JP2000248249A - 反応性ホットメルト接着剤およびその用途 - Google Patents

反応性ホットメルト接着剤およびその用途

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JP2000248249A JP11049819A JP4981999A JP2000248249A JP 2000248249 A JP2000248249 A JP 2000248249A JP 11049819 A JP11049819 A JP 11049819A JP 4981999 A JP4981999 A JP 4981999A JP 2000248249 A JP2000248249 A JP 2000248249A
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Haruo Nomi
温雄 野見
Masako Tada
雅子 多田
Eriko Yamada
絵里子 山田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】貯蔵安定性、初期接着性、接着硬化後の耐熱性
に優れた、種々の形状に成形できる反応性ホットメルト
接着剤およびそれを用いた複合接着シートの提供。 【解決手段】イソシアネート基を有する線状のウレタン
プレポリマーに、水酸基価200〜560の脂肪族モノ
アルコール(A)、(A)以外の化合物であるブロック
化剤(B)、および、任意に、水酸基価400超の低分
子量ジオールを反応してなるブロック化ウレタンプレポ
リマーを主成分とする反応性ホットメルト接着剤。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、比較的低温でブロ
ック解離ができ、かつ、押し出し加工ができるウレタン
系反応性ホットメルト接着剤に関する。また、該反応性
ホットメルト接着剤を用いた接着性複合シートまたはテ
ープ材料、それを使用する方法、使用した縫製品に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より使用されている接着剤として
は、溶剤型、ホットメルト型、反応型、等が挙げられ
る。
【0003】ホットメルト型接着剤は、溶剤を使用しな
いため環境に優しく、また、冷却固化すれば接着が完了
し、初期接着が速い利点があるため、需要は伸びてい
る。しかし、熱可塑性樹脂をベースにしているため、耐
熱性、接着強度、耐薬品性に劣る問題がある。
【0004】反応型接着剤は、接着後に架橋するため、
接着強度も高く、耐熱性にも優れるが、反応固化するま
で、比較的長時間が必要であり、ホットメルト型接着剤
のような接着直後の接着力は得られない。
【0005】ホットメルト型接着剤の操作簡便性と初期
接着力、および、反応型接着剤の高い耐熱性と接着強度
を併有する接着剤として、反応性ホットメルト接着剤が
提案された。反応性ホットメルト接着剤は、末端にイソ
シアネート基を有するウレタンプレポリマーが使用され
る。架橋性であるため、耐熱性、耐薬品性に優れるほ
か、接着強度も良好であるが、貯蔵安定性が悪く、大気
中の水分と反応するため密閉容器に保存することが必要
であり、使用時における取扱いにも問題がある。
【0006】そこで、特開昭62−138573および
特開平4−253785では、ウレタンプレポリマーの
イソシアネート基をブロックすることによる貯蔵安定性
の改善も試みられたが、下記のような欠点があった。
【0007】すなわち、特開平4−253785には、
使用時に加熱溶融させてブロック解離した接着剤溶融液
を基材に塗布した後、他の基材と張り合わせる方法が記
載されている。しかし、ブロック解離した接着剤溶融液
を基材に塗布した直後に、直ちに他の基材と接着させる
必要があり、接着剤を基材に塗布した後は、保管ができ
ない欠点があった。
【0008】また、特開昭62−138573には、ワ
ンショット法により合成した、液状の接着剤を基材に吹
き付け塗布し、接着剤皮膜を形成させ、その後に他の基
材と圧着したのち加熱、ブロック解離して接着させる方
法が記載されている。最初に加工した接着剤皮膜として
の保存は可能であり、接着の際は加熱によりブロック解
離させて接着させるが、皮膜形成前の接着剤の性質上、
加工できる形状は、基材に一体化した膜状に限られる欠
点があった。さらに、吹き付け塗布する方法では、膜厚
が均一になりにくい欠点があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の従来
の技術の欠点を改良するものであり、接着剤層を均一に
することが簡易であり、作業現場での作業性を向上させ
ることができ、さらに、保管性のよい、接着剤の提供を
目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記の発明で
