JP2000245897A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2000245897A
JP2000245897A JP11050949A JP5094999A JP2000245897A JP 2000245897 A JP2000245897 A JP 2000245897A JP 11050949 A JP11050949 A JP 11050949A JP 5094999 A JP5094999 A JP 5094999A JP 2000245897 A JP2000245897 A JP 2000245897A
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Michinori Hirota
道則 廣田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遊技者が、所定の期間中の可能遊技数をすべ
て消化し、且つその期間中に獲得できる遊技媒体の数を
上限とするように、遊技の調整を容易にする遊技機を提
供する。 【解決手段】 遊技に必要な複数の図柄を可変表示する
可変表示手段3L,3C,3Rと、その可変表示手段3
L,3C,3Rの可変表示を制御する制御手段とを備え
た遊技機1において、制御手段により、可変表示の停止
時に表示すべき態様を決定し、その決定に基づいて可変
表示を停止制御するが、遊技中所定の発生条件が成立し
てから所定の解除条件が成立するまでの期間中は、前記
決定に基づいた停止制御を行わず、遊技者の停止操作に
応じて可変表示を停止制御するように構成されると共
に、前記期間中に遊技者が獲得した遊技媒体の数から遊
技のために消費した遊技媒体の数を差し引いて得られる
純増数が所定の数に達すると、その数に応じて報知態様
が変化する視覚的報知手段21を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】図1は、本発明の一実施例の
スロットマシンの外観を示す斜視図である。このスロッ
トマシン1は、遊技媒体としてコイン、メダル又はトー
クンなどを用いて遊技する遊技機であるが、以下ではメ
ダルを用いるものとして説明する。
【0002】
【従来の技術】例えば、スロットマシン或いはパチスロ
と称される遊技機は、正面の表示窓内に複数の図柄を表
わした回転リールを複数配列することで機械的に構成し
た可変表示装置、或いはリール上の図柄を画面に表示す
ることで電気的に構成した可変表示装置を有する。遊技
者のスタート操作に応じて、制御手段が可変表示装置を
駆動して各リールを回転させ、一定時間後自動的に或い
は遊技者の停止操作により、各リールの回転を順次停止
させた時、表示窓内に現れた各リールの図柄が特定の組
み合わせ(入賞図柄)になった場合に、コイン等の遊技
媒体を払い出すことで遊技者に利益を付与するものであ
るが、現在主流の機種においては、回転しているリール
が停止した時に入賞図柄が表示部の有効ライン上に揃う
のは、遊技機の内部処理で入賞と判定された場合(具体
的には、マイコンでの乱数抽出による抽選で当選した
時)で、かつ遊技者が入賞図柄が揃うようにタイミング
よく停止操作を行った場合である。これは、遊技者の停
止操作(タイミング)だけで停止時の図柄を決定する
と、遊技者の熟練度によって遊技の結果(勝敗)が決ま
ってしまい、遊技者の技量のみが強調されて遊技の健全
さが損なわれると共に、遊技店にとっても遊技機からの
コイン払出率等の管理が困難になるという問題を解決す
るためである。
【0003】従って、遊技者が停止操作できるタイプの
遊技機(例えば、停止ボタンを備えたスロットマシン)
でも、入賞に当選しなければ、遊技者がどのように停止
操作をしても、入賞図柄を有効ライン上に揃えることは
できない。すなわち、遊技者の技量が遊技の結果に現れ
にくい遊技機となっている。
【0004】しかしながら、上記の遊技機では、遊技者
の熟練度が高くなればなるほど、その技量が遊技結果に
反映しなくなり、遊技の魅力がそがれてしまうという問
題がある。
【0005】そこで、一定の条件下で遊技者の停止操作
に応じた遊技結果が得られるようにした遊技機が開発さ
れた。その一例が、特公平5−74391号公報に開示
されている。これは、上記のようなスロットマシン(い
わゆるパチスロ機を含む)において、遊技中特定の条件
が達成された時には、予め定めたゲーム回数分、複数の
リールの一部又は全部について乱数抽選による停止制御
を中止するようにしたものであり、この中止期間(これ
を「チャレンジタイム」と称し、以下「CT」と略記す
る)中は、遊技者の停止操作のタイミングでリール停止
時の表示態様(図柄の組み合わせ)が決定されるので、
遊技結果に遊技者の技量が反映すると共に、上記CT以
外では、従来通りの乱数抽選による停止制御が行われる
ので、技量の乏しい遊技者でも、ある程度の入賞は確保
される。これにより、スロットマシンは、遊技性と平等
性を調和させた遊技機となった。以下、CT中の遊技を
「CT遊技」と称する。
【0006】より詳細には、「CT」とは、乱数抽選な
どの判定の有無を問わず、遊技者の停止操作に応じて小
役図柄を揃えることができる(いわゆる「目押し操作」
ができる)期間である。また、「CT」中は、遊技者が
獲得し易い小さい入賞(小役)についての判定を行わ
ず、遊技者が獲得し難い大きな入賞についての判定は行
う方式もある。このような遊技者が獲得し難い大きな入
賞としては、遊技者に相対的に大きい利益を与える遊技
が所定回数行える特別増加入賞(「ビッグボーナス」と
称し、以下「BB」と略記する)、及び遊技者に相対的
に小さい利益を与える遊技を所定回数行える特別入賞
(「レギュラーボーナス」と称し、以下「RB」と略記
する)が含まれる。
【0007】「CT」は、所定の発生条件が成立した時
に始まり、所定の解除条件が成立した時に終了する。こ
のCTの解除条件としては、例えばCT遊技が所定回数
(例えば150回)行われたこと、或いはCT中に遊技
者の獲得した遊技媒体の獲得数からCT遊技のために消
費した遊技媒体の数を差し引いた「純増数」が所定の数
(例えばメダル200枚)に達したこと等である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
な「CT」を設けた場合でも、遊技者、特に初心者はC
Tを明確に認識せず、或いは認識したとしても、その利
点をいかすことなく「CT遊技」を終了してしまいがち
である。
【0009】また、熟練者の場合は、CTの開始早々に
多くの利益を得てしまうと、CT遊技の可能回数が多く
残されているにもかかわらず、それだけCTの終了が近
くなり、CTの早期終了が度重なるとCTに対する興味
を失うこととなる。
【0010】そこで、未熟練者でもCTを明確に認識し
て遊技できると共に、CT中の予め定めた状況(純増数
が上限に近づいている状況)になった時は、それをラン
プや音で遊技者に報知する遊技機が開発された(特開平
10−277246号)。具体的には演出ランプや停止
ボタンを点滅させたり、特定の音を発生させたりして、
報知するようにしている。従って、熟練した遊技者は、
これらの報知を参考に、CT遊技の可能回数をすべて消
化しつつ純増数を上限とするように遊技を調整する手法
(CTMAX打法という)を試みるようになる。
【0011】しかしながら、上記のようなランプの点滅
では、たとえ点滅態様に変化があるとしても、上記BB
等の大当り遊技中であることを示しているのか、或いは
CT中の純増数が上限に近づいていること等のCTに関
する状況を示しているのかが判別し難い。また、特定音
で報知する場合においても、遊技場の喧騒の中では認識
し難い。また、上記純増数を遊技者に対して直接表示す
ることは、遊技機に対する規制の一つとして禁止されて
いるという現状もある。
【0012】本発明の目的は、遊技者が、上記CTのよ
うな所定の期間中の可能遊技数をすべて消化し、且つそ
の期間中に獲得できる遊技媒体の数を上限とするよう
