JP2007207669A - 燃料電池システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】燃料電池システムは、電解質膜の両面に燃料極2の触媒層とガス拡散層及び酸化剤極3の触媒層とガス拡散層をそれぞれ配置してなる膜電極接合体からなり、前記燃料極2及び前記酸化剤極3にそれぞれ燃料ガス及び酸化剤ガスの供給を受けて発電する燃料電池を備える燃料電池スタック1であり、燃料電池の酸化剤極3の触媒層の含水量を所定値以上とし、電気化学的処理により触媒活性を回復させる触媒活性回復手段100を備え、触媒活性回復手段100は、酸化剤極3の電位を所定時間、自然電位より高い電位とする。
【選択図】図1
Description
従来の燃料電池システムにおいては、燃料電池内の不純物による性能低下後、燃料電池本体から極性を逆にして電流を取り出すことにより、電池内の不純物イオンを移動、排出させることで性能を回復させる技術が記載されている(例えば、特許文献1参照)。
する酸化剤極の触媒被毒を取り除き、被毒により低下した燃料電池発電性能を回復することができる燃料電池システムを提供することを目的としている。
本発明の燃料電池システムの好ましい実施形態では、前記触媒活性回復手段において、前記酸化剤極電位を自然電位より高い電位に維持する時間は、酸化剤極の保持電位、触媒層の含水状態により決定される。
本発明の燃料電池システムの好ましい実施形態では、前記硫黄化合物供給量は、前記燃料電池に供給される空気中に含まれる硫黄化合物濃度を検知するための硫黄化合物センサにより検出された硫黄化合物濃度と供給時間とから算出される。
本発明の燃料電池システムの好ましい実施形態では、前記燃料電池のセル電圧の低下に基づき、前記触媒活性回復手段により触媒活性回復処理を実行するか否かを判断する。
本発明の燃料電池システムの好ましい実施形態では、前記燃料電池の積算運転時間に基づき、前記触媒活性回復手段により触媒活性回復処理を実行するか否かを判断する。
本発明の燃料電池システムの好ましい実施形態では、前記触媒活性回復手段により触媒活性回復処理を実行すると判断された後、該触媒活性回復処理が実施可能となった際に、該触媒活性回復処理を実施する。
本発明の燃料電池システムの好ましい実施形態では、前記触媒活性回復手段は、前記触媒活性回復手段により触媒活性回復処理を実行する前に水または高加湿なガスの供給により触媒層含水量を増加させる。
本発明の燃料電池システムの好ましい実施形態では、前記触媒活性回復手段は、前記触媒活性回復手段により触媒活性回復処理を実行する前に前記燃料電池の温度を下げることにより触媒層含水量を増加させる。
本発明の燃料電池システムの好ましい実施形態では、前記触媒活性回復手段は、前記酸化剤極電位が所定電位となるよう、外部電源を制御する。
本発明の燃料電池システムの好ましい実施形態では、前記外部電源が二次電池である。
<実施例1>
図1は、本発明の燃料電池システムの好ましい実施例1の構成を示している。
図1に示すように、この燃料電池システムの実施例1は、燃料電池スタック1と、酸化剤供給配管13側に空気を供給するための酸化剤ブロアー(空気供給手段の一例)11と、水素供給配管7に水素を供給する高圧水素タンク4と、燃料電池スタック1で発電した電力を消費する負荷15と、燃料電池スタック1で発電した電力を蓄えることができる外部電源(電圧印加手段の一例)16を備える。燃料電池スタック1は、複数の燃料電池(単セル)をスタックすることで構成されている。
燃料電池スタック1の各燃料電池の燃料極2には、燃料ガスである水素ガスが供給される燃料ガス流路が形成されており、各燃料電池の酸化剤極3側には、酸化剤ガスが供給される酸化剤ガス流路が形成されている。酸化剤ガスの一例である空気は、酸化剤供給配管13を介して、燃料電池スタック1の各燃料電池の酸化剤極3側の酸化剤ガス流路に供給される。燃料ガス流路と酸化剤ガス流路にそれぞれ燃料ガス及び酸化剤ガスの供給を受けることにより、燃料電池スタック1は発電をする。
図1の例では燃料ガスは一例として水素ガスである。高圧水素タンク4は水素ガスを貯蔵しており、高圧水素タンク4は水素調整弁5と水素供給量調整弁6を介して水素供給配管7により、各燃料電池の燃料極2の燃料ガス流路の上流側に接続されている。各燃料電池の燃料極2の燃料ガス流路の下流側には水素排出配管8が設けられている。
