JP2000254972A - 加熱装置 - Google Patents

加熱装置

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JP2000254972A
JP2000254972A JP11063505A JP6350599A JP2000254972A JP 2000254972 A JP2000254972 A JP 2000254972A JP 11063505 A JP11063505 A JP 11063505A JP 6350599 A JP6350599 A JP 6350599A JP 2000254972 A JP2000254972 A JP 2000254972A
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JP
Japan
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pipe
heating
hot air
tube
heating device
Prior art date
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Pending
Application number
JP11063505A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichi Enomoto
聖一 榎本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication of JP2000254972A publication Critical patent/JP2000254972A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱風吹出・吸引量の局部的なばらつきによる
加熱のばらつきを抑制し、低接着強度や空気だまり等の
不具合が発生しない、ライニング管の製造用の加熱装置
を提供する。 【解決手段】 加熱膨張性合成樹脂管Cを接着剤bを介
して金属管Aの内面に挿入した状態の管を、金属管外面
から熱風により加熱するために用いる加熱装置であっ
て、相対面する位置に配置した熱風の吹出口の対と、相
対面する位置に配置した吸引口の対を有し、被加熱物で
ある管を導入する入口側と出口側の両端部分に吸引口2
11、212の対を配置し、入口側と出口側の中央部分
に吹出口212の対を配置したことを特徴とする加熱装
置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属管の内面を合
成樹脂等で被覆した合成樹脂ライニング管の製造に用い
るための、加熱装置に関する。
【0002】
【従来の技術】鋼管などの金属管の内面に塩化ビニル系
樹脂などの耐食性の優れた合成樹脂がライニングされた
複合管は、給水、給湯、排水等の用途に広く使用されて
いる。その製造方法として、例えば、図1における金属
管Aの内面に、接着剤bを介して金属管内径よりも小さ
い外径の加熱膨張性の合成樹脂管Cを挿入し、これを加
熱装置で加熱し合成樹脂管の径を膨張させて、樹脂管C
が金属管A内面に接着一体化した合成樹脂ライニング管
(図2参照)を得る方法が知られている。
【0003】例えば、特開平3−120029号公報に
は、金属管と合成樹脂管の間に空気溜まりを発生させな
い様に、図3に示す如く、全体がV字形の加熱装置2’
を用いて、管A’を矢印方向に移送させつつ管の長手方
向の中央部から順次管端に向かって加熱することによっ
て、合成樹脂管を中央部から順次管端に向かって膨張さ
せて金属管内面に接着一体化する方法が開示されてい
る。
【0004】この種の製造方法に用いる加熱装置とし
て、例えば、熱風の吹出口のマニホールドと吸引のマニ
ホールドが一体となされており、多数の吹出口の側部に
吸引口がある構造の装置が知られている。また、特開平
3−118140号公報には、熱風の吹出口と吸引口が
相対するように配置され、吹き出した熱風を対面の吸引
口に吸込んで、風の流れを作って金属管を加熱する様に
なされた構造の加熱装置が開示されている。
【0005】これらの加熱装置は、熱風吹出量や吸引量
の局部的なばらつきで加熱の程度にバラツキが生じ、吸
引のばらつきの場合、加熱装置外の空気まで吸引してし
まい、加熱装置内の温度が低下する場合があった。その
結果、合成樹脂管の金属管への接着不足による剥離や、
順次に加熱されずに空気だまりが生じてしまう恐れがあ
った。また、吹出熱風が強く、加熱装置外に漏れてしま
うときは、順次の加熱に不具合が生じてしまい、同じく
空気だまりが生じる恐れがあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記ライニ
ング管製造用の加熱装置における、従来の問題点を解決
するためになされたものであって、その目的は、熱風吹
出・吸引量の局部的なばらつきによる加熱のばらつきを
抑制し、低接着強度や空気だまり等の不具合が発生しな
い、ライニング管の製造用の加熱装置を提供するもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、加熱膨張性合成樹脂管を接着剤を介して
金属管の内面に挿入した状態の管を、金属管外面から熱
風により加熱するために用いる加熱装置であって、相対
面する位置に配置した熱風の吹出口の対と、相対面する
位置に配置した吸引口の対を有し、被加熱物である管を
導入する入口側と出口側の両端部分に吸引口の対を配置
し、入口側と出口側の中央部分に吹出口の対を配置した
加熱装置を提供する。以下、本発明を更に詳細に説明す
る。
【0008】
【発明の実施の形態】図4は本発明の加熱装置を説明す
るための図であり、図5は図4(a)におけるZ−Z矢
視の模式的断面図であり、矢印は風の向きを表す。1は
搬送コンベア、2はV字状の加熱装置本体、Aは金属
管、bは接着剤、Cは合成樹脂管を示している。合成樹
脂管Cが挿入された金属管Aは、搬送コンベア1により
加熱装置本体2に搬送され、管軸方向中央より加熱が開
