JP2001216602A - 位置検出信号の記録方法及び装置、情報記録媒体並びに情報記録装置 - Google Patents

位置検出信号の記録方法及び装置、情報記録媒体並びに情報記録装置

Info

Publication number
JP2001216602A
JP2001216602A JP2000020454A JP2000020454A JP2001216602A JP 2001216602 A JP2001216602 A JP 2001216602A JP 2000020454 A JP2000020454 A JP 2000020454A JP 2000020454 A JP2000020454 A JP 2000020454A JP 2001216602 A JP2001216602 A JP 2001216602A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information recording
magnetic
recording
recording medium
head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000020454A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiyuki Ikeda
祥行 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Chemical Corp
Original Assignee
Mitsubishi Chemical Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Chemical Corp filed Critical Mitsubishi Chemical Corp
Priority to JP2000020454A priority Critical patent/JP2001216602A/ja
Publication of JP2001216602A publication Critical patent/JP2001216602A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 情報記録媒体への位置検出信号記録を簡単且
つ短時間で行うことが可能となり、情報記録媒体の製造
コストを削減することができる位置検出信号の記録方法
及び装置を提供することを目的とする。 【解決手段】 位置検出信号記録装置は、シーク方向の
幅が少なくともトラックピッチの1.5倍以上の幅であ
るヘッドギャップを有するヘッド位置決め信号書き込み
用磁気ヘッド6と、該磁気ヘッド6に書き込み用信号を
転送するデータパス12と、位置決め信号を生成する信
号発生機20と、磁気記録媒体を加熱するための加熱ヘ
ッド5A,5Bと、加熱ヘッド5A,5Bの光源21
と、光源21から加熱ヘッド5A,5Bに光線を伝送す
るための光学手段22及び光線パス13と、加熱ヘッド
5A,5B及び、磁気ヘッド6をスイッチングする制御
回路23と、ヘッド部全体を駆動する駆動手段とを備え
てなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気記録装置に用
いる磁気記録媒体等の情報記録媒体にサーボ信号等の位
置検出用の信号を記録するための方法及び装置並びに情
報記録媒体及び情報記録装置に関する。詳しくは、情報
記録媒体の走行方向と略平行に延び、該走行方向に順次
配設された複数のデータブロックを夫々有する複数のデ
ータトラックを備え、前記走行方向と直交する方向(以
下、「シーク方向」という。)に並ぶ複数のデータブロ
ックから構成されたデータ記録領域(以下、「データセ
クター」と言うことがある。)と、情報記録/再生手段
(以下、単に「ヘッド」と言うことがある。)のための
位置検出信号を記録するための領域(以下、「サーボ領
域」ということがある。)が交互に配設された情報記録
媒体において、シーク方向のヘッドの位置決めをするた
めの位置検出信号を記録する方法と、及びその信号を記
録する装置とに関し、さらにはこれにより製造される情
報記録媒体と、これを用いた情報記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータなどの情報処理装置の外部
記憶装置として、固定磁気ディスク装置に代表される磁
気記録装置や光ディスク装置などの情報記録装置が広く
用いられている。
【0003】磁気ディスク装置は、通常、磁気ディスク
を1枚或いは複数枚を串刺し状に固定するシャフトと、
該シャフトにベアリングを介して接合された磁気ディス
クを回転させるモータと、記録及び/又は再生に用いる
磁気ヘッドと、該ヘッドが取り付けられたアームと、ヘ
ッドアームを介してヘッドを磁気記録媒体上の任意の位
置に移動させることのできるアクチュエータとからな
る。
【0004】磁気ディスク装置に搭載される磁気記録媒
体は、一般にアルミニウム合金などからなる非磁性基板
の表面にNiP層を形成し、所要の平滑化処理、テキス
チャリング処理などを施した後、その上に、非磁性金属
下地層、磁性層、保護層、潤滑層などを順次形成して作
製されている。あるいは、ガラスなどからなる非磁性基
板の表面に非磁性金属下地層、磁性層(情報記録層)、
保護層、潤滑層などを順次形成して作製されている。磁
気記録媒体には面内磁気記録媒体と垂直磁気記録媒体と
がある。
【0005】磁気ディスク装置では、記録再生用ヘッド
が磁気記録媒体上を一定の浮上量で移動しているが、近
年、磁気記録媒体の面記録密度の急激な増加に伴って、
この浮上量が極めて小さくなっている。
