JP2000247690A - 合わせガラス用接着性中間膜および合わせガラス - Google Patents
合わせガラス用接着性中間膜および合わせガラスInfo
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Abstract
わせガラス用接着性中間膜の提供。 【解決手段】ベースとなる樹脂として、エチレン−酢酸
ビニル共重合体の部分ケン化物またはその酸変性体を用
い、透明性改質剤としてロジン類を、さらに緩衝材中の
可塑剤の移行を阻止するために予め一定量の可塑剤を配
合した中間膜が上記課題を解決した。
Description
久性、耐可塑性に優れた合わせガラス用接着性中間膜お
よびそれを用いた合わせガラスに関する。
よる危険の防止、セキュリティーの強化、装飾性付与、
防音性向上などの各種機能性付与の目的で自動車、航空
機、車両、建築物、OA機器等に広く使用されている。
この合わせガラスの製造に用いられる接着性中間膜とし
ては、従来可塑化ポリビニルブチラール、エチレン−酢
酸ビニル共重合体の部分ケン化物の酸変性体(以下HE
VA−Cと称することがある。)、架橋EVA、ポリウ
レタン、ポリ塩化ビニル、アクリル樹脂等が使用されて
いるが、それぞれ長所と短所があり、すべての用途に満
足できるものは得られていない。たとえば、可塑化ポリ
ビニルブチラールは優れた透明性を有し、自動車用や建
築用などに多用されているが、耐水性に劣り、またアク
リル製やポリカーボネート製のガラス板との接着性が悪
く、これらの合わせガラスには用いることができない。
さらにポリビニルブチラール膜はそれ自体粘着性を有し
ているので使用時の取り扱いが困難であるといった欠点
もある。これに対しHEVA−Cは耐水性に優れ、どの
素材にも適用できるため、各種機能性合わせガラスや各
種合成樹脂板を用いた合わせガラス等に広く用いられて
いるが、接着性が必ずしも十分ではなく、透明性にもや
や劣るため、自動車のフロントガラス用などには用いら
れていない。合わせガラスを建築物や自動車の窓ガラス
として用いる場合は、合わせガラスの切り口にパテ、ゴ
ム、グレイジングガスケット等の緩衝材をあてがって窓
枠と組み合わせることにより製造される。この緩衝材の
多くは可塑剤を含有しているので、合わせガラスの切り
口に露出している中間膜と緩衝材とが接触していると、
中間膜が緩衝材に含まれている可塑剤を吸収して膨潤
し、合わせガラスに剥離が生じて美観が損なわれる。そ
の他の樹脂からなる現存の中間膜は特殊な用途にのみ若
干使用されている程度である。
と、前記従来の中間膜が有している欠点を解消し、高い
透明性を保持し、耐水性に優れ、各種機能を有する素材
に幅広く良好な接着性を示し、しかも取り扱い易く、か
つ耐可塑剤性に優れた合わせガラス用接着性中間膜の開
発が強く求められている。
に、本発明者らは、特に中間膜としてエチレン−酢酸ビ
ニル共重合体の部分ケン化物(以下、HEVAと称する
ことがある。)またはその酸変性体に着目し、これに透
明性改質剤としてのロジン類を加えるとガラスそのもの
と同程度の透明性が得られ、さらにこれに一定量の可塑
剤を配合すると緩衝材中の可塑剤の中間膜への移行を阻
止し、中間膜の膨潤、ガラスの剥離を防止して耐可塑剤
性、耐久性にも優れた合わせガラスが得られることを知
見し、さらに研究を重ねて本発明を完成した。すなわち
本発明は、(1)エチレン−酢酸ビニル共重合体の部分
ケン化物またはその酸変性体100重量部、ロジン類2
〜20重量部および可塑剤0.5〜10重量部を含有し
てなる合わせガラス用接着性中間膜、(2)さらにシラ
ンカップリング剤0.05〜3重量部を含有してなる前
記(1)記載の合わせガラス用接着性中間膜、および
(3)前記(1)または(2)記載の合わせガラス用接
着性中間膜を使用して貼り合わせた合わせガラス、であ
る。
AおよびHEVA−Cについて説明する。これら化合物
の製法はともに自体公知である(たとえば特公昭62−
034043号)。このHEVAおよびHEVA−Cを
製造する際の原料となるエチレン−酢酸ビニル共重合体
(以下、EVAと称することがある。)は、通常酢酸ビ
ニル含量が25〜70重量%のものが用いられるが、好
ましくは該含量が30〜60重量%のものを使用する。
このようなEVAは、高圧法、乳化法などの公知の製造
法によって製造することができ、通常そのメルトインデ
ックス(g/10分(190℃、2,106g):AS
TM 1238−65Tによる。以下同じ)が0.1〜
500、好ましくは1〜300のものを使用することが
できる。原料EVAは、次いでケン化反応に付すことに
より、EVAの部分ケン化物(HEVA)が得られる。
ケン化度は通常30〜90モル%、好ましくは40〜8
5モル%、更に好ましくは45〜80モル%である。ケ