ある。イソシアネート基を有する線状のウレタンプレポ
リマーに、水酸基価200〜560の脂肪族モノアルコ
ール(A)および(A)以外の化合物であるブロック化
剤(B)を反応してなるブロック化ウレタンプレポリマ
ーを主成分とする反応性ホットメルト接着剤。
【0011】イソシアネート基を有する線状のウレタン
プレポリマーに、水酸基価400超の低分子量ジオー
ル、水酸基価200〜560の脂肪族モノアルコール
(A)および(A)以外の化合物であるブロック化剤
(B)を反応してなるブロック化ウレタンプレポリマー
を主成分とする反応性ホットメルト接着剤。
【0012】該反応性ホットメルト接着剤からなる接着
剤層と防水透湿布とを積層してなることを特徴とする接
着性複合シートまたはテープ材料。
【0013】該接着性複合シートまたはテープを、防水
透湿布からなる縫製品の縫い目部分または防水透湿布の
補修部分のあて材として使用する方法およびそれを使用
した縫製品。
【0014】
【発明の実施の形態】[ウレタンプレポリマー]本発明
におけるイソシアネート基を有する線状のウレタンプレ
ポリマーは、線状構造の末端にイソシアネート基を有す
ることが好ましい。線状のウレタンプレポリマーは下記
で説明するように、2官能の原料を用いて製造すること
ができる。
【0015】[有機ジイソシアネート]本発明おいて使
用しうる有機ジイソシアネートとしては、4,4’−ジ
フェニルメタンジイソシアネート(MDI)、トリレン
ジイソシアネート(TDI)、キシレンジイソシアネー
ト(XDI)等の芳香族ジイソシアネート、ヘキサメチ
レンジイソシアネート等の脂肪族ジイソシアネート、イ
ソホロンジイソシアネート、水添MDI(H12MDI)
等の脂環族ジイソシアネートが挙げられる。
【0016】[水酸基価40〜400の高分子量ジオー
ル]本発明に用いられる水酸基価40〜400の高分子
量ジオールとしては、ポリエステルジオールまたはポリ
エーテルジオール、ポリラクトン系ジオール、ポリカー
ボネート系ジオールが好ましい。
【0017】ポリエステルジオールは、ジカルボン酸と
低分子量ジオールを反応させて得られるポリエステルジ
オールが好ましい。ジカルボン酸としては、フタル酸、
イソフタル酸、テレフタル酸、コハク酸、アジピン酸、
スベリン酸、セバシン酸等が挙げられる。低分子量ジオ
ールとしてはエチレングリコール、ジエチレングリコー
ル、1,3−プロパンジオール、1,4−ブタンジオー
ル、1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオ
ール等が挙げられる。ポリエーテルポリオールとして
は、ポリオキシエチレングリコール、ポリオキシプロピ
レングリコール、ポリオキシエチレンオキシプロピレン
グリコール、ポリオキシテトラメチレングリコール、等
が挙げられる。
【0018】ポリラクトン系ジオールとしては、各種ラ
クトンを開環重合して得られる、ポリカプロラクトング
リコール、ポリバレロラクトングリコール、ポリプロピ
オラクトングリコール等が挙げられる。ポリカーボネー
ト系ジオールとしては、エチレングリコール、プロピレ
ングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキ
サンジオール等の低分子グリコール類とエチレンカーボ
ネート、ジエチルカーボネート、ジフェニルカーボネー
ト等とを縮合反応することにより得られるものが挙げら
れる。
【0019】水酸基価は40〜190であることがより
好ましく、50〜120であることが特に好ましい。
【0020】[水酸基価400超の低分子量ジオール]
本発明において、必要に応じて使用する水酸基価400
超の低分子量ジオールとしては水酸基価560〜200
0の化合物が好ましく、具体的にはエチレングリコー
ル、ジエチレングリコール、1,3−プロパンジオー
ル、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオー
ル、1,6−ヘキサンジオール等が挙げられる。
【0021】[水酸基価200〜560の脂肪族モノア
ルコール(A)]本発明において、使用する水酸基価2
00〜560の脂肪族モノアルコール(A)としては具
体的にはn−ヘキシルアルコール、n−ヘプチルアルコ
ール、n−オクチルアルコール、n−デシルアルコール
やそれらの異性体である2−エチル−1−ヘキシルアル
コール、2−メチル−ドデシルアルコール等が挙げられ
る。炭素数6〜18の直鎖状または分岐状の飽和脂肪族
モノアルコールが好ましい。
【0022】水酸基価560超のモノオールは、加熱時
に解離しやすく、水酸基価200未満のモノオールでは
得られる接着剤の物性低下を招くため、望ましくない。
【0023】本発明において、モノアルコール(A)を
使用せずに、ブロック化剤(B)のみを使用した場合に
は、本発明の反応性ホットメルト接着剤の接着時の加熱
溶融する際に、大気中にポリイソシアネートを放出しや
