JP4005732B2 - 磁気記録再生装置及び磁気記録再生方法 - Google Patents

磁気記録再生装置及び磁気記録再生方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は熱磁気記録を原理とする磁気記録再生装置及び磁気記録再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、DVD(Digital-Versatile-Disk)や光磁気に代表される光メモリならびにハードディスク(以下HDDと略する)に代表される磁気メモリの高密度化は著しく、それぞれ製品レベルでは2〜6Gbit/in2、研究レベルでは10Gbit/in2(HDD)以上の記録密度が報告されている。加えて、更なる高密度化を目指し、光メモリ、磁気メモリの技術を融合した新しい高密度メモリデバイスも提案されている。
【0003】
このような磁気メモリにおいて遅滞なく高密度化を推進するには、従来、磁気記録が得意としてきた線密度を増加させることのみでは限界があるため、線密度と同時にトラック密度を増加することが望まれている。しかしながら、トラック密度を増加するには磁気ヘッド、特に記録ヘッドのヘッド幅を1μm以下にすることが必要とされるが、(1)加工技術の問題、(2)記録用磁性材料の狭小化によるノイズ、等の問題を生じ、その困難が指摘されている。
【0004】
このような背景の下、磁気技術に光技術を融合した新たな記録モードが提案されている。例えば、特許公報(特許番号No.2617025)には、『室温に補償点を有するフェリ磁性体を用いて、記録再生時に光ビームを照射し昇温する』ことで、従来と同様に数μm〜数十μm幅の磁気ヘッドを用いながら、光スポット径と同等な狭いトラックを記録し、再生時には磁気ヘッド幅よりも狭いトラックピッチで記録したトラックをクロストークなく再生することが記載されている。
【0005】
この方式によれば、光スポット径とほぼ等しい幅のトラックでの記録再生が実現され得る。すなわち、実際に光メモリに用いられている光ピックアップの光スポット径(光強度が1/e2になる範囲と規定する)が光学系などにより異なるが例えば波長780nmの光ピックアップでは1.27μmφ、波長650nmの光ピックアップでは1.1μmφという値であることを鑑みると、上記方式により、1μm幅程度のトラックにおいての記録再生の実現が可能とされると想定される。これにより、上述の磁気ヘッドの抱える問題に一切関与せず、線密度を従来の磁気記録と同等に保ちながら、なおかつトラック密度を光メモリと同レベルにまで一気に増加し得るため、面密度として従来磁気記録の数倍の高密度化が達成できると期待されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術による手法では、その記録再生を行うトラック幅は光スポット径(より正確には光スポット径が形成する昇温領域)により規定されるため、更にトラック密度を高めるには光スポット径を小さくする必要があり、現状では光ピックアップの光源である半導体レーザの短波長化、あるいは対物レンズの性能指標であるNA(開口数)の拡大による光スポット径縮小の他には主たる手法がない。
【0007】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、光スポット径よりも狭小なトラックでの記録再生方法を実現でき、光スポット径を減少させずとも高密度記録再生が可能な磁気記録再生装置及び磁気記録再生方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
発明者らは、トラック幅が光スポット径で規定されるのではなく、昇温かつ磁気的に励起される複合領域によってトラック幅が規定されることに着目し、光スポット径よりも狭小な幅の記録再生が可能であることを見いだした。そして、以下に記す磁気記録再生装置及び磁気記録再生方法により高密度な記録再生を達成する。
【0009】
