JP2000257113A - 旋回作業機 - Google Patents
旋回作業機Info
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Abstract
に配列してなる制御弁を、旋回台に取り付けるにあたっ
て、制御弁の配置の自由度の大なるバックホーを提供す
る。 【解決手段】 走行装置上に、上下方向の軸心回りに回
動自在な旋回台7が設けられると共に、この旋回台7に
油圧機器を制御する制御弁25が備えられ、この制御弁
25の一面が、上下方向に対して傾斜状となるように、
制御弁25を配置する。
Description
に供されるバックホー等の旋回作業機に関するものであ
る。
機にあっては、旋回動作、作業具の起伏動作およびスイ
ング動作並びにドーザー作業の駆動源として油圧が利用
されており、この油圧を制御する制御弁は、ブーム、ア
ーム、バケット、ドーザ等を動かす油圧シリンダや、走
行装置、旋回台等を動かす油圧モータ等のアクチュエー
タを制御する弁体を一方向に配列して相互に連結してな
る多連弁形式のものが採用されており、この制御弁は旋
回台内部に、弁体の配列方向が水平方向となるように横
置として装着されているのが一般的である。
は、旋回台の内部はフレームを構成する板材によって複
雑な構造とされており、制御弁はこの旋回台内の狭いス
ペースにうまく配置しなければならないが、旋回作業機
では、油圧機器が多いので、制御弁は弁体の配列方向に
長く、制御弁を水平方向に横置きとしたのでは、旋回台
内部のスペースにうまく収まらない場合がある。特に、
小型の旋回作業機では顕著である。そこで、本発明は、
制御弁の一面を上下方向に対して傾斜状となるように該
制御弁を配置することによって、他の部材との干渉を避
けて制御弁をうまく設置できる、制御弁の設置(配置)
の自由度の大なる旋回作業機を提供することを目的とす
る。
本発明は次の技術的手段を講じた。すなわち、本発明
は、走行装置2上に、上下方向の軸心回りに回動自在な
旋回台7が設けられると共に、この旋回台7に油圧機器
を制御する制御弁25が備えられ、この制御弁25の一
面が、上下方向に対して傾斜状となるように、制御弁2
5が配置されていることを特徴とする。また、制御弁2
5は複数個の弁体25Aが一方向に配列されてなり、制
御弁25の弁体25A配列方向に直交する方向の一面が
圧油の供給・排出用ポートが形成される面25Bとさ
れ、該面25Bが上下方向に対して上向き傾斜状となる
ように、制御弁25を配置するのがよい。
台25の上面よりも上方に突出されているのがよい。ま
た、制御弁25の配置空間をカバー体によって覆って該
カバー体内に制御弁25を収容し、このカバー体を旋回
台7に開閉自在又は着脱自在に取り付けるのがよい。ま
た、カバー体が旋回台7よりも上方の制御弁配置空間を
覆うものであっても、旋回台7の外面を構成するもので
あってもよい。
置されると共に圧油の供給・排出用ポートが形成される
面25Bが水平方向外方を向いているのが、メンテナン
ス上好ましい。
施の形態を説明する。図面は旋回作業機として例示する
小旋回バックホー1を示しており、図1において、この
バックホー1は走行装置2と旋回体3と掘削装置4とか
ら主構成されている。なお、以下、バックホー1の走行
方向(図1の左右方向)を前後方向といい、この前後方
向に直交する横方向(図1の紙面貫通方向)を左右方向
という。
履帯を有するクローラ走行体5を左右一対備え、これら
の走行体5を走行モータMで駆動するようにしたクロー
ラ式走行装置が採用されている。この走行装置2の前部
にはドーザ6が設けられている。旋回体3は、走行装置
2の左右クローラ走行体5間の中央部に設けた軸受体8
に上下方向の旋回軸心回りに回動自在に支持された旋回
台7と、この旋回台7に搭載された各種機器を覆うボン
ネット20と、このボンネット20上に設けた座席41
やその前の操縦部を覆うキャビン42とを備えている。
なる枠材を組み合わせて構成されたフレームをカバー部
材で覆うことで構成され、この旋回台7の後部は、前記