に、遊技の調整を容易にする遊技機を提供することであ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の態様は、
遊技に必要な複数の図柄を可変表示する可変表示手段
と、その可変表示手段の可変表示を制御する制御手段と
を備えた遊技機において、制御手段により、可変表示の
停止時に表示すべき態様を決定し、その決定に基づいて
可変表示を停止制御するが、遊技中所定の発生条件が成
立してから所定の解除条件が成立するまでの期間中は、
前記決定に基づいた停止制御を行わず、遊技者の停止操
作に応じて可変表示を停止制御するように構成されると
共に、前記期間中に遊技者が獲得した遊技媒体の数から
遊技のために消費した遊技媒体の数を差し引いて得られ
る純増数が所定の数に達すると、その数に応じて報知態
様が変化する視覚的報知手段を備えたことを特徴とす
る。
【0014】第2の態様では、制御手段は、可変表示の
停止時に表示される図柄態様が遊技者にとって有利な図
柄態様(例えば、入賞図柄の組合せ)となることを許可
するか否かの判定と遊技者の停止操作のタイミングとに
よって、可変表示の停止時に表示すべき態様を決定し、
前記期間中は、前記判定を行わず或いは前記判定を行っ
てもその結果にかかわらず、遊技者の停止操作に応じた
停止制御を行うことを特徴とする。
【0015】第3の態様は、遊技に必要な複数の図柄を
可変表示する可変表示手段と、その可変表示手段の可変
表示を制御する制御手段とを備えた遊技機において、制
御手段により、可変表示の停止時に表示すべき態様を決
定し、その決定に基づいて可変表示を停止制御するが、
遊技中所定の発生条件が成立してから所定の解除条件が
成立するまでの期間中は、予め定めた第1の入賞役につ
いてのみ前記決定に基づいた停止制御を行い、予め定め
た第2の入賞役については前記決定に基づいた停止制御
を行わず、遊技者の停止操作に応じて前記可変表示を停
止するように構成されると共に、前記期間中に遊技者が
獲得した遊技媒体の数から遊技のために消費した遊技媒
体の数を差し引いて得られる純増数が所定の数に達する
と、その数に応じて報知態様が変化する視覚的報知手段
を備えたことを特徴とする。ここで、前記期間がCTで
ある場合、第1の入賞役は、遊技者に相対的に大きい利
益を与える入賞役のBB又はリプレイであり、第2の入
賞役は、BB及びリプレイ以外の小役である。
【0016】第4の態様では、制御手段は、可変表示の
停止時に表示される図柄態様が遊技者にとって有利な図
柄態様となることを許可するか否かの判定と遊技者の停
止操作のタイミングとによって、可変表示の停止時に表
示すべき態様を決定し、前記期間中は、第2の入賞役に
ついては、前記判定を行わず或いは前記判定を行っても
その結果にかかわらず、遊技者の停止操作に応じた停止
制御を行うことを特徴とする。
【0017】第5の態様では、報知態様の変化は、視覚
的報知手段における色の変化であることを特徴とする。
【0018】第6の態様では、視覚的報知手段は、表示
素子によって構成され、純増数が所定の数に達すると、
その数に応じて表示素子の色が変化することを特徴とす
る。
【0019】第7の態様では、視覚的報知手段は、複数
の表示素子によって構成され、純増数に応じた数の表示
素子が作動し、純増数が所定の数に達すると、当該作動
した表示素子の色が変化することを特徴とする。
【0020】第8の態様では、視覚的報知手段は、電気
的画像表示装置で構成され、純増数が所定の数に達する
と、その数に応じて電気的画像表示装置に表示される画
像が変化することを特徴する。
【0021】
【作用及び効果】本発明の第1の態様によれば、遊技中
所定の発生条件が成立してから所定の解除条件が成立す
るまでの期間中、制御手段は、前記決定に基づいた停止
制御を行わず、遊技者の停止操作に応じて可変表示を停
止制御する。そして、その期間中に遊技者が獲得した遊
技媒体の数から遊技のために消費した遊技媒体の数を差
し引いて得られる純増数が所定の数に達すると、その数
に応じて視覚的報知手段の報知態様が変化するので、そ
の変化により、遊技者は純増数を大凡認識することがで
きる。従って、前記期間が前述のCTである場合、遊技
者が視覚的報知手段の報知態様の変化によって純増数を
大凡知ることができれば、CT中の可能遊技数をすべて
消化し、かつCT中に獲得できる遊技媒体の数を上限と
するような遊技状態への調整が容易にできる。
【0022】第2の態様では、制御手段は、前記期間中
でなければ(すなわち一般遊技中)、可変表示の停止時
に表示される図柄態様が遊技者にとって有利な図柄態様
となることを許可するか否かの判定(例えば乱数抽出に
よる抽選で入賞か外れかを判定すること)と、遊技者の
停止操作のタイミングとによって、可変表示の停止時に
表示すべき態様を決定する。より具体的には、可変表示
の停止時に表示される図柄態様は、制御手段による判定
処理で入賞と判定されたならば、遊技者が入賞図柄が揃
うようにタイミングよく停止操作を行えば、入賞図柄に
なり、遊技者の停止操作のタイミングがよくなければ入
賞図柄にはならない。すなわち、一般遊技中でも遊技者
の技量が反映される。
【0023】一方、前記期間中、制御手段は前記決定に
基づいた停止制御を行わないが、一般遊技中、上記の判
定と遊技者の停止操作のタイミングとで可変表示停止時
の表示態様を決定するのに対して、前記期間中は、上記
判定を行わず或いは判定を行ってもその結果にかかわら
ず、遊技者の停止操作に応じた停止制御を行うようにす
る。これにより、遊技者の技量を反映した遊技が行われ
る。
【0024】第3の態様によれば、例えば、前記期間が
特にCTである場合、このCT中、第2の入賞役(小
役)については前記決定に基づいた停止制御を行わず、
遊技者の停止操作に基づく停止制御を行うが、相対的に
大きな利益を与える第1の入賞役(例えばBB又はリプ
レイ)については、前記決定に基づいた停止制御を行う
ので、より遊技の平等性に重きを置いた遊技が可能とな
る。すなわち、相対的に大きな入賞役(BB等)や出現
頻度が高い入賞役(リプレイ等、一般的にはBB当選確
率1/250、小役1/50程度に対してリプレイ1/
7程度)までも乱数抽選による停止制御を中止するとな
ると、遊技の熟練度による格差が大きくなってしまう
が、相対的に小さな入賞役の停止制御のみを中止するよ
うにすれば、比較的格差を小さくすることができる。
【0025】第4の態様によれば、上記第3の態様にお
いて、制御手段は、一般遊技中、可変表示の停止時に表
示される図柄態様が遊技者にとって有利な図柄態様とな
ることを許可するか否かの判定と遊技者の停止操作のタ
イミングとで、可変表示の停止時に表示すべき態様を決
定することにより、一般遊技中でも遊技者の技量が反映
される。一方、前記期間中、第2の入賞役(小役)につ
いては、上記判定を行わず或いは判定を行ってもその結
果にかかわらず、遊技者の停止操作に応じた停止制御を
行うことにより、遊技者の技量を反映した遊技が行われ
る。
【0026】第5の態様によれば、報知態様が色の変化
であるため、遊技者は、視覚的に認識しやすく、純増数
が把握しやすい。
【0027】第6の態様によれば、純増数が所定の数に
達すると、その数に応じて視覚的報知手段としての表示
素子の色が変化するので、遊技者に対して、その色の変
化を認識させやすい表示が実現できる。例えば、表示素
子として3色発光ダイオード(LED)を利用すれば、
前記純増数がCTの解除条件に近くなったら、3色LE
Dの発光色を変えて遊技者の注意を喚起することができ
る。
【0028】第7の態様によれば、視覚的報知手段を構
成する複数の表示素子のうち、前記純増数の数に応じた
数の表示素子が作動するので、遊技者にとって、その数
から純増数を認識することができる。また、純増数が所
定の数に達すれば、当該作動した表示素子の色が変化す
るので、作動した表示素子の数から純増数を大凡認識し
ている遊技者は、より明確に純増数を認識することがで
きるようになる。従って、遊技者は、例えばCT中の可
能遊技数をすべて消化し、かつCT中に獲得できる遊技
媒体の数を上限とするような遊技状態への調整がより確
実にできるようになる。