すなわち、磁気記録媒体に光ピックアップから光ビームを照射しながら記録ヘッドより磁界を印加することで情報を記録するとともに、磁気記録媒体に光ピックアップから光ビームを照射しながら再生ヘッドにより磁界を読み取ることで情報を再生する磁気記録再生装置において、トラック幅方向において、記録ヘッドの記録磁場作用領域及び再生ヘッドの磁気信号検出領域が、光ピックアップにより磁気記録媒体上に形成される昇温領域の一部のみと重なるよう、光ピックアップ,記録ヘッド,再生ヘッドが配置されてなることを特徴とする磁気記録再生装置である。
【0010】
また、磁気記録媒体に光ピックアップから光ビームを照射しながら記録ヘッドより磁界を印加することで情報を記録するとともに、磁気記録媒体に前記光ピックアップから光ビームを照射しながら再生ヘッドにより磁界を読み取ることで情報を再生する磁気記録再生装置において、記録ヘッドの記録磁場作用領域の中心位置及び再生ヘッドの磁気信号検出領域の中心位置をトラックに対してトラック幅方向の一方側にずらすとともに、光ピックアップにより磁気記録媒体上に形成される昇温領域の中心位置をトラックに対してトラック幅方向の反対側にずらすよう位置制御する制御手段を備えてなることを特徴とする磁気記録再生装置である。
【0011】
さらに、上記磁気記録再生装置において、記録ヘッドの昇温領域側の端部が、再生ヘッドの昇温領域側の端部よりも、昇温領域側に位置していることを特徴とする磁気記録再生装置である。
【0012】
また、上記磁気記録再生装置において、光ピックアップは、磁気記録媒体上に形成する昇温領域のトラック幅方向の大きさを、記録時に大きく再生時に小さくすることを特徴とする磁気記録再生装置である。
【0013】
さらに、上記磁気記録再生装置において、光ピックアップが、磁気記録媒体上の昇温領域の形成部位を、再生時に、記録時よりも、記録ヘッド及び再生ヘッドからトラック幅方向に離れた位置とすることを特徴とする磁気記録再生装置である。
【0014】
また、磁気記録媒体に光ピックアップから光ビームを照射しながら記録ヘッドより磁界を印加することで情報を記録するとともに、磁気記録媒体に光ピックアップから光ビームを照射しながら再生ヘッドにより磁界を読み取ることで情報を再生する磁気記録再生方法において、記録ヘッドの記録磁場作用領域の中心位置及び前記再生ヘッドの磁気信号検出領域の中心位置をトラックに対してトラック幅方向の一方側にずらすとともに、光ピックアップにより磁気記録媒体上に形成される昇温領域の中心位置をトラックに対してトラック幅方向の反対側にずらして、情報を記録再生することを特徴とする磁気記録再生方法である。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明に係る磁気記録再生装置及び磁気記録再生方法について、
(a)原理
(b)記録再生特性
(c)クロストーク低減方法
▲1▼記録ヘッド端と再生ヘッド端のオフセット量を調整する手法
▲2▼昇温領域のトラック幅方向長さを変える手法
▲3▼昇温領域をトラック幅方向にずらす手法
(d)光ピックアップと磁気ヘッドの配置
の手順で説明する。
なお、本実施の形態によって本発明の趣旨が何ら制限を受けるものではない。
【0016】
(a)原理
まず、本発明の磁気記録再生方法の原理について説明する。
図1は本発明の磁気記録再生方法の原理を説明する概略断面図である。ここでは、図1に示すように、磁気記録媒体(磁気ディスク)1を挟み上部に磁気ヘッド2、下部に光ピックアップ3を配置している。
【0017】
記録時、磁気記録媒体1は、光ピックアップ3から照射される光ビームにより昇温されると同時に磁気記録ヘッド2から発生する記録磁場により磁気的に励起される。この記録時の様子を断面図図2(a)と平面図図2(b)を用いて説明する。なお、ここで説明する磁気記録媒体1はガラス基板16、磁性膜17及び保護膜18により構成されているものとする。
【0018】
従来においては、光スポットにより昇温される領域4は(トラック幅方向に関して)全て磁気ヘッド下にあり昇温される領域全てに記録磁場9が作用しており、形成されるトラック幅6は光スポット径によりほぼ規定されていた。
【0019】
