JP2000250824A - ネットワークファクシミリ装置 - Google Patents

ネットワークファクシミリ装置

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JP2000250824A
JP2000250824A JP4961699A JP4961699A JP2000250824A JP 2000250824 A JP2000250824 A JP 2000250824A JP 4961699 A JP4961699 A JP 4961699A JP 4961699 A JP4961699 A JP 4961699A JP 2000250824 A JP2000250824 A JP 2000250824A
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network
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JP4961699A
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Makoto Tsuji
誠 辻
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信した電子メールの自装置にとっての意味
合いに応じた最適な処理を当該電子メールの受信後に行
えるネットワークファクシミリ装置を提供すること。 【解決手段】 受信した電子メールのメールヘッダ中の
送信先を示すフィールドを調査して自メールアドレスが
含まれるフィールドを特定し、その特定したフィールド
に応じて電子メール受信後の処理を切り換えることを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はネットワーク端末間
でデータの送受信が可能なネットワークに前記ネットワ
ーク端末のひとつとして接続されると共に公衆網に接続
され、前記公衆網を介した文書の通信機能と、前記ネッ
トワークを介した電文メールによる文書の通信機能とを
備えたネットワークファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ネットワークファクシミリ装置が
ネットワークを介した電子メールのやりとりのために使
用する電子メールシステムの場合、インターネット等に
おいて使用されるTCP/IP上でのSMTP(RFC
821)やMIME(RFC1521)による場合を例
にとると、電子メール本文には、RFC822やRFC
1522で規定された形式のメールヘッダが付加され
る。
【0003】メールヘッダを構成するフィールドのう
ち、送信先を指定するためのフィールドとしては、送信
先ユーザ名を示す「To:」フィールド、同報送信先ユ
ーザ名を示す「Cc(カーボンコピー):」フィール
ド、送信先に対して同報送信先を隠しつつ同報送信を行
う場合の同報送信先ユーザ名を示す「Bcc(ブライン
ドカーボンコピー):」フィールドがある。
【0004】「Bcc:」に指定した受信者のメールア
ドレスは、「To:」、「Cc:」に指定した受信者宛
の電子メールのヘッダとして通知されないため、通常
は、送信者が送信メールのコピーを保存しておきたい等
の場合に自分宛の「Bcc:」を書くという使い方がな
される。
【0005】そのように、自分宛として受信した電子メ
ールのヘッダにおいて、自分のメールアドレスが、「T
o:」、「Cc:」、「Bcc:」のうちのどのフィー
ルドに含まれているかによって、当該受信した電子メー
ルの受信者にとっての意味合いが異なったものとなる。
具体的には、例えば、自分のメールアドレスが「T
o:」フィールドに含まれていれば、送信元は、自分を
主たる送信先として電子メールを送信してきたことにな
り、また、自分のメールアドレスが「Cc:」フィール
ドに含まれていれば、送信元は、自分を主たる送信先と
してではなく、参考までに目を通してもらいたいという
程度の意識で電子メールを送信してきたことになり、ま
た、自分のメールアドレスが「Bcc:」フィールドに
含まれていれば、送信元は、自分自身で、誰かに送信し
た電子メールの控えを保存するために自分自身宛に送信
したことになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、受信した
電子メールの受信者にとっての意味合いは、自分のメー
