JP2000253988A - 葬祭用に使用される供物の盛台 - Google Patents

葬祭用に使用される供物の盛台

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JP2000253988A
JP2000253988A JP11057980A JP5798099A JP2000253988A JP 2000253988 A JP2000253988 A JP 2000253988A JP 11057980 A JP11057980 A JP 11057980A JP 5798099 A JP5798099 A JP 5798099A JP 2000253988 A JP2000253988 A JP 2000253988A
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Takahiro Katahira
孝弘 片平
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TAIKO SANGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】葬祭用に使用される供物の盛台であって、紙質
材によって組立て自在に形成したものであっても、盛台
を強固な構造にして供物を盛ることができるようにし、
葬祭等の行事が終了した後は、使用後の盛台を、リサイ
クル資源として活用することにより、盛台の処分を容易
にできるようにする。 【解決手段】供物Aを載せる膳部分3と、この膳部分3
を支持する台部分2とを、紙質材によって組み立て自在
に形成すると共に、上記膳部分3には、供物Aの背面側
を覆うバック板13を一体状に立設形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明が属する技術分野】本考案は、葬祭用の祭壇に供
物を供えるときに使用される供物の盛台に係り、特に、
紙質材で形成したものであっても、使用目的に応じた高
い強度を保持するとともに、ボリューム感のある良好な
外観を現出でき、しかも、使用後には容易に処分できる
ようにした供物の盛台に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、葬祭用の祭壇、あるいは新盆の
ときの祭壇等には、各種の仏具等とともに、線香、お茶
等の供物を盛台に盛って供するのが、伝統的な宗教上の
慣習となっている。このような供物を盛るための盛台
は、使用条件に応じて形状、大きさ等の異なる各種のも
のが製作、提供されているが、近年は精度のよいものが
量産でき、しかも比較的軽量であっても、高い強度が得
られる等の理由から、プラスチックによる成型品が広く
使用されるようになっている。
【0003】ところが、葬祭時の特殊性として、このよ
うな供物の盛台は、仏事等が無事に終了した後は、速や
かに処分しなければならないことから、プラスチックの
成型品による盛台では、リサイクルして資源を再生利用
するのが難しく、また環境問題等を考えると、簡単に焼
却処分をすることもできないので、殊に最近多くなって
いる大規模な葬祭場においては、使用後の盛台を処分す
るのに多くの問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な実情に鑑み、これらの問題点を解決すべく創作された
ものであって、供物の盛台を、紙質材によって組み立て
可能に形成しても、用途に即した強い強度と、ボリュー
ム感のある良好な外観を備えることができるようにし、
しかも葬祭等の行事が終了したのちは、環境問題やゴミ
問題に煩わされることなく、容易に処分することができ
る供物の盛台を提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明が講じた技術的手段は、葬祭用に使用される
供物の盛台であって、供物を載せる膳部分と、この膳部
分を支持する台部分とを、紙質材によって組み立て自在
に形成すると共に、上記膳部分には、供物の背面側を覆
うバック板が一体状に立設形成してあることを特徴と
し、また、上記膳部分を形成する底面板の後端に、底面
板の余出部を上方に折曲した立上面を形成し、該立上面
の上半部を、下半部側に切込んだ打ち抜き面とともに手
元側に折り返し反転させて、膳部分の後端に供物の背面
側を覆うバック板を一体状に形成したことを特徴とする
ものである。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明は、まず、盛台を構成する
供物を載せる膳部分と、この膳部分を支持する台部分と
を、所定寸法に裁断した紙質材によって組み立て自在に
形成する。そして、上記台部分の上に固定した膳部分に
は、その背面側を覆うバック板を一体状に立設すること