一方、本発明では、図2(a)に示すように光ピックアップ3により昇温される領域4(トラック幅方向の長さWh)を、磁気ヘッド2により記録磁場9が作用する領域5(トラック幅方向の長さWw)に対して相対的にずらしている。すなわち、磁気記録媒体1に垂直な方向において、磁気ヘッド2が光スポットの一部のみと重複するように配置している。なお、図2(a)では、記録磁場作用領域5と昇温領域4が重なる領域のトラック幅方向長さ(以下、記録トラック幅6と記す)をWtwとして表している。
【0020】
図2(a)に示すように、本発明では記録磁場作用領域5と昇温領域4が重なる領域のトラック幅方向長さWtwは光スポット径により昇温される領域のトラック幅方向長さWhよりも狭いために(0<Wtw<Wh)、記録トラック幅6は昇温されかつ磁気的に励起された領域すなわち幅Wtwでほぼ規定されることになる。
【0021】
この様子を図2(b)により再度説明する。磁気記録媒体1の回転により光スポットにより昇温される領域4はトラック方向に伸びている。トラックが形成される領域は磁気ヘッド直下であり、かつ昇温され記録磁場以下に保持力が低下した領域であることから図2(b)に示すような光スポットにより昇温される領域のトラック幅方向長さWhよりも狭いトラック幅Wtwが形成されることになる。
【0022】
再生時、磁気記録媒体1は、光ピックアップ3から照射される光ビームにより昇温されて相当量の磁束を出し、磁気記録ヘッド2によりその磁束が読み取られる。この再生時の様子を断面図図3(a)と平面図図3(b)を用いて説明する。
【0023】
図3(a)に示すように、上記記録手法により形成したトラックにおいて光ピックアップにより昇温される領域4(トラック幅方向の長さWh)と磁気ヘッド2の磁気信号検出領域7(トラック幅方向の長さWr)とをずらして配置している。すなわち、磁気記録媒体1に垂直な方向において、磁気ヘッド2が光スポットの一部のみと重複するように配置している。ここで、昇温される領域4と磁気信号検出領域7の重なる領域のトラック幅方向長さ(以下、再生トラック幅8と記す)をWtrとする。
【0024】
この場合、図3(b)に示すように、光スポット外の領域にあるトラックは磁気ヘッド直下にあっても昇温されないためにトラックからの漏れ磁束はほぼ0であり、一方、磁気ヘッド直下にない昇温領域4にあるトラックからは漏れ磁束10が発生するものの磁気ヘッド下ではないために混入信号量としては僅かなものになる。結局、再生信号として寄与するのは重なり領域Wtrからの磁束10のみとなり、クロストークのない信号再生が可能になる。
【0025】
なお、ここでは簡単のため記録トラック幅6(Wtw)と再生トラック幅8(Wtr)が一致するものとして説明をすすめたが、よりクロストークを低減するには、後述するように、記録トラック幅6(Wtw)よりも再生時に光ピックアップにより昇温される領域4(トラック幅方向の長さWh)と磁気信号検出領域7(トラック幅方向の長さWr)が重なる領域のトラック幅方向長さWtrを狭くすればよい。
【0026】
(b)記録再生特性
続いて、この記録再生方法を用いて実際に行った記録再生実験の結果について説明する。
【0027】
図4は、本実施の形態に述べる記録再生評価に用いた評価装置の概略図である。磁気記録媒体1はスピンドル11に装着され磁気記録媒体1を挟み上部に磁気ヘッド2、下部に光ピックアップ3を配置している。
【0028】
磁気ヘッド2は、それを高さ方向に動かすとともに光ピックアップ3とのアライメントを行うための磁気ヘッド用XYZステージ13、及び、磁気ヘッド用XYピエゾステージ14に治具を介して装着されている。光ピックアップ3は、焦点を調整するため及びディスクの回転中心にピックアップ中心を合わせるための光ピックアップ用XYZステージ15に治具を介して装着されている。これらのステージはX方向に可動するXスライドステージ12に取り付けられており、ディスク1の外径からディスク中心に向かってその半径上の任意の位置に移動することが可能である。
【0029】
次に、記録再生に使用した磁気ヘッド2、光ピックアップ3及び磁気記録媒体1について説明する。
【0030】
磁気ヘッド2としては、複合MRヘッドを用いた。記録ヘッド幅5μm、再生ヘッド幅4.5μm、記録ギャップ長0.35μm、再生ギャップ22長0.22μmである。