ルアドレスが含まれるメールヘッダのフィールドに応じ
て変化するが、従来のネットワークファクシミリ装置に
おいては、電子メールにより受信した文書を一律に記録
紙に記録していたため、自分が主たる宛先でない、「C
c:」フィールドに自メールアドレスが含まれる電子メ
ールや、「Bcc:」フィールドに自メールアドレスが
含まれる控え用の電子メールとして受信した文書までも
が無条件に記録紙に記録されてしまい、記録紙を無駄に
消費してしまうという問題点があった。
【0007】本発明は係る事情に鑑みてなされたもので
あり、受信した電子メールの自装置にとっての意味合い
に応じた最適な処理を当該電子メールの受信後に行える
ネットワークファクシミリ装置を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載のネットワークファクシミリ装置
は、ネットワーク端末間でデータの送受信が可能なネッ
トワークに前記ネットワーク端末のひとつとして接続さ
れると共に公衆網に接続され、前記公衆網を介した文書
の通信機能と、前記ネットワークを介した電文メールに
よる文書の通信機能とを備えたネットワークファクシミ
リ装置において、受信した電子メールのメールヘッダ中
の送信先を示すフィールドを調査して自メールアドレス
が含まれるフィールドを特定する自アドレス格納フィー
ルド特定手段と、その自アドレス格納フィールド特定手
段が特定したフィールドに応じて電子メール受信後の処
理を切り換える処理切換手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0009】請求項2に記載のネットワークファクシミ
リ装置は、ネットワーク端末間でデータの送受信が可能
なネットワークに前記ネットワーク端末のひとつとして
接続されると共に公衆網に接続され、前記公衆網を介し
た文書の通信機能と、前記ネットワークを介した電文メ
ールによる文書の通信機能とを備えたネットワークファ
クシミリ装置において、各格納フィールドに対応する処
理内容を設定して格納フィールド別処理設定テーブルと
して記憶する格納フィールド別処理設定手段と、受信し
た電子メールのメールヘッダ中の送信先を示すフィール
ドを調査して自メールアドレスが含まれるフィールドを
特定する自アドレス格納フィールド特定手段と、その自
アドレス格納フィールド特定手段が特定したフィールド
と前記格納フィールド別処理設定テーブルとを照合し対
応して設定されている処理を行う処理切換手段とを備え
たことを特徴とする。
【0010】請求項3に記載のネットワークファクシミ
リ装置は、ネットワーク端末間でデータの送受信が可能
なネットワークに前記ネットワーク端末のひとつとして
接続されると共に公衆網に接続され、前記公衆網を介し
た文書の通信機能と、前記ネットワークを介した電文メ
ールによる文書の通信機能とを備えたネットワークファ
クシミリ装置において、各送信元メールアドレスのそれ
ぞれについて格納フィールド別設定テーブルを対応付け
て設定して送信元別処理設定テーブルとして記憶する送
信元別処理設定手段と、前記送信元別処理設定テーブル
において各送信元メールアドレスと対応付けられる、各
格納フィールドに対応する処理内容が設定された格納フ
ィールド別処理設定テーブルを記憶する格納フィールド
別処理設定手段と、受信した電子メール中のメールヘッ
ダの送信元メールアドレスを前記送信元別処理設定テー
ブルと照合して対応する格納フィールド別処理設定テー
ブルを特定するテーブル特定手段と、受信した電子メー
ルのメールヘッダ中の送信先を示すフィールドを調査し
て自メールアドレスが含まれるフィールドを特定する自
アドレス格納フィールド特定手段と、その自アドレス格
納フィールド特定手段が特定したフィールドと前記テー
ブル特定手段が特定した格納フィールド別設定テーブル
とを照合し対応して設定されている処理を行う処理切換
手段とを備えたことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0012】先ず、図1は、本発明の実施の形態に係る
ネットワークファクシミリ装置のネットワーク及び公衆
網への接続形態について示す図である。
【0013】同図において、ローカルエリアネットワー
クLANa側には、ワークステーション装置WSA1
(電子メールアドレス:wsa1@abc.co.jp)ないしWSA
n及びメールサーバ装置MSAと共にネットワークファ
クシミリ装置NFA(電子メールアドレス:ifaxa@abc.