すくなり、局所排気など環境設備を整える必要性が発生
する場合がある。本発明においてブロック化剤(B)と
ともにモノアルコール(A)を併用することにより、反
応性ホットメルト接着剤の加熱溶融時の、大気中へのポ
リイソシアネートの放出量の低減の効果がある。
【0024】[ブロック化剤(B)]本発明において、
(A)以外の化合物であるブロック化剤(B)を使用す
る。ブロック化剤(B)としては、ブロック化剤として
公知の化合物であって、(A)以外の化合物が使用でき
る。
【0025】具体的には、フェノール、クレゾール、ニ
トロフェノール、クロロフェノール、エチルフェノー
ル、フェニルフェノール等のフェノール系ブロック化
剤、ε−カプロラクタム等のラクタム系ブロック化剤、
アセトアルデヒドオキシム、アセトオキシム、メチルエ
チルケトンオキシム、ジアセチルモノオキシム、シクロ
ヘキサノンオキシム等のオキシム系ブロック化剤、メタ
ノール、エタノール、1−ブタノール、1−プロパノー
ル、2−プロパノール、1−ペンタノール、ベンジルア
ルコール、メトキシメタノール、2−クロロエタノー
ル、1−クロロ−2−プロパノール、1,3−ジクロロ
−2−プロパノール等のアルコール系ブロック化剤、そ
の他アセチルアセトン、アセト酢酸エチル、マレイン酸
ジエチル等が挙げられる。
【0026】フェノール、ε−カプロラクタム、メチル
エチルケトンオキシム、メタノール、エタノール、1−
プロパノール、2−プロパノールなどの低分子量ブロッ
ク化剤が特に好ましい。
【0027】[ブロック化ウレタンプレポリマー]本発
明におけるブロック化ウレタンプレポリマーは(1)、
(2)の方法で製造できる。
【0028】(1)イソシアネート基を有する線状のウ
レタンプレポリマーに、水酸基価200〜560の脂肪
族モノアルコール(A)および(A)以外の化合物であ
るブロック化剤(B)を反応させる方法。
【0029】(2)イソシアネート基を有する線状のウ
レタンプレポリマーに、水酸基価400超の低分子量ジ
オール、水酸基価200〜560の脂肪族モノアルコー
ル(A)および(A)以外の化合物であるブロック化剤
(B)を反応させる方法。
【0030】(1)、(2)の方法において、イソシア
ネート基を有する線状のウレタンプレポリマーにおける
イソシアネート基に対して、水酸基とブロック化剤にお
ける反応性基の合計(以下、(反応性基+水酸基)とい
う)が0.8モル以上になるように仕込んで反応させる
ことが好ましい。ウレタンプレポリマーのイソシアネー
ト基1モルに対して(反応性基+水酸基)が0.8モル
以上1.5モル以下、(特には0.9モル以上1.4モ
ル以下)、となるように仕込んで反応させることが特に
好ましい。
【0031】また、上記イソシアネート基を有する線状
のウレタンプレポリマーは(3)、(4)の方法で製造
できる。
【0032】(3)有機ジイソシアネートおよび水酸基
価40〜400の高分子量ジオールを、水酸基に対して
イソシアネート基が過剰となる割合で反応させる方法。
【0033】(4)有機ジイソシアネート、水酸基価4
0〜400の高分子量ジオールおよび水酸基価400超
の低分子量ジオールを、水酸基に対してイソシアネート
基が過剰となる割合で反応させる方法。
【0034】本発明におけるブロック化ウレタンプレポ
リマーを主成分とする反応性ホットメルト接着剤は、具
体的には、次の(5)〜(7)の方法で製造することが
好ましく、好ましい粘度のブロック化ウレタンプレポリ
マーを得るためには(7)の方法が特に好ましい。
【0035】(5)有機ジイソシアネートおよび水酸基
価40〜400の高分子量ジオールを、水酸基1モルに
対してイソシアネート基が1モル超2モル以下(好まし
くは1モル超1.5以下、もっとも好ましくは1モル超
1.3モル以下)となる割合で反応させて得られた、イ
ソシアネート基を有する線状のウレタンプレポリマー
に、水酸基価200〜560の脂肪族モノアルコール
(A)およびブロック化剤(B)を反応させる方法。
【0036】なお、モノアルコール(A)使用割合は、
有機ジイソシアネートのイソシアネート基1モルに対し
て、モノアルコール(A)0.005モル以上0.5モ
ル以下(さらには0.01モル以上0.2モル以下)が
好ましい。ブロック化剤(B)の使用割合は、有機ジイ
ソシアネートのイソシアネート基1モルに対して、ブロ
ック化剤(B)0.01モル以上1.0未満(さらには
0.1モル以上0.5モル以下)が好ましい。
【0037】(6)有機ジイソシアネート、水酸基価4
0〜400の高分子量ジオールおよび水酸基価400超
の低分子量ジオールを、水酸基1モルに対してイソシア
ネート基が1モル超2モル以下(好ましくは1モル超
1.5以下、もっとも好ましくは1モル超1.3モル以
下)で反応させて得られた、イソシアネート基を有する
線状のウレタンプレポリマーに、水酸基価200〜56
0の脂肪族モノアルコール(A)およびブロック化剤
