JP2000247690A - 合わせガラス用接着性中間膜および合わせガラス - Google Patents

合わせガラス用接着性中間膜および合わせガラス

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acid
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Yasushi Morita
裕史 森田
Susumu Okaya
進 岡谷
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  • Joining Of Glass To Other Materials (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】接着性、透明性に加えて耐可塑剤性に優れた合
わせガラス用接着性中間膜の提供。 【解決手段】ベースとなる樹脂として、エチレン−酢酸
ビニル共重合体の部分ケン化物またはその酸変性体を用
い、透明性改質剤としてロジン類を、さらに緩衝材中の
可塑剤の移行を阻止するために予め一定量の可塑剤を配
合した中間膜が上記課題を解決した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は透明性、接着性、耐
久性、耐可塑性に優れた合わせガラス用接着性中間膜お
よびそれを用いた合わせガラスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来合わせガラスは破損の防止、破損に
よる危険の防止、セキュリティーの強化、装飾性付与、
防音性向上などの各種機能性付与の目的で自動車、航空
機、車両、建築物、OA機器等に広く使用されている。
この合わせガラスの製造に用いられる接着性中間膜とし
ては、従来可塑化ポリビニルブチラール、エチレン−酢
酸ビニル共重合体の部分ケン化物の酸変性体(以下HE
VA−Cと称することがある。)、架橋EVA、ポリウ
レタン、ポリ塩化ビニル、アクリル樹脂等が使用されて
いるが、それぞれ長所と短所があり、すべての用途に満
足できるものは得られていない。たとえば、可塑化ポリ
ビニルブチラールは優れた透明性を有し、自動車用や建
築用などに多用されているが、耐水性に劣り、またアク
リル製やポリカーボネート製のガラス板との接着性が悪
く、これらの合わせガラスには用いることができない。
さらにポリビニルブチラール膜はそれ自体粘着性を有し
ているので使用時の取り扱いが困難であるといった欠点
もある。これに対しHEVA−Cは耐水性に優れ、どの
素材にも適用できるため、各種機能性合わせガラスや各
種合成樹脂板を用いた合わせガラス等に広く用いられて
いるが、接着性が必ずしも十分ではなく、透明性にもや
や劣るため、自動車のフロントガラス用などには用いら
れていない。合わせガラスを建築物や自動車の窓ガラス
として用いる場合は、合わせガラスの切り口にパテ、ゴ
ム、グレイジングガスケット等の緩衝材をあてがって窓
枠と組み合わせることにより製造される。この緩衝材の
多くは可塑剤を含有しているので、合わせガラスの切り
口に露出している中間膜と緩衝材とが接触していると、
中間膜が緩衝材に含まれている可塑剤を吸収して膨潤
し、合わせガラスに剥離が生じて美観が損なわれる。そ
の他の樹脂からなる現存の中間膜は特殊な用途にのみ若
干使用されている程度である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような状況のも
と、前記従来の中間膜が有している欠点を解消し、高い
透明性を保持し、耐水性に優れ、各種機能を有する素材
に幅広く良好な接着性を示し、しかも取り扱い易く、か
つ耐可塑剤性に優れた合わせガラス用接着性中間膜の開
発が強く求められている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明者らは、特に中間膜としてエチレン−酢酸ビ
ニル共重合体の部分ケン化物(以下、HEVAと称する
ことがある。)またはその酸変性体に着目し、これに透
明性改質剤としてのロジン類を加えるとガラスそのもの
と同程度の透明性が得られ、さらにこれに一定量の可塑
剤を配合すると緩衝材中の可塑剤の中間膜への移行を阻
