JP2000249837A - 導光板 - Google Patents
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Abstract
光板にも効率よく光を入射させられるようにする。 【解決手段】 薄い導光シート25の端部表面に光導入
ブロック26を接着する。光導入ブロック26は、平板
部29にくさび状部30が連接され、平板部29の端面
(光入射面32)が光源24に対向している。光源32
から出た光は、光入射面32から光導入ブロック26内
に入射し、光導入ブロック26の傾斜面31(くさび状
部30の表面)と導光シート25との間で全反射しなが
ら導光シート25内に閉じ込められる。
Description
入して閉じ込めながら伝搬させるための導光板に関す
る。
視図により示す。この面光源装置1は、光入射面2から
導入された光を閉じ込めるための導光板3と、発光部4
と、反射板5とから構成されている。導光板3は、ポリ
カーボネイト樹脂やメタクリル樹脂などの透明で屈折率
の大きな樹脂により形成されており、導光板3の光出射
面6と対向する面(裏面)には凹凸加工や拡散反射イン
クのドット印刷等によって拡散パターン7が形成されて
いる。発光部4は、回路基板8上に複数の発光ダイオー
ド(LED)等の小型の光源9を実装したものであっ
て、導光板3の光入射面2(側面)に対向している。反
射板5は、反射率の高い例えば白色樹脂シートによって
形成されており、両面テープ10によって両側部を導光
板3の裏面に貼り付けられている。
各光源9から出射され光入射面2から導光板3内部に入
射した光は拡散パターン7に入射すると拡散反射され、
光出射面6に向けて全反射の臨界角よりも小さな角度で
反射された光が光出射面6から外部へ出射される。ま
た、導光板3下面の拡散パターン7が存在しない箇所を
通過した光は、反射板5によって反射されて再び導光板
3内部へ戻るので、導光板3下面からの光量損失を防止
される。
置は、液晶表示器のバックライトなどに用いられている
が、液晶ディスプレイを備えた携帯情報端末、携帯電話
などの小型化の要求は大きく、それに伴う面光源装置の
薄型化の要求も増大している。
いる導光板を薄くすることは可能であるが、一方、光源
に用いられているLEDチップ等の固体発光素子の小型
化は容易ではない。このため光源の大きさは、薄型の導
光板の厚みに比べて大きく、例えば0.5mmほどあ
る。このため、図3に示すように、光源11よりも薄い
導光板12に効率よく光を入射させることができない。
ように、集光レンズ13を用いて光源11の光を導光板
12の端面14に集光させることが考えられる。しかし
ながら、このような方法であると、図5に示すように、
光源11と集光レンズ13と導光板12の位置合せが難
しく、集光レンズ13を用いて光源11の光を集光させ
ても、導光板12へ効率よく入射させることができなか
った。
の作製方法(例えば、射出成形)などの作製限界によ
り、導光板12の端面14が荒れてしまう。図6に示す
ように、導光板12の端面14が荒れていると、導光板
12の端面14に入射した光が散乱されるため、やはり
導光板12の端面14から光を導入することが困難にな
っていた。
めになされたものであり、その目的とするところは、薄
い導光板、特に光源の大きさよりも薄い導光板にも効率
よく光を入射させられるようにすることにある。
は、一方端面に形成された光入射面から遠ざかるに従っ
て次第に厚みが減少する光導入部と、入射した光を閉じ
込めて導光する導光シートとを有し、前記光導入部の一
方の面を前記導光シートに光学的に結合された導光板に
おいて、前記光入射面から光導入部に入射した光の少な
くとも一部が、光導入部の導光シートに接合された面と
対向する面において、少なくとも2度反射されるように
したことを特徴としている。
載した導光板において、前記光導入部の光入射面の厚み
が、前記導光シートの厚みの2倍よりも大きく、前記光
導入部の平均傾斜角が22.5゜よりも小さいことを特