co.jp)がLANaに接続される一方、ローカルエリア
ネットワークLANb側には、ワークステーション装置
WSB1(電子メールアドレス:wsb1@abc.co.jp)ない
しWSBn及びメールサーバ装置MSBと共にネットワ
ークファクシミリ装置NFB(電子メールアドレス:if
axb@xyz.co.jp)がLANbに接続される。また、LA
Na及びLANbは、それぞれルータ装置RA及びRB
を介してインターネットに接続され、ネットワークファ
クシミリ装置NFA及びNFBを含むLANaまたはL
ANb上のネットワーク端末は、TCP/IP上でSM
TPやMIMEプロトコルによる電子メールの送信を行
える。また、LANaやLANbの端末における電子メ
ールの受信は、POP(PostOffice Protocol)による
メールサーバ装置MSAまたはMSBへのアクセスによ
り行える。
【0014】また、ネットワークファクシミリ装置NF
A及びNFBは、PSTNまたはISDNの公衆網にも
接続され、公衆網を介したファクシミリ文書の送受信も
行える。
【0015】図2に、ネットワークファクシミリ装置N
FA及びNFBとなるネットワークファクシミリ装置N
Fのブロック構成を示す。
【0016】同図において、ネットワークファクシミリ
装置NFは、システム制御部2、ROM3、RAM4、
スキャナ5、プロッタ6、時計回路7、画像メモリ8、
操作表示部9、符号化復号化部10、LAN通信制御部
11、モデム12、網制御部13、及び、システムバス
14により構成されている。
【0017】システム制御部2は、ROM3に書き込ま
れた制御プログラムに従って、RAM4を作業領域とし
て使用しながら、装置各部を制御するマイクロコンピュ
ータである。
【0018】ROM3は、前述したように、システム制
御部2が上記装置各部を制御するための制御プログラム
が記憶されているリードオンリメモリである。RAM4
は、前述したようにシステム制御部2の作業領域として
使用されるランダムアクセスメモリである。なお、RA
M4は、図示しないバックアップ用回路によりバックア
ップされており、装置電源遮断時にも記憶内容は保持さ
れる。
【0019】スキャナ5は、3.85本/mm、7.7
本/mm、15.4本/mm等の所定の読み取り線密度
で原稿画像を読み取って画情報を得るためのものであ
る。プロッタ6は、受信した画情報を、その線密度に応
じて記録出力したり、スキャナ5で読み取った画情報
を、その線密度に応じて記録出力(コピー動作)するた
めのものである。
【0020】時計回路7は、現在時刻の計時を行う一
方、システム制御部2から設定された時定数をカウント
ダウンしてタイムアウトするとシステム制御部2にタイ
ムアウトしたことを通知する、タイマ動作を行うもので
ある。画像メモリ8は、スキャナ5で読み取った画情報
を、メモリ送信するために一時的にファイルとして蓄積
したり、受信した画情報を、プロッタ6により記録する
までファイルとして一時的に蓄積したりするための一時
的な記憶領域として使用されるものである。
【0021】操作表示部9は、宛先電話番号を指定する
ためのテンキー、スタートキー、ワンタッチダイヤルキ
ー、及び、その他各種キーが配設される一方、液晶表示
装置等の表示器を備え、ユーザに知らせるべき装置の動
作状態や、各種メッセージを表示するものである。
【0022】符号化復号化部10は、送信画像データ
を、G3ファクシミリに適合する、MH符号化方式、M
R符号化方式、MMR符号化方式等の所定の符号化方式
で符号化圧縮する一方、受信画像データをMH符号化方
式、MR符号化方式、MMR符号化方式等に対応する所
定の復号化方式で復号伸長するものである。
【0023】LAN通信制御部11は、LANaまたは
LANbにおけるTCP/IPプロトコルを制御して、
TCP/IP上でのSMTP、MIME、POPの各プ
ロトコルによる電子メールの送受信をシステム制御部2
が行えるようにするためのものである。モデム12は、
G3ファクシミリモデムで、網制御部13を介して公衆
網に送信するデータを変調する一方、網制御部13を介
して公衆網から受信した信号を復調するものである。ま
た、モデム12は、相手先番号に対応するDTMF信号
の送出も行う。
【0024】網制御部13は、回線に接続されて、回線
の極性反転の検出、回線の直流ループの閉結・解放や、
回線解放の検出、発信音の検出、ビジートーン等のトー
ン信号の検出、呼出信号の検出等の回線との接続制御
や、相手先番号に対応する選択信号の、20PPSまた
は10PPSのダイヤル回線に対応したダイヤルパルス
信号による送出を行うものである。システムバス14
は、上記各部がデータをやり取りするための信号ライン
である。
【0025】図3にMIME形式の受信電子メールの構
成例について示す。同図において、電子メールの本体
は、テキストパート部とMIMEエンコードデータを含
むバイナリパート部とにより構成され、また、本体に付
帯するメールヘッダ部には、送信先を示すフィールドが
含まれる。図3においては、「To:」フィールドが、