始される。合成樹脂管Cは加熱膨張性であって、径方向
に膨張しつつ軸方向にはやや収縮するので、通常、金属
管Aより少し長いものが用いられる。
【0009】この合成樹脂管Cを、金属管Aの内面に挿
入する。このとき予め合成樹脂管外面には接着剤を塗布
するか、もしくは、金属管内面に接着剤を塗布するか、
又はこれらの両方に接着剤を塗布しておくか、或いはホ
ットメルト系の接着剤で合成樹脂管外面を被覆しておく
等、合成樹脂管Cが加熱膨張した場合に、金属管Aの内
面に水密に密着して合成樹脂管Cによる被覆層が形成さ
れる様にする。金属管Aとしては、一般的には鋼管が用
いられるが、水道用亜鉛めっき鋼管、銅管、アルミニウ
ム管なども同様に使用可能である。
【0010】合成樹脂管Cとしては、塩化ビニル樹脂、
塩素化塩化ビニル樹脂、ポリブテン、ポリエチレンなど
のオレフイン系樹脂、ナイロンなどが挙げられる。接着
剤bとしては、溶剤系、SBS共重合体等のホットメル
ト系、反応系などの接着剤が用いられる。必要により、
プライマーを塗布してから接着剤を塗布してもよい。
【0011】上記合成樹脂管Cの加熱膨張特性は、例え
ば、合成樹脂管の押出し成形時に、金型から吐出直後の
高温時の外形を金属管の内径よりも大きくしておいて、
冷却固化時の外形を金属管の内径よりも小さくすること
により、再加熱時に概ね元の外径にまで復元し得る特性
を付与するのである。
【0012】全体がV字形の加熱装置本体2は、上下に
相対向して設けられ、入り口側(図4(a)、(b)及
び図5において左側)に吸引口用のダクト21、吹出口
用のダクト22、吸引口用のダクト21が各々対となっ
て順に配置されている。吸引口用ダクト21、吹出口用
ダクト22には各々吸引口と吹出口が連結されており、
入口側と出口側の両端部分(加熱装置本体の両壁側部
分)に吸引口211の対(入口側)と212の対(出口
側)が配置され、入口側と出口側との中央部分に吹出口
221が配置された構成とされている。
【0013】熱風吹出口は必要風速を確保できる様に、
複数のスリット構造221とされており、吸引用のダク
ト21の吸引口211、212より吸引された空気は、
上下の、吸引口用ダクト21及び吹出口用ダクト22
に、各々連通された熱風発生器5に戻されて、循環して
熱風温度が調整され吹出口ダクト22へ吹き出される。
【0014】吸引口211と212が熱風吹出口221
の外部側にあるため、外気を加熱装置内に取り込むこと
がないので温度が安定する。また、熱風が加熱装置外に
もれないため、順次の加熱が確実になる。
【0015】内面に加熱膨張性合成樹脂管Bが挿入され
た状態の金属管Aが、上記上下に設けられた加熱装置本
体2の間を、例えば、搬送コンベア1でその上に載置さ
れた状態で搬送されつつ熱風によって加熱される。加熱
装置2全体がV字形で、加熱は、金属管Aが図4(a)
の矢印の方向へ搬送されるに従い、金属管Aの長手方向
中央部から加熱が開始され、その端部へ順次に加熱され
る様になされている。熱風温度は、通常、150℃〜3
00℃程度、各部の装置内滞留時間は5分から30分程
度とされ、加熱装置間の熱風風速は1〜10m/秒程度
とする。
【0016】
【発明の効果】本発明の加熱装置は、相対面する位置に
配置した熱風の吹出口の対と、相対面する位置に配置し
た吸引口の対を有し、被加熱物である管を導入する入口
側と出口側の両端部分に吸引口の対を配置し、入口側と
出口側の中央部分に吹出口の対を配置してなるので、加
熱装置内への外気の吸引、および加熱装置からの熱風の
漏れが抑制される。従って、本発明によれば、低接着力
や順次の加熱不具合による空気だまりを発生させること
なく、合成樹脂ライニング管を製造することができるの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】合成樹脂ライニング管のライニング前の管側面
図である。
【図2】合成樹脂ライニング管のライニング後の管側面
図である。
【図3】中央からの順次加熱の例を説明するための図で
ある。
【図4】本発明の加熱装置を説明するための図であり、
(a)は、合成樹脂ライニング管の製造中に加熱装置の
上半部をとり除いた状態の模式的平面図、(b)は合成
樹脂ライニング管の製造中の模式的正面図である。
【図5】図4(a)におけるZ−Z矢視の模式的断面図
である。
【符号の説明】
1・・・・搬送コンベア 2・・・・加熱装置本体 221・熱風の吹出口 211・吸引口 212・吸引口 5・・熱風発生器 A・・金属管 b・・接着剤 C・・合成樹脂管

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱膨張性合成樹脂管を接着剤を介して
    金属管の内面に挿入した状態の管を、金属管外面から熱
    風により加熱するために用いる加熱装置であって、相対
    面する位置に配置した熱風の吹出口の対と、相対面する
    位置に配置した吸引口の対を有し、被加熱物である管を
    導入する入口側と出口側の両端部分に吸引口の対を配置
    し、入口側と出口側の中央部分に吹出口の対を配置した
    ことを特徴とする加熱装置。
JP11063505A 1999-03-10 1999-03-10 加熱装置 Pending JP2000254972A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102350806A (zh) * 2011-09-27 2012-02-15 江苏双腾管业有限公司 一种管材加热装置
JP2015531469A (ja) * 2012-09-17 2015-11-02 ウポノール イノベイション エービー 特に建物を冷却または加温するための熱伝導板

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102350806A (zh) * 2011-09-27 2012-02-15 江苏双腾管业有限公司 一种管材加热装置
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