図1の例では、酸化剤ガスは一例として空気である。酸化剤ガスフィルタ9は、酸化剤ブロアー11と酸化剤供給量調整弁12を介して、酸化剤供給配管13により、各燃料電池の酸化剤極3の酸化剤ガス流路の上流側に接続されている。酸化剤ブロアー11の上流には、酸化剤ガスフィルタ9が設けられており、酸化剤ガスフィルタ9は酸化剤ガス中の不純物を取り除く。
不純物が除去された酸化剤ガスは、酸化剤ブロアー11により各燃料電池の酸化剤極3の酸化剤ガス流路の上流側に供給される。各燃料電池の酸化剤極3の酸化剤ガス流路の下流側には、酸化剤排出配管14が設けられている。
高圧水素タンク4から水素供給配管7に供給される水素は、水素供給配管7に設けた水素調圧弁5によって減圧され、しかも水素の流量は水素流量調整弁6によって制御される。
図1に示す負荷15は、燃料電池スタック1の酸化剤極3側の電極板と燃料極2側の電極板とを電気的に接続しており、この負荷15は燃料電池スタック1で発電された電力を消費する。
燃料電池スタック1の酸化剤極3の電極板と負荷15の間には、スイッチ(第1スイッチ)17が設けられており、このスイッチ17は、燃料電池スタック1と負荷15との電気的な接続のON/OFF操作を切り換える。
このスイッチ18は、燃料電池スタック1または負荷15に対して、外部電源6を電気的に接続するためのON/OFF操作を切り換える。すなわち、2つのスイッチ17、18をON/OFF操作することで、燃料電池スタック1と負荷15と外部電源16はそれぞれ電気的に接続したり切断することができる。
硫黄化合物濃度センサ10から得られる硫黄化合物濃度検知信号と、出力電圧検知手段20から得られる出力電圧信号は、それぞれECU19に供給される。
この触媒活性回復手段100は、好ましくは少なくとも酸化剤ブロアー11、酸化剤供給量調整弁12、酸化剤配管13、水素調整弁5,水素供給量調整弁6、硫黄化合物濃度センサ10、外部電源16,出力電圧検知手段20、スイッチ17、18、ECU19を備える。
図2は、本実施例1の燃料電池システムにおける触媒活性回復処理操作の制御方法の一例を示しており、ステップS100からステップS105を有している。
燃料電池運転時においては、ステップS100では、触媒活性回復処理操作の必要性の判断を行う。この触媒活性回復操作の必要性の判断は、以下の基準(1)〜(5)に基づいて行われることが望ましい。
図1の硫黄化合物濃度センサ10は、酸化剤ガスフィルタ9を通過した酸化剤ガス中の硫黄化合物濃度検知信号をECU19に送る。
硫黄化合物の所定濃度は、硫黄化合物濃度検知信号に基づいてECU19が演算した硫黄化合物濃度と、燃料電池の発電性能低下との関係から、実験的に求められた値であることが望ましい。
しかし、酸化剤ガス中の硫黄化合物濃度を把握する手段は、上述した例に限定する必要はなく、燃料電池システムの実施例1を自動車などの車輌に搭載した場合には、酸化剤ガス中の硫黄化合物濃度を実際に測定するのではなく、例えばナビゲーションシステムによる走行地域における硫黄化合物濃度情報を、酸化剤ガス中の硫黄化合物濃度を把握する手段として利用しても良い。
図1の燃料電池スタック1に流入した硫黄化合物量は、硫黄化合物濃度センサ10で検出される硫黄化合物濃度と、硫黄化合物の蓄積された蓄積時間(供給時間)から計算されることが望ましい。また、硫黄化合物の所定量の値は、硫黄化合物蓄積量と燃料電池発電性能との関係から実験的に求められた値であることが望ましい。
図1の燃料電池システムに設けられた出力電圧検知手段20により検出された電圧を、単セルあたりに換算したセル電圧値で判断するが、このセル電圧値の所定電圧は、使用する燃料電池スタック1の特性から決定された値であることが望ましい。
この所定の割合は、触媒層や電解質膜の構成部材の材質、使用する図1の燃料電池スタック1の特性を考慮して、実験的に決定された値であることが望ましい。
この所定時間は、燃料電池システムの使用環境の硫黄化合物濃度、図1の酸化剤ガスフィルタ9の不純物の捕捉性能にもよるが、本実施例1においては環境基準濃度を想定して一例として5時間程度とするが、所定時間は5時間に限定する必要はない。
上記(1)〜(5)の判断基準は、何れか1つを採用することに限定する必要はなく、
触媒活性回復操作の必要性の判断は、1つあるいは複数の判断基準の組み合わせで行なってももちろん良い。