フレームに固定されかつ旋回台7の前部の掘削装置4等
との重量バランスを図るカウンタウェイト9によって構
成されている。また、この旋回台7は、当該旋回台7の
フレームに支持された旋回モータ10(図2参照)によ
って旋回軸心X回りに回動されるようになっている。こ
のバックホー1はいわゆる後方小旋回タイプのもので、
旋回体3の後側面が走行装置2の車幅からはみ出ないよ
うに円弧状に形成されている。すなわち、旋回体3が旋
回したとき、この旋回体3の後面が描く旋回軌跡が左右
クローラ走行体5の左右幅内に収まるようになってい
る。
は、旋回体3が前方を向いた状態で前後方向に沿う平面
に形成されていて、この左右側面間同士の間隔は旋回体
3後面が描く旋回軌跡円の直径より幅狭に形成されてい
る。更に、同状態において、旋回体3の前面は、左右方
向に沿う平面に形成され、左側は右側よりも前方にやや
突出されている。図1に示すように、旋回台7の前面右
側には、掘削装置4を支持する上下一対の支持部材11
が突出されている。この支持部材11には支軸を介して
スイングブラケット12が上下軸回りに左右揺動自在に
枢着され、このスイングブラケット12は旋回台7の内
部に設けたスイングシリンダ13(図3及び図4参照)
によって揺動される。
ット12に左右軸回りに揺動自在に枢着されたブーム1
4と、このブーム14の先端側に左右軸回りに揺動自在
に枢着されたアーム15と、アーム15の先端側にスク
イ・ダンプ自在に取付けられたバケット16とを備えて
なる。ブーム14は、スイングブラケット12とブーム
14の中途部との間に設けたブームシリンダ17によっ
て揺動され、アーム15は、ブーム14の中途部とアー
ム15の基部との間に設けたアームシリンダ18によっ
て揺動され、バケット16は、アーム15の基部とバケ
ット16の取付リンクとの間に設けたバケットシリンダ
19によってスクイ・ダンプされる。
状とされ、これらの開放部分は旋回台7の上面から上方
に突出した丸みを帯びたボンネット20で覆われてい
る。このボンネット20の内部には、エンジン21と、
各種油圧機器を駆動するための油圧ポンプ23、作動油
タンク24及び制御弁25よりなる油圧関係機材と、ラ
ジエータ26等が収納され、これらは旋回台7に搭載さ
れている。また、旋回台7の左側上面はフロアシートで
覆われており、この部分にエンジン21用の燃料タンク
22と、バッテリー27が収納されている。
はその駆動軸心が左右方向を向くように旋回台7の後部
に横向きに配置されている。このエンジン21の右側下
部に油圧ポンプ23が直結され、同エンジン21の左側
上部にラジエータファン28が連結されている。油圧ポ
ンプ23を駆動する下部軸とラジエータファン28を駆
動する上部軸は、ファンベルト29及びプーリよりなる
ベルト伝動機構により連動連結されている。なお、エン
ジン21の右側上部にはサイレンサ30が連結され、エ
ンジン21の後方にはラジエータ26の冷却水のリザー
ブタンク31が設けられている。また、旋回台7の旋回
中心部にはスイベルジョイント32が設けられ、同ジョ
イント32の前方やや左寄りには前記旋回モータ10が
配置され、これらの部材は、制御弁25にそれぞれ油圧
配管33で接続されている。
熱交換器、すなわち、前記ラジエータ26、オイルクー
ラ34、エアコンのコンデンサ35が同左側から順に配
置されている。このうち、オイルクーラ34は制御弁2
5からの戻り油を冷却して作動油タンク24に戻すもの
であり、コンデンサ35はキャビン42内の空調装置
(エアコン)の室外器である。これらの熱交換器に対応
するボンネット20の左側面には外気取り入れ口36
(図1参照)が形成され、かつ、同ボンネット20の右
側面には排気口(図示せず)が形成されている。しかし
て、本実施形態のバックホー1では、外気取り入れ口3
6のすぐ内側にラジエータ26とラジエータファン28
を配置した吸い込みタイプを採用している。
旋回台7の右側(油圧ポンプ23と同じ側)でかつ油圧
ポンプ23の前方に配置されている。すなわち、作動油
