JP2000254747A - 外殻PCa柱の鉄筋先組体及びその組立装置 - Google Patents

外殻PCa柱の鉄筋先組体及びその組立装置

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JP2000254747A
JP2000254747A JP11058718A JP5871899A JP2000254747A JP 2000254747 A JP2000254747 A JP 2000254747A JP 11058718 A JP11058718 A JP 11058718A JP 5871899 A JP5871899 A JP 5871899A JP 2000254747 A JP2000254747 A JP 2000254747A
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JP11058718A
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Yoshinobu Asano
芳伸 浅野
Hiroshi Hosoya
博 細矢
Takashi Uenishi
隆 上西
Masanori Kono
政典 河野
Yoshiro Ogawa
義郎 小河
Kazuhisa Sueoka
和久 末岡
Ichiro Yamaura
一郎 山浦
Yoshiyuki Murata
義行 村田
Hiroshi Nitta
泰士 新田
Kenichiro Yamao
憲一朗 山尾
Masahiro Nonogami
昌弘 野々上
Shigeo Kajiwara
茂生 梶原
Yoshio Kayashima
宣雄 萱嶋
Atsuki Kondo
淳樹 近藤
Takeshi Kuroshima
毅 黒島
Makoto Kai
誠 甲斐
Tomiaki Cho
富明 張
Hiroyuki Nishikawa
宏之 西川
Satoshi Watanabe
聡 渡邊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Matsumura Gumi Corp
Penta Ocean Construction Co Ltd
Okumura Corp
Daisue Construction Co Ltd
Original Assignee
Matsumura Gumi Corp
Penta Ocean Construction Co Ltd
Okumura Corp
Daisue Construction Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 柱主筋を有さず、複数の帯筋を平行に配置し
てなる鉄筋先組体として、剛性が高くストック時に変形
しない鉄筋先組体を提供することと、短時間で、精度良
く組立てることができる組立装置を提供することを目的
としている。 【解決手段】 矩形枠状の柱脚用金物30と柱頭用金物
31の各隅部間に、隅部形成用のコッター26を有する
4本の長尺状隅金物25を着脱自在に架設固定し、上記
隅金物25の外周側に、長さ方向に所定間隔をおいて複
数の矩形枠状の帯筋22を嵌めている。組立方法とし
て、ベース1から一定高さの位置で各帯筋22が載置さ
れる載置用脚台2を設け、該脚台2上に1対の帯筋保持
フレーム3を対向配置し、各保持フレーム3には、各帯
筋22に噛合う係合凹部16が柱長さ方向に所定間隔を
おいて形成されている。各保持フレーム3は、帯筋22
を幅方向両側から係止保持する位置と、開放する位置と
に変位可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、柱主筋を有しな
い外殻PCa柱(外殻プレキャストコンクリート柱)に
内蔵される鉄筋先組体及びその組立装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、柱主筋を有する鉄筋先組体は、柱
主筋と複数の帯筋とから構成されている。すなわち、複
