JP2000258931A - 電子写真感光体 - Google Patents
電子写真感光体Info
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- JP2000258931A JP2000258931A JP11061952A JP6195299A JP2000258931A JP 2000258931 A JP2000258931 A JP 2000258931A JP 11061952 A JP11061952 A JP 11061952A JP 6195299 A JP6195299 A JP 6195299A JP 2000258931 A JP2000258931 A JP 2000258931A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】電子写真特性を変化させることなく、機械的強
度を向上させ、耐久性に優れた電子写真感光体を提供す
ることである。 【構成】支持体上に感光層を有する電子写真感光体にお
いて、前記感光層が下記一般式(1)で示されるポリア
リレート化合物をバインダー樹脂として含有することを
特徴とする電子写真感光体。 一般式(1): 【化1】 上記式(1)中、R1、R2は、各々独立して水素原子、
置換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有して
いてもよいアリール基、ハロゲン化アルキル基、または
ハロゲンを表す。 【効果】本発明は、十分な機械的強度、耐久性を有し、
良好な電子写真特性を有する電子写真感光体の提供を可
能にした。
度を向上させ、耐久性に優れた電子写真感光体を提供す
ることである。 【構成】支持体上に感光層を有する電子写真感光体にお
いて、前記感光層が下記一般式(1)で示されるポリア
リレート化合物をバインダー樹脂として含有することを
特徴とする電子写真感光体。 一般式(1): 【化1】 上記式(1)中、R1、R2は、各々独立して水素原子、
置換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有して
いてもよいアリール基、ハロゲン化アルキル基、または
ハロゲンを表す。 【効果】本発明は、十分な機械的強度、耐久性を有し、
良好な電子写真特性を有する電子写真感光体の提供を可
能にした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、静電式複写機、フ
ァクシミリ、レーザービームプリンタ等の画像形成装置
に使用される電子写真感光体に関する。
ァクシミリ、レーザービームプリンタ等の画像形成装置
に使用される電子写真感光体に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真感光体は、その像形成プロセス
において帯電、露光、現像、転写、クリーニング、除電
の繰り返し工程の中で使用される。帯電露光により形成
された静電潜像は、微粒子状の粉体であるトナーにより
現像される。更に現像されたトナーは転写プロセスにお
いて紙などの転写材に転写されるが100%のトナーが
転写されるのではなく、一部が感光体上に残存する。こ
の残存するトナーを除去しないと繰り返しプロセスにお
いて汚れなどのない高品位な画像は得られない。そのた
め、残存トナーのクリーニングが必要となる。クリーニ
ングプロセスとしては、ファーブラシ、磁気ブラシ、ブ
レード等を用いたものが代表的であるが、クリーニング
精度、装置構成の合理化などの点から、ブレード状樹脂
板が直接感光体に接することによりクリーニングを行う
ブレードクリーニングが選択されるのが一般的である。
において帯電、露光、現像、転写、クリーニング、除電
の繰り返し工程の中で使用される。帯電露光により形成
された静電潜像は、微粒子状の粉体であるトナーにより
現像される。更に現像されたトナーは転写プロセスにお
いて紙などの転写材に転写されるが100%のトナーが
転写されるのではなく、一部が感光体上に残存する。こ
の残存するトナーを除去しないと繰り返しプロセスにお
いて汚れなどのない高品位な画像は得られない。そのた
め、残存トナーのクリーニングが必要となる。クリーニ
ングプロセスとしては、ファーブラシ、磁気ブラシ、ブ
レード等を用いたものが代表的であるが、クリーニング
精度、装置構成の合理化などの点から、ブレード状樹脂
板が直接感光体に接することによりクリーニングを行う
ブレードクリーニングが選択されるのが一般的である。
【0003】この方法は、精度が高い一方で、感光体へ
の機械的負荷を上昇させ、その結果、感光層の摩耗量が
増加し、表面電位の低下、感度の悪化等の問題が発生
し、高品位な画像を得ることが困難となる。
の機械的負荷を上昇させ、その結果、感光層の摩耗量が
増加し、表面電位の低下、感度の悪化等の問題が発生
し、高品位な画像を得ることが困難となる。
【0004】このような機械的ストレスに対し、感光体
に耐摩耗性を付与する技術が種々検討されており、感光
体の耐摩耗性には、バインダー樹脂及び電荷輸送剤の構
造が大きな影響を及ぼすことが知られている。
に耐摩耗性を付与する技術が種々検討されており、感光
体の耐摩耗性には、バインダー樹脂及び電荷輸送剤の構
造が大きな影響を及ぼすことが知られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、電子
写真特性を変化させることなく、機械的強度を向上さ
せ、耐久性に優れた電子写真感光体を提供することであ
る。
写真特性を変化させることなく、機械的強度を向上さ
