JP2000250297A - 現像装置 - Google Patents
現像装置Info
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- JP2000250297A JP2000250297A JP4817399A JP4817399A JP2000250297A JP 2000250297 A JP2000250297 A JP 2000250297A JP 4817399 A JP4817399 A JP 4817399A JP 4817399 A JP4817399 A JP 4817399A JP 2000250297 A JP2000250297 A JP 2000250297A
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- gear
- roller
- developing device
- developing
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 現像ローラに必要以上のトナー層が堆積する
ことによる画質不良の防止のため、印字時以外のトナー
撹拌時には現像ローラが回転せず、印字時のみに現像ロ
ーラが回転する現像装置を提供する。 【解決手段】 現像剤が収容されたホッパ62と、前記
ホッパ62内に回転自在に軸支された現像剤の撹拌部材
(アジテータ63)と、前記ホッパ62に隣接して回転
自在に配設された現像ローラ64と、前記現像ローラ6
4の表面を圧接するブレード66と、前記撹拌部材と前
記現像ローラ64を輪列71,72,73を介して駆動
する可逆回転可能な駆動モータ65と、から構成され、
前記輪列71,72,73は、前記駆動モータ65によ
り印字時と印字時以外には異なる方向で回転駆動され、
前記現像ローラ64は、前記輪列との間に介在するワン
ウエイクラッチ80により印字時のみ回転駆動される構
成とした。
ことによる画質不良の防止のため、印字時以外のトナー
撹拌時には現像ローラが回転せず、印字時のみに現像ロ
ーラが回転する現像装置を提供する。 【解決手段】 現像剤が収容されたホッパ62と、前記
ホッパ62内に回転自在に軸支された現像剤の撹拌部材
(アジテータ63)と、前記ホッパ62に隣接して回転
自在に配設された現像ローラ64と、前記現像ローラ6
4の表面を圧接するブレード66と、前記撹拌部材と前
記現像ローラ64を輪列71,72,73を介して駆動
する可逆回転可能な駆動モータ65と、から構成され、
前記輪列71,72,73は、前記駆動モータ65によ
り印字時と印字時以外には異なる方向で回転駆動され、
前記現像ローラ64は、前記輪列との間に介在するワン
ウエイクラッチ80により印字時のみ回転駆動される構
成とした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真技術を用
いて画像を形成するプロッタ、プリンタ、複写機等の画
像形成装置に用いられる現像装置に関する。
いて画像を形成するプロッタ、プリンタ、複写機等の画
像形成装置に用いられる現像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、電子写真技術を用いた画像形成
装置は、外周面に感光層を有する感光体と、この感光体
の外周面を一様に帯電させる帯電手段と、この帯電手段
により一様に帯電させられた外周面を選択的に露光して
静電潜像を形成する露光手段と、この露光手段により形
成された静電潜像に現像剤であるトナーを付着して可視
像とする現像手段と、この現像手段により現像された可
視像を用紙等の転写媒体に転写させる転写手段と、転写
された可視像を用紙等に固着させる定着手段と、から構
成されている。
装置は、外周面に感光層を有する感光体と、この感光体
の外周面を一様に帯電させる帯電手段と、この帯電手段
により一様に帯電させられた外周面を選択的に露光して
静電潜像を形成する露光手段と、この露光手段により形
成された静電潜像に現像剤であるトナーを付着して可視
像とする現像手段と、この現像手段により現像された可
視像を用紙等の転写媒体に転写させる転写手段と、転写
された可視像を用紙等に固着させる定着手段と、から構
成されている。
【0003】この画像形成装置における現像手段の従来
例を図7に示す。同図において、現像手段である現像装
置100は、輪列101を駆動するモータ102と、こ
の輪列101に回転可能に軸支されホッパー103内の
トナーを撹拌するアジテータ104と、輪列101に回
転可能に軸支された現像ローラ105と、この現像ロー
ラ105のスリーブに均一なトナー層と帯電量を形成さ
せるために一定の圧力で圧接するブレード106と、か
ら構成されている。そして、この画像形成装置の電源ス
イッチが入れられると、ホッパー103内の現像剤の流
動性を確保するためにモータ102が回転してアジテー
タ104を動作させてトナーを撹拌し、同時に、輪列1
01により現像ローラ105も回転してトナーがスリー
ブに付着するようになっている。
例を図7に示す。同図において、現像手段である現像装
置100は、輪列101を駆動するモータ102と、こ
の輪列101に回転可能に軸支されホッパー103内の
トナーを撹拌するアジテータ104と、輪列101に回
転可能に軸支された現像ローラ105と、この現像ロー
ラ105のスリーブに均一なトナー層と帯電量を形成さ
せるために一定の圧力で圧接するブレード106と、か
ら構成されている。そして、この画像形成装置の電源ス
イッチが入れられると、ホッパー103内の現像剤の流
動性を確保するためにモータ102が回転してアジテー
タ104を動作させてトナーを撹拌し、同時に、輪列1
01により現像ローラ105も回転してトナーがスリー
ブに付着するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の現像装置100においては、画像形成装置の電
源スイッチが入れられると、トナーを撹拌するするため
にモータ102が始動して輪列101が回転するように
構成されており、この輪列101により、現像ローラ1
05も強制的に回転するようになっていた。そのため、
トナー撹拌時には現像ローラ105のスリーブに付着し
たトナーがブレード106により圧接されてスリーブの
表面に圧着され、当該トナーは消費されることなく現像
