JP2000260164A - 再生装置及び記録媒体 - Google Patents
再生装置及び記録媒体Info
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Landscapes
- Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
- Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)
- Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)
Abstract
きるようにすること。 【解決手段】DSSファイルは複数のデータブロックで
なり、各データブロックは複数のセクタで構成され、そ
のセクタヘッダには当該セクタに記録される音声データ
の再生時間情報が記憶される。制御装置104は、この
セクタヘッダの情報から各ブロックの再生時間を記録し
た管理ファイル111を作成する。入力装置102によ
り任意の再生時間指定がなされると、この管理ファイル
111を参照して、その指定時間がどのデータブロック
内に位置するかを検索する。その後、そのデータブロッ
クの先頭セクタから順次セクタ内の音声データの再生時
間をセクタヘッダより算出し、その算出された再生時間
と、上記検索されたデータブロックの1つ前のデータブ
ロックまでの再生時間との和が、指定再生時間と一致す
るところのセクタを検索し、当該セクタにアクセスす
る。
Description
する再生装置、及びそのような再生装置の動作をコンピ
ュータに行わせる再生プログラムを記録した記録媒体に
関する。
音声をデジタル化し、音声圧縮処理を施して、記録媒体
に音声データファイルとして記録し、また、この記録媒
体に記録された音声データファイルを読み出して、伸長
処理を施した後にアナログの音声情報に変換して、スピ
ーカ等から音声として出力する再生装置が知られてい
る。
えば、数十分といった、長時間のものがあり、そのよう
な比較的長いファイルのデータアクセス性を高めるため
には、データアドレスと再生時間(カウンタ情報)の対
応データが必要となる。
362号公報では、対応テーブルを各データファイルの
各トラックのヘッダ部分に作成している。即ち、この公
報に開示された再生装置では、管理用のファイルに各デ
ータファイルのスタートアドレス及びストップアドレス
のデータを持ち、データアドレスと再生時間(カウンタ
情報)の対応データは、各データファイルのトラック毎
に持っている。
ルの任意の時間位置にジャンプする場合、上記公報に開
示の再生装置では、各トラックのヘッダ部分に作成され
た対応テーブルを一つずつ見て、時間を計算していく必
要があるため、時間がかかり、高速なアクセスができな
かった。
で、ファイルの任意の時間位置にジャンプする場合に高
速なデータのアクセスを実現可能な再生装置及び記録媒
体を提供することを目的とする。
めに、本発明による再生装置は、音声データが一定サイ
ズ単位で記録される複数のデータブロックと、各データ
ブロックを構成する複数のセクタと、各セクタ毎に当該
セクタに記録される音声データの再生時間情報等の管理
情報が記録されたセクタヘッダと、からなる音声データ
ファイルを有する記録媒体と、上記記録媒体から上記音
声データファイル毎に音声データを再生する再生手段
と、を有する再生装置であって、上記セクタヘッダに記
録された管理情報から、各データブロックの再生時間を
記録した管理ファイルを作成する管理ファイル作成手段
と、上記音声データファイル中の音声データの任意の再
生時間を指定することができるアクセス操作手段と、上
記管理ファイルを参照して、上記アクセス操作手段によ
って指定された任意の再生時間が、上記音声データファ
イル内のどのデータブロック内に位置するかを検索する
検索手段と、上記検索手段によって検索されたデータブ
ロックの先頭セクタから順次セクタ内の音声データの再
生時間を上記セクタヘッダより算出する算出手段と、上
記算出手段によって算出された再生時間と、上記検索手
段によって検索されたデータブロックの1つ前のデータ
ブロックまでの再生時間との和が上記任意の再生時間と
一致するところのセクタを検索し、当該セクタにアクセ
スする再生制御手段と、を備えることを特徴とする。
タが一定サイズ単位で記録される複数のデータブロック
と、各データブロックを構成する複数のセクタと、各セ
クタ毎に当該セクタに記録される音声データの再生時間
情報等の管理情報が記録されたセクタヘッダと、からな
る音声データファイルを有する音声データ用記録媒体か
ら、コンピュータによって上記音声データファイル毎に
音声データを再生する再生プログラムを記録した記録媒
体であって、コンピュータに対して、上記セクタヘッダ