(B)を反応させる方法。
【0038】なお、モノアルコール(A)使用割合は、
有機ジイソシアネートのイソシアネート基1モルに対し
て、モノアルコール(A)0.005モル以上0.5モ
ル以下(さらには0.01モル以上0.2モル以下)が
好ましい。ブロック化剤(B)の使用割合は、有機ジイ
ソシアネートのイソシアネート基1モルに対して、ブロ
ック化剤(B)0.01モル以上1.0未満(さらには
0.1モル以上0.5モル以下)が好ましい。
【0039】また、水酸基価40〜400の高分子量ジ
オールおよび水酸基価400超の低分子量ジオールの割
合は水酸基価40〜400の高分子量ジオールの割合
は、高分子量ジオール1モルに対して、低分子量ジオー
ルが0.6モル以上1.5モル以下(さらには0.7モ
ル以上1.2モル以下)が好ましい。
【0040】(7)有機ジイソシアネートおよび水酸基
価40〜400の高分子量ジオールを、水酸基1モルに
対してイソシアネート基が1モル超3モル以下(さらに
は1.5モル以上2.5モル以下)で反応させてイソシ
アネート基を有する線状のウレタンプレポリマーを得
る。次いで、得られた該ウレタンプレポリマーに、有機
ジイソシアネートに基づくイソシアネート基1モルに対
して0.3モル以上1モル未満の(好ましくは0.3モ
ル以上0.6モル以下の)水酸基価400超の低分子量
ジオール、水酸基価200〜560の脂肪族モノアルコ
ール(A)およびブロック化剤(B)を同時に反応させ
る方法。
【0041】水酸基価40〜400の高分子量ジオール
および水酸基価400超の低分子量ジオールの割合は水
酸基価40〜400の高分子量ジオールの割合は、高分
子量ジオール1モルに対して、低分子量ジオールが0.
6モル以上1.5モル以下(さらには0.7モル以上
1.2モル以下)が好ましい。
【0042】また、モノアルコール(A)の使用割合
は、有機ジイソシアネートのイソシアネート基1モルに
対して、モノアルコール(A)0.005モル以上0.
3モル以下(さらには0.01モル以上0.2モル以
下)が好ましい。さらにブロック化剤の使用割合は、有
機ジイソシアネートのイソシアネート基1モルに対して
0.01モル以上1.0未満(さらには0.1モル以上
0.5モル以下)が好ましい。
【0043】ブロック化の反応は、溶剤中でも、また、
無溶剤下でも行いうる。溶剤中で行う場合、活性水素を
持たない溶剤を使用することが好ましい。また、溶剤を
使用した場合には、ブロック化ウレタンプレポリマーを
製造後、溶剤を除去することが好ましい。本発明におい
ては、溶剤を使用しないことが好ましい。
【0044】本発明におけるブロック化ウレタンプレポ
リマーは、数平均分子量が11000以上であり、かつ
110℃における溶融粘度が1000ポアズ以上である
ことが好ましい。また、常温で固体である。
【0045】数平均分子量が11000未満では通常で
の押し出し成形などの成形加工が困難になる。数平均分
子量は15000以上が好ましく、20000以上が特
に好ましい。また100000以下が好ましく、500
00以下より好ましく、30000以下が特に好まし
い。
【0046】110℃における溶融粘度が1000ポア
ズ未満では通常での押し出し成形などの成形加工が困難
になる。110℃における溶融粘度は5000ポアズ以
上が好ましく、15000ポアズ以上がより好ましく、
20000ポアズ以上が特に好ましい。また10000
0ポアズ以下が好ましく、75000ポアズ以下がより
好ましく、50000ポアズ以下が特に好ましい。
【0047】[反応性ホットメルト接着剤]本発明の反
応性ホットメルト接着剤は、上記ブロック化ウレタンプ
レポリマーを主成分とする。本発明における該反応性ホ
ットメルト接着剤は、所定の形状に成形できることが特
徴である。
【0048】すなわち、本発明の反応性ホットメルト接
着剤は、上記ブロック化ウレタンプレポリマーまたは該
ブロック化ウレタンプレポリマーを含有する組成物を、
所定の形状に成形してなる、成形された反応性ホットメ
ルト接着剤として使用することが好ましい。
【0049】形状は、フィルム状、テープ状、チューブ
状、ビード状、パウダー状またはフレーク状に成形する
ことが好ましく、フィルム状またはテープ状に成形する
ことが特に好ましい。
【0050】また、成形は押し出し成形であることが好
ましい。すなわち上記ブロック化ウレタンプレポリマー
または該ブロック化ウレタンプレポリマーを含有する組
成物を、ブロック化剤の解離温度より低い温度で押し出
し成形してなる、成形された反応性ホットメルト接着剤
として使用することが特に好ましい。押し出し成形によ
り容易にフィルム状またはテープ状に成形できる。
【0051】押し出し成形を行う際の成形温度は、ブロ
ック化剤の解離温度(以下、ブロック解離温度)にもよ
るが、80〜250℃であることが好ましく、80〜2
00℃であることがより好ましく、80〜150℃であ