ローラ105の回転により繰り返されるので、当該トナ
ーの劣化によりスリーブ表面のトナー層が厚くなって堆
積し帯電不良を発生させるので、画質不良の原因となっ
ていた。
た従来の現像装置100においては、画像形成装置の電
源スイッチが入れられると、トナーを撹拌するするため
にモータ102が始動して輪列101が回転するように
構成されており、この輪列101により、現像ローラ1
05も強制的に回転するようになっていた。そのため、
トナー撹拌時には現像ローラ105のスリーブに付着し
たトナーがブレード106により圧接されてスリーブの
表面に圧着され、当該トナーは消費されることなく現像
ローラ105の回転により繰り返されるので、当該トナ
ーの劣化によりスリーブ表面のトナー層が厚くなって堆
積し帯電不良を発生させるので、画質不良の原因となっ
ていた。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、現像ローラに必要以上のト0ナー層が堆積する
ことによる画質不良を防止するために、印字時以外のト
ナー撹拌時には現像ローラが回転せず、印字時のみに現
像ローラが回転する現像装置を提供するものである。
もので、現像ローラに必要以上のト0ナー層が堆積する
ことによる画質不良を防止するために、印字時以外のト
ナー撹拌時には現像ローラが回転せず、印字時のみに現
像ローラが回転する現像装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、画像形成装置に用いられる現像装置であ
って、現像剤が収容されたホッパと、前記ホッパ内に回
転自在に軸支された現像剤の撹拌部材と、前記ホッパに
隣接して回転自在に配設された現像ローラと、前記現像
ローラの表面を圧接するブレードと、前記撹拌部材と前
記現像ローラを輪列を介して駆動する可逆回転可能な駆
動モータと、から構成され、前記輪列は、前記駆動モー
タにより印字時と印字時以外には異なる方向で回転駆動
され、前記現像ローラは、前記輪列との間に介在するワ
ンウエイクラッチにより印字時のみ回転駆動されること
を特徴とするものである。この構成によれば、前記現像
ローラは、印字時以外の現像剤撹拌時には不必要な回転
がなくなり、現像ローラの表面に不必要な現像剤が付着
されない。
め、本発明は、画像形成装置に用いられる現像装置であ
って、現像剤が収容されたホッパと、前記ホッパ内に回
転自在に軸支された現像剤の撹拌部材と、前記ホッパに
隣接して回転自在に配設された現像ローラと、前記現像
ローラの表面を圧接するブレードと、前記撹拌部材と前
記現像ローラを輪列を介して駆動する可逆回転可能な駆
動モータと、から構成され、前記輪列は、前記駆動モー
タにより印字時と印字時以外には異なる方向で回転駆動
され、前記現像ローラは、前記輪列との間に介在するワ
ンウエイクラッチにより印字時のみ回転駆動されること
を特徴とするものである。この構成によれば、前記現像
ローラは、印字時以外の現像剤撹拌時には不必要な回転
がなくなり、現像ローラの表面に不必要な現像剤が付着
されない。
【0007】また、前記輪列は、前記モータに取り付け
られたモータギヤと、前記モータギヤに歯合する第1の
アイドルギヤと、前記第1のアイドルギヤに歯合する第
2のアイドルギヤと、前記第1のアイドルギヤと歯合し
前記撹拌部材を駆動するアジテータギヤと、前記第2の
アイドルギヤと歯合し前記現像ローラを駆動するマグロ
ールギヤとからなり、前記現像ローラは、前記マグロー
ルギヤとの間にワンウエイクラッチを介して駆動され、
一方向のみに回転することを特徴とするものである。こ
の構成によれば、前記現像ローラは、回転が必要な印字
時のみに前記モータギヤから前記マグロールギヤを介し
て回転が伝達されて一方向のみに回転することができ
る。
られたモータギヤと、前記モータギヤに歯合する第1の
アイドルギヤと、前記第1のアイドルギヤに歯合する第
2のアイドルギヤと、前記第1のアイドルギヤと歯合し
前記撹拌部材を駆動するアジテータギヤと、前記第2の
アイドルギヤと歯合し前記現像ローラを駆動するマグロ
ールギヤとからなり、前記現像ローラは、前記マグロー
ルギヤとの間にワンウエイクラッチを介して駆動され、
一方向のみに回転することを特徴とするものである。こ
の構成によれば、前記現像ローラは、回転が必要な印字
時のみに前記モータギヤから前記マグロールギヤを介し
て回転が伝達されて一方向のみに回転することができ
る。
【0008】さらに、前記ワンウエイクラッチは、前記
現像ローラのシャフトの先端に備えられたクラッチイン
ナと、前記マグロールギヤに形成されたクラッチアウタ
とからなり、前記クラッチインナは、クラッチドラムの
周上に形成された複数の切欠部と、前記切欠部に嵌入さ
れたローラと、前記切欠部内で前記ローラを圧接するコ
イルスプリングと、から構成されていることを特徴とす
るものである。この構成によれば、部品点数が少なく簡
単な構造で小型のワンウエイクラッチを構成することが
可能となる。
現像ローラのシャフトの先端に備えられたクラッチイン
ナと、前記マグロールギヤに形成されたクラッチアウタ
とからなり、前記クラッチインナは、クラッチドラムの
周上に形成された複数の切欠部と、前記切欠部に嵌入さ
れたローラと、前記切欠部内で前記ローラを圧接するコ
イルスプリングと、から構成されていることを特徴とす
るものである。この構成によれば、部品点数が少なく簡
単な構造で小型のワンウエイクラッチを構成することが
可能となる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る現像装置の実
施の形態を図に基づいて説明する。図1は、本発明の現
像装置を用いた画像形成装置の全体構成を示す模式図、
図2は、図1の画像形成装置の制御ユニットの構成を示
すブロック図、図3は、本発明の現像装置を示す正面図
及び側面図、図4は、図3の現像装置のワンウエイクラ
ッチの構成を示す分解斜視図、図5は、図4のワンウエ
イクラッチの動作を示す説明図、図5は、図3の現像装
置の動作を示す説明図である。なお、従来例と同一部材
には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
施の形態を図に基づいて説明する。図1は、本発明の現
像装置を用いた画像形成装置の全体構成を示す模式図、
図2は、図1の画像形成装置の制御ユニットの構成を示