に記録された管理情報から、各データブロックの再生時
間を記録した管理ファイルを作成させ、上記管理ファイ
ルを参照して、ユーザによって指定された音声データフ
ァイル中の音声データの任意の再生時間が、上記音声デ
ータファイル内のどのデータブロック内に位置するかを
検索させ、検索されたデータブロックの先頭セクタから
順次セクタ内の音声データの再生時間を上記セクタヘッ
ダより算出させ、算出された再生時間と、検索されたデ
ータブロックの1つ前のデータブロックまでの再生時間
との和が上記任意の再生時間と一致するところのセクタ
を検索させ、当該セクタにアクセスさせて音声データを
再生させることを特徴とする再生プログラムを記録して
いる。
れば、セクタヘッダに記録された管理情報から、各デー
タブロックの再生時間を記録した管理ファイルを作成し
ておき、ユーザによって音声データファイル中の音声デ
ータの任意の再生時間が指定されたとき、この管理ファ
イルを参照して、その指定された任意の再生時間が、上
記音声データファイル内のどのデータブロック内に位置
するかを検索し、この検索されたデータブロックの先頭
セクタから順次セクタ内の音声データの再生時間を上記
セクタヘッダより算出する。そして、その算出された再
生時間と、上記検索されたデータブロックの1つ前のデ
ータブロックまでの再生時間との和が上記任意の再生時
間と一致するところのセクタを検索し、当該セクタにア
クセスして音声データを再生する。
ンプする場合に、先頭のブロックの先頭のセクタから時
間を順に算出していくのではなく、その目的とするセク
タを含むブロックの先頭セクタから順に時間算出を行う
ことができるので、高速なデータアクセスを実現でき
る。
を参照して説明する。
明の第1の実施の形態にかかる再生装置の適用された音
声処理システムの構成を示す図で、該音声処理システム
は、音声記録再生装置10とパーソナルコンピュータ
(PC)100とから構成されている。
ロホンから入力された音声をデジタル信号に変換し、そ
れを圧縮して図示しない固定的又は着脱可能に内蔵され
た記録媒体に音声データファイルとして記録し、また、
該記録媒体から音声データファイルを読み出して伸長し
た後、アナログ信号に変換してスピーカから音声として
出力するという機能を備えている。
ードやマウス等の入力装置102とCRTディスプレィ
や液晶ディスプレィ等の表示装置103とを接続して構
成されている。このPC100の本体101内には、当
該PC全体を制御する制御装置(CPU)104と、上
記表示装置103での表示を制御する表示制御装置10
5と、上記制御装置104が後述するような動作を行う
際のワーク領域として利用されるRAM106と、ハー
ドディスク(HD)やCD−ROMドライブ等の記憶媒
体107と、デジタルアナログコンバータ(A/D)1
08,増幅器(AMP)109,及びスピーカ110で
なる音声再生機構とが配されている。そして、制御装置
104は、有線又は無線によって上記音声記録再生装置
10と接続されて、それに内蔵された記録媒体に記録さ
れた音声データファイルを、該PC100の記憶媒体1
07に取り込み、操作者の入力装置102を用いた再生
指示に応じて、それを読み出してD/A108によりア
ナログ音声信号に変換し増幅器109で増幅後、スピー
カから音声として出力することが可能となっている。
体が着脱可能な場合には、本体101に設けた図示しな
い記録媒体駆動装置にその取り外された記録媒体をセッ
トして、その記録媒体から記録された音声データファイ
ルを取り込むようにしても良い。
データファイルの取り込み完了時、あるいは、後述する
ようなDSSプレイヤのアプリケーションの実行時に、
上記RAM106又は記憶媒体107に、図1の(B)
に示すような管理ファイル111が作成される。この管
理ファイル111の作成処理の詳細については後述す
る。
うに、まず、当該管理ファイル111の先頭アドレスか
ら32ビット分のエリアに、DSS_FILE_NUM
エントリが配されている。これは、記憶媒体107に取
り込まれているDSSファイルの数を記憶するエリアで
ある。なおここで、DSSファイルとは、音声データフ
ァイルのことであり、PC100での管理のための拡張
子として本実施の形態ではDSSを用いているために、
そう呼ばれるものである(DSSプレイヤについても同
様)。
ントリに続けて、各DSSファイル毎に、DSS_CH
ANKエントリ,DSS_INFOエントリ,DSS_
QUARITYエントリ,DSS_BLOCK_NUM
エントリ,DSS_BLOCK_DATAエントリの各
エリアが順に配されている。
8ビットのエリアを3個含み、DSSファイル情報の始
まりを示すASCIIコードが記憶される。即ち、1つ
目の8ビットエリアに文字「D」のASCIIコードが