ることが特に好ましい。成形温度はブロック解離温度よ
りも20℃以上低いことが好ましい。
【0052】本発明の反応性ホットメルト接着剤は、上
記ブロック化ウレタンプレポリマーに種々の添加剤を配
合させたものでもよい。添加剤としては例えば硬化触
媒、解離触媒、可塑剤、粘着性付与剤、各種充填剤、顔
料、ワックス、貯蔵安定剤等の、湿気硬化型ウレタン系
接着剤に通常に使用される添加剤が挙げられる。
【0053】該反応性ホットメルト接着剤は、通常の方
法で、ブロック解離を行うことによりホットメルト接着
剤として使用できる。すなわち所定の温度で一定時間加
熱することにより、ブロック化剤が外れ、湿気架橋し、
接着性を発揮する。加熱温度はブロック解離温度より高
い温度である。加熱温度は、加熱時間にもよるが、10
0〜300℃が好ましく、100〜250℃がより好ま
しく、150〜230℃が特に好ましい。
【0054】本発明の反応性ホットメルト接着剤は、ブ
ロック解離前の状態で保管でき、例えば6ヶ月以上保存
できる。また乾燥状態下では2〜3年間保存することも
できる。
【0055】[用途]本発明の反応性ホットメルト接着
剤は一般のポリウレタン系接着剤により接着できるあら
ゆる被着体に対し適用できる。
【0056】フィルム状に成形できることから、接着剤
の厚み精度を重視する用途や、被着体への浸み込みすぎ
が問題となる用途にも優れた適性を示す応用範囲の広い
反応性の接着剤である。
【0057】具体的な用途としては、自動車関連、建
材、木工・家具、製本、電気関係、織物・繊維等への接
着に適用でき、従来のホットメルト型接着剤では、耐熱
性が問題となっている用途や、接着力の不足が問題とな
る用途に特に優れた効果を発揮する。
【0058】耐熱性が問題となっている分野としては、
自動車の内装部品の接着、シートとフォームの接着など
が挙げられる。また、接着後の工程に加熱工程を必要と
する製品の接着にも有効である。
【0059】また、柔軟性に優れることから織物・繊維
の接着に特に適し、接着力の不足が指摘される縫い目部
分の目止めテープや、接着芯地、ズボンの裾上げテー
プ、ワッペンなどの用途に用いると、布地の風合いを損
なうことなく優れた接着力を示すので、特に好ましい。
【0060】さらに、本発明の反応性ホットメルト接着
剤は、加熱溶融時に、有害なポリイソシアネートが、大
気中に放出される量が制限されているため、接着剤使用
作業環境上も有利である。
【0061】本発明の反応性ホットメルト接着剤は、防
水透湿布と積層して用いることが特に好ましい。すなわ
ち、本発明は、本発明の上記反応性ホットメルト接着剤
からなる接着剤層を防水透湿布に積層した積層体である
ことを特徴とする接着性複合シートまたはテープ材料、
である。
【0062】防水透湿布は、熱安定性に優れるものが好
ましく、微多孔質ポリテトラフルオロエチレンまたは微
多孔質(エチレン/テトラフルオロエチレン)共重合体
からなるフィルムまたはシートを構成成分として含有す
る積層体からなることが好ましい。
【0063】また、該接着性複合シートまたはテープ材
料は、防水透湿布からなる縫製品の縫い目部分またはの
補修部分、たとえば防水透湿布からなるシートの破れ目
の部分など、のあて材として使用することが特に好まし
い。該接着性複合シートまたはテープ材料は、切断等の
手段によりテープ状またはパッチ状の形状として使用で
きる。ここでいう縫製品の具体的な例としては、上衣・
ズボン・コート・シャツ等を含む被服、マスク、フード
・ハット等を含む帽子、ブーツ・オーバーシューズ等を
含む靴、ミトン・グローブ等を含む手袋、等が挙げられ
る。
【0064】積層は、あらかじめフィルム化しておいた
接着剤のフィルムと防水透湿布を張り合わせることによ
り行なうことが好ましい。積層する際に50〜100℃
程度に加熱したロールを用いると、密着性がよいので好
ましい。
【0065】また、接着剤をフィルム状に押し出し成形
する際に、防水透湿布上に押し出すことにより積層して
もよい。防水透湿布が熱可塑性である場合、接着剤のフ
ィルムと共押し出しすることにより積層してもよい。
【0066】上記複合シート材料は、使用用途に応じた
望ましい形、例えばテープ状などに切断して用いられ
る。
【0067】上記複合シートまたはテープ材料を用いる
場合には、ブロック解離温度以上で一定時間以上加熱す
ることが必要だが、その温度以下でも溶融接着した後、
湿熱処理することにより充分な接着力を発揮することが
できる。
【0068】
【実施例】「例1」アジピン酸とエチレングリコールと
1,4−ブタンジオールとの反応より得られた水酸基価
110のポリエステルジオール100重量部(以下、部
と略す)および4,4’−ジフェニルメタンジイソシア
ネート55.0部を80℃で2時間反応させ、末端にイ
ソシアネート基を有するウレタンプレポリマーを得た。
これに、1,4−ブタンジオール(水酸基価1245)
7.9部、ブロック化剤としてε−カプロラクタム6.