すブロック図、図3は、本発明の現像装置を示す正面図
及び側面図、図4は、図3の現像装置のワンウエイクラ
ッチの構成を示す分解斜視図、図5は、図4のワンウエ
イクラッチの動作を示す説明図、図5は、図3の現像装
置の動作を示す説明図である。なお、従来例と同一部材
には同一符号を付して詳細な説明を省略する。
【0010】先ず、本発明に係る現像装置を用いた画像
形成装置の概要について説明を行い、次いで現像装置を
詳しく説明する。画像形成装置であるプロッタAは、図
1に示すように、フレーム本体1の内部に給紙ユニット
10、中間転写ユニット20、感光体ユニット30、定
着ユニット40、制御ユニット50、および現像装置6
0を備えたものである。
形成装置の概要について説明を行い、次いで現像装置を
詳しく説明する。画像形成装置であるプロッタAは、図
1に示すように、フレーム本体1の内部に給紙ユニット
10、中間転写ユニット20、感光体ユニット30、定
着ユニット40、制御ユニット50、および現像装置6
0を備えたものである。
【0011】フレーム本体1は、板金等から形成された
筐体であり、内部は前記各ユニットを収容可能に区画さ
れており、上部にはこのプロッタAを操作するための操
作パネル2が設けられ、所望の操作ができるように構成
されている。そして、フレーム本体1の下部には移動用
のキャスタ3が取付けられており、プロッタAを簡単に
移動できるようになっている。
筐体であり、内部は前記各ユニットを収容可能に区画さ
れており、上部にはこのプロッタAを操作するための操
作パネル2が設けられ、所望の操作ができるように構成
されている。そして、フレーム本体1の下部には移動用
のキャスタ3が取付けられており、プロッタAを簡単に
移動できるようになっている。
【0012】このフレーム本体1に収容された給紙ユニ
ット10は、2つのロール給紙部11,12と、カット
紙を積層したカット給紙部13とを備えたもので、ロー
ル紙とカット紙の供給を切換えができるように、ロール
給紙部11とカット給紙部13の間にロータリカッタ等
の用紙カッタ部14が設けられている。この給紙ユニッ
ト10によりロール状又はカットされた状態の用紙P
が、中間転写ユニット20に送られるものである。
ット10は、2つのロール給紙部11,12と、カット
紙を積層したカット給紙部13とを備えたもので、ロー
ル紙とカット紙の供給を切換えができるように、ロール
給紙部11とカット給紙部13の間にロータリカッタ等
の用紙カッタ部14が設けられている。この給紙ユニッ
ト10によりロール状又はカットされた状態の用紙P
が、中間転写ユニット20に送られるものである。
【0013】中間転写ユニット20は、転写器21と分
離器22から構成されている。転写器21は、後述する
感光体ユニット30の感光ドラム31にクーロン力で付
着しているトナーをクーロン力に逆らって用紙Pに移動
させるもので、転写器21側より用紙Pにコロナ放電し
て用紙Pを帯電させ、感光ドラム31との間に生じた電
界によるクーロン力によりトナーを用紙Pに移動させて
いる。
離器22から構成されている。転写器21は、後述する
感光体ユニット30の感光ドラム31にクーロン力で付
着しているトナーをクーロン力に逆らって用紙Pに移動
させるもので、転写器21側より用紙Pにコロナ放電し
て用紙Pを帯電させ、感光ドラム31との間に生じた電
界によるクーロン力によりトナーを用紙Pに移動させて
いる。
【0014】分離器22は、用紙Pが転写器21により
帯電して感光ドラム31の表面に吸着されるので、用紙
Pと感光ドラム31の静電吸着力を取り除くことによ
り、用紙Pを感光ドラム31から分離するものである。
そのためにACコロナ放電を行い電荷を消滅させてい
る。そして感光ドラム31から分離された用紙Pは、サ
クションフィーダ23により定着ユニット40に送られ
る。
帯電して感光ドラム31の表面に吸着されるので、用紙
Pと感光ドラム31の静電吸着力を取り除くことによ
り、用紙Pを感光ドラム31から分離するものである。
そのためにACコロナ放電を行い電荷を消滅させてい
る。そして感光ドラム31から分離された用紙Pは、サ
クションフィーダ23により定着ユニット40に送られ
る。
【0015】また、用紙Pにトナー像を形成する感光体
ユニット30は、感光用の感光ドラム31と、LEDヘ
ッド32と、帯電器33と、除電器34と、クリーナ3
5とから構成されている。感光ドラム31は、OPC系
(有機光導電体)材料から形成された円筒ドラムであ
り、図示しないシャフトにより回転自在に軸支されてい
る。この感光ドラム31は、現像装置60からトナーの
供給を受け感光ドラム31に形成した静電潜像にトナー
を付着させ、このトナーを用紙Pに転写するものであ
る。LEDヘッド32は、感光ドラム31に潜像形成の
ために光照射を行うものであり、光源となるLEDアレ
イや、このLEDアレイから発光を感光ドラム31の表
面に集光するためのガラスファイバレンズや、LEDア
レイから感光ドラム31までの距離を調整する光路長自
動補正機能装置等を有している。これらの機能装置によ
り、帯電器33により一様に帯電された感光ドラム31
の表面にLEDアレイから光が照射された箇所が露光さ
れて潜像となり、この潜像部分に現像装置60からの転
送されたトナーが付着して現像されるものである。
ユニット30は、感光用の感光ドラム31と、LEDヘ
ッド32と、帯電器33と、除電器34と、クリーナ3
5とから構成されている。感光ドラム31は、OPC系
(有機光導電体)材料から形成された円筒ドラムであ
り、図示しないシャフトにより回転自在に軸支されてい
る。この感光ドラム31は、現像装置60からトナーの
供給を受け感光ドラム31に形成した静電潜像にトナー
を付着させ、このトナーを用紙Pに転写するものであ
る。LEDヘッド32は、感光ドラム31に潜像形成の
ために光照射を行うものであり、光源となるLEDアレ
イや、このLEDアレイから発光を感光ドラム31の表
面に集光するためのガラスファイバレンズや、LEDア
レイから感光ドラム31までの距離を調整する光路長自
動補正機能装置等を有している。これらの機能装置によ
り、帯電器33により一様に帯電された感光ドラム31
の表面にLEDアレイから光が照射された箇所が露光さ
れて潜像となり、この潜像部分に現像装置60からの転
送されたトナーが付着して現像されるものである。