【0006】また、光ディスク技術との組み合わせによ
り超高密度媒体を得ようとする試みもなされている。例
えば光学系を組み合わせた磁気ヘッドにより、光磁気デ
ィスクの磁性層(情報記録層)に光を照射し記録及び再
生を行う。集光用の対物レンズを情報記録層に数十μm
の距離まで近づけることにより、いわゆるエバネッセン
ト光による近接場光記録も可能となる。
【0007】これら情報記録媒体、例えば磁気記録装置
に用いる磁気記録媒体(以下、「磁気ディスク」と言う
ことがある。)の情報記録密度の高密度化は年々その速
度を増しており、近年においては年率60%以上の増加
率で高密度化が進んでいる。この高密度化を実現する技
術には様々なものがあるが、例えば磁気ヘッドとしてG
MRヘッドを採用したり、また磁気ディスクの記録層に
用いる磁性材料の改良や、また磁気ディスクにおける情
報記録トラックの間隔を狭くすることなどが試みられて
いる。
【0008】この情報記録トラックの間隔を狭めてトラ
ック数を増加させると、ヘッドの位置制御に用いる信号
(以下、「サーボ信号」と言うことがある。)もそれに
合わせてディスクの半径方向に対して密に、すなわちよ
り多く設けて精密な制御を行えるようにしなければなら
ない。
【0009】従来、サーボ信号の記録方法は、磁気ディ
スク装置の1本のヘッドアーム上に取り付けられた1つ
のヘッドチャンネルを用い、そして何らかの位置決め機
構、例えばガラススケールと光学センサーの組み合わせ
や、レーザ変位計等でヘッドアームの位置決めをしなが
ら、データトラック毎にサーボ信号を記録するという方
法をとっていた。あるいは、専用の位置検出信号記録装
置によって同様の記録を行っていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】情報記録媒体の高密度
化による高トラック密度化は、結果的にトラック数が増
え、書き込みのために要する時間を増大させ、コストア
ップするといった大きな問題が生ずる。特に該位置検出
信号記録の際には通常、ヘッド移動プロセス、ヘッ
ド待ちプロセス(ヘッド移動後の安定のため)、信号
記録プロセス及び記録されたサーボ信号が、予定した
通りの位置に記録されているかを検証するベリファイプ
ロセスの4つのプロセスをデータトラック毎に行う。従
って、1データトラックの書き込み作業終了に先述の
〜の作業を行うために少なくともディスクを4回転さ
せる必要があり、トラック数増加はディスクの製造コス
トに大きく影響する。
【0011】ヘッドを移動させるためのヘッドアームの
剛性を上げ、サーボトラッキングのアルゴリズムを改善
し、位置決めを高速化できた場合には、上述のとの
プロセスを同時に行うことが可能となり工程を短縮でき
るが、それでもディスク1回転分の短縮にとどまるの
で、サーボ信号書き込みコストを大きく下げることにな
らない。更に、従来と相対的に同じ精度の位置決めを求
めると、狭トラック間隔および狭トラック幅化は、ヘッ
ド振動の影響を大きく受ける方向であるため、、の
プロセスを同時に行い、一連の書き込みプロセスを3周
で行うことはより困難を極めることとなる。
【0012】また、磁気書き込みで狭トラックの書き込
みを試みた場合、狭トラックになればなるほど、その書
き込みに対応する微細なヘッドが作成しにくくなり、コ
ストが上がってしまうという問題や、書き込んだ信号の
サイドフリンジが相対的に大きくなると言った問題もあ
り、未だよい解決案が見つかっていない。
【0013】特に近年、高記録密度の磁気ディスクとし
て注目されている垂直磁気記録媒体においては、その高
い保磁力ゆえに磁気信号の記録時に強力な磁力線を必要
とするので、記録の際の漏れ磁場によるサイドフリンジ
がより深刻な問題となっている。そして狭トラック化に
対応した微小な、そして強力なGMRヘッドの開発も望
まれているが、技術的に困難なことが多く、未だ満足の
いくものはない。
【0014】本発明は、情報記録媒体への位置検出信号
記録を簡単且つ短時間で行うことが可能となり、情報記
録媒体の製造コストを削減することができる位置検出信
号の記録方法及び装置、情報記録媒体並びに情報記録装
置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述したような実状に鑑
み本発明の発明者らが鋭意検討した結果、少なくとも6
0℃以下が磁気的な補償範囲である磁性膜を情報記録層
として用いた情報記録媒体であって、シーク方向の幅が
トラックピッチの1.5倍以上である磁気記録手段と、
トラック方向上の異なる複数の情報記録トラックを加熱
するための、照射スポット直径がトラックピッチ以下の
複数の光学加熱手段とを使用することによって、微小ヘ
ッド等を必要とせず、狭トラック幅に対応する微細なサ
ーボ信号を精度良く効率的に、しかも簡単に記録できる
ことを見出し、本発明を完成させた。
【0016】本発明では、光学加熱手段によって記録層
のごく狭いシーク方向幅の範囲を媒体及びヘッド能力に
よって決まる磁気的補償範囲をこえて加熱して当該範囲
の保磁力を低下させ、この範囲を含む一帯に磁気記録手
段からの磁束を当ててこのごく狭い範囲のみに位置検出
用の磁気信号を記録する。
【0017】即ち、本発明の位置検出信号の記録方法
は、情報記録媒体の走行方向と略平行に延び、該走行方
向に順次配設された複数のデータブロックを夫々有する
複数のデータトラックを備え、前記走行方向と直交する
方向(以下、「シーク方向」という。)に並ぶ複数のデ
ータブロックがデータ記録領域を形成し、隣接するデー
タ記録領域間に位置検出信号を記録するための領域(以
下、「サーボ領域」という。)が配設される、少なくと
も60℃以下が磁気的補償範囲である情報記録層を含む