2部、および、n−オクチルアルコール2.4部を加
え、120℃で4時間反応させてブロック化ウレタンプ
レポリマー(ブロック解離温度170℃)を得た。な
お、以下の各例とも反応の終点は、IRスペクトルにて
イソシアネート基の吸収がなくなったことで確認した。
【0069】得られたブロック化ウレタンプレポリマー
を、粉砕機によりフレーク状に砕き、次いで、このフレ
ーク状の樹脂組成物をダイス温度125℃の押し出し成
形機を用いて、100μmの厚みのフィルム状に押し出
し成形し、フィルム状樹脂組成物を得た。
【0070】「例2」水酸基価110のポリオキシテト
ラメチレングリコール100部および4,4’−ジフェ
ニルメタンジイソシアネート59.2部を80℃で2時
間反応させ、末端にイソシアネート基を有するウレタン
プレポリマーを得た。これに、1,4−ブタンジオール
9.2部、ブロック化剤としてε−カプロラクタム6.
7部、および、n−オクチルアルコール2.6部を加
え、120℃で4時間反応させてブロック化ウレタンプ
レポリマー(ブロック解離温度170℃)を得た。得ら
れた部録かウレタンプレポリマーを例1と同様の方法で
成形し、フィルム状樹脂組成物を得た。
【0071】「例3」アジピン酸とエチレングリコール
と1,4−ブタンジオールとの反応より得られた水酸基
価110のポリエステルジオール100部および4,
4’−ジフェニルメタンジイソシアネート55.0部を
80℃で2時間反応させ、末端にイソシアネート基を有
するウレタンプレポリマーを得た。これに、1,4−ブ
タンジオール7.9部、ブロック化剤としてメチルエチ
ルケトンオキシム4.8部、および、n−オクチルアル
コール2.4部を加え、120℃で4時間反応させてブ
ロック化ウレタンプレポリマー(ブロック解離温度14
5℃)を得た。得られたブロック化ウレタンプレポリマ
ーを、例1と同様の方法で成形し、フィルム状樹脂組成
物を得た。
【0072】「例4」アジピン酸とエチレングリコール
と1,4−ブタンジオールとの反応より得られた水酸基
価110のポリエステルジオール100部および4,
4’−ジフェニルメタンジイソシアネート55.0部を
80℃で2時間反応させ、末端にイソシアネート基を有
するウレタンプレポリマーを得た。これに、1,4−ブ
タンジオール7.9部、ブロック化剤としてメチルエチ
ルケトンオキシム3.2部、および、n−オクチルアル
コール4.8部を加え、120℃で4時間反応させてブ
ロック化ウレタンプレポリマー(ブロック解離温度14
5℃)を得た。得られたブロック化ウレタンプレポリマ
ーを、例1と同様の方法で成形し、フィルム状樹脂組成
物を得た。
【0073】「例5」アジピン酸と1,4−ブタンジオ
ールとの反応より得られた水酸基価110のポリエステ
ルジオール100部および4,4’−ジフェニルメタン
ジイソシアネート55.0部を80℃で2時間反応さ
せ、末端にイソシアネート基を有するウレタンプレポリ
マーを得た。これに、1,4−ブタンジオール7.9
部、および、ブロック化剤としてメチルエチルケトンオ
キシム4.0部、n−オクチルアルコール3.6部を加
え、120℃で4時間反応させてブロック化ウレタンプ
レポリマー(ブロック解離温度145℃)を得た。得ら
れたブロック化ウレタンプレポリマーを例1と同様の方
法で成形し、フィルム状樹脂組成物を得た。
【0074】「例6(比較例1)」アジピン酸とエチレ
ングリコールと1,4−ブタンジオールとの反応より得
られた水酸基価110のポリエステルジオール100部
および4,4’−ジフェニルメタンジイソシアネート5
5.0部を80℃で2時間反応させ、末端にイソシアネ
ート基を有するウレタンプレポリマーを得た。これに、
1,4−ブタンジオール7.9部、および、ブロック化
剤としてメチルエチルケトンオキシム6.4部を加え、
120℃で4時間反応させてブロック化ウレタンプレポ
リマー(ブロック解離温度145℃)を得た。得られた
ブロック化ウレタンプレポリマーを例1と同様の方法で
成形し、フィルム状樹脂組成物を得た。
【0075】「例7(比較例2)」アジピン酸と1,4
−ブタンジオールとの反応より得られた水酸基価110
のポリエステルジオール100部および4,4’−ジフ
ェニルメタンジイソシアネート55.0部を80℃で2
時間反応させ、末端にイソシアネート基を有するウレタ
ンプレポリマーを得た。これに、1,4−ブタンジオー
ル10.93部を加え、120℃で4時間反応させてウ
レタンプレポリマーを得た。得られたウレタンプレポリ