徴としている。
載した導光板における前記光導入部が、透明な接着剤層
を介して前記導光シートに接着されており、当該接着剤
層の膜厚は前記導光シートの厚みよりも薄くなっている
ことを特徴としている。
載した導光板における前記光入射面がレンズ形状をして
いることを特徴としている。
載の導光板において、前記光入射面に入射する光の指向
性をβとし、前記導光シートの屈折率及び厚みをそれぞ
れn 2及びT2とし、前記光導入部における光入射面の厚
みをT1とするとき、 β ≦ arcsin〔(T1/T2)/n2〕 の関係を有することを特徴としている。
載した導光板における前記光導入部の屈折率が、前記導
光シートの屈折率よりも小さいことを特徴としている。
載した導光板において、前記光導入部の前記光入射面と
反対側の端部から前記導光シートにかけて、正反射シー
トを貼ってあることことを特徴としている。
載した導光板における前記光導入部の両面に導光シート
が光学的に結合されていることを特徴としている。
載した導光板における前記導光シートに複数の光導入部
が光学的に結合されていることを特徴としている。
記載した導光板において、一方端面から遠ざかるに従っ
て次第に厚みが減少する光導出部の一方の面が前記導光
シートに光学的に結合され、光導出部の前記端面に反射
部材が設けられていることを特徴としている。
に形成された光入射面から遠ざかるに従って次第に厚み
が減少する光導入部と、入射した光を閉じ込めて導光す
る導光シートとを有し、前記光導入部の一方の面を前記
導光シートに光学的に結合された導光板において、前記
光入射面から光導入部に入射した光の少なくとも一部
が、光導入部の導光シートに接合された面と対向する面
において、少なくとも2度反射されるようにしているか
ら、光入射面から光導入部へ導入された光は光導入部と
導光シートで1回又は2回以上全反射を繰り返しながら
導光シートに閉じ込められる。
みよりも大きくすることにより、光源の光軸と導光板と
の位置合せの許容度を大きくすることができ、導光シー
トの厚みが薄くなっても光源と導光板からなる面光源装
置の組立てを容易にすることができる。
項1に記載した導光板において、前記光導入部の光入射
面の厚みを前記導光シートの厚みの2倍よりも大きくし
ているから、光入射面から入射した光の少なくとも一部
を光導入部の表面に2度入射させることができ、さらに
光導入部の平均傾斜角が22.5゜よりも小さいから、
光が光導入部の表面に2度目に入射したとき光導入部か
ら漏れることなく全反射される。
項1に記載した導光板における前記光導入部が透明な接
着剤層を介して前記導光シートに接着されており、当該
接着剤層の膜厚は前記導光シートの厚みよりも薄くなっ
ているから、接着剤層からの光の漏れを小さくできる。
項1に記載した導光板における前記光入射面がレンズ形
状をしているから、光入射面から入射する光をレンズ作
用で屈折させることにより光導入部に入光する光の指向
性を良好にすることができる。
項1に記載の導光板において、前記光入射面に入射する
光の指向性をβとし、前記導光シートの屈折率及び厚み
をそれぞれn2及びT2とし、前記光導入部における光入
射面の厚みをT1とするとき、 β ≦ arcsin〔(T1/T2)/n2〕 の関係を有しているから、光導入部から導光シートへ無
駄なく光を入射させることができる。
項1に記載した導光板における前記光導入部の屈折率が
前記透明シートの屈折率よりも小さいから、光導入部か
ら導光シートへ入射する光が境界面で全反射されにく
く、効率よく導光シートへ光を導くことができる。
項1に記載した導光板において、前記光導入部の前記光
入射面と反対側の端部から前記導光シートにかけて、正
反射シートを貼っているから、光導入部の端から光が漏
れるのを防止することができる。
項1に記載した導光板における前記光導入部の両面に導
光シートが光学的に結合されているから、光導入部と導
光シートの光学的結合度を高めることができる。
