JP2000251202A - 磁気記録媒体の記録装置および記録方法並びに再生装置および再生方法 - Google Patents

磁気記録媒体の記録装置および記録方法並びに再生装置および再生方法

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JP2000251202A
JP2000251202A JP11049339A JP4933999A JP2000251202A JP 2000251202 A JP2000251202 A JP 2000251202A JP 11049339 A JP11049339 A JP 11049339A JP 4933999 A JP4933999 A JP 4933999A JP 2000251202 A JP2000251202 A JP 2000251202A
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light beam
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track
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Goro Fujita
五郎 藤田
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Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気媒体の記録再生装置において、トラック
の幅方向の記録密度を上げると共に、隣接トラックから
のクロストークを低減する。 【解決手段】 記録モードでは、記録ヘッド13に先行
して、このヘッドの磁極の幅w13よりも実効径dsw
が小さい、アシスト用の光ビームスポットBs15によ
り、ディスクを照射して、磁性層の抗磁率を低下させる
ことにより、記録ヘッドの磁極に走査されて形成される
記録トラックTKwの実効幅を狭くする。再生モードで
は、再生トラックTKrより広い幅W21の再生ヘッド
21に先行して、マスク用の2つの光ビームスポットB
s25,Bs26により、再生ヘッドの磁極21pの両
端部が走査する、隣接トラックTKa,TKbの端縁部
を照射して、磁性層の飽和磁化を低下させることによ
り、隣接トラック端縁部分の記録を消去して、ガードバ
ンドZmkを形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えばハードデ
ィスク装置に対するデータの書き込み、または読み出し
に好適な、磁気記録媒体の記録ないし再生装置および方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から磁気ディスクを記録再生媒体と
して用いるハードディスク装置(HDD)が、大容量・
高速記録再生・高速アクセスなどの特徴により、コンピ
ュータ用や映像用のストレージ・メディアとして、広く
利用されている。これは、磁気ディスクにおいては、線
密度は光ディスクに比べて著しく高い値を実現すること
ができるからである。
【0003】例えば、トラック方向の記録密度(線密
度)は、記録用および再生用のデバイスとして、例え
ば、薄膜技術によって形成した磁気ヘッドを用いること
により、光ディスクに比べても高い値を実現できる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、コンピュー
タ用のストレージ・メディアに対しては、高密度化・大
容量化が絶えず求められている。
【0005】前述したように、ハードディスク装置の場
合、トラック方向の記録密度(線密度)は、光ディスク
に比べても高い値を実現できる。ところが、トラックの
間隔(トラックピッチ)は、磁気ヘッドの磁気ギャップ
の構造上、狭くすることが難しく、また、再生時の隣接
トラックからのクロストークにより、トラックの幅方向
の記録密度を上げることができないという問題があっ
た。
【0006】この発明は、以上の問題点にかんがみ、磁
気記録媒体上に形成されるトラックの幅方向の記録密度
をあげると共に、隣接トラックからのクロストークを低
減することができる磁気記録媒体の記録装置および再生
装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、請求項1の発明による磁気記録媒体の記録装置は、
磁気記録媒体に対向して配設され、当該磁気記録媒体と
相対的に移動することにより、前記磁気記録媒体上に、
磁気ギャップ幅に対応する幅のトラックを第1の方向に
形成すると共に、前記第1の方向とは直交する前記第2