【0031】
光ピックアップ3としては、波長650nm、トラック幅方向のビーム径1.1μmのものを用いた。
【0032】
磁気記録媒体1は、2.5”φ(外径65、内径20、厚さ0.635mm)のガラス基板16上にRFマグネトロンスパッタリング法により磁性膜17を形成したものを用いた。磁性膜17としてはアモルファスのフェリ磁性体であるTb24Fe27Co49を用いて約100nmの膜厚で作製した。図5にその断面図を示すが、上部には保護膜18としてカーボン膜を20nmの膜厚で形成し潤滑剤(図示せず)を塗布している。
【0033】
作製した磁性膜17の磁気特性をVSM(Vibrating-Sample-Magnetometer:振動試料型磁力計)により温度を変えながら測定し、得られた磁性膜17の残留磁化Mr及び保磁力Hc(以下、Mr、Hcと略記する)の温度依存性を図6に示す。図6は横軸に温度をとり、縦軸にそれぞれMr、Hcをとっている。
【0034】
Mrは室温25℃で11(emu/cc)、100℃で97(emu/cc)、150℃で125(emu/cc)、200℃で148(emu/cc)、250℃で165(emu/cc)といった温度変化を示した。
【0035】
Hcは室温25℃で10k(Oe)以上、100℃で6.3k(Oe)、150℃で3.6k(Oe)、200℃で1.8k(Oe)、250℃で550(Oe)といった温度変化を示しており、磁気的補償点(Mr=0、Hcは理論的には無限大を示す温度を意味する)はほぼ室温(25℃)近傍であることを確認している。
【0036】
上記の磁気ヘッド2、光ピックアップ3を用いて上記の磁気記録媒体1に光照射を行いながら記録再生の実験を行った。このときの条件としては、ディスク回転数は3600rpm、線速度は約10.93m/s、記録周波数は10MHz、ヘッドの浮上量は約50nmであった。
【0037】
まず、図7(a)に示すように光スポットにより昇温される領域4がほぼ磁気ヘッド直下にあり、トラック幅方向に関しては昇温される領域全てに記録磁場9が作用するような配置(従来配置)に磁気ヘッド2と光ピックアップ3の位置を調整し記録再生を行った。尚、トラック方向の位置に関しては記録再生条件にあわせて最適な位置を設定すればよい(ここでは記録再生ギャップ中心を光スポット中心にあわせている)。記録再生時の光ビームのパワーは6mWとした。偏光顕微鏡により記録トラックを観察したところ、上記の記録条件では記録トラック幅6は約1.0μmであり、トラック幅6はほぼ光スポット径により規定されることを確認した。このとき得られた再生信号はC/N(Carrier-to-Noise ratio)として約36dBであった。
【0038】
次いで、図7(b)〜(d)に示すようにトラック幅方向に関して磁気ヘッド2(記録磁場作用領域及び磁気信号検出領域)と光スポットが重なる領域のトラック幅方向長さが光スポットのトラック幅方向長さWhの約3/4、1/2、1/3となるように磁気ヘッド2と光ピックアップ3の位置を調整し記録再生を行った。このようにして形成したトラックを偏光顕微鏡により観察したところ、磁気ヘッド2と光スポットが重なる領域のトラック幅方向長さを光スポットの3/4とした配置(b)ではトラック幅6は約0.8μm、1/2とした配置(c)ではトラック幅6は約0.5μm、1/3となるようにした配置(d)ではトラック幅6は約0.35μmのものが得られた。
【0039】
この結果から、光スポット径以下の磁気ヘッド2と光スポットが重なる領域のトラック幅方向長さに相当する幅を有するトラックが形成されることが明らかとなった。また、このとき得られた再生信号はC/N値として磁気ヘッド2と光スポットが重なる領域を光スポットの3/4とした配置(b)では33dB、1/2とした配置(c)では30dB、1/3となるようにした配置(d)では25dBが得られ、記録トラック幅6が狭くなることによりC/Nは小さくなるものの光スポットより狭い幅のトラックにおいて記録再生が可能であることを確認した。
【0040】