項1に記載した導光板における前記導光シートに複数の
光導入部が光学的に結合されているから、複数の光導入
部から導光シートへ光を導くことにより、大光量の光を
導光シートへ入射させることができる。
求項1に記載した導光板において、一方端面から遠ざか
るに従って次第に厚みが減少する光導出部の一方の面が
前記導光シートに光学的に結合され、光反射部の前記端
面に反射部材が設けられているから、光の漏れが発生し
易い箇所に当該光導出部を設けることにより導光シート
から漏れた光を光導出へ導き、反射部材で反射させるこ
とにより、その光を光導入部を経て再び導光シートへ入
射させることができる。よって、光の漏れを低減でき
る。
の一実施形態による面光源装置21を示す一部破断した
斜視図である。面光源装置21は、発光モジュール22
と導光板23とから構成されている。導光板23は、主
として、光源24の大きさに比べて厚みが薄く屈曲可能
な導光シート25と、導光シート25へ光を導入させる
ための光導入ブロック26とから構成されている。導光
シート25は、自由に曲げることができる高屈折率(屈
折率n2)の透明樹脂材料によって成形されている。こ
のような導光シート25は、例えばポリカーボネイト、
ポリ塩化ビニル、ポリエチレンテレフタレート、ポリプ
ロピレンなどのシートからなる。また、導光シート25
には図8(b)に示すような光出射領域27が設けられ
ている。光出射領域27は、例えば従来例と同様にし
て、微小な凹凸パターンや拡散反射インクの印刷パター
ンなどからなる拡散パターン28を導光シート25の裏
面に設けることによって形成される。
同様な材料、すなわち高屈折率(屈折率n1)の透明樹
脂によって成形されている。光導入ブロック26の基端
部は、厚みが一定の平板部29となっており、平板部2
9よりも先がくさび状に徐々に厚みの薄くなったくさび
状部30となっており、くさび状部30の片面が傾斜面
31となっている。また、平板部29の端面には、シリ
ンドリカルレンズ状(断面凸レンズ状)をした光入射面
32が形成されている。
面には、紫外線硬化樹脂等の透明接着剤からなる接着剤
層33により、導光シート25の端部が光学的に接着さ
れている。ここで、接着剤層33の膜厚は、導光シート
25の膜厚よりも薄くして接着剤層33から光が漏れに
くくしている。光が光導入ブロック26から導光シート
25へ入射する際、その界面で全反射が起こらないよう
にするため、光導入ブロック26の屈折率n1は導光シ
ート25の屈折率n2よりも小さくしている(n 1≦
n2)。また、接着剤層33の屈折率は、光導入ブロッ
ク26と導光シート25の中間が望ましい。
ス34内に光源24を1個もしくは複数個封止したもの
であって、光源24から出た光をケース34内面で反射
することにより前方へのみ光を出射できるようになって
いる。発光モジュール22は、導光板23の光導入ブロ
ック26の端面(光入射面32)に対向配置され、光源
24は光入射面32(レンズ面)の焦点位置よりも少し
遠くに配置される。光源24としては、LED等の指向
性の良いものが望ましい。
は、図8(a)に示すように、発光モジュール22内の
光源24から出射された光は、光入射面32から光導入
ブロック26に入射する。このとき、入射光は指向性が
良好となるように光入射面32で集光される。光導入ブ
ロック26内に入射した光は、光導入ブロック26の傾
斜面31と導光シート25の裏面との間で全反射され、
次第に導光シート25の厚み内に閉じ込められてゆく。
ほぼ光入射面32の厚み内に光源24の光軸を合せるよ
うに発光モジュール22と導光シート25を位置合せす
ればよく、導光シート25が薄くなっても容易に発光モ
ジュール22と導光シート25との位置合せ作業を行な
える。また、光導入ブロック26を介して導光シート2
5の表面から光を導入しているので、導光シート25が
薄くなって導光シート25の端面に荒れが生じても、光
が散乱されない。
れないような曲率で曲げることができる。例えば、図9