数の柱主筋と、該柱主筋の外周に所定間隔を置いて嵌め
込み結束した複数の帯筋により、籠形状の鉄筋先組体を
形成している。
【0003】また、その組立方法は、まず、柱主筋を一
定高さに平行に架設し、該柱主筋に、帯筋を構成する矩
形枠状の外周筋及び中格子筋を挿通して吊下げ、吊下げ
状態で所定間隔に配列し、その後、各外周筋の下辺に柱
主筋を挿入し、各外周筋及び中格子筋を柱主筋に結束し
ている。すなわち、吊下げ状態で各外周筋及び中格子筋
を柱主筋に結束している。
【0004】柱主筋を有しない鉄筋先組体としては、柱
主筋の代わりに複数本の補助筋により各帯筋を結束し、
籠状に維持している。また、その組立は、まず、柱主筋
の代わりに、一時的に長尺状の簪筋を架設し、これに上
記柱主筋の場合と同様に、外周筋及び中格子筋を吊り下
げて所定間隔に並べ、簪筋に外周筋及び中格子筋を仮に
結束し、組立て後に複数本の補助筋(柱主筋ではない)
で帯筋を結束し、そして上記簪筋を取り外している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように柱主筋を
有する場合あるいは柱主筋を有しない場合にかかわら
ず、組立時、吊下げ式に帯筋を保持していると、組立作
業中に柱主筋あるいは簪筋は自重と帯筋の荷重により撓
んでしまったり、あるいは捩れてしまい、鉄筋先組体を
短時間で、精度良く組み立てることは非常に困難であ
る。
【0006】また、吊下げ状態で柱主筋あるいは簪筋に
外周筋及び中格子筋を結束するが、外周筋等が揺れ動
き、不安定な状態であるので、この点でも短時間で、精
度良く組み立てることが困難となる。
【0007】さらに、柱主筋のない鉄筋先組体の場合に
は、柱主筋よりも細くてかつ四隅には配置されていない
補助筋だけで鉄筋先組体の形状(直方体形状)を保持す
るため、剛性が低く、ストック時及び移動時に変形する
可能性が大きい。また、組立後、コンクリート打設時
に、仮の簪筋を取り外し、補助筋を結束しなければなら
ず、作業工程が増える。
【0008】
【目的】本願発明の目的は、短時間で、精度良く組立て
ることができる柱主筋を有しない外殻PCa柱の鉄筋先
組体を提供すると共に、剛性が高くて、ストック時及び
移動時でも変形しにくく、品質の良い鉄筋先組体を組み
立てることができる組立装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本願請求項1記載の発明による鉄筋先組体は、所定間
隔を置いて対向配置された矩形枠状の柱脚用金物と柱頭
用金物の各隅部間に、隅部形成用のコッタ−を有する4
本の長尺状隅金物を着脱自在に架設固定し、上記隅金物
の外周側に、長さ方向に所定間隔をおいて複数の矩形枠
状の帯筋を嵌めていることを特徴としている。
【0010】請求項2記載の発明による鉄筋先組体の組
立装置は、柱主筋を有さず、矩形状の複数の帯筋が、柱
長さ方向に間隔を置いて平行に配列される外殻PCa柱
の鉄筋先組体の組立装置において、ベース上に、ベース
面から一定高さの位置で各帯筋を載置する長尺の載置用
脚台を設け、該載置用脚台の柱幅方向両側に、1対の帯
筋保持部材を対向配置し、該1対の帯筋保持部材には各
帯筋にそれぞれ噛合う係合凹部が、柱長さ方向に所定間
隔をおいて形成され、上記1対の帯筋保持部材は、帯筋
を帯筋幅方向の両側から係止保持する位置と、帯筋から
離れて開放する位置とに変位可能となっていることを特
徴としている。
【0011】
【発明の実施の形態1】[鉄筋先組体組立装置]図2か
ら図6は本願発明を適用した鉄筋先組体組立装置を示し
ており、説明を容易にするために、柱長さ方向を前後方
向と称し、柱幅方向を左右方向と称して説明する。全体
斜視図である図2において、ベース1の上面には、アン
グル材よりなる2本の載置用脚台2がベース1の前後方
向全長に亘って平行に設けられており、該脚台2の左右
両側に、ベース1の前後方向全長に亘る1対の帯筋保持
フレーム(帯筋保持部材)3が対向配置されている。各
帯筋保持フレーム3は、上下1対の水平アングル部材5