情報記録媒体への位置検出信号記録方法であって、シー
ク方向の幅がトラックピッチの1.5倍以上の磁気記録
手段と、情報記録層を加熱するための、照射スポット直
径がトラックピッチ以下の光学加熱手段であって、該磁
気記録手段の走行方向に同位置に又は先行し、且つシー
ク方向位置を相互間で異ならせて配置された複数の光学
加熱手段とを用い、該磁気記録手段から磁束を連続的に
出力し且つ複数の該光学加熱手段により同時或いは選択
的にサーボ領域を加熱し、サーボ領域に位置検出用の磁
気信号を記録することを特徴とするものである。
【0018】また、本発明の位置検出信号の記録装置
は、情報記録媒体の走行方向と略平行に延び、該走行方
向に順次配設された複数のデータブロックを夫々有する
複数のデータトラックを備え、シーク方向に並ぶ複数の
データブロックがデータ記録領域を形成し、隣接するデ
ータ記録領域間にサーボ領域が配設される、少なくとも
60℃以下が磁気的補償範囲である情報記録層を含む情
報記録媒体への位置検出信号記録装置であって、シーク
方向の軸がトラックピッチの1.5倍以上の磁気記録手
段と、該磁気記録手段から出力する磁束のデータパスを
有し、磁気記録手段からの磁束出力を制御する磁気制御
機構と情報記録層を加熱するための、照射スポット直径
がトラックピッチ以下の光学加熱手段であって、磁気記
録手段の走行方向に同位置に又は先行し、且つシーク方
向位置を相互間で異ならせて配置された複数の光学加熱
手段と、該光学加熱手段の光源と、該光学加熱手段の情
報記録媒体上での照射スポット直径及び/又は照射エネ
ルギーを制御するための光学制御機構とを有することを
特徴とするものである。
【0019】本発明の情報記録媒体は、情報記録媒体の
走行方向と略平行に延び、該走行方向に順次配設された
複数のデータブロックを夫々有する複数のデータトラッ
クを備え、シーク方向に並ぶ複数のデータブロックがデ
ータ記録領域を形成し、隣接するデータ記録領域間にサ
ーボ領域が配設される、少なくとも60℃以下が磁気的
補償範囲である情報記録層を含む情報記録媒体であっ
て、シーク方向の軸がトラックピッチの1.5倍以上の
磁気記録手段と、情報記録層を加熱するための、照射ス
ポット直径がトラックピッチ以下の光学加熱手段であっ
て、該磁気記録手段の走行方向に同位置に又は先行し、
且つシーク方向位置を相互間で異ならせて配置された複
数の光学加熱手段とを用い、該磁気記録手段から磁束を
連続的に出力し且つ複数の該光学加熱手段により同時或
いは選択的にサーボ領域を加熱することで、サーボ領域
に位置検出用の磁気信号が記録されてなることを特徴と
するものである。
【0020】本発明の情報記録装置は、情報記録媒体
と、該情報記録媒体の駆動手段と、情報記録/再生手段
と、該情報記録/再生手段をシーク方向に移動させる手
段とを有する情報記録装置であって、該情報記録媒体が
上記本発明の情報記録媒体であることを特徴とするもの
である。
【0021】本発明の別の情報記録装置は、情報記録媒
体の走行方向と略平行に延び、該走行方向に順次配設さ
れた複数のデータブロックを夫々有する複数のデータト
ラックを備え、シーク方向に並ぶ複数のデータブロック
がデータ記録領域を形成し、隣接するデータ記録領域間
にサーボ領域が配設される、少なくとも60℃以下が磁
気的補償範囲である情報記録層を含む情報記録媒体と、
該情報記録媒体の駆動手段と、情報記録/再生手段と、
該情報記録/再生手段をシーク方向に移動させる手段と
を有する情報記録装置であって、シーク方向の軸がトラ
ックピッチの1.5倍以上の磁気記録手段と、該磁気記
録手段から出力する磁束のデータパスを有し、磁気記録
手段からの磁束出力を制御する磁気制御機構と情報記録
層を加熱するための、照射スポット直径がトラックピッ
チ以下の光学加熱手段であって、磁気記録手段の走行方
向に同位置に又は先行し、且つシーク方向位置を相互間
で異ならせて配置された複数の光学加熱手段と、該光学
加熱手段の光源と、該光学加熱手段の情報記録媒体上で
の照射スポット直径及び/又は照射エネルギーを制御す
るための光学制御機構とを有することを特徴とするもの
である。
【0022】本発明のさらに別の情報記録装置は、少な
くとも一つの前記磁気記録手段と少なくとも二つの前記
光学加熱手段とを一つの情報記録/再生手段に有し、該
光学加熱手段が該磁気記録手段内又は近傍に、該シーク
方向にトラックピッチの(整数/2)倍の間隔を空けて
配設されてなることが好ましい。
【0023】なお、磁気的補償範囲とは磁気記録媒体の
磁気的特性(特に保磁力Hc)と磁気記録装置あるいは
位置検出信号記録装置のヘッドが発生する磁場とで決ま
る範囲であり、該ヘッド発生磁場に比べて該磁気記録媒
体の保磁力が十分高い範囲のことを言う。本発明におい
ては、通常、媒体が扱われる環境温度が磁気的補償範囲
である必要があり、少なくとも60℃以下が磁気的補償
範囲とする。例えば、情報記録層の磁気的補償点が60
℃を超えるものである。
【0024】情報記録媒体の走行方向とは、記録又は再
生用ヘッドに対する情報記録媒体の相対移動方向を言
う。光学加熱手段が磁気記録手段の走行方向に同位置に
又は先行する、とは、走行方向においては光学加熱手段
と磁気記録手段が同位置にあるか又は光学加熱手段の方
が先行する状態を言う。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して実施の形態
について説明する。図3(a)は実施の形態に係る位置
検出信号記録装置の全体構成を示す模式図、図3(b)
はスライダの底面図、図3(c)はそのアーム及びスラ
イダ部分の側面図である。
【0026】この位置検出信号記録装置は、シーク方向
