JP2000246475A - レーザ光による加工方法 - Google Patents
レーザ光による加工方法Info
- Publication number
- JP2000246475A JP2000246475A JP11047434A JP4743499A JP2000246475A JP 2000246475 A JP2000246475 A JP 2000246475A JP 11047434 A JP11047434 A JP 11047434A JP 4743499 A JP4743499 A JP 4743499A JP 2000246475 A JP2000246475 A JP 2000246475A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hole
- laser light
- processing method
- base material
- laser beams
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2924/00—Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
- H01L2924/0001—Technical content checked by a classifier
- H01L2924/0002—Not covered by any one of groups H01L24/00, H01L24/00 and H01L2224/00
Landscapes
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
- Laser Beam Processing (AREA)
- Drying Of Semiconductors (AREA)
- Internal Circuitry In Semiconductor Integrated Circuit Devices (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 貫通孔が曲がって歪んでしまうように事態を
発生させずに、加工精度を向上させることを可能にした
レーザ光による加工方法を提供する。 【解決手段】 シリコン単結晶基板10に円偏光又はラ
ンダム偏光したレーザ光を照射する。これにより加工穴
が真っ直ぐなものとなり、加工精度が向上する。
発生させずに、加工精度を向上させることを可能にした
レーザ光による加工方法を提供する。 【解決手段】 シリコン単結晶基板10に円偏光又はラ
ンダム偏光したレーザ光を照射する。これにより加工穴
が真っ直ぐなものとなり、加工精度が向上する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシリコン単結晶基
板、ガラス基板等の基材に対するレーザ光による加工方
法、特に貫通孔の加工に関する。
板、ガラス基板等の基材に対するレーザ光による加工方
法、特に貫通孔の加工に関する。
【0002】
【従来の技術】シリコン単結晶基板、ガラス基板等の基
材に対してレーザ光を照射して穴明け等の加工を施すこ
とは従来から行われている。例えば、半導体ウェハにレ
ーザ光を照射してスルーホールを形成することが行われ
ている。
材に対してレーザ光を照射して穴明け等の加工を施すこ
とは従来から行われている。例えば、半導体ウェハにレ
ーザ光を照射してスルーホールを形成することが行われ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、レーザ
光によって貫通孔を形成した場合には、その貫通孔が曲
がって歪んでしまい、加工精度が悪くなり易いとう問題
点があった。
光によって貫通孔を形成した場合には、その貫通孔が曲
がって歪んでしまい、加工精度が悪くなり易いとう問題
点があった。
【0004】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたものであり、貫通孔が曲がって歪んでし
まうような事態を発生させずに、加工精度を向上させる
ことを可能にしたレーザ光による加工方法を提供するこ
とを目的とする。
ためになされたものであり、貫通孔が曲がって歪んでし
まうような事態を発生させずに、加工精度を向上させる
ことを可能にしたレーザ光による加工方法を提供するこ
とを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】(1)本発明の一つの態
様に係るレーザ光による加工方法は、基材に円偏光した
レーザ光を照射する。円偏光したレーザ光を照射するこ
とで、加工穴が真っ直ぐなものとなり、加工精度が向上
する。 (2)本発明の他の態様に係るレーザ光による加工方法
は、基材にランダム偏光したレーザ光を照射する。ラン
ダム偏光に変換されたレーザ光を照射することで、加工
穴が真っ直ぐなものとなり、加工精度が向上する。
様に係るレーザ光による加工方法は、基材に円偏光した
レーザ光を照射する。円偏光したレーザ光を照射するこ
とで、加工穴が真っ直ぐなものとなり、加工精度が向上
する。 (2)本発明の他の態様に係るレーザ光による加工方法
は、基材にランダム偏光したレーザ光を照射する。ラン
ダム偏光に変換されたレーザ光を照射することで、加工
穴が真っ直ぐなものとなり、加工精度が向上する。
【0006】(3)本発明の他の態様に係るレーザ光に
よる加工方法は、上記(1)(2)のレーザ光による加
工方法において、基材に保護膜を形成して、保護膜の上
から前記のレーザ光を照射する。レーザ光を照射して加
工を施した際にはドロスが発生するが、そのドロスは基
材に直接付着せず、保護膜に付着するので、その除去は
容易になされ、信頼性の高いものとなっている。 (4)本発明の他の態様に係るレーザ光による加工方法
は、上記(3)のレーザ光による加工方法において、基
材の表面側及び裏面側にそれぞれ保護膜を形成する。基
材の表面側及び裏面側にそれぞれ保護膜が形成されるの
で、例えば貫通孔を形成するような場合には、基材の表
面及び裏面のいずれにも、ドロスが直接付着することが
避けられる。 (5)本発明の他の態様に係るレーザ光による加工方法
は、上記(3)(4)のレーザ光による加工方法におい
て、基材はシリコン単結晶基板である。基材がシリコン
単結晶基板であることから、簡単にその保護膜を生成す
ることができる。
よる加工方法は、上記(1)(2)のレーザ光による加
工方法において、基材に保護膜を形成して、保護膜の上
から前記のレーザ光を照射する。レーザ光を照射して加
工を施した際にはドロスが発生するが、そのドロスは基
材に直接付着せず、保護膜に付着するので、その除去は
容易になされ、信頼性の高いものとなっている。 (4)本発明の他の態様に係るレーザ光による加工方法
は、上記(3)のレーザ光による加工方法において、基
材の表面側及び裏面側にそれぞれ保護膜を形成する。基
材の表面側及び裏面側にそれぞれ保護膜が形成されるの
で、例えば貫通孔を形成するような場合には、基材の表
面及び裏面のいずれにも、ドロスが直接付着することが
避けられる。 (5)本発明の他の態様に係るレーザ光による加工方法
は、上記(3)(4)のレーザ光による加工方法におい
て、基材はシリコン単結晶基板である。基材がシリコン
単結晶基板であることから、簡単にその保護膜を生成す
ることができる。
【0007】(6)本発明の他の態様に係るレーザ光に
よる加工方法は、上記(1)〜(5)のレーザ光による
加工方法において、レーザ光を照射して先行穴を形成
し、異方性エッチングを行って先行穴を拡大してスルー
ホールを形成するものである。異方性エッチングとして
は、ウェットエッチング、ドライエッチングの両方が可
能である。基材としてシリコン単結晶基板を用いる場合
にもいずれのエッチングも可能であるが、シリコン単結
晶の結晶方位に対するエッチング速度が大きく異なるウ