書き込まれ、2つ目と3つ目の8ビットエリアにそれぞ
れ文字「S」のASCIIコードが書き込まれる。
を記憶する16ビット分のエリアと、録音長,録音日,
及び録音時間をそれぞれ8×6ビットで示す3個のエリ
アとを含む。ここに記憶されるデータは、予めDSSフ
ァイルのファイルヘッダに書き込まれている情報をコピ
ーして記録されるものである。
示すように、当該DSSファイルの先頭に配されたDS
Sファイルヘッダと、実際の音声データを記憶する複数
のブロック(Block)とから構成され、このDSS
_INFOエントリに記憶される情報は、DSSファイ
ルヘッダ中に記憶されている(以下、これをDSSCo
mpInfoと称す)。即ち、該DSSCompInf
oにおいて、JOB番号は、音声記録再生装置10で当
該DSSファイルを特定するために記録時に自動的に付
される通し番号(バイナリデータ)である。また、録音
長,録音日,及び録音時間は、音声記録再生装置10で
記録時に生成されるデータであり、ASCIIコードと
して記録される。
DSSファイルの音質を特定するための8ビットの情報
である。即ち、音声記録再生装置10において、音声デ
ータは、例えばサンプリング周波数や圧縮率等のパラメ
ータを変更することにより、高音質と低音質の2種類の
音質で記録することが可能となっており、低音質で記録
した場合は、その分データ量が減るため、高音質で記録
した場合に比べてより長時間分のデータを記録できる。
ここで、DSSファイルは、図2の(A)に示すよう
に、0.5MB分毎に区切られた複数のブロックを含む
ものであるが、各ブロックは、図2の(B)に示すよう
に、1000セクタに更に分割され、各セクタ毎に、高
音質/低音質を切り換えられるようになっている。その
ため、各セクタは、セクタヘッダSHとデータ領域とか
らなり、セクタヘッダSHには、図2の(C)に示すよ
うに、当該セクタ内に記録されているデータのフレーム
数NFと音質情報CIとが記憶されるようになってい
る。音質情報CIは、高音質の標準モードのときは
「0」、低音質のロングモードのときは「1」が書き込
まれる。従って、この管理ファイル111のDSS_Q
UARITYエントリには、これら各セクタの音質情報
CIに基づいて、当該DSSファイルが標準モード、ロ
ングモード、及びそれらの混在するモードの何れである
かを示す情報が記憶されることになる。
当該DSSファイルに含まれるブロックの数を記憶する
16ビットのエリアである。
DSS_INFOエントリ,DSS_QUARITYエ
ントリ,DSS_BLOCK_NUMエントリは、固定
長データである。
TAエントリは、各ブロックの時間を32ビットのデー
タとして記憶するものであり、よって、ブロックの個数
に応じて、該DSS_BLOCK_DATAエントリ全
体のデータ長は変化する。
(A)に示すように、ファイルヘッダ後のブロック1の
先頭から当該ブロックの終端までの時間(ミリ秒)のこ
とであり、当該ブロック自体の時間ではない。このブロ
ックの時間は、セクタヘッダSHに記録されたフレーム
数NFに、標準モードの場合は24msを、ロングモー
ドの場合は30msを乗じることで各セクタの時間を計
算して、各セクタの時間を累算することで求めることが
できる。即ち、各ブロックが同じ0.5MBというデー
タサイズであっても、標準モード、ロングモード、及び
それらの混在するモードの何れであるかによって、記録
される時間は異なる。
ケーション実行時の表示画面を示す図である。該DSS
プレイヤにおいては、入力装置102のマウス操作によ
り、DSSファイルの選択や再生指示が行えるようにな
っている。また、DSSファイルの再生中に、時間バー
112の任意の位置にマウスポインタ113を移動し
て、クリック等の所定のスキップ操作を行うことで、そ
の指定された位置に相当する時間位置(SKIP時間位
置)の音声を再生できるようになっている。即ち、該D
SSプレイヤは、上記アクセス操作手段として機能する
ものである。なお、SKIP時間位置へのジャンプの詳
細については、後述する。
て実行される上記DSSプレイヤのアプリケーションの
メイン動作フローチャートを示す図である。即ち、制御
装置104は、該DSSプレイヤの実行指示に応じて、
まず、初期設定を行った後(ステップS1)、管理ファ
イル作成処理を行って、RAM106又は記憶媒体10
7に管理ファイル111を作成する(ステップS2)。
即ち、制御装置104は、上記管理ファイル作成手段と
して機能する。
選択が行われるのを待ち(ステップS3)、それが選択
された後、再生釦114のマウスクリック操作等の所定
の再生操作がなされたならば(ステップS4)、その選
択されたDSSファイルの再生処理(PLAY処理)が
行われる(ステップS5)。このPLAY処理について