【0016】また、感光ドラム31の表面を均一に帯電
させる帯電器33は、コロナ放電を利用して行うもの
で、電極用のワイヤーと感光ドラム31の間に制御用の
グリッドが設けられたものである。除電器34は、クリ
ーナ35で感光ドラム31の表面をクリーニングした後
に、感光ドラム31の表面に残って残留電荷を除電する
ものである。クリーナ35は、現像が終了した後に感光
ドラム31の表面に残留したトナーをクリーニングする
ものである。このように構成された感光体ユニット30
により、用紙Pに所望の画像や文字が転写され、定着ユ
ニット40に送られる。
させる帯電器33は、コロナ放電を利用して行うもの
で、電極用のワイヤーと感光ドラム31の間に制御用の
グリッドが設けられたものである。除電器34は、クリ
ーナ35で感光ドラム31の表面をクリーニングした後
に、感光ドラム31の表面に残って残留電荷を除電する
ものである。クリーナ35は、現像が終了した後に感光
ドラム31の表面に残留したトナーをクリーニングする
ものである。このように構成された感光体ユニット30
により、用紙Pに所望の画像や文字が転写され、定着ユ
ニット40に送られる。
【0017】定着ユニット40は、用紙Pに転写された
画像や文字を加熱圧着して定着するもので、ヒートロー
ラ41とバックアップローラ42から構成されている。
ヒートローラ41は用紙Pを加熱するもので、アルミ製
の中空のローラで形成され、内部には加熱用のハロゲン
ランプを備えており、ローラの表面はトナーとの離型性
を向上するためにテフロン(登録商標)等の樹脂でコー
ティングされている。バックアップローラ42は、下側
から用紙Pをヒートローラ41に圧着するもので、金属
製のローラを熱硬化型で耐油性、耐候性、圧縮復元性の
良いシリコンゴムで覆っている。
画像や文字を加熱圧着して定着するもので、ヒートロー
ラ41とバックアップローラ42から構成されている。
ヒートローラ41は用紙Pを加熱するもので、アルミ製
の中空のローラで形成され、内部には加熱用のハロゲン
ランプを備えており、ローラの表面はトナーとの離型性
を向上するためにテフロン(登録商標)等の樹脂でコー
ティングされている。バックアップローラ42は、下側
から用紙Pをヒートローラ41に圧着するもので、金属
製のローラを熱硬化型で耐油性、耐候性、圧縮復元性の
良いシリコンゴムで覆っている。
【0018】これらのユニットをコントロールする制御
ユニット50は、図2に示すように、メインコントロー
ラ51と、エンジンコントローラ52とから構成されて
いる。メインコントローラ51は、図示しないホストコ
ンピュータ(パーソナルコンピュータ等)とのインター
フェースを備え、ホストコンピュータや操作パネル2か
ら入力される指令内容をエンジンコントローラ52に指
示するものである。エンジンコントローラ52は、図示
しないメモリーとドライバを備えて各種の動作をコント
ロールするもので、クラッチ/ソレノイド類53、セン
サー類54、モータ類55の動作、及び高圧電源56を
経由して現像ローラ64、帯電器33、転写器21、分
離器22の動作をメインコントローラ51の指示内容に
従ってコントロールするものである。なお、これらの装
置には、DC電源57から電力が供給され、LEDヘッ
ド32と定着ユニット40は、エンジンコントローラ5
2を介在せずに動作する。
ユニット50は、図2に示すように、メインコントロー
ラ51と、エンジンコントローラ52とから構成されて
いる。メインコントローラ51は、図示しないホストコ
ンピュータ(パーソナルコンピュータ等)とのインター
フェースを備え、ホストコンピュータや操作パネル2か
ら入力される指令内容をエンジンコントローラ52に指
示するものである。エンジンコントローラ52は、図示
しないメモリーとドライバを備えて各種の動作をコント
ロールするもので、クラッチ/ソレノイド類53、セン
サー類54、モータ類55の動作、及び高圧電源56を
経由して現像ローラ64、帯電器33、転写器21、分
離器22の動作をメインコントローラ51の指示内容に
従ってコントロールするものである。なお、これらの装
置には、DC電源57から電力が供給され、LEDヘッ
ド32と定着ユニット40は、エンジンコントローラ5
2を介在せずに動作する。
【0019】このように構成された画像形成装置である
プロッタAの動作を図1に基づいて説明する。先ず、図
示しない電源スイッチがオンされると、制御ユニット5
0によりセンサー類54(図2参照)がチェックされ、
ウォームアップ動作が行われる。このウォームアップ動
作では、現像装置60のトナーが撹拌されて現像に適し
た流動性が与えられ、定着ユニット40が所定の温度ま
で温められる。次いで、図示しないホストコンピュータ
からの印字指令信号(画像形成信号)が制御ユニット5
0に入力されると、感光体ユニット30の感光ドラム3
1や後述する現像装置60のアジテータ及び現像ローラ
64等が回転駆動される。
プロッタAの動作を図1に基づいて説明する。先ず、図
示しない電源スイッチがオンされると、制御ユニット5
0によりセンサー類54(図2参照)がチェックされ、
ウォームアップ動作が行われる。このウォームアップ動
作では、現像装置60のトナーが撹拌されて現像に適し
た流動性が与えられ、定着ユニット40が所定の温度ま
で温められる。次いで、図示しないホストコンピュータ
からの印字指令信号(画像形成信号)が制御ユニット5
0に入力されると、感光体ユニット30の感光ドラム3
1や後述する現像装置60のアジテータ及び現像ローラ
64等が回転駆動される。
【0020】次いで、感光ドラム31の外周面が帯電器
33により一様に帯電され、この帯電された感光ドラム
31の外周面にLEDヘッド32により画像情報に応じ
た選択的な露光がなされ、静電潜像が形成される。次い
で、感光ドラム31の外周面に現像ローラ64が接触
し、感光ドラム31の外周面の静電潜像が現像されてト
ナー像となる。次いで、感光ドラム31の外周面のトナ
ー像は、中間転写ユニット20により、用紙Pに転写さ
れ、感光ドラム31の外周面に残ったトナーはクリーナ
35により除去される。次いで、トナー像が転写された
用紙Pはサクションフィーダ23によりトナー像が崩れ
ないようにして定着ユニット40に送られ、トナー像が
定着されてプロッタAの外部に排出される。
33により一様に帯電され、この帯電された感光ドラム