ェットエッチング(湿式結晶異方性エッチング)が好ま
しい。 レーザ光を照射して先行穴を形成してから異方性エッ
チングを行ってスルーホールを形成するようにしたこと
から、厚みに対して細い穴を開けることが難しいという
制約がなく、高アスペクト比のスルーホールが得られ
る。 また、レーザ加工のみによりスルーホールを生成する
場合には加工時間が長くかかるが、異方性エッチングに
より先行穴を拡大してスルーホールを形成するようにし
たことから、バッチ処理が可能となり加工時間の短縮化
が可能になっている。また、スルーホールの径のバラツ
キが少なく均一化される。 また、スルーホールの穴径の拡大(穴幅)は異方性エ
ッチングの時間を調整することにより任意に調整するこ
とができる。 更に、レーザ光の照射によって発生するドロスや内壁
に残る加工屑が異方性エッチングの際に自動的に取り除
かれる。 レーザ加工による内壁面の荒れが異方性エッチングに
より除去され、基材がシリコンの場合にはシリコンの滑
らかな結晶面が露出する。そのため、絶縁膜形成工程に
おいて形成する絶縁膜の厚みを薄くすることもできる。 レーザ光の照射によりエッチングしたい箇所を露出さ
せることができるので、フォトリソグラフィーによる工
程が省略され、製造コストの削減が可能になっている。
よる加工方法は、上記(1)〜(5)のレーザ光による
加工方法において、レーザ光を照射して先行穴を形成
し、異方性エッチングを行って先行穴を拡大してスルー
ホールを形成するものである。異方性エッチングとして
は、ウェットエッチング、ドライエッチングの両方が可
能である。基材としてシリコン単結晶基板を用いる場合
にもいずれのエッチングも可能であるが、シリコン単結
晶の結晶方位に対するエッチング速度が大きく異なるウ
ェットエッチング(湿式結晶異方性エッチング)が好ま
しい。 レーザ光を照射して先行穴を形成してから異方性エッ
チングを行ってスルーホールを形成するようにしたこと
から、厚みに対して細い穴を開けることが難しいという
制約がなく、高アスペクト比のスルーホールが得られ
る。 また、レーザ加工のみによりスルーホールを生成する
場合には加工時間が長くかかるが、異方性エッチングに
より先行穴を拡大してスルーホールを形成するようにし
たことから、バッチ処理が可能となり加工時間の短縮化
が可能になっている。また、スルーホールの径のバラツ
キが少なく均一化される。 また、スルーホールの穴径の拡大(穴幅)は異方性エ
ッチングの時間を調整することにより任意に調整するこ
とができる。 更に、レーザ光の照射によって発生するドロスや内壁
に残る加工屑が異方性エッチングの際に自動的に取り除
かれる。 レーザ加工による内壁面の荒れが異方性エッチングに
より除去され、基材がシリコンの場合にはシリコンの滑
らかな結晶面が露出する。そのため、絶縁膜形成工程に
おいて形成する絶縁膜の厚みを薄くすることもできる。 レーザ光の照射によりエッチングしたい箇所を露出さ
せることができるので、フォトリソグラフィーによる工
程が省略され、製造コストの削減が可能になっている。
【0008】(7)本発明の他の態様に係るレーザ光に
よる加工方法は、上記(6)のレーザ光による加工方法
において、シリコン単結晶基板の表面が(100)面又
は(110)面である。シリコン単結晶基板の表面が
(100)面又は(110)面である場合、湿式結晶異
方性エッチングを用いて高アスペクト比のスルーホール
の加工が可能になっている。
よる加工方法は、上記(6)のレーザ光による加工方法
において、シリコン単結晶基板の表面が(100)面又
は(110)面である。シリコン単結晶基板の表面が
(100)面又は(110)面である場合、湿式結晶異
方性エッチングを用いて高アスペクト比のスルーホール
の加工が可能になっている。
【0009】(8)本発明の他の態様に係るレーザ光に
よる加工方法は、上記(6)(7)のレーザ光による加
工方法において、スルーホールは半導体チップの電極パ
ッドを形成するためのものである。電極パッドを形成す
るためのスルーホールの加工が信頼性の高いものとなっ
ている。 (9)本発明の他の態様に係るレーザ光による加工方法
は、上記(6)(7)のレーザ光による加工方法におい
て、スルーホールはインクジェットヘッドのインク吐出
孔を形成するためのものである。インク吐出孔の加工が
信頼性の高いものとなっている。 (10)本発明の他の態様に係るレーザ光による加工方
法は、上記(6)(7)のレーザ光による加工方法にお
いて、スルーホールはマイクロポンプの吸入弁等の弁の
貫通穴を形成するためのものである。マイクロポンプの
弁の貫通穴の加工が信頼性の高いものとなっている。
よる加工方法は、上記(6)(7)のレーザ光による加
工方法において、スルーホールは半導体チップの電極パ
ッドを形成するためのものである。電極パッドを形成す
るためのスルーホールの加工が信頼性の高いものとなっ
ている。 (9)本発明の他の態様に係るレーザ光による加工方法
は、上記(6)(7)のレーザ光による加工方法におい
て、スルーホールはインクジェットヘッドのインク吐出
孔を形成するためのものである。インク吐出孔の加工が
信頼性の高いものとなっている。 (10)本発明の他の態様に係るレーザ光による加工方
法は、上記(6)(7)のレーザ光による加工方法にお
いて、スルーホールはマイクロポンプの吸入弁等の弁の
貫通穴を形成するためのものである。マイクロポンプの
弁の貫通穴の加工が信頼性の高いものとなっている。
【0010】(11)本発明の他の態様に係るレーザ光
による加工方法は、上記(4)〜(10)のレーザ光に
よる加工方法において、表面側及び裏面側にそれぞれ保
護膜が形成された基材の両面からレーザ光をそれぞれ照
射する。このため、加工時間の短縮化が可能になってい
る。
による加工方法は、上記(4)〜(10)のレーザ光に
よる加工方法において、表面側及び裏面側にそれぞれ保
護膜が形成された基材の両面からレーザ光をそれぞれ照
射する。このため、加工時間の短縮化が可能になってい
る。
【0011】
【発明の実施の形態】実施形態1.
【0012】図1(A)はレーザ光を円偏光させたとき
の加工穴の状態を示した説明図である。図1(B)はレ
ーザ光をランダム偏光に変換したときの加工穴の状態を
示した説明図である。図示のように先行穴15が曲がら
ず真っ直ぐに形成されていることが分かる。図1
(C)、(D)はレーザ光を直線偏光(磁場の方向)さ
せた場合の加工穴の状態を示した説明図である。図示の
ように、先行穴15が曲がって歪んでいることが分か
る。これは、内壁に対してP偏光で入射する場合には、
内壁に対してS偏光で入射する場合に比べて基材の光吸
収率が大きいため、内壁に対してP偏光で入射する場合
の方が加工がより促進されるとともに(図2参照)、一
旦いずれかの方向に偏って加工が促進されればスルーホ
ールの導光効果によりさらにその偏りが促進されるため
であると推察される。これに対して、レーザ光を円偏光
させた場合やランダム偏光に変換させた場合には、S偏
光・P偏光の偏りがなく或いはS偏光・P偏光がランダ
ムに照射されるため、スルーホールが曲がっていくとい
う現象を効果的に抑制することができる。
の加工穴の状態を示した説明図である。図1(B)はレ
ーザ光をランダム偏光に変換したときの加工穴の状態を
示した説明図である。図示のように先行穴15が曲がら
ず真っ直ぐに形成されていることが分かる。図1
(C)、(D)はレーザ光を直線偏光(磁場の方向)さ
せた場合の加工穴の状態を示した説明図である。図示の
ように、先行穴15が曲がって歪んでいることが分か
る。これは、内壁に対してP偏光で入射する場合には、
内壁に対してS偏光で入射する場合に比べて基材の光吸
収率が大きいため、内壁に対してP偏光で入射する場合
の方が加工がより促進されるとともに(図2参照)、一
旦いずれかの方向に偏って加工が促進されればスルーホ
ールの導光効果によりさらにその偏りが促進されるため