は、従来と同様であるので、その説明は省略する。即
ち、制御装置104は、上記再生手段として機能するも
のである。
れた場合には(ステップS6)、後述するようなスキッ
プ処理(SKIP処理)を行って、その指定されたSK
IP時間位置の音声を再生する(ステップS7)。そし
て、停止釦115のマウスクリック等の所定の停止操作
がなされたときには(ステップS8)、停止処理(ST
OP処理)を行って、音声の再生を停止する(ステップ
S9)。なお、特に図示はしないが、上記PLAY処理
中に、スキップ操作が行われた場合も、上記ステップS
7と同様のSKIP処理が実行される。
理ファイル作成処理のフローチャートである。
憶された複数のDSSファイルの中から一つのDSSフ
ァイルを処理対象として選択して(ステップS11)、
そのDSSファイルに対応する管理情報が管理ファイル
111に登録されているかどうかを調査する管理ファイ
ル検索(その1)処理を実行する(ステップS12)。
図5に示すように、まず、当該DSSファイルのヘッダ
部から、管理ファイル111のDSS_INFOエント
リの情報に対応するDSSCompInfoの情報を読
み出して、それを制御装置104内に或いはRAM10
6内に構成した図示しない変数レジスタDSSComp
Infoに格納する(ステップS31)。そして、RA
M106又は記憶媒体107に構成した管理ファイル1
11をオープンして(ステップS32)、制御装置10
4の処理対象を示す内部アドレスポインタを、該管理フ
ァイル111の登録No.1のDSSファイルのDSS
_CHANKエントリに移動する(ステップS33)。
このとき、移動先のアドレスが管理ファイル111の終
端であった場合には(ステップS34)、当該DSSフ
ァイルが管理ファイル111に登録されていないことを
示す登録無コードを持って上位のルーチンに戻る。
いうDSSファイルを示す3文字の文字列が記憶されて
いた場合、つまり管理ファイル111の終端でなかった
場合には(ステップS34)、更に3バイト先のDSS
_INFOエントリに内部アドレスポインタを移動して
(ステップS35)、DSS_INFOエントリの内容
と上記変数レジスタDSSCompInfoの内容とを
比較する(ステップS36)。そして、その内容が一致
していれば(ステップS37)、当該DSSファイルが
管理ファイル111に登録されていることを示す登録済
コードを持って上位のルーチンに戻る。
は、次のDSS_CHANKエントリに内部アドレスポ
インタを移動して(ステップS38)、上記ステップS
34に戻ることで、次の登録No.のDSSファイルの
管理情報との比較を行っていくことになる。
の1)処理の結果としての登録無コード又は登録済コー
ドにより、既に管理情報が登録済みであると判別した場
合には(ステップS13)、記憶媒体107に記憶され
ている全てのDSSファイルに対する処理が終了したか
どうかを判別する(ステップS14)。そして、まだ処
理していないDSSファイルが有れば、現在処理したD
SSファイルの次のDSSファイルを処理対象として選
択して(ステップS15)、上記ステップS12に戻
る。また、全てのDSSファイルに対する処理が終了し
たと判断した場合には、管理ファイル111を閉じて、
前述したメイン動作フローチャートに戻る。
て、まだ管理情報が登録されていないと判別した場合に
は、まず、当該DSSファイルを構成するブロックの数
を計算して、その結果を制御装置104内に或いはRA
M106内に構成した図示しない変数レジスタBloc
kNumberに格納する(ステップS17)。ここ
で、このブロック数は、DSSファイルのファイルサイ
ズからファイルヘッダのサイズを減じた値を0.5M即
ち500000で割ったときの商がその結果となり、余
りが出た場合に当該商に+1することで算出される。
まり各セクタヘッダSHから音質情報を取得して、当該
DSSファイルが標準モード、ロングモード、及びそれ
らの混在するモードの何れであるかの情報を、制御装置
104内に或いはRAM106内に構成した図示しない
変数レジスタQuarityに格納する(ステップS1
8)。即ち、標準モードであれば「0」、ロングモード
であれば「1」、混在するモードであれば「2」を、変
数レジスタQuarityに格納する。なおここで、
「0」,「1」,「2」は十進数であり、実際には8ビ
ットのバイナリデータで「00000000」,「00
000001」,「00000010」が格納される。
に従って、各ブロックの時間をミリ秒単位で計算し、そ
の結果を、制御装置104内に或いはRAM106内に
構成した図示しない変数レジスタに格納する(ステップ
S19)。なおここで、各ブロックの時間とは、前述し
たように、Block1の先頭からの時間である。