31の外周面にLEDヘッド32により画像情報に応じ
た選択的な露光がなされ、静電潜像が形成される。次い
で、感光ドラム31の外周面に現像ローラ64が接触
し、感光ドラム31の外周面の静電潜像が現像されてト
ナー像となる。次いで、感光ドラム31の外周面のトナ
ー像は、中間転写ユニット20により、用紙Pに転写さ
れ、感光ドラム31の外周面に残ったトナーはクリーナ
35により除去される。次いで、トナー像が転写された
用紙Pはサクションフィーダ23によりトナー像が崩れ
ないようにして定着ユニット40に送られ、トナー像が
定着されてプロッタAの外部に排出される。
【0021】次に、このように構成された画像形成装置
の現像装置60について図1、および図3乃至図6に基
づいて詳細に説明する。まず、この現像装置60は、図
1に示すように、フレーム61にトナーを収納するホッ
パ62が組付けられ、このホッパ62内でトナーを撹拌
するアジテータ63と、ホッパ62内のトナーを前記感
光ドラム31に付着させる現像ローラ64とから主とし
て構成されている。
の現像装置60について図1、および図3乃至図6に基
づいて詳細に説明する。まず、この現像装置60は、図
1に示すように、フレーム61にトナーを収納するホッ
パ62が組付けられ、このホッパ62内でトナーを撹拌
するアジテータ63と、ホッパ62内のトナーを前記感
光ドラム31に付着させる現像ローラ64とから主とし
て構成されている。
【0022】また、この現像装置60は、図3に示すよ
うに、現像ローラ64とアジテータ63を駆動するため
に駆動モータであるモータ65を備え、モータ65の回
転を伝達するために輪列であるモータギヤ71,第1の
アイドルギヤ72,第2のアイドルギヤ73,アジテー
タギヤ74,マグロールギヤ75を備えている。さら
に、マグロールギヤ75と現像ローラ64の間にワンウ
エイクラッチ80が介在されている。
うに、現像ローラ64とアジテータ63を駆動するため
に駆動モータであるモータ65を備え、モータ65の回
転を伝達するために輪列であるモータギヤ71,第1の
アイドルギヤ72,第2のアイドルギヤ73,アジテー
タギヤ74,マグロールギヤ75を備えている。さら
に、マグロールギヤ75と現像ローラ64の間にワンウ
エイクラッチ80が介在されている。
【0023】ホッパ62は、トナーを収容すると共にト
ナーに適宜な流動性を与えるために前記アジテータギヤ
74で駆動されるアジテータ63を備えている。このア
ジテータ63は、シャフトにコ字状に撹拌用のパドルが
取り付けられたもので、トナーを撹拌用すると共にトナ
ーを現像ローラ64側に送り出している。そしてアジテ
ータ63は、印字時にトナーを撹拌するのは勿論のこ
と、電源投入時や電源投入後の一定時間毎に回転してト
ナーを撹拌するよう前記制御ユニット50(図2参照)
にて制御されるものである。
ナーに適宜な流動性を与えるために前記アジテータギヤ
74で駆動されるアジテータ63を備えている。このア
ジテータ63は、シャフトにコ字状に撹拌用のパドルが
取り付けられたもので、トナーを撹拌用すると共にトナ
ーを現像ローラ64側に送り出している。そしてアジテ
ータ63は、印字時にトナーを撹拌するのは勿論のこ
と、電源投入時や電源投入後の一定時間毎に回転してト
ナーを撹拌するよう前記制御ユニット50(図2参照)
にて制御されるものである。
【0024】現像ローラ64は、アルミ等の金属ローラ
の表面にグラファイト等の導電性材料を塗布し熱硬化性
樹脂で固めて適度の粗さを持つスリーブを形成したもの
で、トナーが均一に付着するようになっている。そして
このスリーブにトナーを付着させるため現像ローラ64
の内部には固定されたマグネットローラが収容されてい
る。また表面に付着したトナーが一様な厚さになるよう
に、現像ローラ64の表面を適度な圧力で押圧するゴム
性のブレード66が取り付けてある。
の表面にグラファイト等の導電性材料を塗布し熱硬化性
樹脂で固めて適度の粗さを持つスリーブを形成したもの
で、トナーが均一に付着するようになっている。そして
このスリーブにトナーを付着させるため現像ローラ64
の内部には固定されたマグネットローラが収容されてい
る。また表面に付着したトナーが一様な厚さになるよう
に、現像ローラ64の表面を適度な圧力で押圧するゴム
性のブレード66が取り付けてある。
【0025】アジテータ63と現像ローラ64を駆動す
るモータ65は、モータ部65aと減速機構部65bが
一体化された駆動モータであり、任意の速度に制御する
ことが可能であり、しかも正転、逆転が可能となってい
る。
るモータ65は、モータ部65aと減速機構部65bが
一体化された駆動モータであり、任意の速度に制御する
ことが可能であり、しかも正転、逆転が可能となってい
る。
【0026】このモータ65の前面はフレーム61に固
定されており、シャフト65cの先端部には駆動用のモ
ータギヤ71が固着されている。このモータギヤ71に
はフレーム61に軸支された第1のアイドルギヤ72が
歯合しており、この第1のアイドルギヤ72にはフレー
ム61に軸支された第2のアイドルギヤ73が歯合する
と共にアジテータ63を駆動するアジテータギヤ74が
歯合している。そして第2のアイドルギヤ73にはマグ
ロールギヤ75が歯合しており、マグロールギヤ75は
ワンウエイクラッチ80を介して現像ローラ64を一方
向のみに駆動するようになっている。
定されており、シャフト65cの先端部には駆動用のモ
ータギヤ71が固着されている。このモータギヤ71に
はフレーム61に軸支された第1のアイドルギヤ72が
歯合しており、この第1のアイドルギヤ72にはフレー
ム61に軸支された第2のアイドルギヤ73が歯合する
と共にアジテータ63を駆動するアジテータギヤ74が
歯合している。そして第2のアイドルギヤ73にはマグ
ロールギヤ75が歯合しており、マグロールギヤ75は
ワンウエイクラッチ80を介して現像ローラ64を一方
向のみに駆動するようになっている。
【0027】次に、この現像ローラ64と第2のアイド
ルギヤ73の間に介在されているワンウエイクラッチ8
0を、図4および図5に基づいて説明する。ワンウエイ
クラッチ80は、図4に示すように、現像ローラ64の
シャフト64aの先端部に備えられたクラッチインナ8
1とマグロールギヤ75の内側に形成されたクラッチア
ウタ76とから構成されている。