止し、中間膜の膨潤、ガラスの剥離を防止して耐可塑剤
性、耐久性にも優れた合わせガラスが得られることを知
見し、さらに研究を重ねて本発明を完成した。すなわち
本発明は、(1)エチレン−酢酸ビニル共重合体の部分
ケン化物またはその酸変性体100重量部、ロジン類2
〜20重量部および可塑剤0.5〜10重量部を含有し
てなる合わせガラス用接着性中間膜、(2)さらにシラ
ンカップリング剤0.05〜3重量部を含有してなる前
記(1)記載の合わせガラス用接着性中間膜、および
(3)前記(1)または(2)記載の合わせガラス用接
着性中間膜を使用して貼り合わせた合わせガラス、であ
る。
【0005】
【発明の実施の形態】まず本発明において用いるHEV
AおよびHEVA−Cについて説明する。これら化合物
の製法はともに自体公知である(たとえば特公昭62−
034043号)。このHEVAおよびHEVA−Cを
製造する際の原料となるエチレン−酢酸ビニル共重合体
(以下、EVAと称することがある。)は、通常酢酸ビ
ニル含量が25〜70重量%のものが用いられるが、好
ましくは該含量が30〜60重量%のものを使用する。
このようなEVAは、高圧法、乳化法などの公知の製造
法によって製造することができ、通常そのメルトインデ
ックス(g/10分(190℃、2,106g):AS
TM 1238−65Tによる。以下同じ)が0.1〜
500、好ましくは1〜300のものを使用することが
できる。原料EVAは、次いでケン化反応に付すことに
より、EVAの部分ケン化物(HEVA)が得られる。
ケン化度は通常30〜90モル%、好ましくは40〜8
5モル%、更に好ましくは45〜80モル%である。ケ
ン化反応はそれ自体公知の方法で行えばよい。例えば、
EVAをトルエン、キシレン等の溶剤に溶解し、メタノ
ール、エタノールなどの低沸点アルコールと水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム、ナトリウムメチラートなどの
アルカリからなる系で行うことができる。
【0006】次いで、このHEVAを用いてカルボキシ
ル基を有するHEVA−Cを製造することができる。H
EVAを酸変性する方法としては、グラフト反応を利用
する方法とエステル化反応を利用する方法がある。グラ
フト反応を利用するには、通常不飽和カルボン酸を用い
て行われる。このような不飽和カルボン酸としてはアク
リル酸、メタクリル酸、クロトン酸、イタコン酸等の不
飽和モノカルボン酸、あるいはマレイン酸等の不飽和ジ
カルボン酸(またはその無水物)などを挙げることがで
きるが、通常アクリル酸が用いられる。グラフト反応
は、過酸化ベンゾイル、過酸化ラウロイル、α,α′−
アゾビスイソブチロニトリル等のラジカル開始剤などを
用いて自体公知の反応条件下に行えばよい。不飽和カル
ボン酸の使用量はHEVAの重量に対して、0.1〜1
5重量%、好ましくは0.5〜5重量%である。このよ
うな反応により得られたカルボキシル基を有する変性体
の酸価は、通常0.1〜40、好ましくは0.5〜15
である。また、エステル化反応を利用する場合には、通
常ジカルボン酸無水物などが用いられる。該反応は、そ
れ自体公知のエステル化条件下で行われる。
【0007】このようなジカルボン酸無水物としては、
無水マレイン酸、無水コハク酸、無水フタール酸、無水
ヘキサヒドロフタール酸、無水メチルヘキサヒドロフタ
ール酸、無水テトラヒドロフタール酸、無水メチルテト
ラヒドロフタール酸、トリメリット酸無水物などの飽
和、不飽和、脂肪族、芳香族、脂環族いずれの酸無水物
も挙げることができる。ジカルボン酸無水物の使用量
は、通常HEVA中の水酸基のうち5〜60モル%、好
ましくは10〜50モル%をエステル化するのに必要な
量である。このようにして得られるカルボキシル基を有
する変性体の酸価は、通常10〜200、好ましくは2
0〜150である。本発明においては、ロジン類が透明
性改質剤として用いられる。ロジン類はアビエチン酸を
主成分とする熱可塑性樹脂でガムロジン、ウッドロジ
ン、トール油ロジン等がある。具体的には、水添ロジン
(ジヒドロアビエチン酸、テトラヒドロアビエチン
酸)、不均化ロジン、不均化水添ロジン、重合ロジン
(一部重合ロジンを含む)等の変性ロジン類、ロジンま