の方向に、複数本の前記トラックを形成するようにする
磁気ヘッドと、前記磁気ヘッドに対して固定的に先行す
る位置において、前記磁気ヘッドの磁気ギャップ幅より
も小さい径の光ビームスポットを前記磁気記録媒体上に
形成するようにする光ビーム照射手段と、を備え、入力
データの書き込みに際して、前記光ビーム照射手段によ
って、前記磁気記録媒体に前記光ビームスポットを照射
することによって、前記磁気記録媒体の抗磁率を変えな
がら、前記磁気ヘッドにより前記入力データの書き込み
を実行することを特徴とするものである。
【0008】この構成の請求項1の発明による磁気記録
媒体の記録装置においては、光ビームスポットに照射さ
れて加熱された領域の磁気記録層の抗磁率が低下し、非
加熱領域に比べて、磁気ヘッドによる書き込みが容易に
なることにより、記録トラックの実効幅が狭くなって、
トラックの幅方向の記録密度が上がる。
【0009】また、請求項4の発明による磁気記録媒体
の再生装置は、第1の方向に磁気トラックが形成されて
いると共に、前記第1の方向とは直交する前記第2の方
向に、複数本の前記トラックが互いに隣接するように形
成されている磁気記録媒体から、前記磁気トラック上を
磁気ヘッドが走査することにより、前記磁気トラックに
記録されているデータを読み出すようにする磁気記録媒
体の再生装置において、前記磁気ヘッドに対して固定的
に先行する位置において、前記磁気ヘッドが走査しよう
とする目的トラックの幅方向の両端部において、前記目
的トラックの一部と、前記目的トラックに隣接するトラ
ックの一部にまたがる径のビームスポットを形成するよ
うにする光ビーム照射手段を設け、前記記録データの読
み出しに当たって、前記光ビーム照射手段によって、前
記磁気記録媒体に前記光ビームスポットを照射すること
によって、前記磁気記録媒体の飽和磁化を変えながら、
前記磁気ヘッドにより、前記目的トラックから記録デー
タを読み出すようにすることを特徴とするものである。
【0010】この構成の請求項4の発明による磁気記録
媒体の再生装置においては、各隣接トラックのうち、光
ビームスポットに照射されて加熱された領域、即ち、磁
気ヘッドの磁気ギャップの幅方向の両端部に対向する領
域の飽和磁化が低減されて、隣接トラックからのクロス
トークが低減される。したがって、再生トラックの幅よ
りも、磁気ギャップ幅が広い再生用磁気ヘッドを用いな
がら、トラックの幅方向の記録密度を上げることができ
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図9を参照しなが
ら、この発明による磁気記録媒体の記録装置、再生装置
の実施の形態を、ハードディスク装置に適用した場合に
ついて説明する。
【0012】[実施の形態の構成]この発明の実施の形
態の電気的構成を図2に示し、要部の機械的構成を図3
および図4に示す。
【0013】図2において、記録系10の入力端子Ti
からのデータが、記録データ処理回路11に供給され
て、所定の処理を施され、記録増幅回路12を通じて、
記録磁気ヘッド13に供給され、磁気ディスクDに書き
込まれる。
【0014】この磁気ディスクDに書き込まれたデータ
は、再生系20の再生磁気ヘッド21により読み出さ
れ、再生増幅回路22を通じて、再生データ処理回路2
3に供給され、所定の処理を施されて、出力端子Toに
導出される。
【0015】図3に示すように、磁気ディスクDは、ス
ピンドルモータ1によって角速度一定(CAV)で回転
駆動され、このディスクDに対向するスライダ(浮上ヘ
ッド)2の内部に、記録および再生の両磁気ヘッド1
3,21が配設される。
【0016】なお、これらの磁気ヘッド13,21は、
ともにインダクティブ型であってもよく、また、再生磁
気ヘッド21は、磁気抵抗素子を備えたMR型であって
もよい。
【0017】スライダ2を支持するサスペンション3が
キャリッジ4に取り付けられ、このキャリッジ4の回転
軸に関して反対側に取り付けられた、ボイスコイルモー
タ5により駆動されて、スライダ2がディスクDの半径
方向に揺動する。
【0018】上述の構成は、従来のハードディスク装置
と同様である。
【0019】この実施の形態では、記録系10に、アシ
ストLD駆動回路14と、この駆動回路14に接続され
たレーザダイオード(LD)15とを設けると共に、再
生系20には、マスクLD駆動回路24と、この駆動回
路24に接続された2個のレーザダイオード25,26
とを設ける。
【0020】記録データ処理回路11とアシストLD駆
動回路14に共通に、モード制御回路31から書き込み
イネイブル信号WEnが供給されると共に、再生データ
処理回路23とマスクLD駆動回路24に共通に、読み