により、盛り台に載せた供物の後方をバック板で覆って
盛台の外観を良好にするとともに、膳部分と一体状のバ
ック板で膳部分を補強する。そして、仏事等が終了した
後は、紙質材で形成した盛台を回収してリサイクルする
ことにより、環境問題等に煩わされることなく容易に処
分できるようにした。
【0007】
【実施例】次に、本発明に係る盛台の好適な実施例を、
添付した図面に基づいて詳細に説明する。まず図1〜図
3において、1は盛台であって、この盛台1は、祭壇に
静置する台部分2と、台部分2で支持される膳部分3と
によって構成されており、膳部分3の上には供物となる
線香あるいはお茶等の包装箱Aを盛るようになってい
る。そして上記盛台1全体がリサイクルの容易な紙質材
によって組立て自在に形成されている。
【0008】上記台部分2は、図4の展開図で示すよう
に、所定の形状に裁断した紙質材である薄手の段ボール
台紙4を、角柱状に折り曲げて、突合された一方の端縁
に設けた係止片4aを、他方の端縁に設けた係止孔4bに
挿入係止することにより、上方側が僅かに縮小した角柱
状の台部分2が組立形成さる。上記台部分2の上面に
は、膳部分3との連結片5が形成されている。
【0009】また、膳部分3は、台部分2と同様、所定
の形状に裁断した薄手の段ボール紙6を折り曲げて、矩
形の皿状に形成されているが、本発明のものは、膳部分
3の背面側に後述するバック板が一体状に立設されてい
る。
【0010】すなわち図5の展開図および図6の組み立
て説明図(a)〜(c)で示すように、縦長状に裁断され
た段ボール台紙6の手元側端縁に、折り返し片7が形成
され、また段ボール台紙6の左右両側縁には折り返し片
8、8が形成されていて、これらの折り返し片7、8、
8を上方に折り曲げてから下方に折り返すことにより、
膳部分3を構成するの手元側の側壁9と左右の側壁1
0、10が形成される。11は上記側壁9、10、10
で囲まれる膳部分3の底面板である。
【0011】そして底面板11の後方に延出した余長部
を、底面板11の後端から上方に折り曲げることによ
り、膳部分3の背面側に上方に向けて突出する立上面1
2を形成する。ついで、上記立上面12の上半部12a
を手元側に折り曲げ、下半部12bと重合させて、膳部
分3に盛った供物の背面側を覆うバック板13を一体状
に形成するものであるが、上記立上面12の下半部12
bには、下方に向けて円弧状に切込んだ打ち抜き面Pが
形成されていて、立上面12の上半部12aを手元側に
折り曲げると、これに伴って円弧状の打ち抜き面Pが上
半部12aとともに反転して上方に突出し、上記バック
板13の頂部を形成するようになっている。
【0012】14、14は立上面12の下端両側に設け
た舌片、15、15は手元側側壁9を形成する折り返し
片7の両端に設けた舌片であり、また、16、16は立
上面12の上端両側すなわち、バック板13の下端両側
となる位置に設けた連結片、また17、17は上記連結
片16、16に連結される折り返し片7の両端に設けた
連結片である。そして膳部分3を組み立てる際には、ま
ず手元側側壁9とバック板13を形成し、ついで左右の
側壁10、10を形成するときに、内側に折曲したこれ
らの舌片14、15および連結片16、17を側壁10
の中に包み込むようにして組み立てるものである。
【0013】また、膳部分3の底面板11には、台部分
2の上面に設けた連結片5、5を挿入する取付け孔18
が二条ずつ形成されていて、連結片5を下方から一方の
取付け孔18に挿通し、ついで反転させた連結片5を他
方の取付け孔18に上方から挿入することにより、台部
分2の上に膳部分3を固定した盛台1が形成される。
【0014】図7は膳部分3の上皿19を示すものであ
って、膳部分3の大きさに合わせて形成した箱状の上皿
19を、膳部分3の底面板11上にのせてから、その上
に供物を盛るようになっている。また前記バック板13
の背面には、名札20の取付け部21が設けてあり、供
物を献じた者の名前を表示できるようになっている。な
お上記の説明では、盛台1を形成する紙質材として段ボ
ール台紙を使用したものについて記載したが、これに限
定されるものではなく、板紙等であってもよい。
【0015】上記のように構成したので、所定の形状に
裁断した薄手の段ボール台紙4を折り曲げて、角柱状の
台部分2を容易に組立てることができ、また、縦長状に
裁断された段ボール台紙6を折り返して膳部分3を容易
に組立てることができるので、台部分2の上に膳部分3
を連結片5で連結固定するのみで供物の盛台1をワンタ
ッチで容易に形成することができる。
【0016】ついで、膳部分3の底面板11上に上皿1
9を置き、その上に供物Aを載置すれば、供物の後方に
は、円弧状の打ち抜き面Pが反転して頂部を形成してい
るバック板13が立上るので、バック板13が背景とな