ルギヤ73の間に介在されているワンウエイクラッチ8
0を、図4および図5に基づいて説明する。ワンウエイ
クラッチ80は、図4に示すように、現像ローラ64の
シャフト64aの先端部に備えられたクラッチインナ8
1とマグロールギヤ75の内側に形成されたクラッチア
ウタ76とから構成されている。
【0028】クラッチインナ81は、円形のドラムに3
箇所の切欠部82,82,82が形成されている。この
3箇所の切欠部82,82,82には、それぞれローラ
83,83,83とコイルスプリング84,84,84
が組み込まれたものである。そして、このクラッチイン
ナ81がマグロールギヤ75の内側に形成されたクラッ
チアウタ76に挿入され、シャフト64aの先端に形成
された係合突起64bに止めワッシャ85が嵌着され
て、現像ローラ64が一方向(時計回転方向)のみに回
転するように構成されたものである。
箇所の切欠部82,82,82が形成されている。この
3箇所の切欠部82,82,82には、それぞれローラ
83,83,83とコイルスプリング84,84,84
が組み込まれたものである。そして、このクラッチイン
ナ81がマグロールギヤ75の内側に形成されたクラッ
チアウタ76に挿入され、シャフト64aの先端に形成
された係合突起64bに止めワッシャ85が嵌着され
て、現像ローラ64が一方向(時計回転方向)のみに回
転するように構成されたものである。
【0029】この切欠部82の断面形状は、図5に示す
ように、切欠が浅い平坦部82aと、切欠が深い凹部8
2bに形成されている。この平坦部82aの切欠の深さ
はローラ83の径より小さく形成され、凹部83bの深
さはローラ83の径より大きく形成されている。従っ
て、ローラ83が平坦部82aに位置した場合は、ロー
ラ83が、クラッチアウタ76に圧接するようになって
おり、ローラ83が凹部82bに位置した場合は、ロー
ラ83が、クラッチアウタ76に接触しないようになっ
ている。そして、コイルスプリング84は、マグロール
ギヤ75が停止した状態ではローラ83が中間位置でク
ラッチアウタ76に接する状態に保持するものである。
ように、切欠が浅い平坦部82aと、切欠が深い凹部8
2bに形成されている。この平坦部82aの切欠の深さ
はローラ83の径より小さく形成され、凹部83bの深
さはローラ83の径より大きく形成されている。従っ
て、ローラ83が平坦部82aに位置した場合は、ロー
ラ83が、クラッチアウタ76に圧接するようになって
おり、ローラ83が凹部82bに位置した場合は、ロー
ラ83が、クラッチアウタ76に接触しないようになっ
ている。そして、コイルスプリング84は、マグロール
ギヤ75が停止した状態ではローラ83が中間位置でク
ラッチアウタ76に接する状態に保持するものである。
【0030】次に、上述のように構成されたワンウエイ
クラッチ80の動作を図5に基づいて説明する。先ず、
図5(a)に示すように、マグロールギヤ75が時計廻
りに駆動される場合は、ローラ83がマグロールギヤ7
5の回転により平坦部82aに移動させられる。この平
坦部82aの位置では、クラッチアウタ76とローラ8
3が強く圧接するので、相互の摩擦力が大きくなり、こ
のローラ83の摩擦力でクラッチインナ81はマグロー
ルギヤ75と共に回転するようになるので、現像ローラ
64も回転するものである。
クラッチ80の動作を図5に基づいて説明する。先ず、
図5(a)に示すように、マグロールギヤ75が時計廻
りに駆動される場合は、ローラ83がマグロールギヤ7
5の回転により平坦部82aに移動させられる。この平
坦部82aの位置では、クラッチアウタ76とローラ8
3が強く圧接するので、相互の摩擦力が大きくなり、こ
のローラ83の摩擦力でクラッチインナ81はマグロー
ルギヤ75と共に回転するようになるので、現像ローラ
64も回転するものである。
【0031】一方、図5(b)に示すように、マグロー
ルギヤ75が反時計廻りに駆動される場合は、ローラ8
3がマグロールギヤ75の回転により凹部82bに移動
させられる。この凹部82bの位置では、クラッチアウ
タ76とローラ83は接触しなくなるので、クラッチイ
ンナ81は回転せず、マグロールギヤ75のみが回転す
るものである。
ルギヤ75が反時計廻りに駆動される場合は、ローラ8
3がマグロールギヤ75の回転により凹部82bに移動
させられる。この凹部82bの位置では、クラッチアウ
タ76とローラ83は接触しなくなるので、クラッチイ
ンナ81は回転せず、マグロールギヤ75のみが回転す
るものである。
【0032】このように構成されたワンウエイクラッチ
80を組み込んだ現像装置60の動作を図6に基づいて
説明する。先ず、図6(a)に示すように、図示しない
電源スイッチがオンされて、ウォームアップの場合など
は、ホッパ62内のトナーを撹拌するために、所定時間
(約2分間)はモータ65は、印字時とは逆方向の時計
廻りの回転となる。すると、このモータ65の回転は、
モータギヤ71より第1のアイドルギヤ72を介してア
ジテータギヤ74に伝達され、ホッパ62内のアジテー
タ63を回転させてトナーを撹拌する。
80を組み込んだ現像装置60の動作を図6に基づいて
説明する。先ず、図6(a)に示すように、図示しない
電源スイッチがオンされて、ウォームアップの場合など
は、ホッパ62内のトナーを撹拌するために、所定時間
(約2分間)はモータ65は、印字時とは逆方向の時計
廻りの回転となる。すると、このモータ65の回転は、
モータギヤ71より第1のアイドルギヤ72を介してア
ジテータギヤ74に伝達され、ホッパ62内のアジテー
タ63を回転させてトナーを撹拌する。
【0033】また、モータ65の回転は、モータギヤ7
1より第1のアイドルギヤ72と第2のアイドルギヤ7
3を介してマグロールギヤ75にも伝達され、マグロー
ルギヤ75を反時計廻りに回転させる。しかしながら、
マグロールギヤ75が反時計廻りに回転した場合は前述
したように、ワンウエイクラッチ80の作用で、現像ロ
ーラ64は回転しない。
1より第1のアイドルギヤ72と第2のアイドルギヤ7
3を介してマグロールギヤ75にも伝達され、マグロー
ルギヤ75を反時計廻りに回転させる。しかしながら、
マグロールギヤ75が反時計廻りに回転した場合は前述
したように、ワンウエイクラッチ80の作用で、現像ロ
ーラ64は回転しない。
【0034】一方、トナーの撹拌が終了し、印字可能に