出しイネイブル信号REnがモード制御回路31から供
給される。このモード制御回路31は、外部のコンピュ
ータ(図示は省略)の制御の下に、記録系10と再生系
20とを制御する。
【0021】また、各レーザダイオード15,25,2
6に対向して、カップリングレンズ(図示は省略)が配
設されると共に、このカップリングレンズにより集めら
れたレーザ光は、図2に点線で示すような、対応する光
ファイバ16,27,28により、図3,4に示すよう
な、スライダ2に導かれて、ディスクDの記録層を照射
する。
【0022】図4に示すように、スライダ2の内部で
は、ディスクDの駆動方向(進行方向)Vdに対して、
上流側から記録磁気ヘッド13と再生磁気ヘッド21と
が配設され、記録磁気ヘッド13の上流側に光ファイバ
16の端末が配設されると共に、光ファイバ27,28
の端末は、記録磁気ヘッド13の下流側で、再生磁気ヘ
ッド21の上流側に配設される。
【0023】すなわち、走査方向に説明すると、記録磁
気ヘッド13は、再生磁気ヘッドに先行する位置に設け
られる。そして、光ファイバ16は、記録磁気ヘッド1
3に先行する位置であって、記録磁気ヘッド13の近傍
に設けられる。また、光ファイバ27、28は、再生磁
気ヘッド21に先行する位置であって、再生磁気ヘッド
21の近傍に設けられる。
【0024】この例の場合、光ファイバ16は、図1
(W)に示すように、記録磁気ヘッド13の走査領域の
ほぼ中央部分において、記録磁気ヘッド13の磁気ギャ
ップ幅W13よりも小径の光ビームスポットBs15を
ディスク上に形成するように設けられている。
【0025】また、光ファイバ27、28は、図1
(R)に示すように、再生磁気ヘッドの磁気ギャップ幅
の幅方向の両端部において、目的トラックTKrの一部
と、この目的トラックTKrに隣接するトラックTKa
およびTKbの一部にまたがる径のビームスポットBs
25およびBs26を形成するように設けられている。
【0026】なお、記録および再生の両磁気ヘッド1
3,21は、図示を省略したフレキシブル印刷配線板に
よって、対応の増幅回路12,22とそれぞれ接続され
る。
【0027】[実施の形態のデータ書き込み]次に、図
1、図5〜図7をも参照しながら、この発明の実施の形
態のデータ書き込みについて説明する。
【0028】この実施の形態の記録モードでは、図5A
に示すように、始点twsから終点twfまでの書き込
み期間Twにハイレベル(以下“H”と記載する)とな
る、書き込みイネイブル信号WEnが、図2に示すよう
な、モード制御回路31から記録データ処理回路11と
アシストLD駆動回路14とに供給される。
【0029】記録データ処理回路11においては、図5
Bに示すように、書き込み期間Tw中に入力端子Taか
ら供給される入力データS12が、所定の処理を施さ
れ、記録増幅回路12を通じて、記録磁気ヘッド13に
供給される。
【0030】一方、アシストLD駆動回路14からは、
図5Cに示すように、書き込み期間Tw中に“H”とな
る、LD駆動信号S14が出力されて、レーザダイオー
ド15を駆動し、このダイオード15からレーザ光が放
射される。
【0031】ダイオード15からのレーザ光は、光ファ
イバ16に導かれて、ディスクDの記録層を照射し、図
1Wおよび図6に示すように、ディスクDの駆動方向V
dに対して、記録磁気ヘッド13の磁気ギャップ13p
よりも上流側に、この磁気ギャップ13pの幅方向の中
央部に、磁気ギャップ13pの幅よりも小径のアシスト
用の光ビームスポットBs15が形成される。このビー
ムスポットBs15は、図1Wおよび図6に示すよう
に、円形でもよく、あるいは、ディスクDの駆動方向V
dに沿って、楕円形ないしは小判型に圧縮してもよい。
【0032】図7に示すように、ビームスポットBs1
5内では、磁気記録層が所定の臨界温度Tcw以上に加
熱されて、記録層の抗磁率Hcが低減される。
【0033】ビームスポットBs15の実効径dsw
は、レーザダイオード15の駆動電力を適宜に調整する
ことにより、記録トラックTKwのトラック幅に等しく
設定される。
【0034】そして、記録トラックTKwのうち、ビー
ムスポットBs15により走査された被加熱領域Zht
は、無加熱の両隣接トラックTKa,TKbに比べて、
記録磁気ヘッド13が発生する書き込み磁界による磁化
が容易になり、無加熱の場合よりも少ない記録電流によ
る、データの書き込みが可能となる。
【0035】換言すれば、記録トラックTKwへのデー
タ書き込みが、ビームスポットBs15にアシストされ
ると共に、記録トラックTKwの幅は、アシスト用のビ
ームスポットBs15の実効径dswに制限されて、記