タンク24及び制御弁25は油圧ポンプ23とともに旋
回台7の右側に集中的に配置されていて、これにより、
これら油圧駆動に必要な主要機材(油圧関係機材)を互
いに繋ぐための油圧配管をできるだけ短くし、かつ、か
かる主要機材を集中的に保守点検できるようにしてい
る。図2、図3及び図4に示すように、制御弁25は作
動油タンク24の前面側に配置されている。これら制御
弁25及び作動油タンク24は、旋回台7左側の上面開
放部分に配置されていて、下部側が旋回台7内に位置し
ており、中途部から上部に亘って旋回台7の上面よりも
上方に突出している。
よりも上方に突出するようになっていてもよい。前記制
御弁25は、主として油圧機器(左右の走行装置用モー
タ、旋回用モータ、ブームシリンダ、アームシリンダ、
バケットシリンダ、ドーザ用シリンダ等)を駆動制御す
るものであり、複数個の弁体25Aが一方向に配列され
てなる(換言すると、前記制御弁25は、直方体のブロ
ックに、軸方向に摺動するスプールからなる弁体25A
を設けて構成された直動スプール形切換弁からなるバル
ブBを、弁体25Aの摺動方向に直交する方向に配列す
ると共に、相互に連結されて構成されている)。そし
て、1つの弁体25Aで1つの油圧機器が制御されるよ
うになっている。
込まれている。また、前記制御弁25は、弁体25A
(バルブB)の配列方向が上下方向に対して傾斜する方
向(上下方向に交叉する方向)となるように配置(図例
では上方に向かうに従って後方に移行するように傾斜)
されていて、制御弁25の一面が上下方向に対して傾斜
状とされている。なお、制御弁25は、上方に向かうに
従って前方又は左右一方に移行するように傾斜状とされ
てもよく、また、上方に向かうに従って前後方向と左右
方向の間の斜め方向に移行するように傾斜状とされても
よい。
水平方向に配置するのに比べ、旋回台7における制御弁
25の取付面積を小さくでき、制御弁25を狭いスペー
スにコンパクトに配置でき、また、弁体25Aの個数に
かかわらず旋回台7における制御弁25の取付面積を一
定とすることができるのである。また、制御弁25を傾
斜させて設置することによって、制御弁25が他の部材
と干渉するのを容易に回避でき、制御弁25の設置の自
由度が大きくなる。また、旋回台7よりも上方側の制御
弁25配置空間は、旋回台7よりも上方側の作動油タン
ク24配置空間と共に、ボンネット20の一部を構成す
る、後方及び下方開放状のカバー体54によって覆われ
ており、該カバー体54内に制御弁25及び作動油タン
ク24が収容されている。
その前部下端側がヒンジ60等によって、旋回台7の上
面側に左右方向の軸心回りに回動自在(上下揺動自在)
に取り付けられて開閉自在とされており、図5に仮想線
で示すように、カバー体54をヒンジ60の枢軸回りに
回動させて開けることにより、旋回台7上面よりも上方
の、制御弁25及び作動油タンク24の配置空間が開放
状とされ、広い空間で、制御弁25のメンテナンス(リ
リーフ圧の調整、圧油の供給・排出用ポート等からの油
洩れの点検等)が行えるようになっている。
ライドさせることにより、旋回台7から取り外せるよう
になっており、制御弁25の前面側のメンテナンスが容
易に行えるように構成されている。また、旋回台7より
も下方の、制御弁25配置空間の左右方向外側は、旋回
台7の右側側壁7A(カバー体)によって覆われている
と共に、該側壁7Aは、旋回台7の骨格を構成するフレ
ームに着脱自在に取り付けられており、この側壁7Aを
取り外すことにより、制御弁25の下部側のメンテナン
スが容易に行えるように構成されている。
体25Aは左右方向に摺動自在とされていると共に、各
バルブBの、弁体25A摺動方向に直交する方向で且つ
弁体25A配列方向に直交する方向の一面に、圧油の供
給・排出用ポートが形成され、この圧油の供給・排出用
ポートが形成される面25Bが、前方(水平方向外方)
を向くように、且つ上向きとなるように制御弁25が配
置されており、圧油の供給・排出用ポートが形成される
面25Bのメンテナンス等が容易に行えるように配置さ