なった状態では、モータ65の回転は反時計廻りになる
ように、前述の制御ユニット50でコントロールされ
る。この状態で印字が行われた場合は、図6(b)に示
すように、モータ65が反時計廻りに回転するので、モ
ータギヤ71より第1のアイドルギヤ72を介してアジ
テータギヤ74に伝達され、ホッパ62内のアジテータ
63を回転させてトナーを撹拌する。
なった状態では、モータ65の回転は反時計廻りになる
ように、前述の制御ユニット50でコントロールされ
る。この状態で印字が行われた場合は、図6(b)に示
すように、モータ65が反時計廻りに回転するので、モ
ータギヤ71より第1のアイドルギヤ72を介してアジ
テータギヤ74に伝達され、ホッパ62内のアジテータ
63を回転させてトナーを撹拌する。
【0035】さらに、モータ65の回転は、モータギヤ
71より第1のアイドルギヤ72と第2のアイドルギヤ
73を介してマグロールギヤ75にも伝達され、マグロ
ールギヤ75を時計廻りに回転させる。マグロールギヤ
75が時計廻りに回転した場合は前述したように、ワン
ウエイクラッチ80の作用で、現像ローラ64も回転し
て、ホッパ62内のトナーを感光ドラム31(図1)に
付着させ、感光ドラム31上の静電潜像を現像するもの
である。
71より第1のアイドルギヤ72と第2のアイドルギヤ
73を介してマグロールギヤ75にも伝達され、マグロ
ールギヤ75を時計廻りに回転させる。マグロールギヤ
75が時計廻りに回転した場合は前述したように、ワン
ウエイクラッチ80の作用で、現像ローラ64も回転し
て、ホッパ62内のトナーを感光ドラム31(図1)に
付着させ、感光ドラム31上の静電潜像を現像するもの
である。
【0036】上述したように、本発明の実施の形態によ
れば、現像ローラ64は、印字時のみ回転し、印字時以
外のトナー撹拌時にはワンウエイクラッチ80の作用で
回転しないので、現像ローラ64を押圧しているブレー
ド66により、撹拌時にトナー層が圧縮されて厚く固ま
ることもなくなり、画質不良の原因が解消される。
れば、現像ローラ64は、印字時のみ回転し、印字時以
外のトナー撹拌時にはワンウエイクラッチ80の作用で
回転しないので、現像ローラ64を押圧しているブレー
ド66により、撹拌時にトナー層が圧縮されて厚く固ま
ることもなくなり、画質不良の原因が解消される。
【0037】また、本発明は、上述した実施の形態に限
定されるものではなく、特許請求の範囲内において様々
な態様が可能なことは勿論である。例えば、ワンウェイ
クラッチの切欠部は3箇所に限定されるものではなく、
少なくとも2箇所以上あれば、ワンウェイクラッチの作
用をするものである。さらに、本発明の現像装置は、画
像を形成するプロッタは勿論のこと、プリンタ、複写
機、ファクシミリ等の画像形成装置にも適用できること
は勿論である。
定されるものではなく、特許請求の範囲内において様々
な態様が可能なことは勿論である。例えば、ワンウェイ
クラッチの切欠部は3箇所に限定されるものではなく、
少なくとも2箇所以上あれば、ワンウェイクラッチの作
用をするものである。さらに、本発明の現像装置は、画
像を形成するプロッタは勿論のこと、プリンタ、複写
機、ファクシミリ等の画像形成装置にも適用できること
は勿論である。
【0038】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、現像剤が収容されたホッパと、前記ホッパ内に
回転自在に軸支された現像剤の撹拌部材と、前記ホッパ
に隣接して回転自在に配設された現像ローラと、前記現
像ローラの表面に圧接されたブレードと、前記撹拌部材
と前記現像ローラとを複数の輪列を介して駆動する駆動
モータと、から構成され、前記駆動モータは、前記輪列
を可逆回転させることにより、現像ローラはワンウエイ
クラッチにより印字時のみに回転するように構成された
ことにより、印字時以外のトナー撹拌時には現像ローラ
が回転しないので現像ローラを押圧しているブレードに
より、トナー劣化によるトナー層が厚くなり帯電不良を
発生するという原因が解消され、画像の画質不良が発生
しないという優れた効果を奏する。
よれば、現像剤が収容されたホッパと、前記ホッパ内に
回転自在に軸支された現像剤の撹拌部材と、前記ホッパ
に隣接して回転自在に配設された現像ローラと、前記現
像ローラの表面に圧接されたブレードと、前記撹拌部材
と前記現像ローラとを複数の輪列を介して駆動する駆動
モータと、から構成され、前記駆動モータは、前記輪列
を可逆回転させることにより、現像ローラはワンウエイ
クラッチにより印字時のみに回転するように構成された
ことにより、印字時以外のトナー撹拌時には現像ローラ
が回転しないので現像ローラを押圧しているブレードに
より、トナー劣化によるトナー層が厚くなり帯電不良を
発生するという原因が解消され、画像の画質不良が発生
しないという優れた効果を奏する。
【0039】また、前記輪列は、駆動モータに取り付け
られたモータギヤと、前記モータギヤに歯合する第1の
アイドルギヤと、前記第1のアイドルギヤに歯合する第
2のアイドルギヤと、前記第1のアイドルギヤと歯合し
前記撹拌部材を駆動するアジテータギヤと、前記第2の
アイドルギヤと歯合し前記現像ローラを駆動するマグロ
ールギヤとからなり、前記現像ローラは、前記マグロー
ルギヤとの間にワンウエイクラッチを介して駆動され、
一方向のみに回転するように構成されたことにより、前
記現像ローラは、印字時のみ一方向のみに回転し、印字
時以外の撹拌時では逆方向となり回転しないので、不要
な回転なく現像ローラを押圧しているブレードにより、
トナー層が堆積して厚くなり帯電不良を発生するという
問題が解消される。
られたモータギヤと、前記モータギヤに歯合する第1の
アイドルギヤと、前記第1のアイドルギヤに歯合する第
2のアイドルギヤと、前記第1のアイドルギヤと歯合し
前記撹拌部材を駆動するアジテータギヤと、前記第2の
アイドルギヤと歯合し前記現像ローラを駆動するマグロ
ールギヤとからなり、前記現像ローラは、前記マグロー
ルギヤとの間にワンウエイクラッチを介して駆動され、
一方向のみに回転するように構成されたことにより、前
記現像ローラは、印字時のみ一方向のみに回転し、印字
時以外の撹拌時では逆方向となり回転しないので、不要
な回転なく現像ローラを押圧しているブレードにより、
トナー層が堆積して厚くなり帯電不良を発生するという
問題が解消される。