と、該水平アングル部材5の前後端部及び前後方向中央
部に溶着された3本の垂直アングル部材6から構成され
ており、各垂直アングル部材6の背面上部には、水平な
駆動用の背面アングル部材7が溶着されている。各背面
アングル部材7には前後1対の駆動用トグルクランプ8
がそれぞれ連結され、各トグルクランプ8は支柱10を
介してベース1上に支持されている。
【0012】図6において、各垂直アングル部材6の下
端部は、前記載置用脚台2の上端(高さH2)よりも下
方へと延び、L型の取付金具27が固着されており、該
L型金具27は垂直アングル部材6の内端面6aよりも
左右幅中央側へと張り出し、ベース1の上面から一定高
さH1に設置されたヒンジ11により左右方向回動自在
に支持されている。L型金具27の幅方向内方側には、
L型金具27が当接して垂直アングル部材6を概ね垂直
な位置に係止するストッパー12が設けられている。
【0013】図5において、トグルクランプ8は、レバ
ー8aの操作により左右方向に移動する駆動ロッド13
を有しており、該駆動ロッド13の先端が背面アングル
部材7に連結している。レバー8aを矢印A方向に回動
することにより、駆動ロッド13が引っ込み、帯筋保持
フレーム3を仮想線で示す開放位置までヒンジ部11回
りに矢印B方向に回動する。反対にレバー8aを矢印A
方向と逆向きに戻すことにより、帯筋保持フレーム3を
実線で示す直立の位置に戻すようになっている。
【0014】各垂直アングル部材6の上端には、図3に
示すように両帯筋保持フレーム3間に亘るようにロック
用連結部材15が配置可能であり、該連結部材15をボ
ルト等によって垂直アングル部材6の上端に締結するこ
とにより、帯筋保持フレーム3を直立の係止保持位置に
固定できるようになっている。ただし、組立装置へ帯筋
を配置する作業においては、上記連結部材15は取り外
されている。
【0015】各水平アングル部材5には、図3に示すよ
うに左右幅方向の中央部側に向いて開く係合凹部(切欠
き)16が所定数形成されており、各係合凹部16はそ
れぞれ1本の帯筋22を係合し保持しうる大きさであっ
て、前後方向に帯筋配置間隔D1を置いて配列されてい
る。
【0016】[鉄筋先組体の構成]図1は組立完了後の
鉄筋先組体の平面図であり、格子枠状に組み立てられた
必要数の帯筋22が、柱長さ方向に所定間隔D1を置い
て平行に配列され、帯筋22の四隅に長尺状の4本の鋼
材製隅金物25が柱長さ方向に挿入され、隅金物25の
長さ方向の一端には矩形枠状の柱脚金物30が筒型ナッ
ト39により着脱自在に固定され、他端には矩形枠状の
柱頭金物31が筒型ナット39により着脱自在に固定さ
れている。柱脚金物側の筒型ナット39には、離れた位
置からナットを回転できるように長い柄(ボルト)39
aが溶着されている。帯筋22の中格子筋21a等の四
隅には、必要に応じて細い補助筋が挿入され、柱脚金物
30及び柱頭金物31に挿通される。
【0017】帯筋22は、図5に仮想線で示すように、
矩形枠状の外周筋20と、十字状に配置された2本の長
方形状の中格子筋21aを、結束筋により結束したもの
であり、格子枠状となっている。
【0018】図11において、隅金物25は、隅部成形
用の型枠であって、断面形状が正方形の対角部分をそれ
ぞれ大小切り落とした変則六角形状に形成されており、
帯筋22の隣り合う二辺に当接する二面には、コンクリ
ート壁の内壁面に凹凸を形成するために、隅部形成用の
コッター26を形成してある。該コッター26は図12
に示すように柱長さ方向に間隔をおいて形成されてお
り、必要により帯筋22の位置を確実に保持するために
突起28が形成されている。また隅金物25の両端部に
は、図7に示すようにボルト37が一体に固着されてい
る。
【0019】図9は柱脚金物30を示しており、矩形状
に形成されたアングル材の枠と、該枠内を、前記図5の
帯筋22と同様に格子状に区切る格子筋から構成されて
おり、アングル材の枠には、四隅にボルト挿通孔38が
形成され、また、格子筋の固定位置に概ね対応する部分
には、補助筋挿入孔35が形成されている。図10は柱