たは変性ロジン類のアルキルエステル、グリコールエス
テル、グリセリンエステル、ペンタエリスリトールエス
テルやポリエステルの酸の一部にロジンあるいは変性ロ
ジンを使用したロジン変性ポリエステルなどが挙げられ
る。かかるロジン変性ポリエステルはロジンまたは変性
ロジンのグリシジルエステルとカルボン酸含有化合物の
反応によって得ることもできる。
【0008】本発明に用いられるロジン類の量はHEV
AまたはHEVA−Cの総量100重量部に対して、通
常2〜20重量部、好ましくは5〜15重量部の範囲で
ある。従来可塑剤は、樹脂のみでは得ることのできない
有用な特性(柔軟性、加工性等)を発現させる目的で樹
脂に添加される(特開平3−109241号)。例え
ば、ポリ塩化ビニル樹脂の可塑化には、ポリ塩化ビニル
100重量部に対して35〜60重量部という多量の可
塑剤を添加して混練成形して軟質製品が製造される。本
発明における可塑剤は樹脂に柔軟性、加工性改善等の特
性を与えるために添加するのではなく、接触する緩衝材
中に含まれている可塑剤が中間膜に吸収されて合わせガ
ラスが剥離するのを防止する目的で少量添加される。こ
のような緩衝材としては、セッティングブロック、バッ
クアップ材、シーリング材などの弾性シーリング材、グ
レイジングチャンネル、グレイジングビードなどのグレ
イジングガスケットなどが挙げられる。また、本発明で
は、緩衝材に含まれている可塑剤の中間膜への移行によ
る合わせガラスの剥離を抑えるだけでなく、シーリング
材硬化時に発生する酢酸、オキシム、アルコール等を中
間膜が吸収することにより生ずる合わせガラスの剥離を
防ぐこともできる。
【0009】本発明に用いられる可塑剤としてはジオク
チルフタレート(DOP)、ジブチルフタレート(DB
P)、ジイソデシルフタレート(DIPI)、ジトリデ
シルフタレート(DTDP)、ブチルベンジルフタレー
ト(BBP)等のフタル酸エステル、トリオクチルホス
フェート(TOP)、トリクレジルホスフェート(TC
P)等のリン酸エステルなどが挙げられる。用いられる
可塑剤の量は、HEVAまたはHEVA−C100重量
部に対して、0.5〜10重量部、好ましくは3〜7重
量部である。また本発明では上記組成物にさらに、シラ
ンカップリング剤を配合することにより、より優れた耐
水性を有する中間膜を得ることができる。シランカップ
リング剤としてはエポキシシラン、アミノシラン、ビニ
ルシランが用いられ、特にエポキシシラン、例えばγ−
グリシドキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシ
ドキシプロピルトリエトキシシラン、γ−グリシドキシ
プロピルメチルジエトキシシラン、β−(3,4−エポ
キシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン等が挙
げられる。シランカップリング剤は通常HEVAまたは
HEVA−C100重量部に対し0.05〜3重量部、
好ましくは0.1〜1.0重量部用いられる。また、必
要により安定剤、紫外線吸収剤、着色剤、染料、界面活
性剤を添加しても良い。
【0010】本発明による中間膜を製造するには、通常
エキストルーダー、ニーダー等により各成分を十分メル
トブレンドした後にT−ダイ等を用いてシート化する。
当該シート化時の温度条件は、エキストルーダーによる
ペレット化では通常100〜150℃程度、T−ダイに
よるフィルム化では、100〜180℃程度で行われ
る。また、カレンダーロールを用いてシート化してもよ
い。このシート化そのものは公知の手段で行うことがで
きる(特開昭60−171253号)。シートの厚みは
通常50〜2,000μm、好ましくは100〜1,0
00μmである。シートの表面は合わせガラス製造時に
気泡の残存を防止するために凹凸状になっている方が好
ましく、エンボスロール等により梨地模様、エンボス模
様を入れておくとよい。合わせガラスの製造は通常公知
の方法、例えば真空加熱圧着法、熱圧着法、オートクレ
ーブを使用する方法等が好適に使用できる。本発明にお
ける合わせガラスとは、無機ガラス、型板ガラス、ポリ
カーボネート樹脂、アクリル樹脂等のガラス様透明体を
接着性合成樹脂中間膜により接着したものである。ま