であると推察される。これに対して、レーザ光を円偏光
させた場合やランダム偏光に変換させた場合には、S偏
光・P偏光の偏りがなく或いはS偏光・P偏光がランダ
ムに照射されるため、スルーホールが曲がっていくとい
う現象を効果的に抑制することができる。
【0013】図3は上記の円偏光によるレーザ光による
加工方法を実施するための装置の構成図である。レーザ
光源1からのレーザ光2は、ビームエクスパンダ3、反
射ミラー4及びλ/4偏光板5を経て集光レンズ6に到
達してシリコン単結晶基板10に照射される。本実施形
態においてはビームエクスパンダ3の出射側にλ/4偏
光板4が設けられており、レーザ光を円偏光させてい
る。なお、図3の例においてはλ/4偏光板4によりレ
ーザ光を円偏光しているが、ランダム偏光に変換する場
合においても公知の変換素子を用いて行うことができ
る。
加工方法を実施するための装置の構成図である。レーザ
光源1からのレーザ光2は、ビームエクスパンダ3、反
射ミラー4及びλ/4偏光板5を経て集光レンズ6に到
達してシリコン単結晶基板10に照射される。本実施形
態においてはビームエクスパンダ3の出射側にλ/4偏
光板4が設けられており、レーザ光を円偏光させてい
る。なお、図3の例においてはλ/4偏光板4によりレ
ーザ光を円偏光しているが、ランダム偏光に変換する場
合においても公知の変換素子を用いて行うことができ
る。
【0014】実施形態2.図4は本発明の実施形態2に
係るレーザ光による加工方法が適用されて製造された半
導体装置40の正面図である。この半導体装置は、半導
体チップ29が図示のように積層されて構成される。な
お、この半導体装置40は、半導体チップ29同士がバ
ンプ30を介して接続されて積層されている点で、1枚
のリードフレームの両面に半導体チップが配置されたよ
うなデバイスとは異なる。この半導体チップ29は、例
えばDRAM、SRAM等の記憶装置、ロジック回路等
から構成され、それぞれ又相互に積層することで、例え
ばシステムLSIを構成することができる。
係るレーザ光による加工方法が適用されて製造された半
導体装置40の正面図である。この半導体装置は、半導
体チップ29が図示のように積層されて構成される。な
お、この半導体装置40は、半導体チップ29同士がバ
ンプ30を介して接続されて積層されている点で、1枚
のリードフレームの両面に半導体チップが配置されたよ
うなデバイスとは異なる。この半導体チップ29は、例
えばDRAM、SRAM等の記憶装置、ロジック回路等
から構成され、それぞれ又相互に積層することで、例え
ばシステムLSIを構成することができる。
【0015】図5〜図7は図4の半導体装置40の製造
方法の工程図であり、この工程図を参照しながらその製
造方法を説明する。なお、以下の記載において、段落最
初の符号は、図1〜図3の図面中の符号に対応してい
る。
方法の工程図であり、この工程図を参照しながらその製
造方法を説明する。なお、以下の記載において、段落最
初の符号は、図1〜図3の図面中の符号に対応してい
る。
【0016】(a)シリコン単結晶基板10には、図8
(a)(b)(c)に示されるように、トランジスタ、
抵抗素子、配線などの各種素子の素子領域7が、面方位
が(100)面に形成されており、この面にはその他
に、電極パッドとしてのアルミニウム膜(電極)12
が、素子領域1及び酸化シリコン膜11の上に跨って形
成されている。なお、図8(a)(b)(c)は半導体
基板の平面図、そのb−b断面図及びc−c断面図であ
り、図5〜図7にはその内のアルミニウム膜12の周辺
部分が図示されている。以上のように配置されているア
ルミニウム膜12上に耐Siエッチング膜となる酸化シ
リコン膜13をCVD法(又はPVD法)にて形成す
る。 (b)シリコン単結晶基板10の裏面にも同様にして酸
化シリコン膜14をCVD法(又はPVD法)にて形成
する。なお、これ以前の工程で裏面の研削加工等を行
い、基板自体を薄くすることもできる。 (c)レーザ光を照射してアルミ膜12を貫通する先行
穴15を形成する。このとき、レーザ光の入射部及び出
射部の周辺にはドロス16が発生する。このレーザ光の
条件等は後述する実施例において記載されている。な
お、このときのレーザ光は図1(A)又は(B)の円偏
光又はランダム偏光による。
(a)(b)(c)に示されるように、トランジスタ、
抵抗素子、配線などの各種素子の素子領域7が、面方位
が(100)面に形成されており、この面にはその他
に、電極パッドとしてのアルミニウム膜(電極)12
が、素子領域1及び酸化シリコン膜11の上に跨って形
成されている。なお、図8(a)(b)(c)は半導体
基板の平面図、そのb−b断面図及びc−c断面図であ
り、図5〜図7にはその内のアルミニウム膜12の周辺
部分が図示されている。以上のように配置されているア
ルミニウム膜12上に耐Siエッチング膜となる酸化シ
リコン膜13をCVD法(又はPVD法)にて形成す
る。 (b)シリコン単結晶基板10の裏面にも同様にして酸
化シリコン膜14をCVD法(又はPVD法)にて形成
する。なお、これ以前の工程で裏面の研削加工等を行
い、基板自体を薄くすることもできる。 (c)レーザ光を照射してアルミ膜12を貫通する先行
穴15を形成する。このとき、レーザ光の入射部及び出
射部の周辺にはドロス16が発生する。このレーザ光の
条件等は後述する実施例において記載されている。な
お、このときのレーザ光は図1(A)又は(B)の円偏
光又はランダム偏光による。
【0017】(d)異方性エッチングを行って先行穴1
5を拡径する。このときのアルミ膜12のレーザ光の照
射により形成された穴もエッチングにより拡径され(後
退する)、ドロス16も自動的に除去される。なお、こ
の異方性エッチングの条件は後述する実施例において記
載されている。 (e)異方性エッチングにより拡径されて形成された孔
17の内壁に酸化シリコン膜18をCVD法(又はPV
D法)にて形成する。このとき、アルミ膜12の穴の内
壁にも酸化膜12aが形成されることになる。カバレッ
ジの点を考慮すれば、CVDを用いて両側の面から酸化
シリコン膜を形成することが好ましい。なお、本実施形
態1においてはこの酸化膜12aがあるためにCuとA
lとが導通をとることができなくなり、図5(i)以降
の処理が必要になっている。
5を拡径する。このときのアルミ膜12のレーザ光の照
射により形成された穴もエッチングにより拡径され(後
退する)、ドロス16も自動的に除去される。なお、こ
の異方性エッチングの条件は後述する実施例において記
載されている。 (e)異方性エッチングにより拡径されて形成された孔
17の内壁に酸化シリコン膜18をCVD法(又はPV
D法)にて形成する。このとき、アルミ膜12の穴の内
壁にも酸化膜12aが形成されることになる。カバレッ
ジの点を考慮すれば、CVDを用いて両側の面から酸化
シリコン膜を形成することが好ましい。なお、本実施形
態1においてはこの酸化膜12aがあるためにCuとA
lとが導通をとることができなくなり、図5(i)以降
の処理が必要になっている。
【0018】(f)銅メッキを施して表面及び裏面に銅
メッキ層19及び20をそれぞれ形成するとともに、内
壁に酸化シリコン膜18が形成された孔17に銅メッキ
材20aを充填する。 (g)銅メッキ層19及び20の上に、フォトリソグラ
フィ技術によりフォトレジスト21及び22をそれぞれ
形成する。 (h)銅のエッチングを行って、銅メッキ層19及び2
0の内、フォトレジスト21及び22により覆われた箇
所を除いた他の部分を除去する。 (i)フォトリソグラフィ技術によりレジスト23及び
24を形成する。レジスト23については、アルミ膜1
2の上に位置する酸化シリコン膜13の一部が外部に露
出するように形成されている。 (j)外部に露出した酸化シリコン膜13をドライエッ
チングを行って除去する。このドライエッチングはRI
Eを用いてCHF3ガスを毎分30ml流し、圧力0.