【0029】第8の態様によれば、純増数が所定の数に
達すると、その数に応じて視覚的報知手段としての電気
的画像表示装置に表示される画像が変化するので、ラン
プや7セグメントLEDによる表示に比べて直感的かつ
具体的に遊技状態を把握できる。
【0030】
【発明の実施の形態】スロットマシンの本体部1の前面
にはフロントドア2が軸着され、そのフロントドア2の
パネル表示部2aには縦長矩形の表示窓4L,4C,4
Rが設けられ、表示窓4L,4C,4Rには水平に3
本、斜めに2本の入賞ライン8が設けられ、これらの入
賞ラインは表示窓4L,4C,4Rの左右に設けられて
いる有効化ランプ9で結ばれている。これらの入賞ライ
ンは、後述の1−BETスイッチ11、2−BETスイ
ッチ12、最大BETスイッチ13を操作することによ
り、それぞれ1本、3本、5本が有効化され、有効化さ
れた入賞ラインは、有効化ランプ9の点灯で表示され
る。
【0031】パネル表示部2aの内側には、各々の外周
面に複数種類の図柄(以下、シンボルという)から成る
シンボル列が描かれた3個のリール3L,3C,3Rが
回転自在に設けられ、可変表示部を形成している。各リ
ール3L,3C,3Rのシンボルは表示窓4L,4C,
4Rを通して観察できるようになっている。
【0032】表示窓4L,4C,4Rの下方に水平面を
有する台座部10が形成され、その左側から、1回の押
しボタン操作によりクレジットされているメダルのうち
1枚だけをゲームに賭けるための1−BETスイッチ1
1、2枚だけをゲームに賭けるための2−BETスイッ
チ12、及び1回のゲームに賭けることが可能な最大枚
数のメダルを賭けるための最大BETスイッチ13が設
けられている。これらのBETスイッチを操作すること
で、前述のとおり、所定の入賞ライン8が有効化され
る。また、台座部10の右側にはメダル投入口5が設け
られている。
【0033】台座部10の前面部の左寄りには、遊技者
の操作により上記リール3L,3C,3Rを回転させ、
表示窓4L,4C,4の図柄の移動を開始するためのス
タートレバー6が所定の角度範囲で回動自在に取り付け
られている。
【0034】台座部10の前面部中央には、表示窓4
L,4C,4R内を移動する3列のリール3L,3C,
3Rをそれぞれ停止させるために、遊技者が操作する3
個の停止ボタン7L,7C,7Rが設けられている。各
停止ボタンは光源を内蔵しているか、或は、光の照射に
より、発光可能に構成されている。従って、停止ボタン
7L,7C,7Rは、各光源の点灯、点滅、消灯などの
動作により、種々の演出及び情報の表示が可能である。
【0035】スタートレバー6の左側には、遊技者がゲ
ームで獲得したメダルのクレジット/払出しを押しボタ
ン操作で切り換えるC/Pスイッチ14が設けられてい
る。このC/Pスイッチ14の切換えにより、正面下部
のメダル払出口15からメダルが払い出され、払い出さ
れたメダルはメダル受け部16に溜められる。このメダ
ル受け部16の後方には、音発生手段として内部に収納
されたスピーカ42(図2)から発生した音を外部へ出
すための透音口17が設けられている。
【0036】パネル表示部2aの正面の表示窓4L,4
C,4Rの上方には入賞に対してどれだけのメダルが払
い出されるかを示す配当表が表示される表示面22が設
けられ、その上端の縁は発光可能な演出ランプ23が形
成されている。演出ランプ23は多数のLEDからな
り、点灯、点滅、消灯などの動作により、種々の演出及
び情報の表示が可能である。
【0037】表示窓4Rの右側には、CT突入報知ラン
プ20が設けられ、その点灯によってCTに突入するこ
とを報知する。CT突入報知ランプ20の下方には、7
セグメントLEDで構成されるクレジット表示カウンタ
18と払出し表示カウンタ19とが設けられる。クレジ
ット表示カウンタ18は、現在クレジットされているメ
ダル数を表示し、払出し表示カウンタ19は、払い出さ
れたメダル数を表示する。なお、これらの表示手段とし
ては、LEDに限らず、LCD(液晶)素子、その他任
意のものを使用できる。
【0038】また、表示窓4L,4C,4Rの下方に
は、ボーナス/CTカウンタ表示器21が設けられてい
る。このボーナス/CTカウンタ表示器21は、3色
(赤色,橙色,緑色)のいずれかに変色可能な3色LE
Dからなり、点灯、変色、消灯などの動作により、CT
中の純増数(本実施例では遊技媒体としてメダルを用い
るので、以下「純増枚数」という)のカウント数が報知
される。
【0039】また、ボーナス/CTカウンタ表示器21
は、LEDに代えて液晶表示装置等の電気的画像表示装
置で構成してもよい。なお、これについては、後述す
る。
【0040】図2は、スロットマシン1における遊技処
理動作を制御する制御手段と、これに電気的に接続する
周辺装置(アクチュエータ)とを含む回路構成を示す。
【0041】この場合、制御手段は、マイコン30を主
たる構成要素とし、これに乱数サンプリングのための回
路を加えて構成されている。マイコン30は、予め設定
されたプログラムに従って制御動作を行うCPU31
と、記憶手段であるROM32及びRAM33を含み、
CPU31に、基準クロックパルスを発生するクロック
パルス発生回路34及び分周器35と、サンプリングさ
れる乱数を発生する乱数発生器36及び乱数サンプリン
グ回路37とが接続されている。なお、乱数サンプリン
グのための手段として、マイコン30内で、すなわちC
PU31の動作プログラム上で乱数サンプリングを実行
するように構成してもよい。その場合、乱数発生器36
及び乱数サンプリング回路37は省略可能であり、或い
は、乱数サンプリング動作のバックアップ用として残し
ておくことも可能である。
【0042】マイコン30のROM32には、スタート
レバー6を操作するごとに行われる乱数サンプリングに
よる乱数の判定時に参照される各種判定テーブルが格納
されている。
【0043】図2の回路において、マイコン30からの
制御信号により動作が制御される主要なアクチュエータ
としては、前記リール3L,3C,3Rをそれぞれ回転
駆動するステッピングモータ49L,49C,49R、
有効化ランプ9、クレジット表示カウンタ18、払出し
表示カウンタ19、CT突入報知ランプ20、ボーナス
/CTカウンタ表示器21、演出ランプ23、遊技媒体
のメダルを収納するホッパー(払い出しのための駆動部
を含む)40、及びスピーカ42がある。更に、ホッパ
ー駆動回路41、スピーカ駆動回路43、モータ駆動回
路44、ランプ駆動回路45、及びCTカウンタ表示器
駆動回路47がI/Oポートを介してCPU31の出力
部に接続されている。これらの駆動回路は、それぞれC
PU31から出力される駆動指令などの制御信号を受け
て、各アクチュエータの動作を制御する。
【0044】また、マイコン30が制御信号を発生する
ために必要な入力信号を発生する主な入力信号発生手段
としては、メダル投入口5に投入されたメダルを検出す
るメダルセンサ5S、スタートレバー6の操作を検出す
るスタートスイッチ6S、C/Pスイッチ14、各停止
ボタン7L,7C,7Rの操作に応じて停止信号を発生
するリール停止信号回路46、リール回転センサからの
パルス信号を受けて各リールの位置を検出するための信
号をCPU31へ供給するリール位置検出回路(図示省
略)、メダル検出部40Sの計数値(ホッパー40から
払い出されたメダルの枚数)が指定された枚数データに
達した時、メダル払出完了を検知するための信号を発生
する払出完了信号回路(図示省略)がある。これらも、
I/Oポートを介してCPU31に接続されている。
【0045】図2の回路において、乱数発生器36は、
所定の数値範囲に属する乱数を発生し、サンプリング回
路37は、スタートレバー6が操作された後の適宜のタ
イミングで1個の乱数をサンプリングする。こうしてサ
ンプリングされた乱数は、ROM32内に格納されてい
る入賞役等を決定するための入賞判定テーブルにおい
て、どの数値範囲に属するかが判定され、判定結果に基
づく信号を発生する。
【0046】リール3L〜3Rの回転が開始された後、