ン化反応はそれ自体公知の方法で行えばよい。例えば、
EVAをトルエン、キシレン等の溶剤に溶解し、メタノ
ール、エタノールなどの低沸点アルコールと水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム、ナトリウムメチラートなどの
アルカリからなる系で行うことができる。
ル基を有するHEVA−Cを製造することができる。H
EVAを酸変性する方法としては、グラフト反応を利用
する方法とエステル化反応を利用する方法がある。グラ
フト反応を利用するには、通常不飽和カルボン酸を用い
て行われる。このような不飽和カルボン酸としてはアク
リル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタコン酸等の不
飽和モノカルボン酸、あるいはマレイン酸等の不飽和ジ
カルボン酸(またはその無水物)などを挙げることがで
きるが、通常アクリル酸が用いられる。グラフト反応
は、過酸化ベンゾイル、過酸化ラウロイル、α,α′−
アゾビスイソブチロニトリル等のラジカル開始剤などを
用いて自体公知の反応条件下に行えばよい。不飽和カル
ボン酸の使用量はHEVAの重量に対して、0.1〜1
5重量%、好ましくは0.5〜5重量%である。このよ
うな反応により得られたカルボキシル基を有する変性体
の酸価は、通常0.1〜40、好ましくは0.5〜15
である。また、エステル化反応を利用する場合には、通
常ジカルボン酸無水物などが用いられる。該反応は、そ
れ自体公知のエステル化条件下で行われる。
無水マレイン酸、無水コハク酸、無水フタール酸、無水
ヘキサヒドロフタール酸、無水メチルヘキサヒドロフタ
ール酸、無水テトラヒドロフタール酸、無水メチルテト
ラヒドロフタール酸、トリメリット酸無水物などの飽
和、不飽和、脂肪族、芳香族、脂環族いずれの酸無水物
も挙げることができる。ジカルボン酸無水物の使用量
は、通常HEVA中の水酸基のうち5〜60モル%、好
ましくは10〜50モル%をエステル化するのに必要な
量である。このようにして得られるカルボキシル基を有
する変性体の酸価は、通常10〜200、好ましくは2
0〜150である。本発明においては、ロジン類が透明
性改質剤として用いられる。ロジン類はアビエチン酸を
主成分とする熱可塑性樹脂でガムロジン、ウッドロジ
ン、トール油ロジン等がある。具体的には、水添ロジン
(ジヒドロアビエチン酸、テトラヒドロアビエチン
酸)、不均化ロジン、不均化水添ロジン、重合ロジン
(一部重合ロジンを含む)等の変性ロジン類、ロジンま
たは変性ロジン類のアルキルエステル、グリコールエス
テル、グリセリンエステル、ペンタエリスリトールエス
テルやポリエステルの酸の一部にロジンあるいは変性ロ
ジンを使用したロジン変性ポリエステルなどが挙げられ
る。かかるロジン変性ポリエステルはロジンまたは変性
ロジンのグリシジルエステルとカルボン酸含有化合物の
反応によって得ることもできる。
AまたはHEVA−Cの総量100重量部に対して、通
常2〜20重量部、好ましくは5〜15重量部の範囲で
ある。従来可塑剤は、樹脂のみでは得ることのできない
有用な特性(柔軟性、加工性等)を発現させる目的で樹
脂に添加される(特開平3−109241号)。例え
ば、ポリ塩化ビニル樹脂の可塑化には、ポリ塩化ビニル
100重量部に対して35〜60重量部という多量の可
塑剤を添加して混練成形して軟質製品が製造される。本
発明における可塑剤は樹脂に柔軟性、加工性改善等の特
性を与えるために添加するのではなく、接触する緩衝材
中に含まれている可塑剤が中間膜に吸収されて合わせガ
ラスが剥離するのを防止する目的で少量添加される。こ
のような緩衝材としては、セッティングブロック、バッ
クアップ材、シーリング材などの弾性シーリング材、グ
レイジングチャンネル、グレイジングビードなどのグレ
イジングガスケットなどが挙げられる。また、本発明で
は、緩衝材に含まれている可塑剤の中間膜への移行によ
る合わせガラスの剥離を抑えるだけでなく、シーリング
材硬化時に発生する酢酸、オキシム、アルコール等を中
間膜が吸収することにより生ずる合わせガラスの剥離を
防ぐこともできる。
チルフタレート(DOP)、ジブチルフタレート(DB
P)、ジイソデシルフタレート(DIPI)、ジトリデ
シルフタレート(DTDP)、ブチルベンジルフタレー
ト(BBP)等のフタル酸エステル、トリオクチルホス
フェート(TOP)、トリクレジルホスフェート(TC
P)等のリン酸エステルなどが挙げられる。用いられる
可塑剤の量は、HEVAまたはHEVA−C100重量
部に対して、0.5〜10重量部、好ましくは3〜7重
量部である。また本発明では上記組成物にさらに、シラ
ンカップリング剤を配合することにより、より優れた耐