せ、耐久性に優れた電子写真感光体を提供することであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の電子写真感光体
は、請求項1記載の一般式(1)で示されるビスフェノ
ールZ型骨格を有するポリアリレート化合物をバインダ
ー樹脂として含有することを特徴とし、このポリアリレ
ート樹脂を使用することにより、感光体の電子写真特性
を変化させることなく、耐摩耗性を向上させることが可
能である。
は、請求項1記載の一般式(1)で示されるビスフェノ
ールZ型骨格を有するポリアリレート化合物をバインダ
ー樹脂として含有することを特徴とし、このポリアリレ
ート樹脂を使用することにより、感光体の電子写真特性
を変化させることなく、耐摩耗性を向上させることが可
能である。
【0007】更に、請求項2記載の一般式(2)で示さ
れるフェニレンジアミン誘導体を電荷輸送剤として含有
することを特徴とし、このフェニレンジアミン誘導体を
使用することにより、感光体の電子写真特性を変化させ
ることなく、耐摩耗性をより一層向上させることが可能
である。なお、このフェニレンジアミン誘導体は、特に
ホール輸送剤として使用するのが好ましい。
れるフェニレンジアミン誘導体を電荷輸送剤として含有
することを特徴とし、このフェニレンジアミン誘導体を
使用することにより、感光体の電子写真特性を変化させ
ることなく、耐摩耗性をより一層向上させることが可能
である。なお、このフェニレンジアミン誘導体は、特に
ホール輸送剤として使用するのが好ましい。
【0008】本発明の電子写真感光体において、感光層
は単一層(単層型)でもよいし、少なくとも電荷発生層
及び電荷輸送層で構成される積層構造(積層型)でもよ
い。また、単層型、積層型に関わらず、正帯電、負帯電
のいずれでも適用可能であるが、単層型は正帯電型、積
層型は負帯電型で使用するのが特に好ましい。
は単一層(単層型)でもよいし、少なくとも電荷発生層
及び電荷輸送層で構成される積層構造(積層型)でもよ
い。また、単層型、積層型に関わらず、正帯電、負帯電
のいずれでも適用可能であるが、単層型は正帯電型、積
層型は負帯電型で使用するのが特に好ましい。
【0009】単層型感光体の場合、少なくとも、電荷発
生材料、一般式(1)で示されるポリアリレート樹脂、
または一般式(2)で示されるフェニレンジアミン誘導
体を含有して、同一層内で光キャリアの生成及び移動を
行う。
生材料、一般式(1)で示されるポリアリレート樹脂、
または一般式(2)で示されるフェニレンジアミン誘導
体を含有して、同一層内で光キャリアの生成及び移動を
行う。
【0010】積層型感光体の場合、電荷発生材料を含有
する電荷発生層と、電荷輸送材料を含有する電荷輸送層
との積層順序は、支持体側から電荷発生層、電荷輸送層
の順でもよいし、その逆でもよいが、一般式(1)で示
されるポリアリレート樹脂または一般式(2)で示され
るフェニレンジアミン誘導体は、少なくとも外側の層
(支持体から遠い方の層)に含有される。もちろん、電
荷発生層及び電荷輸送層の両層に、一般式(1)で示さ
れるポリアリレート樹脂または一般式(2)で示される
フェニレンジアミン誘導体を、それぞれ含有させても構
わない。
する電荷発生層と、電荷輸送材料を含有する電荷輸送層
との積層順序は、支持体側から電荷発生層、電荷輸送層
の順でもよいし、その逆でもよいが、一般式(1)で示
されるポリアリレート樹脂または一般式(2)で示され
るフェニレンジアミン誘導体は、少なくとも外側の層
(支持体から遠い方の層)に含有される。もちろん、電
荷発生層及び電荷輸送層の両層に、一般式(1)で示さ
れるポリアリレート樹脂または一般式(2)で示される
フェニレンジアミン誘導体を、それぞれ含有させても構
わない。
【0011】次に、本発明の電子写真感光体に使用され
る材料について、より詳細に説明する。
る材料について、より詳細に説明する。
【0012】<バインダー樹脂>本発明の電子写真感光
体に用いられるバインダー樹脂としては、一般式(1)
で示されるポリアリレート樹脂を単独で、または少なく
とも1種類含有すればよく、他の樹脂と2種類以上で共
重合、ブレンド、ポリマーアロイ等させて使用できる。
体に用いられるバインダー樹脂としては、一般式(1)
で示されるポリアリレート樹脂を単独で、または少なく
とも1種類含有すればよく、他の樹脂と2種類以上で共
重合、ブレンド、ポリマーアロイ等させて使用できる。
【0013】他の樹脂とは、従来から感光層に使用され
ている種々の樹脂を使用することができる。例えば、種
々のポリアリレート樹脂、ビスフェノールA骨格あるい
はビスフェノールZ骨格等を有する種々のポリカーボネ
ート樹脂、更にはスチレン−ブタジエン共重合体、スチ
レン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−マレイン
酸共重合体、アクリル共重合体、スチレン−アクリル酸
共重合体、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、塩素化ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリプロピ
レン、アイオノマー、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
体、ポリエステル、アルキド樹脂、ポリアミド、ポリウ
レタン、ポリスルホン、ジアリルフタレート樹脂、ケト
ン樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリエーテル樹脂