ステッピングモータ18L,18C,18Rの各々に供
給される駆動パルスの数が計数され、その計数値はRA
M33の所定エリアに書き込まれる。リール3L〜3R
からは一回転毎にリセットパルスが得られ、これらのパ
ルスはリール位置検出回路を介してCPU31に入力さ
れる。こうして得られたリセットパルスにより、RAM
33で計数されている駆動パルスの計数値が“0”にク
リアされる。これにより、RAM33内には、各リール
3L〜3Rについて一回転の範囲内における回転位置に
対応した計数値が格納される。
【0047】上記のようなリール3L〜3Rの回転位置
とシンボルとを対応づけるために、シンボルテーブル
が、ROM32内に格納されている。このシンボルテー
ブルの模式図を図3に示す。このシンボルテーブルで
は、前述したリセットパルスが発生する回転位置を基準
として、各リールの一定の回転ピッチ毎に順次付与され
るコードナンバーと、それぞれのコードナンバー毎に対
応して設けられたシンボルを示すシンボルコードとが対
応づけられている。
【0048】更に、ROM32内には、入賞シンボル組
合せテーブルが格納されている。この入賞シンボル組合
せテーブルでは、入賞となるシンボルの組合せと、入賞
のメダル配当枚数と、その入賞を表わす入賞判定コード
とが対応づけられている。
【0049】上記の入賞シンボル組合せテーブルは、第
1リール3L、第2リール3C、及び第3リール3Rの
停止制御時、及び全リール停止後の入賞確認を行うとき
に参照される。ただし、有効として扱われる入賞ライン
は予め決められており、例えば、メダルを3枚投入すれ
ば5本の入賞ライン全てが有効化されるが、入賞の種類
によっては、そのシンボルの組合せが所定の入賞ライン
以外で得られたとしても無効となる場合がある。
【0050】また、ROM32には、ボーナス/CTカ
ウンタ表示器21の表示態様を決定するためのデータと
して、予め定めた条件と表示態様とを関係づけるための
テーブル格納されている。このテーブルにより、各遊技
の状況に応じたボーナス/CTカウンタ表示器21の表
示態様が決定される。
【0051】また、ROM32には、リール停止時にシ
ンボルの組合せに基づいて発生する音や演出ランプ23
の表示態様を決定するためのデータとして、入賞シンボ
ル組合せテーブルと音の種類とを関係づけるためのテー
ブルも格納されている。このテーブルにより全リール停
止後の入賞確認の際に音の種類も決定される。
【0052】さらに、このROM32には、このスロッ
トマシン1でゲームが実行される際のプログラム(シー
ケンスプログラム)が格納されている。
【0053】このような乱数サンプリングに基づく抽選
処理において当選し、入賞役が決定した場合には、CP
U31は、遊技者がストップボタン7L,7C,7Rを
操作した時にリール停止信号回路46から送られる操作
信号に応じて、当選した入賞役の種類に対応したシンボ
ル表示位置へのリール3L,3C,3Rの停止制御を許
可する信号をモータ駆動回路44に送る。そして、CP
U31は、リール3L,3C,3Rが上記入賞役に対応
したシンボル表示位置で停止したことを入賞シンボル組
合せテーブルに基づいて確認すれば、払い出し指令信号
をホッパー駆動回路41に供給してホッパー40から所
定個数のメダルの払出しを行う。その際、メダル検出部
40Sは、ホッパー40から払い出されるメダルの枚数
を計数し、その計数値が指定された枚数データに達した
時に、メダル払出完了信号がCPU31に入力される。
これにより、CPU31は、ホッパー駆動回路41を介
してホッパー40の駆動を停止し、メダルの払い出し処
理を終了する。
【0054】上記抽選処理では、ビッグボーナス(B
B)、レギュラーボーナス(RB)、リプレイ及び小役
のいずれかの入賞役の決定又は外れの決定、さらにはC
Tを発生させるか否かの決定が行われる。なお、CTを
発生させるか否かについては、予め一種の入賞役とし
て、BBとCTの組合せ(CT付BB)を定めておくよ
うにしてもよい。
【0055】本実施例のスロットマシン1においては、
スタートレバー6を操作する度に乱数サンプリングによ
り、入賞役を決定するための抽選処理が行なわれ、いず
れかの入賞役に決定すれば、マイコン30はその決定し
た入賞役に応じた停止制御を行う。
【0056】ここで一つ注意すべき点は、入賞(遊技者
に実際にメダルが払い出されること)を達成するために
は2つの条件、乱数サンプリングによる抽選処理にお
いて当選すること(内部当選という)、遊技者が内部
当選した入賞役に該当するシンボルを引き込める位置
(タイミング)で停止操作を行うこと、の2つの条件が
満たされなければならないということである。
【0057】つまり、ある入賞役についての内部当選が
あったとしても、その内部当選で入賞が保証されたわけ
ではなく、入賞ライン上に当選した入賞役に該当するシ
ンボルを停止させてもよいという許可(以下「停止許
可」という)を与えたにすぎないということである。
【0058】具体的には、(1)抽選処理において当
選、かつ当選した入賞役に該当するシンボルを引き込め
る位置(タイミング)で停止操作した場合、(2)抽選
処理において当選、かつ当選した入賞役に該当するシン
ボルを引き込めない位置(タイミング)で停止操作した
場合、(3)抽選処理において不当選、かつ当選した入
賞役に該当するシンボルを引き込める位置(タイミン
グ)で停止操作した場合、(4)抽選処理において不当
選、かつ当選した入賞役に該当するシンボルを引き込め
ない位置(タイミング)で停止操作した場合、の4つの
パターンにおいて、(1)及び(2)は内部当選に該当
するが、(1)のように入賞役に該当するシンボルを引
き込める位置で停止操作すれば「入賞」となるが、
(2)のように入賞役に該当するシンボルを引き込める
位置で停止操作しなければ、内部当選していても「入
賞」とはならない。
【0059】また、(3)のように内部当選しなかった
場合(内部不当選)は、たとえ入賞役に対応するシンボ
ルを引き込める位置で停止操作したとしても、入賞ライ
ン上から入賞役に該当するシンボルを外す制御(内部不
当選ということは、停止許可されていないから)マイコ
ン30において行なわれ、入賞することはない。従っ
て、(4)も入賞することはない。
【0060】つまり、内部当選していれば、入賞役に該
当するシンボルを引き込める位置で停止操作すること
で、(3)のような結果になることはない。
【0061】図4は、各入賞役に対応するシンボルの組
合せと各入賞役のメダル配当枚数を示す。
【0062】シンボル組合せ(i),(ii),(vii)
は、内部当選した場合のみ停止許可される第1の入賞役
を表わし、これらは、相対的に大きい利益が与えられる
入賞役である。また、シンボル組合せ(iii)〜(vi)
は、CT中、乱数抽選を行うかどうかに関わらず、乱数
抽選結果を反映させないで遊技者の停止操作に応じた停
止制御を可能とする第2の入賞役で、いわゆる小役を表
わしている。
【0063】シンボル組合せ(i)は、シンボル「白
7」(図3のシンボル50)が3つ揃った場合で、シン
ボル組合せ(ii)は、シンボル「青7」(図3のシンボ
ル51)が3つ揃った場合で、いずれもBB入賞を示
す。
【0064】シンボル組合せ(iii)は、シンボル「帽
子」(図3のシンボル52)が3つ揃った場合で、配当
枚数として一般遊技中に入賞すれば7枚、BB遊技中に
入賞すれば9枚のメダルが払い出される。
【0065】シンボル組合せ(iv)は、シンボル「サボ
テン」(図3のシンボル53)が3つ揃った場合で、一
般遊技中又はBB遊技中のいずれにおいても入賞すれば
3枚のメダルが払い出される。
【0066】シンボル組合せ(v)は、シンボル「チリ
1」(図3のシンボル54)が左側の表示窓4Lで停止
表示すれば、中央の表示窓4C及び右側の表示窓4Rの
停止表示に関係なく、一般遊技中又はBB遊技中のいず
れにおいても1枚のメダルが払い出される。
【0067】シンボル組合せ(vi)は、シンボル「チリ
2」(図3のシンボル55)が左側の表示窓4Lで停止
表示すれば、中央の表示窓4C及び右側の表示窓4Rの