さらに、トラック幅方向に関して磁気ヘッド2と光スポットが重なる領域のトラック幅方向長さが光スポットの1/2となるように磁気ヘッド2と光ピックアップの位置を調整した条件にてトラックピッチ0.6μm(上述のように、この条件ではトラック幅6=約0.5μmであるので、0.1μmのトラック間距離を置いて記録を行っている)にて複数のトラックを形成した。
【0041】
このとき、まず、記録周波数5MHzでトラックを形成し、次いで記録周波数2MHzで両サイドに1本ずつトラックを形成した後、再度記録周波数5MHzで記録したトラック上に磁気ヘッドと光スポットが重なる領域がくるように配置し信号再生を行ったところ、5MHzの信号はC/N値として約32dBとシングルトラックの形成時とほぼ変わらぬ値が得られ、混入信号である2MHzの信号はC/N値として約5dBと十分低いクロストークであることがわかった。
【0042】
以上述べたように、本発明により、光スポットよりも狭小なトラックでの記録再生が可能となり、光源の波長及びNAに左右されず従来光メモリのトラック密度を超えた高密度磁気メモリの開発が可能となる。
【0043】
なお、ここでは、記録トラック幅Wtwと再生時のトラック幅方向に関して磁気ヘッドと光スポットが重なる領域Wtrが一致する条件での結果を示したが、よりクロストークを低減するには記録トラック幅Wtwよりも再生時に光ピックアップにより昇温される領域(トラック幅方向の長さWh)と磁気信号検出領域Wrが重なる領域Wtrを狭くすればよい。
【0044】
また、ここでアライメントに用いた磁気ヘッドは複合MR(magneto resistance)ヘッドであるが、その他GMR(giant magneto resistance)ヘッドやMIG(metal in gap)ヘッド、薄膜ヘッドなどを用いた場合でも可能であることは明らかである。また、光ピックアップの波長は650nmのものを例示したがその他、780nm等他の波長の半導体レーザを用いた場合にも適用可能である。
【0045】
(c)クロストーク低減方法
以上説明した本願発明の磁気記録再生方法では、光ビームの照射領域(昇温領域)と磁気ヘッドの磁気信号検出領域をずらすことで高密度化を実現している。しかしながら、この場合、再生したいトラックに隣接するトラックをも昇温領域に含まれてしまうため、その隣接トラックからのクロストークが生じるおそれがある。以下では、それを解決する手法について述べる。
【0046】
▲1▼記録ヘッド端と再生ヘッド端のオフセット量を調整する手法
ここでは、記録ヘッド幅の端部と再生ヘッド幅の端部のオフセット量を変えることによりクロストークを低減する方法を説明する。簡単のため,上述したように(図1参照)磁気ヘッド2と光ピックアップ3を磁気記録媒体1を挟んで対向配置した構成での例を説明する。
【0047】
ここでは、磁気ヘッド2として複合MRヘッドを用いた。記録ヘッド幅5μm、再生ヘッド幅4.5μm、記録ギャップ長0.35μm、再生ギャップ長0.22μmである。
【0048】
図8は、記録ヘッド(記録磁場作用領域)19と再生ヘッド(信号磁界印加領域)20の位置関係を示す図である。この図に示すように、記録ヘッド19の中心と再生ヘッド20の中心は揃っている。そして、磁気ヘッド中心からの記録ヘッド19の端、再生ヘッド20各々の中心から端の位置は、それぞれ2.5μm、2.25μmとなる。
【0049】
図9は、記録時,再生時における、光スポット位置(昇温領域)と記録ヘッド20,再生ヘッド19及びトラック(記録トラック)の位置関係を示す図である。なお、ここでは、光スポットと記録ヘッド19の重複部分がトラック幅方向において光スポットの3/4となるように磁気ヘッド2と光ピックアップ3の位置を調整している。
【0050】
以上説明したような光ピックアップ,磁気ヘッドを使用した場合、記録されるトラック(記録トラック幅Wtw)は、図9(a)に示すように、図中B方向において光スポットによる昇温領域4により規定され、図中A方向において記録ヘッド19のトラック幅方向長さにより規定される。一方、再生領域のトラック幅方向の長さ(再生トラック幅Wtr)は、図9(b)に示すように、図中B方向においては、上記と同様、光スポットによる昇温領域4により規定され、図中A方向において再生ヘッド20のトラック幅方向長さにより規定される。ここで、再生ヘッド20のA方向における端の位置は記録ヘッド19の端の位置から0.25μmだけB方向よりの位置となるため、再生トラック幅のA方向におけるエッジは記録トラックのA方向におけるエッジから0.25μmだけ内にずれた位置となる。