等の熱可塑性樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、フ
ェノール樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、その他架橋性
の熱硬化性樹脂、エポキシアクリレート、ウレタン−ア
クリレート等の光硬化型樹脂等の樹脂があげられる。
ている種々の樹脂を使用することができる。例えば、種
々のポリアリレート樹脂、ビスフェノールA骨格あるい
はビスフェノールZ骨格等を有する種々のポリカーボネ
ート樹脂、更にはスチレン−ブタジエン共重合体、スチ
レン−アクリロニトリル共重合体、スチレン−マレイン
酸共重合体、アクリル共重合体、スチレン−アクリル酸
共重合体、ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、塩素化ポリエチレン、ポリ塩化ビニル、ポリプロピ
レン、アイオノマー、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合
体、ポリエステル、アルキド樹脂、ポリアミド、ポリウ
レタン、ポリスルホン、ジアリルフタレート樹脂、ケト
ン樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリエーテル樹脂
等の熱可塑性樹脂、シリコーン樹脂、エポキシ樹脂、フ
ェノール樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂、その他架橋性
の熱硬化性樹脂、エポキシアクリレート、ウレタン−ア
クリレート等の光硬化型樹脂等の樹脂があげられる。
【0014】一般式(1)で示されるポリアリレート樹
脂、及び上記例のバインダー樹脂の重量平均分子量は
5,000〜200,000、更には15,000〜10
0,000が好ましい。分子量が大きいと耐摩耗性は向
上するが、感光体の生産効率が低下し、分子量が小さい
と感光体の生産効率は向上するが、耐摩耗性は低下する
傾向にある。
脂、及び上記例のバインダー樹脂の重量平均分子量は
5,000〜200,000、更には15,000〜10
0,000が好ましい。分子量が大きいと耐摩耗性は向
上するが、感光体の生産効率が低下し、分子量が小さい
と感光体の生産効率は向上するが、耐摩耗性は低下する
傾向にある。
【0015】<電荷輸送材料>本発明の電子写真感光体
に用いられる電荷輸送材料としては、一般式(2)で示
されるフェニレンジアミン誘導体を使用する場合、単独
で、または少なくとも1種類含有すればよく、他の電荷
輸送剤と2種類以上でブレンドさせて使用できる。
に用いられる電荷輸送材料としては、一般式(2)で示
されるフェニレンジアミン誘導体を使用する場合、単独
で、または少なくとも1種類含有すればよく、他の電荷
輸送剤と2種類以上でブレンドさせて使用できる。
【0016】他の電荷輸送材料とは、従来から感光層に
使用されている種々の電荷輸送材料を使用することがで
きる。例えば2,5−ジ(4−メチルアミノフェニル)−1,
3,4−オキサジアゾール等のオキサジアゾール系の化合
物、9−4(−ジエチルアミノスチリル)アントラセン等
のスチリル系化合物、ポリビニルカルバゾール等のカル
バゾール系化合物、有機ポリシラン化合物、1−フェニ
ル−3(p−ジメチルアミノフェニル)ピラゾリン等のピ
ラゾリン系化合物、ヒドラゾン系化合物、トリフェニル
アミン系化合物、インドール系化合物、オキサゾール系
化合物、イソオキサゾール系化合物、チアゾール系化合
物、チアジアゾール系化合物、イミダゾール系化合物、
ピラゾール系化合物、トリアゾール系化合物等の含窒素
環式化合物等のホール輸送材料、または、ピレン系化合
物、カルバゾール系化合物、ヒドラゾン系化合物、N,
N−ジアルキルアニリン系化合物、ジフェニルアミン系
化合物、トリフェニルアミン系化合物、トリフェニルア
ミン系化合物、トリフェニルメタン系化合物、ナフトキ
ノン系化合物、ピラゾリン系化合物、スチリル系化合
物、スチルベン系化合物等の電子輸送材料があげられ
る。
使用されている種々の電荷輸送材料を使用することがで
きる。例えば2,5−ジ(4−メチルアミノフェニル)−1,
3,4−オキサジアゾール等のオキサジアゾール系の化合
物、9−4(−ジエチルアミノスチリル)アントラセン等
のスチリル系化合物、ポリビニルカルバゾール等のカル
バゾール系化合物、有機ポリシラン化合物、1−フェニ
ル−3(p−ジメチルアミノフェニル)ピラゾリン等のピ
ラゾリン系化合物、ヒドラゾン系化合物、トリフェニル
アミン系化合物、インドール系化合物、オキサゾール系
化合物、イソオキサゾール系化合物、チアゾール系化合
物、チアジアゾール系化合物、イミダゾール系化合物、
ピラゾール系化合物、トリアゾール系化合物等の含窒素
環式化合物等のホール輸送材料、または、ピレン系化合
物、カルバゾール系化合物、ヒドラゾン系化合物、N,
N−ジアルキルアニリン系化合物、ジフェニルアミン系
化合物、トリフェニルアミン系化合物、トリフェニルア
ミン系化合物、トリフェニルメタン系化合物、ナフトキ
ノン系化合物、ピラゾリン系化合物、スチリル系化合
物、スチルベン系化合物等の電子輸送材料があげられ
る。
【0017】なお、一般式(2)で示されるフェニレン
ジアミン誘導体は、前述のように、ホール輸送剤として
使用するのが好ましいため、単層型感光体の場合、特
に、他の電子輸送剤との組み合わせにより好適に使用さ
れる。また、積層型感光体の場合、特に、支持体側か
ら、電荷発生層、電荷輸送層の順の構成において、電荷
輸送層に含有させることにより負帯電型として好適に使
用される。
ジアミン誘導体は、前述のように、ホール輸送剤として