【0040】さらに、ワンウエイクラッチは、前記現像
ローラの先端に備えられたクラッチインナと、前記マグ
ロールギヤに形成されたクラッチアウタとからなり、ク
ラッチインナは、クラッチドラムの周上に形成された複
数の切欠部と、前記切欠部に嵌入されたローラと、前記
切欠部内で前記ローラを圧接するコイルスプリングと、
から構成されていることにより、部品点数が少なく簡単
な構造で小型のワンウエイクラッチを構成することがで
き、小型で安価な現像装置を提供できるという効果を奏
する。
ローラの先端に備えられたクラッチインナと、前記マグ
ロールギヤに形成されたクラッチアウタとからなり、ク
ラッチインナは、クラッチドラムの周上に形成された複
数の切欠部と、前記切欠部に嵌入されたローラと、前記
切欠部内で前記ローラを圧接するコイルスプリングと、
から構成されていることにより、部品点数が少なく簡単
な構造で小型のワンウエイクラッチを構成することがで
き、小型で安価な現像装置を提供できるという効果を奏
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の現像装置を用いた画像形成装置の全体
構成を示す模式図である。
構成を示す模式図である。
【図2】図1の画像形成装置の制御ユニットの構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図3】本発明の現像装置を示す正面図及び側面図であ
る。
る。
【図4】図3の現像装置のワンウエイクラッチの構成を
示す分解斜視図である。
示す分解斜視図である。
【図5】図4のワンウエイクラッチの動作を示す説明図
である。
である。
【図6】図3の現像装置の動作を示す説明図である。
【図7】従来の現像装置を示す模式図である。
A プロッタ 1 フレーム本体 2 操作パネル 10 給紙ユニット 20 中間転写ユニット 30 感光体ユニット 40 定着ユニット 50 制御ユニット 60 現像装置 62 ホッパ 63 アジテータ 64 現像ローラ 65 モータ 66 ブレード 71 モータギヤ 72 第1のアイドルギヤ 73 第2のアイドルギヤ 74 アジテータギヤ 75 マグロールギヤ 76 クラッチアウタ 80 ワンウエイクラッチ 81 クラッチインナ 82 切欠部 83 ローラ 84 コイルスプリング
Claims (3)
- 【請求項1】 画像形成装置に用いられる現像装置であ
って、 現像剤が収容されたホッパと、前記ホッパ内に回転自在
に軸支された現像剤の撹拌部材と、前記ホッパに隣接し
て回転自在に配設された現像ローラと、前記現像ローラ
の表面を圧接するブレードと、前記撹拌部材と前記現像
ローラを輪列を介して駆動する可逆回転可能な駆動モー
タと、から構成され、 前記輪列は、前記駆動モータにより印字時と印字時以外
には異なる方向で回転駆動され、前記現像ローラは、前
記輪列との間に介在するワンウエイクラッチにより印字
時のみ回転駆動されることを特徴とする現像装置。 - 【請求項2】 前記輪列は、前記駆動モータに取り付け
られたモータギヤと、 前記モータギヤに歯合する第1のアイドルギヤと、前記
第1のアイドルギヤに歯合する第2のアイドルギヤと、
前記第1のアイドルギヤと歯合し前記撹拌部材を駆動す
るアジテータギヤと、前記第2のアイドルギヤと歯合し
前記現像ローラを駆動するマグロールギヤとからなり、 前記現像ローラは、前記マグロールギヤとの間にワンウ
エイクラッチを介して駆動され、一方向のみに回転する
ことを特徴とする請求項1に記載の現像装置。 - 【請求項3】 前記ワンウエイクラッチは、前記現像ロ
ーラのシャフトの先端に備えられたクラッチインナと、
前記マグロールギヤに形成されたクラッチアウタとから
なり、 前記クラッチインナは、クラッチドラムの周上に形成さ
れた複数の切欠部と、前記切欠部に嵌入されたローラ
と、前記切欠部内で前記ローラを圧接するコイルスプリ
ングと、から構成されていることを特徴とする請求項1
または請求項2に記載の現像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4817399A JP2000250297A (ja) | 1999-02-25 | 1999-02-25 | 現像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4817399A JP2000250297A (ja) | 1999-02-25 | 1999-02-25 | 現像装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000250297A true JP2000250297A (ja) | 2000-09-14 |
Family
ID=12796010
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4817399A Pending JP2000250297A (ja) | 1999-02-25 | 1999-02-25 | 現像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000250297A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7450885B2 (en) * | 2004-03-24 | 2008-11-11 | Samsung Electronics Co., Ltd. | Electrophotographic type image forming apparatus and its driving method |
JP2008298910A (ja) * | 2007-05-30 | 2008-12-11 | Fuji Xerox Co Ltd | 現像装置及びこれを用いた画像形成装置 |
JP2017181845A (ja) * | 2016-03-31 | 2017-10-05 | ブラザー工業株式会社 | 現像カートリッジ |
-
1999
- 1999-02-25 JP JP4817399A patent/JP2000250297A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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