送信先を示すフィールドとして含まれているが、送信先
を示すフィールドは、送信元における送信先の指定形態
に応じて、「Cc:」または「Bcc:」フィールドで
ある場合もある。
【0026】次に、以上のように構成されるネットワー
クファクシミリ装置NFAに対してワークステーション
装置WSB1が電子メールにより文書を送信する場合に
ついて説明する。
【0027】先ず、ワークステーション装置WSB1に
おける電子メール送信処理手順について図4を参照して
説明する。
【0028】同図において、ワークステーション装置W
SB1において稼働する電子メールアプリケーションに
おいては、ユーザによる操作入力に応じて、メールアド
レスが入力される(処理101)。なお、処理101に
おいては、送信電子メールの主たる送信先として、ネッ
トワークファクシミリ装置NFBのメールアドレスが
「To:」フィールドに記述され、送信電子メールを参
考程度に見てもらいたい送信先として、ネットワークフ
ァクシミリ装置NFAのメールアドレスが「Cc:」フ
ィールドに記述されている。
【0029】そして、電子メールの本文となる文書を入
力して(処理102)、MIME形式の電子メールとし
て送信する(処理103)。処理103により送信され
た電子メールは、ネットワークファクシミリ装置NFA
及びNFBにより受信される。
【0030】一方、ネットワークファクシミリ装置NF
A側においては、図5に示す電子メール受信処理手順を
行う。
【0031】同図において、ネットワークファクシミリ
装置NFAは、POPサーバとしてのメールサーバ装置
MSAにPOPプロトコルにより接続し(処理20
1)、自機宛の電子メールの着信があるかを確認する
(処理202)。自機宛の電子メールの着信がない場合
は(判断202のNo)、POPサーバとの接続を断ち
(処理208)、処理を終了する。
【0032】自機宛の電子メールの着信がある場合は
(判断202のYes)、受信電子メールのヘッダ部に
おいて、自メールアドレス(ifaxa@abc.co.jp)が送信
先として格納されているフィールドが「To:」、「C
c:」または「Bcc:」のいずれのフィールドである
かを調査する(処理203)。
【0033】そして、図4における電子メール送信処理
手順により送信された電子メールを受信した場合等で、
自メールアドレスの格納されているフィールドが「T
o:」以外の「Cc:」または「Bcc:」である場合
(判断204のNo)、すなわち、自機を主たる送信先
として送信された文書でない場合は、電子メールとして
受信した文書をプロッタ6により記録紙に印字したりす
ることなく、破棄する、読み捨て処理を行い(処理20
5)、POPサーバとの接続を断ち(処理208)、処
理を終了する。
【0034】自メールアドレスの格納されているフィー
ルドが「To:」である場合(判断204のYes)、
すなわち、自機を主たる送信先として送信された文書で
ある場合は、受信した電子メールの本文中にMIME形
式のエンコードデータとして含まれる文書をデコード処
理し(処理206)、プロッタ6により記録紙に記録出
力し(処理207)、POPサーバとの接続を断ち(処
理208)、処理を終了する。
【0035】このように、自メールアドレスが格納され
ているフィールドに応じて受信電子メールに対する処理
を切り換えることで、自機を主たる送信宛先として送信
された文書のみを受信して記録紙に記録でき、それ以外
の受信文書は破棄できるため、記録紙の無駄に消費する
ことがない。
【0036】図5に示した電子メール受信処理手順で
は、自メールアドレスが格納されているフィールドに応
じた受信電子メールに対する処理の切り換えが固定的で
あったが、図6に示すような格納フィールド別処理設定
テーブル4aをRAM4に予め記憶した上で、図7に示
す電子メール受信処理手順を行うようにしてもい。な
お、図6に示す格納フィールド別処理設定テーブル4a
は、受信電文メールのヘッダ部において、自メールアド
レスが送信先として格納され得る「To:」、「C
c:」または「Bcc:」の各フィールドに対応して行
うべき処理を設定するテーブルでり、図においては、フ
ィールド「To:」には、受信電子メールをプロッタ6
により記録紙に記録出力する処理を示す処理「印字」が
対応付けられて設定されている。また、フィールド「C
c:」には、受信電子メールを他の端末に転送する処理
を示す処理「転送」が対応付けられて設定され、また、
併せて転送先のメールアドレス(wsa1@abc.co.jp)が対
応付けらて設定されている。また、フィールド「Bc
c:」には、受信電子メールをプロッタ6により記録紙
に記録出力する処理を示す処理「印字」が対応付けられ
て設定されている。
【0037】それらの設定は、ネットワークファクシミ
リ装置NFAにおいて操作表示部9からの対話的な操作
入力により各自メールアドレス格納フィールドに対応す
る処理を設定させることによりおこなってもよいし、他
のワークステーション装置において設定したテーブル
を、ネットワークファクシミリ装置NFAに転送し、そ