頭金物31を示しており、図9の柱脚金物30と同じ構
造となっている。
【0020】[鉄筋先組体の組立方法] 図5において、矩形枠状の外周筋20と、十字状に
配置された2本の長方形状の中格子筋21aを結束して
なる格子枠状の帯筋22を、予め必要数製作しておく。
そして組立装置については、上端連結部材15は取り外
し、一方の帯筋保持フレーム3はトグルクランプ8を緩
めて実線で示す係止保持位置とし、他方の帯筋保持フレ
ーム3はトグルクランプ8のレバー8aを矢印A方向に
回動することにより、仮想線で示す開放位置とする。
【0021】 両保持フレーム3間に、前記のように
組み立てた帯筋22を前から順に直立姿勢で配置する。
具体的には、帯筋22の幅方向の一端を、係止保持位置
の一方の保持フレーム3の係合凹部16に係合し、帯筋
22の下端を載置用脚台2上に載せることにより、2辺
支持構造で自立させておく。
【0022】 必要数の帯筋22の配置が完了する
と、トグルクランプ8を操作することにより、他方の帯
筋保持フレーム3を開放位置から係止保持位置へと閉
じ、帯筋22の他端に係合凹部16を係合させる。これ
により、脚台2上に載置された帯筋22は、図7に示す
ように左右両端が両帯筋保持フレーム3の係合凹部16
に係合した状態で固定される。
【0023】 さらに図3に示すように、両保持フレ
ーム3の上端同士を連結部材15で連結することによ
り、両保持フレーム3が開かないようにロックする。
【0024】 図11に示すように中格子筋21aの
隅部に補助筋36を挿入し、結束線により結束する。こ
の補助筋36はあくまでも補助であり、強度上の機能を
有するものではない。したがって、該補助筋は必ずしも
取り付ける必要はない。
【0025】 外周筋20の四隅に隅金具25を挿入
し、両コッター26を外周筋20に当接させる。
【0026】 図7に示す隅金物25の前後端部のボ
ルト37に図9及び図10に示す柱脚金物30と柱頭金
物31の挿通孔38を嵌め、図8に示すように筒型のナ
ット39を螺着することにより、隅金具25と柱脚金物
30及び柱頭金物31を結合する。また必要ならば、補
助筋36も柱脚金物30及び柱頭金物31に挿通する。
この時、図12に示すように各帯筋22はコッター26
の突起28にそれぞれ係合することにより、柱長さ方向
にずれないように位置決めされる。
【0027】 鉄筋先組体が組み上がると、図8のよ
うに両保持フレーム3を開き、揚重機で吊り上げ、所定
の場所へストックする。
【0028】 鉄筋先組体は、最終的には図18及び
図19に示すように、外周にコンクリート壁41を形成
することにより、柱主筋を有しない中空PCa柱とな
る。
【0029】
【発明の実施の形態2】図1の鉄筋先組体は、複数の帯
筋22と、4本の隅金具25と、柱脚金物30と、柱頭
金物31とから、あるいはこれらに補助筋36を組み付
けた構造となっているが、組立後、直ぐにコンクリート
壁を打設する場合には、前記組立装置に固定した状態
で、鉄筋先組体組立に続いて、コンクリート成形用の内
型枠を総て組み込むことが可能である。
【0030】すなわち、図16に示すように、鉄筋先組
体の内周面に、内型枠として長尺帯板状のコッター型枠
43を挿入し、その内側に中格子筋21aに係合する切
欠き44(図15)を有する補助型枠45を配置し、さ
らにその内側に肉厚の補強板46を配置し、そして、中
格子筋21aで区画された9つの空間部に、それぞれ細
長い空気袋47を挿入し、該空気袋47を膨張させるこ
とにより、各補強板46及び補助型枠45を介してコッ
ター型枠43を鉄筋先組体の内面に押し付け、固定する
のである。補助型枠45は、切欠き44が中格子筋21
aに係合することにより、中格子筋部分においても隙間
無く配置することができ、これによりコンクリートの漏
れを防止する。
【0031】内型枠の具体的な組立順序を説明すると、
まず、下段の下面にコッター型枠43、補助型枠45及
び補強板46を敷き、下段の3つの空間に空気袋を47
挿入し、適当に膨張させた後、下段の左右両側にコッタ