使用するのが好ましいため、単層型感光体の場合、特
に、他の電子輸送剤との組み合わせにより好適に使用さ
れる。また、積層型感光体の場合、特に、支持体側か
ら、電荷発生層、電荷輸送層の順の構成において、電荷
輸送層に含有させることにより負帯電型として好適に使
用される。
【0018】<電荷発生材料>本発明の電子写真感光体
に用いられる電荷発生材料としては、例えば、種々のフ
タロシアニン顔料、多環キノン顔料、アゾ顔料、ペリレ
ン顔料、インジゴ顔料、キナクリドン顔料、アズレニウ
ム塩顔料、スクアリリウム顔料、シアニン顔料、ピリリ
ウム染料、チオピリリウム染料、キサンテン染料、キノ
ンイムン色素、トリフェニルメタン色素、スチリル色
素、セレン、テルル、アモルファスシリコン、硫化カド
ミウム等があげられ、単独または2種類以上をブレンド
して使用できる。
に用いられる電荷発生材料としては、例えば、種々のフ
タロシアニン顔料、多環キノン顔料、アゾ顔料、ペリレ
ン顔料、インジゴ顔料、キナクリドン顔料、アズレニウ
ム塩顔料、スクアリリウム顔料、シアニン顔料、ピリリ
ウム染料、チオピリリウム染料、キサンテン染料、キノ
ンイムン色素、トリフェニルメタン色素、スチリル色
素、セレン、テルル、アモルファスシリコン、硫化カド
ミウム等があげられ、単独または2種類以上をブレンド
して使用できる。
【0019】感光層が単一層の場合、感光層の膜厚は5
〜100μm、更には10〜50μm程度が好ましい。
一般式(1)のポリアリレート樹脂は、全バインダー樹
脂重量に対して、10〜100重量%含有させるのが好
ましい。電荷輸送材料は全バインダー樹脂重量に対して
20〜500重量%、更には30〜200重量%が含有
させるのが好ましい。一般式(2)のフェニレンジアミ
ン誘導体を含有させる場合は、全電荷輸送材料重量に対
して10〜100重量%含有させるのが好ましい。ま
た、電荷発生材料は全バインダー樹脂重量に対して0.
1〜50重量%、更には0.5〜30重量%含有させる
のが好ましい。
〜100μm、更には10〜50μm程度が好ましい。
一般式(1)のポリアリレート樹脂は、全バインダー樹
脂重量に対して、10〜100重量%含有させるのが好
ましい。電荷輸送材料は全バインダー樹脂重量に対して
20〜500重量%、更には30〜200重量%が含有
させるのが好ましい。一般式(2)のフェニレンジアミ
ン誘導体を含有させる場合は、全電荷輸送材料重量に対
して10〜100重量%含有させるのが好ましい。ま
た、電荷発生材料は全バインダー樹脂重量に対して0.
1〜50重量%、更には0.5〜30重量%含有させる
のが好ましい。
【0020】感光層が積層構造の場合は、電荷発生層の
膜厚は0.01〜5μm、更には0.1〜3μm程度が
好ましく、電荷輸送層の膜厚は2〜100μm、更には
5〜50μm程度が好ましい。一般式(1)のポリアリ
レート樹脂は、電荷発生層、電荷輸送層それぞれにおい
て、全バインダー樹脂重量に対して、10〜100重量
%含有させるのが好ましい。電荷輸送層には電荷輸送材
料を全バインダー樹脂重量に対して20〜500重量
%、更には30〜200重量%含有させるのが好まし
い。一般式(2)のフェニレンジアミン誘導体を含有さ
せる場合には、全電荷輸送材料重量に対して10〜10
0重量%含有させるのが好ましい。また、電荷発生層に
は電荷発生材料を全バインダー樹脂重量に対して0.1
〜50重量%、更には0.5〜30重量%含有させるの
が好ましい。
膜厚は0.01〜5μm、更には0.1〜3μm程度が
好ましく、電荷輸送層の膜厚は2〜100μm、更には
5〜50μm程度が好ましい。一般式(1)のポリアリ
レート樹脂は、電荷発生層、電荷輸送層それぞれにおい
て、全バインダー樹脂重量に対して、10〜100重量
%含有させるのが好ましい。電荷輸送層には電荷輸送材
料を全バインダー樹脂重量に対して20〜500重量
%、更には30〜200重量%含有させるのが好まし
い。一般式(2)のフェニレンジアミン誘導体を含有さ
せる場合には、全電荷輸送材料重量に対して10〜10
0重量%含有させるのが好ましい。また、電荷発生層に
は電荷発生材料を全バインダー樹脂重量に対して0.1
〜50重量%、更には0.5〜30重量%含有させるの
が好ましい。
【0021】感光層には、前述の各成分のほかに、電子
写真特性に悪影響を与えない範囲で、従来公知の種々の
添加剤、例えば、酸化防止剤、ラジカル補足剤、一重項
クエンチャー、紫外線吸収剤等の劣化防止剤、軟化剤、
可塑剤、表面改質剤、増量剤、増粘剤、分散安定剤、ワ
ックス、アクセプター、ドナー等を配合することができ
る。また、感光層の感度を向上させるために、例えば、
テルフェニル、ハロナフトキノン類、アセナフチレン等
の公知の増感剤を電荷発生剤と併用してもよい。
写真特性に悪影響を与えない範囲で、従来公知の種々の
添加剤、例えば、酸化防止剤、ラジカル補足剤、一重項
クエンチャー、紫外線吸収剤等の劣化防止剤、軟化剤、
可塑剤、表面改質剤、増量剤、増粘剤、分散安定剤、ワ
ックス、アクセプター、ドナー等を配合することができ
る。また、感光層の感度を向上させるために、例えば、
テルフェニル、ハロナフトキノン類、アセナフチレン等
の公知の増感剤を電荷発生剤と併用してもよい。
【0022】支持体と感光層との間には、感光体の特性
を阻害しない範囲でバリア層が形成されていてもよい。
また、感光体の表面には、保護層が形成されていてもよ
い。
を阻害しない範囲でバリア層が形成されていてもよい。
また、感光体の表面には、保護層が形成されていてもよ
い。
【0023】感光層が形成される支持体としては、導電
性を有する種々の材料を使用することができ、例えば、