に示すように、導光シート25の厚みをT2とすると
き、1/(50T2)程度までの曲率(曲率半径が50
T2程度)で曲げることができる。導光シート25に
は、ほぼ全長にわたって正反射シート35を貼ってもよ
いが、導光シート25を湾曲させたときにも正反射シー
ト35が導光シート25に密着しているように、正反射
シート35は導光シート25の片面のみに貼ることが望
ましい。
おいては、図8(b)に示すように、導光シート25の
光出射領域27と対向する裏面に拡散パターン28が形
成されている。しかして、導光シート25内を導光され
た光が拡散パターン28に入射すると拡散パターン28
によって拡散反射され、光出射領域27に向けて全反射
の臨界角よりも小さな角度で反射された光が光出射領域
27から外部へ出射される。また、導光板23裏面の拡
散パターン28が存在しない箇所を通過した光は、正反
射シート35によって反射され、再び導光シート25内
へ戻り、導光板23裏面からの光量損失を防止される。
5の間にも、全幅にわたって正反射シート36を貼って
あり、光導入ブロック26の先端から光が漏れて損失と
なるのを防止している。
動作を行なわせるのに必要な条件を述べる。まず、光導
入ブロック26で2回全反射を行なわせるためには、図
10(a)に示すように、光導入部の厚みをT1、導光
シート25の厚みをT2、光入射面32における光源2
4の発光領域(光強度が出射方向前方の1/2よりも大
きな領域)の幅をT0とするとき、 2T2 < T0 < T1 … でなければならない。
の屈折率n1と導光シート25の屈折率n2は、好ましく
はn1≦n2であるが、実際には共に1.5前後であるか
ら、簡単のため、n1=n2であるとして説明する。本発
明で用いる光導入ブロック26の物理的意味は、入射光
の角度分布を広くする(指向性を広くする)代わりに、
光の空間分布を狭くするということである。そこで、1
番厳しい条件として、平行光が入射する場合を考える。
すなわち、平行光が導光シート25内に入射できれば、
他の光は必ず指向角が広がって導光シート25内に入射
できるからである。
光源24は全ての光を入射させることができないから、
効率よく光を入射させるためには、T0<T1は当然であ
る。つぎに、2T2≧T0の場合には、図10(b)に示
すように、光線L1、L2のいずれも光導入ブロック26
の傾斜面31で1回だけ反射し、導光シート25に入っ
ても指向角は広がっていない。これに対し、図10
(c)に示すように、2T 2<T0であれば、光線L1は
光導入ブロック26の傾斜面31で2回全反射し、1回
しか傾斜面31で全反射しない光線L2とは、導光シー
ト25内において光線の進む向きが異なり、指向角が広
がる。従って、入射光の少なくとも一部が光導入ブロッ
ク26で少なくとも2回全反射するためには、上記式
を満足する必要がある。
れば、 2T2 < T1 … 途なる。導光板23が式を満たせば、光源24が式
を満たすように配置することで2回反射させることがで
きる。
ク26で2度目に反射する際、光が外部へ漏れることな
く全反射されるためには、光導入ブロック26の平均傾
斜角αは、 α < 22.5゜ でなければならない。
の傾斜角αが大きいと、光導入ブロック26の傾斜面3
1に2度目に入射した光は、全反射条件を満たさないで
図11(a)のように外部へ漏れる。そこで、図11
(b)に示すように、光線が導光シート25の法線とな
す角が、傾斜面31における1回目の反射後はθ1、2
回目の反射後はθ2とし、さらにその光線が導光シート
25内に入った後はθ3であるとすると、次式が成立す
る。 n1sinθ2 = n2sinθ3 … θ1=θ2+2α … ただし、n1は光導入ブロック26の屈折率、n2は導光
シート25の屈折率、αは光導入ブロック26の傾斜角
である。導光シート25内での全反射条件を考えると、 sinθ3 > 1/n2 … である。よって、式と式とからは、 n1sinθ2 > 1 が得られる。これは、 θ2 > arcsin(1/n1) … と書くことができる。また、入射光線が傾斜面31とな