停止表示に関係なく、一般遊技中又はBB遊技中のいず
れにおいても7枚のメダルが払い出される。
【0068】シンボルの組合せ(vii)は、シンボル
「アステカ」(図3のシンボル56)が3つ揃った場合
で、一般遊技中に入賞すれば再遊技(リプレイ)が行
え、BB遊技中に入賞すれば再遊技(リプレイ)が行え
ると共に9枚のメダルが払い出される。
【0069】BB遊技は、上記の通り、所定のシンボル
組合せ「白7−白7−白7」(図4の組合せ(i))又
は「青7−青7−青7」(図4の組合せ(ii))のいず
れかが有効化された入賞ライン8上に揃うことにより発
生する。これは、遊技者にとって最も有利な遊技状態で
あって、次に述べるRB遊技が2回分行えるのに加え、
最大20回連続して小役の入賞による多数のメダルを獲
得できる遊技状態である。このBB遊技中は、BB及び
CTの入賞判定は行われない。
【0070】このスロットマシン1においては、入賞図
柄「白7−白7−白7」又は「青7−青7−青7」が発
生すると、スピーカ15から、入賞図柄「白7−白7−
白7」又は「青7−青7−青7」のために設定された音
が発生する。この音によっても遊技者はBB遊技が開始
されることを知ることができる。
【0071】RB遊技は、BB遊技中に所定の組合せ
「アステカ−アステカ−アステカ」(図4の組合せ(vi
i))が有効化された入賞ライン8上に揃うことにより
発生する(このとき9枚のメダルが払出される)。そし
て、このRB遊技中は、所定の組合せ「アステカ−アス
テカ−アステカ」が揃えば15枚のメダルを獲得できる
入賞役(JACゲーム)に入賞しやすい遊技状態であ
る。また、RB遊技中は、最大8回のJACゲーム入賞
が可能で、万が一JACゲームに入賞しなかった場合で
も、最高12回まで遊技を行うことができる。また、ス
ロットマシン1において、BB遊技中に入賞図柄「アス
テカ−アステカ−アステカ」が発生すると、スピーカ1
5から、「アステカ−アステカ−アステカ」のために設
定された音が発生する。この音によっても遊技者はRB
遊技の発生を知ることができる。
【0072】CTは、BB遊技中やBB終了後、あるい
は一般遊技中に別途CTを発生させるか否かの抽選を行
い、前記BB遊技の終了後に発生する。
【0073】このCTへと突入する直前には、様々な演
出表示が行なわれ、例えば、BB終了後にCT抽選ルー
レット表示が行なわれる。このCT抽選ルーレット表示
は、CTを発生させるか否かは上記抽選処理で決定され
るが、遊技者から見て、あたかもCT発生について抽選
しているかのように見せる擬似的な表示で、遊技者のC
Tに対する期待感を高める演出表示である。
【0074】図5は、パネル表示部2aの拡大正面図
で、表示窓4L,4C,4Rの下部に設けられたボーナ
ス/CTカウンタ示器21では、上記CT抽選ルーレッ
ト表示が行なわれる。なお、このボーナス/CTカウン
タ表示器21では、BB中のJACゲーム消化数やCT
中の純増枚数のカウント数等についても表示され、これ
については後で説明する。
【0075】このCT抽選ルーレット表示は、ボーナス
/CTカウンタ表示器21を構成する8個の3色LED
(L〜L)がL→L→…→L→L→L
…→L→L→…の順番で順次点灯及び消灯を繰
り返すことにより、左側から右側に光が流れるような表
示(移動表示)がされる。そして、最後にL〜L
いずれかが点灯してCT抽選ルーレット表示を停止すれ
ば、CT発生を示すものである。従って、最後にL
のいずれかが点灯してCT抽選ルーレット表示を停
止すれば、CTが発生しないことを示すものである。す
なわち、L〜LはCTの当選範囲を示し、L〜L
はCTの不当選範囲を示している。
【0076】また、このCT抽選ルーレット表示では、
3色LED(L〜L)の移動表示のパターン(移動
表示パターン)を異ならせることにより、CT発生の確
率の高低を示すこととしている。
【0077】具体的には、CT抽選ルーレット表示が速
い移動表示の後、徐々にゆっくりとした移動表示(スロ
ーモード)に変化し、このスローモードが長ければ長い
ほどCT発生の確率が高いものとする。また、移動表示
中、L〜Lの当選範囲だけが上記スローモードとな
るときは、CT発生の確率が非常に高いものとし、反対
に、L〜Lの不当選範囲だけが上記スローモードと
なるときは、CT発生の確率が非常に低いものとする。
【0078】そして、CT抽選ルーレット表示が停止表
示されてCT当選が報知されれば、その後、表示窓4R
の右側に設けられたCT突入報知ランプ20が点灯し、
CTへの突入についての確定報知を行う。
【0079】CT中は、前述の第1の入賞役であるBB
及びリプレイ以外の入賞役(第2の入賞役)についての
抽選処理が無効となり、遊技者のストップボタン7L,
7C,7Rの停止操作がそのまま反映される、いわゆる
「目押し操作」によるリール3L,3C,3Rの停止制
御が行われる。つまり、第2の入賞役については、乱数
抽選を行うかどうかに関わらず、リール3L,3C,3
Rを停止制御するときに乱数抽選結果を反映させないと
いうことである。従って、CT中であっても、スタート
レバー6を操作する度に乱数サンプリングにより、BB
及びリプレイについての抽選処理は行われ、このBB及
びリプレイのいずれかに内部当選すれば、マイコン30
はその当選した入賞役に応じた停止制御を行う。
【0080】また、CTは所定の解除条件が達成された
ときに終了する。CTの解除条件としては、CT遊技が
所定回数に達した場合、あるいは遊技者の獲得したメダ
ルの枚数から遊技のために消費したメダルの枚数を差し
引いた「純増枚数」が所定の枚数に達した場合がある。
また、CT中にBBに内部当選してBB遊技が開始され
た場合は、解除条件に達していなくてもCTは終了する
ものとする。
【0081】次に、ボーナス/CTカウンタ表示器21
における前述のCT抽選ルーレット表示以外の表示につ
いて、以下に説明する。
【0082】ボーナス/CTカウンタ表示器21は、前
述の通り、8個の3色LED(L〜L)によって構
成される。この3色LED(L〜L)は、「赤
色」、「橙色」、「緑色」の3色に変色可能である。
【0083】CT中、1回のCT遊技が終了する毎に
「純増枚数」がカウントされ、上記ボーナス/CTカウ
ンタ表示器21では、そのカウント数に応じた数の3色
LEDが発光される。
【0084】図6は、「純増枚数」に応じたボーナス/
CTカウンタ表示器21の表示態様について示す。
【0085】「純増枚数」が「0〜24枚」のときは、
すべての3色LED(L〜L)は消灯されているが
(図6の段階1)、「純増枚数」が25枚に達すれば1
個の3色LED(L)が点灯される(図6の段階
2)。なお、このときの発光色は「赤色」で、以後段階
8までは、発光色は変化しない。
【0086】その後、「純増枚数」が50枚に達すれば
2個の3色LED(L,L)が点灯し(図6の段階
3)、さらに「純増枚数」が75枚に達すれば3個の3
色LED(L,L,L)が点灯する(図6の段階
4)。以後、段階7までは「純増枚数」が25枚増加す
る毎に点灯する3色LEDの数が1個ずつ増加してい
く。
【0087】「純増枚数」が188枚(段階8)まで
は、発光色は「赤色」のままであるが、その後、「純増
枚数」が189枚に達した時点で、発光色が「橙色」に変
化する。なお、この時点では、点灯する3色LEDの数
は増加しない。
【0088】さらに、「純増枚数」が197枚に達した
時点で、発光色が「橙色」から「緑色」に変化する。
【0089】そして、「純増枚数」が199枚に達すれ
ば、残り一個の3色LED(L)も発光し、「純増枚
数」が解除条件に達したことを報知する。
【0090】このように、「純増枚数」の数に応じて発
光色を変化させれば、「純増枚数」が解除条件である
「200枚」に近くなっていることを、遊技者に容易に
認識させることができる。従って、「純増枚数」が解除
条件である「200枚」に近くなっていることを認識し
た遊技者は、できるだけ配当枚数の少ない小役の入賞を
狙って停止操作することにより、CTの解除を先送り
し、CT中に与えられるCT遊技数をできるだけ多く消
化しようと試みることとなる。すなわち、遊技者は、3