って供物を引き立たせて、供物を盛った盛台1全体をボ
リューム感のある良好な外観とすることができる。しか
も、バック板13が供物の後面を押さえるので、供物が
誤って膳部分3の後方に落下するのを未然に防止するこ
とができる。
【0017】そして、上記バック板13は、膳部分3と
一体状に形成されているので、バック板を別に設けるの
に比べて、生産コストの低減を図ることができる。しか
もバック板13は立上面12の上半部12aを折り返し
た二重構造になっており、さらに連結片、16、17に
よって、膳部分3の側壁9に連結されいるので、このバ
ック板13が膳部分3を補強して、盛台1全体を強固な
構造にすることができる。
【0018】一方、葬祭等の行事が終了したのちは、紙
質材からなる盛台1は、リサイクル資源として回収でき
るので、資源の有効利用に貢献することができ、また、
焼却しても有毒ガス等を発生しないので人体に害を及ぼ
すことはなく、このため使用後の盛台1を、環境問題や
ゴミ問題に煩わされることなく、容易に処分することが
できる。
【0019】
【発明の効果】これを要するに本発明は、葬祭用に使用
される供物の盛台であって、供物を載せる膳部分と、こ
の膳部分を支持する台部分とを、紙質材によって組み立
て自在に形成すると共に、上記膳部分には、供物の背面
側を覆うバック板が一体状に立設形成してあり、また、
上記膳部分を形成する底面板の後端に、底面板の余出部
を上方に折曲した立上面を形成し、該立上面の上半部
を、下半部側に切込んだ打ち抜き面とともに手元側に折
り返し反転させて、膳部分の後端に供物の背面側を覆う
バック板を一体状に形成したことから、紙質材によって
組立て自在に形成したものでありながら、膳部分と一体
状に形成したバック板が膳部分を補強するので、供物を
盛る盛台を強固な構造にすることができる。
【0020】そして、盛台の膳部分に供物を盛ったとき
には、供物の背面側をバック板が覆うので、バック板が
背景となって供物を引き立たせて、供物を盛った盛台全
体を良好な外観とすることができる。しかも膳部分の後
端に形成されたバック板が供物の背面を押さえるので、
供物が誤って膳部分の後方に落下するのを未然に防止す
ることができる。
【0021】一方、葬祭等の行事が終了したのちは、紙
質材からなる盛台は、リサイクル資源として有効に活用
することができ、また、焼却しても有毒ガス等を発生し
ないので、使用後の盛台の処分を環境問題やゴミ問題に
煩わされることなく、容易に行うことができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】盛台の正面図である。
【図2】同上側面図である。
【図3】同上斜視図である。
【図4】台部分の展開図である。
【図5】膳部分の展開図である。
【図6】膳部分の組み立て過程を示す説明図である。
【図7】上皿の斜視図である。
【符号の説明】
1 盛台 2 台部分 3 膳部分 4 台部分の台紙 5 連結片 6 膳部分の台紙 7 折り返し片 8 折り返し片 9 側壁 10 左右の側壁 11 底面板 12 立上面 13 バック板 14 舌片 15 舌片 16 連結片 17 連結片 18 取付孔 19 上皿 20 名札 21 取付部 A 供物ち抜き面 P 打ち抜き面

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】葬祭用に使用される供物の盛台であって、
    供物を載せる膳部分と、この膳部分を支持する台部分と
    を、紙質材によって組み立て自在に形成すると共に、上
    記膳部分には、供物の背面側を覆うバック板が一体状に
    立設形成してあることを特徴とする葬祭用に使用される
    供物の盛台。
  2. 【請求項2】上記膳部分を形成する底面板の後端に、底
    面板の余出部を上方に折曲した立上面を形成し、該立上
    面の上半部を、下半部側に切込んだ打ち抜き面とともに
    手元側に折り返し反転させて、膳部分の後端に供物の背
    面側を覆うバック板を一体状に形成したことを特徴とす
    る請求項1記載の葬祭用に使用される供物の盛台。
JP11057980A 1999-03-05 1999-03-05 葬祭用に使用される供物の盛台 Pending JP2000253988A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008073079A (ja) * 2006-09-19 2008-04-03 Morikei Kk 仏事用の装飾装置
JP2016077499A (ja) * 2014-10-16 2016-05-16 清 野川 故人用食器及びその使用方法

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