録磁気ヘッドの磁極13pの幅W13より小さくなる。
【0036】なお、磁気記録層としては、高抗磁率の磁
性体を選定することもできる。
【0037】また、図1Wおよび図7では、見やすくす
るために、光ビームスポットBs15を磁気ヘッド13
ないしは磁極13pから離してあるが、より接近させる
ことが望ましい。
【0038】上述のように、この実施の形態では、記録
モードにおいて、記録磁気ヘッド13に先行して、この
ヘッドの磁極13pの幅w13よりも実効径dswが小
さい、アシスト用の光ビームスポットBs15により、
記録トラックTKwの中央部を照射して、磁性層の抗磁
率Hcを低下させることにより、記録トラックTKwの
実効幅を狭くすることができて、磁気ディスクDの半径
方向の記録密度を上げることができる。
【0039】[実施の形態のデータ読み出し]次に、図
1、図5、図8および図9をも参照しながら、この発明
の実施の形態のデータ読み出しについて説明する。
【0040】この実施の形態の再生モードでは、図5D
に示すように、始点trsから終点trfまでの読み出
し期間Trに“H”となる、読み出しイネイブル信号R
Enが、図2に示すような、モード制御回路31から再
生データ処理回路23とマスクLD駆動回路24とに供
給される。
【0041】再生データ処理回路23においては、再生
磁気ヘッド21からの、図5Eに示すような再生データ
S21が、所定の処理を施されて、出力端子Toに導出
される。
【0042】一方、マスクLD駆動回路24からは、図
5Fに示すように、読み出し期間Tr中に“H”とな
る、LD駆動信号S24が出力されて、レーザダイオー
ド25,26を駆動し、両ダイオード25,26からレ
ーザ光が放射される。
【0043】ダイオード25,26からのレーザ光は、
それぞれ対応の光ファイバ27,28に導かれて、ディ
スクDの記録層を照射し、図1Rおよび図8に示すよう
に、ディスクDの駆動方向Vdに対して、再生磁気ヘッ
ド21の上流側に、マスク用の2個のビームスポットB
s25,Bs26が、それぞれの中心を目的再生トラッ
クのTKrの端縁に位置するように形成される。
【0044】各ビームスポットBs25,26内では、
図9に示すように、磁気記録層が所定の臨界温度Tcr
以上に加熱されて、記録層の飽和磁化Msが低減され
る。
【0045】また、各ビームスポットBs25,Bs2
6の実効径dswは、各レーザダイオード25,26の
駆動電力を適宜に調整することにより、少なくとも、隣
接トラックTKa,TKb側の端点と、再生磁気ヘッド
の磁極21pの幅方向の端縁とがそれぞれ整列するよう
に設定される。
【0046】そして、各ビームスポットBs25,Bs
26により走査されて、再生トラックTKrと各隣接ト
ラックTKa,TKbとに跨って形成された、被加熱領
域Zmkでは、記録層の飽和磁化Msが低減されること
により、実質的に、記録が消去されて、被加熱領域Zm
kは、再生トラックTKrと各隣接トラックTKa,T
Kbとの間のガードバンドとなる。
【0047】これにより、図1Rおよび図8に示すよう
に、再生磁気ヘッド21(および磁極21p)の幅W2
1が再生トラックTKrの幅より広くても、再生磁気ヘ
ッド21の出力は、実質的に、再生トラックTKrに対
応する、所望の再生データのみとなり、トラックの幅方
向の記録密度を上げることができると共に、隣接トラッ
クTKa,TKbに起因する、不要のクロストーク成分
が格段に低減される。
【0048】上述のように、この実施の形態では、再生
モードにおいて、再生磁気ヘッド21に先行して、マス
ク用の両光ビームスポットBs25,Bs26により、
再生ヘッドの両端部が走査する、隣接トラックTKa,
TKbの端縁部を照射して、磁性層の飽和磁化Msを低
下させることにより、隣接トラック端縁部の記録を消去
するようにしたので、再生トラックTKrの幅よりも広
い幅W21の再生磁気ヘッド21を用いながら、トラッ
クの幅方向の記録密度を上げることができると共に、隣
接トラックTKa,TKbからのクロストークを格段に
低減することができる。
【0049】[他の実施の形態]前述の実施の形態で
は、この発明をハードディスク装置に適用したが、この
発明は、光磁気ディスクの記録部にも同様に適用するこ
とができる。
【0050】すなわち、光磁気ディスク装置では、記録
用デバイスとしての磁気ヘッドと光ヘッドとによって、
光磁気ディスク上のトラックにデータが書き込まれ、こ
のトラックに書き込まれたデータが、再生用デバイスと
しての光ピックアップによって読み出される。
【0051】前述の実施の形態における記録モードと同
様に、記録磁気ヘッドに先行して、アシスト用ビームス