03mTorrで500mWの出力にて10分間程度行
った。なお、このドライエッチングにより酸化シリコン
膜13の一部はアルミ膜12の上に残っている(これに
は符号12aが付記されている)。
メッキ層19及び20をそれぞれ形成するとともに、内
壁に酸化シリコン膜18が形成された孔17に銅メッキ
材20aを充填する。 (g)銅メッキ層19及び20の上に、フォトリソグラ
フィ技術によりフォトレジスト21及び22をそれぞれ
形成する。 (h)銅のエッチングを行って、銅メッキ層19及び2
0の内、フォトレジスト21及び22により覆われた箇
所を除いた他の部分を除去する。 (i)フォトリソグラフィ技術によりレジスト23及び
24を形成する。レジスト23については、アルミ膜1
2の上に位置する酸化シリコン膜13の一部が外部に露
出するように形成されている。 (j)外部に露出した酸化シリコン膜13をドライエッ
チングを行って除去する。このドライエッチングはRI
Eを用いてCHF3ガスを毎分30ml流し、圧力0.
03mTorrで500mWの出力にて10分間程度行
った。なお、このドライエッチングにより酸化シリコン
膜13の一部はアルミ膜12の上に残っている(これに
は符号12aが付記されている)。
【0019】(k)レジスト23及び24を剥離する。 (l)全面に銅メッキ(無電解)を施して銅メッキ層2
5,26を形成する。 (m)銅メッキ層25,26の上にレジスト27,28
をそれぞれ形成する。 (n)湿式銅エッチングによりレジスト27,28で被
覆されている銅メッキ層25,26を除いて、これらの
銅メッキ層25,26を除去する。以上の処理により半
導体チップ(ICチップ)29が出来上がることとな
る。 (o)そして、銅メッキ層19,25、銅メッキ材20
a及び銅メッキ層20,26から構成されるバンプ30
にハンダ31又は金を付着する。 (p)ハンダ31の上に、上記と同様にして形成された
半導体チップ29を載せて溶着する。以上の処理を繰り
返すことにより図4の多層構造の半導体装置40が得ら
れる。
5,26を形成する。 (m)銅メッキ層25,26の上にレジスト27,28
をそれぞれ形成する。 (n)湿式銅エッチングによりレジスト27,28で被
覆されている銅メッキ層25,26を除いて、これらの
銅メッキ層25,26を除去する。以上の処理により半
導体チップ(ICチップ)29が出来上がることとな
る。 (o)そして、銅メッキ層19,25、銅メッキ材20
a及び銅メッキ層20,26から構成されるバンプ30
にハンダ31又は金を付着する。 (p)ハンダ31の上に、上記と同様にして形成された
半導体チップ29を載せて溶着する。以上の処理を繰り
返すことにより図4の多層構造の半導体装置40が得ら
れる。
【0020】なお、上記の説明は面方位が(100)面
のシリコン単結晶基板10についてなされたが、面方位
が(110)面のシリコン単結晶基板についても同様に
適用される。また、先行穴を生成する際に、シリコン単
結晶基板10の表面からレーザ光を照射した例について
説明したが、これは裏面側から照射してもよい。その場
合には表面側の穴径が小さくなり、バンプのサイズを小
さくできる。
のシリコン単結晶基板10についてなされたが、面方位
が(110)面のシリコン単結晶基板についても同様に
適用される。また、先行穴を生成する際に、シリコン単
結晶基板10の表面からレーザ光を照射した例について
説明したが、これは裏面側から照射してもよい。その場
合には表面側の穴径が小さくなり、バンプのサイズを小
さくできる。
【0021】実施形態3.図9は本発明の実施形態3の
工程説明図であり、これは図5(b)(c)に対応して
いる。本実施形態3においては、アルミ膜12の中央部
に孔12bを予め設けておく。このようにアルミ膜12
に孔12bを設けているので、レーザ光2の照射の際の
後退がない。そして、アルミ膜12が酸化シリコン膜1
1,13によって覆われているので、異方性エッチング
の際にエッチングされず(後退しない)、また、酸化シ
リコン膜18を形成する際に酸化膜12aが発生しな
い。
工程説明図であり、これは図5(b)(c)に対応して
いる。本実施形態3においては、アルミ膜12の中央部
に孔12bを予め設けておく。このようにアルミ膜12
に孔12bを設けているので、レーザ光2の照射の際の
後退がない。そして、アルミ膜12が酸化シリコン膜1
1,13によって覆われているので、異方性エッチング
の際にエッチングされず(後退しない)、また、酸化シ
リコン膜18を形成する際に酸化膜12aが発生しな
い。
【0022】実施形態4.図10は本発明の実施形態4
の工程説明図であり、これは図5(a)に対応してい
る。本実施形態4においては、図9の例と同様にアルミ
膜12の中央部に孔12bを予め設けておくとともに、
酸化シリコン膜11をパターン化してシリコン単結晶基
板10の一部を露出させておく。このようにすることで
アルミ膜12の後退が避けられるとともに、異方性エッ
チングの際のエッチングパターン(スルーホールの形
状)が規格化される。
の工程説明図であり、これは図5(a)に対応してい
る。本実施形態4においては、図9の例と同様にアルミ
膜12の中央部に孔12bを予め設けておくとともに、
酸化シリコン膜11をパターン化してシリコン単結晶基
板10の一部を露出させておく。このようにすることで
アルミ膜12の後退が避けられるとともに、異方性エッ
チングの際のエッチングパターン(スルーホールの形
状)が規格化される。
【0023】実施形態5.図11は本発明の実施形態5
に係るレーザ光による加工方法が適用されて製造された
インクジェットヘッドの断面図であり、図12はそのノ
ズルプレートの斜視図である。このインクジェットヘッ
ド50は、ノズルプレート51とガラス振動板52とを
積層し、ガラス振動板52にインクチューブ53を取り
付けるとともに、圧電素子54を設けることにより構成
されている。ノズルプレート51はシリコン単結晶基板
(面方位が(100)面又は(110)面)から構成さ
れており、それにはインクだまり55が形成されてお
り、そのインクだまり55に浸入したインクはインク供
給口56を通ってキャビティ57に入る。キャビテイ5
7の上にはガラス振動板52が張り付けられており、そ
の振動板52は圧電素子54によって振動する。この振
動板52の振動により、キャビティ57のインクはイン
クノズル孔58から吐出して記録紙に付着して印刷され
る仕組みになっている。
に係るレーザ光による加工方法が適用されて製造された
インクジェットヘッドの断面図であり、図12はそのノ
ズルプレートの斜視図である。このインクジェットヘッ
ド50は、ノズルプレート51とガラス振動板52とを
積層し、ガラス振動板52にインクチューブ53を取り
付けるとともに、圧電素子54を設けることにより構成
されている。ノズルプレート51はシリコン単結晶基板
(面方位が(100)面又は(110)面)から構成さ
れており、それにはインクだまり55が形成されてお
り、そのインクだまり55に浸入したインクはインク供
給口56を通ってキャビティ57に入る。キャビテイ5
7の上にはガラス振動板52が張り付けられており、そ
の振動板52は圧電素子54によって振動する。この振
動板52の振動により、キャビティ57のインクはイン
クノズル孔58から吐出して記録紙に付着して印刷され
る仕組みになっている。
【0024】図13は図12のノズルプレート製造過程
を示した工程図であり、同図を参照しながらその工程を
説明する。 (a)シリコン単結晶基板61に熱酸化膜62を形成す
る。 (b)熱酸化膜62をフォトリソグラフィ及びフッ酸エ
ッチングによりインクだまり55、インク流路56及び
キャビティ57に相当する形状にパターン加工する。 (c)アルカリ液によりシリコン単結晶基板61を所定
深さにエッチングしてインクだまり55、インク流路5
6及びキャビティ57を形成する。 (d)熱酸化により全面に熱酸化膜63を形成する。 (e)熱酸化膜63の上からレーザ光2を照射して、イ
ンク吐出口58を形成するための先行穴64を形成す
る。このときのレーザ光2は図1(A)又は(B)のレ
ーザ光である。従って、真直度の高いノズル孔が得られ
る。 (f)アルカリ液により異方性エッチングを行って吐出
口58を形成する。先行穴64を形成したときにドロス
が発生するが、そのドロスはこの異方性エッチングによ
り除去される。
を示した工程図であり、同図を参照しながらその工程を
説明する。 (a)シリコン単結晶基板61に熱酸化膜62を形成す
る。 (b)熱酸化膜62をフォトリソグラフィ及びフッ酸エ
ッチングによりインクだまり55、インク流路56及び