鉄、アルミニウム、銅、スズ、白金、銀、バナジウム、
モリブデン、クロム、カドミウム、チタン、ニッケル、
パラジウム、インジウム、ステンレス鋼、真鍮等の金属
単体や、上記金属が蒸着またはラミネートされたプラス
チック材料、ヨウ化アルミニウム、酸化スズ、酸化イン
ジウム等で被覆されたガラス等があげられる。
性を有する種々の材料を使用することができ、例えば、
鉄、アルミニウム、銅、スズ、白金、銀、バナジウム、
モリブデン、クロム、カドミウム、チタン、ニッケル、
パラジウム、インジウム、ステンレス鋼、真鍮等の金属
単体や、上記金属が蒸着またはラミネートされたプラス
チック材料、ヨウ化アルミニウム、酸化スズ、酸化イン
ジウム等で被覆されたガラス等があげられる。
【0024】支持体の形状は、使用する画像形成装置の
構造に合わせて、シート状、ドラム状等のいずれであっ
てもよく、支持体自体が導電性を有するか、あるいは支
持体の表面が導電性を有していればよい。また、支持体
は使用に際して十分な機械的強度を有するものが好まし
い。
構造に合わせて、シート状、ドラム状等のいずれであっ
てもよく、支持体自体が導電性を有するか、あるいは支
持体の表面が導電性を有していればよい。また、支持体
は使用に際して十分な機械的強度を有するものが好まし
い。
【0025】感光層を塗布の方法により形成する場合に
は、前記例示の電荷発生剤、電荷輸送剤、バインダー樹
脂等を適当な溶剤とともに、公知の方法、例えば、ロー
ルミル、ボールミル、アトライタ、ペイントシエーカ
ー、超音波分散機等を用いて分散混合して分散液を調整
し、これを公知の手段により塗布して乾燥させればよ
い。
は、前記例示の電荷発生剤、電荷輸送剤、バインダー樹
脂等を適当な溶剤とともに、公知の方法、例えば、ロー
ルミル、ボールミル、アトライタ、ペイントシエーカ
ー、超音波分散機等を用いて分散混合して分散液を調整
し、これを公知の手段により塗布して乾燥させればよ
い。
【0026】上記分散液を作製するための溶剤として
は、種々の有機溶剤が使用可能であり、例えば、メタノ
ール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール等の
アルコール類、n−ヘキサン、オクタン、シクロヘキサ
ン等の脂肪族系炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシレ
ン等の芳香族系炭化水素、ジクロロメタン、ジクロロエ
タン、クロロホルム、四塩化炭素、クロロベンゼン等の
ハロゲン化炭化水素、ジメチルエーテル、ジエチルエー
テル、テトラヒドロフラン、エチレングリコールジメチ
ルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル等
のエーテル類、アセトン、メチルエチルケトン、シクロ
ヘキサノン等のケトン類、酢酸エチル、酢酸メチル等の
エステル類、ジメチルホルムアルデヒド、ジメチルホル
ムアミド、ジメチルスルホキシド等があげられる。これ
らの溶剤は単独で、または2種以上混合して用いられ
る。
は、種々の有機溶剤が使用可能であり、例えば、メタノ
ール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール等の
アルコール類、n−ヘキサン、オクタン、シクロヘキサ
ン等の脂肪族系炭化水素、ベンゼン、トルエン、キシレ
ン等の芳香族系炭化水素、ジクロロメタン、ジクロロエ
タン、クロロホルム、四塩化炭素、クロロベンゼン等の
ハロゲン化炭化水素、ジメチルエーテル、ジエチルエー
テル、テトラヒドロフラン、エチレングリコールジメチ
ルエーテル、ジエチレングリコールジメチルエーテル等
のエーテル類、アセトン、メチルエチルケトン、シクロ
ヘキサノン等のケトン類、酢酸エチル、酢酸メチル等の
エステル類、ジメチルホルムアルデヒド、ジメチルホル
ムアミド、ジメチルスルホキシド等があげられる。これ
らの溶剤は単独で、または2種以上混合して用いられ
る。
【0027】さらに、電荷発生剤、電荷輸送剤等の分散
性、感光層表面の平滑性を良くするために、界面活性
剤、レベリング剤等を使用してもよい。
性、感光層表面の平滑性を良くするために、界面活性
剤、レベリング剤等を使用してもよい。
【0028】以下、参考例、実施例および比較例をあげ
て本発明を説明する。なお、以下の例は本発明を具体化
した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するもの
ではない。
て本発明を説明する。なお、以下の例は本発明を具体化
した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するもの
ではない。
【0029】参考例1(直接重縮合によるポリアリレー
トの合成例) フラスコにp−トルエンスルホン酸クロリド15mmo
lをとり、ピリジン12mlを加えて溶解させる。これ
にジメチルホルムアミド3mmolを加えて室温下で3
0分撹拌した。撹拌機、窒素導入管、滴下漏斗、冷却器
を付けた三つ口フラスコに、イソフタル酸2.5mmo
lとテレフタル酸2.5mmolとピリジン10mlを
とり、この混合物中に窒素気流中で先の溶液を一度に加
えて、室温下で10分、ついで120℃で10分撹拌し
て均一な透明溶液とした。この溶液中に、120℃で撹
拌しながらビスフェノールZ型モノマー5.0mmol
をピリジン10mlに溶かした溶液を20分間かけて滴
下し、120℃で3時間撹拌して反応させた。得られた
粘調な溶液にピリジン20mlを加えて薄め、メタノー
ル800ml中にゆっくりと加えてポリマー(Resi