のDSSファイルの管理情報が登録されているかどうか
を判別し(ステップS20)、まだ一つも登録されてい
ない場合には、登録されているDSSファイルの数を記
憶するためのDSS_FILE_NUMエントリに
「1」を記録する(ステップS21)。また、既に一つ
以上のDSSファイルの管理情報が登録されている場合
には、このDSS_FILE_NUMエントリの内容を
「+1」更新記録した後(ステップS22)、該管理フ
ァイル111の最後に、内部アドレスポインタを移動す
る(ステップS23)。
「DSS」という文字列を記録した後(ステップS2
4)、上記ステップS12での管理ファイル検索(その
1)処理において読み出して変数レジスタDSSCom
pInfoに格納してある情報を、DSS_INFOエ
ントリに記録する(ステップS25)。その後、上記変
数レジスタQuarityの内容をDSS_QUARI
TYエントリに記録し(ステップS26)、また、変数
レジスタBlockNumberの内容をDSS_BL
OCK_NUMに記録し(ステップS27)、さらに、
DSS_BLOCK_DATAエントリに、上記ステッ
プS19で計算して格納しておいた各ブロックの時間を
記録する(ステップS28)。
終了したならば、上記ステップS14に進んで、次のD
SSファイルが有ればそのファイルに対する処理を続け
ていくことになる。
理は、図6及び図7に示す一連のフローチャートのよう
にして行われる。
ァイルサイズが一定値以上かどうか判別し(ステップS
41)、そうでない場合には、ブロック毎のセクタヘッ
ダSHを元に指定位置へジャンプする(ステップS4
2)。つまり、セクタヘッダSHより順々に時間を計算
していってもそれほど時間がかからないような小さいフ
ァイルの場合には、従来と同様の処理を行う。ここで、
上記一定値とは、例えば、30分に相当するサイズであ
る。
ズである場合には、管理ファイル検索(その2)処理を
行って、当該DSSファイルに対応する管理情報を管理
ファイル111から検索する(ステップS43)。
理においては、図8に示すように、まず、当該DSSフ
ァイルのヘッダ部から、管理ファイル111のDSS_
INFOエントリの情報に対応するDSSCompIn
foの情報を読み出して、制御装置104又はRAM1
06内に設けた変数レジスタDSSCompInfoに
格納する(ステップS61)。そして、RAM106又
は記憶媒体107に構成した管理ファイル111をオー
プンして(ステップS62)、制御装置104の処理対
象を示す内部アドレスポインタを、該管理ファイル11
1の登録No.1のDSSファイルのDSS_CHAN
Kエントリに移動する(ステップS63)。その後さら
に、3バイト先のDSS_INFOエントリに内部アド
レスポインタを移動して(ステップS64)、DSS_
INFOエントリの内容と上記変数レジスタDSSCo
mpInfoの内容とを比較する(ステップS65)。
そして、その内容が一致していれば(ステップS6
6)、管理ファイル111の対応するDSS_BLOC
K_DATAエントリに移動して、各ブロックの時間を
読み出し、制御装置104又はRAM106内に設けた
一時記憶領域に記憶した後(ステップS67)、上位の
ルーチンに戻る。
は、次のDSS_CHANKエントリに内部アドレスポ
インタを移動して(ステップS68)、上記ステップS
64に戻ることで、次の登録No.のDSSファイルの
管理情報との比較を行っていくことになる。なお、この
管理ファイル検索(その2)処理においては、一致する
DSS_BLOCK_DATAエントリがないというこ
とは有り得ない。
憶領域に記憶されたならば、次に、制御装置104は、
図示しない内部カウンタiを「1」に初期設定する(ス
テップS44)。そしてその後、その一時記憶された各
ブロックの時間の内、上記内部カウンタiで示されるi
番目のブロック即ちBlock(i)の時間と、上記変
更指示されたSKIP時間位置とを比較し、前者の時間
のほうが後者よりも大きくなければ(ステップS4
5)、内部カウンタiの値を「+1」更新して(ステッ
プS46)、再度比較を行う。
SKIP時間位置よりも大きくなったならば、次に、内
部カウンタiの値が「1」かどうか判別し(ステップS
47)、そうであれば、制御装置104又はRAM10
6内に設けた時間位置レジスタBlockDataに
「0」を設定する(ステップS48)。このBlock
Dataが0の時間位置とは、図2の(A)に示すよう
に、Block1の先頭を示す。即ち、内部カウンタi
の値が「1」ということは、SKIP時間位置がBlo
ck1内にあるということであるので、BlockDa
taの値として、そのBlock1の先頭を示すように
設定する。
カウンタiの値が「1」でないと判別されたときには、