色LEDの発光色の変化を頼りに停止操作を行えば前述
のCTMAX打法を試みるにあたり、調整が容易にでき
る。
【0091】さらに、3色LEDの発光色の「赤色」、
「橙色」、「緑色」は、それぞれ、特定のシンボルの色
を示唆するものである。本実施例では、「赤色」は、赤
色を基調とするシンボル「チリ1」又は「チリ2」を示
唆し、「橙色」は、橙色を基調とするシンボル「帽子」
を示唆し、「緑色」は、緑色を基調とするシンボル「サ
ボテン」を示唆している。すなわち、CTMAX打法の
手助けとして、遊技者に停止させるべきシンボルを3色
LEDの発光色によって示唆するもので、遊技者が有利
に遊技を進行させるための、いわゆるガイド的な役割を
有している。
【0092】例えば、「純増枚数」が「0〜188枚」
(図6の段階2〜段階8)では、獲得できる「純増枚
数」に余裕があるので、多くのメダルが獲得できるシン
ボルを狙うように、3色LEDの発光色をその狙うべき
シンボルを示唆する色で表示させる。
【0093】本実施例では、シンボル「チリ1」及び「チ
リ2」は、図3に示すように左リール3L上に上下に連
続して描かれており、左表示窓4L内で入賞ライン上に
シンボル「チリ1」及び「チリ2」を停止表示させれば多
くのメダルが獲得できる。例えば、全ての入賞ラインが
有効となっている場合で、左表示窓4Lの上段にシンボ
ル「チリ1」を、中段にシンボル「チリ2」を停止表示させ
れば、9枚(1枚×2+7枚×1=9枚)のメダル払出
しがされ、中段にシンボル「チリ1」を、下段にシンボル
「チリ2」を停止表示させれば、15枚(1枚×1+7枚
×2=15枚)のメダル払出しがされる。従って、「純
増枚数」が「0〜188枚」(図6の段階2〜段階8)
では、1回の入賞で多くのメダルが獲得できるシンボル
「チリ1」及び「チリ2」の上下の組合せ(以下、「デカ
チリ」という)を狙うように遊技者に報知することと
し、3色LEDを赤色を基調とする「デカチリ」を示唆
する「赤色」の発光色で点灯させる。
【0094】そして、「純増枚数」が189枚(図6の
段階9)となれば、加算できる「純増枚数」が11枚し
か残されていないので、シンボル「チリ1」及び「チリ
2」を狙って停止させれば、その時点でCTが終了して
しまう。そのため、CTを終了させずにメダルが獲得で
きるように、配当枚数が7枚のシンボル「帽子」を狙え
ばよいことを遊技者に報知する。すなわち、3色LED
を、橙色を基調とするシンボル「帽子」を示唆する「橙
色」の発光色で点灯させる。
【0095】そして、「純増枚数」が197枚(図6の
段階10)となれば、加算できる「純増枚数」が3枚し
か残されていないので、シンボル「帽子」で停止させた
場合でもCTが終了してしまう。そのため、残されたC
T遊技可能回数内で確実にメダルを獲得できるように、
配当枚数が3枚のシンボル「サボテン」を狙うべきこと
を遊技者に報知する。すなわち、3色LEDを、緑色を
基調とするシンボル「サボテン」を示唆する「緑色」の
発光色で点灯する。
【0096】以上のようなボーナス/CTカウンタ表示
器21の報知により、遊技者は、CT解除条件の現況を
容易に理解することができ、自らの工夫による有利なC
T遊技を楽しむことができる。また、狙うべきシンボル
が示唆されることにより、CTMAX打法が容易にな
り、初心者でもCT遊技を十分に楽しむことができる。
【0097】なお、このボーナス/CTカウンタ表示器
21では、CT以外の一般遊技やBB遊技中において小
役に内部当選した場合に、8個の3色LED(L〜L
)をその内部当選した小役を示唆する色で点灯又は点
滅させるようにしてもよい。
【0098】また、CT遊技における遊技回数が150
回に近づくか又は純増枚数が200枚に近づき、CT遊
技の終了が近づくと、停止ボタン7L,7C,7R、演
出ランプ23及びスピーカ42によって、遊技者にその
状況を知らせる報知を行うようにしてもよい。この場
合、3個の停止ボタンは停止ボタンの操作を遊技者の有
利になるような順序で遊技者が操作できるように明るく
なったり暗くなったりし、演出ランプ23は、遊技者に
注意を喚起する表示をし、スピーカ42は特別な音声を
発生する。
【0099】更に、CT遊技において入賞図柄が揃わず
払出が行われないために、遊技者の消費したメダル数が
かなりの量に達したときに、そのような不利益が発生し
ている状況を遊技者に知らせる報知を行うようにしても
よい。
【0100】図7、図8及び図9は、CT遊技における
制御手段の動作を示すフローチャートである。このフロ
ーチャートにおいて、カウンタNはメダルの純増枚数の
増加の許容枚数を表示し、初期値は200であり、カウ
ンタNはメダルが投入されると加算され、メダルが払い
出されると減算される。カウンタNが0になるとCT遊
技は終了する。カウンタTはCT遊技で許容される遊技
数の残存回数を表示し、初期値は150であり、カウン
タTは遊技が1回行われる後とに1減算され、カウンタ
Tが0になるとCT遊技は終了する。
【0101】CT遊技に当選し、CT遊技状態になる
と、報知手段であるCT突入報知ランプ20を点灯させ
ると共に、演出ランプ23の表示、停止ボタン7L,7
C,7Rの表示及びスピーカ42からの音声を、CTに
突入したことを遊技者にを知らせる「状況1」の態様に
する(ステップ1)。この「状況1」の態様については
後に説明する。なお、以降「ステップ」を「ST」と省
略する。
【0102】メダルが投入されると、メダルセンサ5S
から信号が発生し(ST2)、カウンタNに投入メダル
数1乃至3を加算する(ST3)。
【0103】スタートレバー6が操作されてスタートス
イッチ6Sが作動する(ST4)。リール3L,3C,
3Rを回転させる(ST5)。カウンタTを1減算する
(ST6)。
【0104】乱数抽出による判定処理が行われる(ST
7)。
【0105】停止ボタン操作が行われたかを判定し(S
T8)、停止ボタン操作が行われればその停止要求に応
じたリール3L,3C,3Rの停止制御をする(ST
9)。
【0106】停止図柄の入賞役を判定し、その入賞役に
応じたメダルの払出しを実行する(ST10)。そし
て、カウンタNを払い出したメダルの数だけ減算する
(ST11)。
【0107】次に、CT遊技の解除条件が成立したか否
かを判定する(ST12)。CT遊技の解除条件は、乱
数判定によりBBに入賞し、BB入賞図柄「白7−白7
−白7」又は「青7−青7−青7」が揃ったとき、CT
遊技中のゲーム回数が150回に達しカウンタTが0の
とき、及び、CT遊技中の遊技媒体の純増枚数が200
枚に達しカウンタNが0のときが設定されている。
【0108】これらの解除条件のいずれにも該当しない
とき、即ち判定結果が“NO”のとき、カウンタNが2
30以上かを判定する(ST13)。この判定は遊技の
ために消費したメダルの数が遊技で獲得したメダルの数
を30枚も上回ったかの判定で、“YES”の場合、即
ちカウンタNが230以上の場合、演出ランプ23の表
示、停止ボタン7L,7C,7Rの表示及びスピーカ4
2からの音声を、不利な状態が発生していることを遊技
者にを知らせる「状況2」の態様にする(ST14)。
この「状況2」の態様については後に説明する。
【0109】ST13の判定において、“NO”と判定
したときは、次にカウンタNが177以上かを判定する
(ST15)。“YES”の場合、即ちカウンタNが1
77以上の場合は、ST37の処理に移る。
【0110】一方、ステップ15の判定において、カウ
ンタNが176以下で、判定結果が“NO”の場合、次
にカウンタNが152以上かを判定する(ST16)。
“YES”の場合、即ちカウンタNが152以上の場合
は、上記ボーナス/CTカウンタ表示器21のLED
(L)を「赤色」で点灯させ(ST17)、ST37
の処理に移る。
【0111】一方、ステップ16の判定において、カウ
ンタNが151以下で、判定結果が“NO”の場合、次
にカウンタNが127以上かを判定する(ST18)。
“YES”の場合、即ちカウンタNが127以上の場合
は、上記ボーナス/CTカウンタ表示器21の2個のL