キャビティ57に相当する形状にパターン加工する。 (c)アルカリ液によりシリコン単結晶基板61を所定
深さにエッチングしてインクだまり55、インク流路5
6及びキャビティ57を形成する。 (d)熱酸化により全面に熱酸化膜63を形成する。 (e)熱酸化膜63の上からレーザ光2を照射して、イ
ンク吐出口58を形成するための先行穴64を形成す
る。このときのレーザ光2は図1(A)又は(B)のレ
ーザ光である。従って、真直度の高いノズル孔が得られ
る。 (f)アルカリ液により異方性エッチングを行って吐出
口58を形成する。先行穴64を形成したときにドロス
が発生するが、そのドロスはこの異方性エッチングによ
り除去される。
【0025】実施形態6.図14(a)(b)は本発明
の実施形態6に係るレーザ光による加工方法が適用され
て製造されたマイクロポンプの平面図及び断面図であ
る。このマイクロポンプ70は、シリコン単結晶基板7
1を2枚のガラス板72及び73でサンドイッチした構
造になっており、吸入側パイプ711より流体を吸収
し、吐出側パイプ712へ流体を吐出するものである。
その動作原理は、シリコン単結晶基板71の中央部に形
成されたダイアフラム75に貼り付けられた圧電素子7
4に電圧を印加し、たわませることにより圧力室710
内の圧力を変化せしめ、この圧力室710と空間的に連
続している吸入側弁膜76及び吐出側弁膜78を変位さ
せることにより、吸入弁77及び吐出弁79を開閉し、
吸入側パイプ711から吐出側パイプ712に流体を圧
送するものである。なお、圧力室710と吸入側弁膜7
6の上側の空間及び吐出側弁膜78の下側の空間とは連
続している。
の実施形態6に係るレーザ光による加工方法が適用され
て製造されたマイクロポンプの平面図及び断面図であ
る。このマイクロポンプ70は、シリコン単結晶基板7
1を2枚のガラス板72及び73でサンドイッチした構
造になっており、吸入側パイプ711より流体を吸収
し、吐出側パイプ712へ流体を吐出するものである。
その動作原理は、シリコン単結晶基板71の中央部に形
成されたダイアフラム75に貼り付けられた圧電素子7
4に電圧を印加し、たわませることにより圧力室710
内の圧力を変化せしめ、この圧力室710と空間的に連
続している吸入側弁膜76及び吐出側弁膜78を変位さ
せることにより、吸入弁77及び吐出弁79を開閉し、
吸入側パイプ711から吐出側パイプ712に流体を圧
送するものである。なお、圧力室710と吸入側弁膜7
6の上側の空間及び吐出側弁膜78の下側の空間とは連
続している。
【0026】図15は図14のシリコン単結晶基板71
の製造工程を示した工程図であり、同図を参照しながら
その工程を説明する。 (a)両面をポリッシュした厚み280ミクロンのシリ
コン単結晶基板81上に、厚さ1ミクロンの酸化シリコ
ン膜84及び85を形成する。 (b)この酸化シリコン膜84及び85の上にポジ型フ
ォトレジスト86及び87を塗布する。レジスト膜の塗
布条件の詳細は次のとおりである。まず、酸化シリコン
膜84上に、スピンコート法によりレジストを塗布した
後、プレベークを行い、レジスト膜86を形成する。次
に、酸化シリコン膜85上に同様にレジストをスピンコ
ートし、摂氏100度にてプレベークを30分間行って
レジスト膜87を形成する。このレジスト膜86は総計
で40分間のプレベークを施されたことになる。 (c)次に、レジスト膜87に貫通穴714及び圧力室
710と吸入側弁膜76の上側の空間とをつなぐ貫通穴
(図示していない)に相当するパターン露光及び現像を
行い、レジストパターン88を形成するが、ポストベー
クは行わない。その理由は、レジスト膜86及び87に
は、後に別のパターン形成(露光、現象)を行うからで
ある。
の製造工程を示した工程図であり、同図を参照しながら
その工程を説明する。 (a)両面をポリッシュした厚み280ミクロンのシリ
コン単結晶基板81上に、厚さ1ミクロンの酸化シリコ
ン膜84及び85を形成する。 (b)この酸化シリコン膜84及び85の上にポジ型フ
ォトレジスト86及び87を塗布する。レジスト膜の塗
布条件の詳細は次のとおりである。まず、酸化シリコン
膜84上に、スピンコート法によりレジストを塗布した
後、プレベークを行い、レジスト膜86を形成する。次
に、酸化シリコン膜85上に同様にレジストをスピンコ
ートし、摂氏100度にてプレベークを30分間行って
レジスト膜87を形成する。このレジスト膜86は総計
で40分間のプレベークを施されたことになる。 (c)次に、レジスト膜87に貫通穴714及び圧力室
710と吸入側弁膜76の上側の空間とをつなぐ貫通穴
(図示していない)に相当するパターン露光及び現像を
行い、レジストパターン88を形成するが、ポストベー
クは行わない。その理由は、レジスト膜86及び87に
は、後に別のパターン形成(露光、現象)を行うからで
ある。
【0027】(d)次いで、フッ酸系エッチング液によ
り酸化シリコン膜85の選択エッチングを行う。フッ酸
エッチングのエッチングマスクとして用いたレジスト膜
86及び85は高温による焼成(ポストベーク)を受け
ていないため、残膜部は、感光性を維持しているので、
剥離せず、次工程でさらにパターン露光及び現象による
パターン加工を行う。 (e)レジスト膜86には吸入側弁膜76、ダイアフラ
ム75、吸入側弁膜76等に相当するパターン露光を行
い、レジスト膜87には吸入側弁膜76、吸入弁77、
ダイアフラム75、吐出側弁膜78、吐出弁79等に相
当するパターン露光を行い、次いで、レジスト膜86及
び87の現像を同時に行い、レジストパターン810及
び811を形成する。 (f)次にレーザ光を照射して、酸化シリコン膜85の
貫通穴714に相当する部分にレーザ光2を照射して先
行穴714a形成する。このときのレーザ光も図1
(A)又は(B)のレーザ光である。従って、真直度の
高い貫通孔が得られる。
り酸化シリコン膜85の選択エッチングを行う。フッ酸
エッチングのエッチングマスクとして用いたレジスト膜
86及び85は高温による焼成(ポストベーク)を受け
ていないため、残膜部は、感光性を維持しているので、
剥離せず、次工程でさらにパターン露光及び現象による
パターン加工を行う。 (e)レジスト膜86には吸入側弁膜76、ダイアフラ
ム75、吸入側弁膜76等に相当するパターン露光を行
い、レジスト膜87には吸入側弁膜76、吸入弁77、
ダイアフラム75、吐出側弁膜78、吐出弁79等に相
当するパターン露光を行い、次いで、レジスト膜86及
び87の現像を同時に行い、レジストパターン810及
び811を形成する。 (f)次にレーザ光を照射して、酸化シリコン膜85の
貫通穴714に相当する部分にレーザ光2を照射して先
行穴714a形成する。このときのレーザ光も図1
(A)又は(B)のレーザ光である。従って、真直度の
高い貫通孔が得られる。
【0028】(g)次に、アルカリ液による異方性エッ
チングを行う。ここでは、例えば濃度25重量%、温度
摂氏80度のKOH水溶液を用いてエッチングを行っ
た。このエッチングにより先行穴は拡径されて上記の貫
通穴714に対応した穴714bが形成される。そし
て、上記にて先行穴を形成したときに発生したドロスは
この異方性エッチングにより除去される。 (h)更に、アルカリ液による異方性エッチングを行
い、酸化膜84,85の内、厚みが例えば0.08ミク
ロンであった部分は消滅してシリコンの下地が露出し、
その下地のシリコンは連続してエッチングされ、図14
の吸入弁膜76、吸入弁77、ダイアフラム75、吐出
側弁膜78、吐出弁79等が形成される。
チングを行う。ここでは、例えば濃度25重量%、温度
摂氏80度のKOH水溶液を用いてエッチングを行っ
た。このエッチングにより先行穴は拡径されて上記の貫
通穴714に対応した穴714bが形成される。そし
て、上記にて先行穴を形成したときに発生したドロスは
この異方性エッチングにより除去される。 (h)更に、アルカリ液による異方性エッチングを行
い、酸化膜84,85の内、厚みが例えば0.08ミク
ロンであった部分は消滅してシリコンの下地が露出し、
その下地のシリコンは連続してエッチングされ、図14
の吸入弁膜76、吸入弁77、ダイアフラム75、吐出
側弁膜78、吐出弁79等が形成される。
【0029】
【実施例】本実施例においては、次の表1の条件でレー
ザ光を照射して先行穴を生成した。いずれも、高アスペ
クト比の先行穴が得られた。
ザ光を照射して先行穴を生成した。いずれも、高アスペ
クト比の先行穴が得られた。
【0030】
【表1】
【0031】また、異方性エッチングによ先行穴を拡径
する際のエッチングの条件は次のとおりである。 <エッチングの条件>((100)面のウェハー×板厚