た、重ね合わせるもののうち1つが透明樹脂フィルムで
あるものも含む。その際合わせガラスは平板でも曲面を
有するものでもよい。また装飾性、機能性等を有する機
能膜を封入した合わせガラスも含まれる。この場合中間
膜はガラスと機能膜あるいは機能膜と機能膜との間に使
用され、たとえば合わせガラスの構成はガラス/中間膜
/機能膜/中間膜/ガラスとなる。かかる装飾性、機能
性を付与する機能膜としては非常に多種類開発されてお
り、たとえば各種の印刷をされたポリエステルフィル
ム、樹皮(つき板)、布地、紙、金網、液晶膜、偏光
膜、導電膜、シリコーン素子等が挙げられる。
【0011】
【実施例】次に本発明を実施例、比較例を挙げてさらに
詳細に説明するが、本発明はこれらによって限定される
ものではない。 実施例1 エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物のカルボキシル
変性体(メルトインデックス20g/10分、デュミラ
ンC−1550、武田薬品工業(株)製)100重量部
に、完全水添ロジンのペンタエリスリトールエステル2
重量部およびジオクチルフタレート0.5重量部を均一
に分散させ、これを厚さ0.25mmのフィルムに成形
する。該フィルムを厚さ3mmの2枚の普通板ガラス
(100mm×50mm)に挟持し、層間の気泡を脱気
し、約100℃に加熱して接着圧1気圧で全体を密着一
体化して合わせガラスを製造した。
【0012】実施例2 エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物のカルボキシル
変性体(メルトインデックス20g/10分、デュミラ
ンC−1550、武田薬品工業(株)製)100重量部
に、完全水添ロジンのペンタエリスリトールエステル5
重量部およびジオクチルフタレート3重量部を均一に分
散させ、これを厚さ0.25mmのフィルムに成形す
る。該フィルムを実施例1と同様に処理して合わせガラ
スを製造した。
【0013】実施例3 エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物のカルボキシル
変性体(メルトインデックス20g/10分、デュミラ
ンC−1550、武田薬品工業(株)製)100重量部
に、完全水添ロジンのペンタエリスリトールエステル7
重量部およびジオクチルフタレート4重量部およびγ−
グリシドキシプロピルトリメトキシシラン1重量部を均
一に分散させ、これを厚さ0.25mmのフィルムに成
形する。該フィルムを実施例1と同様に処理して合わせ
ガラスを製造した。
【0014】実施例4 エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物のカルボキシル
変性体(メルトインデックス20g/10分、デュミラ
ンC−1550、武田薬品工業(株)製)100重量部
に、完全水添ロジンのペンタエリスリトールエステル1
5重量部およびジオクチルフタレート7重量部およびγ
−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン1重量部を
均一に分散させ、これを厚さ0.25mmのフィルムに
成形する。該フィルムを実施例1と同様に処理して合わ
せガラスを製造した。
【0015】実施例5 エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物のカルボキシル
変性体(メルトインデックス20g/10分、デュミラ
ンC−1550、武田薬品工業(株)製)100重量部
に、完全水添ロジンのペンタエリスリトールエステル2
0重量部およびジオクチルフタレート10重量部および
γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラン1重量部
を均一に分散させ、これを厚さ0.25mmのフィルム
に成形する。該フィルムを実施例1と同様に処理して合
わせガラスを製造した。
【0016】比較例1 エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物のカルボキシル
変性体(メルトインデックス20g/10分、デュミラ
ンC−1550、武田薬品工業(株)製)100重量部