の幅が少なくともトラックピッチの1.5倍以上の幅で
あるヘッドギャップを有するヘッド位置決め信号書き込
み用磁気ヘッド6と、該磁気ヘッド6に書き込み用信号
を転送するデータパス12と、位置決め信号を生成する
信号発生機20と、磁気記録媒体を加熱するための加熱
ヘッド5A,5Bと、加熱ヘッド5A,5Bの光源21
と、光源21から加熱ヘッド5A,5Bに光線を伝送す
るための光学手段22及び光線パス13と、加熱ヘッド
5A,5B及び、磁気ヘッド6をスイッチングする制御
回路23と、ヘッド部全体を駆動する駆動手段(この実
施の形態ではボイスコイルモータ11)とを備える。
【0027】制御回路23は、磁気ヘッド6からの磁束
出力を制御し、また、加熱ヘッド5A,5Bのディスク
7上での照射スポット直径及び照射エネルギーを制御す
る。
【0028】該磁気ヘッド6は、少なくとも記録用のイ
ンダクティブヘッドギャップを有し、必要に応じて記録
済み信号をベリファイプロセスで確認するための再生ヘ
ッドギャップとしてMR或いはGMR素子を有していて
もよい。これらは、スライダ9B及びジンバル9Aを介
してアーム10に接続されており、アーム10は、更に
ボイスコイルモータ11等の駆動手段に固着されてい
る。
【0029】また、スライダ9B内、或いは、アーム1
0の途中にもう1つ位置情報の高追従性ピエゾ素子のよ
うな微動制御可能な駆動手段が挿入されていてもよい。
これによりサーボの周波数帯域を上げることができ、ト
ラッキング精度が向上し、より狭トラックに適した駆動
手段が構成できるという利点がある。
【0030】スライダ9は、通常の場合、ヘッド位置決
め信号が書き込まれる磁気記録媒体7上に位置する。た
だし、実際に書き込み或いは読み込み過程にない場合に
は、磁気記録媒体7上から退避した磁気記録媒体7の外
周端付近の位置に保持されていてもよい。
【0031】該信号発生機20については、位置決めの
ために使用される種類の信号を生成できるものであれば
何でもよく特に限定されないが、磁気ヘッド6に直流磁
場を発生させるものや、同一周期の繰り返しである単純
なものを生成できるものであることが好ましい。具体的
には、高周波磁場を出力することで、より細かいサーボ
信号記録が出来るので好ましい。
【0032】加熱ヘッド5A,5Bは、信号書き込み部
を加熱するためのものであり、照射スポット直径がトラ
ックピッチ幅以下である。該加熱ヘッド5A,5Bは、
スライダに複数個(図示では2個)設けられている。こ
の加熱ヘッド5A,5Bは、磁気ヘッドのなるべく近
傍、或いは、磁気ヘッドギャップ内に組み込むように配
置されることが好ましく、磁気ヘッド6と一体の構成或
いは磁気ヘッド6と同一のスライダ9Bに設けられるの
が好ましいが、同一のアームに固着されていてもよい。
【0033】光学手段22については、その一部または
全てが加熱ヘッド近傍に設けられていることが好まし
い。その設置位置及び手段そのものに関して特に限定さ
れないが、光源をSHG(第2高調波発生機)、FHG
(第4高調波発生機)等で波長変換する手段、連続レー
ザをAOM、EOM等でパルス化する手段、スポット形
状を変えるためのシリンドリカルレンズ等の手段、スポ
ット径を変更するコリメータレンズ等の手段、光線を所
望のスポット径に絞り込む対物レンズ等の手段、光軸を
変えるためのミラーや各種光学フィルター等の手段、複
数の光学部品に光線を送信し、複数の照射スポットを得
るためのビームスプリッタ手段等で構成されている。光
源21についても限定されないが、Arレーザ、YAG
レーザ、炭酸ガスレーザ、半導体レーザ等が好適であ
る。パルス状のエネルギー或いは大きなエネルギーを得
るためにQスイッチレーザを用いてもよいし、複数の光
線をビームスプリッタ手段を使用せずに得るために複数
の光線を使ってもよい。
【0034】パルス幅やパルス間隔は、媒体に記録され
たサーボ信号の幅や間隔、書き込み時の線速度、レーザ
のパワー等に応じて選定すればよい。例えばパルス幅は
サーボ領域に配設される個々のサーボバーストの長さに
等しいか、熱のにじみを考え、それより短めにするとよ
い。間隔はサーボセクターの間隔に等しくするとよい。
【0035】該光学手段22と加熱ヘッド5A,5Bま
での光線パス13として、光ファイバー等軽くてフレキ
シブルな物を使用すると、アームが軽くでき、ヘッドの
位置制御を精密に行いやすく、また、構成が容易にな
る。
【0036】光学手段22には、位置決め信号のパター
ンに合わせて、磁気ヘッド6と複数個の加熱ヘッド5
A,5Bを個々にスイッチングできる制御回路23が接
続されている。
【0037】本発明においては、情報記録層として少な
くとも60℃以下が磁気的補償範囲である情報記録層を
有する情報記録媒体を対象としている。磁気的補償範囲
とは、保磁力が書き込み磁界に比べて十分高く保て、記
録が行われた範囲である。
【0038】例えば、磁気的補償点が60℃より高い温
度にある。ただし、磁気的補償点が300℃を超える
と、記録時に要する加熱温度が高くなりすぎ記録層が変
形するおそれがあるため、300℃以下が好ましい。
【0039】この情報記録層としては、例えばTbF
e、TbFeCo、TbCo、GdFeCo、DyTb
FeCo等の希土類と遷移金属との非晶質磁性膜、Mn
Bi、MnCuBi等の多結晶垂直磁化膜、Pt/Co
多層膜等が挙げられる。これらは単層であっても、2層
以上に重ねて用いてもよい。
【0040】本発明の情報記録媒体の代表的層構成とし
ては、基板上に軟磁性層、情報記録層、保護層、潤滑層
を形成してなる。基板はアルミノシリケート等のガラス
が用いられ、軟磁性層としてはNiFe等のパーマロイ
が用いられる。保護層としてはカーボン質からなる硬質