ー型枠43、補助型枠45及び補強板46を差し込み、
倒れない程度に空気袋47を膨張させ、コッター型枠4
3等を仮止めする。
【0032】中段の左右の空間に空気袋47を挿入し、
適当に膨張させた後、左右側に中段のコッター型枠4
3、補助型枠45及び補強板46を差し込み、倒れない
程度に空気袋47を膨張させる。
【0033】上段の3つの空間に空気袋47を挿入し、
適当に膨張させた後、上段の左右両側並びに上面にコッ
ター型枠43、補助型枠45及び補強板46を差し込
み、空気袋47をさらに膨張させ仮止めする。
【0034】最後に中段の中央部の空間に空気袋47を
挿入し、膨張させる。各コッター型枠43、補助型枠4
5及び補強板46を正規の位置に最終調節した後、外周
隅部、外周中間部及び中央部の順に空気袋47に所定の
内圧をかける。
【0035】
【その他の発明の実施の形態】(1)図13はコッター
26を有する隅金物25の変形例を示している。コッタ
ー26は、隅金物25の隅部に、断面三角形状に形成さ
れている。この場合、コッター26の長さ方向の隙間
を、前記図1に示す帯筋間隔D1に対応させ、上記隙間
に外周筋20を嵌め込むことにより、帯筋22の柱長さ
方向の位置決めを確実にする。
【0036】(2)請求項2記載の組立装置を用いて、
従来の補助筋のみで帯筋を固定する鉄筋先組体の組立に
利用することもできる。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本願発明によると、 (1)複数の帯筋22を、載置用脚台2の上に載置する
と共に、係合凹部16を有する左右1対の開閉式帯筋保
持フレーム(帯筋保持部材)3により左右から所定位置
に保持するようにしているので、従来の吊下げ保持式の
組立装置に比べ、鉄筋の撓みや曲げあるいは捩れ等が発
生しにくく、短時間で、精度良く組立てることができ
る。また、載置用脚台2により、帯筋22を一定高さに
浮かした状態で載置するので、帯筋下端に補助筋などを
挿入して結束する場合にも、結束作業がし易い。
【0038】(2)組立時、従来の吊下げ保持式に比
べ、両帯筋保持フレーム3により左右両側から保持する
ので、外周筋等が揺れ動いて不安定な状態になることは
なく、この点でも短時間で、精度良く組み立てることが
できる。
【0039】(3)隅部形成用のコッター26を備えた
隅金物25と、その両端に固定された柱脚金物30及び
柱頭金物31で鉄筋先組体を所定の形状(直方体形状)
に保持するので、隅金物25を内型枠としてそのまま使
用でき、従来の柱主筋の無い鉄筋先組体のように、組立
後、コンクリート打設時に仮の簪筋を取り外すような作
業が不要であり、また、隅金具は補助筋に比べて太くて
剛性が高いため、補助筋のみで形状を保持する場合に比
べ、ストック時及び移動時に変形する心配が無く、品質
が低下しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による鉄筋先組体の平面図である。
【図2】 本願発明による鉄筋先組体組立装置の斜視図
である。
【図3】 図2の鉄筋先組体組立装置の平面図である。
【図4】 図3のIV矢視図である。
【図5】 図4のV-V断面拡大図である。
【図6】 図5の矢印VI部分の拡大図である。
【図7】 組立作業過程の鉄筋先組体組立装置の平面図
である。
【図8】 帯筋保持部材を開放した状態を示す鉄筋先組
体組立装置の平面図である。
【図9】 柱脚金具の正面図である。
【図10】 柱頭金具の正面図である。
【図11】 鉄筋先組体の部分断面拡大図である。
【図12】 隅金物の平面図である。
【図13】 隅金物の変形例を示す断面図である。
【図14】 内型枠を組み込んだ状態の鉄筋先組体の平
面図である。
【図15】 補助型枠の平面図である。
【図16】 図14の垂直断面拡大図である。
【図17】 内型枠を組み込んだ状態の鉄筋先組体の斜
視図である。
【図18】 中空PCaコンクリート柱の水平断面図で
ある。
【図19】 中空PCaコンクリート柱を一部断面で示
す正面図である。