す角度は、90゜−θ1−αで、これがαに等しいか
ら、 90゜−θ1−α=α となり、 α=22.5゜−θ2/4 … が得られる。ただし、上記式を用いた。よって、式
及び式からは、次式が得られる。 α < 22.5゜−(1/4)arcsin(1/n1) … ここで、arcsin(1/n1)の取り得る最小の値は0で
あるから、式からは、α < 22.5゜が得られる。
光領域の幅をT0、導光シート25の厚みをT2とし、光
導入ブロック26に入射する光の指向角をβ、導光シー
ト25内における指向角をθ3とするとき、輝度不変の
法則によれば、光の損失がなければ、およそ T0・β=T2・θ3 … という関係が成り立つ。
とすると、θ3が約82゜で光が全反射するから、β=
20゜程度の光源24であれば、T2=T0/4ほどの厚
みが可能となり、光源24に比べてかなり薄い導光シー
ト25に光を入射させることができる。
し、導光シート25の屈折率及び厚みをそれぞれn2及
びT2とし、光入射面32の厚みをT1とすれば、上記
式は、次式のように表わすことができる。 β ≦ arcsin〔(T1/T2)/n2〕
0は、図7に示したように傾斜面31が平坦面であるも
のに限らず、図13(a)に示すように段がついていて
もよく、図13(b)のように湾曲していてもよい。
発明の別な実施形態による面光源装置41を示す一部破
断した斜視図である。この面光源装置41に用いられて
いる光導入ブロック26にあっては、平板部29の先に
設けられているくさび状部30は両面が傾斜面31とな
っている。また、端部を残して2枚の導光シート25が
貼り合わされており、両導光シート25の端部がそれぞ
れ光導入ブロック26の傾斜面31に接着されている。
あるいは、1枚の導光シート25の端部をスライスして
2枚に開き、導光シート25端部の2枚に開いた部分を
光導入ブロック26の傾斜面31に貼り付けてもよい。
び状部30の両傾斜面31に導光シート25が光学的に
結合されているので、くさび状部30からの光の漏れを
無くすことができ、いっそう光の利用効率を向上させる
ことができる。
に別な実施形態による面光源装置42の一部破断した斜
視図である。この面光源装置42にあっては、導光シー
ト25の端部の両面に、向き合せるようにしてそれぞれ
光導入ブロック26を接着して光学的に結合している。
そして、両光導入ブロック26の光入射面32にそれぞ
れ発光モジュール22を対向させて光を入射させるよう
にしている。
導光シート25の両端にそれぞれ光導入ブロック26を
接着して光学的に結合している。そして、両光導入ブロ
ック26の光入射面32に発光モジュール22を対向さ
せ、両端の光導入ブロック26から導光シート25へ光
を導入し、導光シート25の光出射領域27へ両端から
光を導光できるようにしている。
2、43では、複数の発光モジュール22から導光シー
ト25へ光を導入することができるので、導光シート2
5に大光量の光を入射させることができ、光出射領域2
7の輝度を高めることができる。
に別な実施形態による導光板23の一部破断した斜視図
である。この導光板23にあっては、導光シート25の
端縁に沿って、複数の光導入ブロック26を横に並べる
ようにして配置している。そして、各光導入ブロック2
6の光入射面32にそれぞれ発光モジュール22を対向
させ、各光導入ブロック26から導光シート25に光を
入射させる。
の広い導光シート25にも十分な光量の光を入射させる
ことができる。このような構造によれば、光導入ブロッ
ク26の配列方向と直交する方向(光の進行方向)はも
ちろん、光導入ブロック26の配列方向にも導光シート
25を曲げることができるので、面光源装置のより自由
な設置が可能になる。
に別な実施形態による面光源装置44の一部判断した斜
視図である。この面光源装置44にあっては、導光シー
ト25の一方端部に光導入ブロック26を設け、導光シ