の転送されたテーブルをネットワークファクシミリ装置
NFAがLAN通信制御部11を介して受信してRAM
4に格納フィールド別処理設定テーブル4aとして記憶
するようにしてもよい。
【0038】次に図7に示すネットワークファクシミリ
装置NFAにおける電子メール受信処理手順について説
明する。
【0039】同図において、ネットワークファクシミリ
装置NFAは、POPサーバとしてのメールサーバ装置
MSAにPOPプロトコルにより接続し(処理30
1)、自機宛の電子メールの着信があるかを確認する
(処理302)。自機宛の電子メールの着信がない場合
は(判断302のNo)、POPサーバとの接続を断ち
(処理303)、処理を終了する。
【0040】自機宛の電子メールの着信がある場合は
(判断302のYes)、受信電子メールのヘッダ部に
おいて、自メールアドレス(ifaxa@abc.co.jp)が送信
先として格納されているフィールドが「To:」、「C
c:」または「Bcc:」のいずれのフィールドである
かを調査する(処理304)。
【0041】そして、処理304で調査した自メールア
ドレスの格納フィールドを、図6に示した格納フィール
ド別処理設定テーブル4aと照合し、対応する処理、す
なわち、「To:」または「Bcc:」であれば、処理
「印字」を、「Cc:」であれば、処理「転送」を実行
する(処理306)。
【0042】図8に処理「印字」の具体的な処理手順に
ついて示す。
【0043】同図において、受信した電子メールの本文
中にMIME形式のエンコードデータとして含まれる文
書をデコード処理し(処理401)、プロッタ6により
記録紙に記録出力し(処理402)、POPサーバとの
接続を断つ(処理403)。
【0044】また、図9に、処理「転送」の具体的な処
理手順について示す。
【0045】同図において、受信した電子メールの本文
中にMIME形式のエンコードデータとして含まれる文
書をデコード処理し(処理501)、POPサーバとの
接続を断ち(処理502)、格納フィールド別処理設定
テーブル4aに設定されている指定メールアドレス宛に
送信する(処理503)。なお、処理「転送」における
転送先は、メールアドレスのみならず、ファックス番号
により指定するようにしてもよく、その場合は、公衆網
を介して指定されたファックス番号に発呼して、電子メ
ールで受信した文書をファクシミリメッセージとして転
送先に送信する。
【0046】これにより、送信元における送信先の扱い
を反映している、受信電子メールにおける自メールアド
レスの格納フィールドごとに、当該受信電子メールに対
する処理を任意に設定できるため、電子メールとして受
信した文書を単に記録紙に印字するだけでなく、多様な
扱いが可能となり、受信電子メールの効率的に管理でき
るようになる。
【0047】図7に示した電子メール受信処理手順で
は、自メールアドレスが格納されているフィールドに応
じた受信電子メールに対する処理を任意に設定できた
が、更に、ネットワークファクシミリ装置NFAにとっ
ての送信元別に受信電子メールの意味合いが異なる場合
もあるため、図10に示すような送信元別処理設定テー
ブル4bをRAM4に予め記憶した上で、図11に示す
電子メール受信処理手順を行うようにしてもい。
【0048】なお、図10に示す送信元別処理設定テー
ブル4bは、受信電文メールのヘッダ部において、「F
rom:」フィールドに格納され得る送信元メールアド
レスと、格納フィールド別処理設定テーブルとを対応付
けたものである。各送信元メールアドレスに対応付けれ
る格納フィールド別処理設定テーブルの構成は、図6に
示したものと同様であり、自メールアドレスが送信先と
して格納され得る「To:」、「Cc:」または「Bc
c:」の各フィールドに対応して行うべき処理が設定さ
れたテーブルである。それらの格納フィールド別処理設
定テーブルは、送信元別処理設定テーブル4bに登録さ
れている送信元メールアドレスの数だけ、RAM4に記
憶されている。
【0049】送信元別処理設定テーブル及び、各送信元
メールアドレスに対応する格納フィールド別処理設定テ
ーブルの設定は、ネットワークファクシミリ装置NFA
において操作表示部9からの対話的な操作入力により各
送信元メールアドレスを設定すると共に、対応する格納
フィールド別処理設定テーブルの内容を設定させること
によりおこなってもよいし、他のワークステーション装
置において設定した各テーブルを、ネットワークファク
シミリ装置NFAに転送し、その転送された各テーブル
をネットワークファクシミリ装置NFAがLAN通信制
御部11を介して受信してRAM4に送信元別処理設定
テーブル4b及び各送信元に対応する格納フィールド別
処理設定テーブルとして記憶するようにしてもよい。
【0050】次に図11に示すネットワークファクシミ
リ装置NFAにおける電子メール受信処理手順について
説明する。
【0051】同図において、ネットワークファクシミリ
装置NFAは、POPサーバとしてのメールサーバ装置
MSAにPOPプロトコルにより接続し(処理60