時間位置レジスタBlockDataにBlock(i
−1)を格納する(ステップS49)。例えば、SKI
P時間位置がBlock2内にあるときは、内部カウン
タiの値は「2」であり、よって、このBlock2の
先頭の時間であるBlock1の時間を示すように、
(i−1)つまり(2−1)を行い、BlockDat
a=Block1とする。
対応する管理情報を管理ファイルから検索する場合に
は、当該DSSファイルのヘッダ部から読み出したDS
SCompInfoの内容と管理ファイルのDSS_I
NFOエントリの内容とが一致するかどうかで判断して
いる。つまり、DSSファイルのファイル名は管理ファ
イル検索とは関係がない。このため、DSSファイルの
ファイル名がユーザ等によって如何様に変更されたとし
ても、管理ファイルからの管理情報検索には支障が出な
いこととなる。
の処理は、上記検索手段に対応する処理である。
ataに時間位置が記憶されたならば、次に、Bloc
kDataの値が何であるかを判別して、SKIP時間
位置にジャンプすることになる。
aの値が0であれば、SKIP時間位置がBlock1
の時間以下であるということであり、この場合には(ス
テップ50)、Block1の先頭セクタのセクタヘッ
ダSHから順次SKIP時間位置を計算してジャンプす
る(ステップS51)。つまり、Block1の先頭セ
クタのセクタヘッダSHから順に、フレーム数NF×2
4ms又は×30msによって当該セクタの時間を算出
し、それを順次累算していくことで時間を求め、それを
上記SKIP時間位置に達するまで繰り返していき、S
KIP時間位置に達したならば、そのセクタが再生すべ
き位置であるとして、そのセクタのデータを読み出して
再生していくことになる。
aの値がBlock1の時間であれば、SKIP時間位
置がBlock2の時間以下であるということであり、
この場合には(ステップ52)、Block2の先頭セ
クタに処理ポインタを移動し(ステップS53)、その
セクタのセクタヘッダSHから順次SKIP時間位置を
計算してジャンプする(ステップS54)。つまり、B
lock2の先頭セクタのセクタヘッダSHから順に、
フレーム数NF×24ms又は×30msによって当該
セクタの時間を算出し、それを順次累算していくことで
時間を求め、それを上記SKIP時間位置に達するまで
繰り返していき、SKIP時間位置に達したならば、そ
のセクタが再生すべき位置であるとして、そのセクタの
データを読み出して再生していくことになる。
ockDataの値がBlock(n−2)(但し、ブ
ロックの数はn個とする)の時間であれば(ステップ5
5)、Block(n−1)の先頭セクタに処理ポイン
タを移動し(ステップS56)、そのセクタのセクタヘ
ッダSHから順次SKIP時間位置を計算してジャンプ
する(ステップS57)。これに対して、上記ステップ
S55において、時間位置レジスタBlockData
の値がBlock(n−2)でもないと判別されたとき
には、Block(n)の先頭セクタに処理ポインタを
移動し(ステップS58)、そのセクタのセクタヘッダ
SHから順次SKIP時間位置を計算してジャンプする
ことになる(ステップS59)。
S59の処理は、上記算出手段及び再生制御手段に対応
する処理である。
態は、PC100側でDSSファイルを再生する場合の
例であったが、本発明は、音声記録再生装置10単体で
も適用することが可能である。以下、これを、本発明の
第2の実施の形態として説明する。
の実施の形態のように予め管理ファイルを全てのDSS
ファイルに関して作成しておくものではなく、再生選択
指定されたDSSファイルについてのみ作成するものと
して説明する。勿論、上記第1の実施の形態のように、
全てのDSSファイルについて作成しておいても良く、
また、上記第1の実施の形態のようなPC側における処
理でも、該第2の実施の形態のように再生選択指定され
たDSSファイルについてのみ作成するようにしても良
い。
再生装置の適用された音声記録再生装置10の構成を示
す図である。
P12とローパスフィルタ(LPF)13とアナログデ
ジタルコンバータ(A/D)14を介してデジタル信号
処理部(DSP)15に接続されている。このDSP1
5には、また、D/A16とLPF17とAMP18と
を介してスピーカ19が接続されている。
(CPU)20にも接続されている。該CPU20に
は、上記PC100等の外部機器との間でデータの転送
を行うためのデータ転送用データ変換部21と、表示部
23を駆動するための駆動回路22と、管理テーブルを
記憶するためのRAM24と、DSSファイル記憶用の
記録媒体25とが接続されている。なお、記録媒体25
は、このように当該音声記録再生装置10に内蔵されて
いるものでも良いし、また、当該音声記録再生装置10