n−1)を析出させた。生成物をろ別し、メタノール中
で加熱還流して洗浄した後、50℃で真空乾燥した。
トの合成例) フラスコにp−トルエンスルホン酸クロリド15mmo
lをとり、ピリジン12mlを加えて溶解させる。これ
にジメチルホルムアミド3mmolを加えて室温下で3
0分撹拌した。撹拌機、窒素導入管、滴下漏斗、冷却器
を付けた三つ口フラスコに、イソフタル酸2.5mmo
lとテレフタル酸2.5mmolとピリジン10mlを
とり、この混合物中に窒素気流中で先の溶液を一度に加
えて、室温下で10分、ついで120℃で10分撹拌し
て均一な透明溶液とした。この溶液中に、120℃で撹
拌しながらビスフェノールZ型モノマー5.0mmol
をピリジン10mlに溶かした溶液を20分間かけて滴
下し、120℃で3時間撹拌して反応させた。得られた
粘調な溶液にピリジン20mlを加えて薄め、メタノー
ル800ml中にゆっくりと加えてポリマー(Resi
n−1)を析出させた。生成物をろ別し、メタノール中
で加熱還流して洗浄した後、50℃で真空乾燥した。
【0030】得られたポリアリレート(Resin−
1)のGPCより求めた重量平均分子量は50,000
であった。また、ガラス転移温度は163℃であった。
1)のGPCより求めた重量平均分子量は50,000
であった。また、ガラス転移温度は163℃であった。
【0031】反応式(A)
【化3】
【0032】実施例1、2 電荷発生材料としてX型無金属フタロシアニン顔料(C
GM)2重量部、ホール輸送材料として一般式(2)で
示されるフェニレンジアミン誘導体(HTM−1)60
重量部、及び電子輸送材料としてナフトキノン誘導体
(ETM)30重量部、バインダー樹脂として一般式
(1)で示されるポリアリレート樹脂(Resin−
1)と、他のポリアリレート樹脂(Resin−2、−
3)との共重合体(共重合比1:1、重量平均分子量5
0,000)100重量部、テトラヒドロフランと塩化
メチレンの混合溶媒(混合比4:1)800重量部を、
ボールミル中で24時間分散あるいは溶解させ、単層型
感光層用塗布液を調合した。そして、この塗布液を、支
持体としてのアルミニウム素管上にディップコート法に
て塗布し、110℃、30分間の熱風乾燥を行い、膜厚
29μmの単一感光層を有する単層型正帯電感光体を作
製した。
GM)2重量部、ホール輸送材料として一般式(2)で
示されるフェニレンジアミン誘導体(HTM−1)60
重量部、及び電子輸送材料としてナフトキノン誘導体
(ETM)30重量部、バインダー樹脂として一般式
(1)で示されるポリアリレート樹脂(Resin−
1)と、他のポリアリレート樹脂(Resin−2、−
3)との共重合体(共重合比1:1、重量平均分子量5
0,000)100重量部、テトラヒドロフランと塩化
メチレンの混合溶媒(混合比4:1)800重量部を、
ボールミル中で24時間分散あるいは溶解させ、単層型
感光層用塗布液を調合した。そして、この塗布液を、支
持体としてのアルミニウム素管上にディップコート法に
て塗布し、110℃、30分間の熱風乾燥を行い、膜厚
29μmの単一感光層を有する単層型正帯電感光体を作
製した。
【0033】実施例3、4 バインダー樹脂として一般式(1)で示される重量平均
分子量50,000のポリアリレート樹脂(Resin
−1)と他の重量平均分子量50,000のポリカーボ
ネート樹脂(Resin−4、−5)とのブレンド(ブ
レンド比1:1)100重量部を使用した以外は実施例
1,2と同様にして単層型感光体を作製した。
分子量50,000のポリアリレート樹脂(Resin
−1)と他の重量平均分子量50,000のポリカーボ
ネート樹脂(Resin−4、−5)とのブレンド(ブ
レンド比1:1)100重量部を使用した以外は実施例
1,2と同様にして単層型感光体を作製した。
【0034】比較例1、2 バインダー樹脂として、重量平均分子量50,000の
ポリアリレート樹脂(Resin−2、−3)を単独で
使用した以外は実施例1、2と同様にして単層型感光体
を作製した。
ポリアリレート樹脂(Resin−2、−3)を単独で
使用した以外は実施例1、2と同様にして単層型感光体
を作製した。
【0035】比較例3、4 バインダー樹脂として、重量平均分子量50,000の
ポリカーボネート樹脂(Resin−4、−5)を単独
で使用した以外は実施例1、2と同様にして単層型感光
体を作製した。
ポリカーボネート樹脂(Resin−4、−5)を単独
で使用した以外は実施例1、2と同様にして単層型感光
体を作製した。
【0036】(CGM)
【化4】
【0037】(HTM−1)
【化5】
【0038】(ETM)
【化6】
【0039】(Resin−1)
【化7】
【0040】(Resin−2)
【化8】
【0041】(Resin−3)
【化9】
【0042】(Resin−4)
【化10】
【0043】(Resin−5)
【化11】
【0044】上記各実施例、比較例の電子写真感光体に
ついて下記の光感度試験、及び耐摩耗試験を行い、感度
特性、耐摩耗特性を評価した。評価結果を表1に示し
た。
ついて下記の光感度試験、及び耐摩耗試験を行い、感度
特性、耐摩耗特性を評価した。評価結果を表1に示し
た。
【0045】光感度試験(初期ドラム) GENTEC社製のドラム感度試験機を用いて、各実施
例、比較例の感光体表面に印加電圧を加えて、その表面
を+700Vに帯電させた。そして、露光光源であるハ
ロゲンランプの白色光からバンドパスフィルタを用いて
取り出した波長780nmの単色光(半値幅20nm、
光強度8μJ/cm2)を露光し、露光開始から0.5
秒経過した時点での表面電位を残留電位(VL)として