【0051】
このため、再生ヘッド20が、昇温領域4に含まれる隣接トラックからの情報を読み取ってしまうことを抑制できる。すなわち、クロストークを抑制できる。
【0052】
なお、記録ヘッド19と再生ヘッド20のずれ量は、磁気ヘッド製造過程においてフォトリソグラフィーにより精度よく設定できる。
【0053】
以上述べたように、本発明により、記録ヘッドの端部と再生ヘッドの端部のオフセット量を変えることにより、クロストークを低減することが可能となる。
【0054】
▲2▼昇温領域のトラック幅方向長さを変える手法
ここでは、記録、再生時に昇温領域のトラック幅方向長さWhを変えることによりクロストークを低減する手法を説明する。簡単のため上述したように(図1参照)磁気ヘッド2と光ピックアップ3を磁気記録媒体1を挟んで対向配置した例を説明する。
【0055】
上述した▲1▼の手法では、図2中A方向に隣接するトラック(記録トラック)からのクロストークを低減することができるが、B方向に隣接するトラック(記録トラック)からのクロストークを低減することはできない。そこで、ここでは、B方向に隣接するトラックからのクロストークをも低減できる手法について説明する。
【0056】
磁気ヘッド2としては上記▲1▼で述べたものと同じものを用いる。光ピックアップ3としては、2焦点タイプのもの、すなわち、光スポット径が1.1μmφとなる第1焦点と、光スポット径が0.9μmφとなる第2焦点を有する光ピックアップ3を用いる。そして、記録再生は、光スポット径が1.1μmφの時に記録を行い、光スポット径が0.9μmφの時に再生を行う。
【0057】
図10は、その記録及び再生時における光スポット(昇温領域4)と磁気ヘッド2(記録ヘッド19,再生ヘッド20)及びトラック(記録トラック)の位置関係を示す平面図である。ここで、磁気ヘッド2と光ピックアップ3は、トラック方向における光スポットと記録ヘッド19が重なる領域のトラック幅方向長さ(記録トラック幅)が光スポットのトラック幅方向の長さの3/4となるように位置調整されている。
【0058】
本手法では、図10(a)のように、記録時にはスポット径の大きな第1焦点(スポット径=1.1μmφ)の光と記録ヘッド19により、情報記録を行う。また、図10(b)のように、再生時には、光スポット径1.1μmφで形成した記録トラック内において、第2焦点(スポット径=0.9μmφ)の光によりトラックエッジを除いた部分を昇温し、その部分と再生ヘッド20の信号検出領域との重複部分(再生領域:トラック方向の幅=Wtr)から信号を検出する。
【0059】
ここで、本手法による再生トラック幅Wtrは、図10中A方向においては再生ヘッド20のトラック幅方向の長さ(端部の位置)によって制限され、B方向においては光スポットによる昇温領域4により制限されて、記録トラック幅6(Wtw)よりも狭くなる。これにより、トラック幅方向の両方向(図10中のA方向,B方向)においてトラックエッジを除いた領域が再生されることになるため、クロストークを抑制することができる。また、ノイズ源となるトラックエッジ部分を再生しないため、低ノイズ化を実現できる。
【0060】
なお、ここでは、2焦点のピックアップを用いて光スポットの幅を変化させたが、光スポットの幅を変化させることができるものであればこれに限るものではない。
【0061】
▲3▼昇温領域をトラック幅方向にずらす手法
次に、再生時の昇温領域を記録時の昇温領域から記録媒体のトラック幅方向にずらすことによりクロストークを低減する手法を説明する。簡単のため上記したように(図1参照)磁気ヘッド2と光ピックアップ3を磁気記録媒体1を挟んで対向配置した構成での例を説明する。
【0062】
上述した▲1▼の手法では、図2中A方向に隣接するトラックからのクロストークを低減することができるが、B方向に隣接するトラックからのクロストークを低減することはできない。そこで、ここでは、上記▲2▼と同様に、B方向に隣接するトラックからのクロストークをも低減できる手法について説明する。