【符号の説明】
1 ベース 2 脚台 3 帯筋保持フレーム(帯筋保持部材) 8 トグルクランプ 16 係合凹部(切欠き) 20 外周筋 21a,21b 中格子筋 22 帯筋 25 隅金物 26 コッター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 591214804 株式会社松村組 大阪府大阪市北区東天満1丁目10番20号 (72)発明者 浅野 芳伸 大阪府大阪市阿倍野区松崎町2丁目2番2 号 株式会社奥村組内 (72)発明者 細矢 博 大阪府大阪市阿倍野区松崎町2丁目2番2 号 株式会社奥村組内 (72)発明者 上西 隆 大阪府大阪市阿倍野区松崎町2丁目2番2 号 株式会社奥村組内 (72)発明者 河野 政典 大阪府大阪市阿倍野区松崎町2丁目2番2 号 株式会社奥村組内 (72)発明者 小河 義郎 大阪府大阪市阿倍野区松崎町2丁目2番2 号 株式会社奥村組内 (72)発明者 末岡 和久 大阪府大阪市阿倍野区松崎町2丁目2番2 号 株式会社奥村組内 (72)発明者 山浦 一郎 東京都文京区後楽2丁目2番8号 五洋建 設株式会社内 (72)発明者 村田 義行 東京都文京区後楽2丁目2番8号 五洋建 設株式会社内 (72)発明者 新田 泰士 東京都文京区後楽2丁目2番8号 五洋建 設株式会社内 (72)発明者 山尾 憲一朗 東京都文京区後楽2丁目2番8号 五洋建 設株式会社内 (72)発明者 野々上 昌弘 大阪府大阪市福島区福島6丁目8番10号 大末建設株式会社内 (72)発明者 梶原 茂生 大阪府大阪市福島区福島6丁目8番10号 大末建設株式会社内 (72)発明者 萱嶋 宣雄 大阪府大阪市福島区福島6丁目8番10号 大末建設株式会社内 (72)発明者 近藤 淳樹 大阪府大阪市福島区福島6丁目8番10号 大末建設株式会社内 (72)発明者 黒島 毅 兵庫県神戸市北区鹿の子台南町5丁目2番 2号 株式会社松村組技術研究所内 (72)発明者 甲斐 誠 兵庫県神戸市北区鹿の子台南町5丁目2番 2号 株式会社松村組技術研究所内 (72)発明者 張 富明 兵庫県神戸市北区鹿の子台南町5丁目2番 2号 株式会社松村組技術研究所内 (72)発明者 西川 宏之 兵庫県神戸市北区鹿の子台南町5丁目2番 2号 株式会社松村組技術研究所内 (72)発明者 渡邊 聡 兵庫県神戸市北区鹿の子台南町5丁目2番 2号 株式会社松村組技術研究所内 Fターム(参考) 2E164 AA02 CA01 CA12 CA33 CA39 4E070 AA01 AB07 BA17

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定間隔を置いて対向配置された矩形枠
    状の柱脚用金物と柱頭用金物の各隅部間に、隅部形成用
    のコッタ−を有する4本の長尺状隅金物を着脱自在に架
    設固定し、上記隅金物の外周側に、長さ方向に所定間隔
    をおいて複数の矩形枠状の帯筋を嵌めていることを特徴
    とする外殻PCa柱の鉄筋先組体。
  2. 【請求項2】 柱主筋を有さず、矩形状の複数の帯筋が
    柱長さ方向に間隔を置いて平行に配列される外殻PCa
    柱の鉄筋先組体の組立装置において、 ベース上に、ベース面から一定高さの位置で各帯筋を載
    置する長尺の載置用脚台を設け、 該載置用脚台の柱幅方向両側に、1対の帯筋保持部材を
    対向配置し、 該1対の帯筋保持部材には各帯筋にそれぞれ噛合う係合
    凹部が、柱長さ方向に所定間隔をおいて形成され、 上記1対の帯筋保持部材は、帯筋を帯筋幅方向の両側か
    ら係止保持する位置と、帯筋から離れて開放する位置と
    に変位可能となっていることを特徴とする外殻PCa柱
    の鉄筋先組体の組立装置。
JP11058718A 1999-03-05 1999-03-05 外殻PCa柱の鉄筋先組体及びその組立装置 Pending JP2000254747A (ja)

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