れている。
向に対して傾斜するようになっていてもよく、圧油の供
給・排出用ポートが形成される面25B及び弁体25A
が設けられる面の両方の面が上下方向に対して傾斜する
ようになっていてもよい。また、カバー体54は、ボル
ト等によって旋回台7に着脱自在に取付固定されていて
もよい。さらに、カバー体54は、図6に示すように、
カバー体54の一部(図例では上部)が蓋体61によっ
て開閉自在又は着脱自在並びに開閉自在で且つ着脱自在
とされていてもよい。
向に摺動し、圧油の供給・排出用ポートが形成される面
25Bが左右方向外方を向くように配置されていてもよ
く、さらに、弁体25Aが前後方向に対して傾斜する水
平方向に摺動し、圧油の供給・排出用ポートが形成され
る面25Bが前後方向と左右方向との間の斜め方向外方
(又は内方)を向くように配置されていてもよい。ま
た、制御弁25は旋回台7の何処に配置されていてもよ
いが、前述した場所の他、旋回台7の外周側に配置され
るのが好ましく、さらに、圧油の供給・排出用ポートが
形成される面25Bはどの方向を向いていてもよいが、
水平方向外方を向いているのがメンテナンス上好まし
い。
ク24の前面側に配置した場合、該制御弁25が前記ス
イベルジョイント32や旋回モータ10にも比較的近く
なるので、これらに対する配管も短くできる。また、図
例では、制御弁25は作動油タンク24の前面側に配置
されているが、該制御弁25は、作動油タンク24と油
圧ポンプ23との間、作動油タンク24の更に右側、或
いは作動油タンク24の上方に設けることができる。こ
れらの位置であれば、制御弁25の保守点検に作動油タ
ンク24が邪魔になることがないので好適である。
ルタ38、アンロードバルブ39及び燃料フィルタ40
が吊り下げ状態で取り付けられており(図4参照)、こ
れにより、それらの部材の保守点検も集中的に行え、か
つ、それらの部材の組み立て工数を低減できるようにし
てある。図2および図3に示すように、旋回台7の後部
には、前記エンジン21を左右方向に大きく跨ぐように
正面視ほぼ門形に形成された支持フレーム44が立設さ
れており、この支持フレーム44に、ボンネット20の
下面及びキャビン42の後支柱が固定されているととも
に、エンジン21に洗浄風を送るためのエアクリーナ4
5が取り付けられている。
梁46と、この横梁46の左右両端を支持する左右一対
の支柱部材47,48とからなり、横梁46の左端部
は、ボンネット20の左側面にある前記外気取り入れ口
36の近傍に至るまで延設されている。他方、エアクリ
ーナ45は、横梁46の右側よりにブラケット49を介
してやや斜めに取り付けられている。このエアクリーナ
45の排気口は出側管50を介してエンジン21の前面
側に接続され、同エアクリーナ45の吸気口はくの字状
に屈曲した曲がり管51を介して横梁46に接続されて
いる。
新鮮な外気は、その一部が横梁46の左端から同右端側
へ至り、曲がり管51を経てエアクリーナ45に供給さ
れることになる。このように、支持フレーム44の横梁
46はエアクリーナ45の吸気管としての機能を併有し
ているので、その分だけ部品点数が低減されるととも
に、旋回台7の後部のコンパクト化に寄与することがで
きる。支持フレーム44の左右の支柱部材47,48の
うち、右側の支柱部材47は、側面視においてほぼ逆L
字状の支柱部材よりなり、左側の支柱部材48は、図3
に示すように、側面視においてほぼ逆U字状に形成され
た支柱フレーム52よりなる。すなわち、この支柱フレ
ーム52は、逆U字状とすることにより前後に二股に別
れて形成されており、単なる棒状の支柱に比べて前後方
向に変形し難いものになっている。
ン28又は油圧ポンプ23等からの振動が旋回台7を通
じて支柱フレーム52に伝達されても、その上端部に固
定される横梁45が前後に共振するのが防止され、ひい
ては、その横梁45に取り付けられているボンネット2
0やキャビン42の振動も可及的に低く抑えることがで
きる。図2に示すように、支柱フレーム52は、その後
部53がボンネット20の後側面に沿うように平面視に