【0063】
磁気ヘッド2,光ピックアップ3は上記▲1▼▲2▼で述べたものと同じものを用いる。但し、光ピックアップ3は光スポット位置を磁気ヘッド2に対して相対的に移動できるものを用いる。
【0064】
図11は、その記録及び再生時における光スポット(昇温領域4)と磁気ヘッド2(記録ヘッド19,再生ヘッド20)及びトラック(記録トラック)の位置関係を示す平面図である。
【0065】
本手法では、図11(a)のように、記録時には、光ピックアップ3は、トラック方向における光スポットと記録ヘッド19が重なる領域のトラック幅方向長さ(記録トラック幅)が光スポットの3/4となるように光照射を行って、情報記録を行う。また、図11(b)のように、再生時には、光ピックアップ3は光スポット位置を図中A方向に約0.1μmほど移動させて、再生ヘッド20の信号検出領域との重複部分(トラック幅方向の長さである再生トラック幅はWtr)から信号を検出する。
【0066】
ここで、本手法による再生トラック幅は、図11中A方向においては再生ヘッド20のトラック方向の幅によって制限され、B方向においては光スポットによる昇温領域4により制限されて、記録トラック幅6(Wtw)よりも狭くなる。これにより、トラック幅方向の両方向(図11中のA方向,B方向)においてトラックエッジを除いた領域が再生されることになるため、クロストークを抑制することができる。また、ノイズ源となるトラックエッジ部分を再生しないため、低ノイズ化を実現できる。
【0067】
(d)光ピックアップと磁気ヘッドの配置
以上説明した本発明の磁気記録再生方法では、光ピックアップが磁気記録媒体上に生成する光スポットと磁気ヘッド(記録ヘッド,再生ヘッド)とがトラック幅方向にずれるように、配置される。そして、光スポットの中心位置が走査トラックのトラック幅方向の一方側に、磁気ヘッドの中心位置が反対側にずれた状態で、制御手段(図示していない)によりトラック走査がなされる。
本発明では、上記位置関係によって高密度記録を実現するため、光ピックアップと磁気ヘッドとの位置関係の制御が特に重要である。
【0068】
位置制御は、例えば、以下のようにして行える。
(i)光ピックアップと磁気ヘッドとを一体に構成し、それを一体に動作させる。この場合、かなり精度良く光スポット位置と磁気ヘッドの位置を制御できる。特に、磁気記録媒体に対して同一方向に光ピックアップと磁気ヘッドを配置する場合には、一体構成が容易であり、且つ、位置精度も高い。
(ii)光ピックアップと磁気ヘッドとを別個に位置制御する。すなわち、光ピックアップによる光スポットの中心位置が走査トラックに対して一方方向にずれた位置を辿り、磁気ヘッドがそれとは反対方向にずれた位置を辿るようにサーボ制御する。これは、例えば、光ピックアップ及び磁気ヘッドのサーボ信号にそれぞれ反対方向のオフセットを予め与えておくことにより実現できる。
【0069】
【発明の効果】
本発明によれば、光スポットよりも狭小なトラックでの記録再生が可能となり、高密度記録が実現できる。
【0070】
また、記録ヘッドの端部と再生ヘッドの端部をずらして配置することにより、昇温された隣接トラックからのクロストークを抑制して信号再生することが可能となる。
【0071】
また、記録時と再生時で光スポットの大きさを変化することで、再生領域を記録領域より狭くすることができ、トラックエッジからのノイズを抑制できる。
【0072】
さらに、記録時と再生時で光スポットの位置を変化することで、再生領域を記録領域に対してずらすことができ、トラックエッジからのノイズを抑制できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気記録再生方法を説明する概略断面図である。
【図2】本発明の記録方法を説明する図である。
【図3】本発明の再生方法を説明する図である。
【図4】実施の形態において記録再生特性評価に使用した評価装置の概略図である。
【図5】実施の形態において使用した磁気記録媒体の断面図である。