ート25の他方端部に光導出ブロック45を設けてい
る。光導出ブロック45は、光導入ブロック26と同じ
ものであって使用の仕方が異なっている。光導入ブロッ
ク26の光入射面32には、発光モジュール22が対向
しており、光導出ブロック45の端面47(光導入ブロ
ック26の光入射面32に対応する面)には反射鏡46
が対向している。
は、光導入ブロック26によって導光シート25内に閉
じ込められ、光出射領域27から外部へ出射されるが、
光出射領域27から出射されることなく導光シート25
の他端に達した光は、光導入ブロック26と逆の作用に
より光導出ブロック45に入り、光導入ブロック26の
端面47から外部へ出射される。光導出ブロック45の
端面47から出射された光は、反射鏡46で反射される
ことにより、再び光導出ブロック45から導光シート2
5内に入り、導光シート25内を反対方向に導光され、
光出射領域27で外部へ出射される。
ば、導光シート25の端面から光が放出されて光の利用
効率が低下するのを防止することができ、光の利用効率
を向上させることができる。
射鏡46を設ける代わりに、図19に示すように、光導
出ブロック45の端面47をプリズム状に加工してもよ
い。この光導出ブロック45では、プリズム状の端面4
7で2回全反射させることにより元の方向へ戻すことが
できるので、光導出ブロック45内に入った光は端面4
7で反射されて再び導光シート25内に戻る。
に別な実施形態であって、光通信装置48を示してい
る。この光通信装置48にあっては、導光シート25の
一方端部に光導入ブロック26を設け、導光シート25
の他方端部に光導出ブロック45を設け、光導入ブロッ
ク26の光入射面32に信号出力用の発光モジュール2
2を対向させ、光導出ブロック45の端面47にフォト
ダイオードのような受光素子からなるフォトディテクタ
49を対向させている。
ール22から出力された光信号は導光シート25を伝搬
してフォトディテクタ49で受信される。
射面から光導入部へ導入された光は光導入部と導光シー
トで1回又は2回以上全反射を繰り返しながら導光シー
トに閉じ込められる。従って、光入射面の厚みを導光シ
ートの厚みよりも大きくすることにより、光源の光軸と
導光板との位置合せの許容度を大きくすることができ、
導光シートの厚みが薄くなっても光源と導光板からなる
面光源装置の組立てを容易にすることができる。
から光を入射させることができるので、導光シートが薄
くなって端面が荒れていても、当該端面で光が散乱され
ることもない。
1に記載した導光板において、前記光導入部の光入射面
の厚みを前記導光シートの厚みの2倍よりも大きくして
いるから、光入射面から入射した光の少なくとも一部を
光導入部の表面に2度入射させることができ、さらに光
導入部の平均傾斜角を22.5゜よりも小さいから、光
が光導入部の表面に2度目に入射したとき光導入部から
漏れることなく全反射される。よって、光入射面に入射
させた光を導光シート内に入射させることが可能にな
る。
1に記載した導光板における前記光導入部が透明な接着
剤層を介して前記導光シートに接着されており、当該接
着剤層の膜厚は前記導光シートの厚みよりも薄くなって
いるから、接着剤層からの光の漏れを小さくでき、光の
損失を低減できる。
1に記載した導光板における前記光入射面がレンズ形状
をしているから、光入射面から入射する光をレンズ作用
で屈折させることにより光導入部に入光する光の指向性
を良好にすることができる。
1に記載の導光板において、前記光入射面に入射する光
の指向性をβとし、前記導光シートの屈折率及び厚みを
それぞれn2及びT2とし、前記光導入部における光入射
面の厚みをT1とするとき、 β ≦ arcsin〔(T1/T2)/n2〕 の関係を有しているから、光導入部から導光シートへ無
駄なく光を入射させることができる。
1に記載した導光板における前記光導入部の屈折率が前
記導光シートの屈折率よりも小さいから、光導入部から
導光シートへ入射する光が境界面で全反射されにくく、