おいてほぼくの字状に屈曲されており、これにより、小
旋回であるため後側面の位置が制限されているボンネッ
ト20内においても、当該支柱フレーム52の二股間の
間隔をできるだけ広く取るようにしている。
2は、前記ラジエータ26、オイルクーラ34及びコン
デンサ35を上から覆うように配置されており、これら
の熱交換器を保護するプロテクタとしても機能してい
る。なお、この場合、旋回台7にキャビン42ではなく
キャノピを搭載した場合にはエアコンが不要となるの
で、コンデンサ35は省略される。また、図例では左右
の支柱部材47,48のうち左側だけに支柱フレーム5
2を採用した場合を例示しているが、右側の支柱部材4
7だけに支柱フレーム52を採用することもでき、左右
両方の支柱部材47,48に支柱フレーム52を採用す
ることもできる。
で、制御弁25、作動油タンク24及び油圧ポンプ23
等を覆う前記カバー体54と、エンジン19の後半部分
を覆う後カバー部55と、ラジエータ26等の熱交換器
の部分を覆う左カバー部56とから構成されている。こ
れら各カバー部のうち、後カバー部55はヒンジを介し
て支持フレーム44の横梁46に上下回動自在に支持さ
れており、この後カバー部56を開放させることでエン
ジン18及びその周囲の保守点検が可能となっている。
タンク24及び制御弁25よりなる油圧関係機材をすべ
て旋回台7の右端側に集中的に配置したことから、図2
に示すように、座席41を旋回台7の左側よりに配置す
るとともに、燃料タンク22及びバッテリ27を旋回台
7の左端側に配置している。すなわち、燃料タンク22
は旋回台7の左側よりでかつ座席41の下方に比較的広
い範囲に横たわった状態で配置されており、ボンネット
20の平面範囲から外れるメインタンク部57を備えて
いる。このように、燃料タンク22を作動油タンク24
とは反対側の広い範囲に配置することにより、同タンク
22の容量を大きく確保しつつ、旋回台7の左右方向の
重量バランスを有効に確保するようにしている。
旋回台7の後部でかつ座席41から離れたところまで延
びる延長部58が一体に連結され、この延長部58に給
油口59が形成されている。このため、給油口59から
の給油に際して座席41が邪魔になることがなく、給油
作業が行い易くなっている。図7及び図8は他の実施の
形態に係る旋回作業機1を示している。この実施の形態
では、弁体25A(バルブB)の配列方向が水平方向
(図例では前後方向)と一致し、圧油の供給・排出用ポ
ートが形成される面25Bが左右方向外方を向き且つ上
向きとなるように、すなわち該面が上下方向に対して傾
斜するように(図例では上方に向かうにしたがって左右
方向内方に移行する傾斜状となるように)、制御弁25
が配置されている。
ある。図7及び図8の構成のものにおいて、弁体25A
の配列方向が、左右方向と一致するように、又は、前後
方向と左右方向との間の斜め方向となるように制御弁2
5を配置してもよく、また、弁体25Aの配列方向が水
平方向に対して傾斜する方向とされていてもよい。ま
た、図例では、制御弁25は、上部が旋回台7の上面か
ら突出するように配置されているが、制御弁25全体が
旋回台7の上面から突出するようになっていてもよい。
れる面25Bが左右方向内方、又は前後方向、若しくは
前後方向と左右方向との間の斜め方向を向くうように、
制御弁25が配置されていてもよい。また、本実施形態
では後方小旋回のバックホー1に本発明を採用した場合
を例示したが、本発明は、掘削装置4の最上昇時に同装
置4が走行装置2の車幅からはみ出ない超小旋回のバッ
クホー1にも採用することができる。
制御弁25の一面を上下方向に対して傾斜状となるよう
に該制御弁25を配置することによって、他の部材との
干渉を避けて制御弁をうまく設置できる、制御弁の設置
(配置)の自由度の大なる旋回作業機を提供できると共
に、制御弁25のメンテナンスを行う頻度の高い面を上
下方向に対して上向き傾斜状とすることで、該面のメン
テナンスがし易くなるという効果も奏する。
である。
である。
右側面図である。