層が好ましい。潤滑層としてはフッ素系潤滑油を塗布後
100℃で1時間ほど焼成処理したもの等が挙げられ
る。
【0041】このサーボ信号(位置信号)記録装置を用
いてサーボ信号を記録する方法の具体例の一例を図1を
参照して説明する。
【0042】媒体(ディスク)上にデータトラック1が
同心円状に多数形成される。このデータトラック1の一
部を中断するようにサーボ領域3が設定され、このサー
ボ領域3にサーボ信号が記録されることによりサーボバ
ースト(サーボ信号パターン)4A,4B,4C,4D
が形成される。符号2はデータブロックを示す。
【0043】このサーボバースト4A,4B,4C,4
Dを記録するために、スライダ9B(図1では図示略)
には、シーク方向(トラック幅方向)の寸法がトラック
ピッチPの1.5倍以上である磁気ヘッド6が設けられ
ると共に、照射スポットのシーク方向(トラック幅方
向)の寸法がトラックピッチPよりも小さい加熱ヘッド
(光照射ヘッド)5A,5Bが設けられている。
【0044】この実施の形態にあっては、加熱ヘッド5
A,5Bはトラック幅方向において各々の中心がトラッ
クピッチPの半分だけ配置位置をずらして設けられてい
る。加熱ヘッド5A,5Bは走行方向にわずかに離隔し
て配置されている。
【0045】この加熱ヘッド5A,5Bによってディス
ク表面に光を照射すると、この光が照射された部分だけ
選択的に加熱されて昇温し、その部分の保磁力が低下し
て磁化反転可能となる。そのため、この昇温した部分を
含む一帯を磁気ヘッド6が通過すると、該磁気ヘッド6
からの磁束によって当該昇温部分のみが選択的に磁化反
転し、サーボ信号が磁気記録される。
【0046】具体的には、磁気ヘッド6をON(磁束出
力)状態としておいてスライダを矢印Y方向に相対移動
(実際にはディスクを回転)させる。
【0047】 加熱ヘッド5Aが(I)の位置に達し
たときに加熱ヘッド5AのみON(光照射)とし、サー
ボバースト4Aの書き込みを開始する。 次いで、加熱ヘッド5Bが(II)の位置に達したと
きに加熱ヘッド5BもONとし、サーボバースト4Bの
書き込みを開始する。 次いで、加熱ヘッド5Aが(II)の位置に達したな
らば加熱ヘッド5AをOFFとし、サーボバースト4A
の書き込みを終了し、 次いで、加熱ヘッド5Bが(III)の位置に達した
ならば加熱ヘッド5BをOFFとし、サーボバースト4
Bの書き込みを終了する。 次いで、スライダを1トラックピッチP分だけシー
ク方向に移動させ、上記〜と同様の手順にてサーボ
バースト4C,4Dを形成する。この場合、サーボバー
スト4Cを加熱ヘッド5Aの加熱により形成し、サーボ
バースト4Dを加熱ヘッド5Bの加熱により形成する。
当然ながら、サーボバースト4Cを形成するときには加
熱ヘッド5Aは(III)でONとし(IV)でOFFとさ
れ、サーボバースト4Dを形成するときには加熱ヘッド
5Bは(IV)でONとし(V)でOFFとされる。 次いで、スライダを1トラックピッチP分だけシー
ク方向に移動させ、上記〜の手順によりサーボバー
スト4A〜4Dを形成する。
【0048】この、の手順を繰り返すことによりすべ
てのサーボバースト4A〜4Dを形成する。
【0049】サーボ信号を記録する別の方法について図
2を参照して説明する。
【0050】この実施の形態においては、磁気ヘッド6
は図1の場合よりもシーク方向の長さが大きく、図2で
は磁気ヘッド6はトラックピッチPの3倍の長さとなっ
ている。加熱ヘッド5A,5Bは該磁気ヘッド6の長手
方向の両端側に配置されている。加熱ヘッド5A,5B
の中心間距離はトラックピッチPの2倍の長さとなって
いる。加熱ヘッド5A,5Bは、ディスク回転方向(走
行方向)の位置(位相)は同一となっている。その他の
構成は図1と同一である。
【0051】この図2では、第1のサーボバースト4A
〜4Dと第2のサーボバースト4A〜4Dとを並行して
同時に形成する。第1のサーボバースト4A〜4Dは加
熱ヘッド5Aを用いて形成され、第2のサーボバースト
4A〜4Dは加熱ヘッド5Bを用いて形成される。
【0052】具体的には、磁気ヘッド6をON状態とし
ておいてスライダを矢印Y方向に相対移動させる。
【0053】 加熱ヘッド5A,5Bが(I)の位置
に達したときに加熱ヘッド5A,5BをON(光照射)
とし、第1及び第2のサーボバースト4Aの書き込みを
開始する。
【0054】 次いで、加熱ヘッド5A,5Bが(I
I)の位置に達したときに加熱ヘッド5A,5BをOF
Fとし、図2の上側の第1のサーボバースト4Aと下側
の第2のサーボバースト4Aの書き込みを終了する。
【0055】 次いで、スライダを1/2トラックピ
ッチ0.5P分だけシーク方向に移動させ、上記,
と同様の手順にてサーボバースト4Bを形成する。この
場合、図2の上側の第1のサーボバースト4Bを加熱ヘ
ッド5Aの加熱により形成し、図2の下側の第2のサー
ボバースト4Bを加熱ヘッド5Bの加熱により形成す
る。当然ながら、これらのサーボバースト4Bを形成す
るときには加熱ヘッド5A,5Bは(II)でONとし
(III)でOFFとされる。
【0056】 同様の手順により第1及び第2のサー
ボバースト4Cを形成し、次いで第1及び第2のサーボ
バースト4Dを形成する。
【0057】 上記〜の後、スライダを5/2ト
ラックピッチ2.5P分だけシーク方向に移動させて
〜の手順を繰り返すことにより第1及び第2のサーボ
バースト4A〜4Dを次々と形成する。
【0058】上記の通り、図1では加熱ヘッド5A,5
Bのトラック幅方向における中心間距離はトラックピッ
チPの1倍であり、図2では3倍となっている。
【0059】本発明では、このように加熱ヘッドを該ト
ラックピッチの(整数/2)倍の間隔を置いて配置する