これに対して、ステップS100において、触媒活性回復処理操作が、上述した1)〜(5)の判断基準の1つ又は複数により必要であると判断された場合、ステップS101へ進む。ステップS101では、燃料電池スタック1の触媒活性回復操作が、触媒活性回復処理操作の実施可能な状態にあるか否かを判定する。
そこで、図2のステップS101において、燃料電池スタック1が触媒活性回復処理操作の実施可能な状態でないと判断された場合には、触媒活性回復処理操作の実施可能な状態となるまで、すなわち例えば低負荷運転状態になるまで待機する。
そうでなく、ステップS101において、燃料電池スタック1が触媒活性回復処理操作の実施可能な状態にあると判断された場合には、図2のステップS102に進む。
この場合に、酸化剤極の触媒層の含水量を所定値以上に増加させるのであるが、この触媒層の含水量の所定値とは、燃料電池スタック1を動作させるために十分な含水量であるが、特に通常運転の加湿量よりも多く、ガス流路内で水詰まりが起きない程度である。
ステップS103では、図1のECU19からの指令によりスイッチ18をONとして、酸化剤極3が正となるように外部電源16と燃料電池スタック1を電気的に接続して、燃料電池スタック1に電圧を印加し、図5に例示するように、酸化剤極電位を自然電位より高いE[V]にステップさせた後、電圧Eを所定時間t[min]の間保持する。
反応式は、次式である。
Pt−S+3H2O⇔SO3+6H++6e−+Pt・・・・・(反応式1)
Pt−S+4H2O⇔SO4 2−+8H++6e−+Pt・・・・・(反応式2)
このようにして、触媒活性回復手段10は、酸化剤極触媒層の含水量を増加させて、しかも酸化剤極電位を自然電位より高いE[V]にステップさせて電気化学的処理をして硫黄吸着物を除去することにより、硫黄吸着により活性サイトが減少した触媒の活性が回復するため、燃料電池の発電性能も回復することができる。従って、触媒被毒による発電性能低下を抑制した、耐久性に優れた燃料電池システムを提供することができる。
図6に示すように、制御する酸化剤極電位E1と酸化剤極電位E2(E1<E2)を比較すると、より高い酸化剤極電位E1の保持時間t1が酸化剤極電位E2の保持時間t2に比べて短いことがわかる。ただし、制御する酸化剤極電位が高すぎる場合には、単位セルあたり1.5〜2.0V程度まで酸化剤極電位を高めると、酸化剤極触媒層のカーボンの腐食劣化が進行する。
図5に示す保持時間tは、酸化剤極電位を自然電位より高い電位にする所定時間のことであるが、触媒層の材料と、酸化剤極の制御電位Eと、触媒層の含水状態によって異なるため、実験結果に基づき決定された値であることが望ましく、ここでは1分間とするが、この時間に限定されることはない。
図2のステップS105では、図1のスイッチ18をOFFにして、外部電源16から燃料電池スタック1への印加を終了して一連の触媒活性回復操作は終了する。
ここで、上述した実施例1では、含水量を増加させる処理としては、燃料電池スタック1の温度を下げている。
次に、この温度を下げて含水量を増加させる処理とは異なる、他の含水量増加処理(実施例2と実施例3)について、次に図3と図4を用いてそれぞれ説明する。
図3は、本発明の燃料電池システムの好ましい実施例2の構成を示す。
図3に示すように、この実施例2は、図1に示す実施例1とほぼ同様の構成であるが、図3の実施例2の構成は、図1の実施例1の構成に加えて、さらに酸化剤供給配管13に対して酸化剤ガスを加湿するための酸化剤加湿手段21、酸化剤バイパス配管24、酸化剤ガスの流路を切り替えるための2つの三方弁22、23を備える。図3の実施例2の他の構成部分は、図1の実施例1の対応する構成部分と同じであるので、その説明を用いる。
これにより、酸化剤ガスは酸化剤加湿手段により加湿され、加湿された酸化剤ガスは、燃料電池スタック1に供給することができ、酸化剤極3の触媒層の含水量を増加させることができる。また、高加湿の酸化剤ガスのみならず、酸化剤極3の触媒層に対して水を供給しても良い。
図4は、本発明の燃料電池システムの好ましい実施例3の構成を示す。
図4に示すように、この実施例3は、図1の実施例1とほぼ同様であるが、図4の実施例3は、図1の実施例1の構成に加えて、さらに燃料電池スタック1を冷却するための冷却水流路27、冷却水を貯めておくための冷却水タンク26、そして冷却水を循環させるための冷却水ポンプ25を備える。冷却水ポンプ25はECU19に接続されており、E
CU19は冷却水流量を制御することができる。