1)、自機宛の電子メールの着信があるかを確認する
(処理602)。自機宛の電子メールの着信がない場合
は(判断602のNo)、POPサーバとの接続を断ち
(処理603)、処理を終了する。
【0052】自機宛の電子メールの着信がある場合は
(判断602のYes)、受信電子メールのヘッダ部に
おいて、自メールアドレス(ifaxa@abc.co.jp)が送信
先として格納されているフィールドが「To:」、「C
c:」または「Bcc:」のいずれのフィールドである
かを調査する(処理604)。また、受信電子メールの
ヘッダ部において、「From:」フィールドに格納さ
れている送信元メールアドレスを調査する(処理60
5)。
【0053】そして、図10に示した送信元別処理設定
テーブル4bにおいて、処理605で調査した送信元メ
ールアドレスに対応する格納フィールド別処理設定テー
ブルを特定し(処理606)、その特定した格納フィー
ルド別処理設定テーブルと、処理604で調査した自メ
ールアドレスの格納フィールドとを照合し(処理60
7)、対応する処理を実行する(処理608)。
【0054】これにより、送信元における送信先の扱い
を反映している、受信電子メールにおける自メールアド
レスの格納フィールドごとに、当該受信電子メールに対
する処理を任意に設定できるばかりでなく、送信元別に
当該受信電子メールに対する処理を任意に設定すること
ができ、受信電子メールの効率的に管理できるようにな
る。
【0055】なお、受信メールアドレスのヘッダ部にお
いて自メールアドレスが格納されているフィールドに応
じて切り換える処理としては、「印字」または「転送」
に限らず、「フロッピー(登録商標)ディスクへの格
納」、「表示部に表示」、「受信拒否」、「親展受信」
等の多様な処理が適用可能である。
【0056】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、 受信し
た電子メールのメールヘッダ中の送信先を示すフィール
ドを調査し、自メールアドレスが格納されているフィー
ルドに応じて、当該電子メール受信後の処理を切り換え
ることができるため、受信した電子メールの自装置にと
っての意味合いに応じた最適な処理を当該電子メールの
受信後に行うことが可能となる効果が得られる。
【0057】請求項2に係る発明によれば、 受信した
電子メールのメールヘッダ中の送信先を示すフィールド
を調査し、自メールアドレスが格納されているフィール
ドに応じて、当該電子メール受信後の処理を切り換える
ことができるばかりでなく、当該電子メール受信後に行
うべき処理を自メールアドレスの格納フィールドに応じ
て任意に設定できるため、ユーザの所望することろに応
じた処理を、受信した電子メールに対して行うことが可
能となる効果が得られる。
【0058】請求項3に係る発明によれば、 受信した
電子メールのメールヘッダ中の送信元メールアドレスに
対応する格納フィールド別処理設定テーブルを特定する
と共に、受信した電子メールのメールヘッダ中の送信先
を示すフィールドを調査し、自メールアドレスが格納さ
れているフィールドに、前記特定された格納フィールド
別処理設定テーブルにおいて対応する処理を、当該電子
メール受信後に行うことができるばかりでなく、当該電
子メール受信後に行うべき処理を送信元に応じて任意に
設定できるため、ユーザが各送信元ごとに所望する処理
を、受信した電子メールに対して行うことが可能となる
効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るネットワークファク
シミリ装置のネットワーク及び公衆網への接続形態につ
いて示す図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るネットワークファク
シミリ装置のブロック構成を示す図である。
【図3】電子メールの内容例について示す図である。
【図4】ワークステーション装置側における電子メール
送信処理手順について示すフローチャートである。
【図5】ネットワークファクシミリ装置側における電子
メール受信処理手順について示すフローチャートであ
る。
【図6】格納フィールド別処理設定テーブルについて示
す図である。
【図7】ネットワークファクシミリ装置側における電子
メール受信処理手順について示す、図5とは別のフロー
チャートである。
【図8】印字処理の具体的な処理手順について示すフロ
ーチャートである。
【図9】転送処理の具体的な処理手順について示すフロ
ーチャートである。
【図10】送信元別処理設定テーブルについて示す図で
ある。
【図11】ネットワークファクシミリ装置側における電
子メール受信処理手順について示す、図5または図7と
は別のフローチャートである。
【符号の説明】
NF、NFA、NFB ネットワークファクシミリ装置 MSA、MSB メールサーバ装置 WSA1、…、WSAn ワークステーション装置 WSB1、…、WSBn ワークステーション装置 RA、RB ルータ装置 LAN、LANa、LANb ローカルエリアネットワ