ことにより、トラックピッチ幅ほどの微小精密ヘッドの
作製が不要となる。また、制御アルゴリズムが構成し易
くなる。即ち、同一ヘッド位置で、複数個の照射スポッ
トを同時にON,OFFできるので、所望の照射スポッ
ト1個ごとに独立したトラッキング制御をすることな
く、複数のトラック用のサーボ信号を同時に書き込むこ
とが簡単となる。
【0060】加熱ヘッドの一方の端部についた照射部か
ら他方の端部の照射部までの照射スポット直径まで考慮
した幅よりも磁気ヘッドのギャップ幅を長く構成すると
無駄がなく効率的な処理が可能となる。即ち、全照射ス
ポットに対応した幅の磁気ヘッドが1個で構成されるの
で、照射スポットのスイッチングに合わせることなく、
磁気ヘッドのスイッチングができ、しかも、完全な同期
を取る必要がなくなる。
【0061】このように本方式を取ることによって、狭
トラック幅記録であっても磁気ヘッドは大きなギャップ
を持った物が使用可能になり、ヘッドが作りやすくな
る。また、加熱するための熱源の照射スポットは、波長
限界まで(近接場光学を使用すれば、波長限界以下ま
で)絞り込むことが可能であり、著しく狭いトラック幅
であってもサーボ信号を容易に書き込むことができる。
【0062】サーボ信号は、特に限定されないが、位置
決め信号に使われる一定のパターンの信号ならなんでも
よく、該信号の出力を積分及び二乗平均等の演算処理に
よって強度として取り出せる一定周期の高周波磁場信号
又は直流磁場信号が好適である。
【0063】このような位置検出信号記録装置を用いれ
ば、情報記録装置に組み込む前の情報記録媒体に対して
位置検出信号を記録することができ、精密な位置検出信
号を短時間で書き込むことができ高密度記録媒体を低コ
ストで製造することが可能となる。
【0064】本発明は、信号のトラック方向の間隔が狭
くなればなるほど有効となることから、高記録密度が期
待される垂直磁気記録媒体での位置検出信号書き込みに
は特に有効である。
【0065】また、情報記録装置の記録再生ヘッドとし
て上述の位置検出信号記録装置のスライダーを用いる構
成とすることもできる。この場合は、情報記録媒体を装
置に組み込んだ後に、該ヘッドにより位置検出信号を記
録することができる。
【0066】
【実施例】図3の全体構成を有する信号記録装置を用
い、図2に示す記録方法に従ってディスク媒体上にサー
ボ信号を記録した。
【0067】この媒体は、直径2.5インチのガラス基
板上に、Ni50Fe50を5000Å、その上にTb
20Fe68Co12を300Å、Crを20Å、更に
Cを50Åスパッタリングすることで構成したものであ
る。
【0068】光学系としては波長523nmのCWYA
Gレーザを用い、それをEOMにて、パルス幅1.8μ
secのパルスレーザ光に加工した。該パルスレーザ光
をビームスプリッターを使い、2本のレーザ光に分割し
た後、開口率0.95の対物レンズでスポット径0.7
μmまで絞り、使用した。この対物レンズは、書き込み
/再生ヘッドに固着されている。ただし、この時のスポ
ット径は、ピークパワーが1/eまで減衰する領域とし
た。
【0069】磁気ヘッド6としては、有効書き込みギャ
ップ幅が3.0μmのものを用いた。加熱ヘッド5A,
5Bはスライダに設けられたアパーチャに固定されてい
る。加熱ヘッド5A,5Bの中心間距離は2.0μmで
あり、磁気ディスク上での光スポットのシーク方向の長
さはそれぞれ1μmである。
【0070】加熱ヘッド5A,5Bを同時に作動させる
ことにより第1及び第2のサーボバースト4A,4Aを
形成し、次いでヘッドをシーク方向に0.5μm移動さ
せて第1及び第2のサーボバースト4B,4Bを形成
し、同様にこれを繰り返してサーボバースト4C,4C
及びサーボバースト4D,4Dを形成した。
【0071】次いでヘッドを2.5μmシーク方向に移
動させて全く同一手順によりサーボバースト4A〜4D
を形成し、これを繰り返してサーボ信号を記録(書き込
み)した。なお、この書き込みの間、磁気ヘッド6は常
にONとした。書き込み速度はCLVで15m/sとし
た。
【0072】このように第1及び第2のサーボバースト
4A〜4Dを2列並行して書き込むことにより、サーボ
バースト4A〜4Dを1列ずつ書き込む場合に比べてサ
ーボフォーマット時間が3/5で済んだ。
【0073】また、トラッキングの精度を評価するた
め、サーボ信号の再生波形を積分することにより、トラ
ッキングのリニアリティを求め、その標準偏差を求めた
ところ、標準偏差は0.010μmであり、短時間の書
き込みながら、0.1μmトラックをトラッキングする
に十分な精度のサーボ信号を書き込むことが可能である
ことが認められた。
【0074】
【発明の効果】以上の通り、本発明によると、情報記録
媒体への精密な位置検出信号記録を簡単且つ短時間で行
うことが可能となり、高密度の情報記録媒体及び大容量
の情報記録装置の製造コストを削減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態に係るサーボ信号の書き込み方法を
説明する説明図である。
【図2】実施の形態に係るサーボ信号の書き込み方法を
説明する説明図である。
【図3】実施の形態に係るサーボ信号の書き込み装置を
説明する説明図である。
【符号の説明】
1 データトラック 2 データブロック 3 サーボ領域 4A,4B,4C,4D サーボバースト 5A,5B 加熱ヘッド 6 磁気ヘッド 7 磁気記録媒体 8 スピンドルモータ(エンコーダ付き) 9 ヘッド(加熱、磁気一体型) 9A ジンバル 9B スライダ 10 アーム 11 ボイスコイルモータ 12 データパス 13 光線パス