に対して着脱自在なものであっても良い。
備えた操作入力部26が接続されている。図9では、本
実施の形態の動作の説明に必要な再生釦(PLAY S
W)26A、停止釦(STOP SW)26B、及びス
キップ釦(SKIP SW)26Cのみを図示する。な
お、スキップ釦26Cは、上記アクセス操作手段に相当
するもので、例えば、1回押下操作する毎に5秒分、ま
た、押し続けられた場合には10秒分ずつ連続的に、再
生時間位置を更新するものとする。あるいは、押し続け
られたとき、1分までは10秒分ずつ、1分から10分
までは30秒分ずつ、それ以降は5分分ずつ、というよ
うに、段階的にスキップする時間を変更するようにして
も良い。
置10の一般的な録音再生動作を説明する。操作者が不
図示録音釦を押すと録音モードとなり、マイクロホン1
1から入力された音声が電気信号に変換された後、AM
P12により増幅され、かつ、LPF13によりその不
要成分が除去される。その後、A/D14によりデジタ
ル信号に変換されてDSP15に入力される。そして、
このDSP15でデジタル音声信号に対する圧縮処理が
施された後、CPU20の制御のもとに音声データとし
て記録媒体25に記録される。
モードとなり、CPU20の制御のもとに記録媒体25
から音声データが読み出された後、DSP15において
伸長処理が施される。この伸長された音声信号は、D/
A16でアナログ信号に変換された後、LPF17でそ
の不要成分が除去され、AMP18で増幅された後、ス
ピーカ19から音声として出力される。
作中に停止釦26Bが押された場合には、そのときの動
作が停止される。また、表示部23には、モードに応じ
て各種の情報が表示される。
0のCPU20のメイン動作フローチャートを示す図で
ある。
電池の装填により開始され、まず、各部の初期設定を行
う(ステップS71)。この初期設定としては、例え
ば、各釦の状態検出や電源制御、当該CPU20内の不
図示内部メモリやRAM24のクリア、DSSファイル
を識別するための特定情報(例えばファイル名)の表示
部23での表示、などを含む。
行われるのを待ち(ステップS72)、それが選択され
たならば、管理ファイル作成処理を行って、RAM24
に管理ファイルを作成する(ステップS73)。この管
理ファイルは、上記第1の実施の形態と同様のエントリ
を含むが、一つのDSSファイル即ち選択されたDSS
ファイルに関するものである。この管理ファイル作成処
理の詳細については、後述する。
ば、次に、再生釦26Aの押下操作がなされたならば
(ステップS74)、その選択されたDSSファイルの
再生処理(PLAY処理)が行われる(ステップS7
5)。また、スキップ釦26Cの押下操作がなされた場
合には(ステップS76)、スキップ処理(SKIP処
理)を行って、その指定されたSKIP時間位置の音声
を再生する(ステップS77)。そして、停止釦26B
の押下操作がなされたときには(ステップS78)、停
止処理(STOP処理)を行って、音声の再生を停止す
る(ステップS79)。なお、特に図示はしないが、上
記PLAY処理中に、スキップ操作が行われた場合も、
上記ステップS77と同様のSKIP処理が実行され
る。また、図示しないセレクト釦等の操作によって別の
DSSファイルの選択がなされたときには(ステップS
80)、上記ステップS73に戻って、その新たに選択
されたDSSファイルの管理ファイルを作成することに
なる。
る管理ファイル作成処理のフローチャートである。
れたDSSファイルのファイルサイズが0.5MB以上
つまり複数のブロックからなるかを判別し(ステップS
91)、0.5MBよりも小さいときには、管理ファイ
ルを作成する必要がないので、該管理ファイル作成処理
を終了して、メイン動作フローチャートに戻る。
サイズがある場合には、当該DSSファイルのヘッダ部
から、管理ファイルのDSS_INFOエントリの情報
に対応するDSSCompInfoの情報を読み出し
て、それをCPU20或いはRAM24内に構成した図
示しない変数レジスタDSSCompInfoに格納す
る(ステップS92)。
ロックの数を計算して、その結果をCU20或いはRA
M24内に構成した図示しない変数レジスタBlock
Numberに格納する(ステップS93)。
まり各セクタヘッダSHから音質情報を取得して、当該
DSSファイルが標準モード、ロングモード、及びそれ
らの混在するモードの何れであるかの情報を、CPU2
0或いはRAM24内に構成した図示しない変数レジス
タQuarityに格納する(ステップS94)。
に従って、各ブロックの時間をミリ秒単位で計算し、そ
の結果を、CPU20或いはRAM24内に構成した図
示しない変数レジスタに格納する(ステップS95)。
テップS96)、DSS_CHANKエントリに「DS