図2の制御フローチャートにおいて、ステップS102に移行した後、ECU19からの指令により、冷却水流量を増加させて、燃料電池スタック1の温度を下げる。燃料電池スタック1の温度を下げることにより相対湿度が増加するために、酸化剤極3の含水量を増加させることができる。
次に、本発明の燃料電池システムの好ましい実施例4について説明する。
本実施例4における燃料電池システムの構成は、図1の実施例1の構成と同様である。この実施例4の燃料電池システムにおける触媒活性回復処理操作について、図7の制御フローチャートを用いて説明する。
本実施例4では、図7のステップS203において、図1のECU19からの指令により酸化剤供給量調整弁12を制御して、酸化剤極3への酸化剤ガスの供給流量を増加させる。酸化剤ガスの流量を増加させることにより、電気化学的処理により酸化剤極の触媒表面から脱離した硫黄の排出を促進し、操作により表面から脱離後に触媒層内に残留した硫黄の触媒への再吸着を防ぐことができる。
以上の操作により、酸化剤極触媒金属表面に吸着した硫黄吸着物を効果的に除去することができ、これにより被毒によって失活した触媒の活性が回復し、燃料電池スタック1の発電性能を回復することができる。
次に、本発明の燃料電池システムの好ましい実施例5について、図8を参照して説明する。
本実施例5における燃料電池システムの構成は、図1の実施例1の構成と同様である。実施例5の制御フローチャートは、図2に示す実施例1の制御フローチャートと同様であるため、図2の制御フローチャートを用いて説明する。
上記実施例1では、図5に示すように酸化剤極電位はステップ状(矩形パルス状)に増加させて所定時間保持しているが、本実施例5では図8に示すように酸化剤極電位を、のこぎり波状にスイープさせながら上昇させる。
上述した図1の実施例1,図3の実施例2及び図4の実施例3では、酸化剤極触媒層の含水量を増加する手段について説明したが、いずれの酸化剤極触媒層の含水量を増加する手段を用いてもかまわない。
本発明の実施例では、燃料電池の発電性能の低下割合を判断基準とすることで、セル特性が異なった場合にも、触媒被毒による性能低下を回復することができる。従って、使用する燃料電池スタックの特性に応じて、触媒活性回復処理が最適化された燃料電池システムを提供することができる。
本発明の実施例では、上記判断において触媒活性回復操作の実施が必要であると判断された場合、その後に触媒活性回復操作処理の実施が可能となるタイミング(例えば、低負荷運転状態になるタイミング)で回復操作処理を行なうことで、燃料電池の運転を停止することなく、発電性能を回復することができる。
本発明の実施例では、触媒活性回復処理操作の実施前に、酸化剤極に高加湿ガスまたは水を供給することで確実に触媒層含水量を増加させ、触媒活性回復処理操作時の脱離反応を促進することができる。従って、触媒活性回復効果をさらに高め、高耐久性の燃料電池システムを提供することができる。
本発明の実施例では、触媒活性回復処理操作時において酸化剤ガス流量を増加させることにより、触媒活性回復処理操作により触媒表面から脱離した硫黄の排出を促進し、触媒活性回復操作後の再吸着を防ぐことができる。従って、触媒活性回復効果をさらに高め、高耐久性の燃料電池システムを提供することができる。
本発明の実施例では、図1と図4の外部電源16としては、好ましくは燃料電池スタックの余剰電力を蓄える二次電池を用いることで、燃料電池システムを大型化することなく、触媒活性回復処理操作を実施することができる。
2 燃料極
3 酸化剤極
4 高圧水素タンク
5 水素調整弁
6 水素供給量調整弁
7 水素供給配管
8 水素排出配管
9 酸化剤ガスフィルタ
10 硫黄化合物濃度センサ
11 酸化剤ブロアー
12 酸化剤供給量調整弁
13 酸化剤供給配管
14 酸化剤排出配管
15 負荷
16 外部電源
17 スイッチ(第1スイッチ)
18 スイッチ(第2スイッチ)
19 ECU(電子制御装置
20 出力電圧検知手段
21 酸化剤加湿手段
22 三方弁
23 三方弁
24 酸化剤バイパス配管
25 冷却水ポンプ
26 冷却水ポンプ
27 冷却水流路
100 触媒活性回復手段
Claims (16)
- 電解質膜の両面に燃料極の触媒層とガス拡散層及び酸化剤極の触媒層とガス拡散層をそれぞれ配置してなる膜電極接合体からなり、前記燃料極及び前記酸化剤極にそれぞれ燃料ガス及び酸化剤ガスの供給を受けて発電する燃料電池を備える燃料電池システムにおいて、