を厚さ0.25mmのフィルムに成形する。該フィルム
を実施例1と同様に処理して合わせガラスを製造した。 比較例2 エチレン−酢酸ビニル共重合体ケン化物のカルボキシル
変性体(メルトインデックス20g/10分、デュミラ
ンC−1550、武田薬品工業(株)製)100重量部
に、完全水添ロジンのペンタエリスリトールエステル1
0重量部を均一に分散させ、これを厚さ0.25mmの
フィルムに成形する。該フィルムを実施例1と同様に処
理して合わせガラスを製造した。
【0017】比較例3 エチレン−酢酸ビニル共重合体(メルトインデックス3
0g/10分、エバフレックスEV150、三井・デュ
ポン・ポリケミカル(株)製)100重量部に、ジオク
チルフタレート5重量部を均一に分散させ、これを厚さ
0.25mmのフィルムに成形する。該フィルムを実施
例1と同様に処理して合わせガラスを製造した。 比較例4 エチレン−酢酸ビニル共重合体(メルトインデックス3
0g/10分、エバフレックスEV150、三井・デュ
ポン・ポリケミカル(株)製)100重量部に、ジオク
チルフタレート5重量部およびγ−グリシドキシプロピ
ルトリメトキシシラン1重量部を均一に分散させ、これ
を厚さ0.25mmのフィルムに成形する。該フィルム
を実施例1と同様に処理して合わせガラスを製造した。
【0018】得られた合わせガラスの透明性、耐グレイ
ジングガスケット性、耐可塑性について下記の方法と基
準により測定した。その結果を〔表1〕に示す。 透明性試験 全光線透過率の測定およびヘイズ(Haze)の測定は
JISR3212に規定された試験法に準拠して行っ
た。 ◎:曇りは全くなし(ガラス単独と同程度)。 ○:角度、光線の当たり具合により曇りが認められる。 △:曇りが認められる。 耐グレイジングガスケット試験 100mm×50mmの合わせガラスの切り口に、可塑
剤としてジオクチルフタレート(DOP)を約40%含
むポリ塩化ビニル製のグレイジングガスケットを、中間
膜に接するように装着した。このグレイジングガスケッ
トを装着した合わせガラスの50℃×4週間後の外観
(剥離の有無)を観察した。 ○:剥離なし。 ×:剥離あり。 耐可塑剤性試験 100mm×50mm の合わせガラスの切り口に、可
塑剤としてジオクチルフタレート(DOP)を、中間膜
に接するように塗布した。可塑剤を塗布した合わせガラ
スの50℃×4週間後の外観(剥離の有無)を観察し
た。 ○:剥離なし ×:剥離あり
【0019】
【表1】 〔表1〕より明らかなように、本発明の中間膜は透明
性、耐グレイジングガスケット性および耐可塑性が優れ
ている。
【0020】
【発明の効果】本発明の接着性中間膜を用いた合わせガ
ラスは、ガラス、ポリエステルフィルム、偏光膜、アク
リル板、ポリカーボネート板等によく接着する。また、
耐可塑剤性に優れているので、可塑剤を含む緩衝材を使
用した場合も剥離を起こし難く耐久性に優れ、しかもガ
ラスと同等の透明性を有する合わせガラスを得ることが
できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4G061 AA02 AA20 BA01 BA02 BA03 CB05 CB16 CD02 CD18 DA23 4J002 AF022 BB211 BB221 BE021 BN071 EH146 EW046 EX017 EX067 EX077 FD026 FD147 GJ00

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エチレン−酢酸ビニル共重合体の部分ケン
    化物またはその酸変性体100重量部、ロジン類2〜2
    0重量部および可塑剤0.5〜10重量部を含有してな
    る合わせガラス用接着性中間膜。
  2. 【請求項2】さらにシランカップリング剤0.05〜3
    重量部を含有してなる請求項1記載の合わせガラス用接
    着性中間膜。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の合わせガラス用接
    着性中間膜を使用して貼り合わせた合わせガラス。
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