ポットを設けることにより、実効的な記録トラック幅
を、記録磁気ヘッドの磁気ギャップ幅よりも小さい幅と
することができる。これにより、光磁気ディスクにおい
ても、記録密度を上げることができる。
【0052】また、上述および前述の各実施の形態で
は、いずれもディスク型の磁気記録媒体を用いたが、例
えば、カード型の磁気記録媒体の記録再生装置にも、同
様に、この発明を適用することができる。
【0053】カード型磁気記録媒体の記録・再生の場
合、記録・再生用の磁気ヘッドと磁気記録媒体とは、相
対的に、所定のトラック方向に比較的高速で移動すると
共に、一つのトラックの走査から他のトラックの走査に
は、トラックの幅方向に変移する。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明の
記録装置によれば、磁気記録媒体のトラックの幅方向の
記録密度を上げることができる。
【0055】また、請求項4の発明の再生装置によれ
ば、再生時の隣接トラックからのクロストークを低減す
ることができるため、トラックの幅方向の記録密度を上
げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による磁気媒体の記録再生装置をハー
ドディスク装置に適用した実施の形態のデータ書き込み
およびデータ読み出しを説明するための概念図である。
【図2】この発明の実施の形態の電気的構成を示すブロ
ック図である。
【図3】この発明の実施の形態の機械的構成を示す斜視
図である。
【図4】この発明の実施の形態の要部の機械的構成を示
す断面図である。
【図5】この発明の実施の形態のデータ書き込みおよび
データ読み出しを説明するためのタイムチャートであ
る。
【図6】この発明の実施の形態のデータ書き込みを説明
するための平面図である。
【図7】この発明の実施の形態のデータ書き込みを説明
するための概念図である。
【図8】この発明の実施の形態のデータ読み出しを説明
するための平面図である。
【図9】この発明の実施の形態のデータ読み出しを説明
するための概念図である。
【符号の説明】
2…スライダ、3…サスペンション、5…ボイスコイル
モータ、10…記録系、11…記録データ処理回路、1
2…記録増幅回路、13…記録磁気ヘッド、13p…磁
極、14…アシストLD駆動回路、15…レーザダイオ
ード(LD)、16…光ファイバ、20…再生系、21
…再生磁気ヘッド、21p…磁極、22…再生増幅回
路、23…再生データ処理回路、24…マスクLD駆動
回路、25,26…レーザダイオード、27,28…光
ファイバ、31…モード制御回路、Bs15…アシスト
用光ビームスポット、Bs25,Bs26…マスク用光
ビームスポット、D…磁気ディスク、TKr…再生トラ
ック、TKw…記録トラック、Vd…ディスク回転方
向、Zht…被加熱領域、Zmk…マスク領域

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】磁気記録媒体に対向して配設され、当該磁
    気記録媒体と相対的に移動することにより、前記磁気記
    録媒体上に、磁気ギャップ幅に対応する幅のトラックを
    第1の方向に形成すると共に、前記第1の方向とは直交
    する前記第2の方向に、複数本の前記トラックを形成す
    るようにする磁気ヘッドと、 前記磁気ヘッドに対して固定的に先行する位置におい
    て、前記磁気ヘッドの磁気ギャップ幅よりも小さい径の
    光ビームスポットを前記磁気記録媒体上に形成するよう
    にする光ビーム照射手段と、 を備え、 入力データの書き込みに際して、前記光ビーム照射手段
    によって、前記磁気記録媒体に前記光ビームスポットを
    照射することによって、前記磁気記録媒体の抗磁率を変
    えながら、前記磁気ヘッドにより前記入力データの書き
    込みを実行することを特徴とする磁気記録媒体の記録装
    置。
  2. 【請求項2】前記磁気記録媒体がディスク媒体であっ
    て、前記ディスク媒体を回転させると共に、前記磁気ヘ
    ッドと前記光ビーム照射手段とを一体的に前記ディスク
    媒体の半径方向に移動させるようにすることにより、前
    記ディスク媒体上に同心円状に、あるいはスパイラル状
    に、前記トラックを形成するようにすることを特徴とす
    る請求項1に記載の磁気記録媒体の記録装置。
  3. 【請求項3】前記光ビーム照射手段は、 所要のエネルギーを有する光ビームを放射する光ビーム
    放射手段と、 前記磁気ヘッドに先行し、かつ、前記磁気ヘッドに近接
    する位置に前記光ビームを導き、前記磁気ヘッドの磁気