ーク 2 システム制御部 3 ROM 4 RAM 5 スキャナ 6 プロッタ 7 時計回路 8 画像メモリ 9 操作表示部 10 符号化復号化部 11 LAN通信制御部 12 モデム 13 網制御部 14 システムバス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B089 GA26 GB01 HA01 JA31 JB01 JB22 JB24 KA13 KB06 KC15 KC23 KC34 5C062 AA02 AA16 AA25 AA29 AA30 AA35 AB22 AB23 AB38 AB42 AB46 AC04 AC28 AC41 AC43 AC58 AE15 AF00 AF02 BA00 BC01 5K030 HA05 HC01 HC14 HD03 HD08 JT05

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ネットワーク端末間でデータの送受信が
    可能なネットワークに前記ネットワーク端末のひとつと
    して接続されると共に公衆網に接続され、前記公衆網を
    介した文書の通信機能と、前記ネットワークを介した電
    文メールによる文書の通信機能とを備えたネットワーク
    ファクシミリ装置において、 受信した電子メールのメールヘッダ中の送信先を示すフ
    ィールドを調査して自メールアドレスが含まれるフィー
    ルドを特定する自アドレス格納フィールド特定手段と、
    その自アドレス格納フィールド特定手段が特定したフィ
    ールドに応じて電子メール受信後の処理を切り換える処
    理切換手段とを備えたことを特徴とするネットワークフ
    ァクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 ネットワーク端末間でデータの送受信が
    可能なネットワークに前記ネットワーク端末のひとつと
    して接続されると共に公衆網に接続され、前記公衆網を
    介した文書の通信機能と、前記ネットワークを介した電
    文メールによる文書の通信機能とを備えたネットワーク
    ファクシミリ装置において、 各格納フィールドに対応する処理内容を設定して格納フ
    ィールド別処理設定テーブルとして記憶する格納フィー
    ルド別処理設定手段と、受信した電子メールのメールヘ
    ッダ中の送信先を示すフィールドを調査して自メールア
    ドレスが含まれるフィールドを特定する自アドレス格納
    フィールド特定手段と、その自アドレス格納フィールド
    特定手段が特定したフィールドと前記格納フィールド別
    処理設定テーブルとを照合し対応して設定されている処
    理を行う処理切換手段とを備えたことを特徴とするネッ
    トワークファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 ネットワーク端末間でデータの送受信が
    可能なネットワークに前記ネットワーク端末のひとつと
    して接続されると共に公衆網に接続され、前記公衆網を
    介した文書の通信機能と、前記ネットワークを介した電
    文メールによる文書の通信機能とを備えたネットワーク
    ファクシミリ装置において、 各送信元メールアドレスのそれぞれについて格納フィー
    ルド別設定テーブルを対応付けて設定して送信元別処理
    設定テーブルとして記憶する送信元別処理設定手段と、
    前記送信元別処理設定テーブルにおいて各送信元メール
    アドレスと対応付けられる、各格納フィールドに対応す
    る処理内容が設定された格納フィールド別処理設定テー
    ブルを記憶する格納フィールド別処理設定手段と、受信
    した電子メール中のメールヘッダの送信元メールアドレ
    スを前記送信元別処理設定テーブルと照合して対応する
    格納フィールド別処理設定テーブルを特定するテーブル
    特定手段と、受信した電子メールのメールヘッダ中の送
    信先を示すフィールドを調査して自メールアドレスが含
    まれるフィールドを特定する自アドレス格納フィールド
    特定手段と、その自アドレス格納フィールド特定手段が
    特定したフィールドと前記テーブル特定手段が特定した
    格納フィールド別設定テーブルとを照合し対応して設定
    されている処理を行う処理切換手段とを備えたことを特
    徴とするネットワークファクシミリ装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003158636A (ja) * 2001-11-22 2003-05-30 Canon Inc 画像通信装置
JP2013257613A (ja) * 2012-06-11 2013-12-26 Seiko Epson Corp 電子メール処理システムおよび電子メール処理方法

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