水性を有する中間膜を得ることができる。シランカップ
リング剤としてはエポキシシラン、アミノシラン、ビニ
ルシランが用いられ、特にエポキシシラン、例えばγ−
グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシ
ドキシプロピルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシ
プロピルメチルジエトキシシラン、β−(3,4−エポ
キシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン等が挙
げられる。シランカップリング剤は通常HEVAまたは
HEVA−C100重量部に対し0.05〜3重量部、
好ましくは0.1〜1.0重量部用いられる。また、必
要により安定剤、紫外線吸収剤、着色剤、染料、界面活
性剤を添加しても良い。
エキストルーダー、ニーダー等により各成分を十分メル
トブレンドした後にT−ダイ等を用いてシート化する。
当該シート化時の温度条件は、エキストルーダーによる
ペレット化では通常100〜150℃程度、T−ダイに
よるフィルム化では、100〜180℃程度で行われ
る。また、カレンダーロールを用いてシート化してもよ
い。このシート化そのものは公知の手段で行うことがで
きる(特開昭60−171253号)。シートの厚みは
通常50〜2,000μm、好ましくは100〜1,0
00μmである。シートの表面は合わせガラス製造時に
気泡の残存を防止するために凹凸状になっている方が好
ましく、エンボスロール等により梨地模様、エンボス模
様を入れておくとよい。合わせガラスの製造は通常公知
の方法、例えば真空加熱圧着法、熱圧着法、オートクレ
ーブを使用する方法等が好適に使用できる。本発明にお
ける合わせガラスとは、無機ガラス、型板ガラス、ポリ
カーボネート樹脂、アクリル樹脂等のガラス様透明体を
接着性合成樹脂中間膜により接着したものである。ま
た、重ね合わせるもののうち1つが透明樹脂フィルムで
あるものも含む。その際合わせガラスは平板でも曲面を
有するものでもよい。また装飾性、機能性等を有する機
能膜を封入した合わせガラスも含まれる。この場合中間
膜はガラスと機能膜あるいは機能膜と機能膜との間に使
用され、たとえば合わせガラスの構成はガラス/中間膜
/機能膜/中間膜/ガラスとなる。かかる装飾性、機能
性を付与する機能膜としては非常に多種類開発されてお
り、たとえば各種の印刷をされたポリエステルフィル
ム、樹皮(つき板)、布地、紙、金網、液晶膜、偏光
膜、導電膜、シリコーン素子等が挙げられる。
詳細に説明するが、本発明はこれらによって限定される
ものではない。 実施例1 エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物のカルボキシル
変性体(メルトインデックス20g/10分、デュミラ
ンC−1550、武田薬品工業(株)製)100重量部
に、完全水添ロジンのペンタエリスリトールエステル2
重量部およびジオクチルフタレート0.5重量部を均一
に分散させ、これを厚さ0.25mmのフィルムに成形
する。該フィルムを厚さ3mmの2枚の普通板ガラス
(100mm×50mm)に挟持し、層間の気泡を脱気
し、約100℃に加熱して接着圧1気圧で全体を密着一
体化して合わせガラスを製造した。
変性体(メルトインデックス20g/10分、デュミラ
ンC−1550、武田薬品工業(株)製)100重量部
に、完全水添ロジンのペンタエリスリトールエステル5
重量部およびジオクチルフタレート3重量部を均一に分
散させ、これを厚さ0.25mmのフィルムに成形す
る。該フィルムを実施例1と同様に処理して合わせガラ
スを製造した。
変性体(メルトインデックス20g/10分、デュミラ
ンC−1550、武田薬品工業(株)製)100重量部
に、完全水添ロジンのペンタエリスリトールエステル7
重量部およびジオクチルフタレート4重量部およびγ−
グリシドキシプロピルトリメトキシシラン1重量部を均
一に分散させ、これを厚さ0.25mmのフィルムに成
形する。該フィルムを実施例1と同様に処理して合わせ
ガラスを製造した。
変性体(メルトインデックス20g/10分、デュミラ
ンC−1550、武田薬品工業(株)製)100重量部
に、完全水添ロジンのペンタエリスリトールエステル1
5重量部およびジオクチルフタレート7重量部およびγ
−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン1重量部を
均一に分散させ、これを厚さ0.25mmのフィルムに
成形する。該フィルムを実施例1と同様に処理して合わ
せガラスを製造した。
変性体(メルトインデックス20g/10分、デュミラ
ンC−1550、武田薬品工業(株)製)100重量部