測定した。残留電位VLが低いほど、感光体は高感度で
ある。
例、比較例の感光体表面に印加電圧を加えて、その表面
を+700Vに帯電させた。そして、露光光源であるハ
ロゲンランプの白色光からバンドパスフィルタを用いて
取り出した波長780nmの単色光(半値幅20nm、
光強度8μJ/cm2)を露光し、露光開始から0.5
秒経過した時点での表面電位を残留電位(VL)として
測定した。残留電位VLが低いほど、感光体は高感度で
ある。
【0046】耐摩耗試験 各実施例、比較例で得た感光体ドラムをデジタル複写機
(三田工業(株)製Creage7325)に装着し、3
0万枚の片面連続実写試験を行い、試験前後における感
光層の膜厚変化量を測定した。膜厚変化量が小さいほど
耐摩耗性が良好であることを示す。
(三田工業(株)製Creage7325)に装着し、3
0万枚の片面連続実写試験を行い、試験前後における感
光層の膜厚変化量を測定した。膜厚変化量が小さいほど
耐摩耗性が良好であることを示す。
【0047】光感度試験(実写試験後ドラム) 30万枚の片面連続実写試験後のドラムについても、前
記と同様にして光感度試験を行った。初期ドラムに対し
て、残留電位の増加が少ないほど、感度劣化が少なく良
好な処方であることを示す。
記と同様にして光感度試験を行った。初期ドラムに対し
て、残留電位の増加が少ないほど、感度劣化が少なく良
好な処方であることを示す。
【0048】
【表1】
【0049】表1より、本発明のポリアリレート樹脂を
含有した場合、含有しない場合に比較して、感度を変化
させることなく耐摩耗性が向上した。また、実写試験後
の感度劣化も少ない。
含有した場合、含有しない場合に比較して、感度を変化
させることなく耐摩耗性が向上した。また、実写試験後
の感度劣化も少ない。
【0050】実施例5〜7 バインダー樹脂として本発明の重量平均分子量50,0
00のポリアリレート樹脂(Resin−6)単独とホ
ール輸送剤として本発明のフェニレンジアミン誘導体
(HTM−2、−3、−4)を使用した以外は実施例
1、2と同様にして単層型感光体を作製した。
00のポリアリレート樹脂(Resin−6)単独とホ
ール輸送剤として本発明のフェニレンジアミン誘導体
(HTM−2、−3、−4)を使用した以外は実施例
1、2と同様にして単層型感光体を作製した。
【0051】比較例5〜7 ホール輸送剤として、HTM−5、−6、−7を使用し
た以外は実施例5〜7と同様にして単層型感光体を作製
した。
た以外は実施例5〜7と同様にして単層型感光体を作製
した。
【0052】(Resin−6)
【化12】
【0053】(HTM−2)
【化13】
【0054】(HTM−3)
【化14】
【0055】(HTM−4)
【化15】
【0056】(HTM−5)
【化16】
【0057】(HTM−6)
【化17】
【0058】(HTM−7)
【化18】
【0059】上記各実施例、比較例の電子写真感光体に
ついて前記の光感度試験、及び耐摩耗試験を行い、感度
特性、耐摩耗特性を評価した。評価結果を表2に示し
た。
ついて前記の光感度試験、及び耐摩耗試験を行い、感度
特性、耐摩耗特性を評価した。評価結果を表2に示し
た。
【0060】
【表2】
【0061】表2より、本発明のフェニレンジアミン誘
導体をホール輸送剤として使用した場合、使用しない場
合に比較して、感度を変化させることなく、更に耐摩耗
性が向上した。また、実写試験後の感度劣化も少ない。
導体をホール輸送剤として使用した場合、使用しない場
合に比較して、感度を変化させることなく、更に耐摩耗
性が向上した。また、実写試験後の感度劣化も少ない。
【0062】
【発明の効果】本発明は、十分な機械的強度、耐久性を
有し、良好な電子写真特性を有する電子写真感光体の提
供を可能にした。
有し、良好な電子写真特性を有する電子写真感光体の提
供を可能にした。
Claims (2)
- 【請求項1】支持体上に感光層を有する電子写真感光体
において、前記感光層が下記一般式(1)で示されるポ
リアリレート化合物をバインダー樹脂として含有するこ
とを特徴とする電子写真感光体。 一般式(1): 【化1】 上記式(1)中、R1、R2は、各々独立して水素原子、
置換基を有していてもよいアルキル基、置換基を有して
いてもよいアリール基、ハロゲン化アルキル基、または
ハロゲンを表す。 - 【請求項2】電荷輸送剤として、下記一般式(2)で示
されるフェニレンジアミン誘導体を含有する請求項1記
載の電子写真感光体。 一般式(2): 【化2】 上記式(2)中、R3、R4、R5、R6、及びR7は、同
一または異なって、ハロゲン原子、置換基を有してもよ
いアルキル基、置換基を有してもよいアルコキシ基また
はアリール基を示す。g、h、i、j、及びkは同一ま
たは異なって、0〜5の整数を示し、kは0〜4の整数
を示す。なお、g、h、i、j、またはkが2以上のと
き、R3、R4、R5、R6、及びR7は異なっていてもよ
い。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11061952A JP2000258931A (ja) | 1999-03-09 | 1999-03-09 | 電子写真感光体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11061952A JP2000258931A (ja) | 1999-03-09 | 1999-03-09 | 電子写真感光体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000258931A true JP2000258931A (ja) | 2000-09-22 |