効率よく導光シートへ光を導くことができる。
1に記載した導光板において、前記光導入部の前記光入
射面と反対側の端部から前記導光シートにかけて、正反
射シートを貼っているから、光導入部の端から光が漏れ
るのを防止し、光の損失を低減できる。
1に記載した導光板における前記光導入部の両面に導光
シートが光学的に結合されているから、光導入部と導光
シートの光学的結合度を高めることができる。
1に記載した導光板における前記導光シートに複数の光
導入部が光学的に結合されているから、複数の光導入部
から導光シートへ光を導くことにより、大光量の光を導
光シートへ入射させることができる。
項1に記載した導光板において、一方端面から遠ざかる
に従って次第に厚みが減少する光導出部の一方の面が前
記導光シートに光学的に結合され、光反射部の前記端面
に反射部材が設けられているから、光の漏れが発生し易
い箇所に当該光導出部を設けることにより導光シートか
ら漏れた光を光導出へ導き、反射部材で反射させること
により、その光を光導入部を経て再び導光シートへ入射
させることができる。よって、光の漏れを低減できる。
図である。
うすを示す図である。
合の問題点を説明する図である。
図である。
視図である。
挙動を説明する図である。
図である。
回全反射を起こさせるための条件を説明する図である。
反射させる条件を説明する図である。
る。
な形状を示す側面図である。
す一部破断した斜視図である。
置を示す一部破断した斜視図である。
置を示す一部破断した斜視図である。
置を示す斜視図である。
置を示す一部破断した斜視図である。
置を示す一部破断した斜視図である。
部破断した斜視図である。
Claims (10)
- 【請求項1】 一方端面に形成された光入射面から遠ざ
かるに従って次第に厚みが減少する光導入部と、入射し
た光を閉じ込めて導光する導光シートとを有し、前記光
導入部の一方の面を前記導光シートに光学的に結合され
た導光板において、 前記光入射面から光導入部に入射した光の少なくとも一
部が、光導入部の導光シートに接合された面と対向する
面において、少なくとも2度反射されるようにしたこと
を特徴とする導光板。 - 【請求項2】 前記光導入部の光入射面の厚みが、前記
導光シートの厚みの2倍よりも大きく、前記光導入部の
平均傾斜角が22.5゜よりも小さいことを特徴とす
る、請求項1に記載の導光板。 - 【請求項3】 前記光導入部は、透明な接着剤層を介し
て前記導光シートに接着されており、当該接着剤層の膜
厚は前記導光シートの厚みよりも薄くなっていることを
特徴とする、請求項1に記載の導光板。 - 【請求項4】 前記光入射面がレンズ形状をしているこ
とを特徴とする、請求項1に記載の導光板。 - 【請求項5】 前記光入射面に入射する光の指向性をβ
とし、前記導光シートの屈折率及び厚みをそれぞれn2
及びT2とし、前記光導入部における光入射面の厚みを
T1とするとき、 β ≦ arcsin〔(T1/T2)/n2〕 の関係を有することを特徴とする、請求項1に記載の導
光板。 - 【請求項6】 前記光導入部の屈折率は、前記導光シー
トの屈折率よりも小さいことを特徴とする、請求項1に
記載の導光板。 - 【請求項7】 前記光導入部の前記光入射面と反対側の
端部から前記導光シートにかけて、正反射シートを貼っ
ていることを特徴とする、請求項1に記載の導光板。 - 【請求項8】 前記光導入部の両面に導光シートが光学
的に結合されていることを特徴とする、請求項1に記載
の導光板。 - 【請求項9】 前記導光シートに複数の光導入部が光学
的に結合されていることを特徴とする、請求項1に記載
の導光板。 - 【請求項10】 一方端面から遠ざかるに従って次第に
厚みが減少する光導出部の一方の面が前記導光シートに
光学的に結合され、光導出部の前記端面に反射部材が設
けられていることを特徴とする、請求項1に記載の導光
板。
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