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報記録媒体の走行方向と略平行に延
    び、該走行方向に順次配設された複数のデータブロック
    を夫々有する複数のデータトラックを備え、前記走行方
    向と直交する方向(以下、「シーク方向」という。)に
    並ぶ複数のデータブロックがデータ記録領域を形成し、
    隣接するデータ記録領域間に位置検出信号を記録するた
    めの領域(以下、「サーボ領域」という。)が配設され
    る、少なくとも60℃以下が磁気的補償範囲である情報
    記録層を含む情報記録媒体への位置検出信号記録方法で
    あって、 シーク方向の幅がトラックピッチの1.5倍以上の磁気
    記録手段と、 情報記録層を加熱するための、照射スポット直径がトラ
    ックピッチ以下の光学加熱手段であって、 該磁気記録手段の走行方向に同位置に又は先行し、且つ
    シーク方向位置を相互間で異ならせて配置された複数の
    光学加熱手段とを用い、 該磁気記録手段から磁束を連続的に出力し且つ複数の該
    光学加熱手段により同時或いは選択的にサーボ領域を加
    熱し、サーボ領域に位置検出用の磁気信号を記録するこ
    とを特徴とする位置検出信号記録方法。
  2. 【請求項2】 情報記録媒体の走行方向と略平行に延
    び、該走行方向に順次配設された複数のデータブロック
    を夫々有する複数のデータトラックを備え、シーク方向
    に並ぶ複数のデータブロックがデータ記録領域を形成
    し、隣接するデータ記録領域間にサーボ領域が配設され
    る、少なくとも60℃以下が磁気的補償範囲である情報
    記録層を含む情報記録媒体への位置検出信号記録装置で
    あって、 シーク方向の軸がトラックピッチの1.5倍以上の磁気
    記録手段と、 該磁気記録手段から出力する磁束のデータパスを有し、
    磁気記録手段からの磁束出力を制御する磁気制御機構と
    情報記録層を加熱するための、照射スポット直径がトラ
    ックピッチ以下の光学加熱手段であって、 磁気記録手段の走行方向に同位置に又は先行し、且つシ
    ーク方向位置を相互間で異ならせて配置された複数の光
    学加熱手段と、 該光学加熱手段の光源と、 該光学加熱手段の情報記録媒体上での照射スポット直径
    及び/又は照射エネルギーを制御するための光学制御機
    構とを有することを特徴とする位置検出信号記録装置。
  3. 【請求項3】 少なくとも一つの前記磁気記録手段と少
    なくとも二つの前記光学加熱手段とを一つの信号記録手
    段に有し、該光学加熱手段が該磁気記録手段内又は近傍
    に、シーク方向にトラックピッチの(整数/2)倍の間
    隔を空けて配設されてなる請求項2に記載の位置検出信
    号記録装置。
  4. 【請求項4】 情報記録媒体の走行方向と略平行に延
    び、該走行方向に順次配設された複数のデータブロック
    を夫々有する複数のデータトラックを備え、シーク方向
    に並ぶ複数のデータブロックがデータ記録領域を形成
    し、隣接するデータ記録領域間にサーボ領域が配設され
    る、少なくとも60℃以下が磁気的補償範囲である情報
    記録層を含む情報記録媒体であって、 シーク方向の軸がトラックピッチの1.5倍以上の磁気
    記録手段と、 情報記録層を加熱するための、照射スポット直径がトラ
    ックピッチ以下の光学加熱手段であって、 該磁気記録手段の走行方向に同位置に又は先行し、且つ
    シーク方向位置を相互間で異ならせて配置された複数の
    光学加熱手段とを用い、 該磁気記録手段から磁束を連続的に出力し且つ複数の該
    光学加熱手段により同時或いは選択的にサーボ領域を加
    熱することで、サーボ領域に位置検出用の磁気信号が記
    録されてなることを特徴とする情報記録媒体。
  5. 【請求項5】 情報記録層が垂直磁気記録層である請求
    項4に記載の情報記録媒体。
  6. 【請求項6】 情報記録媒体と、該情報記録媒体の駆動
    手段と、情報記録/再生手段と、該情報記録/再生手段
    をシーク方向に移動させる手段とを有する情報記録装置
    であって、該情報記録媒体が請求項4又は5に記載の情
    報記録媒体であることを特徴とする情報記録装置。
  7. 【請求項7】 情報記録媒体の走行方向と略平行に延
    び、該走行方向に順次配設された複数のデータブロック
    を夫々有する複数のデータトラックを備え、シーク方向
    に並ぶ複数のデータブロックがデータ記録領域を形成
    し、隣接するデータ記録領域間にサーボ領域が配設され
    る、少なくとも60℃以下が磁気的補償範囲である情報
    記録層を含む情報記録媒体と、該情報記録媒体の駆動手
    段と、情報記録/再生手段と、該情報記録/再生手段を
    シーク方向に移動させる手段とを有する情報記録装置で
    あって、 シーク方向の軸がトラックピッチの1.5倍以上の磁気
    記録手段と、 該磁気記録手段から出力する磁束のデータパスを有し、
    磁気記録手段からの磁束出力を制御する磁気制御機構と 情報記録層を加熱するための、照射スポット直径がトラ
    ックピッチ以下の光学加熱手段であって、 磁気記録手段の走行方向に同位置に又は先行し、且つシ
    ーク方向位置を相互間で異ならせて配置された複数の光
    学加熱手段と、 該光学加熱手段の光源と、 該光学加熱手段の情報記録媒体上での照射スポット直径
    及び/又は照射エネルギーを制御するための光学制御機
    構とを有することを特徴とする情報記録装置。