に、完全水添ロジンのペンタエリスリトールエステル2
0重量部およびジオクチルフタレート10重量部および
γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン1重量部
を均一に分散させ、これを厚さ0.25mmのフィルム
に成形する。該フィルムを実施例1と同様に処理して合
わせガラスを製造した。
変性体(メルトインデックス20g/10分、デュミラ
ンC−1550、武田薬品工業(株)製)100重量部
を厚さ0.25mmのフィルムに成形する。該フィルム
を実施例1と同様に処理して合わせガラスを製造した。 比較例2 エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物のカルボキシル
変性体(メルトインデックス20g/10分、デュミラ
ンC−1550、武田薬品工業(株)製)100重量部
に、完全水添ロジンのペンタエリスリトールエステル1
0重量部を均一に分散させ、これを厚さ0.25mmの
フィルムに成形する。該フィルムを実施例1と同様に処
理して合わせガラスを製造した。
0g/10分、エバフレックスEV150、三井・デュ
ポン・ポリケミカル(株)製)100重量部に、ジオク
チルフタレート5重量部を均一に分散させ、これを厚さ
0.25mmのフィルムに成形する。該フィルムを実施
例1と同様に処理して合わせガラスを製造した。 比較例4 エチレン−酢酸ビニル共重合体(メルトインデックス3
0g/10分、エバフレックスEV150、三井・デュ
ポン・ポリケミカル(株)製)100重量部に、ジオク
チルフタレート5重量部およびγ−グリシドキシプロピ
ルトリメトキシシラン1重量部を均一に分散させ、これ
を厚さ0.25mmのフィルムに成形する。該フィルム
を実施例1と同様に処理して合わせガラスを製造した。
ジングガスケット性、耐可塑性について下記の方法と基
準により測定した。その結果を〔表1〕に示す。 透明性試験 全光線透過率の測定およびヘイズ(Haze)の測定は
JISR3212に規定された試験法に準拠して行っ
た。 ◎:曇りは全くなし(ガラス単独と同程度)。 ○:角度、光線の当たり具合により曇りが認められる。 △:曇りが認められる。 耐グレイジングガスケット試験 100mm×50mmの合わせガラスの切り口に、可塑
剤としてジオクチルフタレート(DOP)を約40%含
むポリ塩化ビニル製のグレイジングガスケットを、中間
膜に接するように装着した。このグレイジングガスケッ
トを装着した合わせガラスの50℃×4週間後の外観
(剥離の有無)を観察した。 ○:剥離なし。 ×:剥離あり。 耐可塑剤性試験 100mm×50mm の合わせガラスの切り口に、可
塑剤としてジオクチルフタレート(DOP)を、中間膜
に接するように塗布した。可塑剤を塗布した合わせガラ
スの50℃×4週間後の外観(剥離の有無)を観察し
た。 ○:剥離なし ×:剥離あり
性、耐グレイジングガスケット性および耐可塑性が優れ
ている。
ラスは、ガラス、ポリエステルフィルム、偏光膜、アク
リル板、ポリカーボネート板等によく接着する。また、
耐可塑剤性に優れているので、可塑剤を含む緩衝材を使
用した場合も剥離を起こし難く耐久性に優れ、しかもガ
ラスと同等の透明性を有する合わせガラスを得ることが
できる。
Claims (3)
- 【請求項1】エチレン−酢酸ビニル共重合体の部分ケン
化物またはその酸変性体100重量部、ロジン類2〜2
0重量部および可塑剤0.5〜10重量部を含有してな
る合わせガラス用接着性中間膜。 - 【請求項2】さらにシランカップリング剤0.05〜3
重量部を含有してなる請求項1記載の合わせガラス用接
着性中間膜。 - 【請求項3】請求項1または2記載の合わせガラス用接
着性中間膜を使用して貼り合わせた合わせガラス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11048100A JP2000247690A (ja) | 1999-02-25 | 1999-02-25 | 合わせガラス用接着性中間膜および合わせガラス |
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JP11048100A JP2000247690A (ja) | 1999-02-25 | 1999-02-25 | 合わせガラス用接着性中間膜および合わせガラス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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ID=12793912
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