    ギャップの幅よりも小さい径の光ビームスポットを前記
    磁気記録媒体上に形成するようにする導光手段ととから
    なることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
    磁気記録媒体の記録装置。
  4. 【請求項4】第1の方向に磁気トラックが形成されてい
    ると共に、前記第1の方向とは直交する前記第2の方向
    に、複数本の前記トラックが互いに隣接するように形成
    されている磁気記録媒体から、前記磁気トラック上を磁
    気ヘッドが走査することにより、前記磁気トラックに記
    録されているデータを読み出すようにする磁気記録媒体
    の再生装置において、 前記磁気ヘッドに対して固定的に先行する位置におい
    て、前記磁気ヘッドが走査しようとする目的トラックの
    幅方向の両端部において、前記目的トラックの一部と、
    前記目的トラックに隣接するトラックの一部にまたがる
    径のビームスポットを形成するようにする光ビーム照射
    手段を設け、 前記記録データの読み出しに当たって、前記光ビーム照
    射手段によって、前記磁気記録媒体に前記光ビームスポ
    ットを照射することによって、前記磁気記録媒体の飽和
    磁化を変えながら、前記磁気ヘッドにより、前記目的ト
    ラックから記録データを読み出すようにすることを特徴
    とする磁気記録媒体の再生装置。
  5. 【請求項5】前記磁気記録媒体が磁気ディスクであっ
    て、同心円状に、あるいはスパイラル状に、前記トラッ
    クが形成されており、前記ディスク媒体を回転させると
    共に、前記磁気ヘッドと前記光ビーム照射手段とを一体
    的に前記ディスク媒体の半径方向に移動させるようにす
    ることにより、前記トラックから記録データを順次に読
    み出すようにすることを特徴とする請求項4に記載の磁
    気記録媒体の再生装置。
  6. 【請求項6】前記光ビーム照射手段は、 所要のエネルギーを有する光ビームを放射する光ビーム
    放射手段と、 前記磁気ヘッドに先行し、かつ、前記磁気ヘッドに近接
    する位置に前記光ビームを導き、前記目的トラックの一
    部と、前記目的トラックに隣接するトラックの一部にま
    たがる径のビームスポットを前記磁気記録媒体上に形成
    するようにする導光手段ととからなることを特徴とする
    請求項4または請求項5に記載の磁気記録媒体の再生装
    置。
  7. 【請求項7】磁気記録媒体に対向して磁気ヘッドを配設
    し、前記磁気ヘッドと、前記磁気記録媒体とを相対的に
    移動することにより、前記磁気記録媒体上に、前記磁気
    ヘッドの磁気ギャップ幅に対応する幅のトラックを第1
    の方向に形成すると共に、前記第1の方向とは直交する
    前記第2の方向に、複数本の前記トラックを形成するよ
    うにして、入力データを前記トラックに記録するように
    する記録方法において、 入力データの書き込みに際して、前記磁気ヘッドに対し
    て固定的に先行する位置において、光ビームスポットを
    前記磁気記録媒体上に形成するように光ビームを照射す
    ることによって、前記磁気ヘッドの磁気ギャップ幅より
    も小さい径の前記磁気記録媒体の領域の飽和磁化を変え
    ながら、前記磁気ヘッドにより前記入力データの書き込
    みを実行することを特徴とする磁気記録媒体の記録方
    法。
  8. 【請求項8】第1の方向に磁気トラックが形成されてい
    ると共に、前記第1の方向とは直交する前記第2の方向
    に、複数本の前記トラックが互いに隣接するように形成
    されている磁気記録媒体から、前記磁気トラック上を磁
    気ヘッドが走査することにより、前記磁気トラックに記
    録されているデータを読み出すようにする磁気記録媒体
    の再生方法において、 前記記録データの読み出しに当たって、前記磁気ヘッド
    に対して固定的に先行する位置において、前記磁気ヘッ
    ドが走査しようとする目的トラックの幅方向の両端部に
    おいて、前記目的トラックの一部と、前記目的トラック
    に隣接するトラックの一部にまたがる径のビームスポッ
    トを形成するように光ビームを照射し、前記磁気記録媒
    体の飽和磁化を変えながら、前記磁気ヘッドにより、前
    記目的トラックから記録データを読み出すようにするこ
    とを特徴とする磁気記録媒体の再生方法。
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