正面図である。
Claims (7)
- 【請求項1】 走行装置(2)上に、上下方向の軸心回
りに回動自在な旋回台(7)が設けられると共に、この
旋回台(7)に油圧機器を制御する制御弁(25)が備
えられ、この制御弁(25)の一面が、上下方向に対し
て傾斜状となるように、制御弁(25)が配置されてい
ることを特徴とする旋回作業機。 - 【請求項2】 制御弁(25)は複数個の弁体(25
A)が一方向に配列されてなり、制御弁(25)の弁体
(25A)配列方向に直交する方向の一面が圧油の供給
・排出用ポートが形成される面(25B)とされ、該面
(25B)が上下方向に対して上向き傾斜状となるよう
に、制御弁(25)が配置されていることを特徴とする
請求項1記載の旋回作業機。 - 【請求項3】 制御弁(25)の少なくとも上部が旋回
台(25)の上面よりも上方に突出されていることを特
徴とする請求項1又は2記載の旋回作業機。 - 【請求項4】 制御弁(25)の配置空間がカバー体に
よって覆われると共に、このカバー体が旋回台(7)に
開閉自在又は着脱自在に備えられていることを特徴とす
る請求項1又は2に記載の旋回作業機。 - 【請求項5】 カバー体が旋回台(7)よりも上方の制
御弁配置空間を覆うものであることを特徴とする請求項
3記載の旋回作業機。 - 【請求項6】 カバー体が旋回台(7)の外面を構成す
るものであることを特徴とする請求項3記載の旋回作業
機。 - 【請求項7】 制御弁(25)が旋回台(7)の外周側
に配置されると共に圧油の供給・排出用ポートが形成さ
れる面(25B)が水平方向外方を向いていることを特
徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の旋回作業機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06392099A JP3540658B2 (ja) | 1999-03-10 | 1999-03-10 | 旋回作業機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06392099A JP3540658B2 (ja) | 1999-03-10 | 1999-03-10 | 旋回作業機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000257113A true JP2000257113A (ja) | 2000-09-19 |
JP3540658B2 JP3540658B2 (ja) | 2004-07-07 |
Family
ID=13243269
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06392099A Expired - Fee Related JP3540658B2 (ja) | 1999-03-10 | 1999-03-10 | 旋回作業機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3540658B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015098836A (ja) * | 2013-11-20 | 2015-05-28 | コベルコ建機株式会社 | 配管部材 |
-
1999
- 1999-03-10 JP JP06392099A patent/JP3540658B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015098836A (ja) * | 2013-11-20 | 2015-05-28 | コベルコ建機株式会社 | 配管部材 |
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JP3540658B2 (ja) | 2004-07-07 |
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