【図6】実施の形態において使用したTbFeCo膜の残留磁化Mr、保磁力Hcの温度依存性を示す図である。
【図7】本発明の光スポットと磁気ヘッドとの位置関係を説明する平面図である。
【図8】記録ヘッドと再生ヘッドの位置関係の一例を示す平面図である。
【図9】トラック(記録トラック)と磁気ヘッド、光スポットの位置関係の一例を示す平面図である。
【図10】トラック(記録トラック)と磁気ヘッド、光スポットの位置関係の他の例を示す平面図である。
【図11】トラック(記録トラック)と磁気ヘッド、光スポットの位置関係の更に他の例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 磁気記録媒体(磁気ディスク)
2 磁気ヘッド
3 光ピックアップ
4 光スポットによる昇温領域
5 記録磁場作用領域
6 記録トラック幅(Wtw)
7 磁気信号検出領域
8 再生トラック幅(Wtr)
9 記録磁場
10 漏洩磁束
19 記録ヘッド
20 再生ヘッド

Claims (6)

  1. 磁気記録媒体に光ピックアップから光ビームを照射しながら記録ヘッドより磁界を印加することで情報を記録するとともに、磁気記録媒体に前記光ピックアップから光ビームを照射しながら再生ヘッドにより磁界を読み取ることで情報を再生する磁気記録再生装置において、
    トラック幅方向において、前記記録ヘッドの記録磁場作用領域及び前記再生ヘッドの磁気信号検出領域が、前記光ピックアップにより磁気記録媒体上に形成される昇温領域の一部のみと重なるよう、前記光ピックアップ,前記記録ヘッド,前記再生ヘッドが配置されてなることを特徴とする磁気記録再生装置。
  2. 磁気記録媒体に光ピックアップから光ビームを照射しながら記録ヘッドより磁界を印加することで情報を記録するとともに、磁気記録媒体に前記光ピックアップから光ビームを照射しながら再生ヘッドにより磁界を読み取ることで情報を再生する磁気記録再生装置において、
    前記記録ヘッドの記録磁場作用領域の中心位置及び前記再生ヘッドの磁気信号検出領域の中心位置をトラックに対してトラック幅方向の一方側にずらすとともに、前記光ピックアップにより磁気記録媒体上に形成される昇温領域の中心位置をトラックに対してトラック幅方向の反対側にずらすよう位置制御する制御手段を備えてなることを特徴とする磁気記録再生装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の磁気記録再生装置において、
    前記記録ヘッドの前記昇温領域側の端部が、前記再生ヘッドの前記昇温領域側の端部よりも、前記昇温領域側に位置していることを特徴とする磁気記録再生装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の磁気記録再生装置において、
    前記光ピックアップは、磁気記録媒体上に形成する昇温領域のトラック幅方向の大きさを、記録時に大きく再生時に小さくすることを特徴とする磁気記録再生装置。
  5. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の磁気記録再生装置において、
    前記光ピックアップは、磁気記録媒体上の昇温領域の形成部位を、再生時に、記録時よりも前記記録ヘッド及び前記再生ヘッドから離れた位置とすることを特徴とする磁気記録再生装置。
  6. 磁気記録媒体に光ピックアップから光ビームを照射しながら記録ヘッドより磁界を印加することで情報を記録するとともに、磁気記録媒体に前記光ピックアップから光ビームを照射しながら再生ヘッドにより磁界を読み取ることで情報を再生する磁気記録再生方法において、
    前記記録ヘッドの記録磁場作用領域の中心位置及び前記再生ヘッドの磁気信号検出領域の中心位置をトラックに対してトラック幅方向の一方側にずらすとともに、前記光ピックアップにより磁気記録媒体上に形成される昇温領域の中心位置をトラックに対してトラック幅方向の反対側にずらして、情報を記録再生することを特徴とする磁気記録再生方法。
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