550μmでの例) エッチング液:35%K0H 薬液温度 :80℃ エッチング時間:1時間(短ければ細穴、長ければ全て
(110)面が出現するまで拡大) なお、エッチング液としては、KOH液に代えて有機ア
ルカリエッチング液、例えばヒドラジン、EPW(エチ
レンジアミン−ピロカテコール−水)、TMAH(水酸
化テトラメチルアンモニウム)等、を用いることができ
る。
する際のエッチングの条件は次のとおりである。 <エッチングの条件>((100)面のウェハー×板厚
550μmでの例) エッチング液:35%K0H 薬液温度 :80℃ エッチング時間:1時間(短ければ細穴、長ければ全て
(110)面が出現するまで拡大) なお、エッチング液としては、KOH液に代えて有機ア
ルカリエッチング液、例えばヒドラジン、EPW(エチ
レンジアミン−ピロカテコール−水)、TMAH(水酸
化テトラメチルアンモニウム)等、を用いることができ
る。
【図1】本発明の実施形態1に係るレーザ光による加工
方法の説明図である。
方法の説明図である。
【図2】偏光とSiのレーザ光吸収率の関係を示した図
である。
である。
【図3】円偏光されたレーザ光による加工方法を実施す
るための装置の構成図である。
るための装置の構成図である。
【図4】本発明の実施形態2に係るレーザ光による加工
方法が適用されて製造された半導体装置の正面図であ
る。
方法が適用されて製造された半導体装置の正面図であ
る。
【図5】図4の半導体装置の製造方法の工程図(その
1)である。
1)である。
【図6】図4の半導体装置の製造方法の工程図(その
2)である。
2)である。
【図7】図4の半導体装置の製造方法の工程図(その
3)である。
3)である。
【図8】図5の半導体基板の平面図、そのb−b断面図
及びc−c断面図である。
及びc−c断面図である。
【図9】本発明の実施形態3の工程説明図である。
【図10】本発明の実施形態4の工程説明図である。
【図11】本発明の実施形態5に係るレーザ光による加
工方法が適用されて製造されたインクジェットヘッドの
断面図である。
工方法が適用されて製造されたインクジェットヘッドの
断面図である。
【図12】図11のノズルプレートの斜視図である。
【図13】図11のノズルプレート製造過程を示した工
程図である。
程図である。
【図14】本発明の実施形態6に係るレーザ光による加
工方法が適用されて製造されたマイクロポンプの平面図
及び断面図である。
工方法が適用されて製造されたマイクロポンプの平面図
及び断面図である。
【図15】図14のシリコン単結晶基板の製造工程を示
した工程図である。
した工程図である。
フロントページの続き (72)発明者 四谷 真一 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 (72)発明者 荒川 克治 長野県諏訪市大和3丁目3番5号 セイコ ーエプソン株式会社内 Fターム(参考) 2C057 AF93 AG88 AG90 AP02 AP13 AP23 AP34 AQ02 BA04 BA14 4E068 AF01 AF02 CB10 CG05 DA00 DA10 DB02 DB13 5F004 AA09 BA04 BA20 DA16 DB01 DB03 DB32 EA10 EA37 EB02 5F033 HH08 HH11 JJ11 KK11 MM30 NN30 NN40 PP28 QQ13 QQ16 QQ37 QQ53 RR04 SS07 SS11
Claims (11)
- 【請求項1】 基材に円偏光したレーザ光を照射するこ
とを特徴とするレーザ光による加工方法。 - 【請求項2】 基材にランダム偏光したレーザ光を照射
することを特徴とするレーザ光による加工方法。 - 【請求項3】 基材に保護膜を形成して、保護膜の上か
ら前記レーザ光を照射することを特徴とする請求項1又
は2記載のレーザ光による加工方法。 - 【請求項4】 基材の表面側及び裏面側にそれぞれ保護
膜を形成することをを特徴とする請求項3記載のレーザ
光による加工方法。 - 【請求項5】 前記基材はシリコン単結晶基板であるこ
とを特徴とする請求項3又は4記載のレーザ光による加
工方法。 - 【請求項6】 レーザ光を照射して先行穴を形成し、異
方性エッチングを行って前記先行穴を拡大してスルーホ
ールを形成することを特徴とする請求項1〜5の何れか
に記載のレーザ光による加工方法。 - 【請求項7】 前記シリコン単結晶基板の表面が(10
0)面又は(110)面であることを特徴とする請求項
6記載のレーザ光による加工方法。 - 【請求項8】 前記スルーホールは、半導体チップの電
極パッドを形成するためのものであることを特徴とする
請求項6又は7記載のレーザ光による加工方法。 - 【請求項9】 前記スルーホールは、インクジェットヘ
ッドのインク吐出孔を形成するためのものであることを
特徴とする請求項6又は7記載のレーザ光による加工方
法。 - 【請求項10】 前記スルーホールは、マイクロポンプ
の弁の貫通穴であることを特徴とする請求項6又は7記
載のレーザ光による加工方法。 - 【請求項11】 表面側及び裏面側にそれぞれ保護膜が
形成された前記基材の両面からレーザ光をそれぞれ照射
することを特徴とする請求項4〜10の何れかに記載の
レーザ光による加工方法。
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11047434A JP2000246475A (ja) | 1999-02-25 | 1999-02-25 | レーザ光による加工方法 |
KR1020007011813A KR20010042981A (ko) | 1999-02-25 | 2000-02-25 | 레이저를 이용한 피가공물의 가공 방법 |
US09/673,874 US6563079B1 (en) | 1999-02-25 | 2000-02-25 | Method for machining work by laser beam |
PCT/JP2000/001085 WO2000050198A1 (fr) | 1999-02-25 | 2000-02-25 | Procede d'usinage de pieces par faisceau laser |
CNB008002193A CN1200793C (zh) | 1999-02-25 | 2000-02-25 | 利用激光加工被加工物的方法 |
AU26921/00A AU2692100A (en) | 1999-02-25 | 2000-02-25 | Method for machining work by laser beam |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11047434A JP2000246475A (ja) | 1999-02-25 | 1999-02-25 | レーザ光による加工方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000246475A true JP2000246475A (ja) | 2000-09-12 |
Family
ID=12775058
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11047434A Pending JP2000246475A (ja) | 1999-02-25 | 1999-02-25 | レーザ光による加工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2000246475A (ja) |
Cited By (26)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001044197A (ja) * | 1999-08-04 | 2001-02-16 | Sharp Corp | 半導体装置及びその製造方法 |
JP2003124154A (ja) * | 2001-10-15 | 2003-04-25 | Shinko Electric Ind Co Ltd | シリコン基板の穴形成方法 |
US6836354B2 (en) | 2001-06-13 | 2004-12-28 | Ngk Insulators, Ltd. | Method for producing optical waveguides, optical waveguides and frequency converting devices |
JP2006521208A (ja) * | 2003-03-26 | 2006-09-21 | ラザグ エージー | 流体注入装置の部品に孔を開けるレーザ加工装置 |