ED(L,L)を「赤色」で点灯させ(ST1
9)、ST37の処理に移る。
【0112】一方、ステップ18の判定において、カウ
ンタNが126以下で、判定結果が“NO”の場合、次
にカウンタNが102以上かを判定する(ST20)。
“YES”の場合、即ちカウンタNが102以上の場合
は、上記ボーナス/CTカウンタ表示器21の3個のL
ED(L〜L)を「赤色」で点灯させ(ST2
1)、ST37の処理に移る。
【0113】一方、ステップ20の判定において、カウ
ンタNが101以下で、判定結果が“NO”の場合、次
にカウンタNが77以上かを判定する(ST22)。
“YES”の場合、即ちカウンタNが77以上の場合
は、上記ボーナス/CTカウンタ表示器21の4個のL
ED(L〜L)を「赤色」で点灯させ(ST2
3)、ST37の処理に移る。
【0114】一方、ステップ22の判定において、カウ
ンタNが76以下で、判定結果が“NO”の場合、次に
カウンタNが52以上かを判定する(ST24)。“Y
ES”の場合、即ちカウンタNが52以上の場合は、上
記ボーナス/CTカウンタ表示器21の5個のLED
(L〜L)を「赤色」で点灯させ(ST25)、S
T37の処理に移る。
【0115】一方、ステップ24の判定において、カウ
ンタNが51以下で、判定結果が“NO”の場合、次に
カウンタNが27以上かを判定する(ST26)。“Y
ES”の場合、即ちカウンタNが27以上の場合は、上
記ボーナス/CTカウンタ表示器21の6個のLED
(L〜L)を「赤色」で点灯させ(ST27)、S
T37の処理に移る。
【0116】一方、ステップ26の判定において、カウ
ンタNが26以下で、判定結果が“NO”の場合、次に
カウンタNが13以上かを判定する(ST28)。“Y
ES”の場合、即ちカウンタNが13以上の場合は、上
記ボーナス/CTカウンタ表示器21の7個のLED
(L〜L)を「赤色」で点灯させ(ST29)、S
T37の処理に移る。
【0117】一方、ステップ28の判定において、カウ
ンタNが12以下で、判定結果が“NO”の場合、次に
カウンタNが5以上かを判定する(ST30)。“YE
S”の場合、即ちカウンタNが5以上の場合は、上記ボ
ーナス/CTカウンタ表示器21の7個のLED(L
〜L)を「橙色」で点灯させ(ST31)、ST37
の処理に移る。
【0118】一方、ステップ30の判定において、カウ
ンタNが4以下で、判定結果が“NO”の場合、次にカ
ウンタNが3以上かを判定する(ST32)。“YE
S”の場合、即ちカウンタNが3以上の場合は、上記ボ
ーナス/CTカウンタ表示器21の7個のLED(L
〜L)を「緑色」で点灯させ(ST33)、ST37
の処理に移る。
【0119】一方、ステップ32の判定において、カウ
ンタNが2以下で、判定結果が“NO”の場合、次にカ
ウンタNが1以上かを判定する(ST34)。“YE
S”の場合、即ちカウンタNが1以上の場合は、上記ボ
ーナス/CTカウンタ表示器21の全てのLED(L
〜L)を「緑色」で点灯させ(ST35)、ST37
の処理に移る。
【0120】一方、ステップ34の判定において、カウ
ンタNが0で、判定結果が“NO”の場合、上記ボーナ
ス/CTカウンタ表示器21の全てのLED(L〜L
)を消灯させ(ST36)、ST37の処理に移る。
【0121】続いて、ステップ37において、カウンタ
Tが10以上か判定する。カウンタTが9以下でCT遊
技の残り回数が終わりに近づき、判定結果が“NO”の
場合、報知手段である、演出ランプ23の表示、停止ボ
タン7L,7C,7Rの表示及びスピーカ42からの音
声を、遊技できる回数が残り少なくなり、CT遊技が終
わりに近づいたことを知らせる「状況3」の態様にする
(ST38)。「状況3」の態様については後に説明す
る。
【0122】ST12において解除条件が成立し、“Y
ES”と判定されると、次に、その解除条件はBB遊技
の当選かが判定される(ST39)。“YES”と判定
されるとBB遊技が実行され(ST40)、終了後カウ
ンタN、カウンタTを0にして(ST41〜44)、上
記ボーナス/CTカウンタ表示器21の全てのLED
(L〜L)を消灯させ(ST45)、一般遊技の再
開(ST46)に至り、CT遊技は終了する。
【0123】ST39の判定結果が“NO”のとき、即
ち、BBの当選がなかったときは、カウンタNが0かを
判定し(ST41)、“NO”のときは、カウンタNを
0にし(ST42)、続いて、カウンタTが0かを判定
し(ST43)、“NO”のときは、カウンタTを0に
し(ST44)、上記ボーナス/CTカウンタ表示器2
1の全てのLED(L〜L)を消灯させて(ST4
5)、一般遊技を再開し(ST46)、CT遊技を終了
する。
【0124】上記のST1、14、及び38における報
知手段の「状況1」、「状況2」、「状況3」及び「状
況4」の各報知態様は報知の目的に合わせて設定され
る。
【0125】「状況1」の態様は、CT遊技であること
を遊技者に知らせるもので、一般遊技、BB遊技、RB
遊技と異なる状態にする。例えば、CT突入報知ランプ
20を点灯させると共に、演出ランプ23の点滅状態を
変化させたり、全ての停止ボタンを点滅させたり、異な
る音声を発生したりする。
【0126】「状況2」の態様は、遊技者のメダルの消
費枚数が入賞により獲得したメダル数を大きく上回り、
損失が発生していることを知らせるもので、演出ランプ
23の点滅状態を「状況1」と異ならせて遊技者の注意
を喚起する。更に、リール4Lとリール4Cが停止した
後にリール4Rの停止ボタン9Rを操作すると図柄は揃
い易いので、停止ボタン9Lだけを点滅させたり、停止
ボタンの光る順序を最初に停止ボタン9L、次に停止ボ
タン9C、最後に停止ボタン9Rとしたりして、停止ボ
タンの操作順序を教示したりする。更に、「状況1」と
異なる音声を発生し注意を喚起したりする。
【0127】「状況3」の態様は、CT遊技の可能回数
が残り僅かでCTの終わりが近づいていることを知らせ
るもので、演出ランプ23の点滅状態を「状況1」と異
ならせたり、「状況2」と同様に、遊技者が限られた遊
技回数で図柄入賞を数多く果せるように停止ボタンの光
る順序で操作する停止ボタンの順序を教示したり、「状
況1」と異なる音声を発生したりする。「状況3」の態
様は、「状況2」の態様と同じであってもよいが、例え
ば演出ランプ23の点滅速度を速めたり、停止ボタンの
点滅速度または停止ボタンの光る順序の移り変わる速度
をはやめたり、異なる警告音を発生するなど、「状況
2」と異なる態様として目的とする情報を報知するよう
にしてもよい。
【0128】また、ボーナス/CTカウンタ表示器21
は、上記のように純増枚数のカウント数を表示するほ
か、BB中のJACゲームの消化数も表示する。
【0129】BB遊技中にRB遊技が発生すれば、全て
(8個)の3色LED(L〜L)を「緑色」で点灯
し、その後、JACゲームに入賞する毎に、L→L
→…→L→Lの順番で、LEDを1個ずつ「赤色」
に変色させる。すなわち、「赤色」に変色したLEDの
数は、JACゲームに入賞可能な回数「8回」のうちの
消化数を示す。従って、JACゲーム入賞が8回発生す
れば8個の3色LED(L〜L)が全て「赤色」で
点灯している状態となる。
【0130】そして、2回目のRB遊技が発生すれば、
8個の3色LED(L〜L)が全て「赤色」で点灯
している状態から、JACゲームに入賞する毎に、L
→L →…→L→Lの順番で、LEDを1個ずつ消
灯させる。従って、2回目のRB遊技では、JACゲー
ム入賞が8回発生すれば8個の3色LED(L
)が全て消灯している状態となる。
【0131】次に、上記のLEDによるボーナス/CT
カウンタ表示器21に代えて、液晶表示装置等の電気的
画像表示装置を用いた場合の報知態様について説明す
る。
【0132】図10は、表示窓4L,4C,4Rの下部
に電気的画像表示装置として液晶表示装置30を設けた
場合のパネル表示部2aを示す。この液晶表示装置30
では、上述のボーナス/CTカウンタ表示器21での表
示と同様、CT抽選ルーレット表示、CT中の純増枚数
のカウント数表示、BB中のJACゲーム消化数表示等