Family
ID=13186053
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11061952A Pending JP2000258931A (ja) | 1999-03-09 | 1999-03-09 | 電子写真感光体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000258931A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004053597A1 (ja) * | 2002-12-06 | 2004-06-24 | Mitsubishi Chemical Corporation | 電子写真感光体 |
US7985522B2 (en) | 2004-07-16 | 2011-07-26 | Mitsubishi Chemical Corporation | Electrophotographic photoreceptor |
JP2018025655A (ja) * | 2016-08-10 | 2018-02-15 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 |
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US20180046098A1 (en) * | 2016-08-10 | 2018-02-15 | Kyocera Document Solutions Inc. | Electrophotographic photosensitive member, process cartridge, and image forming apparatus |
WO2018079038A1 (ja) * | 2016-10-28 | 2018-05-03 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 |
WO2018079117A1 (ja) * | 2016-10-28 | 2018-05-03 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
CN110192155A (zh) * | 2017-01-30 | 2019-08-30 | 京瓷办公信息系统株式会社 | 电子照相感光体、处理盒和图像形成装置 |
-
1999
- 1999-03-09 JP JP11061952A patent/JP2000258931A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004053597A1 (ja) * | 2002-12-06 | 2004-06-24 | Mitsubishi Chemical Corporation | 電子写真感光体 |
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US10241428B2 (en) * | 2016-08-10 | 2019-03-26 | Kyocera Document Solutions Inc. | Electrophotographic photosensitive member, process cartridge, and image forming apparatus |
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CN107728439A (zh) * | 2016-08-10 | 2018-02-23 | 京瓷办公信息系统株式会社 | 电子照相感光体、处理盒和图像形成装置 |
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CN107728441B (zh) * | 2016-08-10 | 2021-01-15 | 京瓷办公信息系统株式会社 | 电子照相感光体、处理盒及图像形成装置 |
CN107728442B (zh) * | 2016-08-10 | 2020-10-27 | 京瓷办公信息系统株式会社 | 电子照相感光体、处理盒及图像形成装置 |
JP2018025655A (ja) * | 2016-08-10 | 2018-02-15 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置 |
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WO2018079117A1 (ja) * | 2016-10-28 | 2018-05-03 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 電子写真感光体、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 |
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CN110192155B (zh) * | 2017-01-30 | 2022-07-01 | 京瓷办公信息系统株式会社 | 电子照相感光体、处理盒和图像形成装置 |
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040309 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040706 |