JP2007021509A (ja) * | 2005-07-12 | 2007-02-01 | Mitsubishi Electric Corp | レーザ加工機 |
CN100364091C (zh) * | 2001-06-14 | 2008-01-23 | 新光电气工业株式会社 | 半导体器件及其生产方法 |
CN100364092C (zh) * | 2001-06-14 | 2008-01-23 | 新光电气工业株式会社 | 半导体器件及其生产方法 |
US7357486B2 (en) | 2001-12-20 | 2008-04-15 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Method of laser machining a fluid slot |
JP2010036196A (ja) * | 2008-07-31 | 2010-02-18 | Seishin Shoji Kk | レーザスクライブ方法および装置 |
WO2010052816A1 (ja) * | 2008-11-07 | 2010-05-14 | パナソニック株式会社 | 半導体装置 |
WO2011126108A1 (ja) * | 2010-04-08 | 2011-10-13 | 株式会社フジクラ | 微細構造の形成方法、レーザー照射装置、及び基板 |
WO2012014712A1 (ja) * | 2010-07-26 | 2012-02-02 | 浜松ホトニクス株式会社 | レーザ加工方法 |
WO2012014721A1 (ja) * | 2010-07-26 | 2012-02-02 | 浜松ホトニクス株式会社 | レーザ加工方法 |
WO2012014720A1 (ja) * | 2010-07-26 | 2012-02-02 | 浜松ホトニクス株式会社 | レーザ加工方法 |
WO2012014711A1 (ja) * | 2010-07-26 | 2012-02-02 | 浜松ホトニクス株式会社 | レーザ加工方法 |
WO2012014724A1 (ja) * | 2010-07-26 | 2012-02-02 | 浜松ホトニクス株式会社 | 基板加工方法 |
WO2012014722A1 (ja) * | 2010-07-26 | 2012-02-02 | 浜松ホトニクス株式会社 | 基板加工方法 |
WO2012014717A1 (ja) * | 2010-07-26 | 2012-02-02 | 浜松ホトニクス株式会社 | 半導体デバイスの製造方法 |
JP2013132786A (ja) * | 2011-12-26 | 2013-07-08 | Canon Inc | インクジェットヘッド基板の加工方法 |
US8653410B2 (en) | 2002-02-15 | 2014-02-18 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Method of forming substrate for fluid ejection device |
JP2014046359A (ja) * | 2012-09-03 | 2014-03-17 | Disco Abrasive Syst Ltd | レーザー加工装置 |
JP2014154618A (ja) * | 2013-02-06 | 2014-08-25 | Seiko Epson Corp | シリコン基板の加工方法、素子付き基板、及び、流路形成基板 |
JP2014191050A (ja) * | 2013-03-26 | 2014-10-06 | Nitto Denko Corp | 偏光子のレーザー加工方法 |
JP2016056046A (ja) * | 2014-09-08 | 2016-04-21 | 旭硝子株式会社 | 貫通孔形成方法 |
JP2019021916A (ja) * | 2017-07-11 | 2019-02-07 | Agc株式会社 | ガラス基板 |
WO2022004459A1 (ja) * | 2020-06-29 | 2022-01-06 | コニカミノルタ株式会社 | ノズルプレート、インクジェットヘッド、ノズルプレートの製造方法及びインクジェットヘッドの製造方法 |
-
1999
- 1999-02-25 JP JP11047434A patent/JP2000246475A/ja active Pending
Cited By (47)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001044197A (ja) * | 1999-08-04 | 2001-02-16 | Sharp Corp | 半導体装置及びその製造方法 |
US6836354B2 (en) | 2001-06-13 | 2004-12-28 | Ngk Insulators, Ltd. | Method for producing optical waveguides, optical waveguides and frequency converting devices |
CN100364091C (zh) * | 2001-06-14 | 2008-01-23 | 新光电气工业株式会社 | 半导体器件及其生产方法 |
CN100364092C (zh) * | 2001-06-14 | 2008-01-23 | 新光电气工业株式会社 | 半导体器件及其生产方法 |
JP2003124154A (ja) * | 2001-10-15 | 2003-04-25 | Shinko Electric Ind Co Ltd | シリコン基板の穴形成方法 |
US7357486B2 (en) | 2001-12-20 | 2008-04-15 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Method of laser machining a fluid slot |
US8653410B2 (en) | 2002-02-15 | 2014-02-18 | Hewlett-Packard Development Company, L.P. | Method of forming substrate for fluid ejection device |
JP2006521208A (ja) * | 2003-03-26 | 2006-09-21 | ラザグ エージー | 流体注入装置の部品に孔を開けるレーザ加工装置 |
JP4681539B2 (ja) * | 2003-03-26 | 2011-05-11 | ラザグ エージー | 流体注入装置の部品に孔を開けるレーザ加工装置 |
JP2007021509A (ja) * | 2005-07-12 | 2007-02-01 | Mitsubishi Electric Corp | レーザ加工機 |
JP2010036196A (ja) * | 2008-07-31 | 2010-02-18 | Seishin Shoji Kk | レーザスクライブ方法および装置 |
WO2010052816A1 (ja) * | 2008-11-07 | 2010-05-14 | パナソニック株式会社 | 半導体装置 |
WO2011126108A1 (ja) * | 2010-04-08 | 2011-10-13 | 株式会社フジクラ | 微細構造の形成方法、レーザー照射装置、及び基板 |
CN103025478A (zh) * | 2010-07-26 | 2013-04-03 | 浜松光子学株式会社 | 基板加工方法 |
JP5389264B2 (ja) * | 2010-07-26 | 2014-01-15 | 浜松ホトニクス株式会社 | レーザ加工方法 |
WO2012014711A1 (ja) * | 2010-07-26 | 2012-02-02 | 浜松ホトニクス株式会社 | レーザ加工方法 |
WO2012014724A1 (ja) * | 2010-07-26 | 2012-02-02 | 浜松ホトニクス株式会社 | 基板加工方法 |
WO2012014722A1 (ja) * | 2010-07-26 | 2012-02-02 | 浜松ホトニクス株式会社 | 基板加工方法 |
WO2012014717A1 (ja) * | 2010-07-26 | 2012-02-02 | 浜松ホトニクス株式会社 | 半導体デバイスの製造方法 |
JP2012024823A (ja) * | 2010-07-26 | 2012-02-09 | Hamamatsu Photonics Kk | レーザ加工方法 |