が行なわれる。
【0133】図11〜図13は、この液晶表示装置30
における表示例を示す。ここでは、前述の図6における
表示内容を、液晶表示装置30の画面上に表示してお
り、画面上部には、上記8個のLEDを擬似的に表示し
て、おおまかな純増枚数を示し、画面中央には、遊技者
が狙うべきシンボルを示す画像を表示する。更に、画面
下部には、遊技者に対するメッセージが文字によって表
示される。
【0134】図11は、前述のボーナス/CTカウンタ
表示器21の段階4(図6)の表示内容を液晶表示装置
30の画面上に表示している場合で、画面中央には、遊
技者が狙うべきシンボルとして「デカチリ」の画像を直
接表示する。更に、画面下部には、遊技者に対するメッ
セージとして「デカチリを狙うのだ」との文字が表示され
る。
【0135】図12は、前述のボーナス/CTカウンタ
表示器21の段階9(図6)の表示内容を液晶表示装置
30の画面上に表示している場合で、画面中央には、遊
技者が狙うべきシンボルとして「帽子」の画像を直接表
示する。更に、画面下部には、遊技者に対するメッセー
ジとして「帽子を狙うのだ」との文字が表示される。
【0136】図13は、前述のボーナス/CTカウンタ
表示器21の段階11(図6)の表示内容を液晶表示装
置30の画面上に表示している場合で、画面中央には、
遊技者が狙うべきシンボルとして「サボテン」の画像を
直接表示する。更に、画面下部には、遊技者に対するメ
ッセージとして「サボテンを狙うのだ」との文字が表示さ
れる。
【0137】このような電気的画像表示装置によれば、
遊技者が狙うべきシンボルを直接表示したり、遊技状態
を把握しやすくするような具体的な表示が可能となる。
【0138】なお、上記CT抽選ルーレット表示やBB
中のJACゲーム消化数表示についても、8個のLED
を擬似的に表示することで実現できる。更に、電気的画
像表示装置によれば、その他の様々な表示が可能で、例
えば、純増枚数を棒グラフや円グラフ等によって表わす
こともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のスロットマシンの外観を示す
正面図。
【図2】実施例のスロットマシンに用いられる回路構成
を示すブロック図。
【図3】実施例のスロットマシンのシンボル列を表す
図。
【図4】実施例の各入賞役とメダル配当枚数を示す図。
【図5】実施例のパネル表示部の拡大正面図。
【図6】ボーナス/CTカウンタ表示器の表示態様を示
す図。
【図7】実施例のスロットマシンのCT遊技の制御動作
を示すフローチャート。
【図8】図7に続くCT遊技の制御動作を示すフローチ
ャート。
【図9】実施例のスロットマシンのCT遊技の解除条件
成立後の制御動作を示すフローチャート。
【図10】液晶表示装置を備えたパネル表示部を示す拡
大正面図。
【図11】液晶表示装置における表示態様の一例を示す
図。
【図12】液晶表示装置における表示態様の別の例を示
す図。
【図13】液晶表示装置における表示態様のさらに別の
例を示す図。
【符号の説明】
1…スロットマシン、2…フロントドア、2a…パネル
表示部、3L,3C,3R…リール、4L,4C,4R
…表示窓、5…コイン投入口、6…スタートレバー、7
L,7C,7R…ストップボタン、8…入賞ライン、9
…有効化ランプ、10…台座部、11…1−BETスイ
ッチ、12…2−BETスイッチ、13…最大BETス
イッチ、14…C/Pスイッチ、15…コイン払出口、
16…コイン受け部、17…透音口、18…クレジット
表示カウンタ、19…払出し表示カウンタ、20…CT
突入報知ランプ、21…ボーナス/CTカウンタ表示
器、22…表示面、23…演出ランプ、30…液晶表示
装置。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】遊技に必要な複数の図柄を可変表示する可
    変表示手段と、該可変表示手段の可変表示を制御する制
    御手段とを備えた遊技機において、前記制御手段によ
    り、前記可変表示の停止時に表示すべき態様を決定し、
    その決定に基づいて前記可変表示を停止制御するが、遊
    技中所定の発生条件が成立してから所定の解除条件が成
    立するまでの期間中は、前記決定に基づいた停止制御を
    行わず、遊技者の停止操作に応じて前記可変表示を停止
    制御するように構成されると共に、前記期間中に遊技者
    が獲得した遊技媒体の数から遊技のために消費した遊技
    媒体の数を差し引いて得られる純増数が所定の数に達す
    ると、その数に応じて報知態様が変化する視覚的報知手
    段を備えたことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】請求項1記載の遊技機において、前記制御
    手段は、前記可変表示の停止時に表示される図柄態様が
    遊技者にとって有利な図柄態様となることを許可するか
    否かの判定と遊技者の停止操作のタイミングとによっ
    て、前記可変表示の停止時に表示すべき態様を決定し、
    前記期間中は、前記判定を行わず或いは前記判定を行っ
    てもその結果にかかわらず、遊技者の停止操作に応じた
    停止制御を行うことを特徴とする遊技機。
  3. 【請求項3】遊技に必要な複数の図柄を可変表示する可
    変表示手段と、該可変表示手段の可変表示を制御する制
    御手段とを備えた遊技機において、前記制御手段によ
    り、前記可変表示の停止時に表示すべき態様を決定し、
    その決定に基づいて前記可変表示を停止制御するが、遊
    技中所定の発生条件が成立してから所定の解除条件が成
    立するまでの期間中は、予め定めた第1の入賞役につい
    てのみ前記決定に基づいた停止制御を行い、予め定めた
    第2の入賞役については前記決定に基づいた停止制御を
    行わず、遊技者の停止操作に応じて前記可変表示を停止
    制御するように構成されると共に、前記期間中に遊技者
    が獲得した遊技媒体の数から遊技のために消費した遊技
    媒体の数を差し引いて得られる純増数が所定の数に達す
    ると、その数に応じて報知態様が変化する視覚的報知手
    段を備えたことを特徴とする遊技機。
  4. 【請求項4】請求項3記載の遊技機において、前記制御
    手段は、前記可変表示の停止時に表示される図柄態様が
    遊技者にとって有利な図柄態様となることを許可するか
    否かの判定と遊技者の停止操作のタイミングとによっ
    て、前記可変表示の停止時に表示すべき態様を決定し、
    前記期間中は、前記第2の入賞役については、前記判定
    を行わず或いは前記判定を行ってもその結果にかかわら
    ず、遊技者の停止操作に応じた停止制御を行うことを特
    徴とする遊技機。
  5. 【請求項5】前記報知態様の変化は、前記視覚的報知手
    段における色の変化であることを特徴とする請求項1又
    は3記載の遊技機。
  6. 【請求項6】前記視覚的報知手段は、表示素子によって
    構成され、前記純増数が所定の数に達すると、その数に
    応じて前記表示素子の色が変化することを特徴とする請
    求項1乃至5のいずれか記載の遊技機。
  7. 【請求項7】前記視覚的報知手段は、複数の表示素子に
    よって構成され、前記純増数に応じた数の表示素子が作
    動し、純増数が所定の数に達すると、当該作動した表示
    素子色が変化することを特徴とする請求項1乃至6のい
    ずれか記載の遊技機。
  8. 【請求項8】前記視覚的報知手段は、電気的画像表示装
    置で構成され、前記純増数が所定の数に達すると、その
    数に応じて前記電気的画像表示装置に表示される画像が
    変化することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか記
    載の遊技機。
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