マーを例1と同様の方法で成形し、フィルム状樹脂組成
物を得た。
【0076】「評価」例1〜7で得られたフィルム状樹
脂組成物を用いて下記の(1)〜(4)の試験を行っ
た。
【0077】(1)フィルム物性試験 得られたフィルム状樹脂組成物の室温での物性、すなわ
ち、伸び(単位:%)、100%モジュラスM100(単
位:kg/cm2)、引張強度Ts(単位:kg/c
2)を引張速度300mm/分で測定した。
【0078】さらに、200℃で3分間加熱して、ブロ
ック化剤を解離させ、次いで20℃、相対湿度60%
で、6日間養生を行った後、室温での物性を同様に測定
した。但し、例7はブロック剤を用いていないため解離
のための加熱は行わなかった。結果を表1に示す。
【0079】(2)剥離強度試験 得られたフィルム状樹脂組成物を2枚の被着体の間に挟
み、0.22kg/cm2の圧力をかけながら、熱板を
あて190℃で30秒間加熱した。20℃、相対湿度6
0%で、6日間養生を行って積層体を得た。この積層体
の、室温での剥離強度(単位:kg/inch)を、剥
離速度200mm/分の条件で測定した。被着体として
は、ポリエステルタフタ、ナイロンタフタおよび綿ブロ
ードを使用した。結果を表2に示す。
【0080】(3)大気中へのポリイソシアネートの放
出濃度測定試験 得られたフィルム状樹脂組成物を幅2cmに切断し、2
30℃に加熱されたロールラミネーターを使用してナイ
ロンタフタと積層した。積層工程の間、サンプルから1
2.5cm離れた位置で、局所排気設備を使わずにポリ
イソシアネートの濃度を測定した。結果を表3に示す。
【0081】(4)接着性複合シートの調整 例1〜7で得られたフィルム状樹脂組成物と、融点25
0℃以上を有するポリウレタンシート(厚さ100μ)
を重ね、80℃に加温した熱ロールを用いて圧着し接着
性複合シートを得た。得られた接着性複合シート材料を
幅2.5cmのテープ状に切断したものを用いて以下の
試験を行った。
【0082】防水透湿布としてジャパンゴアテックス社
より、ゴアテックスファブリックとして販売されてい
る、微多孔質ポリテトラフルオロエチレンフィルムと布
帛の積層体を使用した。この防水透湿布2枚を、微多孔
質ポリテトラフルオロエチレンフィルム側同志を合わせ
て縫いしろを1cmとしてミシンにて縫いあわせ、縫製
サンプルを作成した。次いで図1に示すように、縫いし
ろを広げ、縫い目部分にテープ状接着性複合シート材料
をアイロンを使用して熱圧着し、シーリングされたサン
プルを作成した。
【0083】このシーリングされたサンプルに布側より
2000mmの水柱圧を2分間印加する漏水試験を行
い、漏水が見られないことを確認した後、JIS−L1
0966.23A法に準拠した洗濯試験(但し、洗剤は
使用しなかった。また乾燥方法はドリップドライとした
l)を10回繰り返し行い、乾燥後、再度漏水試験を行
い、漏水しないものを合格とした。一つの例につき同様
のシーリングサンプルを5点作成し、それぞれについて
試験を実施した。合格した数を表4に示した。
【0084】
【表1】
【0085】
【表2】
【0086】
【表3】
【0087】
【表4】
【0088】
【発明の効果】本発明の反応性ホットメルト接着剤は、
貯蔵安定性、初期接着性、接着硬化後の耐熱性に優れ
る。さらに、使用時の大気中へのポリイソシアネートの
放出を押さえることができるため、作業環境を改善する
ことができる。また、接着剤層を均一にすること、用途
に応じて必要な形状にあらかじめ加工することが容易に
でき、作業現場での工程を簡易化できる。被着体への接
着剤成分の浸み込みすぎが問題となる用途にも使用でき
る。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成11年4月6日(1999.4.6)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】追加