S」という文字列を記録した後(ステップS97)、上
記変数レジスタDSSCompInfoに格納してある
情報を、DSS_INFOエントリに記録する(ステッ
プS98)。その後、上記変数レジスタQuarity
の内容をDSS_QUARITYエントリに記録し(ス
テップS99)、また、変数レジスタBlockNum
berの内容をDSS_BLOCK_NUMに記録し
(ステップS100)、さらに、DSS_BLOCK_
DATAエントリに、上記ステップS95で計算して格
納しておいた各ブロックの時間を記録する(ステップS
101)。
ップS102)、該管理ファイル作成処理を終了する。
KIP処理は、上記ステップS43における管理ファイ
ル検索(その2)処理が無いことを除いては、上記第1
の実施の形態におけるPC100側でのそれと同様であ
り、よって、特に図示はしない。
したが、本発明は上述した実施の形態に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が
可能である。
ファイルの任意の時間位置にジャンプする場合に、高速
なデータのアクセスを実現可能な再生装置及び記録媒体
を提供することができる。
生装置の適用された音声処理システムの構成を示すブロ
ック図であり、(B)は管理ファイルの構成を示す図で
ある。
(B)はブロックの構成を示す図、(C)はセクタの構
成を示す図であり、(D)はDSSプレイヤのアプリケ
ーション実行時の表示画面を示す図である。
御装置によって実行されるDSSプレイヤのアプリケー
ションのメイン動作フローチャートを示す図である。
るためのフローチャートである。
細を説明するためのフローチャートである。
一連のフローチャートの前半部分を示す図である。
一連のフローチャートの後半部分を示す図である。
細を説明するためのフローチャートである。
用された音声記録再生装置の構成を示すブロック図であ
る。
音声記録再生装置のCPUのメイン動作フローチャート
を示す図である。
明するためのフローチャートである。
Claims (2)
- 【請求項1】 音声データが一定サイズ単位で記録され
る複数のデータブロックと、各データブロックを構成す
る複数のセクタと、各セクタ毎に当該セクタに記録され
る音声データの再生時間情報等の管理情報が記録された
セクタヘッダと、からなる音声データファイルを有する
記録媒体と、 前記記録媒体から前記音声データファイル毎に音声デー
タを再生する再生手段と、 を有する再生装置において、 前記セクタヘッダに記録された管理情報から、各データ
ブロックの再生時間を記録した管理ファイルを作成する
管理ファイル作成手段と、 前記音声データファイル中の音声データの任意の再生時
間を指定することができるアクセス操作手段と、 前記管理ファイルを参照して、前記アクセス操作手段に
よって指定された任意の再生時間が、前記音声データフ
ァイル内のどのデータブロック内に位置するかを検索す
る検索手段と、 前記検索手段によって検索されたデータブロックの先頭
セクタから順次セクタ内の音声データの再生時間を前記
セクタヘッダより算出する算出手段と、 前記算出手段によって算出された再生時間と、前記検索
手段によって検索されたデータブロックの1つ前のデー
タブロックまでの再生時間との和が前記任意の再生時間
と一致するところのセクタを検索し、当該セクタにアク
セスする再生制御手段と、 を具備することを特徴とする再生装置。 - 【請求項2】 音声データが一定サイズ単位で記録され
る複数のデータブロックと、各データブロックを構成す
る複数のセクタと、各セクタ毎に当該セクタに記録され
る音声データの再生時間情報等の管理情報が記録された
セクタヘッダと、からなる音声データファイルを有する
音声データ用記録媒体から、コンピュータによって前記
音声データファイル毎に音声データを再生する再生プロ
グラムを記録した記録媒体であって、 コンピュータに対して、 前記セクタヘッダに記録された管理情報から、各データ
ブロックの再生時間を記録した管理ファイルを作成さ
せ、 前記管理ファイルを参照して、ユーザによって指定され
た音声データファイル中の音声データの任意の再生時間
が、前記音声データファイル内のどのデータブロック内
に位置するかを検索させ、 検索されたデータブロックの先頭セクタから順次セクタ
内の音声データの再生時間を前記セクタヘッダより算出
させ、 算出された再生時間と、検索されたデータブロックの1
つ前のデータブロックまでの再生時間との和が前記任意
の再生時間と一致するところのセクタを検索させ、 当該セクタにアクセスさせて音声データを再生させるこ
とを特徴とする再生プログラムを記録した記録媒体。
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