JP2012028645A (ja) * | 2010-07-26 | 2012-02-09 | Hamamatsu Photonics Kk | レーザ加工方法 |
JP2012024824A (ja) * | 2010-07-26 | 2012-02-09 | Hamamatsu Photonics Kk | レーザ加工方法 |
WO2012014721A1 (ja) * | 2010-07-26 | 2012-02-02 | 浜松ホトニクス株式会社 | レーザ加工方法 |
CN103025471A (zh) * | 2010-07-26 | 2013-04-03 | 浜松光子学株式会社 | 激光加工方法 |
KR101942110B1 (ko) * | 2010-07-26 | 2019-01-31 | 하마마츠 포토닉스 가부시키가이샤 | 레이저 가공방법 |
KR20130088148A (ko) * | 2010-07-26 | 2013-08-07 | 하마마츠 포토닉스 가부시키가이샤 | 레이저 가공방법 |
JPWO2012014717A1 (ja) * | 2010-07-26 | 2013-09-12 | 浜松ホトニクス株式会社 | 半導体デバイスの製造方法 |
US8541319B2 (en) | 2010-07-26 | 2013-09-24 | Hamamatsu Photonics K.K. | Laser processing method |
JP5389265B2 (ja) * | 2010-07-26 | 2014-01-15 | 浜松ホトニクス株式会社 | 基板加工方法 |
JP5389266B2 (ja) * | 2010-07-26 | 2014-01-15 | 浜松ホトニクス株式会社 | 基板加工方法 |
WO2012014720A1 (ja) * | 2010-07-26 | 2012-02-02 | 浜松ホトニクス株式会社 | レーザ加工方法 |
WO2012014712A1 (ja) * | 2010-07-26 | 2012-02-02 | 浜松ホトニクス株式会社 | レーザ加工方法 |
TWI566281B (zh) * | 2010-07-26 | 2017-01-11 | Hamamatsu Photonics Kk | Substrate processing method |
US8685269B2 (en) | 2010-07-26 | 2014-04-01 | Hamamatsu Photonics K.K. | Laser processing method |
US8741777B2 (en) | 2010-07-26 | 2014-06-03 | Hamamatsu Photonics K.K. | Substrate processing method |
US8961806B2 (en) | 2010-07-26 | 2015-02-24 | Hamamatsu Photonics K.K. | Laser processing method |
US8828260B2 (en) | 2010-07-26 | 2014-09-09 | Hamamatsu Photonics K.K. | Substrate processing method |
US8828873B2 (en) | 2010-07-26 | 2014-09-09 | Hamamatsu Photonics K.K. | Method for manufacturing semiconductor device |
US8945416B2 (en) | 2010-07-26 | 2015-02-03 | Hamamatsu Photonics K.K. | Laser processing method |
JP2013132786A (ja) * | 2011-12-26 | 2013-07-08 | Canon Inc | インクジェットヘッド基板の加工方法 |
JP2014046359A (ja) * | 2012-09-03 | 2014-03-17 | Disco Abrasive Syst Ltd | レーザー加工装置 |
JP2014154618A (ja) * | 2013-02-06 | 2014-08-25 | Seiko Epson Corp | シリコン基板の加工方法、素子付き基板、及び、流路形成基板 |
JP2014191050A (ja) * | 2013-03-26 | 2014-10-06 | Nitto Denko Corp | 偏光子のレーザー加工方法 |
JP2016056046A (ja) * | 2014-09-08 | 2016-04-21 | 旭硝子株式会社 | 貫通孔形成方法 |
JP2019021916A (ja) * | 2017-07-11 | 2019-02-07 | Agc株式会社 | ガラス基板 |
JP7014068B2 (ja) | 2017-07-11 | 2022-02-01 | Agc株式会社 | ガラス基板 |
WO2022004459A1 (ja) * | 2020-06-29 | 2022-01-06 | コニカミノルタ株式会社 | ノズルプレート、インクジェットヘッド、ノズルプレートの製造方法及びインクジェットヘッドの製造方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2000246475A (ja) | レーザ光による加工方法 | |
US6563079B1 (en) | Method for machining work by laser beam | |
TW508704B (en) | Semiconductor chip | |
JP3986575B2 (ja) | 3次元集積回路の製造方法 | |
JP3660294B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
US20220278248A1 (en) | Substrate structuring methods | |
JP2011161915A (ja) | シリコン基板の加工方法 | |
TWI780358B (zh) | 製造半導體裝置的方法以及光阻 | |
US7241664B2 (en) | Alignment mark forming method, substrate in which devices are formed, and liquid discharging head using substrate | |
JP2006352171A (ja) | 半導体チップの製造方法、半導体装置の製造方法、回路基板の製造方法及び電子機器の製造方法 | |
JP2000246474A (ja) | レーザ光による加工方法 | |
WO2017041491A1 (zh) | 倒装芯片的封装方法 | |
JP2001264185A (ja) | レチクルのメンブレンの内部応力測定方法及び装置、並びに半導体デバイスの製造方法 | |
JP5980020B2 (ja) | 液体吐出ヘッド用基板の製造方法 | |
JP2001308095A (ja) | 半導体装置およびその製造方法 | |
JP6003369B2 (ja) | 半導体装置の製造方法 | |
JP4039036B2 (ja) | アライメントマーク作製方法 | |
JP2001267224A (ja) | 半導体装置の製造方法、及びこれを用いて製造された半導体装置 | |
JP2006297683A (ja) | 液体吐出ヘッド及び液体吐出ヘッドの製造方法 | |
US4815208A (en) | Method of joining substrates for planar electrical interconnections of hybrid circuits | |
JP7114036B1 (ja) | ガラスインターポーザ | |
JPH04182911A (ja) | 薄膜磁気ヘッドの製造方法 | |
Lu et al. | Advances in panel scalable planarization and high throughput differential seed layer etching processes for multilayer RDL at 20 micron I/O pitch for 2.5 D glass interposers | |
TWI233886B (en) | Component for inkjet print head and manufacturing method thereof | |
JP3271390B2 (ja) | 荷電ビーム露光用透過マスク及びその製造方法 |