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】シーリングされたサンプルを示す説明図であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B32B 27/40 B32B 27/40 C09J 7/04 C09J 7/04 // B29K 75:00 B29L 7:00 9:00 (72)発明者 多田 雅子 神奈川県川崎市幸区塚越3丁目474番地2 旭硝子株式会社内 (72)発明者 山田 絵里子 神奈川県川崎市幸区塚越3丁目474番地2 旭硝子株式会社内 Fターム(参考) 4F100 AK04C AK04J AK18C AK18J AK51A AL01C BA02 BA03 BA04 BA07 BA10A BA10B CB03A DG11B DJ10C GB08 GB33 GB72 GB81 JB12A JD04B JD05B JJ03 JK06 JL00 JL01 JL12A 4F207 AA31 AD05 AD08 AD16 AG01 AG08 AR06 KA01 KA17 KF01 KK41 KM15 4J004 AA14 AB03 CA05 CB03 CC02 CC03 CE01 FA10 GA01 4J040 EF051 EF061 EF111 EF121 EF131 EF321 EF331 GA05 HB09 HB20 HB31 HB37 HC17 HC22 JA07 JA08 JA09 JB01 LA05 LA06 LA08 MB02 NA11 QA01

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】イソシアネート基を有する線状のウレタン
    プレポリマーに、水酸基価200〜560の脂肪族モノ
    アルコール(A)および(A)以外の化合物であるブロ
    ック化剤(B)を反応してなるブロック化ウレタンプレ
    ポリマーを主成分とする反応性ホットメルト接着剤。
  2. 【請求項2】イソシアネート基を有する線状のウレタン
    プレポリマーに、水酸基価400超の低分子量ジオー
    ル、水酸基価200〜560の脂肪族モノアルコール
    (A)および(A)以外の化合物であるブロック化剤
    (B)を反応してなるブロック化ウレタンプレポリマー
    を主成分とする反応性ホットメルト接着剤。
  3. 【請求項3】イソシアネート基を有する線状のウレタン
    プレポリマーが、有機ジイソシアネートおよび水酸基価
    40〜400の高分子量ジオールを、水酸基に対してイ
    ソシアネート基が過剰となる割合で反応させて得られる
    ものである、請求項1または2に記載の反応性ホットメ
    ルト接着剤。
  4. 【請求項4】イソシアネート基を有する線状のウレタン
    プレポリマーが、有機ジイソシアネート、水酸基価40
    〜400の高分子量ジオールおよび水酸基価400超の
    低分子量ジオールを、水酸基に対してイソシアネート基
    が過剰となる割合で反応させて得たものである、請求項
    1または2に記載の反応性ホットメルト接着剤。
  5. 【請求項5】前記ブロック化ウレタンプレポリマーまた
    は前記ブロック化ウレタンプレポリマーを含有する組成
    物を所定の形状に成形してなる、請求項1、2、3また
    は4に記載の成形された反応性ホットメルト接着剤。
  6. 【請求項6】形状が、フィルム状、テープ状、チューブ
    状、ビード状、パウダー状またはフレーク状である、請
    求項5に記載の成形された反応性ホットメルト接着剤。
  7. 【請求項7】成形が押し出し成形である、請求項5また
    は6に記載の成形された反応性ホットメルト接着剤。
  8. 【請求項8】ブロック化剤の解離温度より低い温度で押
    し出し成形してなる、請求項5、6または7に記載の成
    形された反応性ホットメルト接着剤。
  9. 【請求項9】請求項1〜8のいずれかに記載の反応性ホ
    ットメルト接着剤からなる接着剤層を防水透湿布に積層
    した積層体であることを特徴とする接着性複合シートま
    たはテープ材料。
  10. 【請求項10】防水透湿布が微多孔質ポリテトラフルオ
    ロエチレンまたは微多孔質(エチレン/テトラフルオロ
    エチレン)共重合体からなるフィルムまたはシートを構
    成成分として含有する積層体からなる、請求項9の接着
    性複合シートまたはテープ。
  11. 【請求項11】請求項9または10に記載の接着性複合
    シートまたはテープを、防水透湿布からなる縫製品の縫
    い目部分または防水透湿布の補修部分のあて材として使
    用する方法。
  12. 【請求項12】請求項9または10に記載の接着性複合
    シートまたはテープを縫い目部分または補修部分のあて
    材として使用した縫製品。
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