷却水流路を備えさ
せる場合は、複数のセルC置きに、上記の実施形態の如
き酸素極側セパレータ5及び燃料極側セパレータ6を設
ける。
【0049】あるいは、上記の実施形態の構成におい
て、燃料極側セパレータ6を多孔状の導電材にて形成
し、冷却水通流溝5w,6wを通流する冷却水の圧力
が、水素含有ガス通流溝6sを通流する水素含有ガスの
圧力よりも高くなるようにして、冷却水の一部を燃料極
3側に燃料極側セパレータ6を透過させて、高分子膜1
を湿らせる、所謂、内部加湿型に構成しても良い。
【0050】(チ) 本発明は、電解質層1として高分
子膜を備えた高分子型燃料電池以外に、電解質層1とし
てリン酸を備えたリン酸型燃料電池にも適用することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態にかかるセルスタックの要部の分
解斜視図
【図2】第1実施形態にかかるセルスタックの要部の分
解斜視図
【図3】第1実施形態にかかるセルスタックの要部の分
解斜視図
【図4】第1実施形態にかかるセルスタックの要部の分
解斜視図
【図5】第1実施形態にかかる燃料電池の概略構成を示
すブロック図
【図6】第1実施形態にかかる劣化回復処理を行う運転
装置のブロック図
【図7】第2実施形態にかかるセルスタックの要部の分
解斜視図
【図8】第2実施形態にかかる燃料電池の概略構成を示
すブロック図
【図9】第2実施形態にかかる劣化回復処理を行う運転
装置のブロック図
【図10】第3実施形態にかかる劣化回復処理を行う運
転装置のブロック図
【図11】第4実施形態にかかる劣化回復処理を行う運
転装置のブロック図
【図12】本発明にかかる劣化回復処理を行う評価用の
運転装置のブロック図
【符号の説明】
1 電解質層 2 酸素極 3 燃料極 B ブロック C セル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山崎 修 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 岡田 治 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 Fターム(参考) 5H026 AA06 BB00 CC03 CC08 CX05 EE18 5H027 AA06 BC20 CC06 MM04 MM09 MM26

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電解質層の一方の面に酸素極を備え且つ
    他方の面に燃料極を備えた複数のセルが、電気的に直列
    接続される状態で設けられ、 酸素含有ガスを前記酸素極に供給し、水素含有ガスを前
    記燃料極に供給して発電する燃料電池の運転方法であっ
    て、 前記酸素極に水素を存在させて劣化を回復する劣化回復
    処理を行う燃料電池の運転方法。
  2. 【請求項2】 前記劣化回復処理を、前記燃料極に水素
    含有ガスを供給し、前記酸素極に対する酸素含有ガスの
    供給を停止し、且つ、前記セルに発電状態と同じ向きの
    電流を流すことにより、前記酸素極で水素を発生させる
    ことにより行う請求項1記載の燃料電池の運転方法。
  3. 【請求項3】 前記複数のセルが複数のブロックに区分
    され、 各ブロック毎に、ブロックに属する前記セルに対する酸
    素含有ガスの供給及び停止が可能なように構成され、 前記複数のブロックのうち、一部のブロックは、酸素含
    有ガスの供給を継続して発電状態に維持した状態で、残
    部のブロックに対して、酸素含有ガスの供給を停止して
    前記劣化回復処理を施す請求項2記載の燃料電池の運転
    方法。
  4. 【請求項4】 前記劣化回復処理を、セルに電流が流れ
    ない状態とし、前記燃料極に水素含有ガスを供給し、且
    つ、前記酸素極に対する酸素含有ガスの供給を停止し
    て、前記燃料極側から前記酸素極側へ透過する水素によ
    り行う請求項1記載の燃料電池の運転方法。
  5. 【請求項5】 前記劣化回復処理を、セルに電流が流れ
    ない状態とし、前記酸素極に水素含有ガスを供給するこ
    とにより行う請求項1記載の燃料電池の運転方法。
  6. 【請求項6】 前記電解質層として高分子膜を備えたセ
    ルが設けられている請求項1〜5のいずれか1項に記載
    の燃料電池の運転方法。
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