  8. 【請求項8】 少なくとも一つの前記磁気記録手段と少
    なくとも二つの前記光学加熱手段とを一つの情報記録/
    再生手段に有し、該光学加熱手段が該磁気記録手段内又
    は近傍に、該シーク方向にトラックピッチの(整数/
    2)倍の間隔を空けて配設されてなることを特徴とする
    請求項7に記載の情報記録装置。
JP2000020454A 2000-01-28 2000-01-28 位置検出信号の記録方法及び装置、情報記録媒体並びに情報記録装置 Pending JP2001216602A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000020454A JP2001216602A (ja) 2000-01-28 2000-01-28 位置検出信号の記録方法及び装置、情報記録媒体並びに情報記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000020454A JP2001216602A (ja) 2000-01-28 2000-01-28 位置検出信号の記録方法及び装置、情報記録媒体並びに情報記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001216602A true JP2001216602A (ja) 2001-08-10

Family

ID=18547012

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000020454A Pending JP2001216602A (ja) 2000-01-28 2000-01-28 位置検出信号の記録方法及び装置、情報記録媒体並びに情報記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001216602A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007114567A1 (en) * 2006-04-04 2007-10-11 Lg Electronics Inc. Data recording/reproducing method and apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007114567A1 (en) * 2006-04-04 2007-10-11 Lg Electronics Inc. Data recording/reproducing method and apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3807592B2 (ja) 記録再生ヘッドおよびそれを備えた記録再生装置
JPH11144218A (ja) 磁気記録再生装置
Cumpson et al. A hybrid recording method using thermally assisted writing and flux sensitive detection
KR100641459B1 (ko) 식별 정보를 자기 디스크 상에 인코딩하는 방법 및 장치
JP2002216403A (ja) 光磁気ディスクのアニール方法、及び光磁気ディスク
JP2004355739A (ja) 磁気記録装置
JP4880578B2 (ja) 情報記録媒体、磁気記録再生装置及び光記録再生装置
US9779770B1 (en) 3DMR media with multiple write field levels
US20010021076A1 (en) Composite magnetic head device, information recording device reproducing device adopting the same and recording medium
JP2001216602A (ja) 位置検出信号の記録方法及び装置、情報記録媒体並びに情報記録装置
JPS63276731A (ja) 光磁気記録媒体への書き込み方法
JP2556011B2 (ja) 磁気記録媒体
JP2007012226A (ja) 磁気情報記録方法、及び磁気情報記録装置
JP2001110001A (ja) 磁気記録装置
JP3617806B2 (ja) 熱アシスト磁気ヘッド及びそれを用いた熱アシスト磁気記録装置
JPH0568763B2 (ja)
JP4949313B2 (ja) 情報記録媒体、情報記録装置、情報記録方法、および該情報記録媒体の製造方法
JPH11191246A (ja) 情報記録媒体及びその製造方法
JP2010135024A (ja) 磁気記録媒体及び磁気記録方法
JP2009015945A (ja) 磁気ディスクおよび磁気ディスク装置
JPH11345467A (ja) ディスク記憶装置及び同装置に使用するディスク記憶媒体
JP2001084598A (ja) 光情報記録媒体
JP2000306283A (ja) 記録再生方法、記録再生装置及び光磁気ヘッド
JP2001184631A (ja) 磁気ディスク及びその製造方法、及び磁気ディスク装置
JP2000215401A (ja) 磁気記録再生装置及び磁気記録再生方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20051108

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20051129

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060704