前記燃料電池の前記酸化剤極の前記触媒層の含水量を所定値以上とし、電気化学的処理により触媒活性を回復させる触媒活性回復手段を備え、前記触媒活性回復手段は、酸化剤極電位を所定時間、自然電位より高い電位とすることを特徴とする燃料電池システム。 - 前記触媒活性回復手段は、酸化剤極電位を所定時間、自然電位より高い電位とし、所定電位以下とすることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
- 前記触媒活性回復手段において、前記酸化剤極電位を自然電位より高い電位に維持する時間は、酸化剤極の保持電位、触媒層の含水状態により決定されることを特徴とする請求項1又は2に記載の燃料電池システム。
- 前記燃料電池に供給される空気中に含まれる硫黄化合物濃度を検知するための硫黄化合物センサを備え、前記燃料電池の運転時において前記硫黄化合物センサで検出された硫黄化合物濃度に基づき、前記触媒活性回復手段により触媒活性回復処理を実行するか否かを判断することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つの項に記載の燃料電池システム。
- 前記燃料電池に供給される硫黄化合物供給量に基づき、前記触媒活性回復手段により触媒活性回復処理を実行するか否かを判断することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つの項に記載の燃料電池システム。
- 前記硫黄化合物供給量は、前記燃料電池に供給される空気中に含まれる硫黄化合物濃度を検知するための硫黄化合物センサにより検出された硫黄化合物濃度と供給時間とから算出されることを特徴とする請求項5に記載の燃料電池システム。
- 前記燃料電池のセル電圧の低下に基づき、前記触媒活性回復手段により触媒活性回復処理を実行するか否かを判断することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つの項に記載の燃料電池システム。
- 前記燃料電池の発電性能低下割合に基づき、前記触媒活性回復手段により触媒活性回復処理を実行するか否かを判断することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つの項に記載の燃料電池システム。
- 前記燃料電池の積算運転時間に基づき、前記触媒活性回復手段により触媒活性回復処理を実行するか否かを判断することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つの項に記載の燃料電池システム。
- 前記触媒活性回復手段により触媒活性回復処理を実行すると判断された後、該触媒活性回復処理が実施可能となった際に、該触媒活性回復処理を実施することを特徴とする請求項1〜9のいずれか1つの項に記載の燃料電池システム。
- 前記触媒活性回復手段は、前記触媒活性回復手段により触媒活性回復処理を実行する前に生成水により触媒層含水量を増加させることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1つの項に記載の燃料電池システム。
- 前記触媒活性回復手段は、前記触媒活性回復手段により触媒活性回復処理を実行する前に水または高加湿なガスの供給により触媒層含水量を増加させることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1つの項に記載の燃料電池システム。
- 前記触媒活性回復手段は、前記触媒活性回復手段により触媒活性回復処理を実行する前に前記燃料電池の温度を下げることにより触媒層含水量を増加させることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1つの項に記載の燃料電池システム。
- 前記触媒活性回復手段は、酸化剤ガス流量を増加させることを特徴とする請求項1〜13のいずれか1つの項に記載の燃料電池システム。
- 前記触媒活性回復手段は、前記酸化剤極電位が所定電位となるよう、外部電源を制御することを特徴とする請求項1〜14のいずれか1つの項に記載の燃料電池システム。
- 前記外部電源が二次電池であることを特徴とする請求項15に記載の燃料電池システム。
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